JPH1131106A - 記憶データ確認装置 - Google Patents

記憶データ確認装置

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JPH1131106A
JPH1131106A JP9185046A JP18504697A JPH1131106A JP H1131106 A JPH1131106 A JP H1131106A JP 9185046 A JP9185046 A JP 9185046A JP 18504697 A JP18504697 A JP 18504697A JP H1131106 A JPH1131106 A JP H1131106A
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JP
Japan
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data
memory
shading
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JP9185046A
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English (en)
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Yoshizo Toda
好造 戸田
Makoto Satake
眞 佐竹
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原稿読取に先立って基準白色紙によりシェー
ディングデータの登録を行なうシステムで、信頼性の高
いシェーディングデータの確認を行い、正確な画像読取
りを行なう。 【解決手段】 シェーディングメモリのバックアップを
とっておくシステムメモリを備え、シェーディングメモ
リの複数ポイントのデータを一致確認してから原稿読取
を行う場合に、上記ポイントのアドレスを等間隔にとら
ずに、アドレスバスのアドレス信号線が0と1の両方を
必ずとるように選択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メモリに記憶され
た記憶データの確認を行なうための記憶データ確認装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は、従来の画像読取装置の一例をブ
ロック図で示したものである。図8において、1は、本
装置の読み取り処理部である。2は、原稿画像を光学的
に読み取り電気量に変換するイメージセンサでこれはラ
インセンサである。3は、イメージセンサ2から1ビッ
ト(1画素)ごとに切り替え出力される出力信号から原
稿画像に対応する部分だけを抜き取り保持するサンプル
・ホールド回路(S/H)、4は、S/H3の出力に対
して原稿画像の黒出力レベルを処理回路のバイアス電圧
に一致させるための直流再生回路、5は、直流再生回路
4の出力をADC6のダイナミックレンジに適合するよ
うに増幅回路のゲインをコントロールするAGC回路、
6は、AGC回路5までのアナログ画像信号を量子化し
デジタル画像信号に変換するADコンバータ(ADC)
である。
【0003】7は、イメージセンサ2の部分的な受光感
度のばらつきや読み取り機構の偏りのために発生する画
像信号の歪み(シェーディング歪み)を電気的の補正す
るためのシェーディング補正回路、8はシェーディング
補正回路7で補正処理を行う際に基準となる画像信号を
保持しておくためのシェーディングメモリ、9は、読み
取り原稿の下地の濃度を考慮して原稿画像の画像処理を
行うためのABC(AUTO BACKGROUND CONTROL)回路、1
0は、ここまでで量子化、補正処理されたデジタル画像
データに対して画像処理を施して所望の画像データを得
るための画像処理回路であり、画像処理回路10から最
終的な画像読み取りデータが出力され、11は、以上の
読み取り処理部1の内部の各部を制御するための読み取
り制御部である。
【0004】12は、イメージセンサ2に対向して設置
された白色板で、シェーディングメモリ8に蓄積する基
準画像信号を得るための読み取り白基準、13は、操作
者が操作を行うための操作部、14は、本装置の出力と
して読み取り画像データを外部に出力するための画像デ
ータ出力部、15は、出力画像データである。16は、
本装置の全体を制御するためのCPU、17は、CPU
16が制御を行うためのプログラムが蓄積されているR
OMである。
【0005】次に本装置における原稿読み取り動作を述
べる。操作者が読み取り原稿をセットし操作部13によ
り読み取り動作を開始すると、まず原稿読み取りに先立
ちプリスキャン動作を行いシェーディング補正用の基準
画像信号を獲得する。
【0006】すなわち、読み取り原稿がイメージセンサ
2の読み取り位置に達する前に、イメージセンサ2は、
これに対向する白基準12を読み取り、この画像信号を
S/H回路3,直流再生回路4,AGC回路5,ADC
6で信号処理され、デジタル画像信号データに変換され
る。
【0007】ここで、シェーディング補正回路7は、こ
の白基準12に対する1画素ずつの画像信号データをそ
のままシェーディングメモリ8に蓄積する。
【0008】この後、読み取り原稿をイメージセンサ2
の読み取り位置に到達させ、原稿画像を移動させてスキ
ャン走査を行う。イメージセンサ2により得られた1ラ
インの画像信号は先ほどと同様に、S/H回路3,直流
再生回路4,AGC回路5,ADC6で処理され、デジ
タル画像信号データに変換される。
【0009】シェーディング補正回路7は、この原稿画
像に対する1画素ずつの画像信号データを、先ほどシェ
ーディングメモリ8に蓄積した白基準12に対する1画
素ずつの画像信号データに対して、各対応する画素ごと
に正規化することにより、各画素ごとにシェーディング
補正された、原稿画像データが得られる。
【0010】この画像データは、ABC回路9によって
ABC制御され、画像処理部10で必要な画像処理が施
され、ここで原稿画像に対する1ラインの画像データが
得られる。これを原稿を移動させながら毎ライン繰り返
すことにより原稿1ページの読み取りが行われる。
【0011】CPU16は、この画像データを画像デー
タ出力部に送り、適切なデータ形式に変換された後、本
装置から出力画像データ15として出力される。
【0012】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら上記
従来の画像読取装置では、操作者が原稿読取りを行う場
合は、毎回原稿の読取りに先立ってプリスキャンを行
い、白基準の読取りを行いシェーディングメモリに白基
準データを蓄積しなければならない。このため、必ず、
白色板等により白基準を設けなければならず、読取り機
構部が複雑化、大型化し、コストアップや装置デザイン
の自由度を妨げてしまうという問題があった。また、こ
のプリスキャン動作のため、読取り時間が長くなってし
まうという問題も発生する。
【0013】そこで、工場出荷時にシェーディングデー
タをメモリに記憶させておき、画像読取時にはシェーデ
ィングデータの取得は行なわないで、記憶されたデータ
を用いて補正を行なうようにしたものがあった。
【0014】しかし、このように一回のプリスキャン動
作によって得られたシェーディングデータをメモリに保
持し、そのデータを永久に使用するタイプの画像読み取
り装置では、長期間の電源OFFによるバックアップ電
池の電圧低下や、異常電圧(雷サージ、静電気,et
c)によってシェーディングメモリの内部データの破壊
が発生した場合、正常な中間調画像が得られなかった。
【0015】そこで、一回のプリスキャン動作によって
得られたシェーディングデータをメモリに保持し、その
データを永久に使用するタイプの画像読み取り装置にお
いて、プリスキャン後に前記のシェーディングメモリか
ら前記のシェーディングデータを読み出し、バックアッ
プのSRAM領域に保持しておき、原稿読取り動作を行
う場合に、画像データを読み取る直前に、前記シェーデ
ィングメモリからシェーディングデータを読み出し、前
記SRAM領域に保持されたバックアップデータとを比
較することでシェーディングデータが破壊されているか
どうかを調べ、破壊されていなかったら前記シェーディ
ングメモリのシェーディングデータを使用して原稿読取
りを行い、破壊されていたらROM化されている固定デ
ータを前記シェーディングデータの代わりに使用して原
稿読取りを行っていた。
【0016】しかしながら、このような方式の場合、シ
ェーディングメモリに記憶されているデータは破壊され
ておらず、例えばメモリとCPUを結ぶバスラインに何
らかの以上がある場合にも、シェーディングデータの破
壊と判断されてしまい、固定データを用いなければなら
なかった。ROM化されている前記固定データを前記シ
ェーディングデータの代わりに使用する場合、イメージ
センサの感度のばらつきによって、ROM化されている
前記固定データが相対的に大きすぎたり、小さすぎたり
ということになり、ハーフトーン画像において、’白抜
け’、’ごましお’など読み取った画像の品質の劣化が
起こるという不具合があった。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の記憶データ確認装置は、以上の点に鑑みてなされたも
ので、一連のデータを複数アドレスにわたって記憶する
第1のメモリと、前記第1のメモリのバックアップデー
タを記憶する第2のメモリと、前記第1のメモリに記憶
されているデータと前記第2のメモリに記憶されている
バックアップデータとを比較する比較手段とを備え、前
記第1のメモリのアドレスバスのアドレス信号線が0,
1の両方の状態をとるアドレスのデータを前記第2のメ
モリにバックアップデータとして記憶するようにしたこ
とを特徴とする。
【0018】また、請求項7に記載の記憶データ確認装
置は、一連のデータを複数アドレスにわたって記憶する
第1のメモリと、前記第1のメモリのバックアップデー
タを前記複数アドレスの数よりも少ない所定のアドレス
について記憶する第2のメモリと、前記第1のメモリに
記憶されているデータと前記第2のメモリに記憶されて
いるバックアップデータとを比較する比較手段と、を備
えたことを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】
《第1の形態》図1に本発明を実施した画像読取装置の
ブロック図を示す。ここで、図6のブロック図と同じ番
号を付したものに関しては、同一機能のブロックとし
て、ここでの説明は省略する。
【0020】但し、イメージセンサ2は、原稿幅A4サ
イズ(210mm)、解像度8pel(8dot/mm)のラ
インセンサとする。従ってこのセンサの総画素数は、1
680画素となる。
【0021】また、ADC6は、7bitのA/Dコン
バータとし、従って、シェーディング補正回路7では、
1画素当たり7bitデータとしてシェーディング補正
処理が行われる。よって、シェーディング補正処理を行
う際に、シェーディングデータを保持しておく、第1の
メモリであるシェーディングメモリ8のデータ幅は7b
itとなる。
【0022】一方、第2のメモリであるシステムメモリ
18、バックアップ用バッテリー19、メモリ制御回路
20は、本実施の形態の装置で付加されたものである。
システムメモリ18は本装置の制御に必要なさまざまな
データを保持しておくためのメモリで、CPU16から
直接メモリデータの読み出し、書き込みが可能である。
また、このシステムメモリ18は、7bit以上のデータ幅
があるものとする。
【0023】メモリバックアップ用バッテリー19は、
シェーディングメモリ8、及びシステムメモリ18に接
続されている。従って、本装置のメイン電源が切られ
て、シェーディングメモリ8、システムメモリ18の給
電が停止しても、メモリバックアップ用バッテリー19
により給電が行われるため、シェーディングメモリ8、
システムメモリ18のメモリデータはそのまま保持され
る。
【0024】メモリ制御回路20は、シェーディングメ
モリ8の制御を行なう制御回路で、シェーディング補正
回路7からのアドレス信号により、シェーディング補正
回路7によって、シェーディングメモリ8のデータの読
み出し、書き込みが行われる場合(モード1)と、CP
U16からのアドレス信号により、CPU16によっ
て、シェーディングメモリ8のデータの読み出し、書き
込みが行われる場合(モード2)の切換え制御を行うも
のである。この際、上記のモード1とモード2の切換え
は、CPU16の切換え制御信号によって行われる。な
お、本実施の形態では、図6に示した白基準12は設け
られていない。
【0025】ここで、本装置のシェーディングメモリ8
について詳述する。図2にシェーディングメモリ8の構
成を示す。上述したように、本実施の形態における画像
読取装置では、イメージセンサ2の総画素数は、168
0画素であり、シェーディング補正回路7では、1画素
を7bitのデジタル画像データとして処理を行うの
で、シェーディングメモリ8は、7bit×1680w
ord以上の容量が必要となる。
【0026】従って、図2に示すように、シェーディン
グメモリ8におけるアドレス信号は、A10−A0の1
1bit(アドレス0〜2047)の信号となり、デー
タ信号は、D6−D0の7bitの信号となる。
【0027】次に、本装置による原稿の読取り動作を説
明する。まず操作者は、原稿の読取りに先立ってシェー
ディングデータの登録を行う。この登録動作を図3のフ
ローチャートに従って説明する。
【0028】操作者は、原稿読取りの白基準となる白色
紙を原稿としてセットする。この白色紙の幅は、装置の
最大読取り幅以上のものとし、本装置では、A4サイズ
の白色紙とする(S1)。
【0029】操作者が操作部13により、シェーディン
グデータ登録動作を選択することにより、CPU16
は、この白色紙を原稿読み取り位置に搬送させる(S
2)。(原稿搬送系はここでは図示しない。)
【0030】さらに、CPU16は、メモリ制御回路2
0をモード1(シェーディング補正回路7のアドレス信
号、データ信号によって、シェーディングメモリ8を制
御するモード。)に設定する(S3)。
【0031】この後、シェーディングデータ獲得のため
のプリスキャン動作をおこなう。すなわち、イメージセ
ンサ2は、白色紙を読取り、この読取りデータは、S/
H3,直流再生4,AGC5,ADC6で信号処理さ
れ、シェーディング補正回路7は、この読取りデータを
シェーディングデータ(7bit)として、シェーディ
ングメモリ8に蓄積する。
【0032】イメージセンサ2によって読取られた1画
素目のシェーディングデータから、1680画素目のシ
ェーディングデータまで、順次、シェーディングメモリ
8のアドレス0からアドレス1679に、それぞれ7b
itデータとして蓄積されることになる(S4)。
【0033】この後、CPU16はシェーディングメモ
リ8のデータの読み出しと、このデータのシステムメモ
リ18へのバックアップを行う(S5)。このシェーデ
ィングメモリ8の読み出しと、データのバックアップを
以下に詳述する。また、シェーディングメモリ8の読み
出しを行うチェックポイント(画素の位置)の設定を図
4に示し、各チェックポイントに対する、画素の位置、
シェーディングメモリ8のアドレス、バックアップ先の
システムメモリ18のアドレスの関係を表1に示す。
【0034】まず、CPU16は、メモリ制御回路20
をモード2(CPU16のアドレス信号、データ信号に
よって、シェーディングメモリ8を制御するモード。)
に設定する(S7)。
【0035】ここで、CPU16は、シェーディングメ
モリ8に対して、チェックポイント1(347画素目)
に相当する、アドレス15AH(00101011010B)から、
データを読み出し(S8)、このデータをデータ0とし
てシステムメモリ18のアドレス0に書き込み、データ
0をバックアップしておく(S9)。
【0036】以下同様に、表1に示すようにチェックポ
イント2(678画素目)、チェックポイント3(85
9画素目)、チェックポイント4(1190画素目)、
チェックポイント5(1371画素目)のそれぞれに相
当するデータを、シェーディングメモリ8のアドレスか
ら読み出し、それぞれデータ1,データ2,データ3,
データ4として、システムメモリ18のアドレス1,
2,3,4に順次書き込み、バックアップを繰り返して
行く(S8,S9の繰り返し)。
【0037】ここで、表1で示すように、上記の各チェ
ックポイントに対するシェーディングメモリ8のアドレ
スの選び方は、画素数で等間隔のアドレスを選ばずに、
図2で示したシェーディングメモリ8のアドレス信号
(A10〜A0)の各アドレス信号線が必ず、5個所の
チェックポイントのアドレスに対して、0と1の各状態
をとるように選んである。
【0038】以上により、CPU16は、原稿としてセ
ットされた白色紙を搬送、排出しシェーディングデータ
の登録動作を終了する(S6)。
【0039】次に上記したシェーディングデータの登録
の後、操作者が原稿の読取りを行う場合の動作を図5の
フローチャートに従って説明する。まず操作者が原稿を
セットし(S11)、操作部13により原稿の読取りを
選択すると、CPU16はこの原稿を読取り位置に搬送
する(S12)。
【0040】ここで、原稿読取り処理時にシェーディン
グ補正のために使用する、シェーディングデータの一致
確認を行う。(S13)この一致確認を以下に詳述す
る。
【0041】まず、CPU16は、メモリ制御回路20
をモード2(CPU16のアドレス信号、データ信号に
よって、シェーディングメモリ8を制御するモード)に
設定する(S21)。
【0042】ここで、CPU16は、シェーディングメ
モリ8に対して、図4及び表1に示すようにチェックポ
イント1(347画素目)に相当する、アドレス15A
H(00101011010B)から、データを読み出す(S2
2)。
【0043】次にCPU16は、システムメモリ18の
アドレス0からデータ0を読み出す(S23)。
【0044】ここで、CPU16は、先のシェーディン
グメモリ8から読み出したデータとシステムメモリ18
から読み出したデータ0の一致の確認を行う(S2
4)。
【0045】以下同様に、表1に示すようにチェックポ
イント2(678画素目),チェックポイント3(85
9画素目),チェックポイント4(1190画素目),
チェックポイント5(1371画素目)のそれぞれに相
当するデータを、シェーディングメモリ8のアドレスか
ら読み出し、このデータとシステムメモリ18のアドレ
ス1,アドレス2,アドレス3,アドレス4から読み出
した、データ1,データ2,データ3,データ4とをそ
れぞれ一致確認を繰り返して行く(S22,S23,S
24の繰り返し)。
【0046】ここで、上記のチェックポイント1からチ
ェックポイント5のデータが全て一致した場合は、「一
致OK」として、この一致確認を終了する(S25)。
【0047】一方、1ポイントでも、一致しないポイン
トが発生した場合は、「一致NG」として、この一致確
認を終了する(S26)。
【0048】次にこのシェーディングデータの一致確認
が「一致OK」であった場合、原稿の読取り動作を継続
する。
【0049】まず、CPU16は、メモリ制御回路20
をモード1(シェーディング補正回路7のアドレス信
号、データ信号によって、シェーディングメモリ8を制
御するモード)に設定する(S14)。
【0050】この後、原稿はイメージセンサ2により読
取られ、S/H回路3,直流再生回路4,AGC回路
5,ADC6で読取りデータとして処理され、シェーデ
ィング補正回路7では、すでに登録されているシェーデ
ィングデータをシェーディングメモリ8から読み出し、
このシェーディングデータにより読取りデータを正規化
することにより、シェーディング補正が行われる。
【0051】さらにこの補正されたデータは、ABC回
路9,画像処理回路10によって処理され、CPU16
はこの画像処理されたデータを画像データ出力部14よ
り、画像出力データ15として出力する。
【0052】以上により、1ラインの読取りが行われる
(S15)。
【0053】この1ラインの読取りのあと、CPU16
は、原稿を1ライン分フィードし(S16)、順次、読
取り処理とフィードを繰り返すことにより、原稿1ペー
ジの読取りが行われ(S15,S16の繰り返し)、1
ページの読取りが終了すると、原稿が排出される(S1
7)。
【0054】一方、上記のシェーディングデータの一致
確認が「一致NG」であった場合、シェーディングメモ
リ8自体の不具合、あるいは、外来ノイズ等によるシェ
ーディングメモリ8のデータの破壊など、シェーディン
グ補正に必要なシェーディングデータが正確に得られな
いものとして、以降の原稿の読取りを行わない。
【0055】すなわち、操作部13の表示部にエラーの
警告表示を行い、再度シェーディングデータの登録動作
を行うことを促す表示を行う(S18)。さらにCPU
16は、セットされている原稿を排出し(S19)、動
作を終了する。
【0056】本実施の形態の装置では、シェーディング
メモリ8,システムメモリ18とも、バッテリー19で
メモリバッテリーバックアップされているので、シェー
ディングデータ登録動作後、メイン電源が切断され、再
び電源を投入して読取り動作を行う場合も,上記と同様
にいつでも原稿読取り動作が可能である。このように本
実施の形態の画像読取装置では、原稿読取りに先立って
1度だけ基準白色紙によりシェーディングデータの登録
を行っておけば、原稿読取り時に毎回プリスキャンを行
う必要が無く、またプリスキャンのための白基準を設け
る必要が無い。よって、読取り時間の短縮と装置の小型
化、コストダウンが可能である。
【0057】なお、本実施の形態では、シェーディング
データの一致確認を行うポイントを5ポイントとした
が、このポイントを増やせば、より信頼性の高いシェー
ディングデータの確認ができる。
【0058】《第2の形態》次に図6に本発明の第2の
形態におけるシェーディングデータの登録動作について
説明する。
【0059】まず、操作者が操作部13によってシェー
ディングデータ登録モードに設定すると、操作部13の
表示手段に「白基準原稿をセットしてください」という
メッセージを表示する(S201)。原稿読取りの白基
準となる白色紙がセットされると原稿ありと判断し(S
202)、イメージセンサ2をONする(S203)。
そして白基準原稿をイメージセンサ2の読取位置までフ
ィードさせ(S204)、白基準原稿の読取りを開始す
る。
【0060】白基準原稿の幅は装置の最大読取り幅以上
のものを使用する必要があり、本実施例装置ではA4サ
イズのものを使用する。また、白基準原稿で白基準の読
み取りは原稿の搬送される方向に対して、原稿の先端部
分より原稿の中央部分までの範囲において、より先端部
に近い部分で行うように設定されている。
【0061】イメージセンサ2から読み取られた白基準
原稿のデータは、S/H3,直流再生回路4,AGC回
路5,ADC6で処理され、デジタル画像信号データに
変換される。シェーディング補正回路7は、この読取り
データをシェーディングデータ(7bit)として、シ
ェーディングメモリ8に記憶させる(S205)。
【0062】次に、シェーディングデータが破壊してし
まった場合に再登録するために、取り込んだシェーディ
ングデータをシェーディングメモリ8から読み出し、そ
の平均値を算出し、システムメモリ18に記憶させる
(S206)。
【0063】また、通常の原稿読取り時に、シェーディ
ングデータが破壊しているかどうかを検出するためのシ
ェーディングデータをシェーディングメモリ8から読み
出し、システムメモリ18に記憶させる(S207)。
前述のように本装置のイメージセンサ2の総画素数は1
680画素であり、シェーディング補正回路7では、1
画素を7bitのデジタル画像データとして処理を行う
ので、全てのシェーディングデータを記憶するには7b
it×1680word以上の容量が必要となる。その
ため前記第1の実施の形態と同様にして、シェーディン
グ破壊チェック用に任意に決めた5ポイントのみのシェ
ーディングデータをシェーディングメモリ8から読み出
し、システムメモリ18に記憶させる。
【0064】以上の処理が終了したら、イメージセンサ
2をOFFして(S208)、白基準原稿を排紙して
(S209)シェーディングデータ登録処理を終了す
る。
【0065】次に、本実施の形態における原稿読取り動
作について図7のフローチャートに従って説明する。
【0066】まず、操作部13の表示手段に「原稿をセ
ットしてください」というメッセージを表示し(S30
1)、原稿がセットされると原稿ありと判断し(S30
2)、イメージセンサ2をONして(S303)、原稿
をイメージセンサ2の読取位置までフィードさせる(S
304)。
【0067】次に、システムメモリ18に記憶させてお
いた5ポイントのシェーディング比較用データとシェー
ディングメモリ8に記憶させておいたシェーディングデ
ータの同じポイントのデータを比較することにより、シ
ェーディングデータ破壊チェックを行う(S305)。
5ポイント中一つでも一致していないものがあったらシ
ェーディングデータが破壊されたものと判断し(S30
6)、シェーディングメモリ8にシェーディンデータの
再登録を行わなければならない。
【0068】S306でデータが破壊されていると判断
された場合は、まずシェーディングデータ再登録用にS
206で算出し、システムメモリ18に記憶しておいた
平均値データが破壊されているかチェックする(S30
7)。そして、この平均値データが破壊されていないと
判断された場合は(S308)、平均値データをシェー
ディングデータとしてシェーディングメモリに再登録す
る(S310)。また、S308において、平均値デー
タが破壊されていると判断した場合には、システムメモ
リ18に記憶されている5ポイントのバックアップデー
タをシェーディングデータとしてシェーディングメモリ
に再登録する(S309)。
【0069】以上のような再登録が完了すると、原稿の
画像データ読取りを開始する(S311)。イメージセ
ンサ2から読み取られた原稿の画像データは、サンプル
ホールド回路3,直流再生回路4,AGC回路5,AD
C6で処理されデジタル画像信号データに変換され、シ
ェーディング補正回路7はこの原稿画像に対する1画素
ずつの画像信号データを、シェーディングメモリ8に保
持しておいた白基準12に対する1画素ずつのシェーデ
ィングデータか、前述したS309、または、S310
により再登録されたシェーディングデータに対して、各
対応する画素ごとに正規化することにより各画素毎にシ
ェーディング補正された画像データが得られる。
【0070】この画像データはABC回路9によってA
BC制御され画像処理部10で必要な画像処理が施さ
れ、ここで原稿画像に対する1ラインの画像データが得
られる。これを原稿移動させながら毎ライン繰り返すこ
とにより1ページの原稿の画像データ読取りが行われ、
読取りが終わると、イメージセンサ2をOFFして(S
312)、原稿の排紙(S313)が行われ、原稿読取
り処理を終了する。
【0071】以上説明したように、本発明によれば、一
回のプリスキャン動作によって得られたシェーディング
データをメモリに保持し、そのデータを永久に使用する
タイプの画像読み取り装置において、プリスキャン時
に、白基準原稿等を読み取って作成したシェーディング
データをメイン電源が停止しても消去されないシェーデ
ィングメモリに保持した後、そのシェーディングデータ
の平均値を算出し、メイン電源が停止しても消去されな
いシステムメモリに保持しておき、原稿画像読取り前
に、シェーディングデータを比較し、その結果シェーデ
ィングメモリに保持しておいたシェーディングデータが
破壊されている場合、そのままシェーディングデータを
使用したり、ROM化されている固定データを使用する
のではなく、プリスキャン時にシステムメモリに保持し
ておいたシェーディングデータの平均値をシェーディン
グデータとして再登録、使用することで、イメージセン
サ毎の感度のばらつきに適応し、ハーフトーン画像にお
いて、’白抜け’、’ごましお’など読み取った画像の
品質の劣化を防ぎ、シェーディングデータが破壊された
場合でもより品質の高い画像を提供することを可能とし
た。
【0072】さらに、シェーディングメモリに保持して
おいたシェーディングデータが破壊されている場合、前
記シェーディングデータの平均値が破壊されていないか
どうかのチェックを行い、破壊されていた場合には最終
手段として、ROM化されている固定データをシェーデ
ィングデータとして再登録、使用することで、画質は低
下するが、実用レベルの品質を保つことを可能とする。
【0073】
【表1】
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
メモリに記憶されているデータのバックアップデータを
とっておく場合に、各アドレスの信号線が、0,1の両
方の状態をとるようなアドレスのデータをバックアップ
するようにしたので、メモリのアドレスバスやメモリ内
のアドレス制御部のアドレス信号線に1本でも不具合が
ある場合に、これを検出することができる。また外来ノ
イズ等によりメモリの一部分のデータが破壊された場合
でも、データの不一致を確実に検出することができる。
【0075】また、一連のデータを複数アドレスにわた
って記憶する第1のメモリと、前記第1のメモリのバッ
クアップデータを前記複数アドレスの数よりも少ない所
定のアドレスについて記憶する第2のメモリと、前記第
1のメモリに記憶されているデータと前記第2のメモリ
に記憶されているバックアップデータとを比較する比較
手段と、を備えるように構成したため、メモリ容量を減
少させた場合にも、確実にデータの不一致を確実に検出
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態における画像読取装置のブロック図
である。
【図2】シェーディングメモリのアドレスバスとデータ
バスを示す図である。
【図3】本実施の形態におけるシェーディングデータ登
録処理のフローチャートである。
【図4】イメージセンサと一致確認チェックポイントの
位置を示す図である。
【図5】本実施の形態における原稿読取り動作のフロー
チャートである。
【図6】本実施の形態におけるシェーディングデータ登
録処理のフローチャートである。
【図7】本実施の形態における原稿読取り処理のフロー
チャートである。
【図8】従来の画像読取装置のブロック図である。
【符号の説明】
8 シェーディングメモリ 18 システムメモリ

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一連のデータを複数アドレスにわたって
    記憶する第1のメモリと、 前記第1のメモリのバックアップデータを記憶する第2
    のメモリと、 前記第1のメモリに記憶されているデータと前記第2の
    メモリに記憶されているバックアップデータとを比較す
    る比較手段とを備え、 前記第1のメモリのアドレスバスのアドレス信号線が
    0,1の両方の状態をとるアドレスのデータを前記第2
    のメモリにバックアップデータとして記憶するようにし
    たことを特徴とする記憶データ確認装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記第2のメモリは
    前記第1のメモリに記憶されている複数アドレスのデー
    タをバックアップデータとして記憶することを特徴とす
    る記憶データ確認装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記第1のメモリ
    は、所定の信号を補正するための補正データを記憶する
    ためのものであり、前記所定の信号を補正する前に前記
    比較手段による比較を行なうように制御する制御手段を
    備えることを特徴とする記憶データ確認装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記所定の信号は画
    像信号であることを特徴とする記憶データ確認装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記第1のメモリ
    は、シェーディング補正を行なうためのシェーディング
    補正データを記憶することを特徴とする記憶データ確認
    装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれか1項におい
    て、前記第1のメモリと前記第2のメモリに装置全体の
    電力と独立して電力を供給する電力供給手段を備えたこ
    とを特徴とする記憶データ確認装置。
  7. 【請求項7】 一連のデータを複数アドレスにわたって
    記憶する第1のメモリと、 前記第1のメモリのバックアップデータを前記複数アド
    レスの数よりも少ない所定のアドレスについて記憶する
    第2のメモリと、 前記第1のメモリに記憶されているデータと前記第2の
    メモリに記憶されているバックアップデータとを比較す
    る比較手段と、を備えたことを特徴とする記憶データ確
    認装置。
  8. 【請求項8】 請求項7において、前記第1のメモリ
    は、所定の信号を補正するための補正データを記憶する
    ためのものであり、前記所定の信号を補正する前に前記
    比較手段による比較を行なうように制御する制御手段を
    備えることを特徴とする記憶データ確認装置。
  9. 【請求項9】 請求項7または8のいずれか1項におい
    て、前記第2のメモリは、さらに前記一連のデータの平
    均値を前記第2のメモリに記憶することを特徴とする記
    憶データ確認装置。
  10. 【請求項10】 請求項9において、前記比較手段によ
    る比較の結果、前記第1のメモリに記憶されたデータと
    前記第2のメモリに記憶されたバックアップデータが一
    致しない場合、前記制御手段は前記平均値を使用して前
    記所定の信号の補正を行なうように制御することを特徴
    とする記憶データ確認装置。
  11. 【請求項11】 請求項9において、前記比較手段によ
    る比較の結果、前記第1のメモリに記憶されたデータと
    前記第2のメモリに記憶されたバックアップデータが一
    致しない場合に、前記制御手段は前記平均値が破壊され
    ていないかどうかを確認し、破壊されていた場合は固定
    データを使用して前記所定の信号の補正を行なうように
    制御することを特徴とする記憶データ確認装置。
  12. 【請求項12】 請求項8において、前記所定の信号は
    画像信号であることを特徴とする記憶データ確認装置。
  13. 【請求項13】 請求項12において、前記第1のメモ
    リは、シェーディング補正を行なうためのシェーディン
    グ補正データを記憶することを特徴とする記憶データ確
    認装置。
  14. 【請求項14】 請求項7乃至13のいずれか1項にお
    いて、前記第1のメモリと前記第2のメモリに装置全体
    の電力と独立して電力を供給する電力供給手段を備えた
    ことを特徴とする記憶データ確認装置。
JP9185046A 1997-07-10 1997-07-10 記憶データ確認装置 Withdrawn JPH1131106A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007264767A (ja) * 2006-03-27 2007-10-11 Fujitsu Ltd 電源監視装置

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JP2007264767A (ja) * 2006-03-27 2007-10-11 Fujitsu Ltd 電源監視装置

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