JP3924086B2 - 定着装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、加熱ローラと、この加熱ローラに圧接する加圧ローラとを備え、両ローラのニップ部に未定着トナー像が形成された用紙を通過させることでトナー像を用紙に定着する定着装置に関する。このような定着装置は電子写真方式を利用する画像形成装置に適用される。
【0002】
【従来の技術】
画像形成装置の定着装置としては、加熱ローラと、この加熱ローラに圧接する加圧ローラとを備え、両ローラのニップ部に未定着トナー像が形成された用紙を通過させることでトナー像を用紙に定着する定着装置が最も一般的である。
そして、このような定着装置において、定着温度内で加熱ローラの表面温度を一定に維持し、電源投入時には加熱ローラの表面が迅速に定着温度に達し、消費電力を少なくしてコストダウンを図ることができるものが要望されている。
【0003】
このような背景の基に本出願人より既に以下の構成の定着装置が提案されている。
その定着装置は、加熱ローラと、この加熱ローラに圧接回転して加熱ローラとの間で用紙上の未定着トナー像を用紙に定着する加圧ローラとを有し、加熱ローラは円筒状の基体を有し、この基体の内周面に絶縁膜と発熱抵抗パターンとを順次形成し、加熱ローラ本体の側端開口に給電キャップを装着したものである。
給電キャップは、加熱ローラの一端開口に嵌合される樹脂製の円筒体先端部に装着されており、この給電キャップに、円筒体内に嵌合された給電ブラシを接触させ、外部から給電ブラシを介して給電キャップに電力を供給するようにしている。
【0004】
この定着装置は、定着作業時に給電キャップに電圧を印加すると、発熱抵抗パターンに電流が流れ、ジュール熱を発生し、このジュール熱によって直接的に加熱ローラを加熱し、従来のものと同様にして、加熱ローラとこれに圧接回転する加圧ローラの間で、用紙上の未定着トナー像を用紙に定着するものである。
このようにすることによって、電源投入時には加熱ローラの表面が迅速に定着温度に達して、立ち上がり時における待ち時間を短くし、また消費電力を少なくしてコストダウンを図ることができ、前記のような要望に応えることができるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来のこの種の定着装置において、給電ブラシと給電キャップを平面接触させるようになっており、両者を真っ直ぐに当てるために、ガイドの機能を持った非導電性の中空状の樹脂ケースを円筒体内に設けているのが一般的である。
従って、樹脂ケースによりコストが高くなるという問題がある。また、給電キャップと給電ブラシを接触させるのに平面接触させる機構を採用すると、支持ホルダ部が外側に飛び出し、スラスト方向に定着ユニットが大きくなるという問題もある。
【0006】
本発明は、低コストで装置の小型化を図ることができる定着装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、加熱ローラと、この加熱ローラに圧接する加圧ローラとを備え、両ローラのニップ部に未定着トナー像が形成された用紙を通過させることでトナー像を用紙に定着する定着装置において、加熱ローラの円筒状基体の内周面に絶縁層を介して形成された発熱抵抗パターンに給電するための給電キャップと、この給電キャップに電力を供給する給電ブラシを備え、給電キャップにあって給電ブラシと接触する部分を円筒突起部とし、給電ブラシは、この円筒突起部の外周面に嵌合されるU字形状に形成されていることを特徴とするものである。
【0008】
また上記目的を達成するために、請求項2記載の発明は、請求項1記載において、給電ブラシは、加圧ローラと圧接する側の反対側に配置されていることを特徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態を示す定着装置の加熱ローラの要部断面図、図2は同じく円筒体の斜視図である。
【0012】
加熱ローラ1は、例えばAlまたはFe等の金属製の円筒状の基体3を有し、この基体3の内面に、ポリイミド製の絶縁膜4と、炭素繊維を導体とする発熱抵抗パターン6とが順次設けられ、また基体3の外周に、例えばテフロン等からなる離型層8が設けられている。
【0013】
また、基体3の側端開口に樹脂製の円筒体11を嵌合し、その先端開口部に給電キャップ12を装着している。この給電キャップ12はAlの外周にニッケル処理を施したものが好ましい。
そして、図示を省略した定着装置本体に支持ホルダ14を取り付け、この支持ホルダ14に、ネジ19により非導電樹脂スペーサ50が取り付けてあり、スペーサ50には板金26が設けてある。
【0014】
円筒体11は図2に示すように、2つの段部を有する3段構造となっており、その最小径部の中央の穴11aに給電キャップ12が入り込んでおり(図1参照)、かつその穴11aには、給電キャップ12と当接する給電ブラシ17が緊密に嵌合されている。板金26と導電ブラシ17は導線25で接続され、また両者間には圧縮バネ24が介在されている。
【0015】
このような構成において、定着動作時に、給電ブラシ17、給電キャップ12を介して、発熱抵抗パターン6に給電して加熱ローラ1を加熱し、加熱ローラ1と加圧ローラ2を圧接回転して、これらの両ローラ1,2の間で用紙上の未定着トナー像を用紙に定着する。
このようにすることによって、電源投入時には、加熱ローラ1の表面が迅速に定着温度に達し、また消費電力を少なくすることができる。
【0016】
図3は図1の変形例を示す定着装置の円筒体及び給電ブラシを示す斜視図である。
この変形例は、円筒体11の内周部を円筒状にし、かつ、給電ブラシ17の外周部も円筒状としたものである(両者の径はほぼ同じ)。このようにすると円筒体11と給電ブラシ17がスムーズに相対回転するので、給電の信頼性を増すことができる。
【0017】
図4は本発明の第2の実施の形態を示す定着装置の加熱ローラの要部断面図、図5は同じく、給電キャップと給電ブラシを示す斜視図である。
この例も図1に示す定着装置と基本的な構成は同じである。本例では、給電ブラシ17を樋状(軸方向から見てU字状;図5参照)にして、給電キャップ12の円筒突起部12aの外周部に嵌め込むようにしている。
【0018】
このようにすると、給電キャップ12と給電ブラシ17を接合するに際し、給電キャップ12の円筒突起部12aの長さ分だけ接合部の軸方向寸法を短くすることができ、定着装置の小型化を図ることができる。
【0019】
図6は第2の実施形態の変形例を示す定着装置の加熱ローラの要部断面図、図7は同じく、定着装置の側面図である。
図4、図5に示す例では、円筒突起部12aの下側(加圧ローラ2と圧接する側)に給電ブラシ17を嵌め込んでいたが、この変形例は図6、図7に示すように、上側(加圧ローラ2からの圧力A方向に対する逆側)に給電ブラシ17を設けたものである。
【0020】
このようにすると圧力Aにより給電キャップ12が給電ブラシ17から離れ、給電できなくなるといった問題が防止できる。
【0021】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、給電キャップにあって給電ブラシと接触する部分を円筒突起部とし、給電ブラシは、この円筒突起部の外周面に嵌合されるU字形状に形成されているので、軸方向側の寸法を短くすることができる。
【0022】
請求項2記載の発明によれば、給電ブラシは、加圧ローラと圧接する側の反対側に配置されているので、請求項1記載の発明の効果に加え、給電キャップと給電ブラシの当接状態を確かなものとすることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す定着装置の加熱ローラの要部断面図である。
【図2】同じく円筒体の斜視図である。
【図3】図1の変形例を示す定着装置の円筒体及び給電ブラシを示す斜視図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態を示す定着装置の加熱ローラの要部断面図である。
【図5】同じく給電キャップと給電ブラシを示す斜視図である。
【図6】第2の実施形態の変形例を示す定着装置の加熱ローラの要部断面図である。
【図7】同じく定着装置の側面図である。
【符号の説明】
1 加熱ローラ
2 加圧ローラ
3 基体
4 絶縁膜
6 発熱抵抗パターン
8 離型層
11 円筒体
12 給電キャップ
12a 円筒突起部
14 支持ホルダ
17 給電ブラシ
19 ネジ
24 圧縮ネジ
25 導線
Claims (2)
- 加熱ローラと、この加熱ローラに圧接する加圧ローラとを備え、両ローラのニップ部に未定着トナー像が形成された用紙を通過させることでトナー像を用紙に定着する定着装置において、
加熱ローラの円筒状基体の内周面に絶縁層を介して形成された発熱抵抗パターンに給電するための給電キャップと、この給電キャップに電力を供給する給電ブラシを備え、給電キャップにあって給電ブラシと接触する部分を円筒突起部とし、給電ブラシは、この円筒突起部の外周面に嵌合されるU字形状に形成されていることを特徴とする定着装置。 - 請求項1記載において、
給電ブラシは、加圧ローラと圧接する側の反対側に配置されていることを特徴とする請求項1記載の定着装置。
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JP04060599A JP3924086B2 (ja) | 1999-02-18 | 1999-02-18 | 定着装置 |
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JP2000242111A JP2000242111A (ja) | 2000-09-08 |
JP3924086B2 true JP3924086B2 (ja) | 2007-06-06 |
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ID=12585159
Family Applications (1)
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JP04060599A Expired - Lifetime JP3924086B2 (ja) | 1999-02-18 | 1999-02-18 | 定着装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP3924086B2 (ja) |
-
1999
- 1999-02-18 JP JP04060599A patent/JP3924086B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JP2000242111A (ja) | 2000-09-08 |
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