JPH11215374A - 画像処理装置、画像処理方法および記憶媒体 - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法および記憶媒体

Info

Publication number
JPH11215374A
JPH11215374A JP10016980A JP1698098A JPH11215374A JP H11215374 A JPH11215374 A JP H11215374A JP 10016980 A JP10016980 A JP 10016980A JP 1698098 A JP1698098 A JP 1698098A JP H11215374 A JPH11215374 A JP H11215374A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image processing
shading
processing apparatus
shading data
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10016980A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Okada
真昭 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP10016980A priority Critical patent/JPH11215374A/ja
Publication of JPH11215374A publication Critical patent/JPH11215374A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Techniques For Improving Reliability Of Storages (AREA)
  • Image Input (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シェーディングデータの破壊が発生した場合
でも、正常な画像を出力することができる画像処理装
置,画像処理方法,記憶媒体を提供する。 【解決手段】 原稿読取りに先立って、シェーディング
データを生成し、画像処理用シェーディングメモリ30
と、バックアップ用シェーディングメモリ39に格納す
る。原稿読取りの際、メモリ30のシェーディングデー
タとメモリ39のシェーディングデータのチェックサム
を算出し、両チェックサムを比較して一致する場合はメ
モリ30のデータを用いて画像処理を行う。一致しない
場合は、メモリ39のデータをメモリ30へ転送し、こ
の転送されたデータにより画像処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿画像をイメー
ジセンサで読み取り、電気的に処理する画像処理装置、
画像処理方法、この画像処理方法を実現するためのプロ
グラムを格納した記憶媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来のこの種の画像処理装置の
構成を示すブロック図である。同図において、1は原稿
画像を読み取るイメージセンサ(原稿読取り手段)とし
てのCCD(電荷結合素子)センサで、読み取った原稿
画像の光量を電気量に変換する。2はドライバ回路で、
CCDセンサ1を駆動するためのクロック信号を供給す
る。3はアンプ回路でCCDセンサ1の出力を適切なレ
ベルまで増幅する。4はサンプルホールド回路でCCD
センサ1から1ビット(1画素)ごとに出力される出力
信号から原稿画像に対する出力部分だけを抜き出す。5
は直流再生回路でサンプルホールド回路4によりサンプ
ルホールドされた信号に対して原稿画像の黒出力レベル
を処理回路のバイアス電圧に一致させる。6はピークホ
ールドABC(ABC:AUTO BACKGROUN
D CONTROL)回路で、原稿画像の下地の濃度を
考慮して画像二値化処理を行うために1ラインの読取り
の中で出力のピーク値を検出する。7はシェーディング
補正回路で、CCDセンサ1の受光感度のばらつきや読
取り機構系の片寄りのために出力信号が不均一になるた
め(シェーディング歪と呼ばれる)これを電気的に補正
する。8はA(アナログ)/D(デジタル)コンバータ
で、ピークホールドABC回路6およびシェーディング
補正回路7によってつくられるリファレンス信号を用い
て直流再生回路5で処理後のビデオ信号を二値化して、
それを画像データとして出力する。9は読取り制御部
で、前述の各部のクロックタイミングや制御信号タイミ
ングを管理制御し、最終的にA/Dコンバータ8で2値
化された画像データを受け取り、画像処理する。10は
MPU(超小型演算処理装置)で、読取り制御部9を含
む本装置全体を制御する。
【0003】図6は、図5の画像処理装置におけるピー
クホールドABC回路6、およびシェーディング補正回
路7の構成を示すブロック図である。
【0004】同図において、11はビデオ信号で図5の
直流再生回路5から出力されてくる。
【0005】12,13は入力されたビデオ信号11を
分圧するための分圧抵抗である。14はABC範囲にお
いて閉結される第1のアナログスイッチである。15は
入力されたビデオ信号11と現在のピーク値とを比較す
るコンパレータ(COM)である。16は入力されたビ
デオ信号11のピーク値をホールドするためのピークホ
ールドコンデンサである。17はピークホールドコンデ
ンサ16に充電するための第1の充電抵抗である。18
はピークホールドコンデンサ16に充電する際に閉結さ
れるアナログスイッチである。19はビデオ信号のピー
ク値をホールドするためのピークホールドコンデンサ1
6から放電するための第1の放電抵抗である。20はピ
ークホールドコンデンサ16に現れるピーク値信号であ
る。
【0006】21はピーク値信号20をバッファするた
めのバッファアンプ(AMP)である。22はシェーデ
ィングコンデンサ、23はシェーディングコンデンサ2
2に充電を行うための第2の充電抵抗である。24はシ
ェーディングコンデンサ22に充電する際に閉結される
第3のアナログスイッチである。25はシェーディング
コンデンサ22から放電する際に閉結される第4のアナ
ログスイッチである。26はメモリ読出しデータ信号3
1を反転するためのインバータである。27はシェーデ
ィングコンデンサ22から放電するための第2の放電抵
抗である。
【0007】28は入力されたビデオ信号11とリファ
レンス信号とを比較する第2のコンパレータ(COM)
である。29は第2のコンパレータ28の出力データで
あるメモリ書込みデータ信号である。
【0008】30はシェーディング補正データが蓄積さ
れるシェーディングメモリである。31はシェーディン
グ補正データにしたがって第3および第4のアナログス
イッチ24,25を開閉するためのメモリ読出しデータ
信号である。32はシェーディングコンデンサ22に現
れるリファレンス信号で図5におけるA/Dコンバータ
8のリファレンス(REF)入力に接続される。33は
図5における読取り制御部9からの制御出力信号でAB
C範囲においてONするABC範囲信号である。34は
図5における読取り制御部9からの制御出力信号でシェ
ーディングメモリ34の読出し/書込み制御を行うメモ
リ制御信号である。35は第1のコンパレータ15の
(−)入力への入力信号をピーク値信号20とリファレ
ンス信号32とで切り替えるための第5のアナログスイ
ッチである。36は図5における読取り制御部9からの
制御出力信号で、第5のアナログスイッチ35を切り換
えるためのスイッチ切換え信号である。
【0009】次に図5および図6に示した装置における
読取り動作を説明する。
【0010】まず1ページの原稿の画像の読取りに先立
って、シェーディング補正を行うためのシェーディング
波形を記憶するために装置内に設けられた読取り白地
(基準白地)の読取り動作であるプリスキャン動作を行
う。
【0011】すなわち図6においてABC範囲信号33
によって第1のアナログスイッチ14が閉結されビデオ
信号11が第1のコンパレータの(+)入力に入力され
る。一方、スイッチ切換え信号36によって第5のアナ
ログスイッチ35はP側(ピーク値信号20側)に設定
されるため、第1のコンパレータ15の(−)入力には
ホールドされたピーク値信号20が入力されており、こ
の比較によって(ビデオ信号)>(ピーク値)ならば第
2のアナログスイッチ18は閉結され、第1の充電抵抗
17を介してピークホールドコンデンサ16に充電を行
い、ピーク値信号20を上昇させる。逆に(ビデオ信
号)<(ピーク値)ならば第2のアナログスイッチ18
は開放したままでピーク値信号20は変化しない。この
結果、最終的にピーク値信号20はビデオ信号11のピ
ーク値に一致する。
【0012】このピーク値信号20はバッファアンプ2
1を介して以降に伝達される。ここで第2のコンパレー
タ28は、その(+)入力に入力されているビデオ信号
11と(−)入力に入力されているリファレンス信号3
2とを比較して(ビデオ信号)>(リファレンス信号)
ならばメモリ書込みデータ信号29は論理レベル1(h
igh)となり、逆に(ビデオ信号)<(リファレンス
信号)ならば第2のコンパレータ28の出力であるメモ
リ書込みデータ信号29は論理レベル0(low)とな
る。
【0013】このプリスキャンモードの場合は、メモリ
制御信号34によって第2のコンパレータ28の出力で
あるメモリ書込みデータ信号29はシェーディングメモ
リに書き込まれると同時に、メモリ読出し信号31とし
て出力される。これによりメモリ読出し信号31が論理
レベル1(high)の時は第3のアナログスイッチ2
4は閉結され、第4のアナログスイッチ25は開放さ
れ、ピーク値信号20はバッファアンプ21および第2
の充電抵抗23を介してシェーディングコンデンサ22
に充電を行う。逆にメモリ読出し信号31が論理レベル
0(low)の場合は第3のアナログスイッチ24は開
放され、第4のアナログスイッチ25は閉結され、シェ
ーディングコンデンサ22から第2の放電抵抗27を介
して放電が行われる。
【0014】以上のようにシェーディングコンデンサ2
2への充放電を繰り返すことによりリファレンス信号3
2上に現在の読取りラインのビデオ信号波形をシェーデ
ィングコンデンサ22の充放電で近似した波形が現れ、
同時にシェーディングメモリ30にこの充放電データ
(シェーディングデータ)が蓄積される。通常、ピーク
ホールドコンデンサ16へのピーク値の充電に時間を要
することから以上のプリスキャン動作は数ラインにわた
って繰り返され、シェーディングデータを得るようにし
ている。シェーディングメモリ30は、バックアップは
可能であるがシステム全体のデータバスと接続されてい
ないため、MPU10と直接アクセスはできない。よっ
て、プロテクトはかけられない。
【0015】図7は読取り白地(基準白地)のプリスキ
ャン動作により、読取り光源の光量ばらつきや読取りセ
ンサの感度ばらつきを含んだシェーディング波形を得る
動作を概略的に示す図である。同図の(A)は読取り白
地を、(B)はシェーディング波形をそれぞれ示す。
【0016】次に実際に原稿の読取り動作にはいる。
【0017】すなわち、ABC範囲信号33は原稿幅に
対してABC範囲内で第1のアナログスイッチ14を閉
結するが、本例では(原稿幅)=(ABC範囲)として
原稿読取り中は第1のアナログスイッチ14は閉結して
いるものとする。
【0018】よって、原稿読取り時のビデオ信号11は
第1のコンパレータ15の(+)入力に至るが、原稿読
取り時はスイッチ切換え信号36により第5のアナログ
スイッチ35はR側(リファレンス信号32側)に設定
され、第1のコンパレータ15の(−)入力にはリファ
レンス信号32が入力され、両者の比較により先と同様
に第2のアナログスイッチ18の開閉によって、ビデオ
信号11とリファレンス信号32が一致するように動作
する。
【0019】一方、メモリ制御信号34によって読取り
ラインごとにラインに同期して先に蓄積したシェーディ
ング補正データをシェーディングメモリ30から読み出
して、その論理レベル1(high),0(low)シ
ェーディングデータに従って第3および第4のアナログ
スイッチ24,25を開閉して、シェーディングコンデ
ンサ22の充放電によってリファレンス信号32にプリ
スキャン時に得たシェーディング波形を再現する。
【0020】以上によって得られたリファレンス信号3
2は図5のA/Dコンバータ8のリファレンス(RE
F)入力に入力され、一方、ビデオ信号11はA/Dコ
ンバータ8のアナログ入力(Vin)に入力されるの
で、シェーディング補正された正確な二値化画像データ
が得られこれが読取り制御部9に送られる。
【0021】従って図8(A)に示したようにa,b部
が黒情報の原稿の場合、原稿読取り時のリファレンス信
号32は図8(B)に示すように、ビデオ信号11のピ
ーク値に沿った曲線波形となり、図5の読取り制御部9
においてリファレンス信号32の60%をスライスレベ
ルとすれば図8(A)に示す、a,b部が黒情報の原稿
の場合、a,b部は図8(C)に示すようにスライスレ
ベルより低いため、黒情報部と判断される。
【0022】以上の1ラインの読取り動作を副走査方向
に繰り返すことにより1ページの読取りが行われる。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の装置にあっては、読取り白地(基準白地)等の
プリスキャン動作のための読取り処理機構が装置内に設
けてあるので、そのため構成が複雑になり、原稿通紙
(例えばADF[オートドキュメントフィーダー])の
信頼性が低い。また、一回のプリスキャン動作によって
得られたシェーディングデータをシェーディングメモリ
30(図6)に保持し、そのシェーディングデータを以
降の処理において永久的に使用する形態の画像処理装置
では、異常電圧(例えば、雷サージ,静電気等)によっ
てシェーディングメモリ30の内部データの破壊が発生
した場合、正常な中間調画像が得られないという問題が
あった。
【0024】本発明は、このような状況のもとでなされ
たもので、その目的とするところは、シェーディングデ
ータの破壊が発生した場合でも、二値画像に対しては正
常な画像を出力することができ、さらに中間調の画像に
対しても正常な画像を出力することができる画像処理装
置,画像処理方法,記憶媒体を提供することである。
【0025】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明では、画像処理装置を次の(1)〜(9)の
とおりに、画像処理方法を次の(10)のとおりに、そ
して記憶媒体を次の(11)のとおりに構成する。
【0026】(1)原稿を光学的に読み取る読取り手段
を有し、該読取り手段にて得られた画像信号を電気的に
処理して出力する画像処理装置であって、シェーディン
グデータを作成するシェーディングデータ作成手段と、
前記シェーディングデータ作成手段で作成したシェーデ
ィングデータを格納する第一の格納手段と、前記シェー
ディングデータ作成手段で作成したシェーディングデー
タを格納する第二の格納手段と、原稿読取り動作を開始
する前に前記第一の格納手段と第二の格納手段に格納さ
れたシェーディングデータを比較する比較手段と、前記
比較手段による比較の結果、前記第一の格納手段に格納
されたデータと前記第二の格納手段に格納されたデータ
とが一致する場合、前記第一の格納手段に格納されてい
る前記シェーディングデータを使用して画像処理を行
い、一致しない場合には、前記第二の格納手段に格納さ
れているシェーディングデータを前記第一の格納手段に
転送し、その転送されたシェーディングデータを使用し
て画像処理を行うように制御する制御手段とを備えた画
像処理装置。
【0027】(2)前記(1)記載の画像処理装置にお
いて、原稿読取り動作を開始する前に前記第一と第二の
格納手段に格納されたシェーディングデータに対してデ
ータ圧縮を行うための演算を行う演算手段を備え、その
演算の結果に対して前記比較手段により比較を行う画像
処理装置。
【0028】(3)前記(2)記載の画像処理装置にお
いて、前記演算手段はシェーディングデータのチェック
サムを求める演算を行うものである画像処理装置。
【0029】(4)前記(1)記載の画像処理装置にお
いて、前記シェーディングデータ作成手段は、白基準と
なる画像を読み取り、その画像信号を処理してシェーデ
ィングデータを作成するものである画像処理装置。
【0030】(5)前記(1)記載の画像処理装置にお
いて、前記第一の格納手段は電気的読取り、書込みにお
いて高速処理可能で、一次電池によりバックアップが可
能な揮発性メモリである画像処理装置。
【0031】(6)前記(1)記載の画像処理装置にお
いて、前記第二の格納手段は電気的書込み可能な不揮発
性メモリ、あるいは一次電池によりバックアップが可能
な揮発性メモリである画像処理装置。
【0032】(7)前記(1)記載の画像処理装置にお
いて、前記第二の格納手段に格納されたデータの内容の
書換えを禁止する手段を備えた画像形成装置。
【0033】(8)前記(7)記載の画像処理装置にお
いて、前記書換えを禁止する手段は、前記第二の格納手
段へのアクセスの禁止を行うものである画像処理装置。
【0034】(9)前記(1)記載の画像処理装置にお
いて、前記読取り手段は前記原稿の幅と等しい読取り幅
を有するものである画像処理装置。
【0035】(10)原稿を光学的に読み取る読取り手
段を有し、該読取り手段にて得られた画像信号を電気的
に処理して出力する画像処理装置における画像処理方法
であって、シェーディングデータを作成する行程と、前
記シェーディングデータを第一の格納手段へ格納する行
程と、前記シェーディングデータを第二の格納手段へ格
納する行程と、原稿読取り時に、原稿読取り動作を開始
する前に前記第一と第二の格納手段に格納されたシェー
ディングデータに対して演算を行う行程と、前記演算の
結果を比較する行程と、前記比較の結果、一致する場
合、前記第一の格納手段に格納されているシェーディン
グデータを使用して画像処理を行い、一致しない場合に
は、前記第二の格納手段に格納されているシェーディン
グデータを前記第一の格納手段に転送し、その第一の格
納手段に格納されているシェーディングデータを使用し
て画像処理を行う行程とを備えた画像処理方法。
【0036】(11)前記(10)記載の画像処理方法
を実現するためのプログラムを格納した記憶媒体。
【0037】
【発明の実施の形態】以下本発明を画像形成装置の実施
例により詳しく説明する。
【0038】なお、本発明は、画像形成装置に限らず、
画像形成方法およびこの画像形成方法を実現するための
プログラムを格納した記憶媒体の形で同様に実施するこ
とができる。
【0039】
【実施例】図1は、実施例である“画像処理装置”の構
成を示すブロック図である。同図において、前述した従
来例の図5と同一部分については同一符号を付して、そ
の説明を省略する。図1において図5と異なる点は原稿
読取り手段として図5のCCDセンサに代えてCSセン
サ1を設けたことと、図5の構成にシェーディングデー
タ確認手段37,バックアップ用シェーディングメモリ
39,メモリプロテクト手段38を付加したことであ
る。本実施例において原稿読取り手段としてCSセンサ
を設けた理由は、本実施例が主に等倍読取りセンサへの
性能改善であるためである。
【0040】シェーディングデータ確認手段37は、原
稿読取り動作を開始する前に、画像処理用シェーディン
グメモリ30内とバックアップ用シェーディングメモリ
39内に保持されているシェーディングデータに対して
チェックサムを行い、それらの値を比較して、二つの値
が一致しているか否かを確認するもので、その確認結果
は読取り制御部9に入力される。メモリプロテクト手段
38はバックアップ用シェーディングメモリ39に保持
されているデータをプロテクトするものである。バック
アップ用シェーディングメモリ39はプリスキャン動作
時に作成されたシェーディングデータを保持するもので
ある。
【0041】図2は図1のピークホールドABC回路
6,シェーディング補正回路7,シェーディングデータ
確認手段37の構成を示すブロックである。同図におい
て、前述した従来例の図6と同一部分については同一符
号を付して、その説明を省略する。
【0042】図2において、40はP(パラレル)/S
(シリアル)変換回路で、図1における読取り制御部9
内にあり、パラレルデータであるバックアップ用シェー
ディングメモリ39内のシェーディングデータをシリア
ルデータ32に変換し、画像処理用シェーディングメモ
リ30に転送するものである。41はS(シリアル)/
P(パラレル)変換回路で、これも図1における読取り
制御部9内にあり、シリアルデータである原稿読取り時
の二値画像データ42あるいは、シェーディングデータ
31をパラレルデータに変換するものである。43はバ
ッファメモリでS/P変換回路41からの出力データを
保持するものである。バックアップ用シェーディングメ
モリ39には本装置の制御に係るソフトウェアが暴走し
ても内部データの破壊がないように図1のメモリプロテ
クト手段38によってプロテクトがかけられる構成(メ
モリにチップセレクト信号が入力されないようにしてい
る)になっている。44はデータバスで図1のMPU1
0を含めたシステムの構成要素を相互に接続している。
【0043】第1および第2のバッファ45,46は原
稿読取り動作開始前に前記画像処理用シェーディングメ
モリ30内に保持してあるシェーディングデータと、バ
ックアップ用シェーディングメモリ39内に保持してあ
るシェーディングデータのチェックサムを行い、それら
の値を一旦保持するためのものである。第1のバッファ
45は、画像処理用シェーディングメモリ30内のシェ
ーディングデータのチェックサムデータを保持する。第
2のバッファ46はバックアップ用シェーディングメモ
リ39内のシェーディングデータのチェックサムデータ
を保持する。
【0044】次に本実施例の画像処理装置の動作を説明
する。
【0045】まず、シェーディングデータ生成動作を前
述のプリスキャンモードにて行う。このプリスキャンモ
ードの動作を図3のフローチャートに基づいて説明す
る。
【0046】まず、図1の読取り制御部9をプリスキャ
ンモードに設定し(ステップS301)、白基準となる
原稿を読み取ると、CSセンサ1からビデオ信号11が
出力され前記ビデオ信号11は直流再生回路5により処
理された後、ピークホールドABC回路6に入力され
る。プリスキャンモードのため第5のアナログスイッチ
35はP側(ピーク値信号20側)に切り換わっており
(ステップS302)、シェーディングメモリ30にビ
デオ信号11のピーク値に相当するリファレンス信号3
2とビデオ信号11の比較結果、つまりシェーディング
データ(レターサイズの原稿の場合1728bitデー
タ)を書き込む。これと同時にこのシェーディングデー
タはメモリ読出しデータ信号31として出力されてS/
P変換回路41に入力され、このS/P変換回路41で
はシリアルデータであるメモリ読出しデータ信号31を
パラレルに変換して、それをバックアップ用シェーディ
ングメモリ39に入力するのである。
【0047】白基準原稿の読取りが終了し、画像処理用
シェーディングメモリ30へのシェーディングデータの
書込み(ステップS304)と、バックアップ用シェー
ディングメモリ39へのシェーディングデータの書込み
(ステップS305)が完了したところで、プリスキャ
ンモード終了となる。その後、バックアップ用シェーデ
ィングメモリ39を図1のメモリプロテクト手段38に
よってプロテクト状態に設定する(ステップS30
6)。
【0048】次に画像処理用シェーディングメモリ30
内のシェーディングデータが破壊されているか否かを確
認する動作について、図4のフローチャートに基づき説
明する。この確認動作は、原稿読取り動作を行う前に常
時行う。
【0049】まず、ステップS401で原稿をセット
し、次にステップS402で図1の読取り制御部9を読
取りモードに設定し、次にステップS403で第5のア
ナログスイッチ35をR側へ切り換える。すると、読取
り制御部9から出力するメモリ制御信号34によって画
像処理用シェーディングメモリ30からメモリ読出しデ
ータ信号31としてシェーディングデータが出力され
る。このシェーディングデータは、ステップS404で
S/P変換回路41によりパラレルデータに変換され、
そのデータをバッファメモリ43に入力する。そして、
MPU10によりバッファメモリ43内のシェーディン
グデータに対してチェックサムを行い、その値を第1の
バッファ45に保持する。さらに、MPU10によりバ
ックアップ用シェーディングメモリ39内のシェーディ
ングデータに対してチェックサムを行い、その値を第2
のバッファ46に保持する。
【0050】次のステップS405で第1および第2の
バッファ45,46内の二つのチェックサムデータが一
致しているか否かの判定を図1のMPU10により行
う。ステップS405において、第1および第2のバッ
ファ45,46内の二つのチェックサムデータが一致し
ていると判断された場合は、前記のステップS406の
処理を飛ばして、ステップS407へ進んで、原稿読取
り動作を開始する。そして、画像処理用シェーディング
メモリ30内のシェーディングデータを使用して画像処
理を行う。次にステップS408で読み取るべき原稿の
次ページがあるか否かを判別し、次のページがあれば前
記ステップS407へ戻り、次のページがなければ本処
理動作を終了する。
【0051】一方、前記ステップS405において、第
1および第2のバッファ45,46内の二つのチェック
サムデータが一致していないと判断された場合は、次の
ステップS406で前記バックアップ用シェーディング
メモリ39に保持されているパラレルのシェーディング
データをP/S変換回路40でシリアルのシェーディン
グデータ32に変換し、画像処理用シェーディングメモ
リ30にデータ転送する。次にステップS407で原稿
読取り動作を開始し、画像処理用シェーディングメモリ
30内のシェーディングデータを使用して画像処理を行
う。
【0052】以上説明したように、読取り白地(基準白
地)等のプリスキャン動作のための処理機構を削除する
ことで、原稿読取り機構の構成が簡易化し、装置のコス
トダウンを図ることができる。また、原稿の通紙に対す
る信頼性も高くなる。また、白基準の原稿を読み取って
作成したシェーディングデータが異常電圧等により破壊
されてしまった場合、そのシェーディングデータは用い
ないで、バックアップメモリ内に保持してあるシェーデ
ィングデータを使用することで、二値画像や中間調画像
に対して正常な画像を出力することができる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
構成が簡単で、原稿通紙に対する信頼性が高く、シェー
ディングデータの破壊が発生した場合でも、正常な画像
を出力することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の構成を示すブロック図
【図2】 ピークホールドABC回路,シェーディング
補正回路,シェーディングデータ確認手段の構成を示す
ブロック図
【図3】 プリスキャン動作を示すフローチャート
【図4】 原稿読取り動作を示すフローチャート
【図5】 従来例の構成を示すブロック図
【図6】 ピークホールドABC回路,シェーディング
補正回路の構成を示すブロック図
【図7】 基準白地のプリスキャンの説明図
【図8】 従来例の説明図
【符号の説明】
1 CSセンサ 10 MPU 30 画像処理用シェーディングメモリ 39 バックアップ用シェーディングメモリ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿を光学的に読み取る読取り手段を有
    し、該読取り手段にて得られた画像信号を電気的に処理
    して出力する画像処理装置であって、 シェーディングデータを作成するシェーディングデータ
    作成手段と、 前記シェーディングデータ作成手段で作成したシェーデ
    ィングデータを格納する第一の格納手段と、 前記シェーディングデータ作成手段で作成したシェーデ
    ィングデータを格納する第二の格納手段と、 原稿読取り動作を開始する前に前記第一の格納手段と第
    二の格納手段に格納されたシェーディングデータを比較
    する比較手段と、 前記比較手段による比較の結果、前記第一の格納手段に
    格納されたデータと前記第二の格納手段に格納されたデ
    ータとが一致する場合、前記第一の格納手段に格納され
    ている前記シェーディングデータを使用して画像処理を
    行い、一致しない場合には、前記第二の格納手段に格納
    されているシェーディングデータを前記第一の格納手段
    に転送し、その転送されたシェーディングデータを使用
    して画像処理を行うように制御する制御手段と、を備え
    たことを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像処理装置において、
    原稿読取り動作を開始する前に前記第一と第二の格納手
    段に格納されたシェーディングデータに対してデータ圧
    縮を行うための演算を行う演算手段を備え、その演算の
    結果に対して前記比較手段により比較を行うことを特徴
    とする画像処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の画像処理装置において、
    前記演算手段はシェーディングデータのチェックサムを
    求める演算を行うものであることを特徴とする画像処理
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の画像処理装置において、
    前記シェーディングデータ作成手段は、白基準となる画
    像を読み取り、その画像信号を処理してシェーディング
    データを作成するものであることを特徴とする画像処理
    装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の画像処理装置において、
    前記第一の格納手段は電気的読取り、書込みにおいて高
    速処理可能で、一次電池によりバックアップが可能な揮
    発性メモリであることを特徴とする画像処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の画像処理装置において、
    前記第二の格納手段は電気的書込み可能な不揮発性メモ
    リ、あるいは一次電池によりバックアップが可能な揮発
    性メモリであることを特徴とする画像処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の画像処理装置において、
    前記第二の格納手段に格納されたデータの内容の書換え
    を禁止する手段を備えたことを特徴とする画像形成装
    置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の画像処理装置において、
    前記書換えを禁止する手段は、前記第二の格納手段への
    アクセスの禁止を行うものであることを特徴とする画像
    処理装置。
  9. 【請求項9】 請求項1記載の画像処理装置において、
    前記読取り手段は前記原稿の幅と等しい読取り幅を有す
    るものであることを特徴とする画像処理装置。
  10. 【請求項10】 原稿を光学的に読み取る読取り手段を
    有し、該読取り手段にて得られた画像信号を電気的に処
    理して出力する画像処理装置における画像処理方法であ
    って、 シェーディングデータを作成する行程と、 前記シェーディングデータを第一の格納手段へ格納する
    行程と、 前記シェーディングデータを第二の格納手段へ格納する
    行程と、 原稿読取り時に、原稿読取り動作を開始する前に前記第
    一と第二の格納手段に格納されたシェーディングデータ
    に対して演算を行う行程と、 前記演算の結果を比較する行程と、 前記比較の結果、一致する場合、前記第一の格納手段に
    格納されているシェーディングデータを使用して画像処
    理を行い、一致しない場合には、前記第二の格納手段に
    格納されているシェーディングデータを前記第一の格納
    手段に転送し、その第一の格納手段に格納されているシ
    ェーディングデータを使用して画像処理を行う行程と、 を備えたことを特徴とする画像処理方法。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の画像処理方法を実現
    するためのプログラムを格納したことを特徴とする記憶
    媒体。
JP10016980A 1998-01-29 1998-01-29 画像処理装置、画像処理方法および記憶媒体 Withdrawn JPH11215374A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10016980A JPH11215374A (ja) 1998-01-29 1998-01-29 画像処理装置、画像処理方法および記憶媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10016980A JPH11215374A (ja) 1998-01-29 1998-01-29 画像処理装置、画像処理方法および記憶媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11215374A true JPH11215374A (ja) 1999-08-06

Family

ID=11931214

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10016980A Withdrawn JPH11215374A (ja) 1998-01-29 1998-01-29 画像処理装置、画像処理方法および記憶媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11215374A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5337319A (en) Apparatus and method for reconfiguring an image processing system to bypass hardware
US5170263A (en) Image processing system
JP3281489B2 (ja) 画像読み取り処理装置
JPH11215374A (ja) 画像処理装置、画像処理方法および記憶媒体
JP3255554B2 (ja) 画像処理装置
JPH0560297B2 (ja)
JP3907847B2 (ja) 画像処理装置
JP4123149B2 (ja) 画像処理装置
JPH1188675A (ja) 画像処理装置、画像処理方法及び記録媒体
JPH09186871A (ja) 画像読取装置
US5559610A (en) Image processing apparatus
JPH1155512A (ja) 画像処理装置
JP2910067B2 (ja) 読取装置
JPH1132224A (ja) 画像処理装置
US20020154830A1 (en) Removal of background noise of image data by an image processing device or image reading apparatus
JPH09179973A (ja) 画像処理装置及び方法
JP2718718B2 (ja) 画像読取装置
JPH0720195B2 (ja) 画像読取装置
JPH06121164A (ja) 画像処理装置
JPH1131106A (ja) 記憶データ確認装置
JPH10164360A (ja) 画像読取装置
JPH0436503B2 (ja)
JP3982776B2 (ja) ファクシミリ機能付きディジタル複写機
JPH07307856A (ja) 画像処理装置
JPS5831148B2 (ja) ビデオ信号処理方式

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050405