JPH10213983A - 加熱定着ローラ - Google Patents

加熱定着ローラ

Info

Publication number
JPH10213983A
JPH10213983A JP1712197A JP1712197A JPH10213983A JP H10213983 A JPH10213983 A JP H10213983A JP 1712197 A JP1712197 A JP 1712197A JP 1712197 A JP1712197 A JP 1712197A JP H10213983 A JPH10213983 A JP H10213983A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power receiving
contact
power
fixing roller
heat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1712197A
Other languages
English (en)
Inventor
Michizo Kozuki
陸三 上月
Shigeki Inoue
滋木 井上
Shoji Tabata
昌次 田端
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bando Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Bando Chemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bando Chemical Industries Ltd filed Critical Bando Chemical Industries Ltd
Priority to JP1712197A priority Critical patent/JPH10213983A/ja
Publication of JPH10213983A publication Critical patent/JPH10213983A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Control Of Resistance Heating (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 金属パイプの内面に耐熱樹脂層を介して発熱
体があり、金属パイプ両側寄りに発熱体に電力を供給す
る受電部が設けられている加熱定着ローラにおいて、受
電部と給電体との間で火花放電が生じない加熱定着ロー
ラを提供する。 【解決手段】 給電体38は、複数個の集電子37を有
し、弾性を有する材料で構成され、受電部26bに押付
けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、加熱定着ローラに
関する。さらに詳しくは、本発明はプリンタ、複写機、
ファクシミリ等の電子写真装置においてトナー画像の熱
定着部に使用する加熱定着ローラに関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真装置のトナー熱定着部には、ト
ナー支持体のトナーを加熱および加圧してトナー支持体
に定着する加熱定着ローラと、これに対向する加圧ロー
ラとが備えられる。トナー支持体を両ローラの間を通過
させ、トナーを加熱定着させる。
【0003】従来技術の典型的な加熱定着ローラ1を図
8に示す。加熱定着ローラ1は、アルミニウムやステン
レス鋼などの薄肉の金属パイプ2の内周面に耐熱絶縁層
3を配置し、その内面側に発熱体4を設け、発熱体4の
両端側に受電部5が来るようにし、受電部5に給電体6
から電力を供給して加熱している。また、金属パイプ2
の外周面には、一般に離形層7が設けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来技術の加熱定着ロ
ーラ1を製造する工程は、耐熱絶縁層3の一方の面に、
ニッケル−クロム合金、銅−クロム合金などの金属線を
所定形状に形成し、両側に受電部5を設けた発熱体4を
印刷し、発熱体4を内側にして円筒状に丸めて、外周面
に接着剤を塗布し、金属パイプ2内に挿入し、金属パイ
プ2の両端を塞いで、耐熱絶縁層3内を加圧し、耐熱絶
縁層3を金属パイプ2の内周面に接着させている。発熱
体4の両側に設けられた受電部5は、これを丸めた場
合、金属パイプ2の内周の長さと一致せず、受電部5が
長い場合は図9(1)に示すように受電部5が重なり段
差が生じ、また受電部5が短い場合は図9(2)に示す
ように溝ができる。加熱定着ローラ1は回転し、給電体
6は固定されているので、加熱定着ローラ1が1回転す
る間に、給電体6は、前記段差または溝を必ず1回通過
する。このとき給電体6が受電部5から離れて火花が発
生する。また長期の使用によって給電体と接する受電部
の面が荒れて、給電体が受電部から浮上し、火花が発生
する。これらの火花によって余分な電気エネルギが消費
され、受電部5が消耗するとともに、給電体6が徐々に
破損される。給電体6が破損した場合は、電力が受電部
5、さらに発熱体4に付与されず、加熱定着ローラ1が
作用しない。また受電部5が消耗したときは加熱定着ロ
ーラ1全体の取替えが必要となる。
【0005】本発明の目的は、給電体と受電部との間で
火花放電が発生しない加熱定着ローラを提供することで
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、面状発熱体を
内面に有する耐熱樹脂層と、両端部に設けられ該面状発
熱体に電力を付与する受電部とを有する金属パイプから
成り、金属パイプ両端部から一対の給電体で受電部に給
電し、金属パイプを回転駆動する加熱定着ローラにおい
て、各給電体は、複数個の集電子から成ることを特徴と
する加熱定着ローラである。本発明に従えば、受電部に
段差や溝があって、1つの集電子がそこで接触不良にな
っても、他の集電子が充分に受電部と接触しているの
で、火花放電が防がれ、火花放電によるエネルギ損失
と、給電体および受電部の損耗が防止でき、加熱定着ロ
ーラの耐久性が向上する。また、給電体の一方の集電子
が破損しても発熱体が電力付勢される。
【0007】また本発明は、前記給電体が、電源が接続
される接続端子と、絶縁性材料で構成される支持体で覆
われている胴体部と、胴体部の先端で胴体部と直角方向
に延び、弾性を有する材料で構成され、弾性力によって
受電部に接触する接触子とを一体形成したことを特徴と
する。本発明に従えば、給電体は簡単な構成で電源に接
続でき、支持体に取付部などを設けることによって加熱
定着ローラのケースなどに固定できる。また接触子は弾
性力によって受電部に圧接され、簡単な構成の給電体に
よって給電体と受電部との接触が完全に行われ、これに
よっても給電体と受電部との間の火花放電が防げる。
【0008】また本発明は、前記接触子が、金属パイプ
の回転方向と順方向に受電部に接触することを特徴とす
る。本発明に従えば、接触子が金属パイプの回転方向と
順方向に受電部と接触するので、給電体が破損され難
い。ここで順方向とは、金属パイプの回転方向と接触子
の先端部の曲がり方向とが一致する方向であり、図3に
記載の方向である。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施の形態によっ
てより詳細に説明する。
【0010】図1は本発明の一実施の形態の加熱定着ロ
ーラ21を用いたトナー定着部11の断面図であり、図
2は図1の切断線II−IIによる断面図、図3は同じ
く切断線III−IIIによる断面図である。トナー定
着部11は、電熱などの発熱体で内部から加熱される加
熱定着ローラ21と、加圧ローラ12とから構成され、
2つのローラ21,12の間を紙などのトナー支持体1
0を通過させ、トナーによって形成された像を加熱定着
する。加圧ローラ12は、外周面に離形層14を有する
金属パイプ13から構成され、軸15によって矢符16
a方向に図示しない駆動手段によって回転される。軸1
5は、その両端を軸受17によって支持されている。
【0011】加熱定着ローラ21は、外周面に離形層2
4を有する金属パイプ23と、金属パイプ23の内周面
にあって、内面に発熱体26を有する耐熱絶縁層25と
を含む。耐熱絶縁層25の内部には弾性発泡体27が円
筒状に充填されている。加熱定着ローラ21は、金属パ
イプ23の両側部が軸受28,29によって支持され、
さらに一方の軸受28の外端部には、金属パイプ23の
外周面に駆動歯車30が設けられ、図示しない駆動手段
から伝達歯車31を介して、金属パイプ23が回転され
る。なお、金属パイプ23の軸受28,29に接する部
分には離形層24は設けられていない。
【0012】耐熱絶縁層25は、ポリイミド、フェー
ル、シリコン、ボロキサンなどの耐熱性に優れた合成樹
脂で長方形状に構成され、たとえば10〜40μmの厚
さである。耐熱絶縁層25の一方の面には、図4に示す
ようにニッケル−クロム合金、ニッケル−銅合金などか
らなる線状の抵抗体26aがスクリーン印刷、スパッタ
リングなどによって形成され、その両端部(図4の左右
端部)には、薄膜状の受電面から成る受電部26bが形
成される。抵抗体26aは、加熱定着ローラ21の大き
さや作動状況によって適宜のパターンで設けられる。耐
熱絶縁層25は、図4の上下の辺を合わせる形で、発熱
体26を内側にして円筒状に丸められ、外側に接着剤を
塗布し、さらにその内側に円筒状の発泡弾性体27を充
填して金属パイプ23内に挿入される。抵抗体26a
は、前記線状のものの他に繊維状の抵抗線を網状に編ん
だものでもよい。
【0013】発泡弾性体27として、発泡性シリコン樹
脂が好適に用いられる。円筒状に成型した発泡性シリコ
ン樹脂に、白金を主成分とする発泡触媒を添加し、耐熱
絶縁層25内に挿入する。発泡性シリコン樹脂は、発泡
触媒の作用で数分後に発泡硬化する。このとき円筒状に
成型した発泡性シリコン樹脂の内部を加圧しておくと、
発泡性シリコン樹脂が外側に膨張し、耐熱絶縁層25が
金属パイプ23内周面に均一に接着する。弾性発泡体2
7は、気体が小さい区画に閉込められているので、通電
時に発熱体26の熱が内部に伝わるのを防ぐとともに、
区画内の気体の膨張によってさらに耐熱絶縁層25が金
属パイプ23内周面に密着される。
【0014】受電部26bは、左右に設けられた給電体
38a,38b(総称するときは符号38)から電力を
供給され、発熱体26aを通電加熱する。
【0015】図5は、給電体38の斜視図である。給電
体38は、絶縁性材料から成り、円筒状の支持体39
と、銅合金など導電材料から成り、一体成形された導電
体41とから構成される。
【0016】図6は、導電体41の斜視図である。導電
体41は、電源が接続される接続端子43と、支持体3
9で覆われている板状の胴体部42と、胴体部42の先
端で、胴体部42と垂直方向に接続端子43側から見て
S字状に延びる一対の接触子44と、接触子の先端にあ
り、受電部26bに接触する銀接点45とから成り、接
触子44と銀接点45とは集電子37を構成する。接触
子44は、弾発力を有するたとえば燐青銅板で構成さ
れ、銀接点45を一定圧力で受電部26b内周面に押付
けている。支持体39には、一対の本体取付部40があ
り、加熱定着ローラ21の駆動歯車30の外側に設けら
れたケース46,47に固定される。図3に示すように
接触子44はS字状に形成され、その先端部は加熱定着
ローラ21の矢符16bで示す回転方向と同一方向に伸
びる順方向である。これによって接触子44は加熱定着
ローラ21によって順方向に押付けられ、銀接点45が
円滑に摺動し、破損され難い。
【0017】図7は、本発明の他の実施の形態の受電部
50近傍の断面図である。本実施の形態では耐熱絶縁層
25の両端部に設けられた薄膜状の受電面26cとこれ
に嵌め込まれた金属製のキャップ51とで受電体50が
形成される。キャップ51の外周面26cは、受電部に
接触し、内周部は給電体38に接触する。これによって
給電体38からキャップ51と受電面26cとから成る
受電部50に電力が供給され、受電部50の接触面が荒
れず給電体38と受電部50との接触がより確実に行わ
れ、集電子44が破損され難くなる。
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、加熱定着
ローラの両端内面に設けられる受電部に、複数個の集電
子を有する給電体から電力を供給するので、集電子と受
電部間で火花放電が起こらず、エネルギ損失がなく、耐
久性に優れている。
【0019】また本発明のように給電体を構成すること
によって、その構成を簡単にし、給電体と受電部との接
触をより完全にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の加熱定着ローラ21を
用いたトナー定着部11の側面図である。
【図2】図1の切断面線II−IIによる断面図であ
る。
【図3】図1の切断面線III−IIIによる断面図で
ある。
【図4】発熱体26の平面図である。
【図5】給電体38の斜視図である。
【図6】導電体41の斜視図である。
【図7】本発明の他の実施の形態の受電部26b近傍の
断面図である。
【図8】従来技術の加熱定着ローラ1の断面図である。
【図9】従来技術の発熱体4の受電部5と給電体6の接
触状態の説明図である。
【符号の説明】
11 トナー定着部 12 加圧ローラ 21 加熱定着ローラ 23 金属パイプ 24 離形層 25 耐熱絶縁層 26 発熱体 26a 抵抗体 26b,50 受電部 27 発泡弾性体 37 集電子 38 給電体 39 支持体 41 導電体 42 胴体部 43 接続端子 44 接触子 51 キャップ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 面状発熱体を内面に有する耐熱樹脂層
    と、両端部に設けられ該面状発熱体に電力を付与する受
    電部とを有する金属パイプから成り、金属パイプ両端部
    から一対の給電体で受電部に給電し、金属パイプを回転
    駆動する加熱定着ローラにおいて、 各給電体は、複数個の集電子から成ることを特徴とする
    加熱定着ローラ。
  2. 【請求項2】 前記給電体が、電源が接続される接続端
    子と、絶縁性材料で構成される支持体で覆われている胴
    体部と、胴体部の先端で胴体部と直角方向に延び、弾性
    を有する材料で構成され、弾性力によって受電部に接触
    する接触子とを一体形成したことを特徴とする請求項1
    記載の加熱定着ローラ。
  3. 【請求項3】 前記接触子が、金属パイプの回転方向と
    順方向に受電部に接触することを特徴とする請求項2記
    載の加熱定着ローラ。
JP1712197A 1997-01-30 1997-01-30 加熱定着ローラ Pending JPH10213983A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1712197A JPH10213983A (ja) 1997-01-30 1997-01-30 加熱定着ローラ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1712197A JPH10213983A (ja) 1997-01-30 1997-01-30 加熱定着ローラ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10213983A true JPH10213983A (ja) 1998-08-11

Family

ID=11935210

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1712197A Pending JPH10213983A (ja) 1997-01-30 1997-01-30 加熱定着ローラ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10213983A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008292557A (ja) * 2007-05-22 2008-12-04 Fuji Xerox Co Ltd 被給電ユニット、像保持体ユニットおよび画像形成装置
US8666268B2 (en) 2010-05-27 2014-03-04 Konica Minolta Business Technologies, Inc Fixing device, image forming apparatus and heat generating rotational body

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008292557A (ja) * 2007-05-22 2008-12-04 Fuji Xerox Co Ltd 被給電ユニット、像保持体ユニットおよび画像形成装置
US8666268B2 (en) 2010-05-27 2014-03-04 Konica Minolta Business Technologies, Inc Fixing device, image forming apparatus and heat generating rotational body

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5729814A (en) Heating roller for fixation and method for fabricating same
JPH08194401A (ja) 定着用加熱ローラ
JPH09319246A (ja) 定着用加熱ローラ
WO2001069326A1 (en) Fixing device
JPH10213983A (ja) 加熱定着ローラ
US7263324B2 (en) Heat roller, fixing apparatus
JP2869960B2 (ja) 定着用弾性ローラ
JP3436437B2 (ja) 定着用加熱ローラ
JPH10301417A (ja) 定着装置
JPH09212016A (ja) 熱定着装置
JP2007298855A (ja) ヒートローラ
JPH10340023A (ja) 加熱装置
JP3195164B2 (ja) 定着装置
JPH1074003A (ja) 定着装置
JP2000181260A (ja) 加熱ローラ
JPH10189216A (ja) 加熱定着ローラ
JPH09212023A (ja) 加熱定着装置
JPH0922208A (ja) 定着装置
JPH06175528A (ja) 熱定着装置
JP2000243540A (ja) 面状発熱体およびその製造方法
JPH09305050A (ja) 加熱定着装置
JP2001134124A (ja) 発熱型定着ローラ
JP3453232B2 (ja) 加熱定着ローラ及び定着装置
JP3067522B2 (ja) 定着装置
JPH1115318A (ja) 加熱ローラ及びそれを用いた加熱定着装置