JPH11314919A - 表面改質マグネタイト粒子及びその製造方法、並びにその用途 - Google Patents

表面改質マグネタイト粒子及びその製造方法、並びにその用途

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JPH11314919A
JPH11314919A JP12479098A JP12479098A JPH11314919A JP H11314919 A JPH11314919 A JP H11314919A JP 12479098 A JP12479098 A JP 12479098A JP 12479098 A JP12479098 A JP 12479098A JP H11314919 A JPH11314919 A JP H11314919A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の磁性トナー用マグネタイト粒子に比
べ、帯電量が大きく、撹拌トルクが小さく、更に吸着水
分量が低いマグネタイト粒子を製造する。 【解決手段】 湿式合成マグネタイトをスラリー化した
後、続けて水可溶性アルミニウム塩を所定量添加しpH
調整し、更にコロイダルシリカを所定量添加しpH調整
する。場合によっては、さらにシリコーンオイル及び/
またはカップリング剤を被覆する。その後、ろ過、洗
浄、乾燥を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真用磁性ト
ナー等に好適に用いられる表面改質マグネタイト粒子及
びその製造方法、並びにその用途に関する。
【0002】
【従来の技術】静電潜像の現像方法として、キャリアを
使用せずに、結着樹脂中に磁性体微粉末を含有させた、
いわゆる一成分磁性現像剤を用いる方法がある。このタ
イプのトナーはキャリヤ粒子を用いた、いわゆる二成分
現像剤に比べてトナー粒子に付与される帯電量の絶対値
が低くなり、特に高温高湿の環境下では画像濃度が低下
しやすいという問題点を有している。
【0003】このようなトナー粒子に付与される帯電量
を改善するための試みとして、従来より、マイナス帯電
の大きな物質として知られているシリカ粒子をマグネタ
イト粒子表面に存在させて、マグネタイト粒子の帯電や
流動性を改良しようとすることが行われている。
【0004】例えば、特開平5−213620号公報で
は内部に珪素成分を含有し、且つ表面に珪素成分が露出
している球状マグネタイト粉末が開示されている。ま
た、特開昭54−139544号公報、特開昭61−5
3660号公報、特開平2−73367号公報、特開平
4−162651号公報、特開平7−110598号公
報では、湿式法によって生成した各種形状のマグネタイ
ト粒子の粒子表面に珪素やアルミニウムの水酸化物また
は酸化物もしくは当該両化合物を付着、被覆する方法が
開示されている。
【0005】しかしながら、これらは珪素源として珪酸
ソーダのごとき水可溶性珪酸塩を用いるために析出する
シリカは微細で水酸基を多くもったアモルファス状態と
なる。そのため水可溶性アルミニウム塩を加えてもアル
ミニウム元素はアモルファスシリカの表面にとどまるこ
となく、網目状の構造の中に取り込まれて効果的に働か
ず、ろ過工程で強いチキソトロピーを呈するので製造に
支障をきたす問題がある。
【0006】一般にセラミックスの粒界において絶縁層
の厚みが薄い場合にはトンネル効果で電気が流れること
が知られている。従ってマグネタイト粒子の抵抗を上
げ、帯電量の絶対値を上げるためにはシリカの絶縁層を
厚く作らなければならず、このため水可溶性珪酸塩を用
いて抵抗が高くなるほどにシリカの被覆を行えばシリカ
量の増加に伴いますますろ過性が悪くなり製造が困難と
なる。
【0007】一方、シリカ源としてコロイダルシリカを
用いればろ過性を損なうことなくマグネタイト粒子表面
に厚い絶縁層を作ることができる。その反面、例えば特
開平2−280301号公報、特開平06−43687
号公報、特開平07−267646号公報では、亜鉛を
含む磁性体粉末の表面にコロイダルシリカを吸着処理す
ることによって目的の粒子を得ているが、これらの方法
ではコロイダルシリカと磁性体粒子表面は亜鉛化合物を
介した静電的な結合でしかなく、摩擦のごとき機械的な
衝撃でシリカ粒子が剥離し易く効果が半減する。また、
亜鉛化合物は基体のマグネタイト粒子内部にドープされ
るため電気を伝えやすく絶縁性を高める効果は少ない。
【0008】また、特開昭53−36538号公報では
酸化鉄(Fe23)粒子表面にコロイダルシリカを沈析
させた後、さらにその表面に水可溶性アルミニウム塩も
しくは水酸化アルミニウムコロイドを用いて水酸化アル
ミニウムを重ねて沈積させる方法が開示されている。し
かしながら、この方法は粒子表面に水酸化アルミニウム
が析出しており、アルミニウムはプラス帯電の大きな物
質であり一成分現像剤用のマグネタイトには適用できな
い。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の課題を
解決することを目的とし、一成分磁性現像剤に好適に使
用できる高い電気抵抗と高い帯電量、及び小さい撹拌ト
ルクを有するマグネタイト粒子を提供しようとするもの
である。
【0010】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明の表面改
質マグネタイト粒子は、マグネタイト粒子の表面が、ア
ルミナの水和物もしくはアルミナゾルを含む第1層で被
覆され、さらに当該第1層の表面がコロイダルシリカを
原料とするシリカ粒子からなる第2層で被覆されている
ことを特徴とする。上記第1層の成分は、上記第2層の
シリカ成分と反応して形成される化合物を含んでいても
良い。上記第1層は、例えば、0.001〜0.05μ
mの範囲とすることができる。また上記第2層はシリカ
粒子の一層吸着であることが好ましい。
【0011】上記表面改質マグネタイト粒子において
は、粉体の電気抵抗が1×105Ω・cm以上であるこ
とが好ましい。
【0012】又、上記表面改質粒子では、粉体の帯電量
が−10μc/g以下であることが望ましい。
【0013】さらに、上記表面改質粒子では、攪拌トル
クが0.016Kg・m以下であることが好ましい。こ
こで、本明細書における攪拌トルクは、混合容器(株式
会社フロンテック製、JIS K6221−1982に
記載されたアブソープトメータ混合室に準拠したもの)
内に100mlの粉を入れ、撹拌した時の撹拌トルクを
測定することによって評価されたものであり、粉体の流
動性の指標として、攪拌トルクが小さい方が流動性が良
いと見なすことができる。
【0014】又、本発明の表面改質マグネタイト粒子に
おいては、第2層の表面が、シリコーンオイル層及び/
又はカップリング剤からなる層で被覆され、吸着水分量
が0.4%以下であることが好ましい。
【0015】本発明の表面改質マグネタイト粒子の製造
方法では、マグネタイト粒子を水でスラリー化した後、
水可溶性アルミニウム塩もしくはアルミナゾルをアルミ
ナに換算して0.1〜3重量%添加してpH6〜7に調
整し、更にコロイダルシリカをシリカに換算して0.5
〜10重量%添加してpH6〜7に調整した後、ろ過、
洗浄、乾燥することを特徴とする。
【0016】本発明の製造方法において、前記コロイダ
ルシリカを添加しpHを調整した後、さらにシリコーン
オイル及び/又はカップリング剤を粒子表面に被覆する
こともできる。
【0017】本発明の表面改質マグネタイト粒子を用い
て、デジタルやアナログ用の電子写真用磁性トナー、樹
脂分散型キャリア、又は樹脂組成物とすることもでき
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の表面改質マグネタ
イト粒子についてさらに詳しく説明する。本発明の表面
改質マグネタイト粒子は、具体的には、以下の方法で製
造することができる。
【0019】湿式合成マグネタイト粒子を水で100〜
200g/Lにスラリー化した後、続けて水可溶性アル
ミニウム塩もしくはアルミナゾルをアルミナに換算して
0.1〜3重量%添加しpH6〜7に調整した後、コロ
イダルシリカをシリカに換算して0.5〜10重量%添
加しpH6〜7に調整する。場合によっては、さらにシ
リコーンオイル及び/またはカップリング剤を被覆す
る。その後、ろ過、洗浄、乾燥を行う。
【0020】ここで、基体とするマグネタイト粒子は、
特に何ら制限されるものではないが、好適には水酸化第
一鉄を湿式空気酸化して得られる、マグネタイト粒子の
平均粒径が0.02〜0.5μm程度のものを用いるこ
とができる。また、マグネタイト粒子の特性改善のため
に、該粒子中に、Al、Si、Zn、Mn、Cu、N
i、Co、Mg、Cd、Cr、V、Mo、Ti、Sn等
の元素やその酸化物を含有していてもよい。また、粒子
の形状として、粒状、六面体、八面体、多面体等のもの
が使用でき、特に制限はないが、本発明の如く、粉体の
電気抵抗、帯電量、撹拌トルク等を重視する場合には粒
状のものが好ましい。
【0021】水可溶性アルミニウムとしては、硫酸アル
ミニウム、硝酸アルミニウム、塩化アルミニウム、塩基
性塩化アルミニウム、アルミン酸ナトリウム等がありい
ずれも使用できるが、硫酸アルミニウム及びアルミン酸
ナトリウムが好ましい。
【0022】アルミナゾルとしては5〜200mμの範
囲の大きさを持つアルミナの水和物であれば何れも使用
できる。
【0023】上記水可溶性アルミニウムもしくはアルミ
ナゾルは、アルミナに換算して0.1〜3重量%添加さ
れるが、0.2〜1.5重量%が好ましい。0.1重量%
より少ない場合はその上面に被覆されるコロイダルシリ
カが剥離し易くなり好ましくない。また、3重量%より
多い場合は水酸化アルミニウムからくる水分が多くな
り、トナーにしたときの環境安定性が悪くなるので好ま
しくない。
【0024】コロイダルシリカとしては、平均粒径が4
〜90mμの範囲のものであれば、いずれも使用できる
が、本発明の如く粉体の電気抵抗、帯電量、撹拌トルク
等を重視する場合には、基体のマグネタイトに対する粒
径比が1:5〜1:100のものが好ましい。
【0025】またコロイダルシリカは、シリカに換算し
て0.5〜10重量%添加されるが、1〜7重量%が好
ましい。0.5重量%より少ない場合は電気抵抗が十分
に上がらず好ましくない。また、10重量%より多い場
合はシリカが過剰となり、それ以上吸着しないので好ま
しくない。
【0026】pH調整にはアルカリまたは酸を使用し、
アルカリでは水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のア
ルカリ金属の水酸化物、水酸化マグネシウム、水酸化カ
ルシウム等のアルカリ土類金属の水酸化物などの各水溶
液、酸では硝酸、塩酸、硫酸、酢酸等が使用できる。
【0027】シリコーンオイルとしては、メチルシリコ
ーンオイル、ジメチルシリコーンオイル、アルキル変成
シリコーンオイル、脂肪酸変成シリコーンオイル、ポリ
オキシアルキル変成シリコーンオイル、フェニルメチル
シリコーンオイル、α−メチルスチレン変成シリコーン
オイル、フッ素変成シリコーンオイル等を使用すること
ができる。
【0028】カップリング剤としては、シランカップリ
ング剤、チタンカップリング剤、アルミネートカップリ
ング剤等が使用でき、好ましくは有機珪素化合物も含
み、例えばヘキサメチルジシラザン、ブチルトリメトキ
シシラン、ヘキシルトリメトキシシラン、デシルトリメ
トキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、γーメタク
リルオキシプロピルトリメトキシシラン、ビニルトリア
セトキシシラン、ジメチルジクロルシラン等のシランカ
ップリング剤が好ましい。
【0029】本発明の表面改質マグネタイト粒子が前述
の如き目覚ましい効果を有するのは、以下の理由による
ものである。
【0030】本発明の表面改質マグネタイト粒子の製造
過程において、アルミナの水和物を被覆したマグネタイ
ト粒子は水溶液中でプラス帯電を帯びており、後で添加
されるコロイダルシリカ(マイナス帯電)を静電的に均
一に結合させることができるが、前記コロイダルシリカ
は一層吸着までは速やかに吸着するものの、粒子表面が
マイナス帯電を帯びるためにこれ以上は吸着しない。そ
して乾燥時に、アルミナの水和物がコロイダルシリカと
珪酸アルミニウムの化合物をつくり、コロイダルシリカ
はゲル化し、強固にマグネタイト粒子表面に被覆される
と考えられる。即ち、この方法によれば自ずと剥離し難
い状態で最大量のシリカを被覆することができ、しかも
その被覆状態はこのマグネタイト粒子をpH9〜10の
弱アルカリ溶液中で超音波分散機によって強力に分散さ
せてもほとんど剥離しないほど強固なものである。
【0031】その結果、前述した如く粉体の電気抵抗が
1×105Ω・cm以上の高抵抗で粉体の帯電量が−10μ
c/g以下の高マイナス帯電のものが得られる。
【0032】また、この様にして得られたマグネタイト
粉は粒子表面に微細な凹凸ができていると推定され、混
合容器(株式会社フロンテック製、JIS K6221
−1982に記載されたアブソープトメータ混合室に準
拠したもの)内に100mlの粉を入れ、撹拌した時の
撹拌トルクの測定値が0.016Kg・m以下の流動性
が優れたものとなる。
【0033】また、この粒子に吸着水分量を少なくする
目的でシリコーン及びカップリング剤の少なくとも一種
を処理したものは吸着水分量が0.4%以下となり、よ
り環境安定性が優れたものとなる。
【0034】さらに、製造工程においてアルミナの水和
物とコロイダルシリカがヘテロ凝集するため、むしろシ
リカを被覆しないものよりもろ過性が良く、工業的にも
優れている。
【0035】本発明のマグネタイト粉末は、前記の特徴
を有するので、電子写真用磁性トナーを始め、樹脂分散
型キャリアや樹脂組成物にも有用である。
【0036】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに具体的に
説明するが、本発明は実施例によってなんら限定される
ものでない。実施例及び比較例に示す値の測定方法は次
の通りである。
【0037】粉体の電気抵抗はマグネタイト粒子5.0g
を220kg/cm2の加圧下でLCRメーター(YHP製4
261A)にて抵抗の測定を行い、その時の粒子粉末の
充填による厚みの補正を行った。
【0038】粉体の帯電量はマグネタイト粉末と還元鉄
粉(パウダーテック社製TEFV200/300)を混
合し、ブローオフ粉体帯電量測定装置(東芝ケミカル社
製TB−200)にて測定した。
【0039】粉体の流動性指標として、混合容器(株式
会社フロンテック製、JIS K6221−1982に
記載されたアブソープトメータ混合室に準拠したもの)
内に100mLの粉を入れ、撹拌した時の撹拌トルクを
測定した。撹拌トルクが小さい方が流動性がよいと見な
すことができる。
【0040】粉体の水分は、カール・フィッシャー電量
滴定法方式による平沼微量水分測定装置AQ−6形(平
沼産業製)を用い、100℃で測定される重量%で求め
た。
【0041】超音波分散によるシリカの剥離テストは、
まず超音波工業社製ウルトラソニックホモジナイザー、
UH−8−3A、19kHzを用いて、処理顔料10gにp
H10の水を加えて80mlとし、20分間分散させる。
その後磁石上でマグネタイトを凝集沈降させ上澄み液を
デカンテーションによって取り除き、残った顔料をろ
別、乾燥後蛍光X線によって超音波分散前後のシリカ量
を定量した。
【0042】ろ過試験は直径110mmのブフナーロート
にろ紙5Cを敷き、真空度400mmHgで40℃に調整し
た処理済み溶液200mlを濾過する。ロート上に液が無
くなるまでの時間を測定した。
【0043】実施例1 平均粒子径0.26μmでシリカを内部に0.80重量%
含んだマグネタイトを200g/Lのスラリー状態とす
る。室温でpH11に調整後、マグネタイト当たりアル
ミン酸ソーダ溶液でアルミナとして0.5重量%添加
し、徐々にpHを6まで下げ、マグネタイト粒子の表面
をアルミナの水和物で被覆する。続いて触媒化成工業製
のコロイダルシリカSI−50(粒子径19〜30m
μ)をマグネタイトに対してシリカとして6重量%添加
した。残りの溶液は定法に従ってろ過、洗浄、乾燥、粉
砕した。得られたマグネタイト粉の超音波分散によるシ
リカの剥離テスト、電気抵抗、帯電、水分量及び粉体ト
ルクを測定した。測定結果を表1に示す。得られたもの
はシリカの剥離はなく、電気抵抗が高く、帯電がマイナ
スに大きく且つ粉体トルクが小さいものであった。
【0044】実施例2 用いたコロイダルシリカを触媒化成工業製のコロイダル
シリカSI−550(粒子径4〜6mμ)に変更しマグ
ネタイトに対してシリカとして2.5重量%添加した以
外は実施例1と同様に行った。測定結果を表1に示す。
得られたものはシリカの剥離は少なく、電気抵抗が高
く、帯電がマイナスに大きく且つ粉体トルクが小さいも
のであった。
【0045】実施例3 アルミナの水和物として日産化学社製アルミナゾル−5
20をマグネタイト当たりアルミナとして0.5重量%
添加した以外は実施例2と同様に行った。測定結果を表
1に示す。得られたものはシリカの剥離は少なく、電気
抵抗が高く、帯電がマイナスに大きく且つ粉体トルクが
小さいものであった。
【0046】実施例4 実施例2の処理後のスラリーにシリコーンエマルション
を0.2重量%加え処理した。その後は実施例2と同様
に行った。測定結果を表1に示す。得られたものはシリ
カの剥離は少なく、電気抵抗が高く、帯電がマイナスに
大きく、粉体トルクが小さく且つ水分の少ないものであ
った。
【0047】比較例1 アルミニウム及びコロイダルシリカの被覆処理を行わな
かったものについての測定結果を表1に記す。粉体の電
気抵抗が低く、マイナス側の帯電も不十分であった。
【0048】比較例2 実施例1においてアルミナの水和物の被覆を行わなかっ
た以外実施例1と同様に行った。結果を表1に記す。超
音波分散においてコロイダルシリカが剥離した。
【0049】比較例3 実施例2においてコロイダルシリカの代わりに珪酸ソー
ダを用いた以外は実施例2と同様に行った。結果を表1
に記す。シリカは1.6%しか吸着せず、電気抵抗が高
くなかった。また、ろ過時間が570秒と極端に長かっ
た。
【0050】
【表1】
【0051】
【発明の効果】本発明の表面改質マグネタイト粒子は、
マグネタイト粒子の表面が、アルミナの水和物もしくは
アルミナゾルを含む第1層、コロイダルシリカを原料と
するシリカ粒子からなる第2層の順で被覆されているの
で、ろ過性を損なうことなく厚い絶縁層を形成すること
が可能となり、またマイナスの大きな帯電量を付与する
ことができると共に流動性が良好となる。また被覆層成
分同士の反応による化合物形成に起因する強固な結合が
得られ、被覆層が剥離し難いものとなる。
【0052】本発明のマグネタイト粒子は、電気抵抗が
1×105Ω・cm以上であり、また粉体の帯電量が−10
μc/g以下であるので、一成分磁性現像剤に好適に使用
できる。
【0053】また、本発明のマグネタイト粒子は、撹拌
トルクが0.016Kg・m以下であるので流動性に優
れ、一成分磁性現像剤に好適に使用できる。
【0054】また、本発明のマグネタイト粒子は、シリ
コーンオイル及び/またはカップリング剤が処理されて
いるので、吸着水分量が0.4%以下と吸着水分量が少
ないものとなり、一成分系現像剤に使用した場合、環境
安定性が優れたものとなる。
【0055】本発明の表面改質マグネタイト粒子の製造
方法によれば、上記特性を有する表面改質マグネタイト
粒子を容易かつ確実に提供することができる。
【0056】本発明の表面改質マグネタイト粒子は、電
気抵抗や帯電量が大きく、撹拌トルクが小さく、更に吸
着水分量が低いため、電子写真用磁性トナー、樹脂分散
型キャリア及び樹脂組成物に好適に使用することができ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G03G 9/107 G03G 9/10 331 H01F 1/11 H01F 1/11 N //(C08K 13/06 3:22 9:02)

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マグネタイト粒子の表面が、アルミナの
    水和物もしくはアルミナゾルを含む第1層で被覆され、
    さらに当該第1層の表面がコロイダルシリカを原料とす
    るシリカ粒子からなる第2層で被覆されていることを特
    徴とする表面改質マグネタイト粒子。
  2. 【請求項2】 粉体の電気抵抗が1×105Ω・cm以
    上であることを特徴とする請求項1記載の表面改質マグ
    ネタイト粒子。
  3. 【請求項3】 粉体の帯電量が−10μc/g以下であ
    ることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の表面
    改質マグネタイト粒子。
  4. 【請求項4】 攪拌トルクが0.016Kg・m以下で
    あることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか
    1項に記載の表面改質マグネタイト粒子。
  5. 【請求項5】 第2層の表面が、シリコーンオイル層及
    び/又はカップリング剤からなる層で被覆され、吸着水
    分量が0.4%以下であることを特徴とする請求項1乃
    至請求項4のいずれか1項に記載の表面改質マグネタイ
    ト粒子。
  6. 【請求項6】 マグネタイト粒子を水でスラリー化した
    後、水可溶性アルミニウム塩もしくはアルミナゾルをア
    ルミナに換算して0.1〜3重量%添加してpH6〜7
    に調整し、更にコロイダルシリカをシリカに換算して
    0.5〜10重量%添加してpH6〜7に調整した後、
    ろ過、洗浄、乾燥することを特徴とする表面改質マグネ
    タイト粒子の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記コロイダルシリカを添加しpHを調
    整した後、さらにシリコーンオイル及び/又はカップリ
    ング剤を粒子表面に被覆することを特徴とする請求項6
    記載の表面改質マグネタイト粒子の製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至請求項5のいずれか1項に
    記載の表面改質マグネタイト粒子を用いた電子写真用磁
    性トナー。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至請求項5のいずれか1項に
    記載の表面改質マグネタイト粒子を用いた樹脂分散型キ
    ャリア。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至請求項5のいずれか1項
    に記載の表面改質マグネタイト粒子を用いた樹脂組成
    物。
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