JPH11307334A - 複合粒子とポリマーファイバーおよびその製造方法 - Google Patents

複合粒子とポリマーファイバーおよびその製造方法

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JPH11307334A
JPH11307334A JP11347098A JP11347098A JPH11307334A JP H11307334 A JPH11307334 A JP H11307334A JP 11347098 A JP11347098 A JP 11347098A JP 11347098 A JP11347098 A JP 11347098A JP H11307334 A JPH11307334 A JP H11307334A
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magnetic powder
less
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particle size
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Yoshiki Ono
芳樹 小野
Itsuo Takeuchi
逸雄 竹内
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NHK Spring Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポリマーファイバー中の粒子を淡色化するこ
とにより、ポリマーファイバーの存在を目立たないよう
にすることが主な目的である。 【解決手段】 高分子材料からなる繊維本体に多数の複
合粒子22を混入した繊維径60μm以下のポリマーフ
ァイバーであって、複合粒子22は磁場1000エルス
テッドでの磁化あるいは残留磁化が50emu/g以上
の磁性粉30と、磁性粉30の表面を被覆するポリメタ
クリル酸メチルからなる樹脂層31と、樹脂層31の表
面に固定された白色TiO2 粒子32aからなるTiO
2 粒子層32とを具備している。複合粒子22の粒径は
5μm以下である。磁性粉30の粒径は3μm以下であ
り、磁性粉30の粒径に対し白色TiO2 粒子32aの
粒径が10分の1以下である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、セキュリティ性
が要求される各種カードや書類,券類等に好適な複合粒
子とポリマーファイバーおよびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】各種カードや書類等の被検出物の真正さ
をチェックするための手段として、被検出物の走査領域
に金属繊維や磁性粒子を含有するファイバーをランダム
に混入し、この走査領域をセンサによって走査して検出
信号を得るとともに、この検出信号を、データ記録部に
登録されている暗号コードと照合することが知られてい
る。
【0003】ポリマー中に磁性粉を混入したファイバー
は、一般に黒色あるいは褐色系の暗色を呈している。こ
のファイバーが黒く見える原因は、磁性粉自体が黒ある
いは褐色系の暗色を呈しているからである。一般にスピ
ネル型あるいはマグネトプランバイト型フェライト磁性
粉は、黒あるいは茶褐色の暗色系である。また、磁性金
属粒子は、数μm以下の粒径では、表面酸化等の影響に
より暗灰色を呈している。仮に酸化表面を還元したとし
ても、発火性が現れるため取扱いにくいだけでなく、大
気中等の酸化性雰囲気により短時間のうちに酸化して安
定状態になりやすい。
【0004】ガーネット型フェライトや、特開平8−2
17453号公報に記載されているリチウムフェライト
には黄褐色系の粒子があるが、紙券やカードの基材の白
色に比べれば、やはり暗色であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述のようにファイバ
ーが黒色あるいは暗色に近いと、紙券やプラスチックカ
ード等の基材(紙あるいは合成樹脂)の明るい色に対し
てファイバーの存在が目視により判別しやすくなる。そ
してこのファイバーの分散模様を磁性インク等により真
似ることにより、偽造される可能性がある。また、分散
した暗色系のファイバー模様は、カードや券類の印刷面
上における転写画質や意匠性の障害にもなる。
【0006】ファイバーを目立たなくする手段として、
ファイバーに磁性粉を混入する際に磁性粉と同時に白色
顔料粒子を混入する方法もあるが、紡糸性の問題から磁
性粉と白色顔料の合計添加量に限界がある。またこのも
のは磁性粉表面を白色顔料粒子が完全に覆っている状態
ではなく、白色粒子の間隙から磁性粉の黒色が露呈する
ため、通常の磁気ヘッドで信号出力を得られるような磁
性粉添加量を確保しつつ白色顔料の添加によって磁性粉
の黒色を隠蔽することは困難であった。
【0007】また、ファイバーを目立たなくするため
に、ファイバーを分散したシートの上に白色顔料濃度の
高い隠蔽層を張り合わせたり、隠蔽層を厚くする方法
は、製造コストの増大をまねくとともに、ユーザが扱っ
ている券類の厚みの制約等から限界があった。また、通
常紙券やカードの製造は大判のシートから所定寸法に製
品を切り出すが、このような張合わせ法では、製品の切
断面に暗色のファイバーの一部が見えてしまい、美観を
損なうものとなる。
【0008】なお、特開平8−241809号公報に記
載されている有機磁性材料のように淡色系で飽和磁化が
20emu/gを有するものもあるが、一般に磁性粉は
明度の大きいものほど磁化の強さが小さいため、MR素
子等の磁電変換素子を用いた磁気センサや、数キロエル
ステッド程度の動作磁界の通常の磁気ヘッドでは、実用
的な信号出力を得がたいのが現状である。
【0009】また特公平4−69384号公報に、黄色
を含めた磁性カラートナー粒子とその製造方法が記載さ
れているが、その製造工程数は多く、各工程に費やす時
間も長く、しかも粒子径が6μm以上であるため、ポリ
マーに磁性粒子を混入してファイバーを作る際の紡糸工
程においてノズル詰まりを生じてファイバーを製造でき
ないという問題もあった。
【0010】従って本発明の目的は、ポリマーファイバ
ーをより淡色化することにより、ポリマーファイバーの
存在を目立たないようにするとともに、粒子の複合化処
理時間が短かくファイバーの紡糸性が良好であり、印刷
品質等も向上させることができるような複合粒子とポリ
マーファイバーおよびその製造方法を提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記の目的を果たすため
の本発明の複合粒子は、請求項1に記載したように、磁
場1000エルステッドでの磁化あるいは残留磁化が5
0emu/g以上の磁性粉と、この磁性粉の表面を被覆
する樹脂層と、この樹脂層の表面側に固定された白色T
iO2 粒子からなるTiO2 粒子層とを具備し、粒径5
μm以下であることを特徴とする。
【0012】より好ましくは、請求項2に記載したよう
に磁性粉の粒径が3μm以下で、この磁性粉の粒径に対
し前記TiO2 粒子の粒径が10分の1以下である。ま
た請求項3に記載したように、好ましくは、前記磁性粉
の表面を覆う前記樹脂層がポリメタクリル酸メチルから
なる。
【0013】本発明のポリマーファイバーは、請求項4
に記載したように、高分子材料からなる繊維本体に、多
数の複合粒子を混入した繊維径60μm以下のポリマー
ファイバーであって、複合粒子は請求項1に記載した複
合粒子であり、この複合粒子が80重量%以下、かつ磁
性粉換算で5重量%以上混入されたものである。より好
ましくは、請求項5に記載したように磁性粉の粒径が3
μm以下で、この磁性粉の粒径に対し前記TiO2 粒子
の粒径が10分の1以下である。また請求項6に記載し
たように、樹脂層がポリメタクリル酸メチルからなる。
また請求項7に記載したように、好ましくは、繊維本体
を構成する高分子材料がポリアクリロニトリルである。
【0014】本発明の複合粒子の製造方法は、請求項8
に記載したように、磁場1000エルステッドでの磁化
あるいは残留磁化が50emu/g以上の磁性粉に、粒
径が磁性粉の4分の1以下のポリメタクリル酸メチル粒
子を高速気流中で衝突させ、その時に生じるエネルギー
によってポリメタクリル酸メチル粒子を磁性粉表面上で
変形付着させる工程と、ポリメタクリル酸メチルで被覆
された磁性粉を、高速気流中で前記磁性粉の10分の1
以下の粒径の白色TiO2 粒子と衝突させて、ポリメタ
クリル酸メチルの表面側に白色TiO2 粒子を固定する
工程とを具備する。
【0015】本発明のポリマーファイバーの製造方法
は、請求項9に記載したように、請求項8に記載した複
合粒子の製造方法に加え、複合粒子をポリアクリロニト
リル溶液中に混入し、ノズルから吐出させる紡糸工程と
を具備している。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に本発明の一実施形態につい
て図面を参照して説明する。図1に示される被検出物1
0の一例は、合成樹脂あるいは紙等の非磁性材料を主体
とする被検出物本体11に走査領域12を有している。
この走査領域12に多数のポリマーファイバー20がラ
ンダムに混入されている。ポリマーファイバー20の一
例は、図2に一部を模式的に示すように、高分子材料か
らなる繊維本体21に多数の複合粒子22を混入したも
のであり、繊維径は60μm以下である。
【0017】複合粒子22の断面を図3に模式的に示し
た。複合粒子22は、磁場1000エルステッドでの磁
化あるいは残留磁化が50emu/g以上の黒色系の磁
性粉30と、磁性粉30の表面を被覆する樹脂層31
と、樹脂層31の表面に固定された白色TiO2 粒子3
2aからなるTiO2 粒子層32を具備する。複合粒子
22の粒径は5μm以下である。この複合粒子22はポ
リマーファイバー20中に80重量%以下、かつ磁性粉
30に換算して5重量%以上混入されている。
【0018】前記磁性粉30の粒径は、好ましくは3μ
m以下である。この磁性粉30の粒径に対しTiO2
子32aの粒径は10分の1以下である。また磁性粉3
0の表面を覆う樹脂層31の一例はポリメタクリル酸メ
チルである。繊維本体21を構成する高分子材料の好ま
しい例はアクリル樹脂(ポリアクリロニトリル)であ
る。
【0019】以下にポリマーファイバー20の製造方法
について説明する。前記磁性粉30としての粒径3μm
以下のMn−Znフェライト粒子群:25gを、図4に
模式的に示すような羽根付きの回転体40の回転によっ
て100m/secの高速空気流が発生している気流室
41内に循環させ、そこへ前記樹脂層31を形成するた
めの粒径0.3μm以下のポリメタクリル酸メチル粒子
群を50g投入し、気流室41内にて5分間処理後、気
流に乗せて排出回収した。得られた中間生成粒子は、電
子顕微鏡により、Mn−Znフェライトからなる磁性粉
30がポリメタクリル酸メチルからなる樹脂層31によ
って被覆されていることが確認された。
【0020】次いで、前記中間生成粒子:25gを、図
4に模式的に示すような羽根付きの回転体40の回転に
よって100m/secの高速空気流が発生している気
流室41内に循環させ、そこへ粒径0.3μm以下の白
色TiO2 粒子を50g投入し、気流室41内にて5分
間処理後、気流に乗せて排出回収した。得られた複合粒
子22は白色で、電子顕微鏡により、前記樹脂層31の
表面側が白色TiO2粒子層32で被覆されていること
が確認された。この複合粒子22の粒径は5μm以下で
あったこの複合粒子22を、ポリアクリロニトリル−ロ
ダン塩溶液からの紡糸工程中に混入したところ、ノズル
詰まりを生じることなくポリマーファイバー20が安定
して得られた。ただし、ポリマーファイバー20に複合
粒子22を80重量%を越える量混入すると、紡糸安定
性を維持することができなかった。しかも複合粒子22
の粒径が5μmを越えると、ポリマーファイバー20を
安定して紡糸することができなかった。ポリマーファイ
バー20を安定して紡糸するには、複合粒子22の粒径
は5μm以下である必要があり、より好ましくは3μm
以下がよい。
【0021】次に、紙の坪量90g/m2 に、前記ポリ
マーファイバー20を、ランダムに1g/m2 分散した
シート状物を作製した。このシート状物は、ポリマーフ
ァイバー20の分散状態を外観から判断しにくく、しか
もMR素子等の磁電変換素子を用いた磁気センサや数キ
ロエルステッド程度の動作磁界の通常の磁気ヘッドで
も、ポリマーファイバー20の分布パターンに応じた実
用的な信号出力を得ることができた。実用的な信号出力
を得るには、磁場1000エルステッドでの磁化あるい
は残留磁化が50emu/g以上の磁性粉を用いる必要
があり、しかもポリマーファイバー20中に複合粒子2
2が磁性粉換算で5重量%以上混入されていることが必
要であった。また、紙券やプラスチックカードへの実用
上の混入性(ポリマーファイバーの紙面突出防止等)を
確保するには、ポリマーファイバー20の繊維径を60
μm以下にする必要があった。
【0022】比較例として、白色TiO2 粒子の代りに
白色Al23 粒子を用い、前記実施例と同様に黒色磁
性粉表面にポリメタクリル酸メチルを介して白色Al2
3粒子を固定したが、この比較例は暗灰色を呈するの
みで淡色化させることができなかった。これはAl2
3 の磁性粉隠蔽力がTiO2 よりも劣るためと考えられ
る。また、粒径が磁性粉30の粒径に対して10分の1
を越える白色TiO2粒子を用いた場合は、固定班が激
しいことにより、隠蔽面積が実質的に下がってしまっ
た。このためTiO2 粒子は磁性粉30の粒径の10分
の1以下であることが必要である。
【0023】磁性粉30を被覆する樹脂層31の材質は
特に制約されないが、紡糸性の観点から粒子の分散性を
向上することの可能な帯電性のあるポリメタクリル酸メ
チルが推奨される。樹脂層31に用いる樹脂粒子の粒径
が磁性粉30の粒径に対して4分の1を越えると、Ti
2 粒子を固定した後の複合粒子22の粒径が5μmを
越えることがあり、紡糸性を悪くすることがある。この
ため、樹脂層31を構成する樹脂粒子の粒径は磁性粉3
0の粒径に対して4分の1を越えないようにすることが
必要である。
【0024】またポリマーファイバー中に前記複合粒子
22を磁性粉換算で5重量%未満含有させたものを、前
記実施例と同様に紙にランダムに分散させ、MR素子等
の磁電変換素子を用いた磁気センサや、通常の磁気ヘッ
ドで検出を試みたが、ポリマーファイバーの分布パター
ンに応じた実用的な信号出力を得ることができなかっ
た。
【0025】
【発明の効果】請求項1に記載した本発明の複合粒子
は、磁性粉の暗色表面を白色TiO2 によって淡色化で
き、紙券やプラスチックカード等の基材の明色に対して
複合粒子の存在をわからなくすることができる。請求項
2に記載した複合粒子は、固定班が少なく十分な隠蔽面
積が得られる。請求項3に記載した複合粒子は、帯電性
のあるポリメタクリル酸メチルを用いることにより紡糸
性を向上させることができする。
【0026】請求項4に記載した本発明のポリマーファ
イバーによれば、被検出物の走査領域の表面あるいは内
部に設ける複合粒子入りのポリマーファイバーを淡色化
できることにより、母体の紙券やプラスチックカード等
の白色系の基材に対してファイバーの存在をわからなく
することができ、しかもカードや券類の印刷面上におけ
る転写画質や意匠性の障害をなくすことができる。
【0027】請求項5に記載したポリマーファイバーの
複合粒子は、固定班が少なく十分な隠蔽面積が得られ
る。請求項6に記載したポリマーファイバーの複合粒子
は、帯電性のあるポリメタクリル酸メチルを用いること
により紡糸性が向上する。請求項7に記載したポリマー
ファイバーは、ポリアクリロニトリルからなる素子本体
が母体の紙券やプラスチックカード等とよくなじんで一
体化し、複合粒子とのなじみもよく、紡糸性も良好であ
る。
【0028】請求項8に記載した製造方法によれば、隠
蔽が望まれる暗色系磁性粉の表面を短い処理時間にて樹
脂層により被覆することができかつこの樹脂層の表面に
白色TiO2 粒子層を短時間で固定することができる。
そして請求項9に記載した製造方法によれば、白色Ti
2 粒子層によって淡色化された複合粒子入りのポリマ
ーファイバーを紡糸する際にノズル詰まりを生じること
なく、能率良く紡糸することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のポリマーファイバーを含
有する被検出物の平面図。
【図2】上記被検出物のポリマーファイバーの一部を拡
大して示す平面図。
【図3】本発明の一実施形態の複合粒子を模式的に示す
断面図。
【図4】複合粒子の製造に用いる装置の概略を示す断面
図。
【符号の説明】
20…ポリマーファイバー 22…複合粒子 30…磁性粉 31…樹脂層 32…TiO2 粒子層 32a…白色TiO2 粒子

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁場1000エルステッドでの磁化あるい
    は残留磁化が50emu/g以上の磁性粉と、この磁性
    粉の表面を被覆する樹脂層と、この樹脂層の表面側に固
    定された白色TiO2 粒子からなるTiO2 層とを具備
    し、粒径5μm以下であることを特徴とする複合粒子。
  2. 【請求項2】前記磁性粉の粒径が3μm以下であり、こ
    の粒径に対して前記TiO2 粒子の粒径が10分の1以
    下であることを特徴とする請求項1記載の複合粒子。
  3. 【請求項3】前記磁性粉の表面を覆う前記樹脂層がポリ
    メタクリル酸メチルからなることを特徴とする請求項1
    記載の複合粒子。
  4. 【請求項4】高分子材料からなる繊維本体に多数の粒子
    を混入した繊維径60μm以下のポリマーファイバーで
    あって、前記粒子は、磁場1000エルステッドでの磁
    化あるいは残留磁化が50emu/g以上の磁性粉と、
    この磁性粉の表面を被覆する樹脂層と、この樹脂層の表
    面側に固定された白色TiO2 粒子からなるTiO2
    子層とを具備する粒径5μm以下の複合粒子であり、こ
    の複合粒子が80重量%以下、かつ磁性粉換算で5重量
    %以上混入されたことを特徴とするポリマーファイバ
    ー。
  5. 【請求項5】前記磁性粉の粒径が3μm以下であり、こ
    の粒径に対して前記TiO2 粒子の粒径が10分の1以
    下であることを特徴とする請求項4記載のポリマーファ
    イバー。
  6. 【請求項6】前記磁性粉の表面を覆う前記樹脂層がポリ
    メタクリル酸メチルからなることを特徴とする請求項4
    記載のポリマーファイバー。
  7. 【請求項7】前記繊維本体を構成する高分子材料がポリ
    アクリロニトリルであることを特徴とする請求項4記載
    のポリマーファイバー。
  8. 【請求項8】磁場1000エルステッドでの磁化あるい
    は残留磁化が50emu/g以上の磁性粉に、粒径が前
    記磁性粉の4分の1以下のポリメタクリル酸メチル粒子
    を高速気流中で衝突させ、その時に生じるエネルギーに
    よってポリメタクリル酸メチル粒子を前記磁性粉表面上
    で変形付着させる工程と、 ポリメタクリル酸メチルで被覆された前記磁性粉を、高
    速気流中で前記磁性粉の10分の1以下の粒径の白色T
    iO2 粒子と衝突させて前記ポリメタクリル酸メチルの
    表面側に白色TiO2 粒子を固定する工程と、 を具備したことを特徴とする複合粒子の製造方法。
  9. 【請求項9】磁場1000エルステッドでの磁化あるい
    は残留磁化が50emu/g以上の磁性粉に、粒径が前
    記磁性粉の4分の1以下のポリメタクリル酸メチル粒子
    を高速気流中で衝突させ、その時に生じるエネルギーに
    よってポリメタクリル酸メチル粒子を前記磁性粉表面上
    で変形付着させる工程と、 ポリメタクリル酸メチルで被覆された前記磁性粉を、高
    速気流中で前記磁性粉の10分の1以下の粒径の白色T
    iO2 粒子と衝突させて前記ポリメタクリル酸メチルの
    表面側に白色TiO2 粒子を固定する工程と、 前記工程により得られた複合粒子をポリアクリロニトリ
    ル溶液中に混入し、ノズルから吐出させる紡糸工程と、 を具備したことを特徴とするポリマーファイバーの製造
    方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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