JPH1130921A - 定着装置 - Google Patents
定着装置Info
- Publication number
- JPH1130921A JPH1130921A JP14915197A JP14915197A JPH1130921A JP H1130921 A JPH1130921 A JP H1130921A JP 14915197 A JP14915197 A JP 14915197A JP 14915197 A JP14915197 A JP 14915197A JP H1130921 A JPH1130921 A JP H1130921A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cap
- heating roller
- power supply
- roller
- heating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Fixing For Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 定着温度内で加熱ローラの表面温度を一定に
維持し、また電源投入時には加熱ローラの表面が迅速に
定着温度に達し、また消費電力を少なくしてコストダウ
ンを図ることができるのに加えて、加熱ローラの内部の
空気が膨張して、給電キャップを押出したり、変形させ
たりして移動させて、電流を流しても発熱抵抗パターン
に給電することができなくなることがない定着装置を提
供する。 【解決手段】 定着装置であって、加熱ローラと、加圧
ローラとを有し、加熱ローラは、円筒状の基体を有し、
この基体の内周面に絶縁膜と、炭素繊維を導体とする発
熱抵抗パターンとを順次形成し、ローラ本体の側端開口
に給電キャップを装着し、この給電キャップに通気孔を
設けている。
維持し、また電源投入時には加熱ローラの表面が迅速に
定着温度に達し、また消費電力を少なくしてコストダウ
ンを図ることができるのに加えて、加熱ローラの内部の
空気が膨張して、給電キャップを押出したり、変形させ
たりして移動させて、電流を流しても発熱抵抗パターン
に給電することができなくなることがない定着装置を提
供する。 【解決手段】 定着装置であって、加熱ローラと、加圧
ローラとを有し、加熱ローラは、円筒状の基体を有し、
この基体の内周面に絶縁膜と、炭素繊維を導体とする発
熱抵抗パターンとを順次形成し、ローラ本体の側端開口
に給電キャップを装着し、この給電キャップに通気孔を
設けている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、加熱ローラと加
圧ローラとを有する定着装置に関するものである。
圧ローラとを有する定着装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来この種の定着装置においては、加熱
ローラに加圧ローラと圧接回転して、これらの両ローラ
の間で記録紙上の未定着トナー像を記録紙に定着するも
のである。そしてこのような定着装置には、定着温度内
で加熱ローラの表面温度を一定に維持し、電源投入時に
は加熱ローラの表面が迅速に定着温度に達し、消費電力
を少なくしてコストダウンを図ることができるものが要
望されている。
ローラに加圧ローラと圧接回転して、これらの両ローラ
の間で記録紙上の未定着トナー像を記録紙に定着するも
のである。そしてこのような定着装置には、定着温度内
で加熱ローラの表面温度を一定に維持し、電源投入時に
は加熱ローラの表面が迅速に定着温度に達し、消費電力
を少なくしてコストダウンを図ることができるものが要
望されている。
【０００３】そこでこのような要望に応えるものとし
て、この実施形態と共通する部材を具えたものが、公開
されてはいないがこの出願の出願人によって提案されて
いる。このような定着装置について、この発明の実施形
態を示す図面を参照して説明することとする。それは加
熱ローラ１と、この加熱ローラ１に圧接回転して加熱ロ
ーラ１との間で、記録紙上の未定着トナー像を記録紙に
定着する加圧ローラ２とを有し、加熱ローラ１は、円筒
状の基体２を有し、この基体２の内周面に絶縁膜４と、
発熱抵抗パターン６とを順次形成し、加熱ローラ本体の
側端開口に給電キャップ12を装着したものである。
て、この実施形態と共通する部材を具えたものが、公開
されてはいないがこの出願の出願人によって提案されて
いる。このような定着装置について、この発明の実施形
態を示す図面を参照して説明することとする。それは加
熱ローラ１と、この加熱ローラ１に圧接回転して加熱ロ
ーラ１との間で、記録紙上の未定着トナー像を記録紙に
定着する加圧ローラ２とを有し、加熱ローラ１は、円筒
状の基体２を有し、この基体２の内周面に絶縁膜４と、
発熱抵抗パターン６とを順次形成し、加熱ローラ本体の
側端開口に給電キャップ12を装着したものである。
【０００４】この定着装置は、定着作業時に給電キャッ
プ12に電圧を印加すると、発熱抵抗パターン６に電流が
流れジュール熱を発生し、このジュール熱によって直接
的に加熱ローラ１を加熱し、従来のものと同様にして加
熱ローラ１と、これに圧接回転する加圧ローラ２との間
で、記録紙上の未定着トナー像を記録紙に定着するもの
である。このようにすることによって、電源投入時には
加熱ローラの表面が迅速に定着温度に達して、立上り時
における待ち時間を短くし、また消費電力を少なくして
コストダウンを図ることができて、前記のような要望に
応えることができるものである。
プ12に電圧を印加すると、発熱抵抗パターン６に電流が
流れジュール熱を発生し、このジュール熱によって直接
的に加熱ローラ１を加熱し、従来のものと同様にして加
熱ローラ１と、これに圧接回転する加圧ローラ２との間
で、記録紙上の未定着トナー像を記録紙に定着するもの
である。このようにすることによって、電源投入時には
加熱ローラの表面が迅速に定着温度に達して、立上り時
における待ち時間を短くし、また消費電力を少なくして
コストダウンを図ることができて、前記のような要望に
応えることができるものである。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
なものにおいては、加熱ローラ１はその両側の開口端部
が、給電キャップ12によって閉鎖されていることから、
発熱抵抗パターン６による発熱によって内部の空気が加
熱されて膨張し、給電キャップ12を押出したり、変形さ
せたりして給電キャップ12が移動し、発熱抵抗パターン
６との接続が断たれて、電流を流しても発熱抵抗パター
ン６を発熱させることができなくなるという問題があ
る。
なものにおいては、加熱ローラ１はその両側の開口端部
が、給電キャップ12によって閉鎖されていることから、
発熱抵抗パターン６による発熱によって内部の空気が加
熱されて膨張し、給電キャップ12を押出したり、変形さ
せたりして給電キャップ12が移動し、発熱抵抗パターン
６との接続が断たれて、電流を流しても発熱抵抗パター
ン６を発熱させることができなくなるという問題があ
る。
【０００６】そこでこの発明の目的は、前記のような要
望に応えて、定着温度内で加熱ローラの表面温度を一定
に維持し、また電源投入時には加熱ローラの表面が迅速
に定着温度に達し、また消費電力を少なくしてコストダ
ウンを図ることができるのに加えて、提案装置のよう
に、加熱ローラの内部の空気が膨張して、給電キャップ
を押出したり、変形させたりして移動させて、電流を流
しても発熱抵抗パターンに給電することができなくなる
というようなことがない定着装置を提供するにある。
望に応えて、定着温度内で加熱ローラの表面温度を一定
に維持し、また電源投入時には加熱ローラの表面が迅速
に定着温度に達し、また消費電力を少なくしてコストダ
ウンを図ることができるのに加えて、提案装置のよう
に、加熱ローラの内部の空気が膨張して、給電キャップ
を押出したり、変形させたりして移動させて、電流を流
しても発熱抵抗パターンに給電することができなくなる
というようなことがない定着装置を提供するにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記のよう
な目的を達成するために、加熱ローラと、この加熱ロー
ラに圧接回転して加熱ローラとの間で、記録紙上の未定
着トナー像を記録紙に定着する加圧ローラとを有し加熱
ローラは、円筒状の基体を有し、この基体の内周面に絶
縁膜と、炭素繊維を導体とする発熱抵抗パターンとを順
次形成し、ローラ本体の側端開口に給電キャップを装着
した定着装置において、前記給電キャップに通気孔を設
けたことを特徴とするものである。
な目的を達成するために、加熱ローラと、この加熱ロー
ラに圧接回転して加熱ローラとの間で、記録紙上の未定
着トナー像を記録紙に定着する加圧ローラとを有し加熱
ローラは、円筒状の基体を有し、この基体の内周面に絶
縁膜と、炭素繊維を導体とする発熱抵抗パターンとを順
次形成し、ローラ本体の側端開口に給電キャップを装着
した定着装置において、前記給電キャップに通気孔を設
けたことを特徴とするものである。
【０００８】
【発明の実施の形態】図面に示すこの発明の実施形態に
おいて、前記提案例と同様の部分には同一の符号を付し
て説明を省略し、主として異なる部分について説明す
る。この実施形態において、加熱ローラ１は例えばＡｌ
又はＦｅ等の金属製の円筒状の基体３を有し、この基体
３の内面にポリイミド製の絶縁膜４と、炭素繊維を導体
とする発熱抵抗パターン６及び銅箔７とが順次設けら
れ、また基体３の外周に例えばテフロン等からなる離型
層８が設けられている。
おいて、前記提案例と同様の部分には同一の符号を付し
て説明を省略し、主として異なる部分について説明す
る。この実施形態において、加熱ローラ１は例えばＡｌ
又はＦｅ等の金属製の円筒状の基体３を有し、この基体
３の内面にポリイミド製の絶縁膜４と、炭素繊維を導体
とする発熱抵抗パターン６及び銅箔７とが順次設けら
れ、また基体３の外周に例えばテフロン等からなる離型
層８が設けられている。
【０００９】ローラ本体９の側端開口に樹脂製の円筒体
11を嵌合し、その先端開口部に給電キャップ12をねじで
固定装着しており、この給電キャップ12は、Ａｌの外周
にニッケル処理を施したものが好ましく、通気孔13は孔
径は２〜３φであって、給電キャップ12の端面の中央で
はなくて、外周面の近い方に設けるのが好ましい。そし
て図示を省略した定着装置本体に支持ホルダ14を取付
け、この支持ホルダ14に円筒体11内に配置した電極ホル
ダ16をねじで取付け、この電極ホルダ16に給電キャップ
12と当接する給電ブラシ17を板ばね18を介して取付けて
いる。
11を嵌合し、その先端開口部に給電キャップ12をねじで
固定装着しており、この給電キャップ12は、Ａｌの外周
にニッケル処理を施したものが好ましく、通気孔13は孔
径は２〜３φであって、給電キャップ12の端面の中央で
はなくて、外周面の近い方に設けるのが好ましい。そし
て図示を省略した定着装置本体に支持ホルダ14を取付
け、この支持ホルダ14に円筒体11内に配置した電極ホル
ダ16をねじで取付け、この電極ホルダ16に給電キャップ
12と当接する給電ブラシ17を板ばね18を介して取付けて
いる。
【００１０】この実施形態において、定着作業時に給電
ブラシ17、給電キャップ12を介して発熱抵抗パターン６
に給電して加熱ローラ１を加熱し、前記従来のものと同
様にして、加熱ローラ１に加圧ローラ２を圧接回転し
て、これらの両ローラ１，２の間で記録紙上の未定着ト
ナー像を記録紙に定着する。このようにすることによっ
て、電源投入時には加熱ローラの表面が迅速に定着温度
に達し、また消費電力を少なくし、さらに加熱ローラが
加熱されることによって、内部の膨張した空気が給電キ
ャップ12に設けられた通気孔13を介して外部に放出さ
れ、これによって給電キャップ12が撓んだり、つぶれた
りすることがなくて、良質な印字品位を保持することが
できる。
ブラシ17、給電キャップ12を介して発熱抵抗パターン６
に給電して加熱ローラ１を加熱し、前記従来のものと同
様にして、加熱ローラ１に加圧ローラ２を圧接回転し
て、これらの両ローラ１，２の間で記録紙上の未定着ト
ナー像を記録紙に定着する。このようにすることによっ
て、電源投入時には加熱ローラの表面が迅速に定着温度
に達し、また消費電力を少なくし、さらに加熱ローラが
加熱されることによって、内部の膨張した空気が給電キ
ャップ12に設けられた通気孔13を介して外部に放出さ
れ、これによって給電キャップ12が撓んだり、つぶれた
りすることがなくて、良質な印字品位を保持することが
できる。
【００１１】
【発明の効果】この発明は上記のようであって、加熱ロ
ーラと、この加熱ローラに圧接回転して加熱ローラとの
間で、記録紙上の未定着トナー像を記録紙に定着する加
圧ローラとを有する定着装置において、加熱ローラは、
円筒状の基体を有し、この基体の内周面に絶縁膜と、炭
素繊維を導体とする発熱抵抗パターンとを順次形成し、
ローラ本体の側端開口に給電キャップを装着し、この給
電キャップに通気孔を設けたので、定着温度内で加熱ロ
ーラの表面温度を一定に維持し、また電源投入時には加
熱ローラの表面が迅速に定着温度に達し、また消費電力
を少なくしてコストダウンを図ることができ、さらに加
熱ローラの内部の空気が膨張して、給電キャップを押出
したり、変形させたりすることがなくて給電キャップが
移動して発熱抵抗パターンとの接続が解消し、発熱抵抗
パターンまでの給電が中断するというようなことがない
という効果がある。
ーラと、この加熱ローラに圧接回転して加熱ローラとの
間で、記録紙上の未定着トナー像を記録紙に定着する加
圧ローラとを有する定着装置において、加熱ローラは、
円筒状の基体を有し、この基体の内周面に絶縁膜と、炭
素繊維を導体とする発熱抵抗パターンとを順次形成し、
ローラ本体の側端開口に給電キャップを装着し、この給
電キャップに通気孔を設けたので、定着温度内で加熱ロ
ーラの表面温度を一定に維持し、また電源投入時には加
熱ローラの表面が迅速に定着温度に達し、また消費電力
を少なくしてコストダウンを図ることができ、さらに加
熱ローラの内部の空気が膨張して、給電キャップを押出
したり、変形させたりすることがなくて給電キャップが
移動して発熱抵抗パターンとの接続が解消し、発熱抵抗
パターンまでの給電が中断するというようなことがない
という効果がある。
【図１】この発明の実施形態の要部の正面図である。
【図２】同上の加熱ローラの要部の縦断面図である。
【図３】同上の給電キャップの斜面図である。
１ 加熱ローラ ２ 加圧ローラ ３ 基体 ４ 絶縁膜 ６ 発熱抵抗パターン ７ 銅箔 ８ 離型層 ９ ローラ本体 11 円筒体 12 給電キャップ 13 通気孔 14 支持ホルダ 16 電極ホルダ 17 給電ブラシ 18 板ばね
Claims (1)
- 【請求項１】 加熱ローラと、この加熱ローラに圧接回
転して加熱ローラとの間で、記録紙上の未定着トナー像
を記録紙に定着する加圧ローラとを有し、加熱ローラ
は、円筒状の基体を有し、この基体の内周面に絶縁膜
と、発熱抵抗パターンとを順次形成し、加熱ローラ本体
の側端開口に給電キャップを装着した定着装置におい
て、前記給電キャップに通気孔が設けられていることを
特徴とする定着装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14915197A JPH1130921A (ja) | 1997-05-14 | 1997-06-06 | 定着装置 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12402697 | 1997-05-14 | ||
| JP9-124026 | 1997-05-14 | ||
| JP14915197A JPH1130921A (ja) | 1997-05-14 | 1997-06-06 | 定着装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1130921A true JPH1130921A (ja) | 1999-02-02 |
Family
ID=26460792
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14915197A Pending JPH1130921A (ja) | 1997-05-14 | 1997-06-06 | 定着装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1130921A (ja) |
-
1997
- 1997-06-06 JP JP14915197A patent/JPH1130921A/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20040223 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20040330 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040831 |