JPH07111579A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH07111579A
JPH07111579A JP5254195A JP25419593A JPH07111579A JP H07111579 A JPH07111579 A JP H07111579A JP 5254195 A JP5254195 A JP 5254195A JP 25419593 A JP25419593 A JP 25419593A JP H07111579 A JPH07111579 A JP H07111579A
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JP
Japan
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signal
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area
image processing
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Application number
JP5254195A
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English (en)
Inventor
Hideki Morita
秀樹 森田
Takashi Hasebe
孝 長谷部
Tatsuo Kumada
辰男 熊田
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、原稿画像を読み取り出力する画像
処理装置に関し、プリスキャンを不要とすると共に、斜
め原稿や本の折り目に対しても有効な画像処理装置を提
供することを目的としている。 【構成】 画像情報を光電変換して読み取ったA/D変
換後の画像データを用いて画像処理を行い、出力装置へ
の出力を行なう画像処理装置であって、画像処理部とし
て少なくとも不要な画像領域を検出して、検出された不
要領域が出力装置に記録されないようにした構成のもの
において、各主走査線毎の画像データを使用して、有効
画像領域の前端部と後端部を検出し、主走査の開始から
有効画像領域の前端部と後端部のそれぞれを検出するま
での第1,第2の画素カウント数を各走査線毎に出力す
るカウント手段と、前記画素データを1走査線分遅延さ
れるラインメモリと、該ラインメモリから読み出された
画像データに対し、前記第1,第2の画素カウント数で
挟まれた領域外は出力装置によって記録しないように制
御する領域外処理手段とを具備して構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原稿画像を読み取り出
力する画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】固体走査素子を用いて画像走査をする場
合、光を原稿面に照射し、その反射光をCCD等の固体
走査素子上に結像させ、これを電子的に主走査し、主走
査方向と直角方向に副走査を行なう方式が一般的であ
る。この走査は、原稿面の全面にわたって行われる。
【0003】図15は従来装置の概念図である。原稿台
3上に載置されている原稿4を露光ランプ5で照射す
る。原稿4の主走査方向の画像情報は、レンズ2により
集光され、CCD等の固体走査素子1上に結像する。主
走査を副走査方向に繰り返すことにより、原稿4の全面
からの画像情報がCCD1に読み取られる。読み取られ
た原稿情報は、画像処理系(図示せず)により画像処理
された後、プリンタ等の出力装置(図示せず)により記
録紙等に出力される。
【0004】図15に示す従来装置では、原稿が所定の
大きさより大きかったり、小さかったり、原稿台3の所
定の位置にセットされていない場合、原稿4以外の不要
な部分を出力したり、画像の一部が記録紙からはみだし
たりするおそれがあった。
【0005】そこで、図16に示すような画像処理装置
が提案されている(特公平4−15661号)。図15
と同一のものは、同一の符号を付して示す。この実施例
は、原稿4の位置を検知して、原稿部分と非原稿部分と
に分け、それに応じてプリンタを制御するようにしたも
のである。
【0006】図16に示す実施例では、結像用のCCD
を1Aと1Bの2組設けている。そして、原稿4の主走
査方向を図に示すように異ならしめている。そして、C
CD1Aで原稿の前端部を、CCD2で原稿の後端部を
検出する。この結果、図17に示すように原稿の座標情
報(L1,C1),(L2,C2)が得られる。座標情
報が得られたら、(L1,C1),(L2,C2)で囲
まれた領域以外の領域を白く出力するようにしている。
例えば、濃度データを8ビットとして、黒データが25
5,白データが0になるようにする。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記した図16に示す
装置では、以下に示すような問題があった。 本スキャン前に原稿領域とそれ以外の領域の識別をす
るためのプリスキャンが必要である。 更に、この装置では図18の(a)に示すように原稿
4が斜めに置かれているとき、原稿と間違えて黒く出力
される領域(図のハッチング領域)が生じてしまう。 本をコピーする場合、図(b)に示すように折り目部
分(ハッチング領域)7が黒くなってしまう。
【0008】本発明はこのような課題に鑑みてなされた
ものであって、プリスキャンを不要とすると共に、斜め
原稿や本の折り目に対しても有効な画像処理装置を提供
することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記した課題を解決する
本発明は、画像情報を光電変換して読み取ったA/D変
換後の画像データを用いて画像処理を行い、出力装置へ
の出力を行なう画像処理装置であって、画像処理部とし
て少なくとも不要な画像領域を検出して、検出された不
要領域が出力装置に記録されないようにした構成のもの
において、各主走査線毎の画像データを使用して、有効
画像領域の前端部と後端部を検出し、主走査の開始から
有効画像領域の前端部と後端部のそれぞれを検出するま
での第1,第2の画素カウント数を各走査線毎に出力す
るカウント手段と、前記画素データを1走査線分遅延さ
れるラインメモリと、該ラインメモリから読み出された
画像データに対し、前記第1,第2の画素カウント数で
挟まれた領域外は出力装置によって記録しないように制
御する領域外処理手段とを具備したことを特徴としてい
る。
【0010】
【作用】原稿の1ライン(1走査線)毎にカウント手段
を用いて有効画像領域の前端部と後端部とを検出して、
そのデータを使用し、領域外処理手段により1ライン毎
に不必要領域を白データに置換していく。そして、従っ
て、斜め原稿や本折り目等についても有効に画像処理す
ることができる。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。図1は本発明の原理ブロック図である。図
において、10はクロック及び所定サイズ情報を受け
て、仮前端部信号及,仮後端部信号及びカウント値を出
力するカウンタ部、20は該カウンタ部10の出力及び
ディジタル入力画像データを受けて、有効画像領域を示
す信号(第1カウント信号及び第2カウント信号)を1
ライン毎に出力する有効画像領域検出部、30は入力画
像データを1ラインずつ記憶するラインメモリ、40は
前記有効画像領域検出部20の出力及びラインメモリ3
0の出力を受けて、原稿画像の1ライン毎に領域外を
“0”に置換して出力する領域外処理部である。カウン
タ部10及び有効画像領域検出部20で、クレームに記
載したカウント手段を構成している。このように構成さ
れた装置の動作を概説すれば、以下のとおりである。
【0012】有効画像領域検出部20は、カウンタ部1
0の出力と画像データ入力とを受けて、原稿サイズが指
定したサイズよりも大きい場合には、指定サイズを第1
カウント及び第2カウントとして出力し、原稿サイズが
指定したサイズよりも小さい場合には、原稿サイズを第
1カウント及び第2カウントとして出力する。ここで、
有効画像領域検出部20の有効画像検出処理には、入力
画像データをある閾値で2値化したデータを用いてい
る。
【0013】従って、図18の(a)に示すように原稿
4が斜めに置かれていた場合には、本来の原稿領域を第
1カウント及び第2カウントで示すことができるので、
図18のハッチング領域は白く置換されて出力される結
果、黒く出力されることはない。また、図18の(b)
に示すように折り目部分がある場合には、第1カウント
及び第2カウントは出力されず、従って全て白く置換さ
れて出力される。このようにして、1ライン分のどこの
範囲を原稿領域とみるかが決定された後に、ラインメモ
リ30に記憶されている該当ラインデータが原稿領域外
のみ白くマスクされ、それ以外は原稿情報としてマスク
されず出力される。このようにして、本発明によればプ
リスキャンを不要とすると共に、斜め原稿や本の折り目
に対しても有効な画像処理装置を提供することができ
る。
【0014】以下、図1の各構成部分の動作を詳細に説
明する。図2はカウンタ部10の詳細構成例を示す回路
図である。図において、G1は最大画像有効幅FHV2
を反転するインバータ、11は該インバータG1の出力
をリセット信号として受けクロックCLKをアップカウ
ントする13ビットのアップカウンタ(以下単にカウン
タと略す)である。そのQ出力からカウント出力CNT
2(13ビット)が出力される。ここで、CLKは画像
データの基準となるクロックである。
【0015】12はカウンタ11の出力をA入力(13
ビット)に、指定サイズ(前端値PLFTと後端値PR
IGT)の内の前端値PLFTをB入力(13ビット)
に受けてAとBが一致した時にパルス信号を出力する第
1のコンパレータ、13はカウンタ11の出力をA入力
(13ビット)に、指定サイズの内の後端値PRIGT
をB入力(13ビット)に受けてAとBが一致した時に
パルス信号を出力する第2のコンパレータである。前端
値をn、後端値をmとする。
【0016】第1のコンパレータ12の出力をLEFT
2、第2のコンパレータ13の出力をRIGT2とす
る。G2はコンパレータ12の出力をその一方の入力に
受けるオアゲート、G3は該オアゲートG2の出力,コ
ンパレータ13の出力及び最大画像有効幅FHV2を受
けるアンドゲートである。14はアンドゲートG3の出
力をD入力、クロックCLKをクロック入力に受けるD
タイプのフリップフロップである。そして、該フリップ
フロップ14のQ出力が前記オアゲートG2の他方の入
力に入っている。該フリップフロップ14のQ出力をI
NHV3とする。このように構成された回路の動作を、
図3に示すタイムチャートを用いて説明すれば、以下の
とおりである。
【0017】カウンタ11は、(b)に示す最大画像有
効幅FHV2をリセット信号として受けて、そのR入力
が“1”になったら、0からクロックCLKのカウント
を開始する。その出力は、CNT2として(c)に示す
ように出力される。一方、ユーザは操作パネルからユー
ザが原稿サイズを指定する。または図示しない別の手段
で原稿の大体の大きさが分かる場合にはその値に基づい
て原稿サイズを指定する。
【0018】原稿サイズは、前端値PLFT(13ビッ
ト),後端部PRIGT(13ビット)として与えられ
る。PLFT値をn,PRIGT値をm(n<m)とす
る。カウンタ11の出力が順次カウントアップされてい
き、値がnとなった時点で、第1のコンパレータ12は
(d)に示すようなLEFT2パルスを発生する。一
方、カウント値が更にアップし、値がmとなった時点で
第2のコンパレータ13は(e)に示すようなパルスを
発生する。フリップフロップ14は、これらのパルスを
受けて、(f)に示すような有効領域信号INHV3を
出力する。
【0019】図4,図6は有効画像領域検出部20の詳
細構成例を示す回路図である。これら図4,図6に示す
回路を合わせて、図1の有効画像領域検出部20を構成
している。先ず、図4に示す回路について説明する。図
において、21は8ビットの画像信号PD1をそのA入
力に、CPUインタフェースより与えられる基準閾値T
HR(8ビット)をそのB入力に受けるコンパレータで
ある。このコンパレータ21は、A>Bの時に“1”と
なる信号を発生する。
【0020】22はコンパレータ21の出力をそのD入
力に受けるDタイプフリップフロップである。クロック
入力にはクロックCLKが入っている。G10はコンパ
レータ21の出力BLK1とフリップフロップ22のQ
出力BLK2とを受けるアンドゲート、G11は同じく
コンパレータ21の出力とフリップフロップ22のQ出
力BLK2とを受けるアンドゲートである。これらアン
ドゲートG10,G11は、G10の方がコンパレータ
21の出力の反転信号を入力するのに対して、G11の
方がフリップフロップ22の反転信号を入力する点で異
なっている。
【0021】23はアンドゲートG10の出力をそのD
入力に受けるDタイプフリップフロップ、24はアンド
ゲートG11の出力をそのD入力に受けるDタイプフリ
ップフロップである。これらフリップフロップ23,2
4のクロック入力には、クロックCLKが入っている。
フリップフロップ23のQ出力をBLKHL2,フリッ
プフロップ24の出力をBLKLH2とする。このよう
に構成された回路の動作を図5のタイムチャートを参照
しながら説明すれば、以下のとおりである。
【0022】コンパレータ21のA入力には、図5の
(a)に示すような画像信号が入ってくる。この画像信
号は黒レベルがFFH (Hは16進を示す。以下同じ。
なお、FFH は10進の255に相当)、白レベルが0
0H の8ビット信号で入ってくる。黒と白の間は階調差
のある灰色信号である。一方、コンパレータ21のB入
力には、基準閾値THR(8ビット)が常時入力されて
いる。この基準閾値の値は、(a)に示すように例えば
A0H である。
【0023】コンパレータ21の出力は、A>Bの時に
“1”となるので、その出力(2値化信号)BLK1は
(b)に示すようなものとなる。このBLK1は、続く
フリップフロップ22により、1CLK分だけ遅れるの
で、フリップフロップ22のQ出力BLK2は(c)に
示すようなものとなる。これらBLK1,BLK2を受
けるフリップフロップ23,24のQ出力BLKHL
2,BLKLH2は、それぞれ(d),(e)に示すよ
うなものとなる。ここで、信号BLKHL2は黒から白
への変化点を示し、BLKLH2は白から黒への変化点
を示す。
【0024】次に、図6に示す回路について説明する。
図において、G20はLEFT2信号(図3の(d)参
照)とBLK2信号(図5の(c)参照)の反転信号を
受けるアンドゲート、G21はBLKHL2信号(図5
の(d)参照)とINHV3信号(図3の(f)参照)
とを受けるアンドゲート、G22はINHV3信号とB
LKLH2信号(図5の(e)参照)とを受けるアンド
ゲートである。
【0025】G23はBLK2信号の反転信号とRIG
T2信号とを受けるアンドゲート、G24は1走査期間
信号FIND1と,FIND2の反転信号を受けるアン
ドゲートである。これら、1走査期間信号FIND1,
FIND2は1クロック分位相がずれた信号である。G
25はアンドゲートG20,G21の出力及びフィード
バック信号を受けるオアゲート、G26はFHV2信号
とオアゲートG25の出力を受けるアンドゲートであ
る。25はアンドゲートG26の出力をそのD入力に、
クロックをクロック入力CLKに受けるDタイプフリッ
プフロップである。このフリップフロップ25のQ出力
をLMSK3とし、この信号は前記フィードバック信号
としてオアゲートG25に入っている。
【0026】G27はフリップフロップ25のQ出力L
MSK3の反転信号とアンドゲートG21の出力を受け
るアンドゲート、G28はアンドゲートG27の出力と
アンドゲートG20の出力とを受けるオアゲート、26
はオアゲートG28の出力をそのD入力に、クロックを
そのクロック入力CLKに受けるDタイプのフリップフ
ロップである。このフリップフロップ26のQ出力が、
第1カウント(MSK1)ラッチ信号M4HCEとな
る。
【0027】G29はアンドゲートG23の出力とアン
ドゲートG22の出力を受けるオアゲート、27はオア
ゲートG29の出力をそのD入力に、クロックをそのク
ロック入力CLKに受けるDタイプのフリップフロップ
である。このフリップフロップ27のQ出力が第2カウ
ント(MSK2)ラッチ信号M4LCEとなる。28は
アンドゲートG24の出力をそのD入力に、クロックを
そのクロック入力CLKに受けるDタイプのフリップフ
ロップである。このフリップフロップ28のQ出力をM
SKCE信号(走査開始信号)とする。
【0028】29Aは13ビットのカウンタ出力CNT
2をそのD入力に、M4HCE信号をイネーブル入力C
Eに、FIND6信号をリセット入力Rに、クロックを
クロック入力CLKに受けるDタイプのフリップフロッ
プ、29Bはカウンタ出力CNT2をそのD入力に、M
4LCE信号をイネーブル入力CEに、FIND6信号
をそのリセット入力Rに、クロックをそのクロック入力
CLKに受けるDタイプのフリップフロップである。
【0029】29Cはフリップフロップ29AのQ出力
をそのD入力に、MSKCE信号をそのイネーブル入力
CEに、クロックをそのクロック入力CLKに受けるD
タイプのフリップフロップである。29Dはフリップフ
ロップ29BのQ出力をそのD入力に、MSKCE信号
をそのイネーブル入力CEに、クロックをクロック入力
CLKに受けるDタイプのフリップフロップである。そ
して、フリップフロップ29CのQ出力が第1のカウン
ト信号(第1のマスク信号)MSK1(13ビット)、
フリップフロップ29DのQ出力が第2のカウント信号
(第2のマスク信号)MSK2(13ビット)である。
このように構成された回路の動作をタイムチャートを参
照しつつ説明すれば、以下のとおりである。 (1)指定サイズよりも原稿が大きい場合 この場合は、指定サイズ(前端PLFT,後端PRIG
T)よりも原稿が大きい場合である。この場合には、1
走査ラインの原稿外領域をマスクするマスク信号MSK
1,MSK2は指定サイズPLFT,PRIGTで規定
されたものとなる。図7はこの時の動作を示すタイムチ
ャートである。図において、(a)は最大画像有効幅信
号、(b)は基準クロック、(c)はBLK2信号(図
5の(c)参照)、(d)はBLKHL2信号(図5の
(d)参照)、(e)はBLKLH2信号(図5の
(e)参照)、(f)はLEFT2信号(図3の(d)
参照)、(g)はRIGT2信号(図3の(e)参
照)、(h)はINHV3信号(図3の(f)参照)、
(i)はLMSK3信号(フリップフロップ25のQ出
力)、(j)はM4HCE信号(フリップフロップ26
のQ出力)、(k)はM4LCE信号(フリップフロッ
プ27のQ出力)である。
【0030】この場合には、原稿からの画像信号PD1
は早くから出力されている。従って、原稿を検出したこ
とを示す、BLK2信号が(c)に示すように早くから
“0”になる。つまり、この場合には、カウンタ部10
にて生成したLEFT2信号よりも左側からBLK2信
号は“0”となっている。その反転信号がアンドゲート
G20に入る。そして、(f)に示すように、カウンタ
部10にて生成したLEFT2信号の立ち上がりで、ア
ンドゲートG20の出力は“1”になり、クロックの立
ち上がりで、フリップフロップ26は“1”レベルをラ
ッチする。この結果、第1カウント信号MSK1をラッ
チするための信号M4HCEは(j)に示すように
“1”に立ち上がる。つまり、MSK1信号をラッチす
る信号M4HCEはLEFT2から生成される。LEF
T2信号は、指定サイズを示す設定値PLFTより生成
されるので(図3参照)、有効画像領域の前端部はPL
FTにより規定されることになる。
【0031】次に、(c),(g)より明らかなよう
に、カウンタ部10にて生成したRIGT2よりも右側
からBLK2信号は“0”となっている。その反転信号
がアンドゲートG23に入る。そして、(g)に示すよ
うに、カウンタ部10にて生成したRIGT2信号の立
ち上がりで、アンドゲートG23の出力は“1”にな
り、クロックの立ち上がりで、フリップフロップ27は
“1”レベルをラッチする。この結果、第2カウント信
号MSK2をラッチするための信号M4LCEは(k)
に示すように“1”に立ち上がる。つまり、MSK2信
号をラッチする信号M4LCEはRIGT2から生成さ
れる。RIGT2信号は、指定サイズを示す設定値PR
IGTより生成されるので(図3参照)、有効画像領域
の後端部はPRIGTにより規定されることになる。
【0032】前記したM4HCE信号及びM4LCE信
号は、それぞれフリップフロップ29A,29Bにイネ
ーブル信号として入っている。これらイネーブル信号が
有効となった時点以降のクロックCLKの立ち上がりで
カウンタ11のカウント値CNT2がフリップフロップ
29A,29Bにラッチされる。これらフリップフロッ
プ29A,29Bの出力は後段のフリップフロップ29
C,29DのD入力に入っている。そして、フリップフ
ロップ29CからはMSK1信号が、フリップフロップ
29DからはMSK2信号が出力される。(j)のT1
点のカウント値CNT2がMSK1の値となり、(k)
のT2点のカウント値CNT2がMSK2の値となる。
【0033】ここで、前記M4HCE信号,M4LCE
信号にてカウンタ11の出力CNT2をラッチして、次
の走査線開始点を示す信号MSKCEにて、次の走査線
の走査が開始されるまでの間、第1カウント値MSK
1,第2カウント値MSK2を保持している。 (2)指定サイズよりも原稿が小さい場合 この場合は、指定サイズ(前端PLFT,後端PRIG
T)が原稿よりも大きい場合である。この場合には、1
走査ラインの原稿外領域をマスクするマスク信号MSK
1,MSK2は原稿サイズで規定されたものとなる。図
8はこの時の動作を示すタイムチャートである。図7と
同一のものは同一の符号を付して示している。
【0034】この場合には、(c)に示すように原稿を
検出したことを示すBLK2信号は早くからは検出され
ず、スキャンの最初は原稿領域ではないので、BLK2
信号は黒を示す“1”のままである。従って、アンドゲ
ートG20において、LEFT2信号はBLK2信号に
よりマスクされ、アンドゲートG20の出力は“0”で
ある。この場合には、(c)に示すようにBLK2信号
が最初に“0”になるポイント(BLKHL2が(d)
に示すように“1”になるポイント)で、フリップフロ
ップ26のQ出力である、MSK1信号をラッチするた
めの信号M4HCEは(j)に示すように生成される。
ここで、BLK2信号が最初に“0”になるポイント
は、原稿を検出したことを示している。
【0035】また、カウンタ部10にて生成した、
(g)に示すRIGT2の生起タイミングでは、(c)
に示すようにBLK2信号は黒を示す“1”となってお
り、RIGT2信号は、BLK2信号によりマスクされ
る。この場合には、(c)に示すようにBLK2信号が
最後に“1”になるポイント(BLKLH2が(e)に
示すように“1”になるポイント)で、フリップフロッ
プ27のQ出力である、MSK2信号をラッチするため
の信号M4LCEが(k)に示すように生成される。こ
こで、BLK2信号が最後に“1”になるポイントは、
原稿終了を検出したことを示している。
【0036】これらM4HCE信号及びM4LCE信号
は、それぞれフリップフロップ29A,29Bに入って
CLKの立ち上がりでラッチされる。そして、これらフ
リップフロップ29A,29BのQ出力は、それぞれフ
リップフロップ29C,29DのD入力に入る。そし
て、フリップフロップMSKCE信号によりラッチさ
れ、それぞれのフリップフロップ29C,29DのQ出
力からMSK1,MSK2信号として出力される。これ
らMSK1,MSK2信号は、次の走査線の走査が開始
されるまでの間、保持される。 (3)原稿が着目走査線上にない場合 図9に示すように、原稿4が着目走査線上にない場合に
は、BLK2信号は常時黒を示す“1”に固定される。
従って、図6の回路図から明らかなように、フリップフ
ロップ26,27のQ出力M4HCE,M4LCEは、
“0”のままである。フリップフロップ29A,29B
のQ出力は“0”のままである。これらQ出力を受けて
ラッチするフリップフロップ29C,29DのQ出力で
あるMSK1,MSK2信号はそれぞれ“0000H ”
のままである。
【0037】図10はラインメモリ30の詳細構成例を
示す回路図である。ラインメモリ30としては、通常は
FIFO(First In First Out)型
メモリが用いられる。しかしながら、一般的なSRAM
(スタティックRAM)を用いて実現することもでき
る。図において、入力画像データは8ビットでデータ入
力端子に入力される。
【0038】最大有効幅信号FHV2は、ライトリセッ
ト信号*WRST,リードリセット信号*RRST(*
は負論理を示す)としてそれぞれの入力端子に入力さ
れ、ライトイネーブル信号入力端子*WEとリードイネ
ーブル信号入力端子*REはそれぞれ接地されている。
従って、常時書き込みと読み出しができるようになって
いる。書き込みクロック入力WCLKと読み出しクロッ
ク入力RCLKには、共通にクロックCLKが入力され
ている。
【0039】このように構成された回路の動作を図11
のタイムチャートを用いて説明する。図11において、
(a)はCLK、(b)は最大有効幅FHV2信号、
(c)は入力画像データDIN、(d)は出力画像デー
タDOUTである。(c)に示すように入力された入力
画像データは、1走査線あたりの画素数がk+1個の場
合を示している。この入力画像データは(a)に示すク
ロックCLKによりその内部で順次シフトされ、その出
力端子からは(d)に示すように1ライン分遅延されて
出力される。
【0040】図12は領域外処理部40の詳細構成例を
示す回路図である。図において、41はカウンタ部10
の13ビットの出力CNT2をそのA入力に、MSK1
信号をそのB入力に受ける第1のコンパレータ、42は
カウンタ部10の13ビットの出力CNT2をそのA入
力に、MSK2信号をそのB入力に受ける第2のコンパ
レータである。これらコンパレータ41,42は、A=
Bの時にパルスを出力する。
【0041】43は第1のコンパレータ41の出力をセ
ット入力Sに、第2のコンパレータ42の出力をリセッ
ト入力Rに受けるセット・リセットフリップフロップで
ある。このフリップフロップ43のQ出力が、原稿画像
の領域外をマスクするマスク信号MSKになる。G30
はその一方の入力にマスク信号MSKを共通に入力し、
他方の入力にラインメモリ30からの画像データ(8ビ
ット)を受けるアンドゲートである。このアンドゲート
G30の数はデータのビット数に対応する8個である。
そして、これらアンドゲートG30からの出力が、領域
外がマスクされた出力画像データとなる。このように構
成された回路の動作を、図13に示すタイムチャートを
参照しつつ説明すれば、以下のとおりである。
【0042】図13において、(a)はマスク信号MS
Kを、(b)は出力画像データDOUTをそれぞれ示
す。セット・リセットフリップフロップ43は、第1の
コンパレータ41の出力(MSK1信号)によりセット
され、第2のコンパレータ42の出力(MSK2信号)
によりリセットされ、そのQ出力MSKは(a)に示す
ような幅のパルスとなる。このパルスの幅wが、実際の
画像データの範囲となる。そこで、このマスク信号でラ
インメモリから入ってくる1ライン遅れた画像データを
マスクすると、原稿領域以外はデータ“00H ”とな
り、白に置き換えられる。原稿領域はそのまま出力され
る。
【0043】このようにして、本発明によれば原稿領域
以外の領域は白に置き換えられるので、例え原稿4が図
18の(a)に示すように斜めに置かれていても黒く出
力されることはない。また、本の折り目部分の場合は、
反射信号が極めて小さいので原稿外領域と同様な動作を
行なう。従って、マスク信号MSKは常時“0”であ
り、全ての領域が白く置き換えられる。
【0044】なお、通常の画像処理部として、エッジ強
調,スムージング等の処理を行なうための空間フィルタ
と呼ばれる部分がある。例えば3×3のマトリクスフィ
ルタを使用した場合、空間フィルタ部分の回路は、図1
4に示すようなものとなる。ここで、50が3×3の空
間フィルタ、51,52がFIFOメモリである。入力
画像データはそのまま空間フィルタ50に入っており、
この入力画像データをFIFOメモリ51で1ラインだ
け遅延させた入力画像データが空間フィルタ50に入っ
ており、このFIFOメモリ51の出力を更にFIFO
メモリ52で1ライン遅延させた入力画像データが空間
フィルタ50に入っている。このようにして、空間フィ
ルタ50には、3個の画像データが入ることになり、マ
トリクス処理が行われる。
【0045】ここで、本発明で用いるラインメモリ30
として、図14に示すFIFOメモリ51と兼用しても
よい。この時、空間フィルタ50での処理時間のために
処理画像データが遅延するので、図12に示す領域外処
理部40もそれに対応したディレイを行なう必要があ
る。
【0046】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よればプリスキャンを不要とすると共に、斜め原稿や本
の折り目に対しても有効な画像処理装置を提供するがで
き、実用上の効果が大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理ブロック図である。
【図2】カウンタ部の詳細構成例を示す回路図である。
【図3】カウンタ部の動作を示すタイムチャートであ
る。
【図4】有効画像領域検出部の詳細構成例の一部を示す
回路図である。
【図5】図4に示す回路の動作を示すタイムチャートで
ある。
【図6】有効画像領域検出部の残りの詳細構成例を示す
回路図である。
【図7】図6に示す回路の動作を示すタイムチャートで
ある。
【図8】図6に示す回路の動作を示すタイムチャートで
ある。
【図9】原稿が着目走査線上にない場合の説明図であ
る。
【図10】ラインメモリの詳細構成例を示す回路図であ
る。
【図11】ラインメモリの動作を示すタイムチャートで
ある。
【図12】領域外処理部の詳細構成例を示す回路図であ
る。
【図13】領域外処理部の動作を示すタイムチャートで
ある。
【図14】画像処理部の構成例を示すブロック図であ
る。
【図15】従来装置の概念図である。
【図16】 従来装置の他の構成概念図である。
【図17】原稿読み取り画像例を示す図である。
【図18】従来装置の問題点の説明図である。
【符号の説明】
10 カウンタ部 20 有効画像領域検出部 30 ラインメモリ 40 領域外処理部
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06T 7/00 7459−5L G06F 15/70 330 P

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像情報を光電変換して読み取ったA/
    D変換後の画像データを用いて画像処理を行い、出力装
    置への出力を行なう画像処理装置であって、画像処理部
    として少なくとも不要な画像領域を検出して、検出され
    た不要領域が出力装置に記録されないようにした構成の
    ものにおいて、 各主走査線毎の画像データを使用して、有効画像領域の
    前端部と後端部を検出し、主走査の開始から有効画像領
    域の前端部と後端部のそれぞれを検出するまでの第1,
    第2の画素カウント数を各走査線毎に出力するカウント
    手段と、 前記画素データを1走査線分遅延されるラインメモリ
    と、 該ラインメモリから読み出された画像データに対し、前
    記第1,第2の画素カウント数で挟まれた領域外は出力
    装置によって記録しないように制御する領域外処理手段
    とを具備したことを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記画像処理部として、少なくとも3走
    査線を使用して行なう空間フィルタ部を有して、空間フ
    ィルタ部にて使用するラインメモリと前記ラインメモリ
    とを兼ねさせるようにしたことを特徴とする請求項1記
    載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 予め、画像の有効幅を指定して、その有
    効幅を指定して、その有効幅内にて、有効画像領域の前
    端部,後端部とを検出するようにし、 指定した画像有効幅よりも前端部,後端部とが外側とな
    る場合は、指定した画像有効幅を前端部,後端部とする
    ようにしたことを特徴とする請求項1記載の画像処理装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7215446B2 (en) 2001-08-21 2007-05-08 Konica Corporation Image processing apparatus, image processing method, program for executing image processing method, and storage medium for storing the program
US7420717B2 (en) 2002-12-23 2008-09-02 Samsung Electronics Co., Ltd. Method and apparatus for scanning image

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