JPH05130439A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH05130439A
JPH05130439A JP3319865A JP31986591A JPH05130439A JP H05130439 A JPH05130439 A JP H05130439A JP 3319865 A JP3319865 A JP 3319865A JP 31986591 A JP31986591 A JP 31986591A JP H05130439 A JPH05130439 A JP H05130439A
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signal
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秋生 伊藤
Hiroyuki Ichikawa
弘幸 市川
Yoshinori Abe
喜則 阿部
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Abstract

(57)【要約】 【目的】色分けされた折れ線グラフ等の細い線でも、パ
ターンによる色の識別が容易にでき、鮮明な記録画像が
得られる優れた画像処理装置を提供することを目的とす
る。 【構成】線幅検出部203が、色判別部201により判
別された色の領域幅を検出する。この検出された領域幅
に応じてパターン濃度選択部205は図形パターンの濃
度を選択し、さらに固定濃度選択部204は色ごとに設
定された固定濃度を選択して、色の領域幅に応じて信号
処理部206の図形パターンの濃度と固定濃度の合成比
率を変える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デジタル複写機、イメ
ージスキャナ、プリンター、ファクシミリ等の画像処理
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、例えばデジタル複写機において、
原稿の色情報をモノクロ画像として再生することによ
り、カラー画像を再生する場合と同様な視覚的効果を与
える画像処理方式が提案されている。この方式は、ま
ず、原稿の色情報をカラーCCD等の光電変換素子によ
り色信号に変換し、この色信号によって同一色と判定さ
れた領域を所定の図形パターン信号に置換し、単一色で
再生してモノクロ画像を再生するものである。
【0003】以下、この種の画像処理装置を図16〜図
22を参照しつつ説明する。
【0004】まず、図16を用いて、従来の画像処理装
置であるデジタル複写機の全体の構成を説明する。
【0005】このデジタル複写機は、フルカラーの原稿
100を読み取る画像読取り部101と、読み取られた
画像を処理する画像処理部102と、画像処理部102
の出力を印刷するレーザービームプリンタ103とを備
え、さらに、装置全体の動作を制御するCPU回路部1
04が設けられている。
【0006】このデジタル複写機では、原稿100を図
示しない露光ランプにより露光し、反射カラー像をカラ
ーCCDイメージセンサ101bで撮像する。さらに、
得られたアナログ画像信号をA/D変換コンバータ10
1cでデジタル化し、デジタル化されたフルカラー画像
信号を画像処理部102で処理、加工してプリンタ10
3へ出力し、モノクロ画像を得るようになっている。
【0007】ここで、原稿100の色情報は、画像読取
り部101のレンズ101aを介してCCDセンサ10
1bに結像されており、各ラインをR(Red:赤)、
G(Green:緑)、B(Blue:青)それぞれ4
00dpiで読み取る。画像処理部102では、シェー
ディング補正回路102aでシェーディング補正を行っ
て、R、G、Bそれぞれ8ビットの画像データを生成す
る。データ処理部102bでは読取り画像データの色を
判別してそれに対応するパターンに変換するとともに、
濃度データに変換し、出力データを生成する。
【0008】プリンタ103は、転写紙などの搬送を行
うモータ等の制御回路と、画像処理部102より入力さ
れた出力データを感光ドラムに書き込むレーザ記録部
と、現像を行う現像制御回路とを有している。また、C
PU回路部104は、CPU104a、ROM104
b、及びRAM104cを有し、画像読取り部101、
画像処理部102、プリンタ103等を制御し、本装置
のシーケンスコントロールを総括的に制御する。
【0009】次に、図17〜図19を用いてデータ処理
部102bの構成及び動作を説明する。なお、図17は
図16中のデータ処理部102bの構成を示すブロック
図であり、図18は図17中の色判別部111の構成を
示すブロック図である。さらに、図19は図17中のパ
ターン発生部114及びアドレス制御部115の構成を
示すブロック図である。
【0010】図17において、図16中のデータ処理部
102bは、輝度信号生成部110、色判別部111、
セレクタ112、乗算器113、パターン発生部11
4、及びアドレス制御部115で構成されている。その
うちの色判別部111は、図18に示すように、max
/mid/min検出部120、減算器121,12
2、色相検出部123、ウインドコンパレータ124,
125、及びANDゲート126を備えており、さら
に、図19に示すように、図17中のパターン発生部1
14はROM130で構成され、アドレス制御部115
が主走査カウンタ131、副走査カウンタ133及びN
ORゲート132,134で構成されている。次に、以
上のように構成されるデジタル複写機の動作を説明す
る。
【0011】輝度信号生成部110は、入力されるR,
G,Bの各データに対する平均値を加算器及び乗算器を
用いて算出して輝度信号S110を生成しており、この
輝度信号S110がセレクタ112の入力側Aへ供給さ
れる。色判別部111は、画像処理を行うための原稿上
の色成分を検出するものであり、以下、その色検出処理
の概略を図18を用いて説明する。
【0012】入力されるR、G、Bの各データは各8ビ
ットのデータであり、計224色の情報を有し、まず、そ
の大小判別を行うmax/mid/min検出部120
に入力される。これは、各入力データをコンパレータを
用いて比較することにより、max値(最大値)、mi
d値(中間値)、min値(最小値)を求め、各値を出
力する。また、コンパレータの各出力値を順位信号とし
て同時に出力している。
【0013】色空間は、マンセルの立体等で知られてい
るように、彩度、明度、色相の三次元で表されることが
知られている。この三次元の色空間で表現されるR,
G,Bの各データを平面、すなわち二次元の色空間に変
換する。この変換処理において、max/mid/mi
n検出部120より出力されたmax値及びmid値か
ら無彩色成分を減ずるため、max値及びmid値から
min値を減算器121,122により減算し、順位信
号と共に色相検出部123へ供給する。変換された平面
は、図20に示すように0°〜360°までを6つに分
け、入力されるR,G,Bの大きさの順番、すなわち、
R>G>B、R>B>G、G>B>R、G>R>B、B
>G>R、B>R>Gの各情報となる。
【0014】色相検出部123には、予め、図20で示
す平面の角度に対応する値が記憶されており、入力され
る順位信号、(max−min)値、及び(mid−m
in)値により、対応する色相値が出力される。
【0015】このようにして出力された色相値は、次に
ウインドウコンパレータ124,125に入力される。
このコンパレータ124,125の基準比較値の設定は
CPU104aにより行われる。この基準値は、図示し
ないデータ入力手段等により、本来合った色相値をCP
U104aによって所望のオフセットを持たせた後、コ
ンパレータ124,125にセットされる。コンパレー
タ124は、設定基準値がa1とすると、入力される色
相値に対し、(入力色相値)>(a1)の時に“1”を
出力する。同様に、コンパレータ125は、設定基準値
がa2とすると、入力される色相値に対し、(入力色相
値)<(a2)の時に“1”が出力されるように構成さ
れている。したがって、後段のANDゲート126よ
り、(a1)<(入力色相値)<(a2)の時、セレク
タ112の入力側Sへ“1”が出力される。
【0016】一方、図17におけるパターン発生部11
4は、図21(a),(b)に示すように、上位アドレ
スと下位アドレスから成るアドレスにパターン用ドット
データが予め記憶されたROM130で構成されている
(図19参照)。そして、アドレス制御部115はRO
M130の読みだしアドレスを生成する。
【0017】図19において、アドレス制御部115の
主走査カウンタ131は、図22に示すように、水平同
期信号HSYNCに同期して画素クロック信号VCLK
をカウントし、ROM130の上位アドレスを出力す
る。副主査カウンタ133は、図16に示す画像読取り
部101が原稿100を読み取っている場合に“L”レ
ベルになる信号ITPOに同期して水平同期信号HSY
NCをカウントとし、ROM130の下位アドレスを出
力する。
【0018】こうして上位アドレス及び下位アドレスで
指定されROM130から読み出されたドットデータ
は、色判別部111から出力されるmin値(最も暗い
信号)と乗算器113で乗算され、その乗算結果がセレ
クタ112の入力側Bへ出力される。
【0019】従って、セレクタ112により、基準値a
2<入力色相値<基準値a1の場合に輝度信号S110
が選択され、他の場合に乗算器113の出力信号が選択
され、図16に示すプリンタ103の駆動回路へ出力さ
れる。
【0020】このようにして、複数色からなる原稿であ
っても、色の部分をパターンに変換することにより、単
一の現像機で複写して色を識別することが可能となる。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、図21(a),(b)に示すように、ROM
130のドットパターンの大きさや周期が一定であるた
め、色分けされた折れ線グラフ等の細い線をパターン化
するような場合、パターンによる色の識別が困難とな
り、記録画像が極めて不鮮明となるという問題があっ
た。
【0022】本発明は上記従来の問題点に鑑み、色分け
された折れ線グラフ等の細い線でも、パターンによる色
の識別が容易にでき、鮮明な記録画像が得られる優れた
画像処理装置を提供することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の画像処理装置は以下の構成を備える。
【0024】第1の発明は、入力カラー画像信号から入
力画像の色を判別する色判別手段と、前記入力画像の判
別した色の線幅を線幅検出手段と、前記色判別手段の色
判別信号に対応した図形パターンを発生する図形パター
ン発生手段と、前記色判別手段から濃度信号を発生する
濃度発生手段と、前記線幅検出手段による線幅に応じて
前記図形パターンと前記濃度パターン信号との比率を変
えて出力する合成信号発生手段とを備える。
【0025】さらに、例えば図形パターン発生手段や濃
度発生手段は予め決められた各色の色情報に対応して図
形パターンや濃度パター信号を記憶する記憶手段を有し
ている。
【0026】第2の発明は、入力カラー画像信号から入
力画像の色を判別する色判別手段と、前記色判別手段の
色判別信号に対応した図形パターンを発生する図形パタ
ーン発生手段と、前記色判別手段から濃度信号を発生す
る濃度発生手段と、前記輪郭検出手段による輪郭からの
位置に応じて前記図形パターンと前記濃度信号との比率
を変えて出力する合成信号発生手段を備える。
【0027】
【作用】第1の発明では、線幅検出手段が、色判別手段
により判別された色の領域幅を検出する。また色判別手
段の判別結果に応じて図形パターンの濃度及び固定濃度
を選択して、色の領域幅に応じて信号処理部の図形パタ
ーンの濃度と固定濃度の合成比率を変える。これによ
り、線幅が細い場合には色ごとに設定された固定濃度で
出力し、線幅が太くなるほど固定濃度の比率を小さくし
てパターンの濃度比率を大きくでき、細線は固定濃度の
比率が高く出力される。
【0028】第2の発明では、位置検出手段が、色判別
手段により判別された色の領域における輪郭からの位置
を検出する。また、色判別手段の判別結果に応じて図形
パターンの濃度及び固定濃度を選択して前記輪郭からの
位置に応じて信号処理部の図形パターンの濃度と固定濃
度の合成比率を変える。これにより、輪郭に近いほど固
定濃度比率を高くし、輪郭部分から内側に入るほどパタ
ーンの濃度比率を大きくでき、細線は固定濃度の比率が
高く出力される。
【0029】
【実施例】以下、図面を参照にして本発明の実施例を説
明する。
【0030】図1は、本発明に係る画像処理装置の第1
の実施例を示すデジタル複写機の要部構成ブロック図で
あり、図16と共通の要素には同一の符号が付されてい
る。
【0031】このデジタル複写機が図16に示す従来装
置と異なる点は、従来のデータ処理部102bと機能の
異なるデータ処理部を設けた点である。
【0032】このデータ処理部は、図1に示すように、
図17のデータ処理部102bと同一構成の輝度信号生
成部110、セレクタ112、乗算器113、パターン
発生回路114、及びアドレス制御回路115を備える
他、従来の色判別部111と機能の異なる色判別部20
1を有している。さらに、色判別部201の出力側に
は、細線検出部203を介して、固定濃度選択部204
及びパターン濃度選択部205が接続され、固定濃度選
択部204及びパターン濃度選択部205の出力側が加
算器(信号合成手段)206に接続されている。そし
て、輝度信号生成部110から出力される輝度信号S1
10が色判別部201へ供給されるようになっている。
【0033】また、パターン発生回路114の出力と色
判別部201の出力がセレクタ207,209に接続さ
れており、セレクタ207の出力側が乗算器113に接
続されている。そして、輝度信号生成部110、セレク
タ112、乗算器113、パターン発生回路114、ア
ドレス制御回路115及びセレクタ207で図形パター
ン出力部を構成している。そのうえ、固定濃度選択部2
04の入力側には、セレクタ209及びレジスタ208
を介してCPU104aが接続され、パターン濃度選択
部205の入力側にはセレクタ112が接続されてい
る。そして、前記色判別部201の構成が図2に示され
ている。
【0034】図2において、色判別部201は、図18
に示す従来装置と同一構成であるmax/mid/mi
n検出部120、減算器121,122、色相検出部1
23、を備える他、コンパレータ210,211、レジ
スタ212,213、ANDゲート214,215、A
NDゲート216、色判定回路217及びインバータ2
16を有している。そして、図1に示す輝度信号生成部
110の出力である輝度信号S110がコンパレータ2
11へ供給されるようになっている。
【0035】一方、図1に示す細線検出部203は、図
6に示すように構成されている。
【0036】すなわち、図2に示すANDゲート215
及びインバータ216の出力を取り込み、3×3細らせ
回路220、5×5細らせ回路221、7×7細らせ回
路222、9×9細らせ回路223、3×3太らせ回路
224、5×5太らせ回路225、7×7太らせ回路2
26、9×9太らせ回路223、排他的論理和回路(以
下、XORゲートという)228〜230、及びAND
ゲート231〜234で構成されている。そのうちの各
細らせ回路220〜223は、図7に示すように、図2
のANDゲート215の出力である白色信号S215を
取り込み、FIFOメモリ240〜243、XANDゲ
ート244〜247、ANDゲート248、フリップフ
ロップ249〜256、XORゲート257〜260、
及びANDゲート261〜263を備えている。また、
各太らせ回路224〜227は、図8に示すように、F
IFOメモリ270〜273、ORゲート274、フリ
ップフロップ275〜278、及びNORゲート279
で構成されている。
【0037】さらに、図9には、図1中の固定濃度選択
部204及びパターン濃度選択部205の構成が示され
ている。
【0038】図9において、固定濃度選択部204は、
図1のセレクタ209の出力である固定濃度信号S20
8及び細線検出部203の出力である係数選択信号S2
03を取り込み、係数レジスタ280、セレクタ28
1、及び乗算器282で構成され、パターン濃度選択部
205は、セレクタ112の出力である図形パターン信
号S112及び前記係数選択信号S203を取り込み、
係数レジスタ290、セレクタ291及び乗算器292
で構成されている。
【0039】次に、以上のように構成される画像処理装
置の動作、特にデータ処理部の動作を説明する。
【0040】図16に示すシェーディング補正回路10
2aの出力である白補正、黒補正されたR,G,Bの各
8ビットデータは、輝度信号生成回路110及び色判別
部201に供給される。輝度信号生成部110では、従
来と同様に、カラーCCDイメージセンサ101bで読
み取られ色分解された画像イメージから、色分解されて
いない全波長領域に亘るイメージ、すなわち、白黒のイ
メージである輝度信号S110を作り出している。これ
は、本実施例のプリンタ103が単色の印刷しか行わな
いためである。
【0041】また、色判別部201は、本実施例におけ
る画像処理を行うために原稿上の所定の色成分(有彩色
/無彩色、白/それ以外の色)を判別する。この色判定
部201は色検出処理に色相信号を用いる。これは、同
一色における鮮やかさ及び明るさが異なる場合でも、正
確な判定を行えるようにするためである(正確には、通
常表される色相とは異なるが、以下の説明では色相とし
て説明する)。なお、入力データのR,G,Bの(ma
x−nin)値が小さくなるほど彩度が低く、輝度信号
S110((R,G,B)/3)が大きくなるほど明度
が高くなることを利用して、有彩色/無彩色、及び白を
検出する。
【0042】本実施例の色判別部201における色検出
処理は、次のように行われる。
【0043】シェーディング補正回路102aより入力
されるR、G、Bの各データは、各8ビットのデータで
あり、計224色の情報を有している。このため、その規
模からも高価なものとなってしまうので、本実施例で
は、この点を考慮して前記の色相を用いて以下の色相処
理を行う。
【0044】入力されるR,G,Bの各データは、従来
と同様に、max/mid/min検出部120に入力
され、max値、mid値、min値の各値、及び順位
信号を出力する。さらに、R,G,Bの各データを2次
元データに変換する際、本実施例ではR,G,Bの共通
部、すなわちR,G,Bの最小値であるmin(R,
G,B)が無彩色成分であることを利用して、min
(R,G,B)を各R,G,Bデータより減算し、残っ
た情報を有彩色成分として用いることとしている。これ
により、簡単な構成で二次元の色空間に変換することを
達成している。
【0045】このような変換処理のため、本実施例は、
従来と同様に、max値及びmid値より最小値である
min値を減算し、色相検出部123に順位信号と共に
入力している。色相検出部123は、RAMあるいはR
OM等のランダムアクセスの可能な記憶素子で構成する
ことが望ましく、本実施例ではROMを用いたルックア
ップテーブルで構成している。
【0046】この色相検出部123には、予め、図20
で示す平面の角度に対応する値が記憶されており、入力
される順位信号と、(max−min)値及び(mid
−min)値とにより、対応する色相値が出力される。
これにより、入力されるR,G,Bの大きさの順番と、
入力されるR,G,B内の最大値、中間値に基づいて、
ルックアップテーブル等を用いるという簡単な構成で、
3次元の入力色空間を2次元の色空間に変換し、対応す
る色相を求めている。
【0047】このようにして出力された色相値は、色判
定回路217に入力される。図3に示すように、色判定
回路217は、n個のウインドウコンパレータから構成
され、ウインドウコンパレータが(an−1)<(入力
色相値)<(an)の時、ANDゲートn/2から
“1”が出力される。また、ANDゲート1〜n/2の
出力がORゲート(図3)に入力される。いずれかのA
NDゲートが“1”を出力すると該ORゲートも“1”
を出力する。
【0048】減算器121からの(max−min)値
は、図2のコンパレータ210に入力される。このコン
パレータ210で、CPU104aによりレジスタ21
2に設定された基準値b1と比較される。コンパレータ
210は、((max−min)値)<(b1)の時に
“1”を出力する。すなわち、無彩色を検出したときに
“1”を出力する。従って、ANDゲート214は有彩
色で特定の検出色の時“1”のセレクト信号S214を
図1のセレクタ112へ出力し、インバータ216は有
彩色のとき図1の細線検出部203へ“1”の有彩色信
号S216を出力する。また、色判定回路217からの
色判定信号S214がANDゲート214で有彩色であ
ると判定されると、色判定信号S214は図1のセレク
タ207,209に出力される。色判定信号S214が
セレクタ207に入力されると、パターン発生回路11
4で発生したパターンを選択する。図4はセレクタ20
7,パターン発生回路114、アドレス制御回路115
の詳細を示す図である。
【0049】パターン発生回路114で発生したそれぞ
れ異なるパターンはANDゲートで信号S214により
選択され、ORゲートを介して出力される。一方、色判
定信号S214は、セレクタ209に入力される。セレ
クタ209及びレジスタ208、CPU104aの詳細
な構成を図5に示す。CPU104aにより予めレジス
タにはそれぞれ異なる値が設定されており、信号S21
4によりANDゲートで選択され、ORゲートを介して
出力される。
【0050】一方、コンパレータ211は、輝度信号生
成部110からの輝度信号S110(=(R,G,B)
/3)を取り込んで、レジスタ213に設定された基準
値b2と比較し、輝度信号S110>b2の時に“1”
を出力する。その結果、後段のANDゲート215は、
無彩色で明度が設定レベルより高い時、すなわち白であ
ると判断された時、細線検出部203へ“1”の白色信
号S215を出力する。
【0051】続いて、細線検出部203の細線検出処理
を説明する。
【0052】細線検出部203は、色判別部201から
の白色信号S215と有彩色信号S216とを入力し、
注目画素を中心にマスクサイズの異なる細らせ回路22
0〜223及び太らせ回路224〜227により細線の
幅を検出する。ここでは、5×5の細らせ回路221及
び太らせ回路225を取り上げて説明する。
【0053】5×5の細らせ回路221は、5×5のマ
スク内の画素が全て同一であるかを判断している。入力
される白色信号S215(画素が白の場合“1”あるい
は白以外の場合“0”)は、図7のFIFOメモリ24
0〜243により副走査方向に1ライン〜4ライン分、
遅延され、XANDゲート244〜247を介してAN
Dゲート248に入力される。ANDゲート248の出
力信号は、フリップフロップ249〜252により主走
査方向に画素ごとに遅延されてANDゲート261に供
給される。また、FIFOメモリ240,241により
副走査方向に2ライン分、遅延された信号は、フリップ
フロップ253〜256により、さらに主査方向に画素
ごとに遅延され、XORゲート257〜260を介して
ANDゲート262に入力される。
【0054】従って、ANDゲート263の出力信号
は、5×5のマスク内部の信号が全て同一であるときに
は“1”を出力し、5×5のマスク内に白と白以外の部
分の境があるときには“0”を出力する。
【0055】細らせ回路221におけるANDゲート2
63からの出力は、太らせ回路225のFIFOメモリ
270〜273により副走査方向に1ライン〜4ライン
分、遅延され、ORゲート274に入力される。ORゲ
ート274の出力は、フリップフロップ275〜278
により主走査方向に画素ごとに遅延され、NORゲート
279に入力される。すなわち、NORゲート279
は、5×5のマスク内に1つでも“1”が存在する時に
は“0”を出力する。ここで、NORゲート279から
の出力信号が“0”の場合、最初に入力された画素デー
タが5画素幅以上の領域であると判定される。また、N
ORゲート279からの出力が“1”のとき、画像デー
タの領域が5画素幅よりも小さい領域であると判定され
る。
【0056】図6において、例えば3×3の太らせ回路
224が“1”を出力し、有彩色信号S216が“1”
のときANDゲート231は“1”を出力する。これに
より、入力画像の領域は有彩色で3画素幅よりも小さい
領域てあると判定される。また、3×3の太らせ回路2
24が“0”を出力し、5×5の太らせ回路225が
“1”を出力したとき、XORゲート228が“1”を
出力する。このとき、入力画素の領域は3画素幅以上で
5画素幅よりも小さい領域であると判定される。さら
に、XORゲート228が“1”を出力し有彩色信号S
216が“1”を出力しているときにANDゲート23
2は“1”を出力する。
【0057】同様にして、太らせ回路225〜227の
出力は、XORゲート229,230に供給される。さ
らに、ANDゲート233,234及び有彩色信号S2
16により入力画素の線幅が判定され、その判定結果を
図10に示す。
【0058】以上のように細線検出部203で細線検出
処理が行われ、その出力が係数選択信号S203として
図1に示すパターン濃度選択部205及び固定濃度選択
部204に供給される。一方、CPU104aによりレ
ジスタ208に設定された色ごとの例えば8ビットの固
定濃度の値は固定濃度選択部204に供給され、セレク
タ112の出力の図形パターン信号S203がパターン
濃度選択部205に供給される。
【0059】パターン濃度選択部205及び固定濃度選
択部204における濃度選択処理は、次のようにして行
われる。
【0060】細線検出部203からの係数選択信号S2
03は、図9におけるセレクタ281,291に供給さ
れ、CPU104aより係数レジスタ280,290に
設定された値を選択する。その設定値が図11に示され
ている。セレクタ291の出力は乗算器292に供給さ
れ、図1のセレクタ112からの図形パターン信号S1
12と乗算される。同様にして、セレクタ281の出力
は乗算器282に供給され、図1に示すセレクタ209
の出力の固定濃度信号S208と乗算される。さらに、
乗算器282,292の出力は、加算器206において
加算され、プリンタ103側へ出力される。
【0061】このように、本実施例では、色領域の線幅
に応じて、線幅が細い場合には色ごとに設定された固定
濃度で出力し、線幅が太くなるほど固定濃度の比率を小
さくしてパターンの濃度比率を大きくしていくので、細
線は色ごとに設定された固定濃度の比率が高く出力され
るので容易に識別ができる。
【0062】図12は、本発明に係る画像処理装置の第
2の実施例を示すデジタル複写機の要部構成ブロック図
であり、図1と共通の要素には同一の符号が付されてい
る。
【0063】本実施例が、上記第1の実施例と異なる点
は、細線検出部203に置き換えて輪郭抽出部(位置検
出手段)300を設けた点である。
【0064】この輪郭抽出部300は、図13に示すよ
うに輪郭抽出回路310〜314、XORゲート315
〜318、及びANDゲート319〜322で構成さ
れ、入力される画素が色領域で輪郭から何画素目に当た
るかを検出している。5×5輪郭抽出回路312を取り
上げて説明する。
【0065】この5×5輪郭抽出回路312は、図6に
示す5×5細らせ回路221と同一構成であり、5×5
のマスク内の画素が全て同一であるかどうかを判定し、
マスク内の全ての画素信号が同一であるときに“0”を
出力する。従って、マスク内に輪郭を検出したときには
“1”を出力する。
【0066】1×1輪郭抽出回路314は常に“0”を
出力するので、3×3輪郭抽出回路313が“1”を出
力するときにXORゲート318は“1”を出力する。
さらに、有彩色信号S216が“1”てあるときにAN
Dゲート322は“1”を出力する。このときに、入力
される画素は色領域で輪郭から1画素目であると判定さ
れる。 同様にして、3×3輪郭抽出回路313が
“0”を出力し、5×5輪郭抽出回路312が“1”を
出力するときXORゲート317は“1”を出力する。
さらに、有彩色信号が“1”を出力しているときに、A
NDゲート321は“1”はを出力する。このとき、入
力される画素は色領域で輪郭から2画素目であると判定
される。また、輪郭抽出回路310〜312の出力は、
XORゲート315〜317に入力される。次に、XO
Rゲート315〜316の出力及び有彩色信号はAND
ゲート319,320に入力される。ここに、判定結果
を図14に示す。
【0067】これら出力信号は、パターン濃度選択部2
05及び固定濃度選択部204に入力される。図14に
示す判定結果に応じて、固定濃度とパターン濃度を混ぜ
合わせる比率を変化させており、混ぜ合わせる比率は、
輪郭に近いほど固定濃度の比率を高くし、図15のよう
にする。
【0068】このように、本実施例では、色領域の輪郭
位置に応じて、すなわち、輪郭部分は色ごとに設定され
た固定濃度で出力し、輪郭部分から内側に入るほど固定
濃度の比率を小さくして、パターンの濃度比率を大きく
していくので、細線は色ごとに設定された固定濃度の比
率が高く出力されるので容易に識別ができる。
【0069】
【発明の効果】以上に説明したように、第1の発明によ
れば、例えば線幅が細い場合には色ごとに設定された固
定濃度で出力し、線幅が太くなるほど固定濃度の比率を
小さくしてパターンの濃度比率を大きくでき、細線は固
定濃度の比率が高く出力される。これにより、色分けさ
れた折れ線グラフ等の細い線でも、パターンによる色の
識別が容易にでき、鮮明な記録画像が得られる。
【0070】第2の発明によれば、輪郭に近いほど固定
濃度比率を高くし、輪郭部分から内側に入るほどパター
ンの濃度比率を大きくでき、細線は固定濃度の比率が高
く出力される。これにより、第1の発明と同様の効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像処理装置の第1の実施例を示
す要部構成ブロック図である。
【図2】前記第1の実施例における色判別部の概略構成
を示すブロック図である。
【図3】図2中の色判定回路の回路図である。
【図4】前記第1の実施例におけるパターン発生回路及
びアドレス制御回路等の回路図である。
【図5】前記第1の実施例におけるセレクタ209及び
レジスタ208等の回路図である。
【図6】前記第1の実施例における細線検出部の概略構
成を示すブロック図である。
【図7】前記第1の実施例における細らせ回路の概略構
成を示すブロック図である。
【図8】前記第1の実施例における太らせ回路の概略構
成を示すブロック図である。
【図9】前記第1の実施例における固定濃度選択部及び
パターン濃度選択部の概略構成を示すブロック図であ
る。
【図10】前記第1の実施例における細線検出部の線幅
判定結果を示す図である。
【図11】前記第1の実施例における固定濃度選択部及
びパターン濃度選択部中の係数レジスタの設定値を示す
図である。
【図12】本発明に係る画像処理装置の第2の実施例を
示す要部構成ブロック図である。
【図13】前記第2の実施例における輪郭抽出部の概略
構成を示す図である。
【図14】前記第2の実施例における位置検出部の位置
判定結果を示す図てある。
【図15】前記第2の実施例における固定濃度とパター
ン濃度との合成比率を示す図である。
【図16】従来の画像処理装置であるデジタル複写機の
全体の構成を示す図である。
【図17】前記従来の画像処理装置におけるデータ処理
部の構成を示すブロック図である。
【図18】前記従来の画像処理装置における色判別部の
構成を示すブロック図である。
【図19】前記従来の画像処理装置におけるパターン発
生部及びアドレス制御部の構成を示すブロック図であ
る。
【図20】前記従来の画像処理装置における色判別部の
動作説明図である。
【図21】前記従来の画像処理装置におけるパターン発
生部のパターン用ドットデータを示す図である。
【図22】前記従来の画像処理装置におけるアドレス制
御部の主要信号を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
110 輝度信号生成部 114 パターン発生回路 201 色判別部 203 細線検出部 204 固定濃度選択部 205 パターン濃度選択部 206 加算器 208 レジスタ 300 輪郭抽出部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力画像の色を判別する色判別手段と、
    上記色の領域幅を判定する線幅検出手段と、上記色判別
    手段による判別結果に応じて第1の信号を発生する第1
    信号発生手段と、上記色判別手段による判別結果に応じ
    て第2の信号を発生する第2信号発生手段とを有する画
    像処理装置において、 上記線幅検出手段による検出結果に応じて上記第1及び
    第2の信号を合成する合成手段を有することを特徴とす
    る画像処理装置。
  2. 【請求項2】 入力画像の色を判別する色判別手段と、
    上記色の領域における輪郭からの位置を判別する位置検
    出手段と、上記色判別手段による判別結果に応じて第1
    の信号を発生する第1信号発生手段と、上記色判別手段
    による判別結果に応じて第2の信号を発生する第2信号
    発生手段とを有する画像処理装置において、 上記輪郭からの位置検出手段による検出結果に応じて上
    記第1及び第2の信号を合成する合成手段を有すること
    を特徴とする画像処理装置。
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