JPH07307856A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH07307856A
JPH07307856A JP6096698A JP9669894A JPH07307856A JP H07307856 A JPH07307856 A JP H07307856A JP 6096698 A JP6096698 A JP 6096698A JP 9669894 A JP9669894 A JP 9669894A JP H07307856 A JPH07307856 A JP H07307856A
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JP6096698A
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English (en)
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Tatsuo Kumada
辰男 熊田
Hideki Morita
秀樹 森田
Takashi Hasebe
孝 長谷部
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Konica Minolta Inc
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】種々の原稿に対しても原稿領域の抽出と領域外
の消去を確実に行い、しかも安価な装置で実現できる画
像処理装置を提供することを目的とする。 【構成】プリスキャンにおいて、論理和演算部13がラ
インデータから有効画像領域を抽出する演算を行なって
得た主走査方向の原稿地の領域情報を、メモリ10が記
憶するとともに、フリップフロップ17、20が副走査
方向の原稿地の領域情報を出力するために、主走査方向
の複数の原稿領域も確実に抽出するとともに、複雑かつ
膨大な論理演算回路や大きな画像メモリを不要とし、安
価な装置で実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はCCD等の光電変換素子
を用いて原稿の画像を光学的に読み取り、更には読み取
った画像を記録媒体上に記録する等の画像処理装置にお
いて、原稿領域を抽出して該領域内の画像のみを処理す
るための技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、画像記録装置において原稿台
においた原稿の位置及び大きさを検知することにより、
原稿のみの画情報を抽出して、原稿以外の不要な部分の
プリントを排除するものがあり、特開昭57−1237
64号公報に開示された技術もその一例である。
【0003】特開昭57−123764号公報において
は、主走査方向に複数配した固体走査素子の各々が、中
心方向に主走査しながら副走査を行ないつつ、画像領域
を検出したときの主・副走査の画素数を記憶するととも
に、読み取った原稿の画像情報をページメモリに記憶
し、前記画素数に応じてアドレッシングすることで原稿
部分のみの画像情報を抽出するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来技
術によれば、原稿領域の抽出演算に関して言えば、各走
査線毎に原稿の白レベルの開始点と終了点を求め、それ
ら複数の開始点と終了点から最小値と最大値を求める演
算を主走査方向並びに副走査方向の各々について行なわ
なければならず、これら一連の論理演算回路は複雑かつ
膨大に成らざるを得ないという問題点も有している。
【0005】さらに、原稿領域の抽出に際してメモリに
蓄積された原稿の画情報からアドレッシングして読み出
すために、少なくとも1頁分の画像メモリ領域が必要で
あり、製造コストが高くなる。また、原稿の各主走査方
向の前端部と後端部の中から最小値と最大値と検知して
原稿領域を抽出することから、主走査方向の原稿領域は
単一の領域に限られてしまう。
【0006】例えば、図11(a)に示すごとく開いた
本を読み取って記録するような場合には綴じ代部分2a
(斜線部分)が黒情報として読み取られるが、1枚の記
録紙にプリントする場合に、この抽出方法によれば、最
大値と最小値を選択し、中央の黒部分も含めた左右2頁
分を大きな1頁として抽出するために、複数の原稿領域
に区分して抽出することができず、その結果、図11
(c)のごとく不要な綴じ代部分が黒く記録されて見苦
しい再生画となってしまう。特に本のような使用頻度の
多い媒体であればこのような問題は重大である。
【0007】本発明はこのような従来の問題点に鑑みて
なされたもので、種々の原稿に対しても原稿領域の抽出
と領域外の消去を確実に行い、しかも安価な装置で実現
できる画像処理装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、原稿を載置する原稿台と、前記原稿台に載置
された原稿を主走査しつつ、該主走査方向に対して垂直
な方向に副走査することにより原稿画像を読み取る読取
手段と、を含んで構成される画像処理装置において、前
記読取手段により、プリスキャンを行なわせ、読み取ら
れたデータを原稿地のデータ値と原稿地以外のデータ値
とに2値化する2値化手段と、前記2値化されたデータ
を1主走査線分書き換え可能に記憶する記憶手段と、前
記2値化手段により先頭主走査の2値化データを前記記
憶手段に記憶したのち、主走査毎に2値化されたデータ
と前記記憶手段に記憶されている主走査線上の同一画素
位置のデータとの原稿地データ値の論理和をとって、前
記記憶手段の同一画素位置のデータを書き換える動作を
繰り返す制御手段と、前記読取手段によるプリスキャン
終了後、前記記憶手段に記憶されている原稿地データ値
に基づいて原稿台上の原稿領域の主走査方向の領域を決
定する主走査領域決定手段と、前記プリスキャン後、前
記読取手段により原稿画像を読み取るメインスキャンに
際し、前記主走査領域内で読み取られた原稿画像データ
のみを出力するように制御する原稿領域制御手段と、を
設けて構成されている。
【0009】ここで、前記2値化されたデータに基づい
て原稿領域の副走査方向の領域を決定する副走査領域決
定手段を含んで構成され、前記原稿領域制御手段は、メ
インスキャン時に主走査領域内で且つ副走査領域内で読
み取ったデータのみを出力する構成としてもよい。さら
に、前記副走査領域決定手段は、原稿地データ値が含ま
れる最初と最後の主走査線のアドレスを記憶しその間を
副走査方向の領域として決定する構成としてもよい。
【0010】また、前記副走査領域決定手段は、副走査
方向に1ライン分書き換え可能に記憶する第2の記憶手
段を含んで構成され、前記読取手段によるプリスキャン
時に、主走査毎に原稿地データが含まれているか否かを
判定し、原稿地データが含まれていると判定された時に
前記第2の記憶手段の対応する副走査方向位置のデータ
を原稿地データとして記憶し、プリスキャン終了後、前
記第2の記憶手段に記憶された原稿地データ領域を原稿
の副走査方向の領域として決定する構成としてもよい。
【0011】また、前記ラインデータの主走査方向のビ
ットアドレスをカウントする水平カウンタを設け、前記
制御手段は、同一水平アドレスに対応させて演算を行な
うゲート回路であって、前記2値化手段から出力される
前記2値化データと前記記憶手段から読み出されるデー
タを同一ビットアドレスのデータどうしで論理和演算す
る構成としてもよい。
【0012】また、プリスキャン前に記憶手段の記憶内
容を消去する消去手段を設け、前記制御手段は、予め高
明度情報を正論理に、低明度情報を負論理に設定された
前記2値化されたデータを入力して論理和演算を行な
い、前記記憶手段の記憶内容を消去した後にデータの書
き換え動作を行なう構成としてもよい。また、前記原稿
領域制御手段により出力された原稿領域内の読み取りデ
ータに基づいて原稿画像を記録媒体に再生記録する記録
手段を含んだ構成としてもよい。
【0013】
【作用】上記の構成によれば、制御手段が主走査毎に原
稿地データの論理和を取って記憶させ、この論理和デー
タを次々と書き換えていくために、読み取られた主走査
線データの中に原稿地データが出現すれば以後その部位
は原稿地として記憶保持される。そして、原稿地以外の
部分はプリスキャンの最初から最後まで継続していた場
合に非原稿地データとなる。従って、原稿地データによ
る主走査領域には原稿の画像データはすべて含まれるこ
ととなり、主走査方向の有効領域を精度よく抽出するこ
とができる。
【0014】ここで、原稿領域の副走査方向の領域を決
定する副走査領域決定手段を設けたものでは、副走査方
向についても複数の原稿領域の検出ができるため、主・
副走査双方で有効画像領域の検出が可能となるものであ
る。また、副走査領域決定手段を、原稿地データ値が含
まれる最初と最後の主走査線のアドレスを記憶するよう
にしたものでは、簡単な回路で主・副走査双方の有効画
像領域の検出が可能となるものである。
【0015】また、副走査方向に1ライン分書き換え可
能に記憶する第2の記憶手段を設けて副走査領域につい
ても主走査領域と同様な抽出を行なうものでは、主・副
走査双方で複数の原稿領域の抽出が可能となる。また、
前記制御手段は、水平カウンタから出力される同一水平
アドレスに対応させて演算を行なうゲート回路で構成す
るものでは、演算回路を極めて簡単にでき、製造コスト
を安くすることができる。
【0016】また、記録手段は有効画像領域にある画像
情報を記録するので、不要領域(例えば本の綴じ代部
分)をマスクした状態で原稿地を再現でき、再生画を見
やすくできる。また、前記制御手段は高明度情報を正論
理に、また低明度情報を負論理に設定された2値化デー
タを入力し、前記記憶手段の記憶内容をクリアした後
に、原稿地情報を抽出する論理和演算処理するもので
は、記憶手段の内容がクリアによって負論理に設定され
るため、1ライン目から論理和演算を行なうことがで
き、簡単な回路構成で適性な演算処理を行ない原稿地情
報を正確に抽出することができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。尚、本実施例では、本発明にかかる画像処理装
置が、縮小光学系を用いて白黒画像を読み取って記録す
るディジタル複写機に使用される場合について説明す
る。本実施例を示す図1はディジタル複写機の要部を示
す概略ブロック図である。
【0018】図1におけるディジタル複写機は、最初
に、原稿カバーを開いた状態にして事前読取走査(プリ
スキャンと称する。)を行なって原稿の領域枠を設定
し、その後の本読取走査(メインスキャンと称する。)
によって領域枠内にある画像情報の読み取りを行なう。
まず、図示しない光源から発した光は原稿台1上の本2
に当たり、その反射光は読取制御部A内に入力する。
【0019】読取制御部Aでは、前記反射光がレンズ3
を介してCCDセンサ4に縮小結像し、CCDセンサ4
により電気信号に光電変換された後に、読取部5によっ
て増幅等の処理をされ、多値ディジタル信号に変換され
る。そして、多値ディジタル信号は画像処理部Bに入力
される。尚、画像処理部Bは間引き等の画像縮小処理を
行なう後述する縮小部6と領域枠指定部7とから構成さ
れており、縮小部6から出力される本2の画像情報IM
AGEIがプリスキャン時に領域枠指定部7に入力する
と、原稿の領域枠を示す情報(原稿領域枠情報と称す
る。)が設定されて、領域枠指定部7内に一旦記憶され
る。そして、メインスキャン時に領域枠指定部7は、再
び読み取られる本2の画像情報(IMAGEI)の領域
外がマスクされて出力されることにより出力画像情報
(IMAGE0)を得るものである。
【0020】図2・図3は複写機の動作を示すフローチ
ャート、図4・図5は主走査及び副走査に係わる領域枠
指定部7の回路構成、図6・図7は図2乃至図3の各部
位のタイミングチャート、図8は図5の各部位のタイミ
ングチャートを示すものであり、図2乃至図8を参照し
ながら読取・記録動作を説明する。今、使用者が縮小率
を直接指示する手動モード若しくは、複写機自身が予め
セットされている複数種類の記録紙に基づいて自動的に
縮小率を決定する自動モードを操作パネル(図示せず)
上から選択して、複写指示することにより、図2に示す
ように必要に応じて縮小部6により間引き等の縮小、あ
るいは、原寸に設定され(S1,S2)、本2のプリス
キャンが開始すると、読取制御部Aからのライン毎の多
値ディジタル信号が縮小部6からIMAGEIとして出
力される(S3)。
【0021】図4の主走査方向に関する領域枠指定部7
において、原稿の最初のラインを読み取っているとき
に、CPU9の制御によってメモリ10をクリアして全
データを0にする(S4)。そして、縮小部6から出力
されるIMAGEIは、水平有効信号(HVAL)が有
効状態(1状態)のときに画像信号同期クロック(CL
K)の立ち上がりエッジに同期して1画素毎に比較器1
1に入力される。
【0022】比較器11はIMAGEIを入力すると、
一定のしきい値(THR)と比較し、THRより高レベ
ルのIMAGEIには白情報(1)を割り当て、またT
HRより低レベルのIMAGEIには黒情報(0)を割
り当てて二値化信号(WHITE)を得る(S5)。こ
こで、本2を開いて読み取る場合について言えば、図1
1(a)に示すように原稿台1を最大読取幅としている
から、本2以外の部分と本2の1頁と2頁にある画像情
報は黒情報になるが、綴じ代部分2aも黒情報として読
み取られることになる。
【0023】そして、フリップフロップ12によって、
このWHITEはデータの変化点から半周期ずらした安
定部分であるCLKの立ち下がりエッジに同期してサン
プル(FWHITE)され、ゲート回路で構成される論
理和演算部13の一方に入力する。水平カウンタ14は
HVALとCLKを入力して、有効状態時にCLKの立
ち上がりエッジに同期して順次インクリメントを行なっ
て、水平カウント値(HCNT)を出力するものである
が、1ラインの転送が終わってHVALが0状態になる
とイニシャライズされるため、それまでのカウント値も
リセットされる。すなわち、HCNTは1主走査毎に画
素を1ライン分カウントする画素アドレスに相当するも
のである。
【0024】メモリ10はCLKの立ち上がりレベルで
読み出し状態にセットされる一方、立ち下がりレベルで
書き込み状態にセットされ、その時のHCNTで示され
るアドレスに応じて論理和演算部13の出力データ(O
RD)を順次入力したり、MDATAを順次出力したり
するものである。メモリ10から、読み出されたデータ
はフリップフロップ15によってCLKの立ち下がりエ
ッジに同期してサンプル(FMDATA)され、論理和
演算部13の他方に入力する。
【0025】従って、領域枠指定部7が最初に入力した
1ライン目のデータIMAGEIとクリアによってセッ
トされた0は、先端の1ビット目から後端のnビット目
まで同一画素アドレス毎に順次論理和演算されるから、
1ライン目のFWHITEがそのまま論理和演算部13
から出力(ORD)されてメモリ10に書き込まれるこ
とになる(S6)。図6はIMAGEIが二値化されO
RDとしてメモリ10に記憶されるまでのタイミング関
係を示しており、同図内の数値はHCNTが示す1〜n
までの画素アドレスとそれに対応する各画像情報を示す
ものである。
【0026】次に、読取制御部Aが2ライン目の副走査
(S9)とともに、読み取り走査を行なうことで、領域
枠指定部7に2ライン目のIMAGEIが入力されてく
ると、2ライン目のFWHITEと、FMDATAすな
わち1ライン目のFWHITEとが論理和演算され(O
RD)、メモリ10の読み出した画素アドレスと同じ画
素アドレスに書き直されていく(S10、S11)。
【0027】そして、論理和演算部13が、次なる3ラ
イン目のFWHITEと主走査方向の同一アドレスに対
応するORDとの論理和をとって新たなORDとして出
力すると、メモリ12が再びこのORDを書き込むとい
うように、原稿の読取終端まで次々と演算処理を実行す
ることで、一度出現した白情報(1)はメモリ10に原
稿地として記憶され、プリスキャンの終了まで記憶され
続けることになる。
【0028】従って、メモリ10はSRAMやDRAM
等のFIFOメモリ構造をもっていれば、1ライン×1
ビットの容量さえあればよいため、従来技術のように頁
単位のメモリ領域を必要とせず、安価なメモリを使用す
ることができ、極めて現実的な回路設計が可能である。
また、演算手段についても1つのゲート回路で済むため
演算回路が極めて簡単になり、製造コストを安くするこ
とができる。
【0029】プリスキャンが終了すると、メモリ10内
のORDは原稿領域の情報が記憶されることになる。例
えば、本2を図11(a)の状態で読み取ると、図7の
MDATAで示されるように、本2の1頁目と2頁目が
白情報として記憶されるため、主走査方向に対し綴じ代
部分2aを境に両側部が1になっている。また、綴じ代
部分2aに関しては白情報が存在しないため0になって
いる。このように、1ライン中の読み取りデータの全域
に対して白情報を記憶しそれ以外はマスクするように保
持することで、原稿の中に複数の頁が存在しても白情報
のみを正確に原稿領域として抽出できる。
【0030】尚、原稿地データ地(1)の論理和をとる
ことは非原稿地データ地(0)の論理積をとることと等
価であり、どちらの論理演算を行なっても同様な効果を
奏するものである。但し、二値化する際に、あえて白情
報を1に、黒情報を0に割り振り、論理和演算を施すよ
うにし、且つ1ライン目の読み取りに際し、メモリ10
のクリア動作を行なうようにすれば、簡単な構成で主走
査の1ライン目から演算を施すことが可能となる。
【0031】一方、副走査方向のプリスキャンにおい
て、図5の副走査方向に関する領域枠指定部7におい
て、垂直カウンタ16は垂直有効信号(VVAL)が有
効状態(1状態)のときに、1ライン毎に発生する水平
同期信号(INDEX)の立ち上がりに同期して1ライ
ン毎に順次インクリメントを行なって、垂直カウント値
(VCNT)を出力するものであるが、VVALが0に
なるとイニシャライズされるため、それまでのカウント
値もリセットされる。すなわち、VCNTは1副走査毎
にライン数をカウントするラインアドレスに相当するも
のである。
【0032】そして、フリップフロップ17によって、
このVCNTはデータの変化点からずれた安定部分で
の、INDEXの立ち下がりエッジに同期してサンプル
(IMGLT)される。一方、フリップフロップ18は
論理和ゲート19の出力を、CLKの立ち上がりエッジ
に同期して入力し、その出力(INDEN)をフリップ
フロップ17のチップイネーブルに接続するとともに、
論理和ゲート19の入力端の一方にも接続している。そ
して、WHITEが論理和ゲート19の他方の入力端に
入力するよう接続されている。
【0033】今、WHITEが図11(a)の原稿台1
の部分を走査している信号であるならば、INDENは
0であり、フリップフロップ17も有効状態でVCNT
のサンプルを継続するが、本2の部分を走査し、WHI
TEが一度でも原稿地である白情報(1)を出力(S
8)するとINDENは1にセットされ、以後WHIT
Eの値に係わらず1の状態が保持されるので、フリップ
フロップ17は禁止状態となり、最終のカウント値、す
なわち白情報が最初に出現したラインのアドレス(IM
GLT)を保持することになる(S12,S13)。
【0034】一方、フリップフロップ20はWHITE
の立ち上がりエッジに同期してVCNTをサンプルする
ものであるから、WHITEが1主走査ライン中に白情
報を出力する度に、そのラインのアドレス(IMGL
B)を出力する(S14)。こうして、プリスキャンが
終了するとIMGLTが示す原稿の副走査方向の先端部
アドレスと、IMGLBが示す後端部アドレスとで、原
稿の白情報を原稿領域として簡単に抽出できる。図8に
は、WHITE信号の白情報によってフリップフロップ
17及び20の出力が得られるまでのタイミング関係を
示しており、図内の数値はVCNTが示す1〜mまでの
ラインアドレスと原稿先端と原稿後端のアドレスを示す
もので、本実施例では、原稿先端は5ライン目で、原稿
後端は最後端から4ライン目を示している。
【0035】CPU9はメモリ10がプリスキャンで記
憶(ORD)した主走査方向の原稿領域枠情報(MDA
TA)(S15)と、フリップフロップ17及び20が
示す副走査方向の原稿領域枠情報IMGLTとIMGL
Bを記録部8へ出力する。記録部8ではこれら原稿領域
枠情報を入力して、原稿がすべて記録できる記録紙(図
11においてはB5サイズ)を選択する(S17)の
で、原稿の画像情報が欠落したり、原稿以外の不要部分
を必要以上に記録することを防止でき適性なサイズの記
録紙に記録できる。
【0036】もし、原稿領域枠がB5サイズより若干大
きくなるような場合があれば、CPU9は縮小部6に対
してB5サイズに収まるように縮小指示して、大き過ぎ
る記録紙を選択して紙を無駄にしないようにすることも
できるのである。CPU9のスキャン切替制御によって
メインスキャンへ移行した場合(S18)について説明
する。
【0037】主走査方向のメインスキャンにおいて、領
域枠指定部7ではメモリ10がプリスキャンで最後に記
憶したORDを読み出して(MDATA)、メインスキ
ャンで読み取られるIMAGEIと論理積演算部21に
よって論理積演算を行なう(S19)。この論理積演算
部21は、IMAGEIはMDATAの原稿枠領域(1
状態)のみ許可し、それ以外はマスクして出力(IMA
GEO)するものであるが、具体的には、原稿領域内に
あるIMAGEIとともに、原稿領域外については原稿
地を表す白情報に置換して記録部8へ出力している。
【0038】よって、記録部8においては図11(b)
に示す如く、綴じ代部分2aの黒情報はキャンセルさ
れ、原稿領域のみの画像情報が黒情報として再現される
ため、使用者にとっては見やすいものとなる。また、本
実施例においては、主走査方向のメインスキャンにおい
て、MDATAとIMAGEIはINDEXで同期をと
って論理積演算を行なっているために、従来、原稿領域
枠の抽出に際してアドレス指定して読み出すのに比べ、
アドレス管理が不要で制御を簡単にすることができる。
【0039】一方、副走査方向のメインスキャンにおい
て、走査が原稿のIMGLTのアドレス値とIMGLB
のアドレス値で設定される原稿領域についてIMAGE
Oを出力するようにしている。そして、記録部8は画像
処理部Bから出力されるIMAGEOに基づいてメイス
キャンが終了するまで記録を行なうのである(S20,
S21)。
【0040】このように、本実施例は主走査方向に関し
てはラインメモリと論理和ゲート回路を組み合わせるこ
とで、原稿領域枠設定のために確保するメモリ領域を最
低限にし、副走査方向に関しては垂直カウンタとフリッ
プフロップを用いて原稿領域枠のアドレスのみを検出し
ているため、簡単な演算回路ないしは制御で二次元の原
稿領域を抽出できる。
【0041】なお、本実施例では白黒画像を読み取って
記録するディジタル複写機について述べたが、同様な縮
小光学系を用いているファクシミリ装置でも良く、読み
取った画像情報を蓄積する画像処理装置であれば適用で
きるものである。また、モノクロに限定されずカラーの
読み取りと記録を行なう画像処理装置にも適用できるも
のであり、その際、マスクされた有効画像領域外は原稿
と同じ色や濃度に置換されるものである。
【0042】また、本実施例では原稿カバーをプリスキ
ャン時に開放するようにしたが、原稿カバーの色又は濃
度は原稿地と判別できるものとすれば、原稿カバーを開
放する必要はなく、使用者の煩わしさを軽減できるもの
である。また、本実施例では複数の有効画像領域の検出
は主走査方向のみとして、簡易な回路で二次元の原稿領
域を抽出しているが、図9及び図10に示すとおり、主
走査方向の抽出回路と同様に副走査ライン用のメモリ3
0を設けるとともに、1主走査ライン毎に有効状態(1
状態)を形成する(PSHVAL)信号をフリップフロ
ップ31のリセット端子に接続することで、プリスキャ
ン時において、フリップフロップ31の出力(WLIN
E)が、一主走査中のIMAGEI出力の中に1ビット
の原稿地情報でもあれば原稿地情報有り(1状態)を示
し、また、原稿地情報が全く無い場合には原稿地情報無
し(0状態)を示すので、メモリ30内に副走査方向の
有効画像領域情報(MDATAV)を副走査ライン単位
で逐次記憶させることができる。
【0043】そして、メインスキャン時において、メモ
リ30から読み出した副走査方向のMDATAV、メモ
リ10から読み出した主走査方向のMDATAと、IM
AGEIを論理積演算部32に入力して論理積演算を行
なうことで主走査方向及び副走査方向の有効画像領域内
のIMAGEIを得られるため、副走査方向についても
複数の原稿領域の検出ができ、この場合には本を縦若し
くは横のどちらの方向に置いても原稿の有効画像領域の
検出が可能となるものである。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、制
御手段が主走査毎に原稿地データの論理和を取って記憶
させ、この論理和データを次々と書き換えていくため
に、読み取られた主走査線データの中に原稿地データが
出現すれば以後その部位は原稿地として記憶保持され
る。そして、原稿地以外の部分はプリスキャンの最初か
ら最後まで継続していた場合に非原稿地データとなる。
従って、原稿地データによる主走査領域には原稿の画像
データはすべて含まれることとなり、主走査方向の有効
領域を精度よく抽出することができる。
【0045】ここで、原稿領域の副走査方向の領域を決
定する副走査領域決定手段を設けたものでは、副走査方
向についても複数の原稿領域の検出ができるため、主・
副走査双方で有効画像領域の検出が可能となるものであ
る。また、副走査領域決定手段を、原稿地データ値が含
まれる最初と最後の主走査線のアドレスを記憶するよう
にしたものでは、簡単な回路で主・副走査双方の有効画
像領域の検出が可能となるものである。
【0046】また、副走査方向に1ライン分書き換え可
能に記憶する第2の記憶手段を設けて副走査領域につい
ても主走査領域と同様な抽出を行なうものでは、主・副
走査双方で複数の原稿領域の抽出が可能となり、例えば
本実施例の本を原稿台上に縦若しくは横のどちらの方向
においても原稿領域の抽出ができる。また、前記制御手
段は、水平カウンタから出力される同一水平アドレスに
対応させて演算を行なうゲート回路で構成するもので
は、演算回路を極めて簡単にでき、製造コストを安くす
ることができる。
【0047】また、前記制御手段は高明度情報を正論理
に、また低明度情報を負論理に設定された2値化データ
を入力し、前記記憶手段の記憶内容をクリアした後に、
原稿地情報を抽出する論理和演算処理するものでは、記
憶手段の内容がクリアによって負論理に設定されるた
め、1ライン目から論理和演算を行なうことができ、簡
単な回路構成で適性な演算処理を行ない原稿地情報を正
確に抽出することができる。
【0048】また、記録手段は有効画像領域にある画像
情報を記録するので、不要領域(例えば本の綴じ代部
分)をマスクした状態で原稿地を再現でき、再生画を見
やすくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例におけるディジタル複写機の要部を示
す概略ブロック図
【図2】本実施例における動作を示すフローチャート
【図3】本実施例における動作を示すフローチャート
【図4】本実施例における主走査に係わる領域枠指定部
の回路構成を示した図
【図5】本実施例における副走査に係わる領域枠指定部
の回路構成を示した図
【図6】本実施例における図3の各部位のタイミングチ
ャート
【図7】本実施例における図3の各部位のタイミングチ
ャート
【図8】本実施例における図5の各部位のタイミングチ
ャート
【図9】他の実施例における副走査に係わる領域枠指定
部の回路構成を示した図
【図10】他の実施例における図9の各部位のタイミン
グチャート
【図11】従来例における記録状態と本実施例における
記録状態を比較する図
【符号の説明】
7 領域枠指定部 8 記録部 9 CPU 10,30 メモリ 11 比較器 12,15,17,18,20,31 フリップフロッ
プ 13 論理和演算部 14 水平カウンタ 16 垂直カウンタ 19 ORゲート 21,32 論理積演算部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿を載置する原稿台と、 前記原稿台に載置された原稿を主走査しつつ、該主走査
    方向に対して垂直な方向に副走査することにより原稿画
    像を読み取る読取手段と、 を含んで構成される画像処理装置において、 前記読取手段により、プリスキャンを行なわせ、読み取
    られたデータを原稿地のデータ値と原稿地以外のデータ
    値とに2値化する2値化手段と、 前記2値化されたデータを1主走査線分書き換え可能に
    記憶する記憶手段と、 前記2値化手段により先頭主走査の2値化データを前記
    記憶手段に記憶したのち、主走査毎に2値化されたデー
    タと前記記憶手段に記憶されている主走査線上の同一画
    素位置のデータとの原稿地データ値の論理和をとって、
    前記記憶手段の同一画素位置のデータを書き換える動作
    を繰り返す制御手段と、 前記読取手段によるプリスキャン終了後、前記記憶手段
    に記憶されている原稿地データ値に基づいて原稿台上の
    原稿領域の主走査方向の領域を決定する主走査領域決定
    手段と、 前記プリスキャン後、前記読取手段により原稿画像を読
    み取るメインスキャンに際し、前記主走査領域内で読み
    取られた原稿画像データのみを出力するように制御する
    原稿領域制御手段と、 を設けて構成したことを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】前記2値化されたデータに基づいて原稿領
    域の副走査方向の領域を決定する副走査領域決定手段を
    含んで構成され、前記原稿領域制御手段は、メインスキ
    ャン時に主走査領域内で且つ副走査領域内で読み取った
    データのみを出力することを特徴とする請求項1に記載
    の画像処理装置。
  3. 【請求項3】前記副走査領域決定手段は、原稿地データ
    値が含まれる最初と最後の主走査線のアドレスを記憶し
    その間を副走査方向の領域として決定することを特徴と
    する請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】前記副走査領域決定手段は、副走査方向に
    1ライン分書き換え可能に記憶する第2の記憶手段を含
    んで構成され、前記読取手段によるプリスキャン時に、
    主走査毎に原稿地データが含まれているか否かを判定
    し、原稿地データが含まれていると判定された時に前記
    第2の記憶手段の対応する副走査方向位置のデータを原
    稿地データとして記憶し、プリスキャン終了後、前記第
    2の記憶手段に記憶された原稿地データ領域を原稿の副
    走査方向の領域として決定することを特徴とする請求項
    2に記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】前記ラインデータの主走査方向のビットア
    ドレスをカウントする水平カウンタを設け、前記制御手
    段は、同一水平アドレスに対応させて演算を行なうゲー
    ト回路であって、前記2値化手段から出力される前記2
    値化データと前記記憶手段から読み出されるデータを同
    一ビットアドレスのデータどうしで論理和演算すること
    を特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1つに記載
    の画像処理装置。
  6. 【請求項6】プリスキャン前に記憶手段の記憶内容を消
    去する消去手段を設け、前記制御手段は、予め高明度情
    報を正論理に、低明度情報を負論理に設定された前記2
    値化されたデータを入力して請求項1記載の論理和演算
    を行ない、前記記憶手段の記憶内容を消去した後にデー
    タの書き換え動作を行なうことを特徴とする請求項1〜
    請求項5のいずれか1つに記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】前記原稿領域制御手段により出力された原
    稿領域内の読み取りデータに基づいて原稿画像を記録媒
    体に再生記録する記録手段を含んで構成したことを特徴
    とする請求項1〜請求項6のいずれか1つに記載の画像
    処理装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7215446B2 (en) 2001-08-21 2007-05-08 Konica Corporation Image processing apparatus, image processing method, program for executing image processing method, and storage medium for storing the program

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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