JPH11309774A - 中空体のブロー成形装置 - Google Patents
中空体のブロー成形装置Info
- Publication number
- JPH11309774A JPH11309774A JP13599898A JP13599898A JPH11309774A JP H11309774 A JPH11309774 A JP H11309774A JP 13599898 A JP13599898 A JP 13599898A JP 13599898 A JP13599898 A JP 13599898A JP H11309774 A JPH11309774 A JP H11309774A
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- JP
- Japan
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- mold
- pair
- hollow body
- blow molding
- split molds
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- Pending
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- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 パリソンの自重によるドローダウンと、型締
めの不具合による成形不良を無くして、肉厚の均等な中
空体をブロー成形することができる装置を提供する。 【解決手段】 一対の分割金型の一方の金型１と他方の
金型２とをそれらの下方部位で一つの軸９による軸止め
構造により互いに連結して開閉自在とする。一方の金型
１と他方の金型２の上部を、型開閉機構３，４を構成す
る背板５，６に軸止め構造により連結する。一方の金型
１と他方の金型２の背面を背板５，６により押圧して型
締めを完了する構成とする。
めの不具合による成形不良を無くして、肉厚の均等な中
空体をブロー成形することができる装置を提供する。 【解決手段】 一対の分割金型の一方の金型１と他方の
金型２とをそれらの下方部位で一つの軸９による軸止め
構造により互いに連結して開閉自在とする。一方の金型
１と他方の金型２の上部を、型開閉機構３，４を構成す
る背板５，６に軸止め構造により連結する。一方の金型
１と他方の金型２の背面を背板５，６により押圧して型
締めを完了する構成とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラスチックの中
空体をブロー成形する一対の分割金型と、この一対の分
割金型の型開閉機構とで構成される中空体のブロー成形
装置に関する。
空体をブロー成形する一対の分割金型と、この一対の分
割金型の型開閉機構とで構成される中空体のブロー成形
装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】プラスチックの中空体をブロー成形する
には、溶融したパリソンを押出ヘッドから押し出して、
開いた一対の分割金型間に配置し、次いで分割金型を型
締めしした後、パリソン内に圧力流体を導入することに
より、パリソンを金型のキャビティ形状に成形する工程
を経ることにより行われる。
には、溶融したパリソンを押出ヘッドから押し出して、
開いた一対の分割金型間に配置し、次いで分割金型を型
締めしした後、パリソン内に圧力流体を導入することに
より、パリソンを金型のキャビティ形状に成形する工程
を経ることにより行われる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、ブロー
成形において、押出ヘッドから押し出されるパリソン
は、加熱溶融状態であるから、押し出すにつれてその自
重により上部が薄くなる現象、いわゆるドローダウンを
起こす。このため、特に上下方向に長い中空体や薄肉の
中空体をブロー成形する場合においては、中空体の上部
の肉厚が薄くなることは避け難く、均等な肉厚の中空体
をブロー成形することが難しいのが実状である。
成形において、押出ヘッドから押し出されるパリソン
は、加熱溶融状態であるから、押し出すにつれてその自
重により上部が薄くなる現象、いわゆるドローダウンを
起こす。このため、特に上下方向に長い中空体や薄肉の
中空体をブロー成形する場合においては、中空体の上部
の肉厚が薄くなることは避け難く、均等な肉厚の中空体
をブロー成形することが難しいのが実状である。
【０００４】ところで、平成９年３月４日に出願公開さ
れた特開平９−５７８３８号公報においては、一対の分
割金型をその下部が先行して閉じ、次いで下部から上部
方向に順次閉じるように型締めを完了する構成とするこ
とにより、パリソンを一対の分割金型の下部で支持して
その自重によるドローダウンを防止し、肉厚の均等な成
形品を得ようとする技術を提案している。
れた特開平９−５７８３８号公報においては、一対の分
割金型をその下部が先行して閉じ、次いで下部から上部
方向に順次閉じるように型締めを完了する構成とするこ
とにより、パリソンを一対の分割金型の下部で支持して
その自重によるドローダウンを防止し、肉厚の均等な成
形品を得ようとする技術を提案している。
【０００５】前掲の特開平９−５７８３８号公報の提案
は、パリソンのドローダウンに起因して発生する成形品
の肉厚の不整度を効果的に改善することができる優れた
技術であるが、一対の分割金型の型締め完了に至る工程
において、その一方の金型と他方の金型とが平行となる
ように姿勢を修正するため、一方の金型と他方の金型の
下部を２つの軸支持構造とし、かつ上部を型締め方向に
押圧する構造としているので、型締め完了時において一
方の金型と他方の金型の下部の締まりが不完全となりが
ちで、成形不良の発生原因となることが分かった。
は、パリソンのドローダウンに起因して発生する成形品
の肉厚の不整度を効果的に改善することができる優れた
技術であるが、一対の分割金型の型締め完了に至る工程
において、その一方の金型と他方の金型とが平行となる
ように姿勢を修正するため、一方の金型と他方の金型の
下部を２つの軸支持構造とし、かつ上部を型締め方向に
押圧する構造としているので、型締め完了時において一
方の金型と他方の金型の下部の締まりが不完全となりが
ちで、成形不良の発生原因となることが分かった。
【０００６】そこで、本発明は、このような問題の解消
を図るものであって、一対の分割金型間に配置されるパ
リソンを、型締め時に一対の分割金型の下部を先行させ
て閉じることにより、一対の分割金型の下部で支持して
その自重によるドローダウン現象を防止し、もって、ブ
ロー成形によって肉厚の均等な中空体を得ることができ
るとともに、一対の分割金型の一方の金型と他方の金型
とをそれらの下方部位で一つの軸による軸止め構造によ
り互いに連結し、一方の金型と他方の金型の上部を軸止
め構造により型開閉機構に連結した構成とすることによ
り、一方の金型と他方の金型を型締め完了に至る工程に
おいて平行を保持して完全な型締めができ、成形不良が
生じない中空体のブロー成形装置を提供することを目的
とする。
を図るものであって、一対の分割金型間に配置されるパ
リソンを、型締め時に一対の分割金型の下部を先行させ
て閉じることにより、一対の分割金型の下部で支持して
その自重によるドローダウン現象を防止し、もって、ブ
ロー成形によって肉厚の均等な中空体を得ることができ
るとともに、一対の分割金型の一方の金型と他方の金型
とをそれらの下方部位で一つの軸による軸止め構造によ
り互いに連結し、一方の金型と他方の金型の上部を軸止
め構造により型開閉機構に連結した構成とすることによ
り、一方の金型と他方の金型を型締め完了に至る工程に
おいて平行を保持して完全な型締めができ、成形不良が
生じない中空体のブロー成形装置を提供することを目的
とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の請求項１に係る中空体のブロー成形装置は、
中空体をブロー成形する一対の分割金型と、この一対の
分割金型の型開閉機構とで構成される中空体のブロー成
形装置において、上記一対の分割金型の一方の金型と他
方の金型とをそれらの下方部位で一つの軸による軸止め
構造により互いに連結して開閉自在とするとともに、一
方の金型と他方の金型の上部を上記型開閉機構に軸止め
構造により連結して成ることを特徴とするものである。
の本発明の請求項１に係る中空体のブロー成形装置は、
中空体をブロー成形する一対の分割金型と、この一対の
分割金型の型開閉機構とで構成される中空体のブロー成
形装置において、上記一対の分割金型の一方の金型と他
方の金型とをそれらの下方部位で一つの軸による軸止め
構造により互いに連結して開閉自在とするとともに、一
方の金型と他方の金型の上部を上記型開閉機構に軸止め
構造により連結して成ることを特徴とするものである。
【０００８】本発明の請求項２に係る中空体のブロー成
形装置は、請求項１の構成において、一対の分割金型の
型開閉機構は、一方の金型と他方の金型の背面にそれぞ
れ対向する背板を備えていて、一方の金型と他方の金型
の上部はそれぞれ対向する背板に軸止め構造により連結
されており、一対の分割金型はその一方の金型と他方の
金型の背面を背板により押圧して型締めを完了するよう
に構成されていることを特徴とするものである。
形装置は、請求項１の構成において、一対の分割金型の
型開閉機構は、一方の金型と他方の金型の背面にそれぞ
れ対向する背板を備えていて、一方の金型と他方の金型
の上部はそれぞれ対向する背板に軸止め構造により連結
されており、一対の分割金型はその一方の金型と他方の
金型の背面を背板により押圧して型締めを完了するよう
に構成されていることを特徴とするものである。
【０００９】
【発明の実施の形態】図１は本発明に係る中空体のブロ
ー成形装置の一実施の形態を示し、一対の分割金型の型
締め完了態様を示す側面図、図２は一対の分割金型の型
開き態様を示す側面図、図３は一方の金型側をそのキャ
ビティ側から見た正面図である。
ー成形装置の一実施の形態を示し、一対の分割金型の型
締め完了態様を示す側面図、図２は一対の分割金型の型
開き態様を示す側面図、図３は一方の金型側をそのキャ
ビティ側から見た正面図である。
【００１０】一対の分割金型は、一方の金型１と他方の
金型２とで成る。３，４は型開閉機構であり、５，６は
その背板である。一方の金型１と他方の金型２には、そ
れらの下部に下方に延びる下部連結部材７，８が取り付
けてあり、この下部連結部材７，８の下端は、一つの軸
９による軸止め構造により互いに連結して、一方の金型
１と他方の金型２は、それらの下方部位を上記軸止め構
造の軸９を軸心として、図２に示すように、逆ハ字状に
開閉自在と成している。上記軸止め構造においては、一
方の金型１と他方の金型２が型締め完了に至る工程で互
いに平行を保つように、下部連結部材７，８を軸９によ
る軸止め方向に屈曲状に形成するとともに、軸９に対し
て若干の遊びを設けておくとよい。
金型２とで成る。３，４は型開閉機構であり、５，６は
その背板である。一方の金型１と他方の金型２には、そ
れらの下部に下方に延びる下部連結部材７，８が取り付
けてあり、この下部連結部材７，８の下端は、一つの軸
９による軸止め構造により互いに連結して、一方の金型
１と他方の金型２は、それらの下方部位を上記軸止め構
造の軸９を軸心として、図２に示すように、逆ハ字状に
開閉自在と成している。上記軸止め構造においては、一
方の金型１と他方の金型２が型締め完了に至る工程で互
いに平行を保つように、下部連結部材７，８を軸９によ
る軸止め方向に屈曲状に形成するとともに、軸９に対し
て若干の遊びを設けておくとよい。
【００１１】型開閉機構３，４を構成する背板５，６
は、それぞれ一方の金型１と他方の金型２の背面に対向
しており、一方の金型１と他方の金型２の上部は、それ
ぞれ対向する背板５，６に、上部連結部材１０，１１を
介して、かつ上部連結部材１０，１１との間の軸１２，
１３による軸止め構造により連結されていて、一方の金
型１と他方の金型２は、それらの背面を背板５，６によ
り押圧して型締めを完了するように構成されている。型
開閉機構３，４を構成する背板５，６には、それぞれ油
圧等のシリンダ１４，１５が連結されており、一方の金
型１と他方の金型２を開閉駆動する。一方の金型１と他
方の金型２の背面に対向する背板５，６は、図１に示す
ように、型締め完了に至る工程でそれぞれ一方の金型１
と他方の金型２の背面全体に当接しており、一方の金型
１と他方の金型２の全体を均等に型締めする構成と成っ
ている。
は、それぞれ一方の金型１と他方の金型２の背面に対向
しており、一方の金型１と他方の金型２の上部は、それ
ぞれ対向する背板５，６に、上部連結部材１０，１１を
介して、かつ上部連結部材１０，１１との間の軸１２，
１３による軸止め構造により連結されていて、一方の金
型１と他方の金型２は、それらの背面を背板５，６によ
り押圧して型締めを完了するように構成されている。型
開閉機構３，４を構成する背板５，６には、それぞれ油
圧等のシリンダ１４，１５が連結されており、一方の金
型１と他方の金型２を開閉駆動する。一方の金型１と他
方の金型２の背面に対向する背板５，６は、図１に示す
ように、型締め完了に至る工程でそれぞれ一方の金型１
と他方の金型２の背面全体に当接しており、一方の金型
１と他方の金型２の全体を均等に型締めする構成と成っ
ている。
【００１２】図２に示すように、１６は押出ヘッド、１
７はパリソンである。また、図３に示すように、１８は
一方の金型１のキャビティであり、他方の金型２もキャ
ビティを有している（図示せず）。
７はパリソンである。また、図３に示すように、１８は
一方の金型１のキャビティであり、他方の金型２もキャ
ビティを有している（図示せず）。
【００１３】以上のように構成された装置により、中空
体をブロー成形するには、図２に示すように、一方の金
型１と他方の金型２を下方部位の軸止め構造の軸９を軸
心として、下部が狭くかつ上方が広く開くように、逆ハ
字状に型開きし、押出ヘッド１６から加熱溶融したパリ
ソン１７を押し出して一方の金型１と他方の金型２間に
配置する。次いで、型開閉機構３，４のシリンダ１４，
１５を型締め方向に駆動して、一方の金型１と他方の金
型２を型締めする方向に背板５，６を押し出せば、その
過程で一方の金型１と他方の金型２はその下部が先行し
て閉じるように型締めが進行して、一方の金型１と他方
の金型２の下部でパリソン１７が挟持される。このた
め、一方の金型１と他方の金型２間に配置されたパリソ
ン１７の自重によるドローダウンが防止される。そし
て、背板５，６がさらに型締め方向に押し出されると、
一方の金型１と他方の金型２はその下部から上部方向に
順次閉じるように型締めが進行して、型締め完了に至る
工程では一方の金型１と他方の金型２が互いに平行を保
って、図１に示すように型締めが完了する。そして、型
締め完了後、パリソン１７内に圧力流体を導入して中空
体をブロー成形する。
体をブロー成形するには、図２に示すように、一方の金
型１と他方の金型２を下方部位の軸止め構造の軸９を軸
心として、下部が狭くかつ上方が広く開くように、逆ハ
字状に型開きし、押出ヘッド１６から加熱溶融したパリ
ソン１７を押し出して一方の金型１と他方の金型２間に
配置する。次いで、型開閉機構３，４のシリンダ１４，
１５を型締め方向に駆動して、一方の金型１と他方の金
型２を型締めする方向に背板５，６を押し出せば、その
過程で一方の金型１と他方の金型２はその下部が先行し
て閉じるように型締めが進行して、一方の金型１と他方
の金型２の下部でパリソン１７が挟持される。このた
め、一方の金型１と他方の金型２間に配置されたパリソ
ン１７の自重によるドローダウンが防止される。そし
て、背板５，６がさらに型締め方向に押し出されると、
一方の金型１と他方の金型２はその下部から上部方向に
順次閉じるように型締めが進行して、型締め完了に至る
工程では一方の金型１と他方の金型２が互いに平行を保
って、図１に示すように型締めが完了する。そして、型
締め完了後、パリソン１７内に圧力流体を導入して中空
体をブロー成形する。
【００１４】このように、本発明によれば、一対の分割
金型を成す一方の金型１と他方の金型２間に配置される
パリソン１７を、型締め工程で一方の金型１と他方の金
型２の下部を先行させて閉じることにより、一方の金型
１と他方の金型２の下部で支持するので、一方の金型１
と他方の金型２の間に配置されたパリソン１７にはその
自重によるドローダウンが生じない。このため、ブロー
成形によって肉厚の均等な中空体が得られる。特に、上
下方向に長い中空体や薄肉の中空体をブロー成形する場
合において、均等な肉厚のものを得ることができる。
金型を成す一方の金型１と他方の金型２間に配置される
パリソン１７を、型締め工程で一方の金型１と他方の金
型２の下部を先行させて閉じることにより、一方の金型
１と他方の金型２の下部で支持するので、一方の金型１
と他方の金型２の間に配置されたパリソン１７にはその
自重によるドローダウンが生じない。このため、ブロー
成形によって肉厚の均等な中空体が得られる。特に、上
下方向に長い中空体や薄肉の中空体をブロー成形する場
合において、均等な肉厚のものを得ることができる。
【００１５】しかも、本発明によれば、一対の分割金型
を成す一方の金型１と他方の金型２とを、それらの下方
部位で一つの軸９による軸止め構造により互いに連結
し、一方の金型１と他方の金型２の上部を、それぞれ対
向する背板５，６に、上部連結部材１０，１１を介し
て、かつ上部連結部材１０，１１との間の軸１２，１３
による軸止め構造により連結していて、一方の金型１と
他方の金型２は、それらの背面を背板５，６により押圧
して型締めを完了するように構成されているので、一方
の金型１と他方の金型２を型締め完了に至る工程におい
て平行を保持して完全な型締めができる。このため、特
に一対の分割金型１，２の下部に型締めの不具合が生ぜ
ず、成形不良が発生しない。
を成す一方の金型１と他方の金型２とを、それらの下方
部位で一つの軸９による軸止め構造により互いに連結
し、一方の金型１と他方の金型２の上部を、それぞれ対
向する背板５，６に、上部連結部材１０，１１を介し
て、かつ上部連結部材１０，１１との間の軸１２，１３
による軸止め構造により連結していて、一方の金型１と
他方の金型２は、それらの背面を背板５，６により押圧
して型締めを完了するように構成されているので、一方
の金型１と他方の金型２を型締め完了に至る工程におい
て平行を保持して完全な型締めができる。このため、特
に一対の分割金型１，２の下部に型締めの不具合が生ぜ
ず、成形不良が発生しない。
【００１６】
【発明の効果】本発明によれば、一対の分割金型間に配
置されるパリソンを、型締め時に一対の分割金型の下部
を先行させて閉じることにより、一対の分割金型の下部
で支持してその自重によるドローダウン現象を防止し、
もって、ブロー成形によって肉厚の均等な中空体を得る
ことができるとともに、一対の分割金型の一方の金型と
他方の金型とをそれらの下方部位で一つの軸による軸止
め構造により互いに連結し、一方の金型と他方の金型の
上部を軸止め構造により型開閉機構に連結した構成とす
ることにより、一方の金型と他方の金型を型締め完了に
至る工程において平行を保持して完全な型締めができ、
成形不良が生じない中空体のブロー成形装置を提供する
ことができる。
置されるパリソンを、型締め時に一対の分割金型の下部
を先行させて閉じることにより、一対の分割金型の下部
で支持してその自重によるドローダウン現象を防止し、
もって、ブロー成形によって肉厚の均等な中空体を得る
ことができるとともに、一対の分割金型の一方の金型と
他方の金型とをそれらの下方部位で一つの軸による軸止
め構造により互いに連結し、一方の金型と他方の金型の
上部を軸止め構造により型開閉機構に連結した構成とす
ることにより、一方の金型と他方の金型を型締め完了に
至る工程において平行を保持して完全な型締めができ、
成形不良が生じない中空体のブロー成形装置を提供する
ことができる。
【図１】本発明に係る中空体のブロー成形装置の一実施
の形態を示し、一対の分割金型の型締め完了態様を示す
側面図である。
の形態を示し、一対の分割金型の型締め完了態様を示す
側面図である。
【図２】一対の分割金型の型開き態様を示す側面図であ
る。
る。
【図３】一方の金型側をそのキャビティ側から見た正面
図である。
図である。
１ 一方の金型 ２ 他方の金型 ３．４ 型開閉機構 ５，６ 背板 ７，８ 下部連結部材 ９ 軸 １０，１１ 上部連結部材 １２，１３ 軸 １４，１５ シリンダ １６ 押出ヘッド １７ パリソン １８ キャビティ
Claims (2)
- 【請求項１】 中空体をブロー成形する一対の分割金型
と、この一対の分割金型の型開閉機構とで構成される中
空体のブロー成形装置において、上記一対の分割金型の
一方の金型と他方の金型とをそれらの下方部位で一つの
軸による軸止め構造により互いに連結して開閉自在とす
るとともに、一方の金型と他方の金型の上部を上記型開
閉機構に軸止め構造により連結して成ることを特徴とす
る中空体のブロー成形装置。 - 【請求項２】 一対の分割金型の型開閉機構は、一方の
金型と他方の金型の背面にそれぞれ対向する背板を備え
ていて、一方の金型と他方の金型の上部はそれぞれ対向
する背板に軸止め構造により連結されており、一対の分
割金型はその一方の金型と他方の金型の背面を背板によ
り押圧して型締めを完了するように構成されていること
を特徴とする請求項１記載の中空体のブロー成形装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13599898A JPH11309774A (ja) | 1998-04-30 | 1998-04-30 | 中空体のブロー成形装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13599898A JPH11309774A (ja) | 1998-04-30 | 1998-04-30 | 中空体のブロー成形装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11309774A true JPH11309774A (ja) | 1999-11-09 |
Family
ID=15164815
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13599898A Pending JPH11309774A (ja) | 1998-04-30 | 1998-04-30 | 中空体のブロー成形装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11309774A (ja) |
-
1998
- 1998-04-30 JP JP13599898A patent/JPH11309774A/ja active Pending
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