JPH11315262A - ドライラミネート用一液型水性接着剤 - Google Patents
ドライラミネート用一液型水性接着剤Info
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- JPH11315262A JPH11315262A JP12311198A JP12311198A JPH11315262A JP H11315262 A JPH11315262 A JP H11315262A JP 12311198 A JP12311198 A JP 12311198A JP 12311198 A JP12311198 A JP 12311198A JP H11315262 A JPH11315262 A JP H11315262A
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Abstract
ラミネート用接着剤を提供する。 【解決手段】 (A)分子中に少なくとも1個のアルド
基またはケト基を有するカルボニル基含有不飽和モノマ
ーと他の不飽和二重結合を有する単量体からなる成分を
連鎖移動剤を用いて乳化重合し、得られた重量平均分子
量(Mw)/数平均分子量(Mn)比が2.5〜10.0
である合成樹脂エマルジョンに、(B)水溶性のジヒド
ラジン化合物を該エマルジョンの樹脂成分中のアルド基
又はケト基1モルに対して、0.5〜2モル配合してな
るドライラミネート用一液型水性接着剤。
Description
に関するものである。さらに詳しくは本発明は、プリン
トラミネート、フィルムラミネート等の各種ラミネート
用接着剤としてPET、OPP等のプラスチックフィル
ムとの密着性、耐熱性、耐溶剤性、耐光性(耐黄変
性)、初期接着性に優れたドライラミネート用一液型水
性接着剤に関するものである。
に高度な性能が要求されるため、水系では満足なものが
なく、溶剤系の独壇場となっていた。ところが近年省エ
ネルギーと環境保全の両面からラミネート用接着剤に無
溶剤化の要求が盛んとなり、特に最近、少量危険物取扱
法の改訂にともない、各ラミネートメーカーが共通の課
題として、溶剤系から無溶剤化への移行を迫られる状況
になってきた。
題が派生してくる。すなわち、の方法はコストが高
く、また設備の改良が必要なため、溶剤系からの切り替
えには問題がある。の方法は同様にコストアップの
問題が有り更には接着剤の凝集力、耐熱性等に問題が残
る。の方法では、接着剤の粘度を下げるため、予備加
熱、ロール加熱、供給装置を必要とする。
れている溶剤系接着剤用マシンをほとんど改造すること
なく乾燥システムの改造等一部改造で使用可能であり、
かつ接着性、耐熱性、耐溶剤性、耐光性(耐黄変性)、
そして初期接着性に優れ、さらに安定性、および作業性
の良好な一液型水性接着剤の開発を目的とする。
の技術の問題点を解決すべく鋭意研究した結果、特定の
単量体成分を乳化重合して得られる合成樹脂エマルジョ
ンに対し、特定量のジヒドラジン化合物を配合してなる
合成樹脂エマルジョンが、前記目的を有効に達し、実用
的には従来の溶剤系接着剤に匹敵又はそれを凌駕する極
めて優れたドライラミネート用一液型水性接着剤となり
得ることを見出し本発明に到達した。
分子中に少なくとも1個のアルド基またはケト基を有す
るカルボニル基含有不飽和モノマーを1.0〜10重量
部含み残部が他の不飽和二重結合を有する単量体からな
る成分100重量部に対して(2)連鎖移動剤を0.2
〜3.0重量部用いて乳化重合し、得られた(3)エマ
ルジョンを構成するポリマーの重量平均分子量(Mw)
が2万〜40万で且つ重量平均分子量(Mw)/数平均
分子量(Mn)比が2.5〜10.0である合成樹脂エマ
ルジョンに、(B)(1)水溶性のジヒドラジン化合物
を該エマルジョンの樹脂成分中のアルド基又はケト基1
モルに対して、0.5〜2モル配合してなるドライラミ
ネート用一液型水性接着剤を提供するものである。
樹脂エマルジョンの製造の際に、該連鎖移動剤もしくは
該連鎖移動剤と反応媒体を先に仕込み、次いで残余の乳
化重合成分を添加して乳化重合し、これに水溶性のジヒ
ドラジン化合物を配合することを特徴とする、ドライラ
ミネート用一液型水性接着剤の製造方法を提供するもの
である。
製造するために使用される(1)成分の分子中に少なく
とも1個のアルド基またはケト基を有するカルボニル基
含有不飽和モノマーは、重合可能なモノオレフィン性ア
ルド化合物またはケト化合物であり、特に重要なものは
アクロレイン、ジアセトンアクリルアミド、ホルミルス
チロール、4〜7個の炭素原子を有するビニルアルキル
ケトン、例えばビニルメチルケトン、あるいは次の一般
式:
は1〜3個の炭素原子を有するアルキル基、R3は1〜
3個の炭素原子を有するアルキル基、そしてR4は1〜
4個の炭素原子を有するアルキル基を意味する)で表さ
れるアクリルまたはメタクリルオキシアルキルプロパナ
ール、アセトニトリルアクリレート、ジアセトンアクリ
レート、ジアセトンメタクリレート、2−ヒドロキシプ
ロピルアクリレート−アセチルアセテート、ブタンジオ
ール−1,4−アクリレート−アセチルアセテート等が
あげられる。特に好ましいものはジアセトンアクリルア
ミド、アクロレイン、およびビニルメチルケトン等であ
る。これらの単量体は共重合体中に2種以上併用しても
よい。
しては、最終的に生成した合成樹脂エマルジョンに後添
加されるジヒドラジン化合物と反応し、皮膜形成時に常
温または低温で架橋することにより、ラミネート用接着
剤として使用したときに、被着体として用いられるPE
T、OPP等の各種プラスチックフィルム間に強固な接
着力を付与し、ラミネーションに必要な極めて高い耐熱
性と耐溶剤性を付与する。
マーの使用量は、他の不飽和二重結合を有する単量体と
の合計量100重量部に対して、1.0〜10重量部、
好ましくは3.0〜5.0重量部である。カルボニル基含
有不飽和モノマーの使用量が1.0重量部未満の場合に
は、前記ラミネート接着剤として必要な接着力、耐熱
性、耐溶剤性が不十分であり、10重量部より多い場合
には架橋が高度に進みすぎ、合成樹脂エマルジョンのポ
ットライフに問題を生じ、また接着剤として用いた場
合、皮膜の凝集力が強すぎて接着力を逆に落とす結果と
なり、好ましくない。
用される不飽和二重結合を有する単量体は、本発明にお
いて、(1)成分として使用される分子中に少なくとも
1個のアルド基またはケト基を有するカルボニル基含有
不飽和モノマーを除く、他の不飽和二重結合を有する単
量体であれば、いずれも使用することができる。このよ
うな単量体の代表例としては、メチルアクリレート、エ
チルアクリレート、イソプロピルアクリレート、n−プ
ロピルアクリレート、n−ブチルアクリレート、イソブ
チルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、
n−オクチルアクリレート、イソオクチルアクリレー
ト、ノニルアクリレート等のアクリル酸エステル類;メ
チルメタアクリレート、n−ブチルメタアクリレート、
イソブチルメタアクリレート、2−エチルヘキシルメタ
アクリレート等のメタアクリル酸エステル類;酢酸ビニ
ル、プロピオン酸ビニル、アクリロニトリル、メタアク
リロニトリル、スチレン、ビニルトルエンや官能基モノ
マー、例えばアクリルアミド、メタクリルアミド、N−
メチロールアクリルアミド、N−メチロールメタアクリ
ルアミド等のN−アルキロール誘導体;各種カルボン酸
系モノマー、例えばアクリル酸、メタクリル酸、無水マ
レイン酸、イタコン酸、β−カルボキシエチルアクリレ
ート、さらに2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレー
ト、ヒドロキシルプロピルアクリレート等の水酸基含有
単量体;グリシジルアクリレート、グリシジルメタアク
リレート等のエポキシ基含有単量体;シビニルベンゼ
ン、ジアリルフタレート、ジエチレングリコールジメタ
アクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレー
ト、トリメチロールプロパントリメタアクリレート等の
多官能不飽和単量体;ビニルトリエトキシシラン、ビニ
ルトリ(2−メトキシエトキシ)シラン、γ−グリシド
キシプロピルメチルジエトキシシラン、γ−メタクリロ
キシプロピルトリメトキシシラン等のビニルアルコキシ
シラン類とグリシドキシアルコキシシラン類単量体等が
挙げられる。
用される(2)連鎖移動成分は、ビニル系単量体の重合
に用いられる一般的な連鎖移動剤であればいかなるもの
でもよい。具体例としては、ラウリルメルカプタン、2
−メルカプトエチルアルコール、ドデシルメルカプタ
ン、ベンゼンチオエタノール、メルカプトコハク酸、ブ
チルメルカプタン等のメルカプタン類;メチルアルコー
ル、n−プロピルアルコール、イソプロピルアルコー
ル、t−ブチルアルコール、ベンジルアルコール等のア
ルコール類等があげられる。これらの連鎖移動剤は、単
独または2種以上併用することができる。
を下げ、各種ポリオレフィンフィルムまたはポリ塩化ビ
ニル等の基材に対するヌレ性を向上させることにより密
着性の向上をはかり、接着性を向上させる役割を果た
す。連鎖移動剤の使用量は不飽和二重結合を有する単量
体100重量部に対して0.2〜3.0重量部、より好ま
しくは0.4〜2.0重量部である。3.0重量部より多
い場合にはポリマーが低分子量化しすぎ、耐熱性、耐溶
剤性の低下が生じ、また反応停止効果が出るため、反応
性の低下が生じた。0.2重量部以下の場合は、接着不
良、特に初期接着性の低下が生じた。本発明の合成樹脂
エマルジョンの製造には、通常の乳化重合方法が採用さ
れるが、更に、基材に対するヌレ性と、貼合後の接着力
を発現させるために必要な凝集力を維持するために、分
子量分布を広げ、低分子領域による基材へのヌレ性と、
高分子領域による凝集力の維持が必要となる。
め添加することにより、反応スタート段階での低分子領
域の生成、及び、重合後半のゲル効果による高分子領域
の生成により、生成ポリマーの分子量分布を広げること
が出来、重量平均分子量(Mw)/数平均分子量(M
n)比は2.5〜10の範囲が好ましく、より好ましく
は2.5〜8である。
(Mn)比が2.5未満の場合や10.0を越える場合に
は、凝集力とヌレ性の相反する性能の両立が得られなか
った。又、重量平均分子量(Mw)は2万〜40万の範
囲が好ましく、より好ましくは2.5万〜35万であ
る。2万より少ない場合は、接着後の凝集力が低く耐熱
性の低下が著しく、又40万を越えると、初期接着性の
低下が見られた。乳化重合方法については改めて説明す
るまでもないが、適当なノニオン系界面活性剤、アニオ
ン系界面活性剤や反応性界面活性剤等の界面活性剤また
は保護コロイドの存在下に単量体を水中に乳化状態に分
散せしめ、一般には水溶性触媒を用いて重合させる。
い範囲にわたって変えられるが、円滑な製造および実用
上の制約の両面から考えて、30〜70%が適当であ
る。次に、本発明の一液型水性接着剤は、前記(A)成
分の合成樹脂エマルジョンに対して、水溶性のジヒドラ
ジン化合物を配合することによって調整される。ジヒド
ラジン化合物の代表例としては、修酸ジヒドラジド、マ
ロン酸ジヒドラジド、こはく酸ジヒドラジド、グルタル
酸ジヒドラジド、アジピン酸ジヒドラジド、セバシン酸
ジヒドラジド等の水溶性の脂肪族ジヒドラジン化合物が
あげられる。
ては、前記したとおり、皮膜形成時における合成樹脂エ
マルジョン中のカルボニル基との架橋反応によりプリン
トラミネート用接着剤として使用したときに強力な接着
力、耐熱性、耐溶剤性等の諸性能を向上させるという機
能を発揮する。ジヒドラジン化合物の配合量は、合成樹
脂エマルジョンの樹脂成分中のアルド基またはケト基1
モルに対して、0.5〜2モル、好ましくは0.5〜1モ
ルである。ジヒドラジン化合物の配合量が0.5モル未
満では、架橋効率は上がらず、耐熱性、耐溶剤性が向上
しない欠点がある。また、ジヒドラジン化合物の配合量
が2モルより多い場合は、ジヒドラジン化合物の析出、
架橋が速すぎることによる接着不良を起こす欠点があ
る。
液であり、溶剤を含まないために火災の危険、安全性、
環境問題等いっさいなく、また性能面においても本発明
の接着剤を用いて加工したラミネート品は、従来市場で
使用されている溶剤系ウレタン等の溶剤系接着剤を用い
て加工したラミネート品に匹敵、またはそれを凌駕する
ものである。本発明の一液型水性接着剤には、必要に応
じてアンモニア、各種のアミン、各種消泡剤、防腐剤、
各種増粘剤、レベリング剤等添加してもよいことは言う
までもない。
をさらに詳細に説明する。なお、実施例および比較例中
の部および%は重量基準である。 (実施例1)撹拌機、温度計、還流冷却機、滴下ロート
を有する容器中に、イオン交換水を15部、イソプロピ
ルアルコールを0.5部仕込み80℃まで昇温した。一
方、イオン交換水19.7部、スチレン20部、ブチル
アクリレート20部、メチルメタクリレート6.9部、
ジアセトンアクリルアミド(DAA)2部、レベノール
WZ(ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸ソー
ダ、アニオン系、花王(株)製)2部をホモミキサーで
乳化し、混合乳化液をつくった。上記の容器中に、混合
乳化液全量の5%をプレチャージし、同時に5%過硫酸
アンモニウム水溶液0.2部を添加して乳化重合を開始
した。次いで、15分後に残りの混合乳化液と5%過硫
酸アンモニウム1部をそれぞれ3時間かけて滴下した。
この間容器内は80℃に保った。滴下終了後、1時間8
0℃に保ち、熟成を行った。その後冷却を開始し、30
℃まで冷却して合成樹脂エマルジョンを得た。このエマ
ルジョンの構成ポリマーのMw、Mn、およびMw/M
nは表1に示すとおりである。この得られた合成樹脂エ
マルジョンに、アンモニア水を0.3部、10%アジピ
ン酸ジヒドラジド水溶液10.3部(DAAm1モルに
対して0.5モル)を添加して一液型水性接着剤を得
た。得られた一液型水性接着剤の固形分濃度は52.1
%であった。
ジピン酸ジヒドラジド水溶液の使用量を20.6部に増
やした以外は、実施例1と同様に行った。得られた一液
型水性接着剤の固形分濃度は48.1%であった。
ジピン酸ジヒドラジド水溶液の使用量を41.2部に増
やした以外は、実施例1と同様に行った。得られた一液
型水性接着剤の固形分濃度は42.0%であった。
ンアクリルアミドの使用量を4.0部に増し、10%ア
ジピン酸ジヒドラジド水溶液の使用量を20.6部に増
した以外は、実施例1と同様に行った。得られた一液型
水性接着剤の固形分濃度は49.0%であった。
ピルアルコールの使用量を0.25部に減らした以外
は、実施例1と同様に行った。得られた一液型水性接着
剤の固形分濃度は52.0%であった。
ピルアルコールの使用量を1.0部に増した以外は、実
施例1と同様に行った。得られた一液型水性接着剤の固
形分濃度は52.3%であった。
ピルアルコールの変わりにドデシルメルカプタンを0.
2部使用した以外は、実施例1と同様に行った。得られ
た一液型水性接着剤の固形分濃度は52.0%であっ
た。
ンアクリルアミドと後添のアジピン酸ジヒドラジドを使
用せず、イオン交換水を10.3部加えた以外は、実施
例1と同様に行った。得られた一液型水性接着剤の固形
分濃度は50.0%であった。
ンアクリルアミドの使用量を6.0部に増し、10%ア
ジピン酸ジヒドラジド水溶液の使用量を30.9部に増
した以外は、実施例1と同様に行った。得られた一液型
水性接着剤の固形分濃度は46.6%であった。
ジピン酸ジヒドラジド水溶液を使用せず、イオン交換水
を10.3部添加した以外は、実施例1と同様に行っ
た。得られた一液型水性接着剤の固形分濃度は51.0
%であった。
ジピン酸ジヒドラジド水溶液の使用量を51.5部に増
やした以外は、実施例1と同様に行った。得られた一液
型水性接着剤の固形分濃度は39.6%であった。
ピルアルコールの使用量を0部に減らした以外は、実施
例1と同様に行った。得られた一液型水性接着剤の固形
分濃度は51.8%であった。
ピルアルコールの使用量を2.0部にした以外は、実施
例1と同様に行った。得られた一液型水性接着剤の固形
分濃度は52.8%であった。
メルカプタンの使用量を0.05部に減らした以外は、
実施例7と同様に行った。得られた一液型水性接着剤の
固形分濃度は51.8%であった。
メルカプタンの使用量を0.5部にした以外は、実施例
7と同様に行った。得られた一液型水性接着剤の固形分
濃度は52.0%であった。
用いたイソプロピルアルコールを除いて、混合乳化液に
混ぜた以外は、実施例1と同様に行った。得られた一液
型水性接着剤の固形分濃度は51.8%であった。
ロピルアルコールの使用量を1.5部にした以外は、比
較例9と同様に行った。得られた一液型水性接着剤の固
形分濃度は52.5%であった。
ン(ポリオール/イソシアナート系)。
液型水性接着剤、および比較例8の溶剤系二液ウレタン
を用い、下記に示す物性試験を行った。結果を表1にま
とめて示す。
3で合成樹脂エマルジョンまたは市販品の溶剤系二液ウ
レタンを塗布。 風乾5分 印刷紙に樹脂面を重ね、ヒートカレンダーでヒート
シール。(温度80℃、貼合0.1秒)
ゲル・パーミネーション・クロマトグラフ(GPC法)
により、標準ポリスチレンを基準として測定した。
剥し、その状態を観察した。◎ 印刷面が全面取れる。 ○ 印刷面が半分以上取れる。 △ 印刷面が部分的に取れる。 × 界面剥離又は接着不良。
ターの炎を近づけ、OPPフィルムの浮き等の状態を観
察(試料作製24時間後)。 ◎ OPP溶融又は印刷面を全部取ってふくれる。 ○ 印刷面を一部取ってふくれる。 × OPP/印刷紙界面又は樹脂の凝集破壊によりふく
れる。
フィルムを剥し、その状態を観察。 ◎ 印刷面全面取れる ○ 印刷面半分以上とる △ 印刷面部分的に取れる × 界面剥離又は接着不良
水性接着剤は、密着性、耐熱性、初期接着性において、
溶剤系二液ウレタンと同等以上の性能を示すことがわか
り、ドライラミネート用接着剤として有用であることが
わかる。溶剤をしないので、環境汚染、火災等の危険が
なく、プリントラミネート、フィルムラミネート等の各
種ラミネート用接着剤として有用である。
Claims (5)
- 【請求項1】 (A)(1)分子中に少なくとも1個の
アルド基またはケト基を有するカルボニル基含有不飽和
モノマーを1.0〜10重量部含み残部が他の不飽和二
重結合を有する単量体からなる成分100重量部に対し
て(2)連鎖移動剤を0.2〜3.0重量部用いて乳化重
合し、得られた(3)エマルジョンを構成するポリマー
の重量平均分子量(Mw)が2万〜40万で且つ重量平
均分子量(Mw)/数平均分子量(Mn)比が2.5〜
10.0である合成樹脂エマルジョンに、(B)水溶性
のジヒドラジン化合物を該エマルジョンの樹脂成分中の
アルド基又はケト基1モルに対して、0.5〜2モル配
合してなるドライラミネート用一液型水性接着剤。 - 【請求項2】 連鎖移動剤がメルカプタンである請求項
1に記載のドライラミネート用一液型水性接着剤。 - 【請求項3】 連鎖移動剤がアルコールである請求項1
に記載のドライラミネート用一液型水性接着剤。 - 【請求項4】 エマルジョンを構成するポリマーの重量
平均分子量(Mw)/数平均分子量(Mn)比が2.5
〜8である、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の
ドライラミネート用一液型水性接着剤。 - 【請求項5】 (A)(1)分子中に少なくとも1個の
アルド基またはケト基を有するカルボニル基含有不飽和
モノマーを1.0〜10重量部含み残部が他の不飽和二
重結合を有する単量体からなる成分100重量部に対し
て(2)連鎖移動剤を0.2〜3.0重量部用いて乳化重
合し、得られた(3)エマルジョンを構成するポリマー
の重量平均分子量(Mw)が2万〜40万で且つ重量平
均分子量(Mw)/数平均分子量(Mn)比が2.5〜
10.0である合成樹脂エマルジョンに、(B)水溶性
のジヒドラジン化合物を該エマルジョンの樹脂成分中の
アルド基又はケト基1モルに対して、0.5〜2モル配
合してなるドライラミネート用一液型水性接着剤の製造
方法において、該連鎖移動剤もしくは該連鎖移動剤と反
応媒体を先に仕込み、次いで残余の乳化重合成分を添加
して乳化重合することを特徴とする、ドライラミネート
用一液型水性接着剤の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12311198A JP4026096B2 (ja) | 1998-05-06 | 1998-05-06 | ドライラミネート用一液型水性接着剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12311198A JP4026096B2 (ja) | 1998-05-06 | 1998-05-06 | ドライラミネート用一液型水性接着剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11315262A true JPH11315262A (ja) | 1999-11-16 |
JP4026096B2 JP4026096B2 (ja) | 2007-12-26 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4026096B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006219511A (ja) * | 2005-02-08 | 2006-08-24 | Daicel Chem Ind Ltd | ラミネート用一液型水性接着剤組成物 |
-
1998
- 1998-05-06 JP JP12311198A patent/JP4026096B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006219511A (ja) * | 2005-02-08 | 2006-08-24 | Daicel Chem Ind Ltd | ラミネート用一液型水性接着剤組成物 |
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---|---|
JP4026096B2 (ja) | 2007-12-26 |
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