JPH11309288A - ミシン及びミシンの縫針保持装置 - Google Patents

ミシン及びミシンの縫針保持装置

Info

Publication number
JPH11309288A
JPH11309288A JP10134597A JP13459798A JPH11309288A JP H11309288 A JPH11309288 A JP H11309288A JP 10134597 A JP10134597 A JP 10134597A JP 13459798 A JP13459798 A JP 13459798A JP H11309288 A JPH11309288 A JP H11309288A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
needle
contact
sewing
sewing machine
sewing needle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10134597A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3829472B2 (ja
Inventor
Nobuhiko Funato
伸彦 船渡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP13459798A priority Critical patent/JP3829472B2/ja
Priority to US09/298,178 priority patent/US6148750A/en
Publication of JPH11309288A publication Critical patent/JPH11309288A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3829472B2 publication Critical patent/JP3829472B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B55/00Needle holders; Needle bars
    • D05B55/02Devices for fastening needles to needle bars

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Sewing Machines And Sewing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造が簡単で且つ小型化が図れ、しかも縫針
を正規の取付け位置に簡単に且つ確実に取付けでき、更
に低コスト化が図れるようなミシンに用いる縫針保持装
置を提供すること。 【解決手段】 針保持部12の針挿入穴12cに縫針7
の頭部を装着する一方、連通部13に形成した連通穴1
3aに接触子14を挿入し、更に接触子14と別体の締
め付けビス15を回転操作して接触子14を押し込むこ
とで縫針7を押圧状に固定する。このとき、接触子14
と締め付けビス15とは別体であるから、接触子14は
回転することなく、連通穴13aを介して縫針7を押圧
方向に移動するので、縫針7を傾斜させたり下方に移動
させることなく正規の取付け位置に簡単に且つ確実に取
付けることができる。また、連通穴13aに接触子14
と締め付けビス15とを設けるだけなので、縫針保持装
置10を簡単な構造にできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ミシン及びミシン
の縫針保持装置に関し、特に縫針を取付け位置精度良く
針抱きに取付けできるようにした技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、家庭用の電子制御式ミシンや工業
用ミシンなどの種々のミシンにおいては、ミシンモータ
で駆動されるミシン主軸を介して針棒が上下駆動され、
この針棒の下端部には、縫針保持装置を介して縫針が着
脱可能に装着されている。そして、この針棒により上下
動する縫針と、この縫針の上下動と調時して駆動される
糸輪捕捉用釜との協働で縫目が形成されるようになって
いる。
【0003】前記縫針保持装置は、一般に、針棒の下端
部に固定され、取付け操作ネジを螺合させる為の連通穴
に雄ネジが形成されるとともに、縫針を針挿入穴を介し
て保持可能な針抱きと、連通穴に螺合させることで、縫
針を針抱きに押圧固定する取付け操作ネジ等で構成さ
れ、取付け操作ネジを針抱きの連通穴にねじ込むことに
より、針抱きの針挿入穴に保持された縫針の頭部を、こ
の取付け操作ネジの先端部と針抱きとで押圧固定するよ
うになっている。
【0004】ところで、実開昭49−90359号に記
載の「ミシンの針止め」においては、針棒の下端部に平
面視略楔状の針止め体を支持し、この針止め体に螺合す
る止めネジをねじ込むことにより、針止め体が針棒に対
して相対移動し、針棒と針止め体との間に挿入させた縫
針の頭部を、これら針止め体と針棒とで押圧固定するよ
うにしている。また、実開昭49−105361号に記
載の「ミシンの針棒」においては、針棒の下端部に、縫
針を保持可能な針抱きと表裏判定板とを取付け、針抱き
に螺合させた取付け操作ネジをねじ込むことにより、針
抱きが針棒に対して相対移動し、針抱きと針棒とで針棒
の頭部を押圧固定するようにしている。
【0005】更に、実開昭59−37986号に記載の
「ミシンの止め具」においては、針棒の下端部に針抱き
を取付けるとともに、その針抱きの内部にスペーサを設
け、針抱きに螺合させた締めネジをねじ込むことによ
り、縫針の頭部を針棒とスペーサとで押圧固定するよう
にしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、従来
の家庭用や工業用の種々のミシンに設けられた縫針保持
装置においては、取付け操作ネジを針抱きの連通部に形
成した雄ネジにねじ込むことにより、回転しながらねじ
込まれる取付け操作ネジの先端部で、針抱きの針挿入穴
に保持された縫針の頭部を針抱きに押圧させて固定する
ようになっているが、縫針を保持する針挿入穴は、縫針
の着脱を許容する為に、縫針頭部の外形寸法よりも幾分
大きく形成されているので、ねじ込んだ取付け操作ネジ
の押圧力で縫針を充分に固定する際に、取付け操作ネジ
の先端部と縫針頭部との摩擦力が大きくなり、縫針はそ
の摩擦力により、取付け操作ネジの回転方向に若干では
あるが回動して傾いた状態で固定されたり、取付け操作
ネジの回転に伴って若干ではあるが下方に移動した状態
で固定される場合がある。
【0007】即ち、縫針が正規の取付け位置に対して傾
いたり下降した取付け状態で縫製動作を実行したときに
は、縫針の目孔が正規の位置からズレることになり、糸
輪捕捉用釜の剣先で目孔から延びる上糸の糸輪を捕捉で
きずに目飛びが発生したり、糸輪捕捉用釜と干渉して縫
針が破損するという問題がある。ところで、実開昭49
−90359号の技術においては、針棒の下端部にクサ
ビ状の加工を施す必要があり、またその加工精度が要求
されるので、製作工程が複雑化すること、針止め体が複
雑な形状でしかも大型化すること、製作コストが高くな
ること、更に針止めの構造が複雑化すること、などの問
題がある。
【0008】また、実開昭49−105361号の技術
においては、針棒の下端部を針抱きに挿通させ、しかも
取付け操作ネジをねじ込むことで針抱きを針棒に対して
相対移動させる構造になっているので、針抱きが大型化
し且つその構造が複雑になること、製作コストが高くな
ること、などの問題がある。更に、特開昭59−379
86号の技術においては、針棒の下端部にスペーサを回
動可能に段付きネジで取付けるので取付け作業が複雑化
すること、針棒の下端部に縫針やスペーサを支持する加
工を施す加工工程を必要とすること、針止具の構造が複
雑になること、などの問題がある。
【0009】本発明の目的は、構造が簡単で且つ小型化
が図れ、しかも縫針を正規の取付け位置に簡単に且つ確
実に取付けでき、更に低コスト化が図れるようなミシン
に用いる縫針保持装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1のミシンは、上
下動可能な針棒と、針棒の下端部に装着される針抱きで
あって、縫針を保持する為の針保持部とこの針保持部に
連通する連通部とを備えた針抱きと、針抱きの連通部に
装着されて縫針に接触可能な接触子と、接触子と別体で
接触子の装着後に連通部に挿入されて接触子の位置を規
定する為の規定部材と、規定部材と接触子を介して縫針
を固定する為に操作される操作部材とを備えたものであ
る。
【0011】上下動可能な針棒の下端部に装着された針
抱きには、縫針を保持する為の針保持部と、この針保持
部に連通する連通部とが設けられているので、針保持部
に縫針の頭部を装着し、接触子の先端部が縫針に接触す
るように接触子を連通部に装着し、その後に連通部に規
定部材を挿入することで、接触子の位置は縫針の頭部と
規定部材とに夫々当接することで位置決めされる。そし
て、操作部材を回転操作するなどして押し込み操作する
ことで、縫針は操作部材で押し込まれる規定部材と接触
子を介して針保持部に押圧状に固定される。即ち、縫針
を押圧状に固定する際に、接触子と規定部材とは別体な
ので、少なくとも接触子は回転することなく連通部を介
して縫針を押圧する方向に移動するだけなので、縫針は
傾斜したり下方に移動することなく正規の取付け位置に
取付けられる。
【0012】請求項2のミシンは、請求項1の発明にお
いて、前記操作部材と規定部材とが一体形成されたこと
を特徴とするものである。この場合には、操作部材と規
定部材とを一体形成したので、部品点数を減らすことが
できるとともに、組付け作業が簡単化する。その他請求
項1と同様の作用を奏する。
【0013】請求項3のミシンは、請求項1又は2の発
明において、前記操作部材は、連通部に設けられた雌ネ
ジ部に螺合する雄ネジ部を有することを特徴とするもの
である。この場合、操作部材には雄ネジ部が形成されて
いるので、操作部材を連通部の雌ネジ部に螺合させなが
らねじ込むことにより、規定部材と接触子を介して縫針
が針保持部に強力に固定される。このとき、接触子と規
定部材とは別体なので、接触子が回転することなく、押
圧方向に移動する。その他請求項1又は2と同様の作用
を奏する。
【0014】請求項4のミシンは、請求項1〜3の何れ
か1項の発明において、前記接触子と規定部材とは、面
と面とで接するように構成されたことを特徴とするもの
である。この場合、接触子と規定部材とが面接触するの
で、操作部材の操作による押圧力を規定部材を介して接
触子に効率良く伝達でき、しかもこれら接触子と規定部
材の押圧に対する耐久性が向上する。その他請求項1〜
3の何れか1項と同様の作用を奏する。
【0015】請求項5のミシンの縫針保持装置は、上下
動可能な針棒と、この針棒の下端部に装着され且つ縫針
を保持する為の針保持部とこの針保持部に連通する連通
部とを備えた針抱きとを有するミシンに用いる縫針保持
装置であって、針抱きの連通部に装着されて縫針に接触
可能な接触子と、接触子と別体で接触子の装着後に連通
部に挿入されて接触子の位置を規定する為の規定部材
と、規定部材と接触子を介して縫針を固定する為に操作
される操作部材とを備えたものである。
【0016】上下動可能な針棒の下端部に装着された針
抱きには、縫針を保持する為の針保持部と、この針保持
部に連通する連通部とが設けられているので、針保持部
に縫針の頭部を装着し、接触子の先端部が縫針に接触す
るように接触子を連通部に装着し、その後に連通部に規
定部材を挿入してから、操作部材を回転操作するなどし
て押し込み操作することにより、請求項1と同様に作用
する。
【0017】請求項6のミシンの縫針保持装置は、請求
項5の発明において、前記操作部材と規定部材とが一体
形成されたことを特徴とするものである。この場合に
は、操作部材と規定部材とを一体形成したので、請求項
2と同様に作用する。その他請求項5と同様の作用を奏
する。請求項7のミシンの縫針保持装置は、請求項5又
は6の発明において、前記操作部材は、前記連通部に設
けられた雌ネジ部に螺合する雄ネジ部を有することを特
徴とするものである。この場合、操作部材には雄ネジ部
が形成されているので、操作部材を連通部の雌ネジ部に
螺合させながらねじ込むことにより、請求項3と同様に
作用する。その他請求項5又は6と同様の作用を奏す
る。
【0018】請求項8のミシンの縫針保持装置は、請求
項5〜7の何れか1項の発明において、前記接触子と規
定部材とは、面と面とで接するように構成されたことを
特徴とするものである。この場合、接触子と規定部材と
が面接触するので、請求項4と同様に作用する。その他
請求項5〜7の何れか1項と同様の作用を奏する。
【0019】請求項9のミシンまたはミシンの縫針保持
装置は、前記接触子は操作部材より硬度の高い材質で構
成されていることを特徴とするものである。この場合、
縫針に接触する接触子は操作部材より硬度の高い材質な
ので、縫針の取付けに際して縫針に押圧されても、接触
子が変形することがなく、縫針の取付け位置をずらせる
ことなく、正規の取付け位置に確実に取付けできる。そ
の他請求項1〜7の何れか1項と同様の作用を奏する。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図面を参照しながら説明する。本実施形態は、刺繍
枠駆動機構を備え、種々の刺繍模様の縫製が可能な電子
制御式ミシンに本発明を適用した場合のものである。電
子制御式ミシンMは、図1に示すように、ミシンベッド
部1と、このベッド部1の右端部から立設された脚柱部
2と、この脚柱部2の上端からベッド部1に対向状に左
方に延びるアーム部3などで構成されている。
【0021】ベッド部1には、送り歯を上下動させる送
り歯上下動機構(図示略)及び前後動させる送り歯前後
動機構(図示略)、下糸ボビンを収容し縫針7と協働す
る糸輪捕捉用釜(例えば、水平糸輪捕捉用釜)等が設け
られている。アーム部3には、下端部に縫針保持装置1
0を装着した針棒4を上下動させる針棒上下動機構(図
示略)、針棒4を布送り方向と値する方向に揺動させる
針棒揺動機構(図示略)、天秤5を針棒4の上下動に調
時させて上下動させる天秤上下動機構(図示略)等が設
けられている。
【0022】一方、前記ベッド部1の左端側部分には、
通称フリーアームと称されるフリーベッド部(図示略)
が設けられ、このフリーベッド部に刺繍枠駆動機構6が
着脱可能に装着されている。即ち、刺繍枠駆動機構6の
内部には、図示外の刺繍枠をY方向(前後方向)へ駆動
するY方向駆動機構と、このY方向駆動機構をX方向
(左右方向)へ駆動するX方向駆動機構が組込まれてい
る。次に、前記針棒4に装着される縫針保持装置10に
ついて説明する。
【0023】図2〜図6に示すように、縫針保持装置1
0は、針棒4の下端部に装着される針抱き11と、ピン
状の接触子14と、取付け操作ビス15などで構成され
ている。針抱き11は、針棒4の下端部に装着され且つ
縫針7を保持する針保持部12と、この針保持部12の
下端部から右方に突出した連通部13とが一体的に形成
されている。針保持部12の略上半部には、針棒4の下
端部を嵌入させて取付ける針棒取付け用穴12aが上下
方向向きに形成されるとともに、針抱き11を針棒4に
固定する固定ビス18の為のビス穴12bが形成されて
いる。
【0024】前記接触子14は高炭素綱、超硬材、セラ
ミック等の何れかで構成され、取付け操作ビス15はネ
ジ加工可能な一般綱で、つまり接触子14よりも軟らか
い材質で構成されている。即ち、接触子14は取付け操
作ビス15よりも高い硬度を有し、縫針7に圧接されて
も、従来に比べて変形しにくくなっている。従って、接
触子14の縫針7に接触する先端部の変形を防止する一
方、操作する部分が硬い為に折損するということが発生
していたが、操作する部分を従来と同様に軟らかい素材
で構成することにより防止できる。
【0025】前記針棒取付け用穴12aに対して下方に
連通する針挿入穴12cが形成され、この針挿入穴12
cは、図4、図5に示すように、縫針7の頭部と同様の
形状であり、円を部分的に切欠いた形状に形成されいて
いる。ところで、前記連通部13には、針挿入穴12c
に連通するように水平方向向きの円筒状の連通穴13a
が形成され、この連通穴13aには図5に示すように、
所定長さに亙って雌ネジ部が形成されている。
【0026】即ち、針抱き11の針棒取付け用穴12a
に針棒4の下端部を嵌入させ、固定ビス18をビス穴1
2bにねじ込むことにより、針抱き11が針棒4の下端
部に装着されている。そして、連通穴13aに、この連
通穴13aの内径と略等しい外形を有するピン状の接触
子14が嵌められている。この接触子14の先端部、つ
まり図5における左端部は、円錐状に形成され、縫針7
を効率良く固定できるようになっている。ところで、前
記取付け操作ビス15は、操作部材(ツマミ)16と、
前記連通穴13aの雌ネジ部に螺合する雄ネジ部が設け
られた規定部材17とが一体的に形成されたものであ
り、規定部材17の先端部には、接触子14の外端面と
面で接触する為のストレート部17aが形成されてい
る。
【0027】ここで、針抱き11の下側には、上糸(図
示略)をガイドする針金状の糸ガイド20が取付けられ
ている。次に、縫針7を針抱き11に固定するときの作
用について説明する。縫針7の頭部(上端部)を針挿入
穴12cに挿入させておき、接触子14をその円錐状先
端部を縫針7に当接するように連通穴13aに挿入し、
次に取付け操作ビス15を連通穴13aの雌ネジ部に螺
合させながらねじ込むことにより、接触子14の位置は
縫針7の頭部と取付け操作ビス15とに夫々当接して位
置決めされながら押し込まれる。
【0028】その結果、縫針7は取付け操作ビス15で
押し込まれる接触子14を介して針保持部12に押圧状
に固定される。即ち、操作部材16の時計回り方向への
回転操作で取付け操作ビス15をねじ込んで、縫針7を
押圧状に固定する際に、接触子14と取付け操作ビス1
5とは別体であり、接触子14は回転することなく、連
通穴13aを介して縫針7を押圧する方向に移動するだ
けなので、縫針7を傾斜させたり下方に移動させること
なく、正規の取付け位置に簡単に且つ確実に、しかも強
力に取付けできる。
【0029】このように、針保持部12の針挿入穴12
cに縫針7の頭部を装着する一方、連通穴13aに接触
子14を挿入し、更に取付け操作ビス15を回転操作し
て接触子14を押し込んで、縫針7を押圧状に固定する
際に、接触子14と取付け操作ビス15とは別体である
ことから、接触子14は回転することなく、連通穴13
aを介して縫針7を押圧方向に移動するので、縫針7を
傾斜させたり下方に移動させることなく正規の取付け位
置に簡単に且つ確実に取付けることができる。また、連
通穴13aに接触子14と取付け操作ビス15とを設け
るだけなので、縫針保持装置10を簡単な構造にでき
る。
【0030】また、取付け操作ビス15は操作部材16
と規定部材17とを一体化したものなので、部品点数を
減らすことができるとともに、組付け作業を簡単化する
ことができる。更に、接触子14と取付け操作ビス15
の規定部材17とは、面と面とで接するように構成され
たので、操作部材16の操作による押圧力を規定部材1
7を介して接触子14に伝達する伝達性能を向上でき
る。また、接触子14と規定部材17の押圧に対する耐
久性を高めることができる。
【0031】ここで、従来では、前述した実施の形態の
接触子14と取付け操作ビス15に相当する部材とが同
質で且つ軟質の部材で構成されていたため、回転操作の
特性(硬いと折れることの防止)を優先して構成され、
縫針7に接触する部分が縫針7に押圧されることにより
変形され、その接触する先端部がその変形によって縫針
7と交差して引っ掛かり、締め付け操作に際して縫針7
を一層回転させ易いため、縫針7の取付け位置を所定の
位置からずらすこととなっていたが、前述した実施の形
態においては、接触子14と取付け操作ビス15とが全
く別体として構成されるので、接触子14を圧接されて
も変形しにくい硬材で構成し、取付け操作ビス15は回
転操作の特性上を考慮して軟材で構成することができ、
縫針7による変形による縫針7の取付け位置を所定の位
置からずらすことが一層確実に防止されている。
【0032】接触子14と取付け操作ビス15とを材質
の硬度自体を異なる物を用いて構成したが、素材を同一
にする一方、熱処理により接触子14の硬度を取付け操
作ビス15よりも高めるようにしても良い。尚、回転操
作による押圧の変形を防止するには、従来の取付け操作
ビスの先端部を硬化処理するか、若しくは、先端部に硬
質部材を溶接又は溶着するようにしてもよい。ところ
で、前述した実施の形態においては、接触子14の先端
部の円錐状の斜面は、直線状の斜面をなす曲面である
が、図7に示すように、接触子14Aの先端部は円弧状
の斜面を有する曲面であっても良い。
【0033】また、前述した実施形態においては、接触
子14と取付け操作ビス15とが全くの別体であるが、
別体であるのは、取付け操作ビス15にて縫針7を締め
付ける(即ち、接触子14が縫針7に接近する)際に、
接触子14が取付け操作ビス15の回転に必ずしも取付
け操作ビス15と一体的に回転しないものということで
あって、取付け操作ビス15を緩める(即ち、接触子1
4が縫針7から離間する)際には一体的に回転しても良
い。尚、接触子14の先端部は、図5に示す円錐状であ
っても、図7に示す球面であっても、要するに、これら
接触子14と取付け操作ビス15との接線S1と、接触
子14の進行方向Dを対象軸とした対象線S2が成す角
度αは50°以上が望ましい。
【0034】この角度αはが50°未満のときには、取
付け操作ビス15の締め付け操作により、必要以上の圧
力が縫針7に作用し、針挿入穴12cの壁面を損傷する
恐れがあるからである。具体的には、図8に示すよう
に、取付け操作ビス15が時計回り方向(右回転)に回
転されて縫針7を締め付け、逆に左回転されて縫針7を
緩める構成であれば、右巻きのコイルバネ19の一方を
無負荷状態よりやや広げて接触子14Bの後端部に装着
し、接触子14B及びコイルバネ19の両者間は一体的
に回転する構成とする。このコイルバネ19の他方は、
同様にやや広げて取付け操作ビス15Aのストレート部
17aに接触するように挿通させる。
【0035】そして、取付け操作ビス15が右回転され
るとコイルバネ19はストレート部17aとの間で滑り
(空回り)が発生し、接触子14B及びコイルバネ19
は取付け操作ビス15の回転によって必ずしも取付け操
作ビス15と一体的に回転せず、押圧されて縫針7に接
近する。一方、取付け操作ビス15が左回転されるとコ
イルバネ19はストレート部17aとの間の摩擦でその
半径が狭まり、ストレート部17aを挟み込むようにな
り、接触子14B及びコイルバネ19は取付け操作ビス
15と共に回転及び水平方向に移動可能になり、取付け
操作ビス15によって引かれて縫針7から離間する。
【0036】このように構成することにより、緩め操作
に応じて接触子14Bが取付け操作ビス15と共に退避
するので、針交換時に接触子14Bの先端部が針挿入穴
12cに突出し過ぎて縫針7が所定の深さまで挿入でき
ないことの原因となることが防止される。また、前述し
た実施の形態においては、接触子14は先端部を円錐状
に形成したストレートピンであったが、図9に示すよう
に、接触子14Cは球形状のものであっても良く、その
場合、ストレート部17aの先端部(左端部)には、こ
の球形状の接触子14Cに係合可能な切欠き17bを形
成すれば良い。
【0037】ここで、前記実施形態の変更形態として、
前記連通穴13aの雌ネジ部に螺合する雄ネジ部を形成
した操作部材16と、ピン状の規定部材17とを別体に
構成し、操作部材16をねじ込むことにより、これら規
定部材17と接触子14とを介して縫針7を押圧固定す
るようにしてもよい。また、接触子14を矩形状断面の
軸で構成するようにしてもよい。更に、本発明は前記実
施形態に限定して解釈されるべきではなく、本発明の技
術的思想を逸脱しない範囲において、前記実施形態の各
部の形状や機構に種々の変更を加えることもあり得る。
更に、家庭用や工業用の各種のミシン及びミシンの縫い
場保持装置に本発明を適用し得ることは勿論である。
【0038】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、上下動可能な
針棒と、針保持部と連通部とを備えた針抱きと、接触子
と、規定部材と、操作部材とを設けたので、針保持部に
縫針の頭部を装着する一方、連通部に接触子と規定部材
とを挿入し、操作部材を回転操作するなどして接触子と
規定部材とを押し込むことで、縫針を押圧状に固定する
際に、少なくとも接触子は回転することなく連通部を介
して縫針を押圧する方向に移動するので、縫針を傾斜さ
せたり下方に移動させることなく正規の取付け位置に簡
単に且つ確実に取付けることができる。また、連通部に
接触子と規定部材とを設けるだけなので、縫針の保持機
構を簡単な構造にできる。
【0039】請求項2の発明によれば、請求項1と同様
の効果を奏するが、前記操作部材と規定部材とが一体形
成されたので、部品点数を減らすことができるととも
に、組付け作業を簡単化することができる。請求項3の
発明によれば、請求項1又は2と同様の効果を奏する
が、前記操作部材は、連通部に設けられた雌ネジ部に螺
合する雄ネジ部を有するので、操作部材を連通部の雌ネ
ジ部に螺合させながらねじ込むことで、規定部材と接触
子を介して縫針を針保持部に強力に固定することができ
る。このとき、接触子と規定部材とは別体なので、接触
子は回転することなく押圧方向に移動するので、縫針の
取付けに何ら影響を及ぼすこともない。
【0040】請求項4の発明によれば、請求項1〜3の
何れか1項と同様の効果を奏するが、前記接触子と規定
部材とは、面と面とで接するように構成されたので、操
作部材の操作による押圧力を規定部材を介して接触子に
伝達する伝達性能を向上できる。また、接触子と規定部
材の押圧に対する耐久性を高めることができる。請求項
5の発明によれば、上下動可能な針棒と、針保持部と連
通部とを備えた針抱きとを有するミシンに用いる縫針保
持装置であって、接触子と、規定部材と、操作部材とを
設けたので、請求項1と同様の効果を奏することができ
る。
【0041】請求項6の発明によれば、請求項5と同様
の効果を奏するが、前記操作部材と規定部材とが一体形
成されたので、請求項2と同様の効果を奏する。請求項
7の発明によれば、請求項5又は6と同様の効果を奏す
るが、前記操作部材は、連通部に設けられた雌ネジ部に
螺合する雄ネジ部を有するので、請求項3と同様の効果
を奏する。請求項8の発明によれば、請求項5〜7の何
れか1項と同様の効果を奏するが、前記接触子と規定部
材とは、面と面とで接するように構成されたので、請求
項4と同様の効果を奏する。
【0042】請求項9の発明によれば、請求項1〜8の
何れか1項と同様の効果を奏するが、前記接触子は操作
部材より硬度の高い材質で構成されるので、縫針の取付
けに際して縫針に押圧されても、接触子が変形すること
がなく、縫針の取付け位置をずらせることなく、正規の
取付け位置に確実に取付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る電子制御式ミシンの正
面図である。
【図2】縫針保持装置の正面図である。
【図3】縫針保持装置の側面図である。
【図4】縫針保持装置の底面図である。
【図5】図2のE−E線横断平面図である。
【図6】図2のF−F線縦断側面図である。
【図7】変更形態に係る図5の部分平面図である。
【図8】変更形態に係る図5相当図である。
【図9】変更形態に係る図5の部分平面図である。
【符号の説明】
M 電子制御式ミシン 4 針棒 7 縫針 10 縫針保持装置 11 針抱き 12 針保持部 13 連通部 13a 連通穴 14、14A、14B、14C 接触子 15、15A 取付け操作ビス 16 操作部材 17 規定部材

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下動可能な針棒と、 前記針棒の下端部に装着される針抱きであって、縫針を
    保持する為の針保持部とこの針保持部に連通する連通部
    とを備えた針抱きと、 前記針抱きの連通部に装着されて縫針に接触可能な接触
    子と、 前記接触子と別体で接触子の装着後に連通部に挿入され
    て接触子の位置を規定する為の規定部材と、 前記規定部材と接触子を介して縫針を固定する為に操作
    される操作部材と、 を備えたことを特徴とするミシン。
  2. 【請求項2】 前記操作部材と規定部材とが一体形成さ
    れたことを特徴とする請求項1に記載のミシン。
  3. 【請求項3】 前記操作部材は、前記連通部に設けられ
    た雌ネジ部に螺合する雄ネジ部を有することを特徴とす
    る請求項1又は2に記載のミシン。
  4. 【請求項4】 前記接触子と規定部材とは、面と面とで
    接するように構成されたことを特徴とする請求項1〜3
    の何れか1項に記載のミシン。
  5. 【請求項5】 上下動可能な針棒と、この針棒の下端部
    に装着され且つ縫針を保持する為の針保持部とこの針保
    持部に連通する連通部とを備えた針抱きとを有するミシ
    ンに用いる縫針保持装置であって、 前記針抱きの連通部に装着されて縫針に接触可能な接触
    子と、 前記接触子と別体で接触子の装着後に連通部に挿入され
    て接触子の位置を規定する為の規定部材と、 前記規定部材と接触子を介して縫針を固定する為に操作
    される操作部材と、 を備えたことを特徴とするミシンの縫針保持装置。
  6. 【請求項6】 前記操作部材と規定部材とが一体形成さ
    れたことを特徴とする請求項5に記載のミシンの縫針保
    持装置。
  7. 【請求項7】 前記操作部材は、前記連通部に設けられ
    た雌ネジ部に螺合する雄ネジ部を有することを特徴とす
    る請求項5又は6に記載のミシンの縫針保持装置。
  8. 【請求項8】 前記接触子と規定部材とは、面と面とで
    接するように構成されたことを特徴とする請求項5〜7
    の何れか1項に記載のミシンの縫針保持装置。
  9. 【請求項9】 前記接触子は操作部材より硬度の高い材
    質で構成されていることを特徴とする請求項1〜8の何
    れか1項に記載のミシンまたはミシンの縫針保持装置。
JP13459798A 1998-04-27 1998-04-27 ミシンの縫針保持装置 Expired - Fee Related JP3829472B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13459798A JP3829472B2 (ja) 1998-04-27 1998-04-27 ミシンの縫針保持装置
US09/298,178 US6148750A (en) 1998-04-27 1999-04-23 Sewing needle holding unit

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13459798A JP3829472B2 (ja) 1998-04-27 1998-04-27 ミシンの縫針保持装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11309288A true JPH11309288A (ja) 1999-11-09
JP3829472B2 JP3829472B2 (ja) 2006-10-04

Family

ID=15132122

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13459798A Expired - Fee Related JP3829472B2 (ja) 1998-04-27 1998-04-27 ミシンの縫針保持装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6148750A (ja)
JP (1) JP3829472B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005003425A1 (ja) * 2003-07-01 2005-01-13 Wacoal Corp. ミシン針取付構造及びミシン針
JP2005270654A (ja) * 2004-03-22 2005-10-06 Duerkopp Adler Ag ボタン穴裁断装置を備えたボタン穴ミシン
CN103726239A (zh) * 2013-12-27 2014-04-16 吴江市震宇缝制设备有限公司 一种缝纫机机针接头
KR101928061B1 (ko) * 2017-09-27 2019-02-26 이기선 재봉틀의 바늘대와 재봉틀바늘 결합구조
CN111910352A (zh) * 2020-08-31 2020-11-10 广州流行色服饰有限公司 一种用于缝纫机针的固定装置

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103668809A (zh) * 2013-12-19 2014-03-26 吴江市菀坪宝得利缝制设备机械厂 一种缝纫机机针接头
US20170218544A1 (en) * 2016-02-03 2017-08-03 Shing Ray Sewing Machine Co., Ltd. Sewing machine needle clamp
JP1645080S (ja) * 2019-04-19 2019-11-05
CN117230589B (zh) * 2023-11-10 2024-01-12 佛山奥轩科技有限公司 一种便于更换针头的缝纫装置及其使用方法

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR570931A (fr) * 1923-09-20 1924-05-09 Cie Applic Mecaniques Perfectionnements apportés aux métiers renvideurs
US2319829A (en) * 1940-09-18 1943-05-25 Union Special Machine Co Needle holder
GB760204A (en) * 1954-01-07 1956-10-31 Saab Scania Ab Oil purifying device for internal combustion engines
NL202427A (ja) * 1954-11-29
US3581689A (en) * 1968-12-20 1971-06-01 Felix J Berube Sewing machine construction
JPS4990359A (ja) * 1972-12-29 1974-08-29
NL163196C (nl) * 1973-01-29 1980-08-15 Stamicarbon Werkwijze voor het beluchten van afvalwater.
JPS5937980A (ja) * 1982-08-25 1984-03-01 神奈川県 ミシン用縫製物押え機構
JPS5937986A (ja) * 1982-08-25 1984-03-01 ジャガー株式会社 ミシンの針止具

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005003425A1 (ja) * 2003-07-01 2005-01-13 Wacoal Corp. ミシン針取付構造及びミシン針
JP2005270654A (ja) * 2004-03-22 2005-10-06 Duerkopp Adler Ag ボタン穴裁断装置を備えたボタン穴ミシン
CN103726239A (zh) * 2013-12-27 2014-04-16 吴江市震宇缝制设备有限公司 一种缝纫机机针接头
KR101928061B1 (ko) * 2017-09-27 2019-02-26 이기선 재봉틀의 바늘대와 재봉틀바늘 결합구조
WO2019066425A1 (ko) * 2017-09-27 2019-04-04 이기선 재봉틀의 바늘대와 재봉틀바늘 결합구조
CN111910352A (zh) * 2020-08-31 2020-11-10 广州流行色服饰有限公司 一种用于缝纫机针的固定装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3829472B2 (ja) 2006-10-04
US6148750A (en) 2000-11-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7571689B2 (en) Clutch structure for presser foot of embroidery sewing machine
JPH11309288A (ja) ミシン及びミシンの縫針保持装置
JP2014189938A (ja) ミシン及びミシン縫製動作制御プログラム
JP2015010288A (ja) 刺繍枠及びミシン
US8671859B2 (en) Workpiece holder and sewing machine
JP2009285270A (ja) ミシンの糸調子装置
US6640734B2 (en) Lower thread winding device
US5152236A (en) Bobbin holding structure
JP2005334330A (ja) シークイン送り装置
US7527005B2 (en) Circular stitcher for sewing machine and sewing machine
JP4079224B2 (ja) ミシン針取付構造
JP4083890B2 (ja) ミシンの針棒
US9340911B2 (en) Sewing machine
US10876236B2 (en) Presser foot device
JPS607894A (ja) ミシン頭端モジユ−ル構造
JP2008132006A (ja) ミシン
JP4727802B2 (ja) 針装着具
US7913634B2 (en) Sewing machine
JPH1190074A (ja) ミシンの押え金押圧装置
JP2024004096A (ja) 押え装置及びミシン
JP2003010580A (ja) ミシンの糸緩め装置
JP5036978B2 (ja) ミシンの糸巻き装置
US8631750B2 (en) Sewing machine
JPH0947594A (ja) オーバロックミシンのルーパ切換え装置
JP2023151091A (ja) 押え装置、ミシン、及び押え装置の装着方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040916

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050510

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050531

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050725

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060303

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060425

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20060428

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060620

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060703

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees