JPH11310360A - 斜行修正機構 - Google Patents
斜行修正機構Info
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- JPH11310360A JPH11310360A JP11691998A JP11691998A JPH11310360A JP H11310360 A JPH11310360 A JP H11310360A JP 11691998 A JP11691998 A JP 11691998A JP 11691998 A JP11691998 A JP 11691998A JP H11310360 A JPH11310360 A JP H11310360A
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- Japan
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- roller
- transport
- transport roller
- skew
- sheet
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- Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】ロール状媒体用紙が付与するバックテンション
と搬送方向に直交する軸上を移動する搬送ローラとによ
り斜行を自動的に修正する。 【解決手段】スプール２は、回転自在に支持されている
ロール状媒体用紙１ａの軸線を、搬送シャフト３の軸線
と平行にし、さらに、ラジアル方向Ｈのみへ可動する自
由度を有している。ロール状媒体用紙１ａは、矢印Ａ方
向に示す搬送方向と相反する方向に対して一様に、一定
の張力即ちバックテンションを媒体用紙１に付与する。
搬送ローラ３ａと第１のフランジ６との間に備えた第１
のバネ４、搬送ローラ３ａと第２のフランジ６ａとの間
に備えた第２のバネ４ａは搬送ローラ３ａをスラスト方
向Ｇに移動させうる程度の弾性力を有する。搬送ローラ
３ａは搬送シャフト３をガイドに、スラスト方向Ｇに対
して自在に動く構造になっている。
と搬送方向に直交する軸上を移動する搬送ローラとによ
り斜行を自動的に修正する。 【解決手段】スプール２は、回転自在に支持されている
ロール状媒体用紙１ａの軸線を、搬送シャフト３の軸線
と平行にし、さらに、ラジアル方向Ｈのみへ可動する自
由度を有している。ロール状媒体用紙１ａは、矢印Ａ方
向に示す搬送方向と相反する方向に対して一様に、一定
の張力即ちバックテンションを媒体用紙１に付与する。
搬送ローラ３ａと第１のフランジ６との間に備えた第１
のバネ４、搬送ローラ３ａと第２のフランジ６ａとの間
に備えた第２のバネ４ａは搬送ローラ３ａをスラスト方
向Ｇに移動させうる程度の弾性力を有する。搬送ローラ
３ａは搬送シャフト３をガイドに、スラスト方向Ｇに対
して自在に動く構造になっている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタ、ファク
シミリ、複写機等の画像形成装置において、媒体用紙が
巻回されたロール状媒体用紙と媒体用紙搬送機構を用い
た斜行修正機構に関するものである。さらに詳しく言え
ば、このような媒体用紙およびロール状媒体用紙の取り
扱いを容易にし、高精度な紙送りを達成できる斜行修正
機構に関するものである。
シミリ、複写機等の画像形成装置において、媒体用紙が
巻回されたロール状媒体用紙と媒体用紙搬送機構を用い
た斜行修正機構に関するものである。さらに詳しく言え
ば、このような媒体用紙およびロール状媒体用紙の取り
扱いを容易にし、高精度な紙送りを達成できる斜行修正
機構に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】ロール状媒体用紙を使用することを目的
として、記録部または読取部の上流側に搬送機構を有す
る画像形成装置においては、引き出された媒体用紙の斜
行を修正する必要があった。従来の修正方法として、搬
送される媒体用紙をガイドする媒体ガイドや、媒体用紙
にバックテンションを付与するバックテンションローラ
を設けていた。
として、記録部または読取部の上流側に搬送機構を有す
る画像形成装置においては、引き出された媒体用紙の斜
行を修正する必要があった。従来の修正方法として、搬
送される媒体用紙をガイドする媒体ガイドや、媒体用紙
にバックテンションを付与するバックテンションローラ
を設けていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、媒体用
紙が薄紙であるために、媒体ガイドはその機能を十分に
発揮することが難しく、また、バックテンションローラ
はその制動力を確保するめ斜行検出センサーや制動部等
を必要とし、構成が複雑になり、保守に時間がかかると
いう問題点があった。
紙が薄紙であるために、媒体ガイドはその機能を十分に
発揮することが難しく、また、バックテンションローラ
はその制動力を確保するめ斜行検出センサーや制動部等
を必要とし、構成が複雑になり、保守に時間がかかると
いう問題点があった。
【０００４】従って、本発明は上記従来の問題点に鑑み
てなされたものであり、その機能が充分に発揮でき、し
かも複雑でなく媒体用紙の斜行を自動的に修正すること
のできる記録または読み取り用媒体用紙の斜行修正機構
の提供を目的とする。
てなされたものであり、その機能が充分に発揮でき、し
かも複雑でなく媒体用紙の斜行を自動的に修正すること
のできる記録または読み取り用媒体用紙の斜行修正機構
の提供を目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明はピンチローラと対になって、記録または読
み取り用の媒体用紙を挟持する搬送ローラと、前記媒体
用紙が巻回されたロール状媒体用紙の軸線を前記搬送ロ
ーラの軸線と平行にし、かつ前記媒体用紙の搬送方向お
よび相反する方向にのみ自由度をもって、前記ロール状
媒体用紙を回転自在に支持するスプールと、前記搬送ロ
ーラの中心を支持して回転力を伝え、前記搬送ローラが
前記媒体用紙を含む面内で前記媒体用紙の搬送方向と直
交する軸上を移動する際のガイドとなる搬送シャフト
と、前記搬送ローラを前記搬送シャフトに沿って、移動
させる程度の弾性力を有する第１および第２のバネとで
構成する斜行修正機構を特徴としている。
め、本発明はピンチローラと対になって、記録または読
み取り用の媒体用紙を挟持する搬送ローラと、前記媒体
用紙が巻回されたロール状媒体用紙の軸線を前記搬送ロ
ーラの軸線と平行にし、かつ前記媒体用紙の搬送方向お
よび相反する方向にのみ自由度をもって、前記ロール状
媒体用紙を回転自在に支持するスプールと、前記搬送ロ
ーラの中心を支持して回転力を伝え、前記搬送ローラが
前記媒体用紙を含む面内で前記媒体用紙の搬送方向と直
交する軸上を移動する際のガイドとなる搬送シャフト
と、前記搬送ローラを前記搬送シャフトに沿って、移動
させる程度の弾性力を有する第１および第２のバネとで
構成する斜行修正機構を特徴としている。
【０００６】また、前記第１および第２のバネがゴムを
含む弾性体であることを特徴としている。
含む弾性体であることを特徴としている。
【０００７】また、前記搬送ローラがＤカットされてい
ることを特徴としている。
ることを特徴としている。
【０００８】また、前記搬送シャフトに直交する前記搬
送ローラの断面が楕円であることを特徴としている。
送ローラの断面が楕円であることを特徴としている。
【０００９】さらに、ピンチローラと対になって、記録
または読み取り用の媒体用紙を挟持する球形搬送ローラ
と、前記球形搬送ローラを全方向に回転可能なように把
持する筒状把持体と、前記球形搬送ローラに接触して、
回転力を伝える駆動ローラと、前記媒体用紙が巻回され
たロール状媒体用紙の軸線を前記駆動ローラの軸線と平
行にし、かつ前記媒体用紙の搬送方向および相反する方
向のみ自由度をもって、前記ロール状媒体用紙を回転自
在に支持するスプールと、前記駆動ローラを支持する駆
動シャフトとで構成することを特徴としている。
または読み取り用の媒体用紙を挟持する球形搬送ローラ
と、前記球形搬送ローラを全方向に回転可能なように把
持する筒状把持体と、前記球形搬送ローラに接触して、
回転力を伝える駆動ローラと、前記媒体用紙が巻回され
たロール状媒体用紙の軸線を前記駆動ローラの軸線と平
行にし、かつ前記媒体用紙の搬送方向および相反する方
向のみ自由度をもって、前記ロール状媒体用紙を回転自
在に支持するスプールと、前記駆動ローラを支持する駆
動シャフトとで構成することを特徴としている。
【００１０】さらに、前記搬送ローラおよび前記球形搬
送ローラの素材がゴムであることを特徴としている。
送ローラの素材がゴムであることを特徴としている。
【００１１】さらに、前記斜行修正機構を用いた画像形
成装置であることを特徴としている。
成装置であることを特徴としている。
【００１２】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図を
参照しながら説明する。
参照しながら説明する。
【００１３】図１は本発明の第１の実施の形態を示す斜
視図である。図中、符号１ａで示すものは画像形成装置
用の媒体用紙１が巻回されたロール状媒体用紙であっ
て、ストッパ２ａと図示していない他端に設けたストッ
パとにより、スラスト方向Ｇへの離脱は阻止され、スプ
ール２によって、回転自在に支持されている。スプール
２はロール状媒体用紙１ａの軸線を、搬送シャフト３の
軸線と平行にし、さらに、ラジアル方向Ｈのみへ可動す
る自由度を有している。従って、ロール状媒体用紙１ａ
は、矢印Ａ方向に示す搬送方向と相反する方向のラジア
ル方向Ｈに対して一様に、常に一定の張力即ちバックテ
ンションを付与する。
視図である。図中、符号１ａで示すものは画像形成装置
用の媒体用紙１が巻回されたロール状媒体用紙であっ
て、ストッパ２ａと図示していない他端に設けたストッ
パとにより、スラスト方向Ｇへの離脱は阻止され、スプ
ール２によって、回転自在に支持されている。スプール
２はロール状媒体用紙１ａの軸線を、搬送シャフト３の
軸線と平行にし、さらに、ラジアル方向Ｈのみへ可動す
る自由度を有している。従って、ロール状媒体用紙１ａ
は、矢印Ａ方向に示す搬送方向と相反する方向のラジア
ル方向Ｈに対して一様に、常に一定の張力即ちバックテ
ンションを付与する。
【００１４】搬送ローラ３ａと第１のフランジ６との間
に第１のバネ４、搬送ローラ３ａと第２のフランジ６ａ
との間に第２のバネ４ａを備えており、第１のバネ４と
第２のバネ４ａはそれぞれ搬送ローラ３ａをスラスト方
向Ｇに移動させうる程度の弾性力を有している。搬送ロ
ーラ３ａは搬送シャフト３をガイドに、スラスト方向Ｇ
に対して、自在に移動する構造である。
に第１のバネ４、搬送ローラ３ａと第２のフランジ６ａ
との間に第２のバネ４ａを備えており、第１のバネ４と
第２のバネ４ａはそれぞれ搬送ローラ３ａをスラスト方
向Ｇに移動させうる程度の弾性力を有している。搬送ロ
ーラ３ａは搬送シャフト３をガイドに、スラスト方向Ｇ
に対して、自在に移動する構造である。
【００１５】次に、図１を参照して動作を説明する。モ
ータ５の回転力は第１の歯車５ａから第２の歯車５ｂに
伝わり、搬送シャフト３を経由して、搬送ローラ３ａを
矢印Ｆ方向に回転させる。搬送ローラ３ａは図示してい
ないピンチローラと対になって媒体用紙１を挟持しなが
ら回転し、媒体用紙１を矢印Ａ方向に搬送する。
ータ５の回転力は第１の歯車５ａから第２の歯車５ｂに
伝わり、搬送シャフト３を経由して、搬送ローラ３ａを
矢印Ｆ方向に回転させる。搬送ローラ３ａは図示してい
ないピンチローラと対になって媒体用紙１を挟持しなが
ら回転し、媒体用紙１を矢印Ａ方向に搬送する。
【００１６】図１は媒体用紙１が斜行していない正常の
場合を示しており、前記バックテンションは媒体用紙１
の全面にわたり、一様に付与されている。従って、搬送
ローラ３ａは、第１のフランジ６と第２のフランジ６ａ
との中間に位置しながら回転する。
場合を示しており、前記バックテンションは媒体用紙１
の全面にわたり、一様に付与されている。従って、搬送
ローラ３ａは、第１のフランジ６と第２のフランジ６ａ
との中間に位置しながら回転する。
【００１７】次に、図２と図３を参照して、本発明の第
１の実施の形態による斜行修正の原理を説明する。
１の実施の形態による斜行修正の原理を説明する。
【００１８】図２は媒体用紙１が斜行して搬送されてい
る場合の斜視図である。第１のフランジ６に近い部分に
おける媒体用紙１の搬送量が少なく、第２のフランジ６
ａに近い部分の媒体用紙１の搬送量が多くなっている。
ロール状媒体用紙１ａの軸線が搬送シャフト３の軸線と
平行になっていれば、ロール状媒体用紙１ａが付与する
バックテンションは偏り、矢印Ａ方向に相反する方向に
対して一様にはならない。図２に示す、媒体用紙１の斜
行搬送の場合は、矢印Ｂ方向のバックテンションが矢印
Ｃ方向のバックテンションより大きくなる。
る場合の斜視図である。第１のフランジ６に近い部分に
おける媒体用紙１の搬送量が少なく、第２のフランジ６
ａに近い部分の媒体用紙１の搬送量が多くなっている。
ロール状媒体用紙１ａの軸線が搬送シャフト３の軸線と
平行になっていれば、ロール状媒体用紙１ａが付与する
バックテンションは偏り、矢印Ａ方向に相反する方向に
対して一様にはならない。図２に示す、媒体用紙１の斜
行搬送の場合は、矢印Ｂ方向のバックテンションが矢印
Ｃ方向のバックテンションより大きくなる。
【００１９】図３は矢印Ｂ方向に付与された大きなバッ
クテンションによって、搬送ローラ３ａが矢印Ｄ方向へ
動く様子を示す斜視図である。矢印Ｂ方向のバックテン
ションによって、斜行を修正する力が働く。搬送シャフ
ト３に支持され、ラジアル方向Ｈには固定されている搬
送ローラ３ａは、回転するに連れて、搬送シャフト３を
ガイドにして、前記バックテンションによって徐々に矢
印Ｄ方向に移動する。この際、第１のバネ４は伸び、第
２のバネ４ａは縮む。これによって、媒体用紙１の斜行
を修正することができる。
クテンションによって、搬送ローラ３ａが矢印Ｄ方向へ
動く様子を示す斜視図である。矢印Ｂ方向のバックテン
ションによって、斜行を修正する力が働く。搬送シャフ
ト３に支持され、ラジアル方向Ｈには固定されている搬
送ローラ３ａは、回転するに連れて、搬送シャフト３を
ガイドにして、前記バックテンションによって徐々に矢
印Ｄ方向に移動する。この際、第１のバネ４は伸び、第
２のバネ４ａは縮む。これによって、媒体用紙１の斜行
を修正することができる。
【００２０】次に、図２に示す斜行状態と反対の場合に
ついて説明する。すなわち、第１のフランジ６に近い部
分における媒体用紙１の搬送量が多く、第２のフランジ
６ａに近い部分における媒体用紙１の搬送量が少ない場
合である。ロール状媒体用紙１ａの軸線が搬送シャフト
３の軸線と平行になっていれば、ロール状媒体用紙１ａ
が付与するバックテンションは偏り、矢印Ａ方向に相反
する方向に対して一様にはならない。すなわち、矢印Ｃ
方向のバックテンションが矢印Ｂ方向のバックテンショ
ンより大きくなる。矢印Ｃ方向に付与された大きなバッ
クテンションによって、斜行を修正する力が働く。搬送
シャフト３に支持され、ラジアル方向Ｈには固定されて
いる搬送ローラ３ａは、搬送シャフト３をガイドにし
て、回転するに連れて、前記バックテンションによって
徐々に矢印Ｅ方向に移動する。この際、第１のバネ４は
縮み、第２のバネ４ａは伸びる。これによって、媒体用
紙１の斜行を修正することができる。
ついて説明する。すなわち、第１のフランジ６に近い部
分における媒体用紙１の搬送量が多く、第２のフランジ
６ａに近い部分における媒体用紙１の搬送量が少ない場
合である。ロール状媒体用紙１ａの軸線が搬送シャフト
３の軸線と平行になっていれば、ロール状媒体用紙１ａ
が付与するバックテンションは偏り、矢印Ａ方向に相反
する方向に対して一様にはならない。すなわち、矢印Ｃ
方向のバックテンションが矢印Ｂ方向のバックテンショ
ンより大きくなる。矢印Ｃ方向に付与された大きなバッ
クテンションによって、斜行を修正する力が働く。搬送
シャフト３に支持され、ラジアル方向Ｈには固定されて
いる搬送ローラ３ａは、搬送シャフト３をガイドにし
て、回転するに連れて、前記バックテンションによって
徐々に矢印Ｅ方向に移動する。この際、第１のバネ４は
縮み、第２のバネ４ａは伸びる。これによって、媒体用
紙１の斜行を修正することができる。
【００２１】図４は本発明の第２の実施の形態を示す斜
視図である。円筒形状の搬送ローラ３ａの一部を切取っ
てＤカット面３ｃを形成した、Ｄカット搬送ローラ（半
月搬送ローラ）３ｂが搬送ローラ３ａに代わって装着さ
れている。
視図である。円筒形状の搬送ローラ３ａの一部を切取っ
てＤカット面３ｃを形成した、Ｄカット搬送ローラ（半
月搬送ローラ）３ｂが搬送ローラ３ａに代わって装着さ
れている。
【００２２】次に、図４に基づいてこの第２の実施の形
態における斜行修正の原理を説明する。説明の前提条件
となる斜行は図２に示すように、第１のフランジ６に近
い部分における媒体用紙１の搬送量が少なく、第２のフ
ランジ６ａに近い部分の媒体用紙１の搬送量が多くなっ
ている状態とする。
態における斜行修正の原理を説明する。説明の前提条件
となる斜行は図２に示すように、第１のフランジ６に近
い部分における媒体用紙１の搬送量が少なく、第２のフ
ランジ６ａに近い部分の媒体用紙１の搬送量が多くなっ
ている状態とする。
【００２３】まず最初に、Ｄカット搬送ローラ３ｂが１
回転する場合の動作を説明する。Ｄカット搬送ローラ３
ｂのＤカット面３ｃ以外の部分は媒体用紙１と対向する
と、接触して、図３での説明と同様の動作が行われる。
さらに、Ｄカット搬送ローラ３ｂが回転すると、Ｄカッ
ト面３ｃが媒体用紙１と対向するが、この場合は非接触
となり、Ｄカット搬送ローラ３ｂの矢印Ｄ方向における
位置を規制していた媒体用紙１との摩擦力がなくなる。
このため、Ｄカット搬送ローラ３ｂは第１のバネ４と第
２のバネ４ａとの弾性力により、第１のフランジ６と第
２のフランジ６ａとの中間の位置に戻される。従って、
Ｄカット搬送ローラ３ｂは１回転すると、搬送シャフト
３をガイドにして矢印Ｄ方向を１往復する。
回転する場合の動作を説明する。Ｄカット搬送ローラ３
ｂのＤカット面３ｃ以外の部分は媒体用紙１と対向する
と、接触して、図３での説明と同様の動作が行われる。
さらに、Ｄカット搬送ローラ３ｂが回転すると、Ｄカッ
ト面３ｃが媒体用紙１と対向するが、この場合は非接触
となり、Ｄカット搬送ローラ３ｂの矢印Ｄ方向における
位置を規制していた媒体用紙１との摩擦力がなくなる。
このため、Ｄカット搬送ローラ３ｂは第１のバネ４と第
２のバネ４ａとの弾性力により、第１のフランジ６と第
２のフランジ６ａとの中間の位置に戻される。従って、
Ｄカット搬送ローラ３ｂは１回転すると、搬送シャフト
３をガイドにして矢印Ｄ方向を１往復する。
【００２４】引き続き、２回転以降について説明する。
Ｄカット搬送ローラ３ｂがさらに回転すると、媒体用紙
１とＤカット搬送ローラ３ｂは接触と非接触を繰り返え
す。斜行が残っている場合はＤカット搬送ローラ３ｂは
搬送シャフト３をガイドにして、矢印Ｄ方向をさらに往
復し、斜行が修正される。斜行が完全に修正された時点
で、Ｄカット搬送ローラ３ｂは、第１のバネ４および第
２のバネ４ａの弾性力によって、第１のフランジ６と第
２のフランジ６ａとの中間の位置に戻り、媒体用紙１を
搬送するための回転を続ける。
Ｄカット搬送ローラ３ｂがさらに回転すると、媒体用紙
１とＤカット搬送ローラ３ｂは接触と非接触を繰り返え
す。斜行が残っている場合はＤカット搬送ローラ３ｂは
搬送シャフト３をガイドにして、矢印Ｄ方向をさらに往
復し、斜行が修正される。斜行が完全に修正された時点
で、Ｄカット搬送ローラ３ｂは、第１のバネ４および第
２のバネ４ａの弾性力によって、第１のフランジ６と第
２のフランジ６ａとの中間の位置に戻り、媒体用紙１を
搬送するための回転を続ける。
【００２５】これにより、本発明の第１の実施の形態に
おいては、斜行修正後にも常に加わっていた、搬送ロー
ラ３ａを第１のフランジ６と第２のフランジ６ａとの中
間の位置に戻そうとする力を残すことなく、より効率よ
く斜行を修正できる。
おいては、斜行修正後にも常に加わっていた、搬送ロー
ラ３ａを第１のフランジ６と第２のフランジ６ａとの中
間の位置に戻そうとする力を残すことなく、より効率よ
く斜行を修正できる。
【００２６】搬送ローラ３ａは円筒形の一部が切取られ
ている形状であれば、媒体用紙１との間で接触と非接触
を繰り返すので、前記の斜行修正機能は働く。従って、
例えば、搬送シャフト３に直交する搬送ローラ３ａの断
面を楕円にしても、同様の効果が得られる。
ている形状であれば、媒体用紙１との間で接触と非接触
を繰り返すので、前記の斜行修正機能は働く。従って、
例えば、搬送シャフト３に直交する搬送ローラ３ａの断
面を楕円にしても、同様の効果が得られる。
【００２７】図５は本発明の第３の実施の形態を示す斜
視図である。図５において、ロール状媒体用紙１ａはス
トッパ２ａと図示していない他端に設けたストッパとで
スラスト方向Ｇへの離脱が阻止され、スプール２によっ
て、回転自在に支持されている。スプール２はロール状
媒体用紙１ａの軸線と駆動シャフト７の軸線とを平行に
し、かつ、ラジアル方向Ｈのみへ可動する自由度を有し
ている。このため、ロール状媒体用紙１ａは、矢印Ａ方
向に示す搬送方向と相反する方向のラジアル方向Ｈに対
して一様に、常に一定の張力即ちバックテンションを付
与する。
視図である。図５において、ロール状媒体用紙１ａはス
トッパ２ａと図示していない他端に設けたストッパとで
スラスト方向Ｇへの離脱が阻止され、スプール２によっ
て、回転自在に支持されている。スプール２はロール状
媒体用紙１ａの軸線と駆動シャフト７の軸線とを平行に
し、かつ、ラジアル方向Ｈのみへ可動する自由度を有し
ている。このため、ロール状媒体用紙１ａは、矢印Ａ方
向に示す搬送方向と相反する方向のラジアル方向Ｈに対
して一様に、常に一定の張力即ちバックテンションを付
与する。
【００２８】駆動ローラ７ａは駆動シャフト７に支持さ
れており、球形搬送ローラ８に接触して、モータ５から
の回転力を伝える構造である。球形搬送ローラ８は駆動
ローラ７ａに接触する部分と媒体用紙１に接触する部分
を除いた部分で、筒状把持体の支持シャフト１０に連結
する筒状把持体９の内部に包み込まれるように把持され
ており、トラックボールのように全方向に回転可能であ
る。
れており、球形搬送ローラ８に接触して、モータ５から
の回転力を伝える構造である。球形搬送ローラ８は駆動
ローラ７ａに接触する部分と媒体用紙１に接触する部分
を除いた部分で、筒状把持体の支持シャフト１０に連結
する筒状把持体９の内部に包み込まれるように把持され
ており、トラックボールのように全方向に回転可能であ
る。
【００２９】次に、図５を参照して動作を説明する。モ
ータ５の回転力は第１の歯車５ａから第２の歯車５ｂに
伝わり、駆動シャフト７を経由して、駆動ローラ７ａを
矢印Ｉ方向に回転させ、さらに球形搬送ローラ８に伝わ
る。球形搬送ローラ８は図示しないピンチローラと対に
なり、媒体用紙１を挟持しながら回転し、矢印Ａ方向に
媒体用紙１を搬送する。矢印Ａ方向に示される搬送方向
に対して、媒体用紙１が斜めに搬送されると球形搬送ロ
ーラ８は、ロール状媒体用紙１ａが付与するバックテン
ションによって斜めに回転する。これによって、媒体用
紙１の斜行を修正することができる。
ータ５の回転力は第１の歯車５ａから第２の歯車５ｂに
伝わり、駆動シャフト７を経由して、駆動ローラ７ａを
矢印Ｉ方向に回転させ、さらに球形搬送ローラ８に伝わ
る。球形搬送ローラ８は図示しないピンチローラと対に
なり、媒体用紙１を挟持しながら回転し、矢印Ａ方向に
媒体用紙１を搬送する。矢印Ａ方向に示される搬送方向
に対して、媒体用紙１が斜めに搬送されると球形搬送ロ
ーラ８は、ロール状媒体用紙１ａが付与するバックテン
ションによって斜めに回転する。これによって、媒体用
紙１の斜行を修正することができる。
【００３０】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の斜行修正
機構においては、媒体用紙が搬送方向に対して斜めに搬
送され、かつ、ロール状媒体用紙の軸線と搬送シャフト
の軸線とが平行になっている場合、ロール状媒体用紙が
付与するバックテンションによって、斜行を修正する力
が働く。搬送ローラは回転するたびに第１のバネと第２
のバネの弾性力に抗して、搬送シャフトをガイドにして
移動し、これと共に媒体用紙も斜行を是正する方向に移
動し、斜行を修正することが可能になる。
機構においては、媒体用紙が搬送方向に対して斜めに搬
送され、かつ、ロール状媒体用紙の軸線と搬送シャフト
の軸線とが平行になっている場合、ロール状媒体用紙が
付与するバックテンションによって、斜行を修正する力
が働く。搬送ローラは回転するたびに第１のバネと第２
のバネの弾性力に抗して、搬送シャフトをガイドにして
移動し、これと共に媒体用紙も斜行を是正する方向に移
動し、斜行を修正することが可能になる。
【００３１】また、本発明によれば、一部を切取った搬
送ローラを備えることにより、斜行修正後にも常に搬送
ローラに加わっていた搬送ローラを中間に戻そうとする
力を残すことなく、より効率よく斜行を修正できる。
送ローラを備えることにより、斜行修正後にも常に搬送
ローラに加わっていた搬送ローラを中間に戻そうとする
力を残すことなく、より効率よく斜行を修正できる。
【００３２】また、本発明によれば、媒体用紙を搬送す
る球形搬送ローラと駆動ローラを備えたことにより、斜
行を修正することができる。
る球形搬送ローラと駆動ローラを備えたことにより、斜
行を修正することができる。
【００３３】また、本発明によれば、媒体用紙の斜行を
修正できる画像形成装置を提供できる。
修正できる画像形成装置を提供できる。
【図１】本発明の第１の実施の形態を示す斜視図であ
る。
る。
【図２】本発明の第１の実施の形態の原理を説明するた
めの斜視図である。
めの斜視図である。
【図３】本発明の第１の実施の形態の原理を説明するた
めの斜視図である。
めの斜視図である。
【図４】本発明の第２の実施の形態を示す斜視図であ
る。
る。
【図５】本発明の第３の実施の形態を示す斜視図であ
る。
る。
１ 媒体用紙 １ａ ロール状媒体用紙 ２ スプール ２ａ ストッパ ３ 搬送シャフト ３ａ 搬送ローラ ３ｂ Ｄカット搬送ローラ ３ｃ Ｄカット面 ４ 第１のバネ ４ａ 第２のバネ ５ モータ ５ａ 第１の歯車 ５ｂ 第２の歯車 ６ 第１のフランジ ６ａ 第２のフランジ ７ 駆動シャフト ７ａ 駆動ローラ ８ 球形搬送ローラ ９ 筒状把持体 １０ 筒状把持体の支持シャフト
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成１１年３月８日
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正２】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００９
【補正方法】変更
【補正内容】
【０００９】さらに、前記斜行修正機構を用いた画像形
成装置であることを特徴としている。
成装置であることを特徴としている。
【手続補正３】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００１０
【補正方法】削除
【手続補正４】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００１１
【補正方法】削除
Claims (7)
- 【請求項１】 ピンチローラと対になって、記録または
読み取り用の媒体用紙を挟持する搬送ローラと、前記媒
体用紙が巻回されたロール状媒体用紙の軸線を前記搬送
ローラの軸線と平行にし、かつ前記媒体用紙の搬送方向
および相反する方向にのみ自由度をもって、前記ロール
状媒体用紙を回転自在に支持するスプールと、前記搬送
ローラの中心を支持して回転力を伝え、前記搬送ローラ
が前記媒体用紙を含む面内で前記媒体用紙の搬送方向と
直交する軸上を移動する際のガイドとなる搬送シャフト
と、前記搬送ローラを前記搬送シャフトに沿って、移動
させる程度の弾性力を有する第１および第２のバネとで
構成する斜行修正機構。 - 【請求項２】 前記第１および第２のバネがゴムを含む
弾性体である請求項１記載の斜行修正機構。 - 【請求項３】 前記搬送ローラがＤカットされている請
求項１記載の斜行修正機構。 - 【請求項４】 前記搬送シャフトに直交する前記搬送ロ
ーラの断面が楕円である請求項１記載の斜行修正機構。 - 【請求項５】 ピンチローラと対になって、記録または
読み取り用の媒体用紙を挟持する球形搬送ローラと、前
記球形搬送ローラを全方向に回転可能なように把持する
筒状把持体と、前記球形搬送ローラに接触して、回転力
を伝える駆動ローラと、前記媒体用紙が巻回されたロー
ル状媒体用紙の軸線を前記駆動ローラの軸線と平行に
し、かつ前記媒体用紙の搬送方向および相反する方向の
み自由度をもって、前記ロール状媒体用紙を回転自在に
支持するスプールと、前記駆動ローラを支持する駆動シ
ャフトとで構成する斜行修正機構。 - 【請求項６】 前記搬送ローラおよび前記球形搬送ロー
ラの素材がゴムである請求項１または５記載の斜行修正
機構。 - 【請求項７】 請求項１、２、３、４、５または６記載
の斜行修正機構を用いた画像形成装置。
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|---|---|---|---|
| JP11691998A JP2928228B1 (ja) | 1998-04-27 | 1998-04-27 | 斜行修正機構 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11691998A JP2928228B1 (ja) | 1998-04-27 | 1998-04-27 | 斜行修正機構 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2928228B1 JP2928228B1 (ja) | 1999-08-03 |
| JPH11310360A true JPH11310360A (ja) | 1999-11-09 |
Family
ID=14698922
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11691998A Expired - Fee Related JP2928228B1 (ja) | 1998-04-27 | 1998-04-27 | 斜行修正機構 |
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| Country | Link |
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| JP (1) | JP2928228B1 (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102530622A (zh) * | 2010-12-16 | 2012-07-04 | 株式会社理光 | 歪斜校正设备、纸张输送设备及成像设备 |
| CN103434825A (zh) * | 2013-08-01 | 2013-12-11 | 黄平 | 一种可调节转速的压轮组件 |
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1998
- 1998-04-27 JP JP11691998A patent/JP2928228B1/ja not_active Expired - Fee Related
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|---|---|
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