JPH08154181A - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置

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JPH08154181A
JPH08154181A JP6317655A JP31765594A JPH08154181A JP H08154181 A JPH08154181 A JP H08154181A JP 6317655 A JP6317655 A JP 6317655A JP 31765594 A JP31765594 A JP 31765594A JP H08154181 A JPH08154181 A JP H08154181A
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JP
Japan
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background
information
color image
unit
component
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JP6317655A
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English (en)
Inventor
Yukio Yamaguchi
幸男 山口
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 地肌検出処理や地肌除去処理を施こす際に、
輝度情報L* 成分だけでなく、a* 成分やb* 成分も考
慮した処理を施こすことによって、カラー画像原稿に適
した地肌検出処理や地肌除去処理を行えるカラー画像形
成装置を提供する。 【構成】 原稿のカラー画像を読み取る読取手段と、読
取手段により読み取られたカラー画像情報に対して、輝
度情報とそれ以外の情報に分離する第一変換手段と、第
一変換手段より分離した輝度情報に対して、予め定めら
れた地肌検出処理により原稿の地肌輝度情報を検出する
地肌検出手段と、地肌検出手段により検出された地肌成
分を前記第一変換手段より分離した輝度情報より除去す
る地肌除去手段とを備え、地肌検出手段において地肌が
検出されたときに第一変換手段より分離された輝度情報
以外の情報を記憶する記憶手段を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像形成装置に関し、特
にカラー電子写真複写機、カラープリンタ、カラーファ
ックス等のカラー画像形成装置における地肌除去処理に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より用いられている一般的なカラー
画像形成装置では、地肌に濃度を持つ原稿を複写する場
合、原稿を読み取ったまま出力すると、全体的に黒っぽ
い出力画像となるので、操作部においてコピー濃度を下
げる操作が必要であった。また、地肌成分を除去する機
能を備えるカラー画像形成装置としては、特開平5−2
07280号により開示されたように、読み取られた原
稿のカラー画像情報に対してL*** 変換を施して
輝度情報L* 成分を抽出し、そのL* 成分に対してのみ
地肌除去処理を施こす方法が取られていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、位置に
よって地肌濃度の異なるような原稿、例えば、新聞、雑
誌等の切り貼り原稿が複写の対象である場合、上述した
ような従来の方法では原稿全体に一意的な処理を行うた
めに地肌を完全に処理することは出来ない。また他の方
法として、特開平5ー207280号によって開示され
たように、カラー画像情報に対してL*** 変換を
施して輝度情報L* 成分を抽出し、そのL* 成分に対し
てのみ地肌除去処理を施こすものもあるが、a* 、b*
成分は地肌除去処理による変化がないため、地肌部が色
彩を有している場合には、色相情報や彩度情報が保存さ
れた状態で地肌除去処理が行われることになる。
【0004】
【発明の目的】本発明は上述した従来の問題点に鑑みな
されたものであって、地肌検出処理や地肌除去処理を施
こす際に、輝度情報L* 成分だけでなく、a* 成分やb
* 成分も考慮した処理を施こすことによって、カラー画
像原稿に適した地肌検出処理や地肌除去処理を行えるカ
ラー画像形成装置を提供するを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1の手段は、読み取ったカラー画像情報
から地肌成分を除去する機能を備えるカラー画像形成装
置において、原稿のカラー画像を読み取る読取手段と、
読取手段により読み取られたカラー画像情報に対して、
輝度情報とそれ以外の情報に分離させる第1変換手段
と、第1変換手段より分離した輝度情報に対して、予め
定められた地肌検出処理により原稿の地肌輝度情報を検
出する地肌検出手段と、地肌検出手段により検出された
地肌成分を第1変換手段より分離した輝度情報より除去
する地肌除去手段を有し、地肌検出手段において地肌が
検出されたときに第1変換手段より分離された輝度情報
以外の情報を記憶する記憶手段を備えたカラー画像形成
装置であることを最も主要な特徴とする。
【0006】本発明の第2の手段は、上記第1の手段に
おいて、記憶手段によって記憶された情報と、第1変換
手段より分離された輝度情報以外の情報とを比較して、
地肌検出手段での地肌検出方法とパラメータを制御する
地肌検出制御手段を備える構成としたことを特徴とす
る。本発明の第3の手段は、上記第1の手段において、
記憶手段によって記憶された情報と、第1変換手段より
分離された輝度情報以外の情報とを比較して、地肌除去
手段での地肌除去方法とパラメータを制御する地肌除去
制御手段を備える構成としたことを特徴とする。
【0007】本発明の第4の手段は、上記第2もしくは
第3の手段において、第1変換手段の出力を上記記憶手
段に記憶する際、予め定められた範囲の情報のみを記憶
させるように制御する記憶制御手段を備える構成とした
ことを特徴とする。本発明の第5の手段は、上記第2、
第3、もしくは第4の手段において、地肌検出手段で地
肌が検出される毎に、記憶手段は輝度情報以外の情報が
上書きされて記憶される構成としたことを特徴とする。
本発明の第6の手段は、上記第2、第3、もしくは第4
の手段において、地肌検出手段で地肌が検出される毎
に、記憶手段は輝度情報以外の情報が上書きされること
なく複数組記憶される構成としたことを特徴とする。
【0008】
【作用】上述した手段により、前に地肌情報として検出
したa* 、b* 成分信号を記憶し、新しく入力したそれ
らと比較することが出来る。また、上記比較した結果に
よって上記地肌検出手段の地肌除去方法とパラメータを
制御する地肌検出制御手段の条件を変えられるので、輝
度情報のみに着目した処理よりもカラー画像原稿に適し
た地肌検出処理を行えるカラー画像形成装置を提供出来
る。また、前に記憶した輝度情報以外の情報と新しく入
力した輝度情報以外の情報とを比較することが出来て、
その結果によって地肌除去手段の地肌除去方法とパラメ
ータを制御する上記地肌除去手段の条件を変えられるの
で、輝度情報のみに着目した処理よりもカラー画像原稿
に適した地肌除去処理を行えるカラー画像形成装置を提
供出来る。さらに記憶手段により輝度情報以外の情報を
記憶する際に、予め定められた範囲の情報のみを記憶さ
せるように制御する記憶制御手段を持っているので、地
肌部である可能性の高い情報(無彩色近傍)のみを用い
た精度の高い地肌検出制御処理や地肌除去制御処理を提
供出来る。
【0009】
【実施例】以下、図面に示した実施例に基づいて、本発
明を詳細に説明する。尚、以下の説明ではカラー画像形
成装置の代表例であるカラー複写機に適用した場合につ
いて説明するが、カラープリンタ、カラーファックス等
の他のカラー画像形成装置についても同様に適用するこ
とが出来る。図1は本発明の第1の実施例であり、1は
読取手段である光学スキャナ、2は第1変換手段である
*** 分離変換部、3は地肌検出手段、4は地肌
除去手段、5は記憶手段であるa** 成分記憶部、6
は地肌検出制御手段、9はKCMY変換部である。光学
スキャナ1により原稿のカラー画像を読み出し、該読み
出されたカラー画像情報はL*** 分離変換部2に
入力され、各成分(L* 、a* 、b* )信号に分離され
出力される。
【0010】分離された輝度情報L* 成分信号は地肌検
出手段3に入力され、その検出結果に応じた地肌除去処
理が、地肌除去手段4で上記L* 成分信号に対して施さ
れる。また、地肌検出手段3で地肌部分が検出される
と、L*** 分離変換部2にて分離されたa* 、b
* 成分信号の平均値が、a** 成分記憶部5にラッチ
され記憶される。地肌検出制御手段6では、a**
分記憶部5に記憶された内容と、L*** 分離変換
部2から出力されるa* 、b* 成分信号を比較し、その
比較結果より地肌検出手段3で施されている地肌検出処
理のパラメータをリアルタイムに制御する。KCMY変
換部9では、L*** 分離変換部2で分離されたa
* 、b* 成分信号と、地肌除去手段4で地肌除去された
* 成分信号とから、コピーする場合のカラー印刷色の
KCMY信号に変換する。
【0011】以下、図2乃至図8に、各部の具体的な構
成を示す。図2に光学スキャナ1の構成例を示す。光学
スキャナ1では、原稿Pのカラー画像を読み取り、外部
にRGB信号を出力するものであり、蛍光灯11からの
光は原稿Pに当たり、その反射光は、第1ミラー12、
第2ミラー13、第3ミラー14を経て集光レンズ15
で集められ、光電変換素子CCD16の受光面に結像す
る。光電変換素子CCD16で原稿Pのカラー画像情報
の濃淡は電気信号に変換され、増幅器17により信号が
増幅された後、信号補正部18においてシェーディング
補正、暗電流補正、濃度設定等の信号補正が施され、A
/D変換器19により一画素当りRGB信号の各8ビッ
トの画像データに変換される。ここで、光電変換素子C
CD16は主操作方向に一列配置され、蛍光灯11や各
ミラー系が原稿Pに沿って副操作方向に移動し、一ライ
ンずつ読み取り、出力されるRGB信号は、明〜暗で2
55〜0のダイナミックレンジに該当する。
【0012】図3にL*** 分離変換部2の構成例
を示す。L*** 分離変換部2ではRGB信号より
*** 表色系の信号(以下、L*** 信号と
記す)に分離させて出力する。前述した光学スキャナ1
のA/D変換器19から出力されたRGB信号は、第1
マトリックス回路20に入力され、L*** 信号の
各成分信号にマトリックス演算されて出力してくる。ま
た、第1マトリックス回路20にてマトリックス演算に
用いられる乗算係数は任意の値を選択可能になってお
り、第1マトリックスメモリ21にその値を保持してい
る。さらに、第1マトリックスメモリ21の内容は第1
係数制御部22によって変更可能となっている。
【0013】図4に地肌検出手段3の構成例を示す。地
肌検出手段3では入力されたL* 成分信号より原稿中の
地肌部分を検出して、外部に検出結果を出力する。ここ
では、主操作方向に隣接する8画素を予め定められた検
出範囲とする。先ず、L*** 分離変換部2より送
られてくるL* 成分信号を最大値検出器23に入力し、
8画素を単位とする検出範囲画素中のデータの最大値m
axを得る。第1比較器24では、第1レジスタ25に
保持されている閾値thr1と、入力してくるL* 成分
信号とを比較し、若しL* 成分信号が閾値thr1より
も大きい値であったときには計数器26にトリガ信号を
送り、計数器26の計数値を一つ増やす。予め定められ
た検出範囲全てにおいて上述した処理を行った後、第2
比較器28では、計数器26の出力と第2レジスタ27
に保持されている閾値thr2とを比較して、計数器2
6の出力が閾値thr2より大きい値であったときに
は、計数器26の出力(max)を第1ラッチ29に保
持させる。第1ラッチ29ではラインの先頭で予め定め
られた初期値が与えられ、第2比較器28からラッチト
リガがこなければ以前の数値を保持するものとする。
【0014】図5に地肌除去手段4の構成例を示す。地
肌除去手段4では地肌検出手段3出力から、注目画素範
囲の地肌除去処理を行う。前述したL*** 分離変
換部2出力のL* 成分信号は、地肌部分が検出するまで
の遅延を与えられるためにシフトレジスタ30に入力さ
れ、そのシフトレジスタ30の出力と予め定められた値
を保持している第3レジスタ31の出力とをセレクタ3
3に入力する。セレクタ33の出力は、L***
離変換部2からのL* 成分信号若しくは第3レジスタ3
1の出力の何れか一方かとなるようにセレクタ制御部3
2によって決定される。
【0015】またセレクタ33では、上記地肌検出手段
3の出力、即ち、第1ラッチ29の出力に予め定められ
たオフセット値offset(正負を取り得る)を加算
した値と、シフトレジスタ30により遅延を与えられた
* 成分信号とを比較して、(L* 成分信号+offs
et)>(第1ラッチ29の出力)を検知し、その検知
結果を上記セレクタ制御部32の信号としてセレクタ3
3に出力する。従って、(L* 成分信号+offse
t)≦(第1ラッチ29の出力)ときには、遅延された
* 成分信号がセレクタ33から出力され、それ以外の
場合は第3レジスタ31の内容が出力される。例えば、
第3レジスタ31に予め定められたL* 成分信号を与え
ておくことにより、地肌検出された画素がその予め定め
られたL* 成分信号に変換される。
【0016】図6にKCMY変換部9の構成例を示す。
KCMY変換部9では地肌除去手段4出力とL**
* 分離変換部2出力のa* 、b* 成分からKCMY信号
に変換する。外部より入力されたL*** 表色系の
各成分信号は、第2マトリックス回路34に入力され、
マトリックス演算されてKCMY信号で出力される。ま
た、第2マトリックス回路34にてマトリックス演算に
用いられる乗算係数は任意の値を選択でき、第2マトリ
ックスメモリ35にその値を保持している。さらに、第
2マトリックスメモリ35の内容は第2係数制御部36
によって変更可能である。
【0017】図7にa** 成分記憶部5の構成例を示
す。a** 成分記憶部5では上記L*** 分離変
換部2出力のa* 、b* 成分信号を8画素毎に取り込ん
で平均値を求め、地肌検出手段3の検出信号により、そ
の平均値をラッチする。先ず、平均演算器A37、平均
演算器B38では、シリアルに入力されるa* 、b*
成分信号の各々の予め定められた領域(8画素単位)に
ついて平均値を演算する。各平均値は第2ラッチ39、
第3ラッチ40に各々入力され、地肌検出手段3の第2
比較器28出力をトリガとしてその平均値をラッチされ
る。その結果、地肌検出手段3によって地肌部が検出さ
れた領域のa* 、b* 成分信号の平均値が第2ラッチ3
9、第3ラッチ40に各々保持される。
【0018】図8に地肌検出制御手段6の構成例を示
す。地肌検出制御手段6では、地肌検出手段3で実行さ
れる地肌検出処理の処理パラメータをリアルタイムに制
御する。先ず、差分演算器A41にL*** 分離変
換部2のa* 成分出力とa** 成分記憶部5のa*
分記憶内容とが入力され、両者の差分値が出力される。
同様に差分演算器B42はb* 成分の両者の差分値が出
力される。差分演算器A41、差分演算器B42の各出
力は、2次元のルックアップテーブル43に入力され、
差分演算器A41、差分演算器B42の各出力の組み合
わせに応じたデータを出力する。また、ルックアップテ
ーブル43は、地肌検出手段3の閾値thr1のデータ
を保持しており、a* 、b* 成分の差分値が小さいほど
保持されているテーブル情報は小さい。また、ルックア
ップテーブル43中のテーブル情報値はテーブル制御部
44によって制御可能である。
【0019】次に、上述した第1の実施例の全体の動作
を説明する。図1の光学スキャナ1で取り込まれたカラ
ー画像のRGB信号は、L*** 分離変換部2によ
ってL* 成分とa* 、b* 成分に分離される。L* 成分
信号は地肌検出手段3、地肌除去手段4により地肌成分
を除去され、KCMY変換部9に送られる。一方、a
* 、b* 成分信号は地肌検出毎にその値がa** 成分
記憶部5にラッチされ、地肌検出制御手段6にて新たに
入力されるa** 成分信号と比較される。このとき、
両差の差分値が小さい、即ち、前回地肌を検出した際の
色相、彩度に近い入力信号であった場合には、地肌検出
制御手段6は地肌検出手段3中のレジスタを書き換え、
地肌部をより多く検出する方向に検出閾値を制御する。
逆に差分値が大きい場合には、逆方向に検出閾値を制御
する。その後、地肌除去処理を施したL* 成分信号と分
離したa* 、b* 成分信号をKCMY変換部9に入力
し、L*** 成分信号をコピーする場合のカラー印
刷色のKCMY信号に変換してプリンタ部に出力する。
【0020】図9に本発明の第2の実施例を示し、図1
に示した第1の実施例と異なる点は地肌検出制御手段6
に代えて地肌除去制御手段7を設けた点である。先ず、
光学スキャナ1により原稿からカラー画像を読み出し、
該読み出されたカラー画像情報はL*** 分離変換
部2に入力され、各成分信号(L* 、a* 、b* )に分
離され出力される。分離されたL* 成分信号は地肌検出
手段3に入力され、その検出結果に応じた地肌除去処理
が地肌除去手段4にてL* 成分信号に対して施される。
【0021】また、地肌検出手段3で地肌部分が検出さ
れると、L*** 分離変換部2にて分離されたa
* 、b* 成分信号の平均値がa** 成分記憶部5にラ
ッチされ記憶される。地肌除去制御手段7では、a*
* 成分記憶部5にラッチされた内容とL*** 分離
変換部2から出力されるa* 、b* 成分信号とを比較
し、その比較結果より地肌除去手段4で施されている地
肌除去処理のパラメータをリアルタイムに制御する。最
後にKCMY変換部9では、L*** 分離変換部2
で分離されたa* 、b* 成分信号と地肌除去手段4で地
肌除去されたL* 成分信号とからKCMY信号に変換す
る。また、図1に示した第1の実施例の地肌検出制御手
段6と同様に、地肌除去制御手段7では地肌検出時のa
** 成分信号と新たに入力されるa** 成分信号の
差分値を比較する。ここで、比較の結果、差分値が小さ
い、即ち、前回地肌を検出した際の色相、彩度に近い入
力信号であった場合には、地肌除去制御手段7は地肌除
去手段4中のオフセット値を負の方向に制御する。逆に
上記結果の差分値が大きい場合にはオフセット値を正の
方向に制御する。
【0022】図10に本発明の第3の実施例を示す。先
ず、光学スキャナ1により原稿からカラー画像を読み出
し、該読み出されたカラー画像情報はL*** 分離
変換部2に入力され、各成分信号(L* 、a* 、b*
に分離され出力される。分離されたL* 成分信号は地肌
検出手段3に入力され、その検出結果に応じた地肌除去
処理が地肌除去手段4にて分離されたL* 成分信号に対
して施される。また、地肌検出手段3で地肌部分が検出
されると、L*** 分離変換部2にて分離されたa
* 、b* 成分信号の平均値がa** 成分記憶部5にラ
ッチされ記憶される。記憶制御手段8では、L**
* 分離変換部2の出力が予め定められた範囲内にあるか
を検出し、所定の範囲内のa* 、b* 成分信号のみをa
** 成分記憶部5に記憶させるように制御する。
【0023】最後にKCMY変換部9にて、L**
* 分離変換部2にて分離されたa*、b* 成分信号と地
肌除去手段4にて地肌除去されたL* 成分信号とからK
CMY信号に変換する。また、記憶制御手段8はL*
** 分離変換部2のa* 、b* 成分信号の出力値範囲
をチェックし、予め定められた範囲内に入力があった場
合のみ、a** 成分記憶部5を書き込み状態にさせ
る。従って、a** 成分記憶部5には予め定められた
範囲内のa* 、b* 成分信号値のみが記憶される。
【0024】図11に記憶制御手段8の構成例を示す。
記憶制御手段8ではa** 成分記憶部5に記憶される
信号に上限値と下限値を設け、上限値以上の信号と下限
値以下の信号がa** 成分記憶部5に記憶されないよ
うに制御する機能を有し、先ず、上限比較器A45、上
限比較器B47によって、入力されるa* 、b* 成分信
号と予め定められた上限閾値uthr1、uthr2と
をそれぞれ比較し、閾値以下のa* 、b* 成分信号が入
力されたときに上限比較器A45、上限比較器B47の
出力はハイレベルになる。同様に、下限比較器A46、
下限比較器B48の出力は、下限閾値lthr1、lt
hr2以上のa* 、b* 成分信号が入力されたときにハ
イレベルになる。AND回路49、50、51によっ
て、上限比較器A45、上限比較器B47、下限比較器
A46、下限比較器B48の出力の論理積が演算され、
** 成分記憶部5aへの書き込み可能データとして
出力される。
【0025】上述した各実施例において、光学スキャナ
1により読み出されたカラー画像情報は、L***
表色系に分離、変換されているが、それ以外にも輝度情
報に相当する情報と、それ以外の情報とに分離、変換可
能な表色系ならば、どんな表色系変換を本発明に適用す
ることも可能である。また各実施例において最終段にK
CMY信号に変換するKCMY変換部9を用いている
が、それ以外の変換器でも本発明に適用することも可能
であり、さらには予め定められた閾値を用いた地肌検出
処理或いは地肌除去処理を行っているが、他の手法を用
いた地肌検出手段3或いは地肌除去手段4を本発明に適
用することも可能である。
【0026】更に、ラッチした値とある値との差分値を
用いた地肌検出制御処理或いは地肌除去制御処理を行っ
ているが、他の手法を用いた地肌検出制御手段6或いは
地肌除去制御手段7を本発明に適用することも可能であ
ると共に、a** 成分信号をa** 成分記憶部5に
記憶する際、前にラッチされている信号に逐次上書きし
ているが、前回のデータを複数記憶しておき、複数デー
タを用いて地肌検出制御手段6や地肌除去制御手段7を
行うように構成することも可能である。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は前に地肌
情報として検出したa* 、b* 成分信号を記憶し、新し
く入力したそれらと比較することができ、また比較した
結果によって地肌検出手段の地肌除去方法とパラメータ
を制御する地肌検出制御手段の条件を変えられるように
したので、輝度情報のみに着目した処理よりもカラー画
像原稿に適した地肌検出処理を行えるカラー画像形成装
置を提供することができる。さらには前に記憶した輝度
情報以外の情報と新しく入力した輝度情報以外の情報と
を比較させるので、その結果によって地肌除去手段の地
肌除去方法とパラメータを制御する地肌除去手段の条件
を変更でき、輝度情報のみに着目した処理よりもカラー
画像原稿に適した地肌除去処理を行なうことが可能であ
る。また予め定められた範囲の情報のみを記憶させるよ
うに制御する記憶制御手段を持たせたので、地肌部であ
る可能性の高い情報(無彩色近傍)のみを用いた精度の
高い地肌検出制御処理や地肌除去制御処理を提供する上
で著しい効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すカラー画像形成装
置の要部のブロック図。
【図2】本発明の実施例を示す読取手段である光学スキ
ャナの要部のブロック図。
【図3】本発明の実施例を示す第1変換手段であるL*
** 分離変換部読取手段の要部のブロック図。
【図4】本発明の実施例を示す地肌検出手段である地肌
検出部の要部のブロック図。
【図5】本発明の実施例を示す地肌除去手段である地肌
除去部第1変換手段の要部のブロック図。
【図6】本発明の実施例を示すKCMY変換部の要部の
ブロック図。
【図7】本発明の実施例を示す記憶手段に該当するa*
* 成分記憶部の要部のブロック図。
【図8】本発明の実施例を示す地肌検出制御手段に該当
する地肌検出制御部の要部のブロック図。
【図9】本発明の第2の実施例を示すカラー画像形成装
置の要部のブロック図。
【図10】本発明の第3の実施例を示すカラー画像形成
装置の要部のブロック図。
【図11】本発明の実施例を示す記憶制御手段に該当す
る記憶制御部の要部のブロック図。
【符号の説明】
1・・・・・・光学スキャナ、 2・・・第1変換手
段、3・・・地肌検出手段、 4・・・地肌除去手
段、5・・・記憶手段、 6・・・地肌検出制御手
段、7・・・地肌除去制御手段、 8・・・記憶制御
手段、9・・・KCMY変換部、 11・・・蛍光
灯、12・・・第1ミラー、 13・・・第2ミラ
ー、14・・・第3ミラー、 15・・・集光レン
ズ、16・・・光電変換素子CCD、 17・・・増
幅器、18・・・信号補正部、 19・・・A/D変
換器、20・・・第1マトリックス回路、 21・・
・第1マトリックスメモリ、22・・・第1係数制御
部、 23・・・最大値検出器、24・・・第1比較
器、 25・・・第1レジスタ、26・・・計数器、
27・・・第2レジスタ、28・・・第2比較器、
29・・・第1ラッチ、30・・・シフトレジス
タ、 31・・・第3レジスタ、32・・・セレクタ
制御部、 33・・・セレクタ、34・・・第2マト
リックス回路、 35・・・第2マトリックスメモ
リ、36・・・第2係数制御部、 37・・・平均演
算器A、38・・・平均演算器B、 39・・・第2
ラッチ、40・・・第3ラッチ、 41・・・差分演
算器A、42・・・差分演算器B、 43・・・ルッ
クアップテーブル、44・・・テーブル制御部、 4
5・・・上限比較器A、46・・・下限比較器A、
47・・・上限比較器B、48・・・下限比較器B、
49・・・AND回路、50・・・AND回路、
51・・・AND回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/46 Z

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 読み取ったカラー画像情報から地肌成分
    を除去する機能を備えるカラー画像形成装置において、 原稿のカラー画像を読み取る読取手段と、前記読取手段
    により読み取られたカラー画像情報に対し輝度情報とそ
    れ以外の情報に分離させる第1変換手段と、前記第1変
    換手段より分離した輝度情報に対して、予め定められた
    地肌検出処理により原稿の地肌輝度情報を検出する地肌
    検出手段と、前記地肌検出手段により検出された地肌成
    分を前記第1変換手段より分離した輝度情報より除去す
    る地肌除去手段とを備え、前記地肌検出手段において地
    肌が検出されたときに前記第1変換手段より分離された
    輝度情報以外の情報を記憶する記憶手段を備えることを
    特徴とするカラー画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記記憶手段によって記憶された情報
    と、前記第1変換手段より分離された輝度情報以外の情
    報とを比較し、前記地肌検出手段での地肌検出方法とパ
    ラメータとを制御する地肌検出制御手段を備えたことを
    特徴とする請求項1記載のカラー画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記記憶手段によって記憶された情報
    と、前記第1変換手段より分離された輝度情報以外の情
    報とを比較し、前記地肌除去手段での地肌除去方法とパ
    ラメータとを制御する地肌除去制御手段を備えたことを
    特徴とする請求項1記載のカラー画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記第1変換手段の出力を前記記憶手段
    に記憶する際、予め定められた範囲の情報のみを記憶さ
    せるように制御する記憶制御手段を備えたことを特徴と
    する請求項2又は3記載のカラー画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記地肌検出手段で地肌が検出される毎
    に、前記記憶手段に輝度情報以外の情報が上書きされて
    記憶されるように構成したことを特徴とする請求項2、
    3又は4記載のカラー画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記地肌検出手段で地肌が検出される毎
    に、前記記憶手段に輝度情報以外の情報が上書きされる
    ことなく複数組記憶されるように構成したことを特徴と
    する請求項2、3又は4記載のカラー画像形成装置。
JP6317655A 1994-11-28 1994-11-28 カラー画像形成装置 Pending JPH08154181A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006237906A (ja) * 2005-02-23 2006-09-07 Fuji Xerox Co Ltd 画像処理装置および画像処理方法
US7835045B2 (en) 2007-04-24 2010-11-16 Murata Machinery, Ltd. Image processing device and image processing method

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