JP3359045B2 - 画像処理装置及び画像処理方法 - Google Patents

画像処理装置及び画像処理方法

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JP3359045B2
JP3359045B2 JP28643391A JP28643391A JP3359045B2 JP 3359045 B2 JP3359045 B2 JP 3359045B2 JP 28643391 A JP28643391 A JP 28643391A JP 28643391 A JP28643391 A JP 28643391A JP 3359045 B2 JP3359045 B2 JP 3359045B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像処理装置及び画像処
理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばデジタル複写機では原稿を
ハロゲンランプ等の光源で照射し、その原稿からの反射
光をCCD(電荷結合素子)等の固体撮像素子を用い
て、光電変換した後、デジタル信号に変換し、所定の補
正処理等を行った後、その信号でレーザービームプリン
タ、液晶プリンタ、サーマルプリンタ、インクジェット
プリンタ等の記録装置を用いて、記録画像を形成してい
る。
【0003】また、このようなデジタル複写機におい
て、複写する原稿のカラー化等により、情報量の多いア
ウトプットが求められており、デジタルフルカラー複写
機、あるいはワンポイントカラー複写機も開発されてい
る。また一方、カラー原稿を白黒の出力手段で出力する
際にカラー原稿をカラーセンサーで読み取り、色を判別
し色判別信号からその色に対応したパターンを出力し、
パターンの違いにより、色の違いを表現する技術も提案
されている。
【0004】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら色を
判別しその色に対応したパターンを発生し、出力する装
置においては、2種類の色の混り合う点あるいは色が連
続的に変化している場合には、その変化点で2種類のパ
ターンが混在し、出力が見にくくなる問題がある。また
2種類の判定色の中間的な色の場合には2種類のパター
ンが混在し見にくくなる問題がある。
【0005】本発明は、上述の問題点に鑑みなされた
もので、画像中の色の変化点において、パターンの混在
することを防ぎ、画像中の色をパターン化する際の画質
を良好にすることができる画像処理装置及び画像処理方
法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、画像を表す複数の色成分データを入力す
る入力手段と、前記入力された複数の色成分データと、
複数の色成分データに応じたデータ値に対応する色相値
が記憶されたルックアップテーブルとを用いて、前記画
像を構成する画素毎に色を判定する色判定手段と、前記
色判定手段による判定結果を用いて、前記画素毎に、色
毎に予め決められた図形パターンを発生するパターン発
生手段とを有し、前記色判定手段は、前画素の判別結果
を用いて、次の画素の判別結果が前記前画素の判別結果
と一致しやすくなるような情報を前記ルックアップテー
ブルに書き込む誤判定防止手段を含むことを特徴とす
る。
【0007】
【実施例】以下に説明する本発明の実施例は、入力カラ
ー画像信号から入力画像の色を判別する色判別手段にお
いて画像情報を一定のブロックで考えこの中に数種類の
パターンが混在する場合にはいずれかのパターンを優先
して出力しようするものである。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0009】〔第1の実施例〕 (全体の構成)図1は本発明を適用したデジタル複写装
置の画像処理装置の全体の回路構成の一例を示す。図1
において、101はロッドレンズ等の光学系を介して結
像されたカラー原稿画像をG(グリーン),B(ブル
ー),R(レッド)の電気信号に変換する撮像手段のイ
メージセンサ(カラー読み取りセンサ)としてのCCD
(電荷結合素子)であり、色分解フィルタを有する。1
02はCCD101の出力信号を増幅する増幅回路、1
03は同軸ケーブル、104は同軸ケーブル103を介
して増幅回路102から出力されたカラー画像信号をサ
ンプルホールド(S/H)してG,B,Rの3色に分離
するサンプルホールド(S/H)回路である。105は
サンプルホールド回路104でサンプルホールドされた
アナログカラー画像信号をデジタルカラー画像信号に変
換するアナログ/デジタル(A/D)変換回路、106
はCCD101の各チャンネル間の読み取り位置のずれ
を電気的に補正するずれ補正回路、107はデジタル画
像信号に対して後述の黒レベル補正と白レベル補正(シ
ェーディング補正)を施す黒補正/白補正回路である。
【0010】108は輝度信号生成部であり、黒補正お
よび白補正ずみのデジタルカラー画像信号から輝度信号
を生成する。109は色判別回路であり、黒補正および
白補正ずみのデジタルカラー画像の各画素毎の色判別を
行って、本例では色相信号に応じた色判定信号を出力す
る。110はRAMまたはROMの記憶装置からなるパ
ターン発生回路であり、色判別回路109の色判別結果
づに基き、各画素毎の色に対応のあらかじめ定めた図形
パターンを発生する。本例ではパターン発生回路110
は色相信号に対応した色判定信号を読み出しアドレスと
してあらかじめ記憶した図形パターンの1つを読み出し
て出力する。
【0011】111は輝度信号生成部108で生成され
た輝度信号とパターン発生回路110から発生された何
色かを示す図形パターンを合成するパターン合成回路で
ある。112はLog変換部であり、パターン合成回路
111の出力信号を濃度信号に変換し、接続された各種
プリンタに出力する。なお、図1で鎖線で囲んだAの部
分は画像読取装置(イメージスキャナー)のビデオ画像
処理回路に相当する。
【0012】本例の画像複写装置は、フルカラーの原稿
を、図示しないハロゲンランプや蛍光灯等の照明源で露
光し、反射カラー像をCCD等のカラーイメージセンサ
で撮像し、得られたアナログ画像信号をA/D変換器等
でデジタル化し、デジタル化されたフルカラー画像信号
を処理、加工し、図示しない熱転写型プリンター、イン
クジェットプリンター、レーザービームプリンター等に
出力し画像を得る装置である。その詳細は以下に詳述す
る通りである。
【0013】(カラー読み取りセンサ)原稿は、まず図
示しない露光ランプにより照射され、反射光はカラー読
み取りセンサ101により画像ごとに色分解されて読み
取られ、増幅回路102で所定レベルに増幅される。こ
こで、CCD101の駆動は、図示しないシステムパル
スジェネレータで生成されている。
【0014】図2、図3にカラー読み取りセンサおよび
駆動パルスを示す。図2は本例で使用されるカラー読み
取りセンサを示し、このセンサは、主走査方向を5分割
して読み取るべく63.5μmを1画素として(400
dot/inch(以下dpiという))、1024画
素、すなわち図の如く1画素を主走査方向にG,B,R
で3分割しているので、トータル1024×3=307
2の有効画素数を有する。一方、このセンサの各チップ
58〜62は同一セラミック基板上に形成され、センサ
の1,3,5番目(58a,60a,62a)は同一ラ
インLA上に、2,4番目はLAとは4ライン分(6
3.5μm×4=254μm)だけ離れたラインLB上
に配置され、原稿読み取り時は、矢印AL方向に走査す
る。
【0015】各5つのCCDのうち、1,3,5番目は
駆動パルス群0DRV118aに、2,4番目は駆動パ
ルス群EDRV119aにより、それぞれ独立にかつ同
期して駆動される。駆動パルス群0DRV118aに含
まれるパルス信号O01A,O02A,ORSと駆動パ
ルス群EDRV119Aに含まれるパルス信号E01
A,E02A,ERSはそれぞれ各センサ内での電荷転
送クロック、電荷リセットパルスであり、1,3,5番
目と2,4番目との相互干渉やノイズ制限のため、お互
いにジッタにないように全く同期して生成される。この
ため、これらパルスは1つの図示しない基準発振源0S
Cから生成される。
【0016】図4(A)は上述の駆動パルス群0DRV
118a,EDRV119aを生成する回路ブロックを
示し、図4(B)はそのタイミングを示す。この回路ブ
ロックは図示しないシステムコントロールパルスジェネ
レータに含まれる。単一の基準発振源0SCから発生さ
れる源クロックCLK0を分周したクロックK0135
aはセンサ駆動パルス0DRVとセンサ駆動パルスED
RVの発生タイミングを決める基準信号SYNC2,S
YNC3を生成するクロックである。これらの基準信号
SYNC2.SYNC3はCPUバスに接続された信号
線22により設定されるプリセッタブルカウンタ64
a,65aの設定値に応じて出力タイミングが決定され
る。また基準信号SYNC2,SYNC3は分周器66
a,67aおよび駆動パルス生成部68a,69aを初
期化する。
【0017】すなわち、基準信号SYNC2,SYNC
3は本ブロックに入力される水平周期信号HSYNC1
18を基準とし、全て1つの発信源0SC558aから
出力される源クロックCLK0および全て同期して発生
している分周クロックにより生成されているので、0D
RV118aとEDRV119aのそれぞれのパルス群
は全くジッタのない同期した信号として得られ、センサ
間の干渉による信号の乱れを防止できる。
【0018】ここで、お互いに同期して得られたセンサ
駆動パルス0DRV118aは1,3,5番目のセンサ
58a,60a,62aに、EDRV119aは2,4
番目のセンサ59a,61aに供給され、各センサ58
a,59a,60a,61a,62aからは駆動パルス
に同期してビデオ信号V1〜V5が独立に出力され、図
1に示される各チャンネル間で独立の増幅回路501−
1〜501−5で所定の電圧値に増幅され、同軸ケーブ
ル101aを通して図3の00S129aのタイミング
でV1,V3,V5の信号が送出され、E0S134a
のタイミングでV2,V4の信号が送出され、ビデオ画
像処理回路に入力される。
【0019】(サンプルホールド回路)ビデオ画像処理
回路に入力された原稿を5分割に分けて読み取って得ら
れたカラー画像信号は、サンプルホールド回路S/H1
04においてG(グリーン),B(ブルー),R(レッ
ド)の3色に分離される。従ってS/Hされたのちは3
×5=15系統の信号処理される。
【0020】(A/D変換回路)S/H回路104によ
り、各色R,G,B毎にサンプルホールドされたアナロ
グカラー画像信号は、次段A/D変換回路105で各1
〜5チャンネルごとでデジタル化され、各1〜5チャン
ネル独立に並列で、次段に出力される。
【0021】(ずれ補正回路)さて、本実施例では前述
したように4ライン分(63.5μm×4=254μ
m)の間隔を副走査方向に持ち、かつ主走査方向に5領
域に分割した5つの千鳥状センサで原稿読み取りを行っ
ているため、先行走査しているチャンネル2,4と残る
1,3,5では読み取る位置がずれている。そこでこれ
を正しくつなぐために、複数ライン分のメモリを備えた
ずれ補正回路106によって、そのずれ補正を行ってい
る。
【0022】(黒補正/白補正回路)次に、図5、図6
を参照して黒補正/白補正回路107における黒補正動
作を説明する。
【0023】図6のようにチャンネル1〜5の黒レベル
出力はセンサに入力する光量が微少の時、チップ間、画
素間のばらつきが大きい。これをそのまま出力し画像を
出力すると、画像のデータ部にすじ(筋)やむら(斑)
が生じる。
【0024】そこで、この黒部の出力ばらつきを補正す
る必要が有り、図5に示すような黒補正回路でこのばら
つき補正を行う。原稿読み取り動作に先立ち、原稿走査
ユニットを原稿台先端部の非画像領域に配置された均一
濃度を有する黒色板の位置へ移動し、ハロゲンを点灯
し、黒レベル画像信号を本回路に入力する。
【0025】ブルー信号BINに関しては、この画像デー
タの1ライン分を黒レベルRAM78aに格納すべく、
セレクタ82aでAを選択(d)、ゲート80aを閉じ
(a)、81aを開く。すなわち、データ線は151a
→152a→153aと接続され、一方、RAM78a
のアドレス入力155aには反転HSYNCで初期化さ
れ、VCLKをカウントするアドレスカウンタ84aの
出力154aが入力されるべくセレクタ83aに対する
cが出力され、1ライン分の黒レベル信号がRAM78
aの中に格納される(以上黒基準値取込みモードと呼
ぶ)。
【0026】画像読み込み時には、RAM78aはデー
タ読み出しモードとなり、データ線153a→157a
の経路で減算器79aのB入力へ毎ライン、1画素ごと
に読み出され入力される。すなわち、この時ゲート81
aは閉じ(b)、ゲート80aは開く(a)。また、セ
レクタ86aはA出力となる。従って、黒補正回路出力
156aは、黒レベルデータDK(i)に対し、例えば
ブルー信号の場合BIN(i)−DK(i)=B
OUT(i)として得られる(以上黒補正モードと呼
ぶ)。
【0027】同じようにグリーンGIN,レッドRINも7
7aG,77aRにより同様の制御が行われる。また、
本制御のための各セレクタゲートの制御線a,b,c,
d,eは、CPU(図示しない)のI/0として割り当
てられたラッチ85aによりCPU制御で行われる。な
お、セレクタ82a,83a,86aをB選択すること
によりCPUによりRAM78aをアクセス可能とな
る。
【0028】次に、図7〜図9を参照して黒補正/白補
正回路107における白レベル補正(シェーディング補
正)を説明する。白レベル補正は原稿走査ユニットを均
一な白色板の位置に移動して照射した時の白色データに
基づき、照明系、光学系やセンサの感度ばらつきの補正
を行う。基本的な回路構成を図7に示す。基本的な回路
構成は図5と同一であるが、黒補正では減算器79aに
て補正を行っていたのに対し、白補正では乗算器79′
aを用いる点が異なるのみであるので同一部分の説明は
省く。
【0029】色補正時に、原稿を読み取るためのCCD
101が均一白色板の読み取り位置(ホームポジショ
ン)にある時、すなわち、複写動作または読み取り動作
に先立ち、図示しない露光ランプを点灯させ、均一白レ
ベルの画像データを1ライン分の補正RAM78′aに
格納する。例えば、主走査方向のA4の長手方向の幅を
有するとすれば、16pel/mmで16×297mm
=4752画素、すなわち少なくともRAMの容量は4
752バイトであり、図8(a)に示すように、i画素
目の白色板データWi(i=1〜4752)とするとR
AM78′には図8(b)に示すように、各画素毎の白
色板に対するデータが格納される。
【0030】一方、Wiに対し、i番目の画素の通常画
像の読み取り値Diに対し補正後のデータDo=Di×
FFH/Wiとなるべきである。
【0031】そこでCPUからラッチ85′aa′,
b′,c′,d′に対しゲート80′a,81′aを開
き、さらにセレクタ82′a,83′a,86′aにお
いてBが選択されるように出力し、RAM78′aをC
PUサクセス可能とする。
【0032】次に、図9に示す手順でCPUは先頭画素
Oに対しFFH/WO,W1に対しFF/W1…と順次演
算してデータの置換を行う。色成分画像のブルー成分に
対し終了したら(図9のStepB)、同様にグリーン
成分(StepG)、レッド(StepR)と順次行
い、以後、入力される原画像データDiに対してDO
Di×FFH/Wiが出力されるようにゲート80′a
が開(a′)、ゲート81′aが閉(b′)、セレクタ
83′a,86′aはAが選択され、これによりRAM
78′aから読み出された係数データFFH/Wiは信
号線153a→157aを通り、一方から入力された原
画像データ151aとの乗算がとられ出力される。
【0033】以上のごとく、画像入力系の黒レベル感
度、CCDの暗電流ばらつき、各センサー間感度ばらつ
き、光学系光量ばらつきや白レベル感度等種々の要因に
基づく、黒レベル、白レベルの補正を行い、主走査方向
にわたって、白,黒とも各色ごとに均一に補正された画
像データBOUT121,GOUT122,ROUT123が得
られる。
【0034】(輝度信号生成部)黒補正及び白補正され
た画像データROUT121,GOUT122,BOUT123
は輝度信号生成部108、及び色判別回路109に入力
する。
【0035】輝度信号生成部108では、センサー10
1で読み取られたフィルターイメージを平均化し、ND
イメージを作っている。図10は、上記の動作を説明す
るためのもので、入力される画像データROUT121,
OUT122,BOUT123は、まず加算器201でそれ
ぞれ加算処理される。その後、除算器202で1/3に
除算が行われてから出力される。
【0036】(色判別回路)本実施例では、色判別法と
して、色相信号を用いた。これは同一色でもその彩さ又
は明るさが異なる場合においても正確な判定を行うため
である。
【0037】まず、初めに、色判別法の概略について説
明する。
【0038】入力されるR,G,Bデータは、各々8ビ
ットづつあり、計224色の情報を有している。そのた
め、このような莫大な情報をそのまま用いることは、そ
の回路規模からも高価なものとなってしまう。本実施例
では、前述した色相を用いている。これは、正確には、
通常表わされる色相とは異なるが、ここでは色相とい
う。色空間はマンセルの立体等で知られているように、
彩度、明度、色相で表わされることが知られている。
R,G,Bデータを平面、すなわち、2次元のデータ
に、まず、変換する必要がある。R,G,Bの共通部、
すなわち、R,G,Bの最小値min(R,G,B)は
無彩色成分であることからmin(R,G,B)を各
R,G,Bデータより減算し、残った情報を有彩色成分
として用いることにより、3次元の入力色空間を2次元
の色空間に変換した。変換された平面は図11に示すよ
うに、0°〜360°までを6つに分け、入力される
R,G,Bの大きさの順番、つまり、R>G>B,R>
B>G,G>B>R,G>R>B,B>G>R,B>R
>Gの情報と入力されるR,G,Bの内の最大値、中間
値により、LUT(ルックアップテーブル)等を用いて
色相値を求めている。次に色判別回路109の実際の動
作を図12において説明する。
【0039】入力されるR,G,Bデータは、まず、そ
の大小判別を行うmax・mid・min検出回路14
01に入力される。これは各入力データをコンパレータ
を用いて比較し、比較結果に応じてmax値,mid
値,min値を出力する。また、コンパレータの出力値
を順位信号として出力している。出力されたmax,m
id,min値は前述したように、max値,mid値
から無彩色成分を減ずるため、減算器1402、140
3によりmax値およびmid値より最小値であるmi
n値を減算し、色相検出回路1404に順位信号ととも
に入力される。色相検出回路1404はRAMあるいは
ROM等のランダムアクセスの可能な記憶素子であり、
本実施例では、ROMを用いてルックアップテーブルを
構成している。ROMには、予め、図11に示すような
平面の角度に対応する値が記憶されており、入力される
順位信号(max−min)値、(mid−min)値
により、色相値が出力される。出力された色相値は次に
ウインドコンパレータ1405,1406に入力され
る。これらコンパレータ1405,1406には、図示
しないデータ入力手段により本来パターン化したい色デ
ータを入力し、その色に合った色相データ値をCPU1
407によって所望のオフセットを持たせコンパレータ
1405,1406にセットされる。コンパレータ14
05では、設定された値をa1とすると、入力される色
相データに対し、(色相データ)<a1で「1」が出力
され、コンパレータ1406では、設定された値をa2
とすると、(色相データ)>a2で「1」が出力される
ように構成されている。
【0040】よって、後段のANDゲート1410によ
り、 a1<(色相データ)<a2 の時、色検出回路1410から「1」が出力される。
【0041】また同様に14(b),14(c)の回路
より他の色相に関する色判定信号が出力される。
【0042】(多数決回路)色判定された判定信号は、
多数決回路140により一定エリア内でどの色に最も近
いと判定されているかが判定される。ここで多数決回路
を図13及び図14により説明する。図13において、
C1,C2,C3は図12において判定された色判定信
号であり、VCKはビデオ転送クロック、AREAは一
定エリアを示す信号であり、2001、2002、20
03の各カウンタに一定エリア毎にクリアをかけるもの
である。つまり2001のカウンタは一定エリア内で、
C1と判定された色がいくつあるかをカウントする回路
であり、2002、2003は同様にC2,C3の色の
数をカウントする。カウント結果は図14A,B,Cへ
入力される。2101、2102、2103、共に比較
器であり2104〜2109は論理積、2110〜21
12は論理和、2113はエンコーダ回路、2114は
Dフリップフロップ回路でありAREAは図13のAR
EA信号と同様で多数決判定を行う一定エリア信号であ
る。各A,B,C入力に対して、2104の論理積回路
からはA≧B≧Cである時1が出力され、同様に論理積
2105からはA>C>Bの時1が出力される。そして
論理和回路2110からはA,B,Cの中でAが1番大
きい時のみ“1”が出力される。同様にして、論理和回
路2111からはBが最大の時、論理和回路2112か
らはCが最大の時1が出力される。2113はエンコー
ド回路であり、Aが最大の時1を、Bが最大の時2を、
Cが最大の時3を出力する。DF/F2114はこのコ
ード信号を、各1定エリア毎にラッチするものであり、
1定エリア毎にどの色ともっとも判定されたが出力す
る。
【0043】(パターン発生回路)パターン発生回路1
10について図15を参照して説明する。パターン用R
OM803には、例えば図16に示すような各色に対応
するドットパターンが予め書き込まれている。各図形パ
ターンは16×16ドットを1パターンとしている。パ
ターン用ROM803は色判定信号に応じてこのパター
ンを主走査方向及び副走査方向にくり返し出力すること
により、パターンの発生処理をしている。主走査カウン
ター802は水平同期信号HSYNCに同期して、ビデ
オクロックCLKをカウントすることにより動作し、副
走査カウンター801は、ITOP信号に同期し、水平
同期信号HSYNCをカウントすることにより動作す
る。
【0044】上記カウンター801,802の出力が各
4bit、及び上記色判定信号が5bitの計13bi
tがパターン用ROM803のアドレスとして入力され
ている。すなわち、読み取られた色(の種類)に対して
32種類の16ドット×16ドットのパターンが発生で
きる構成となっている。
【0045】パターン用ROM803からの出力は、8
bitのデータ長を有しており、その中のMSB(最上
位bit)は、後段で説明するパターン合成部111内
の制御用信号(HIT信号)として用いており、ROM
803には通常0、パターンを発生させる際は必ずMS
Bが1となる様データが書き込まれている。
【0046】当然、上記のパターン用ROM803は、
RAM等を用いても良い。また、RAM等を用いてもそ
の容量及びアドレスのビット割りつけはROMと同様で
ある。
【0047】(パターン合成部)パターン発生回路11
0から出力されたパターン信号、及び判定領域を示すH
IT信号、及び108輝度信号生成部からの輝度信号は
それぞれ図17のセレクタ1601に入力される。つま
りセレクタ1601は、判定領域であれば一定サイズの
エリア毎に多数決された結果の色にじたパターン信号が
選択され、判定領域外であれば輝度信号を選択する。
【0048】(log変換部)加算処理された画像デー
タは次に輝度−濃度変換を行うべく図1のLog変換部
112で濃度信号に変換される。このLog変換部11
2では、ROMを用いたルックアップテーブルで行って
いる。Log変換部112で濃度信号に変換された信号
は画像を形成すべき単色のプリンター部(例えば、レー
ザビームプリンタ)への出力される。
【0049】図18により、多数決方式の効果を説明す
る。ここでは縦3画素、横3画素のサイズの領域に対し
て多数決判定を行い、パターンを選択する。2201、
2202、2203におけるA,Bはそれぞれ異なる色
の判定結果を示すものであり、例えば2202の様に一
定エリア内ですべてAの色と判定されれば2205の様
なパターン化が行われる。また2203の様に一定エリ
ア内がすべてBの色と判定されれば2206の様なパタ
ーン化が行われる。また2201の様にAと判定された
部分とBと判定された部分が混在している場合には、1
画素ずつパターン化すると、2204の様に2種類のパ
ターンが混在してしまうが、多数決方式を用いれば例え
ば2201ではBの色の方が多いため結果的に2207
の様にBのパターンが選択される事になる。一般的に例
えば赤い色領域において赤と色判定する場合の誤判定は
多くとも数画素あるいは数十画素に一画素位であるから
多数決方式を採用する事により誤判定によるパターンの
混在はかなり軽減する事ができる。
【0050】〔第2の実施例〕色パターン化の誤判定を
救う他の実施例として前画素の判定結果を次の画素の判
定の際に参考にする系について説明する。その回路構成
は基本的には第1の実施例と同じであるが図1における
多数決回路140を削除し、かわりにDF/Fを追加し
た形となっている。この部分について図19により説明
する。色判別回路2301によりある画素の色が判定さ
れその結果がDF/F2302に入力される。ここでV
CKは画像転送クロックである。DF/F2302によ
り1画素遅延された色判定結果は色判定回路2301に
もどされる。またこのもどされた情報は具体的には図1
2の色相検出回路1404に入力される。色相検出回路
1404は、先に説明した様にRAMあるいはROMの
ルックアップテーブルで構成されているためもどされた
情報はこのアドレスに入力される事になる。つまり前画
素が赤と判定された場合には次の画素は赤に判定しやす
い様な情報をルックアップテーブルに書いておく事によ
り誤判定が起こりにくくする事が可能である。
【0051】〔第3の実施例〕色パターン化の誤判定を
救う他の実施例として、判定画素の周囲画素に対して、
色判定信号のヒストグラムを取りその結果を参考にして
注目画素の色判定を行う例について説明する。
【0052】図20が、本実施例を良く説明するブロッ
ク図である。本実施例は第1の実施例において、多数決
回路140を削除し、色判別回路109と置きかわるも
のである。入力されたカラーの画像情報は2501色判
定回路によりR,G,Bの比率から色が判定される。こ
の判定方式は第1の実施例における図12の色判定回路
と同様であり、本実施例では判定結果をエンコードし2
bitの色コード信号として出力している。判定結果は
マルチプレクサ2502によりデコードされ、2503
〜2506のカウンタにより一定領域内の色判定画素数
をカウントする事になる。図中クリア信号が一定領域を
示す領域信号であり、この領域ごとに色判定情報がカウ
ントされる。2511〜2514はコンパレータであ
り、2507〜2510はコンパレータのスライスレベ
ルを決めるレジスタである。レジスタ設定値は領域のサ
イズに応じて設定するものであり、またCCDの特性な
どから各色ごとのスライスレベルをかえる事も可能であ
る。2511〜2514のコンパレータの出力は、25
15色変換回路に入力される。また、2501色判定回
路の出力は2516ディレイ回路により先に説明したカ
ウンタレジスタコンパレータの画像遅延とタイミングを
合わせる様に構成されている。2515色変換回路はヒ
ストグラムを参考にし、2501色判定結果に補正を加
える部分であり詳細は後で説明する。最終的に判定され
た結果は、2517デコード回路により色コード信号か
らbit対応の信号に変換され、その後は第1の実施例
における110パターン発生回路に入力される。
【0053】図21により2515色変換回路について
説明する。図21(a)は色変換方式を示すテーブルで
あり、図21(b)は0〜3、4色の色空間を示すもの
である。図21(a)においてC0,C1,C2,C3はそ
れぞれ2511〜2514のコンパレータの出力を示す
ものであり、INは入力された色判定信号である。基本
的な考え方は、注目画素に対して2501色判定結果と
同じ色のヒストグラム値がスラレスレベル以上であれば
優先的にその判定結果を変換せずそのまま、最終的な色
判定結果とし、また、ヒストグラム値がスラレスレベル
以下であれば他の色のヒストグラム値を参考にし、色空
間上、隣り合わせの色のヒストグラムが一定値以外であ
ればその隣の色に判定結果を変換し、それ以外の場合は
判定結果をそのまま最終的な色判定結果とするものであ
る。
【0054】以上説明したように、上記実施例によれば
色判定を行う際に色判定信号に対して、一定サイズ内で
の多数決を行い色を確定する方式、あるいは前画素の判
定結果を次の画素の判定の際に参考にする方式を採る事
により色の誤判定によりパターンの混在する事を防ぐ効
果がある。
【0055】
【発明の効果】以上の説明したように、本発明によれ
ば、画像中の色の変化点において、パターンの混在する
ことを防ぎ、画像中の色をパターン化する際の画質を良
好にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の全体ブロック図。
【図2】CCDセンサを説明する図。
【図3】CCD駆動を説明する図。
【図4】CCD駆動を説明する図。
【図5】黒補正を説明する図。
【図6】黒補正を説明する図。
【図7】白補正を説明する図。
【図8】白補正を説明する図。
【図9】白補正を説明する図。
【図10】輝度信号生成を示す図。
【図11】色相判別を説明するための図。
【図12】色判別回路のブロック図。
【図13】多数決回路を示す図。
【図14】多数決回路を示す図。
【図15】パターン発生回路のブロック図。
【図16】色パターンの対応を示す図。
【図17】パターン合成を示すブロック図。
【図18】多数決方式の効果を示す図。
【図19】本発明の第2の実施例を示すブロック図。
【図20】本発明の第3の実施例を示すブロック図。
【図21】本発明の第3の実施例の概念を示す図。
【符号の説明】
190 色判別回路 140 多数決回路 110 パターン発生回路 111 パターン合成回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−206053(JP,A) 特開 平1−295280(JP,A) 特開 昭63−48074(JP,A) 特開 平3−167676(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/46 - 1/64 G06T 1/00 510

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を表す複数の色成分データを入力す
    る入力手段と、前記入力された複数の色成分データと、
    複数の色成分データに応じたデータ値に対応する色相値
    が記憶されたルックアップテーブルとを用いて、前記画
    像を構成する画素毎に色を判定する色判定手段と、 前記色判定手段による判定結果を用いて、前記画素毎
    に、色毎に予め決められた図形パターンを発生するパタ
    ーン発生手段とを有し、 前記色判定手段は、前画素の判別結果を用いて、次の画
    素の判別結果が前記前画素の判別結果と一致しやすくな
    るような情報を前記ルックアップテーブルに書き込む誤
    判定防止手段を含むことを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 画像を表す複数の色成分データを入力す
    る入力工程と、 前記入力された複数の色成分データと、複数の色成分デ
    ータに応じたデータ値に対応する色相値が記憶されたル
    ックアップテーブルとを用いて、前記画像を構成する画
    素毎に色を判定する色判定工程と、 前記色判定工程による判定結果を用いて、前記画素毎
    に、色毎に予め決められた図形パターンを発生するパタ
    ーン発生工程とを有し、 前記色判定工程は、前画素の判別結果を用いて、次の画
    素の判別結果が前記前画素の判別結果と一致しやすくな
    るような情報を前記ルックアップテーブルに書き込む誤
    判定防止工程を含むことを特徴とする画像処理方法。
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