JPH11314042A - 穀物のサンプル装置におけるサンプル粒待機装置 - Google Patents
穀物のサンプル装置におけるサンプル粒待機装置Info
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Abstract
素化すると共に、トラブル発生時には再度自主検をやり
直すことができるようにする。 【解決手段】テストドライヤ13で適正な水分率まで乾
燥した一定量の籾をサンプル搬入出装置19で移送して
籾投入口2から投入し、投入した籾は検定籾シャッタ3
aに遮ぎられてオーバフローした分がサンプル粒移送管
4に流入し、残りが検定籾移送管3の入口部に残留す
る。サンプル粒移送管4に流入した籾は、直下の乾燥箱
15に落下し、サンプル搬入出装置19で任意の乾燥室
14に移送して待機させる。最後に、乾燥室14に待機
させたサンプル粒を包装装置の包装処理が終了するのを
待って包装装置に移送して包装する。
Description
中処理施設では、各生産者から荷受けした穀物の一部を
サンプル粒として採取し、テストドライヤで適正な水分
率に乾燥した後、そのうちの規定量を分離して自主検装
置に移送し、ここで籾摺り、粒選別して整粒と未熟粒の
重量を計測し、歩留りを算定して支払い代金を決定す
る。そして後々の確認用に保管するため、自主検装置に
供給しない規定量を越えた未脱ぷのサンプル粒と共に、
整粒、未熟粒をそれぞれパック包装する。本発明は、こ
のような穀物の集中処理施設のサンプル装置に関する。
は、自主検装置への投入時に、サンプル粒を分配器で略
2分し、一方の粒はサンプル保持容器に一時待機し、他
方の粒は秤で計量した後、自主検装置の籾摺機に投入し
て脱ぷする。脱ぷした後、自主検装置の粒選別機で未熟
粒と整粒に分別し、それぞれ秤で計量した後、前にサン
プル保持容器に一時待機した粒を先に包装装置に移送
し、この後、続いて未熟粒と整粒を順番に包装装置に移
送する。これにより、サンプル粒、未熟粒、整粒の3種
が一連に連続した3つの袋に包装されて包装装置から排
出され、末尾の整粒の袋には粒重量、未熟粒重量、整粒
重量、粒量に対する未熟粒、整粒比率などと共に荷受情
報が印刷された伝票がパックされる。
ル粒、未熟粒、整粒の3種の穀粒を連続した3つの袋に
包装するため、最初に投入したサンプル粒を、未熟粒と
整粒の計量が終わるまで、一時待機させなくてはなら
ず、そのための待機場所と待機シャッタを必要とし、装
置が大掛かりで複雑になるという欠点があった。また、
自主検中に詰まりやシャッタの不具合などのトラブルが
発生した場合、再度同じサンプル粒を供給して自主検を
やり直す手立てがなかった。
粒を予備用に穀物移送経路の上手に待機させることによ
り、従来必要であった待機場所と待機シャッタを不要に
して装置を簡素化すると共に、トラブル発生時には待機
させた予備用のサンプル粒を速やかに自主検装置に供給
して自主検をやり直すことができるようにすることを目
的になされたものである。
めに、本発明は以下のように構成した。
粒のサンプル粒をテストドライヤで乾燥後、そのうちの
規定量を分離して自主検装置に移送し、ここで脱ぷ後整
粒と未熟粒に選別して計量し、これらを、自主検装置に
供給しない規定量を越えた未脱ぷ粒と共に、包装装置に
移送して包装し、包装には計量結果と荷受情報を記載し
た伝票を添付する穀物のサンプル装置において、テスト
ドライヤで乾燥したサンプル粒のうち、自主検装置に移
送しない未脱ぷのサンプル粒の保管場所を、テストドラ
イヤより包装装置に至るサンプル粒移送経路のうち、自
主検装置よりも上流側に設置し、この保管場所に、前記
未脱ぷのサンプル粒を、分離した規定量のサンプル粒が
自主検装置から排出されるまで、待機させることを特徴
とするサンプル粒待機装置である。請求項2の発明は、
請求項1の保管場所をテストドライヤとするものであ
る。
施の形態について説明する。
置の正面図と側面図を示す。自主検装置1は、籾投入口
2の先を検定籾を移送する検定籾移送管3とサンプル籾
を移送するサンプル籾移送管4に分岐し、検定籾移送管
3の入口部に検定籾シャッタ3aを配置する。検定籾移
送管3は、終端に籾秤5を設置し、籾秤5の底部をスロ
ア6を介して機体上部に設けた籾摺機7のホッパ7aに
連結する。サンプル籾移送管4は、終端に包装用のサン
プル籾を受け取る乾燥箱15を配置する。
脱ぷロール7b、7bをわずかな間隙を設けて並列す
る。脱ぷロール7b、7bは、互いに異なる回転数で回
転し、その間を通過する籾を脱ぷする。脱ぷした籾殻は
スロア9を介して機外に排出する。籾摺機7の下方には
切換弁10を設け、その先に2つの粒選別機11、11
を配置して籾摺りと粒選別の2つの処理を同時に並行し
てできるようにする。粒選別機11、11の下方には玄
米秤12を設置し、玄米秤12の底部はスロア8を介し
て包装装置(図示しない)に連結する。
るテストドライヤの概略図を示す。テストドライヤ13
は、自主検定用の籾粒を乾燥する乾燥室14を縦横に配
置し、各乾燥室14に底部が網状の乾燥箱15を収容す
る。乾燥室14の前方には、下側にラック16を付設し
て左右方向に配置する上下一対のレール16A、16B
と、上下方向に配置するラック17と、前後方向に伸縮
するラック18で構成するX軸、Y軸、Z軸に沿って左
右、上下、前後に移動するサンプル搬入出装置19を配
置する。各ラック16、17、18には、それぞれを駆
動するモータ16a、17a、18aを取り付ける。前
後方向に伸縮するラック18の先端には電磁石を固着
し、この電磁石に磁着して乾燥室14の乾燥箱15を出
し入れする180°回転可能なロータリアクチュエータ
20を取り付ける。
うな構成で、図4に示す作業工程に従って玄米の歩留り
検定処理を行う。作業工程は、テストドライヤ13で適
正な水分率まで乾燥した一定量の籾をサンプル搬入出装
置19で移送して籾投入口2から投入し、スタートスイ
ッチあるいは籾投入口2に設けた籾検知センサの作動に
より処理を開始する(ステップ101)。開始と同時に
受付番号、日付などの荷受情報を取得して伝票に印刷す
る(ステップ102)。投入した籾は検定籾シャッタ3
aに遮ぎられてオーバフローした分がサンプル籾移送管
4に流入し、残りが検定籾移送管3の入口部に残留す
る。サンプル籾移送管4に流入した籾は、直下の乾燥箱
15に落下する。乾燥箱15に落下した籾は、サンプル
搬入出装置19で任意の乾燥室14に移送して待機させ
る(ステップ103)。次に、検定籾シャッタ3aを開
いて検定籾移送管3の入口部に残留した検定籾を籾秤5
に流下し、重量を計測する(ステップ104)。計量し
た検定籾は籾秤5底部のバルブ(図示しない)を開いて
スロア6によりホッパ7aに移送し、籾摺機7に投入し
て2度摺りを行う(ステップ105)。籾摺機7で脱ぷ
した玄米は下方に落下し、切換弁10で振分けて一方の
粒選別機11に収容し、粒選別機11を回転して粒選別
処理を行う(ステップ106)。次に、粒選別処理によ
り粒選別機11の多孔壁から中の未熟粒や屑粒を下方の
玄米秤12に落下し、重量を計測する(ステップ10
7)。計量した未熟粒は包装装置の包装処理が終了する
のを待って玄米秤12底部のバルブ(図示しない)を開
き、スロア8により包装装置に移送して包装する(ステ
ップ108)。未熟粒の計量後、粒選別機11に残った
整粒を下方の玄米秤12に流下し、重量を計測する(ス
テップ109)。以上の計量結果から籾重量に対する整
粒、未熟粒の比率などの検定指標を演算し(ステップ1
10)、演算結果を籾重量、整粒重量、未熟粒重量、荷
受情報などと共に伝票に印刷する(ステップ111)。
ステップ109で計量した整粒は、包装装置の包装処理
が終了するのを待って玄米秤12底部のバルブを開いて
スロア8により包装装置に移送し、ステップ111で印
刷した伝票と一緒に包装する(ステップ112)。最後
に、ステップ103で乾燥室14に待機させたサンプル
籾を包装装置の包装処理が終了するのを待って包装装置
に移送して包装する(ステップ113)。
用して出来上がったサンプルパックをサンプル棚に運ぶ
搬送装置について説明する。この搬送装置は、図5に示
すように、自主検装置1に併設するテストドライヤ13
に対向して平行にサンプル棚30を配設する。自主検装
置1の包装装置29から排出されたサンプルパックは、
コンベア32で移送されてサンプル箱31に収容され
る。そして、サンプルパックが一定数に達したらサンプ
ル箱31をサンプル搬入出装置19のロータリアクチュ
エータ20に磁着してサンプル棚30の所定の場所まで
搬送して格納する。
いっぱいになると、人手で箱を交換して棚に入れていた
ため、交換するのを忘れて箱がいっぱいになると、サン
プルパックが破損するなどの不具合があった。この搬送
装置は、出来上がったサンプルパックが一定数になる
と、搬送ロボットが対応するので、このようなトラブル
を未然に防ぐことができると共に、その分の人手を他の
作業へ振り替えることにより、施設の運営をよりスムー
ズにすることができる。
意に選択できる自主検装置について説明する。この自主
検装置は、図6に示すように、荷受毎のサンプル籾を全
自動で荷受計量器33から2方向切換器34を経由して
張り込み順にテストドライヤ13へ搬送した後、テスト
ドライヤ13から自主検装置1へ搬送する順番は、作業
者が任意に選択して包装装置29からサンプルパックを
取り出すことができる。選択する順番は、例えば、荷受
NO順、品種順、生産者順などである。
を行ってサンプルパックを排出するため、荷受窓口が複
数ある施設では、サンプルパックがランダムに排出され
るので、データシートとサンプルパックの順番が一致し
なかった。このため、検査官が照合するときや、荷受人
が取り出すときなど、サンプルパックを捜すのに手間と
時間を要した。この搬送装置は、選択したそれぞれの順
番でサンプルパックを整理して排出するので、捜す時間
が大幅に短縮される。
主検装置は、テストドライヤで乾燥したサンプル粒のう
ち、自主検装置に移送しない未脱ぷのサンプル粒の保管
場所を自主検装置よりもサンプル粒移送経路の上流側に
設置し、この保管場所に、前記未脱ぷのサンプル粒を、
分離した規定量のサンプル粒が自主検装置から排出され
るまで待機させる。従って、本発明によれば、自主検装
置に移送しない未脱ぷのサンプル粒をサンプル粒移送経
路の上流側に設置した保管場所に待機させるので、従来
できなかったトラブル発生時にこの保管場所に待機させ
たサンプル粒を自主検装置に供給して再度自主検をやり
直すことができる。
検装置に移送しない未脱ぷのサンプル粒をテストドライ
ヤに待機させる。従って、本発明によれば、従来必要で
あった待機場所と待機シャッタが不要になるので、装置
が簡素化され、制御機構も簡単になるので、信頼性が向
上すると共に、大幅なコストダウンとなる。
る。
る。
概略図である。
主検装置の構成図である。
Claims (2)
- 【請求項1】荷受した穀粒のサンプル粒をテストドライ
ヤで乾燥後、そのうちの規定量を分離して自主検装置に
移送し、ここで脱ぷ後整粒と未熟粒に選別して計量し、
これらを、自主検装置に供給しない規定量を越えた未脱
ぷ粒と共に、包装装置に移送して包装し、包装には計量
結果と荷受情報を記載した伝票を添付する穀物のサンプ
ル装置において、 テストドライヤで乾燥したサンプル粒のうち、自主検装
置に移送しない未脱ぷのサンプル粒の保管場所を、テス
トドライヤより包装装置に至るサンプル粒移送経路のう
ち、自主検装置よりも上流側に設置し、 この保管場所に、前記未脱ぷのサンプル粒を、分離した
規定量のサンプル粒が自主検装置から排出されるまで、
待機させることを特徴とするサンプル粒待機装置。 - 【請求項2】 前記保管場所をテストドライヤとする請
求項1記載の穀物のサンプル装置におけるサンプル粒待
機装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12456998A JP3752839B2 (ja) | 1998-05-07 | 1998-05-07 | 穀物のサンプル装置におけるサンプル粒待機装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12456998A JP3752839B2 (ja) | 1998-05-07 | 1998-05-07 | 穀物のサンプル装置におけるサンプル粒待機装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11314042A true JPH11314042A (ja) | 1999-11-16 |
JP3752839B2 JP3752839B2 (ja) | 2006-03-08 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12456998A Expired - Fee Related JP3752839B2 (ja) | 1998-05-07 | 1998-05-07 | 穀物のサンプル装置におけるサンプル粒待機装置 |
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JP (1) | JP3752839B2 (ja) |
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1998
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