JPH11313530A - コンバインの変速操作装置 - Google Patents

コンバインの変速操作装置

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JPH11313530A
JPH11313530A JP12334698A JP12334698A JPH11313530A JP H11313530 A JPH11313530 A JP H11313530A JP 12334698 A JP12334698 A JP 12334698A JP 12334698 A JP12334698 A JP 12334698A JP H11313530 A JPH11313530 A JP H11313530A
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JP
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frame
shaft
clutch
speed changing
lever
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JP12334698A
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Inventor
Yasushi Fujita
靖 藤田
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンバインの走行伝動装置において、主変速
装置としての油圧無段変速装置を横側の操縦台の下側に
一部入込ませて、この油圧無段変速装置の操作連動を簡
単化すると共に、側部の刈取装置や穀稈搬送装置等に対
する干渉を少なくする。 【解決手段】 走行フレーム2前部の懸架ブラケット8
に刈取装置9の刈取フレーム10を昇降可能に支架する
と共に、この刈取フレーム10の横側に操縦台11及び
ステップフロア12を配置するコンバインにおいて、該
刈取フレーム10とステップフロア12との間に走行伝
動ケース13の入力軸14へ連動する油圧無段変速装置
HSTを配置して、この油圧無段変速装置HSTのトラ
ニオンアーム15を該操縦台11の変速レバー16の下
位に接近させてなるコンバインの変速操作装置の構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、コンバインの変
速操作装置に関し、油圧無段変速装置である主変速装置
を、操縦台直下に近い位置に配置することによって、変
速レバーとの連動構成を簡潔に構成するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】コンバインは、車体で
ある走行フレームの前部に刈取装置の刈取フレームを懸
架したり、クローラ走行装置を連動する走行伝動ケース
を配置したり、更には操縦席や操縦台等を配置するのが
一般的である。しかしながら、この走行伝動ケース上に
変速装置としての油圧無段変速装置を設ける構成では、
これら刈取フレーム、走行伝動ケース、油圧無段変速装
置、及び操縦台等が左右横方向へ並んで幅広い形態とな
り、走行伝動ケースが刈取フレーム側へ寄せられて、操
縦台はもとより、刈取装置や、刈取穀稈を脱穀装置へ搬
送する穀稈搬送装置等の構成が制限され易くなる。しか
も、操縦台の横側に油圧無段変速装置が位置されると、
変速レバーによる連動機構も煩雑化となる。
【0003】
【課題を解決するための手段】この発明は、走行フレー
ム2前部の懸架ブラケット8に刈取装置9の刈取フレー
ム10を昇降可能に支架すると共に、この刈取フレーム
10の横側に操縦台11及びステップフロア12を配置
するコンバインにおいて、該刈取フレーム10とステッ
プフロア12との間に走行伝動ケース13の入力軸14
へ連動する油圧無段変速装置HSTを配置して、この油
圧無段変速装置HSTのトラニオンアーム15を該操縦
台11の変速レバー16の下位に接近させてなるコンバ
インの変速操作装置の構成とする。
【0004】
【発明の作用、及び効果】操縦者はステップフロア12
上に搭乗して操縦台11上の変速レバー16等を操作し
ながらコンバイン作業を行う。この変速レバー16では
この操縦台11のほぼ直下に位置するトラニオンアーム
15が回動されて、油圧無段変速装置HSTによる主変
速が行われる。この油圧無段変速装置HSTによる主変
速伝動は入力軸14から走行伝動ケース13の伝動機構
を経て走行装置1等が駆動される。前部の刈取装置9で
刈取られる穀稈は、集送されて穀稈搬送装置によって刈
取フレーム10や走行伝動ケース13等の上方を後方の
脱穀装置へ搬送される。
【0005】このようなコンバインにあって、前記走行
伝動ケース13の入力軸14へ連動する油圧無段変速装
置HSTを刈取フレーム10とステップフロア12との
間に配置して、この一部であるトラニオンアーム15
を、横側の操縦台11の変速レバー16の下位に接近さ
せるものであるから、ステップフロア12と刈取フレー
ム10との間の横幅を狭く構成して、操縦台11の幅や
刈取穀稈の集送搬送部のスペースも広く維持でき、変速
レバー16とトラニオンアーム15との間の連動機構も
他の連動機構と交錯することなく簡潔化でき、的確な操
作を維持できる。又、これらのメンテナンスも容易化で
きる。
【0006】
【実施例】コンバインは、クローラ走行装置1を有する
走行フレーム2上に、刈取装置9を有する刈取フレーム
10を懸架ブラケット8上に昇降可能に昇降軸17で支
架し、この刈取装置9から穀稈搬送装置18を介して搬
送される刈取穀穀稈をフィードチエン19と挾扼杆20
とで挾持搬送しながら脱穀選別する脱穀装置21を搭載
し、これら横側には、前側から後側へ操縦台11やステ
ップフロア12、操縦席22等を有する操縦フレーム
3、これらを覆うキャビン23、エンジンカバー24内
のエンジンE、該脱穀装置21で脱穀選別された穀粒を
収容するグレンタンク25、及びこのグレンタンク25
から排穀しうる縦オーガ26や旋回可能の横オーガ27
等を搭載する。
【0007】前記刈取装置9は、刈取フレーム10の前
端部に分草杆28、分草穀稈を引起タインで一定の姿勢
に引起す穀稈引起装置29、穀稈を掻込む掻込装置、掻
込穀稈を刈取る刈刃装置30等を配置し、刈取フレーム
10の後端部上には、該刈取られる穀稈の株元部と穂部
とを搬送する穀稈搬送装置18を設けている。刈取フレ
ーム10の後端部には横方向の昇降軸17を有すると共
に、この昇降軸17内に軸装する刈取入力軸31を有し
て、刈取フレーム9等の伝動機構を経て刈取装置9各部
を連動すると共に、穀稈搬送装置18を連動する。
【0008】この刈取フレーム10の昇降軸17を懸架
する懸架ブラケット8は、脱穀装置21の穀稈供給口3
2前側の走行フレーム2上部に設けられる懸架フレーム
33上に該昇降軸17の両端部を軸支する左右一対に設
けられる。この懸架フレーム33下のスペースには油圧
無段変速装置HST用のオイルタンク34を設け、後側
にはエンジンEからベルト伝動されるカウンタ軸35を
設け、上側には、このカウンタ軸35からテンションプ
ーリ36で張圧されるベルト37を介して連動され脱穀
装置21等を伝動する脱穀伝動軸38や、キャビン23
エアコン用のエアコンプレッサ39等を配置する。
【0009】前記走行伝動ケース13は、該懸架ブラケ
ット8及び刈取フレーム9の操縦台11側前部に配置さ
れて、上部入力軸14からの入力を、副変速レバー40
の操作で副変速される副変速ギヤや、操向クラッチ等の
ギヤ伝動機構を介して、下端部のスプロケット軸41を
連動し、走行装置1のスプロケット42を駆動して走行
しうる。43は前記刈取フレーム9と走行フレーム2と
の間に設けられる油圧昇降シリンダで、刈取装置9を昇
降する。
【0010】前記油圧無段変速装置HSTは、走行伝動
ケース13の上部に取付けられて、エンジンEからベル
ト44を介して駆動されるHST入力軸45上のHST
ポンプ46とHSTモータ47部とから構成されて、こ
のHSTモータ47のHST出力軸48を走行伝動ケー
ス13の入力軸14へ連結している。このHSTポンプ
46には前側に向けるトラニオン軸49が設けられ、こ
のトラニオン軸49にトラニオンアーム15を設けて、
操縦台11上の変速レバー16との間を防振ゴム51を
介してロッド50で連結して、この変速レバー16の中
立位置からの前後方向の操作で前進変速又は後進変速に
よる無段変速走行伝動できる。52はこのトラニオンア
ーム15の一端のローラ53を摺動させるニュートラル
ロックアームで、一端をアームピン54に支持し他端を
ばね55で引張って、ローラ53に圧接させて、トラニ
オン軸49を中立位置へ復帰するように付勢するもので
ある。
【0011】前記操縦台11は、走行フレーム2の前部
上で刈取装置9とは反対の側に設けられ、操縦フレーム
3上に支持される。この操縦フレーム3は板金製で内部
には前後方向又は横方向の補強縦横桟60,61を配置
し、この上部にステップフロア12を設けると共に、ス
テップフロア12の中央部に昇降可能の昇降ステップ4
を設ける。又、この昇降ステップ4の刈取装置9側に後
部のペタル軸56の回りに上下回動できる駐車ブレーキ
用のブレーキペタル57を設ける。58はブレーキペタ
ル57の踏込によって一体回動されるアームで、ばね1
06やインナワイヤー107等を介して走行伝動ケース
13内のブレーキと連動する。カウンタワイヤ108は
ブラケット62に係止させて構成を堅固にしてブレーキ
力を安定させている。59はブレーキペタル軸56を固
定するための固定アームで、操縦フレーム3の縦桟60
のブラケット62に固定して強度を高める。
【0012】前記昇降ステップ4は、操縦フレーム3内
の補強フレーム61の一部である左右一対の前後方向の
ステップ支持ベース5上に、各々クロスリンク63を介
して取付支持されて、このクロスリンク63の前端部6
4,65を昇降ステップ4の下のステップステー69と
縦桟60上との長孔に摺動支持させることにより、伸縮
シリンダにより一定高さ域で上下変更することができ
る。クロスリンク63の後端部66,67は昇降ステッ
プ4のステップステー69後部と縦桟60の後部に枢支
される。68は左右一対のクロスリンク63のリンク開
閉軸である。このようにクロスリンク63で支持される
昇降ステップ4は、外周部のステップフロア12の上面
を下限として、上方適宜高さの位置に突出する高さとの
間を昇降域とするもので、適宜高さに位置決めできる構
成としている。
【0013】前記横方向の横桟61のうち下側の前後一
対のステップ支持ベース5は、左右両端部を断面コ字状
の取付ブラケット6を介して操縦フレーム3の側壁板7
0,71等に取付る。この外側の側壁板70に一体の取
付ブラケット6は前後に幅広く形成されて、両取付ブラ
ケット6間の側壁板70部に形成するステップ穴72の
前後端縁に位置して、このステップ穴72の外側から介
入される補助ステップ7の取付アーム73を、該取付ブ
ラケット6の内側に重合させてボルト74で締め付けて
取付けたり、又、取外すこともできる。
【0014】前記縦桟60は該前後一対のステップ支持
ベース5上間に亘って支持させて、ボルト75で固定し
ている。このような操縦フレーム3の走行伝動ケース1
3側の側壁板71は、後部が切欠状形態に開放された開
放部76が形成され、前記油圧無段変速装置HSTの一
部を、この開放部76から操縦台11及びステップフロ
ア12の駐車ブレーキペタル57部の下側に位置させ、
このうちトラニオンアーム15部は操縦台11の下方部
に位置させて、操縦フレーム3の下側に入込ませる形態
とし、走行伝動ケース13等と共にできるだけ操縦フレ
ーム3側寄りに接近させている。
【0015】前記操縦台11は、ステップフロア12の
前側上を横方向に沿う前部台77と、内側上を前後方向
に沿う側部台78とを有し、操縦フレーム3上に搭載す
る形態に構成される。変速レバー16は該側部台78上
に設けられて、レバー軸79回りに前後回動自在にして
取付けられ、この変速レバー16の下部と前記トラニオ
ンアーム15との間を上下方向のロッド50で連結す
る。又、この変速レバー16の内側には副変速レバー4
0が設けられ、この下端部と該トラニオンアーム15の
下方に設けられる走行伝動ケース13の副変速アーム8
0との間を上下方向のロッド81で連結して副変速操作
しうる。
【0016】なお、前記前部台77には、前後操作で昇
降シリンダ43を伸縮させて刈取装置9を昇降すると共
に、左右操作で走行伝動ケース13内の操向クラッチを
連動して操向する操作レバー82や、スイッチ類を配置
し、又、側部台78には、前部から後部に亘って計器盤
83、スロットルレバー84、主変速の変速レバー1
6、副変速レバー40、刈取クラッチや、脱穀クラッチ
等を入切するクラッチレバー85、操向旋回を緩急に切
替えて行わせる旋回モード切替レバー99、及び排穀横
オーガ27の旋回等を操作する排穀レバー86等を配置
する。
【0017】前記油圧無段変速装置HSTと走行伝動ケ
ース13との関係について、HST入力軸45はスプラ
イン嵌合で入力プーリ87を有した入力プーリ軸88を
連結し、これらの軸45,88の外周に入力軸ケース8
9を設け、注油孔92からの給油で、この入力軸45の
ベアリング90,91や、両軸45,88間のスプライ
ン嵌合部等を潤滑する。又、この入力軸ケース89に
は、該入力プーリ87のベルト44を張圧するテンショ
ンプーリのテンションアームを回動自在に軸支するアー
ムボス98が設けられる。
【0018】前記走行伝動ケース13の上部には、前記
HST出力軸48をスプライン嵌合させて入力させる入
力軸14をローラベアリング93とニードルベアリング
94で軸受けし、この入力軸14のギヤ95から刈取出
力軸96やプーリ97を連動し、これら刈取出力軸96
から前記穀稈搬送装置18を連動すると共に、刈取出力
軸プーリ97からベルトを介して前記刈取入力軸31を
連動する。
【0019】前記入力軸ケース89は走行伝動ケース1
3の上側に位置して、この走行伝動ケース13のほぼ横
幅内において、入力プーリ87と刈取出力軸プーリ97
とを左右に並べて配置し、油圧無段変速装置HST及び
走行伝動ケース13全体の横幅を短縮する構成としてい
る。なお、前記入力軸ケース89は、走行伝動ケース1
3上に一体的に構成するもよい。
【0020】図9、図10において、走行伝動ケース1
3内の伝動機構を説明すると、前記入力軸14から下方
のスプロケット軸41の間に亘って、前記副変速レバー
40で操作しうる副変速ギヤ109を有した副変速軸1
10、この副変速軸110からギヤ連動されるカウンタ
軸111、このカウンタ軸111から連動されセンタク
ラッチギヤ112や操向クラッチギヤ113及び操向ブ
レーキ114等を有する操向クラッチ軸115、該カウ
ンタ軸111上の操向モード切替のモード切替ギヤ11
6から直接ギヤ125連動されると共に逆転ギヤ連動の
逆転軸117を介して連動され油圧多板形態の旋回クラ
ッチ118を有した旋回クラッチ軸119、及びこれら
操向クラッチ軸115の操向クラッチギヤ113と旋回
クラッチ軸119上のギヤとから連動されてスプロケッ
ト軸41へ連動するカウンタギヤ120を有したカウン
タ軸121等を軸受配置する。
【0021】前記操作レバー82を中立位置から左右へ
操作することによって、操向クラッチ軸115上の操向
クラッチギヤ113を操作して操向伝動でき、又操向ブ
レーキ114を操作してピボット旋回伝動できる。又、
前記モード切替レバー99を緩旋回モードに操作してモ
ード切替ギヤ116を直接旋回クラッチ軸119のギヤ
125へ噛合連動することによって、該操作レバー82
で切り作動される側の旋回クラッチ118が入り作動さ
れて、左右のスプロケット軸41は回転差を有して連動
され、緩旋回伝動される。又、該モード切替レバー99
を急旋回モードに操作してモード切替ギヤ116を逆転
軸117へギヤ連動すると、該操作レバー82で切り作
動される側の旋回クラッチ118が入り作動されて逆転
伝動され、左右のスプロケット軸41は相互に逆転され
て急旋回伝動される。
【0022】前記走行伝動ケース13の一側でカウンタ
軸111の先端部に対して、このカウンタ軸111の先
端突出部123の回転数を検出して走行車速とする回転
センサ122を設ける。124はその先端突出部123
を覆うカバーである。該先端突出部123にはギヤ乃至
スプラインを形成している。構成が簡単で回転センサ1
22の着脱等のメンテナンスが容易である。
【0023】図11において、上例と異なる点は、前記
走行伝動ケース13の旋回クラッチ軸119上に装着さ
れる旋回クラッチ118の着脱を容易化すると共に、耐
久性ある軸受構成とするものである。旋回クラッチ軸1
19の左右先端面側に、旋回クラッチ118を押圧する
プッシュシリンダ126とこれを案内するメタルカバー
127とを設け、メタルカバー127の給油孔128か
らの油圧力によりプッシュシリンダ126を軸方向へ押
圧して、スラストベアリング129を介してメタルリン
グ130で旋回クラッチ118のプレッシャプレートを
押圧して、該旋回クラッチ軸119からカウンタ軸12
1側へ連動する出力側ギヤ131へ連動する。該給油孔
128からの油圧力を解除することによって旋回クラッ
チ118は切りとなってギヤ131への連動は断たれ
る。
【0024】前記操向クラッチ118のクラッチパック
は、外側のプッシュシリンダ126や内部のギヤ131
等と、走行伝動ケース13の外側に開放させて形成のク
ラッチ穴132へ嵌脱可能で、外側をメタルカバー12
7で閉鎖しうる。133はギヤ131をクラッチ穴13
2の奥側に軸受するラジアルベアリングである。図12
においては、図9における操向ブレーキ114に代えて
構成されるもので、メンテナンスを容易にするものであ
る。走行伝動ケース13の操向クラッチ軸115の軸端
面側に形成のブレーキ穴から嵌脱可能の、多板形態の操
向ブレーキを収容したブレーキパックメタル134の外
周縁部135と、ブレーキメタルカバー136の外周縁
とをボルト締めで走行伝動ケース13の外側面に着脱す
る。
【0025】前記ブレーキメタルカバー136の内側の
シリンダ137には、リング状のプッシュリング138
が嵌合されて軸方向へ油圧力で摺動自在で、このプッシ
ュリング138の内周とメタルカバー136内周との間
に亘ってスリーブ139を嵌合させる。メタルカバー1
36の給油孔140から供給する圧油は該シリンダ13
7とスリーブ139との間に形成される油圧室内へ給排
されて、これに嵌合するプッシュリング138を作動さ
せて操向ブレーキ114のプレッシャプレートを押圧し
て、操向クラッチ113の回転をこの操向ブレーキ11
4及びブレーキパックメタル134を介して走行伝動ケ
ース13に固定させて制動させる。該スリーブ139は
内周にベアリング141を介在させて操向クラッチ軸1
15の先端部を軸受させている。
【0026】図13において、上例と異なる点は、前記
変速レバー16で、油圧無段変速装置HSTのトラニオ
ンアーム15及び軸49を操作する操作連動を軽快に行
わせるために、変速レバー16の操作量をポテンショメ
ータからなるポジションセンサ142で検出して、コン
トローラ143からの出力で該トラニオン軸49を出力
回動する。この出力には電磁比例減圧弁を用いた油圧回
路の構成とするもよく、又、電動モータを用いるもよ
い。変速レバー16の操作荷重を軽減し、車速制御への
利用を容易化できる。
【0027】図14において、上例と異なる点は、前記
油圧無段変速装置HSTのトラニオン軸45の操作にお
いて、軽負荷時は基準値Cを増速H側へ、又重負荷時は
減速L側へ回動させるように操作負荷のグラフラインD
を設定して、前記エンジンEに過負荷がかかるのを防止
しながら適切な増減速を行わせる。軽負荷時は油圧無段
変速装置HST自体の操作力があるため、増速H側へは
軽い変速レバー16荷重で増速できる。逆に、重負荷時
は変速レバー16を戻り方向への荷重が働く。
【0028】図15において、上例と異なる点は、前記
副変速レバー40による走行伝動ケース13の副変速ギ
ヤ109の変速されるべき変速位置を、エンジンEの回
転数を検出するエンジン回転センサ144や、前記車速
センサである回転センサ122、変速レバー16の操作
量を検出するポテンショメータからなるポジションセン
サ142等の入力で判別させるものであり、従来の副変
速レバーの操作でスイッチをON,OFFさせて副変速
位置検出を検出させる構成に代えるもので、構成を簡単
にするものである。
【0029】車速と油圧無段変速装置HSTのトラニオ
ン軸45の開度との関係は、グラフG1,G2,G3で
示されるように、走行G1時、標準G2穀稈刈取時、倒
伏G3穀稈刈取時等で異なるが、前記各センサの検出に
よって現在の作業走行状態がいずれの副変速が適切かを
判別して表示させる。145は畦際作業時の制御を行う
畦際制御スイッチ、146は刈取装置9に穀稈の有無を
検出する穀稈センサ、147はコントローラ148から
の出力で刈取装置9を昇降するための前記昇降シリンダ
43油圧回路のソレノイドバルブである。
【0030】図16において、上例と異なる点は、前記
側部台78のクラッチレバー85の上端に押ボタンによ
る刈取スイッチ148を設け、この刈取スイッチ148
のON状態で、前部台77上の注油スイッチ149(図
6参照)をONすると、注油が行われると共に刈取装置
9の入力軸31と走行伝動ケース13の刈取出力軸96
との間に掛け渡すベルト150を、ワイヤー151によ
る連動で操作されるテンションアーム152のクラッチ
プーリ153で、張弛して刈取装置9の伝動を入り切り
する。
【0031】前記ワイヤー151の先端はクラッチレバ
ー85のアームに連結されると共に、このワイヤー15
1の外周のアウタワイヤ154の先端部を受けるクラッ
チアーム155を電動ギヤドモータM1で揺動させて、
アウタワイヤ154を張弛して該刈取クラッチプーリ1
53を入り切り操作できる。このモータM1はクラッチ
レバー85の刈取スイッチ148のON,OFF操作で
駆動停止できる。
【0032】又、該クラッチレバー85の前後回動操作
で脱穀クラッチスイッチ156をON,OFFできる。
即ちクラッチレバー85を前側へ回動すると脱穀クラッ
チスイッチ156をONして脱穀クラッチモータを駆動
して、脱穀クラッチを入りにする。又、後側へ回動する
と脱穀クラッチは切りとなる。このような刈取、及び脱
穀クラッチの操作連動構成において、クラッチレバー8
5を後側の脱穀クラッチ切り位置では、刈取スイッチ1
48をONしても刈取クラッチのクラッチプーリ153
は入らないが、前記注油スイッチ149をONして刈取
装置9各部の注油時には、このクラッチプーリ153に
よる刈取クラッチのみが入りとなるように連動構成して
いる。
【0033】この構成により、注油時に刈取装置のみ伝
動できて、注油時以外は刈取装置単独では伝動されない
ので該操作を少くできる。図17において、上例と異な
る点は、前記各部油圧回路のソレノイドバルブ147
は、刈取フレーム10を懸架する懸架ブラケット8の下
部にまとめて配置し、このソレノイドバルブ148と走
行フレーム2をクローラ走行装置1のトラックフレーム
に対して前後傾斜させるためのピッチングシリンダ15
7や、左右傾斜させるためのローリングシリンダ158
等との間を、ソレノイドバルブ147側はパイプ159
としシリンダ157,158側はゴムホース160とし
て連結することによって、ソレノイドバルブ147との
間の連結部を安定させると共にシリンダ157,158
側はこれらの伸縮による揺動に伴わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】操縦台部の正面図と、トラニオンアーム部の平
面図、正面図。
【図2】その側面図。
【図3】ステップフロア部の平面図。
【図4】その側面図。
【図5】刈取フレーム懸架ブラケット部の側面図と、一
部の平面図。
【図6】操縦台部の平面図。
【図7】走行伝動ケース入力部の正面図。
【図8】その異なる断面位置の正面図。
【図9】走行伝動ケースの正面図。
【図10】その異なる断面位置の正面図。
【図11】一部別実施例を示す旋回クラッチ部の正面
図。
【図12】一部別実施例を示す操向ブレーキ部の正面図
と、側面図。
【図13】一部別実施例を示す変速レバー部の操作ブロ
ック図。
【図14】変速レバー部の操作負荷グラフ。
【図15】一部別実施例を示す副変速位置判別のブロッ
ク図と、トラニオン軸開度クラフ。
【図16】一部別実施例を示す脱穀クラッチレバー部の
側面図。
【図17】一部別実施例を示す油圧配管部の平面図。
【図18】コンバインの左側面図。
【図19】その右側面図。
【図20】その正面図。
【符号の説明】
2 走行フレーム 8 懸架ブラケット 9 刈取装置 10 刈取フレーム 11 操縦台 12 ステップフロア 13 走行伝動ケース 14 入力軸 15 トラニオンアーム 16 変速レバー HST 油圧無段変速装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】走行フレーム2前部の懸架ブラケット8に
    刈取装置9の刈取フレーム10を昇降可能に支架すると
    共に、この刈取フレーム10の横側に操縦台11及びス
    テップフロア12を配置するコンバインにおいて、該刈
    取フレーム10とステップフロア12との間に走行伝動
    ケース13の入力軸14へ連動する油圧無段変速装置H
    STを配置して、この油圧無段変速装置HSTのトラニ
    オンアーム15を該操縦台11の変速レバー16の下位
    に接近させてなるコンバインの変速操作装置。
JP12334698A 1998-05-06 1998-05-06 コンバインの変速操作装置 Pending JPH11313530A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002295636A (ja) * 2001-03-30 2002-10-09 Kubota Corp 作業機の伝動構造

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