JP3255554B2 - 画像処理装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原稿画像をイメージセ
ンサで読み取り、電気的に処理する画像処理装置に関す
る。
ンサで読み取り、電気的に処理する画像処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来のこの種の画像処理装置の
構成を示すブロック図であり、同図において、1は原稿
画像を読み取るイメージセンサ(原稿読み取り手段)と
してのCCD(電荷結合素子)センサで、読み取った原
稿画像の光量を電気量に変換する。2はドライバー回路
で、CCDセンサ1を駆動するためのクロック信号を供
給する。3はアンプ回路で、CCDセンサ1の出力を適
切なレベルまで増幅する。4はサンプルホールド回路
で、CCDセンサ1から1ビット(1画素)毎に出力さ
れる出力信号から原稿画像に対する出力部分だけを抜き
出す。5は直流再生回路で、サンプルホールド回路4に
よりサンプルホールドされた信号に対して原稿画像の黒
出力レベルを処理回路のバイアス電圧に一致させる。6
はピークホールドABC(ABC:AUTO BACK
GROUND CONTROL)回路で、原稿画像の下
地の濃度を考慮して画像二値化処理を行うために1ライ
ンの読み取りの中で出力のピーク値を検出する。7はシ
ェーディング補正回路で、CCDセンサ1の受光感度の
ばらつきや読み取り機構系の偏りのために出力信号が不
均一になるため(シェーディング歪)、これを電気的に
補正する。8はA(アナログ)/D(デジタル)コンバ
ータで、ピークホールドABC回路6及びシェーディン
グ補正回路7によって作られるリファレンス信号を用い
て、直流再生回路5で処理後のビデオ信号を二値化して
画像データを出力する。9は読み取り制御部で、上記各
部のクロックタイミングや制御信号タイミングを管理制
御し、最終的にA/Dコンバータ8で二値化された画像
データを受け取り画像処理する。10はMPU(超小型
演算処理装置)で、読み取り制御部9を含む本装置全体
を制御する。
構成を示すブロック図であり、同図において、1は原稿
画像を読み取るイメージセンサ(原稿読み取り手段)と
してのCCD(電荷結合素子)センサで、読み取った原
稿画像の光量を電気量に変換する。2はドライバー回路
で、CCDセンサ1を駆動するためのクロック信号を供
給する。3はアンプ回路で、CCDセンサ1の出力を適
切なレベルまで増幅する。4はサンプルホールド回路
で、CCDセンサ1から1ビット(1画素)毎に出力さ
れる出力信号から原稿画像に対する出力部分だけを抜き
出す。5は直流再生回路で、サンプルホールド回路4に
よりサンプルホールドされた信号に対して原稿画像の黒
出力レベルを処理回路のバイアス電圧に一致させる。6
はピークホールドABC(ABC:AUTO BACK
GROUND CONTROL)回路で、原稿画像の下
地の濃度を考慮して画像二値化処理を行うために1ライ
ンの読み取りの中で出力のピーク値を検出する。7はシ
ェーディング補正回路で、CCDセンサ1の受光感度の
ばらつきや読み取り機構系の偏りのために出力信号が不
均一になるため(シェーディング歪)、これを電気的に
補正する。8はA(アナログ)/D(デジタル)コンバ
ータで、ピークホールドABC回路6及びシェーディン
グ補正回路7によって作られるリファレンス信号を用い
て、直流再生回路5で処理後のビデオ信号を二値化して
画像データを出力する。9は読み取り制御部で、上記各
部のクロックタイミングや制御信号タイミングを管理制
御し、最終的にA/Dコンバータ8で二値化された画像
データを受け取り画像処理する。10はMPU(超小型
演算処理装置)で、読み取り制御部9を含む本装置全体
を制御する。
【0003】図7は、図6の画像処理装置におけるピー
クホールドABC回路6及びシェーディング補正回路7
の構成を示すブロック図である。同図において、11は
ビデオ信号で、図6の直流再生回路5から出力されてく
る。12、13は入力されたビデオ信号11を分圧する
分圧抵抗である。14はABC範囲において閉成される
第1のアナログスイッチである。15は入力されたビデ
オ信号11と現在のピーク値とを比較する第1のコンパ
レータ(COM)である。16は入力されたビデオ信号
11のピーク値をホールドするピークホールドコンデン
サである。17はピークホールドコンデンサ16に充電
するための第1の充電抵抗である。18はピークホール
ドコンデンサ16に充電する際に閉成される第2のアナ
ログスイッチである。19はピークホールドコンデンサ
16から放電するための第1の放電抵抗である。20は
ピークホールドコンデンサ16に現れるピーク値信号で
ある。
クホールドABC回路6及びシェーディング補正回路7
の構成を示すブロック図である。同図において、11は
ビデオ信号で、図6の直流再生回路5から出力されてく
る。12、13は入力されたビデオ信号11を分圧する
分圧抵抗である。14はABC範囲において閉成される
第1のアナログスイッチである。15は入力されたビデ
オ信号11と現在のピーク値とを比較する第1のコンパ
レータ(COM)である。16は入力されたビデオ信号
11のピーク値をホールドするピークホールドコンデン
サである。17はピークホールドコンデンサ16に充電
するための第1の充電抵抗である。18はピークホール
ドコンデンサ16に充電する際に閉成される第2のアナ
ログスイッチである。19はピークホールドコンデンサ
16から放電するための第1の放電抵抗である。20は
ピークホールドコンデンサ16に現れるピーク値信号で
ある。
【0004】21はピーク値信号20をバッファするバ
ッファアンプ(AMP)である。22はシェーディング
コンデンサ、23はシェーディングコンデンサ22に充
電するための第2の充電抵抗である。24はシェーディ
ングコンデンサ22に充電する際に閉成される第3のア
ナログスイッチである。25はシェーディングコンデン
サ22から放電する際に閉成される第4のアナログスイ
ッチである。26はメモリ読み出しデータ信号31を反
転するためのインバータである。27はシェーディング
コンデンサ22から放電するための第2の放電抵抗であ
る。28は入力されたビデオ信号11とリファレンス信
号とを比較する第2のコンパレータ(COM)である。
29は第2のコンパレータ28の出力データであるメモ
リ書き込みデータ信号である。
ッファアンプ(AMP)である。22はシェーディング
コンデンサ、23はシェーディングコンデンサ22に充
電するための第2の充電抵抗である。24はシェーディ
ングコンデンサ22に充電する際に閉成される第3のア
ナログスイッチである。25はシェーディングコンデン
サ22から放電する際に閉成される第4のアナログスイ
ッチである。26はメモリ読み出しデータ信号31を反
転するためのインバータである。27はシェーディング
コンデンサ22から放電するための第2の放電抵抗であ
る。28は入力されたビデオ信号11とリファレンス信
号とを比較する第2のコンパレータ(COM)である。
29は第2のコンパレータ28の出力データであるメモ
リ書き込みデータ信号である。
【0005】30はシェーディング補正データが蓄積さ
れるシェーディングメモリである。31は前記シェーデ
ィング補正データに従って第3及び第4のアナログスイ
ッチ24、25を開閉するためのメモリ読み出しデータ
信号である。32はシェーディングコンデンサ22に現
れるリファレンス信号で、図6におけるA/Dコンバー
タ8のリファレンス(REF)入力に接続される。33
は図6における読み取り制御部9からの制御出力信号
で、ABC範囲においてオン(ON)するABC範囲信
号である。34も図6における読み取り制御部9からの
制御出力信号で、シェーディングメモリ34の読み出し
/書き込み制御を行うメモリ制御信号である。35は第
1のコンパレータ15の(−)入力への入力信号をピー
ク値信号20とリファレンス信号32とで切り換えるた
めの第5のアナログスイッチである。36は図6におけ
る読み取り制御部9からの制御出力信号で、第5のアナ
ログスイッチ35を切り換えるためのスイッチ切換信号
である。
れるシェーディングメモリである。31は前記シェーデ
ィング補正データに従って第3及び第4のアナログスイ
ッチ24、25を開閉するためのメモリ読み出しデータ
信号である。32はシェーディングコンデンサ22に現
れるリファレンス信号で、図6におけるA/Dコンバー
タ8のリファレンス(REF)入力に接続される。33
は図6における読み取り制御部9からの制御出力信号
で、ABC範囲においてオン(ON)するABC範囲信
号である。34も図6における読み取り制御部9からの
制御出力信号で、シェーディングメモリ34の読み出し
/書き込み制御を行うメモリ制御信号である。35は第
1のコンパレータ15の(−)入力への入力信号をピー
ク値信号20とリファレンス信号32とで切り換えるた
めの第5のアナログスイッチである。36は図6におけ
る読み取り制御部9からの制御出力信号で、第5のアナ
ログスイッチ35を切り換えるためのスイッチ切換信号
である。
【0006】次に図6及び図7に示す画像処理装置の動
作を説明する。まず、1ページの原稿画像の読取りに先
立って、シェーディング補正を行うためのシェーディン
グ波形を記憶するために装置内に設けられた読み取り白
地(基準白地)の読み取り動作であるプリスキャン動作
を行う。
作を説明する。まず、1ページの原稿画像の読取りに先
立って、シェーディング補正を行うためのシェーディン
グ波形を記憶するために装置内に設けられた読み取り白
地(基準白地)の読み取り動作であるプリスキャン動作
を行う。
【0007】即ち、図7においてABC範囲信号33に
よって第1のアナログスイッチ14が閉成され、ビデオ
信号11が第1のコンパレータ15の(+)入力に入力
される。一方、スイッチ切換信号36によって第5のア
ナログスイッチ35はP側(ピーク値信号20側)に設
定されるため、第1のコンパレータ15の(−)入力に
はホールドされたピーク値信号20が入力されており、
この比較によって「ビデオ信号>ピーク値信号」ならば
第2のアナログスイッチ18は閉成され、第1の充電抵
抗17を介してピークホールドコンデンサ16に充電を
行い、ピーク値信号20を上昇させる。逆に、「ビデオ
信号<ピーク値信号」ならば第2のアナログスイッチ1
8は開成したままでピーク値信号20は変化しない。こ
の結果、最終的にピーク値信号20はビデオ信号11の
ピーク値に一致する。
よって第1のアナログスイッチ14が閉成され、ビデオ
信号11が第1のコンパレータ15の(+)入力に入力
される。一方、スイッチ切換信号36によって第5のア
ナログスイッチ35はP側(ピーク値信号20側)に設
定されるため、第1のコンパレータ15の(−)入力に
はホールドされたピーク値信号20が入力されており、
この比較によって「ビデオ信号>ピーク値信号」ならば
第2のアナログスイッチ18は閉成され、第1の充電抵
抗17を介してピークホールドコンデンサ16に充電を
行い、ピーク値信号20を上昇させる。逆に、「ビデオ
信号<ピーク値信号」ならば第2のアナログスイッチ1
8は開成したままでピーク値信号20は変化しない。こ
の結果、最終的にピーク値信号20はビデオ信号11の
ピーク値に一致する。
【0008】このピーク値信号20はバッファアンプ2
1を介して以降に伝達される。ここで、第2のコンパレ
ータ28は、その(+)入力に入力されているビデオ信
号11と(−)入力に入力されているリファレンス信号
32とを比較して「ビデオ信号>リファレンス信号」な
らばメモリ書き込みデータ信号29は1(High)と
なり、逆に、「ビデオ信号<リファレンス信号」ならば
第2のコンパレータ28の出力であるメモリ書き込みデ
ータ信号29は0(Low)となる。
1を介して以降に伝達される。ここで、第2のコンパレ
ータ28は、その(+)入力に入力されているビデオ信
号11と(−)入力に入力されているリファレンス信号
32とを比較して「ビデオ信号>リファレンス信号」な
らばメモリ書き込みデータ信号29は1(High)と
なり、逆に、「ビデオ信号<リファレンス信号」ならば
第2のコンパレータ28の出力であるメモリ書き込みデ
ータ信号29は0(Low)となる。
【0009】このプリスキャンモードの場合は、メモリ
制御信号34によって第2のコンパレータ28の出力で
あるメモリ書き込みデータ信号29はシェーディングメ
モリ30に書き込まれると同時に、メモリ読み出しデー
タ信号31として出力される。これにより、メモリ読み
出しデータ信号31が1(High)の場合は第3のア
ナログスイッチ24は閉成され、第4のアナログスイッ
チ25は開成され、ピーク値信号20はバッファアンプ
21及び第2の充電抵抗23を介してシェーディングコ
ンデンサ22に充電を行う。逆に、メモリ読み出しデー
タ信号31が0(Low)の場合は第3のアナログスイ
ッチ24は開成され、第4のアナログスイッチ25は閉
成され、シェーディングコンデンサ22から第2の放電
抵抗27を介して放電が行われる。
制御信号34によって第2のコンパレータ28の出力で
あるメモリ書き込みデータ信号29はシェーディングメ
モリ30に書き込まれると同時に、メモリ読み出しデー
タ信号31として出力される。これにより、メモリ読み
出しデータ信号31が1(High)の場合は第3のア
ナログスイッチ24は閉成され、第4のアナログスイッ
チ25は開成され、ピーク値信号20はバッファアンプ
21及び第2の充電抵抗23を介してシェーディングコ
ンデンサ22に充電を行う。逆に、メモリ読み出しデー
タ信号31が0(Low)の場合は第3のアナログスイ
ッチ24は開成され、第4のアナログスイッチ25は閉
成され、シェーディングコンデンサ22から第2の放電
抵抗27を介して放電が行われる。
【0010】以上のようにシェーディングコンデンサ2
2への充放電を繰り返すことにより、リファレンス信号
32上に現在の読み取りラインのビデオ信号波形をシェ
ーディングコンデンサ22の充放電で近似した波形が現
れると同時に、シェーディングメモリ30にこの充放電
データ(シェーディングデータ)が蓄積される。通常、
ピークホールドコンデンサ16へのピーク値の充電に時
間を要することから、以上のプリスキャン動作は、数ラ
インに亘って繰り返され、シェーディングデータを得る
ようにしている。シェーディングメモリ30であるが、
バックアップは可能であるがシステム全体のデータバス
と接続されていないため、MPU10とは直接アクセス
できない。よって、プロテクトはかけられない。
2への充放電を繰り返すことにより、リファレンス信号
32上に現在の読み取りラインのビデオ信号波形をシェ
ーディングコンデンサ22の充放電で近似した波形が現
れると同時に、シェーディングメモリ30にこの充放電
データ(シェーディングデータ)が蓄積される。通常、
ピークホールドコンデンサ16へのピーク値の充電に時
間を要することから、以上のプリスキャン動作は、数ラ
インに亘って繰り返され、シェーディングデータを得る
ようにしている。シェーディングメモリ30であるが、
バックアップは可能であるがシステム全体のデータバス
と接続されていないため、MPU10とは直接アクセス
できない。よって、プロテクトはかけられない。
【0011】図8は、読み取り白地(基準白地)のプリ
スキャン動作により、読み取り光源の光量のばらつきや
読み取りセンサの感度のばらつきを含んだシェーディン
グ波形を得る動作を概略的に示す図であり、同図の
(A)は読み取り白地を、(B)はシェーディング波形
をそれぞれ示す。
スキャン動作により、読み取り光源の光量のばらつきや
読み取りセンサの感度のばらつきを含んだシェーディン
グ波形を得る動作を概略的に示す図であり、同図の
(A)は読み取り白地を、(B)はシェーディング波形
をそれぞれ示す。
【0012】次に実際に原稿画像の読取り動作に入る。
即ち、ABC範囲信号33は原稿幅に対してABC範囲
内で第1のアナログスイッチ14を閉成するが、本例で
は「原稿幅=ABC範囲」として原稿読み取り中は第1
のアナログスイッチ14は閉成しているものとする。
即ち、ABC範囲信号33は原稿幅に対してABC範囲
内で第1のアナログスイッチ14を閉成するが、本例で
は「原稿幅=ABC範囲」として原稿読み取り中は第1
のアナログスイッチ14は閉成しているものとする。
【0013】よって、ビデオ信号11は第1のコンパレ
ータ15の(+)入力に至るが、原稿読み取り時はスイ
ッチ切換信号36により第5のアナログスイッチ35は
R側(リファレンス信号32側)に設定され、第1のコ
ンパレータ15の(−)入力にはリファレンス信号32
が入力され、両者の比較により上記と同様に第2のアナ
ログスイッチ18の開閉によってビデオ信号11とリフ
ァレンス信号32とが一致するように動作する。
ータ15の(+)入力に至るが、原稿読み取り時はスイ
ッチ切換信号36により第5のアナログスイッチ35は
R側(リファレンス信号32側)に設定され、第1のコ
ンパレータ15の(−)入力にはリファレンス信号32
が入力され、両者の比較により上記と同様に第2のアナ
ログスイッチ18の開閉によってビデオ信号11とリフ
ァレンス信号32とが一致するように動作する。
【0014】一方、メモリ制御信号34によって読み取
りライン毎にラインに同期して先に蓄積したシェーディ
ング補正データをシェーディングメモリ30から読み出
して、その1(High)、0(Low)シェーディン
グデータに従って第3及び第4のアナログスイッチ2
4、25を開閉して、シェーディングンデンサ22の充
放電によってリファレンス信号32にプリスキャン時に
得たシェーディング波形を再現する。
りライン毎にラインに同期して先に蓄積したシェーディ
ング補正データをシェーディングメモリ30から読み出
して、その1(High)、0(Low)シェーディン
グデータに従って第3及び第4のアナログスイッチ2
4、25を開閉して、シェーディングンデンサ22の充
放電によってリファレンス信号32にプリスキャン時に
得たシェーディング波形を再現する。
【0015】以上のようにして得られたリファレンス信
号32は、図6のA/Dコンバータ8のリファレンス
(REF)入力に入力され、一方、ビデオ信号11はA
/Dコンバータ8のアナログ(Vin)入力に入力され
るので、シェーディング補正された正確な二値化画像デ
ータが得られ、これが読み取り制御部9に送られる。
号32は、図6のA/Dコンバータ8のリファレンス
(REF)入力に入力され、一方、ビデオ信号11はA
/Dコンバータ8のアナログ(Vin)入力に入力され
るので、シェーディング補正された正確な二値化画像デ
ータが得られ、これが読み取り制御部9に送られる。
【0016】従って、図9(A)に示すように、a、b
部が黒情報の原稿の場合、原稿読み取り時のリファレン
ス信号32は、図9(B)に示すように、ビデオ信号1
1のピーク値に沿った曲線波形となり、図6の読み取り
制御部9においてリファレンス信号32の60%をスラ
イスレベルとすれば、図9(A)に示す、a、b部が黒
情報の原稿の場合、a、b部は図9(C)に示すように
スライスレベルより低いため、黒情報部と判断される。
部が黒情報の原稿の場合、原稿読み取り時のリファレン
ス信号32は、図9(B)に示すように、ビデオ信号1
1のピーク値に沿った曲線波形となり、図6の読み取り
制御部9においてリファレンス信号32の60%をスラ
イスレベルとすれば、図9(A)に示す、a、b部が黒
情報の原稿の場合、a、b部は図9(C)に示すように
スライスレベルより低いため、黒情報部と判断される。
【0017】以上の1ラインの動作を副走査方向に繰り
返すことにより、1ページの読み取りが行われる。
返すことにより、1ページの読み取りが行われる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来装置にあっては、読み取り白地(基準白地)等の
プリスキャン動作のための読み取り機構が装置内に設け
てあるので、構成が複雑になっており、原稿通紙(例え
ば、ADF:オートドキュメントフィーダー)の信頼性
が低い。また、1回のプリスキャン動作によって得られ
たシェーディングデータをシェーディングメモリ30に
保持し、そのシェーディングデータを永久に使用する画
像処理装置では、異常電圧(雷サージ、静電気等)によ
ってシェーディングメモリ30の内部データの破壊が発
生した場合、正常な中間調画像が得られないという問題
点があった。
た従来装置にあっては、読み取り白地(基準白地)等の
プリスキャン動作のための読み取り機構が装置内に設け
てあるので、構成が複雑になっており、原稿通紙(例え
ば、ADF:オートドキュメントフィーダー)の信頼性
が低い。また、1回のプリスキャン動作によって得られ
たシェーディングデータをシェーディングメモリ30に
保持し、そのシェーディングデータを永久に使用する画
像処理装置では、異常電圧(雷サージ、静電気等)によ
ってシェーディングメモリ30の内部データの破壊が発
生した場合、正常な中間調画像が得られないという問題
点があった。
【0019】本発明は上述した従来の技術の有するこの
ような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的と
するところは、構成が簡単で、原稿通紙に対する信頼性
が高く、また、シェーディングデータの破壊が発生した
場合、二値画像に対しては正常な画像を出力することが
でき、更に中間調の画像に対しても正常な画像を出力す
ることができる画像処理装置を提供しようとするもので
ある。
ような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的と
するところは、構成が簡単で、原稿通紙に対する信頼性
が高く、また、シェーディングデータの破壊が発生した
場合、二値画像に対しては正常な画像を出力することが
でき、更に中間調の画像に対しても正常な画像を出力す
ることができる画像処理装置を提供しようとするもので
ある。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の請求項1に記載の画像処理装置は、ラインセ
ンサにより原稿を読み取ることにより得られる画像信号
の処理を行う画像処理装置において、シェーディングデ
ータを保持する第1のメモリと、前記シェーディングデ
ータのチェックサムを行うチェックサム手段と、前記チ
ェックサム手段により行われた前記シェーディングデー
タのチェックサム値を保持する第2のメモリと、前記第
2のメモリをプロテクトするメモリプロテクト手段と、
前記シェーディングデータに基づいて前記画像信号を二
値化することで前記画像信号にシェーディング補正を施
すA/D変換手段と、プリスキャンモードにおいてプリ
スキャンで得られたシェーディングデータを前記第1の
メモリに書き込むと共に前記チェックサム手段により前
記プリスキャンで得られたシェーディングデータのチェ
ックサムを行ってそのチェックサム値を前記第2のメモ
リに書き込むように制御する第1の制御手段と、原稿読
み取りモードにおいて原稿読み取り前に前記第1のメモ
リに保持されているシェーディングデータを読み出し且
つ読み出されたシェーディングデータに対して前記チェ
ックサム手段によりチェックサムを行い且つそのチェッ
クサム値と前記第2のメモリに保持されているチェック
サム値とを比較することで前記第1のメモリに保持され
ているシェーディングデータが破壊されているか否かを
確認し且つ破壊されている場合に前記A/D変換手段の
リファレンスを一定値に固定して前記画像信号を二値化
するように制御する第2の制御手段とを備えたことを特
徴とするものである。
に本発明の請求項1に記載の画像処理装置は、ラインセ
ンサにより原稿を読み取ることにより得られる画像信号
の処理を行う画像処理装置において、シェーディングデ
ータを保持する第1のメモリと、前記シェーディングデ
ータのチェックサムを行うチェックサム手段と、前記チ
ェックサム手段により行われた前記シェーディングデー
タのチェックサム値を保持する第2のメモリと、前記第
2のメモリをプロテクトするメモリプロテクト手段と、
前記シェーディングデータに基づいて前記画像信号を二
値化することで前記画像信号にシェーディング補正を施
すA/D変換手段と、プリスキャンモードにおいてプリ
スキャンで得られたシェーディングデータを前記第1の
メモリに書き込むと共に前記チェックサム手段により前
記プリスキャンで得られたシェーディングデータのチェ
ックサムを行ってそのチェックサム値を前記第2のメモ
リに書き込むように制御する第1の制御手段と、原稿読
み取りモードにおいて原稿読み取り前に前記第1のメモ
リに保持されているシェーディングデータを読み出し且
つ読み出されたシェーディングデータに対して前記チェ
ックサム手段によりチェックサムを行い且つそのチェッ
クサム値と前記第2のメモリに保持されているチェック
サム値とを比較することで前記第1のメモリに保持され
ているシェーディングデータが破壊されているか否かを
確認し且つ破壊されている場合に前記A/D変換手段の
リファレンスを一定値に固定して前記画像信号を二値化
するように制御する第2の制御手段とを備えたことを特
徴とするものである。
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づき説明
する。図1は、本発明の一実施例に係る画像処理装置の
構成を示すブロック図であり、同図において、上述した
従来例の図6と同一部分については同一符号を付して、
その説明を省略する。図1において図6と異なる点は、
原稿読み取り手段として図6のCCDセンサ1に代えて
CSセンサ1aを設けたことと、図6の構成にシェーデ
ィングデータ確認手段37、メモリプロテクト手段3
8、チェックサムメモリ39及び表示手段40を付加し
たことである。本発明において原稿読み取り手段として
CSセンサ1aを設けた理由は、本発明が主に等倍読み
取りセンサへの性能改善であるためである。
する。図1は、本発明の一実施例に係る画像処理装置の
構成を示すブロック図であり、同図において、上述した
従来例の図6と同一部分については同一符号を付して、
その説明を省略する。図1において図6と異なる点は、
原稿読み取り手段として図6のCCDセンサ1に代えて
CSセンサ1aを設けたことと、図6の構成にシェーデ
ィングデータ確認手段37、メモリプロテクト手段3
8、チェックサムメモリ39及び表示手段40を付加し
たことである。本発明において原稿読み取り手段として
CSセンサ1aを設けた理由は、本発明が主に等倍読み
取りセンサへの性能改善であるためである。
【0026】シェーディングデータ確認手段37は、原
稿読み取り動作を開始する前にシェーディングメモリ内
のシェーディングデータのチェックサムを行い、その値
がチェックサムメモリ39内に保持されている値と一致
するか否かを確認するもので、その確認結果は読み取り
制御部9に入力される。メモリプロテクト手段38は、
チェックサムメモリ39内に保持されているデータをプ
ロテクトする(メモリにチップセレクトが出力されない
ようにする)ものである。チェックサムメモリ39は、
前記チェックサムを行った結果のデータを保持するもの
である。表示手段40は、液晶表示器等からなり、各種
の情報を画面に表示するものである。
稿読み取り動作を開始する前にシェーディングメモリ内
のシェーディングデータのチェックサムを行い、その値
がチェックサムメモリ39内に保持されている値と一致
するか否かを確認するもので、その確認結果は読み取り
制御部9に入力される。メモリプロテクト手段38は、
チェックサムメモリ39内に保持されているデータをプ
ロテクトする(メモリにチップセレクトが出力されない
ようにする)ものである。チェックサムメモリ39は、
前記チェックサムを行った結果のデータを保持するもの
である。表示手段40は、液晶表示器等からなり、各種
の情報を画面に表示するものである。
【0027】図2は、図1におけるピークホールドAB
C回路6、シェーディング補正回路7及びシェーディン
グデータ確認手段37の構成を示すブロック図である。
同図において、上述した従来例の図7と同一部分につい
ては同一符号を付して、その説明を省略する。
C回路6、シェーディング補正回路7及びシェーディン
グデータ確認手段37の構成を示すブロック図である。
同図において、上述した従来例の図7と同一部分につい
ては同一符号を付して、その説明を省略する。
【0028】図2において、41はS(シリアル)/P
(パラレル)変換回路で、図1における読み取り制御部
9内にあり、シリアルデータである原稿読み取り時の二
値画像データ42或はシェーディングデータ31をパラ
レルデータに変換するものである。43はバッファメモ
リで、S/P変換回路41からの出力データを保持する
ものである。チェックサムメモリ39は、バッファメモ
リ43内のシェーディングデータに対して図1のMPU
10によってチェックサムを行い、その結果を示すデー
タを保持するもので、ソフトウェアが暴走しても内部デ
ータが破壊しないように図1のメモリプロテクト手段3
8によってプロテクトがかけられる構造になっている。
44は8ビットデータバスで、図1のMPU10を含め
たシステム全体とつながっている。
(パラレル)変換回路で、図1における読み取り制御部
9内にあり、シリアルデータである原稿読み取り時の二
値画像データ42或はシェーディングデータ31をパラ
レルデータに変換するものである。43はバッファメモ
リで、S/P変換回路41からの出力データを保持する
ものである。チェックサムメモリ39は、バッファメモ
リ43内のシェーディングデータに対して図1のMPU
10によってチェックサムを行い、その結果を示すデー
タを保持するもので、ソフトウェアが暴走しても内部デ
ータが破壊しないように図1のメモリプロテクト手段3
8によってプロテクトがかけられる構造になっている。
44は8ビットデータバスで、図1のMPU10を含め
たシステム全体とつながっている。
【0029】シェーディングデータ確認手段37は、第
1及び第2のバッファ45、46、第1及び第2のAN
Dゲート47、48を有している。第1及び第2のバッ
ファ45、46は、原稿読み取り動作開始前にチェック
サムメモリ39内のチェックサムデータとシェーディン
グメモリ30内のシェーディングデータのチェックサム
データとの比較を行う場合に、一旦データを保持するた
めのものであり、第1のバッファ45は、チェックサム
メモリ39内のチェックサムデータを保持する。第2の
バッファ46は、シェーディングメモリ30内のシェー
ディングデータのチェックサムデータを保持する。
1及び第2のバッファ45、46、第1及び第2のAN
Dゲート47、48を有している。第1及び第2のバッ
ファ45、46は、原稿読み取り動作開始前にチェック
サムメモリ39内のチェックサムデータとシェーディン
グメモリ30内のシェーディングデータのチェックサム
データとの比較を行う場合に、一旦データを保持するた
めのものであり、第1のバッファ45は、チェックサム
メモリ39内のチェックサムデータを保持する。第2の
バッファ46は、シェーディングメモリ30内のシェー
ディングデータのチェックサムデータを保持する。
【0030】第1のANDゲート47は、第1及び第2
のバッファ45、46のデータを比較するための16個
(チェックサムデータは、2バイトである)のANDゲ
ートである。第2のANDゲート48は、第1のAND
ゲート47の比較結果を判定結果信号49として図1の
読み取り制御部9へ出力するためのANDゲートであ
る。
のバッファ45、46のデータを比較するための16個
(チェックサムデータは、2バイトである)のANDゲ
ートである。第2のANDゲート48は、第1のAND
ゲート47の比較結果を判定結果信号49として図1の
読み取り制御部9へ出力するためのANDゲートであ
る。
【0031】50は第6のアナログスイッチで、図1の
読み取り制御部9からのシェーディングデータ切換信号
51により、シェーディングデータと+Vcc(1;H
igh)を切り換えて第2及び第3のアナログスイッチ
24、25に入力する。
読み取り制御部9からのシェーディングデータ切換信号
51により、シェーディングデータと+Vcc(1;H
igh)を切り換えて第2及び第3のアナログスイッチ
24、25に入力する。
【0032】次に本実施例の画像処理装置の動作を説明
する。
する。
【0033】まず、シェーディングデータ生成動作につ
いてであるが、従来同様プリスキャンモードにて行う。
このプリスキャンモードの動作を図3のフローチャート
に基づき説明する。まず、図1の読み取り制御部9をプ
リスキャンモードに設定し(ステップS301)、白基
準となる原稿を読み取ると、CSセンサ1aからビデオ
信号11が出力され、該ビデオ信号11は直流再生回路
5により処理された後、ピークホールドABC回路6に
入力される。プリスキャンモードのため第5のアナログ
スイッチ35はP側(ピーク値信号20側)に切り換わ
っており(ステップS302)、シェーディングメモリ
30にビデオ信号11のピーク値に相当するリファレン
ス信号32とビデオ信号11との比較結果、つまりシェ
ーディングデータ(レターサイズの原稿の場合1728
bit)を書き込む。これと同時にメモリ読み出しデー
タ信号31として出力されてS/P変換回路41に入力
され、ここでシリアルデータであるシェーディングデー
タをパラレルデータにしてバッファメモリ43に転送す
る。ここでチェックサムを行い、その結果をチェックサ
ムメモリ39に入力するものである(ステップS30
3)。
いてであるが、従来同様プリスキャンモードにて行う。
このプリスキャンモードの動作を図3のフローチャート
に基づき説明する。まず、図1の読み取り制御部9をプ
リスキャンモードに設定し(ステップS301)、白基
準となる原稿を読み取ると、CSセンサ1aからビデオ
信号11が出力され、該ビデオ信号11は直流再生回路
5により処理された後、ピークホールドABC回路6に
入力される。プリスキャンモードのため第5のアナログ
スイッチ35はP側(ピーク値信号20側)に切り換わ
っており(ステップS302)、シェーディングメモリ
30にビデオ信号11のピーク値に相当するリファレン
ス信号32とビデオ信号11との比較結果、つまりシェ
ーディングデータ(レターサイズの原稿の場合1728
bit)を書き込む。これと同時にメモリ読み出しデー
タ信号31として出力されてS/P変換回路41に入力
され、ここでシリアルデータであるシェーディングデー
タをパラレルデータにしてバッファメモリ43に転送す
る。ここでチェックサムを行い、その結果をチェックサ
ムメモリ39に入力するものである(ステップS30
3)。
【0034】白基準原稿の読み取りが終了し、シェーデ
ィングメモリ30へのシェーディングデータの書き込み
(ステップS304)と、チェックサムメモリ39への
チェックサムデータの書き込み(ステップS305)が
完了したところでプリスキャンモード終了となる。その
後、チェックサムメモリ39を図1のメモリプロテクト
手段38によってプロテクト状態に設定する(ステップ
S306)。
ィングメモリ30へのシェーディングデータの書き込み
(ステップS304)と、チェックサムメモリ39への
チェックサムデータの書き込み(ステップS305)が
完了したところでプリスキャンモード終了となる。その
後、チェックサムメモリ39を図1のメモリプロテクト
手段38によってプロテクト状態に設定する(ステップ
S306)。
【0035】次にシェーディングメモリ30内のシェー
ディングデータが破壊されているか否かを確認する動作
について、図4のフローチャートに基づき説明する。こ
の確認動作は、原稿読み取り動作を行う前に常時行う。
ディングデータが破壊されているか否かを確認する動作
について、図4のフローチャートに基づき説明する。こ
の確認動作は、原稿読み取り動作を行う前に常時行う。
【0036】まず、ステップS401で原稿をセット
し、次にステップS402で図1の読み取り制御部9を
読み取りモードに設定し、次にステップS403で第4
のアナログスイッチ35をR側へ切り換える。すると、
読み取り制御部9から出力するメモリ制御信号34によ
ってシェーディングメモリ30からメモリ読み出し信号
31としてシェーディングデータが出力される。このシ
ェーディングデータは、ステップS404でS/P変換
回路41によりパラレルデータに変換してチェックサム
を行い、その結果を第2のバッファ46に保持する。更
に、チェックサムメモリ39内のチェックサムデータを
第1のバッファ45に転送する。第1及び第2のバッフ
ァ45、46内のチェックサムデータ(2バイト)は、
第1のANDゲート47で比較し、次のステップS40
5でそれらのデータが一致しているか否かのチェックを
行う。ここで、全てのデータのビットが一致しているな
らば第2のANDゲート48の出力は1(High)と
なり、1ビットでもデータが異なっているならば第2の
ANDゲート48の出力は0(Low)となり、このデ
ータは、読み取り制御部9に入力される。
し、次にステップS402で図1の読み取り制御部9を
読み取りモードに設定し、次にステップS403で第4
のアナログスイッチ35をR側へ切り換える。すると、
読み取り制御部9から出力するメモリ制御信号34によ
ってシェーディングメモリ30からメモリ読み出し信号
31としてシェーディングデータが出力される。このシ
ェーディングデータは、ステップS404でS/P変換
回路41によりパラレルデータに変換してチェックサム
を行い、その結果を第2のバッファ46に保持する。更
に、チェックサムメモリ39内のチェックサムデータを
第1のバッファ45に転送する。第1及び第2のバッフ
ァ45、46内のチェックサムデータ(2バイト)は、
第1のANDゲート47で比較し、次のステップS40
5でそれらのデータが一致しているか否かのチェックを
行う。ここで、全てのデータのビットが一致しているな
らば第2のANDゲート48の出力は1(High)と
なり、1ビットでもデータが異なっているならば第2の
ANDゲート48の出力は0(Low)となり、このデ
ータは、読み取り制御部9に入力される。
【0037】前記ステップS405において、全てのデ
ータのビットが一致していない場合は次のステップS4
06で読み取りモードが二値か否かを判別し、二値の場
合は次のステップS407で読み取り制御部9からシェ
ーディングデータ切換信号51を出力して第6のアナロ
グスイッチ50を+Vcc側へ切り換え、第3のアナロ
グスイッチ24に1(High)を入力する。こうする
ことによって、ピークホールドコンデンサ16に充電さ
れる原稿(画像)のピーク値が第3のアナログスイッチ
24を介してシェーディングコンデンサ22に充電され
る。つまり、シェーディング補正を行うためのシェーデ
ィング波形が原稿のピーク値を直線にした一定値の波形
(直線波形)となる。従って、図5(A)に示すよう
に、a、b部が黒情報の原稿の場合、原稿読み取り時の
リファレンス信号32は、図5(B)に示したようにビ
デオ信号11のピーク値に対して直線波形になり、図1
の読み取り制御部9においてリファレンス信号の60%
をスライスレベルとすれば、図5(A)に示すa、b部
が黒情報の原稿の場合、a、b部は図5(C)に示すよ
うにスライスレベルより低いため黒情報と判断される。
ータのビットが一致していない場合は次のステップS4
06で読み取りモードが二値か否かを判別し、二値の場
合は次のステップS407で読み取り制御部9からシェ
ーディングデータ切換信号51を出力して第6のアナロ
グスイッチ50を+Vcc側へ切り換え、第3のアナロ
グスイッチ24に1(High)を入力する。こうする
ことによって、ピークホールドコンデンサ16に充電さ
れる原稿(画像)のピーク値が第3のアナログスイッチ
24を介してシェーディングコンデンサ22に充電され
る。つまり、シェーディング補正を行うためのシェーデ
ィング波形が原稿のピーク値を直線にした一定値の波形
(直線波形)となる。従って、図5(A)に示すよう
に、a、b部が黒情報の原稿の場合、原稿読み取り時の
リファレンス信号32は、図5(B)に示したようにビ
デオ信号11のピーク値に対して直線波形になり、図1
の読み取り制御部9においてリファレンス信号の60%
をスライスレベルとすれば、図5(A)に示すa、b部
が黒情報の原稿の場合、a、b部は図5(C)に示すよ
うにスライスレベルより低いため黒情報と判断される。
【0038】次にステップS408で原稿読み取り動作
を開始し、CSセンサ1aからのビデオ信号11に対し
て画像のピーク値による直線的なシェーディング波形を
用いて画像処理を行う。次にステップS409で原稿の
読み取るべき次のページがあるか否かを判別し、あれば
前記ステップS408へ戻り、なければ本処理動作を終
了する。
を開始し、CSセンサ1aからのビデオ信号11に対し
て画像のピーク値による直線的なシェーディング波形を
用いて画像処理を行う。次にステップS409で原稿の
読み取るべき次のページがあるか否かを判別し、あれば
前記ステップS408へ戻り、なければ本処理動作を終
了する。
【0039】一方、前記ステップS405において、全
てのデータのビットが一致しているならば、前記ステッ
プS408へ進んで原稿読み取り動作を開始する。
てのデータのビットが一致しているならば、前記ステッ
プS408へ進んで原稿読み取り動作を開始する。
【0040】また、前記ステップS406において読み
取りモードが二値モードではなく、中間モードの場合
は、ステップS410で図1の表示手段40に“中間調
モードエラー”を表示し、次にステップS411で図3
に示すプリスキャン動作を再度行って、新たにシェーデ
ィングデータを作成し、シェーディングメモリ30にシ
ェーディングデータを、また、チェックサムメモリ43
にチェックサムデータをそれぞれ書き込む。その後、前
記ステップS401へ戻って原稿読み取りを行うように
する。
取りモードが二値モードではなく、中間モードの場合
は、ステップS410で図1の表示手段40に“中間調
モードエラー”を表示し、次にステップS411で図3
に示すプリスキャン動作を再度行って、新たにシェーデ
ィングデータを作成し、シェーディングメモリ30にシ
ェーディングデータを、また、チェックサムメモリ43
にチェックサムデータをそれぞれ書き込む。その後、前
記ステップS401へ戻って原稿読み取りを行うように
する。
【0041】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の画像処置装
置によれば、メモリに保持されているシェーディングデ
ータが雷サージ、静電気等により破壊された場合でも、
正常な二値画像を出力することができるという効果を奏
する。
置によれば、メモリに保持されているシェーディングデ
ータが雷サージ、静電気等により破壊された場合でも、
正常な二値画像を出力することができるという効果を奏
する。
【図1】本発明の一実施例に係る画像処理装置の構成を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図2】同実施例に係る画像処理装置におけるピークホ
ールドABC回路、シェーディング補正回路及びシェー
ディングデータ確認手段の構成を示すブロック図であ
る。
ールドABC回路、シェーディング補正回路及びシェー
ディングデータ確認手段の構成を示すブロック図であ
る。
【図3】同実施例に係る画像処理装置におけるプリスキ
ャン動作を示すフローチャートである。
ャン動作を示すフローチャートである。
【図4】同実施例に係る画像処理装置における原稿読み
取り動作動作を示すフローチャートである。
取り動作動作を示すフローチャートである。
【図5】同実施例に係る画像処理装置における固定シェ
ーディングデータ使用時のリファレンス信号とビデオ信
号とスライスレベルを示す図である。
ーディングデータ使用時のリファレンス信号とビデオ信
号とスライスレベルを示す図である。
【図6】従来の画像処理装置の構成を示すブロック図で
ある。
ある。
【図7】同従来の画像処理装置におけるピークホールド
ABC回路とシェーディング補正回路の構成を示すブロ
ック図である。
ABC回路とシェーディング補正回路の構成を示すブロ
ック図である。
【図8】同従来の画像処理装置における読み取り白地
(基準白地)のプリスキャン動作により、読み取り光源
の光量のばらつきや読み取りセンサの感度のばらつきを
含んだシェーディング波形を得る動作を概略的に示す図
である。
(基準白地)のプリスキャン動作により、読み取り光源
の光量のばらつきや読み取りセンサの感度のばらつきを
含んだシェーディング波形を得る動作を概略的に示す図
である。
【図9】同従来の画像処理装置におけるリファレンス信
号とビデオ信号とスライスレベルを示す図である。
号とビデオ信号とスライスレベルを示す図である。
1a CSセンサ(原稿読み取り手段) 10 MPU(第1及び第2制御手段、チェックサム
手段) 30 シェーディングメモリ(シェーディングデータ
記憶手段) 39 チェックサムメモリ(チェックサムデータ記憶
手段) 40 表示手段
手段) 30 シェーディングメモリ(シェーディングデータ
記憶手段) 39 チェックサムメモリ(チェックサムデータ記憶
手段) 40 表示手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−178103(JP,A) 特開 昭60−242772(JP,A) 特開 平3−23772(JP,A) 特開 平5−292317(JP,A) 特開 昭64−11472(JP,A) 特開 昭62−232272(JP,A) 特開 平4−137973(JP,A) 実開 平4−85959(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/40 - 1/409 H04N 1/46 H04N 1/60
Claims (1)
- 【請求項1】 ラインセンサにより原稿を読み取ること
により得られる画像信号の処理を行う画像処理装置にお
いて、 シ ェーディングデータを保持する第1のメモリと、前記 シェーディングデータのチェックサムを行うチェッ
クサム手段と、前記 チェックサム手段により行われた前記シェーディン
グデータのチェックサム値を保持する第2のメモリと、前記第2のメモリをプロテクトするメモリプロテクト手
段と、 前記シェーディングデータに基づいて前記画像信号を二
値化することで前記画像信号にシェーディング補正を施
すA/D変換手段と、 プリスキャンモードにおいてプリスキャンで得られた シ
ェーディングデータを前記第1のメモリに書き込むと共
に前記チェックサム手段により前記プリスキャンで得ら
れたシェーディングデータのチェックサムを行ってその
チェックサム値を前記第2のメモリに書き込むように制
御する第1の制御手段と、原稿読み取りモードにおいて、原稿読み取り前に前記第
1のメモリに保持されているシェーディングデータを読
み出し且つ読み出された シェーディングデータに対して
前記チェックサム手段によりチェックサムを行い且つそ
のチェックサム値と前記第2のメモリに保持されている
チェックサム値とを比較することで前記第1のメモリに
保持されているシェーディングデータが破壊されている
か否かを確認し且つ破壊されている場合に前記A/D変
換手段のリファレンスを一定値に固定して前記画像信号
を二値化するように制御する第2の制御手段と、 を備えたことを特徴とする画像処理装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06861195A JP3255554B2 (ja) | 1995-03-02 | 1995-03-02 | 画像処理装置 |
US08/610,089 US5909287A (en) | 1995-03-02 | 1996-02-29 | Image processing apparatus and method |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06861195A JP3255554B2 (ja) | 1995-03-02 | 1995-03-02 | 画像処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08242372A JPH08242372A (ja) | 1996-09-17 |
JP3255554B2 true JP3255554B2 (ja) | 2002-02-12 |
Family
ID=13378743
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06861195A Expired - Fee Related JP3255554B2 (ja) | 1995-03-02 | 1995-03-02 | 画像処理装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5909287A (ja) |
JP (1) | JP3255554B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08168003A (ja) * | 1994-10-13 | 1996-06-25 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2018093313A (ja) * | 2016-11-30 | 2018-06-14 | キヤノン株式会社 | 原稿読取装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58172061A (ja) * | 1982-04-02 | 1983-10-08 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 信号処理装置 |
US5208873A (en) * | 1987-09-10 | 1993-05-04 | Minolta Camera Kabushiki Kaisha | Image reader having an editor for setting a threshold value |
-
1995
- 1995-03-02 JP JP06861195A patent/JP3255554B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1996
- 1996-02-29 US US08/610,089 patent/US5909287A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08242372A (ja) | 1996-09-17 |
US5909287A (en) | 1999-06-01 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |