JPH11306476A - データ監視装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】各グループ内のアラーム発生状況と、任意のグ
ループ内の詳細な状況とを同時表示し、測定データを監
視しつつそれ以外のグループのアラームも同時に把握で
きるデータ監視装置を実現する。 【解決手段】多数の測定チャネルの情報を画面上に表示
し監視することのできるデータ監視装置において、多数
の測定チャネルをグループ分けし、各グループ内の詳細
情報と、グループ切替え用およびグループ内のアラーム
発生状況の告知用に用いられる表示部品とを同一画面上
に表示できるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、測定データを監視
するデータ監視装置に関し、特に測定点の多いデータ監
視装置におけるアラーム表示方式の改善に関するもので
ある。

【０００２】

【従来の技術】従来よりプロセスの状態監視のように測
定点が多く存在するシステムで測定データのアラーム情
報を表示する装置はよく見られる。このような装置にお
いて、１つの表示画面上にすべてのアラーム情報を表示
することはできないため、通常数チャネルもしくは数十
チャネルごとにグループ分けを行い、各グループ内でア
ラームが発生しているか否かをグループ単位で表示する
ようにしている。

【０００３】図４は上記方式のアラーム表示例である。
測定データを６つのグループ（０１〜０６）に分け、各
グループ内でアラームが発生しているかどうかは円ボタ
ン４１の表示状態により識別できるようになっている。
図４の場合、グループ０２にアラームが発生している。

【０００４】図５はグループ分けされた各グループごと
にアラーム情報や値を表示する方式のアラーム表示例で
あり、あるグループの内容（グラフＧ０１〜Ｇ１２）が
表示されている。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図４に
示す表示方式はどのグループにアラームが発生したかを
直接認識できる点では優れた表示方式であるが、グルー
プのどのチャネルにアラームが発生したかは確認するこ
とができないという課題があった。

【０００６】また、図５に示す表示方式では、図４の場
合とは反対にグループ内のアラーム状態や値は容易に認
識できるように表示されるが、他のグループの情報が同
時に表示されないため、グループ間のアラーム状態が分
からないという課題があった。

【０００７】本発明の目的は、上記の課題を解決するも
ので、各グループ内のアラーム発生状況と、任意のグル
ープ内の詳細な状況とを同時表示し、測定データを監視
しつつそれ以外のグループのアラームも同時に把握でき
るデータ監視装置を提供することにある。

【０００８】

【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために請求項１の発明では、多数の測定チャネルの情
報を画面上に表示し監視することのできるデータ監視装
置において、多数の測定チャネルをグループ分けし、各
グループ内の詳細情報と、グループ切替え用およびグル
ープ内のアラーム発生状況の告知用に用いられる表示部
品とを同一画面上に表示できるように構成したことを特
徴とする。

【０００９】このような構成によれば、オペレータは個
々のグループ内の測定データを監視しながら他のグルー
プのアラーム発生状況も容易に把握することができる。

【００１０】請求項２の発明では、前記表示部品として
ページタブを使用し、このページタブにシグナルを設け
アラームが発生したときはシグナルを点灯あるいは点滅
させる。このようにシグナルを点灯あるいは点滅すれ
ば、アラーム発生の認識は容易になる。

【００１１】また、シグナル部の点灯、点滅に代えて請
求項３のようにページタブ全体の表示色を変えることに
より更にアラーム発生の認識を容易にすることもでき
る。

【００１２】また、請求項４ないし５記載の発明によれ
ば、グループ分けやアラームレベルを任意に設定するこ
とができ、各種のグループ分けやアラームレベルの設定
に柔軟に対応できるという特徴がある。

【００１３】

【発明の実施の形態】以下図面を用いて本発明を詳しく
説明する。図１は本発明に係るデータ監視装置の一実施
例を示すブロック構成図である。図において、制御・処
理装置１は、各種の処理および制御を行う機能を有し、
通常マイクロプロセッサが使用される。なお、各種の処
理および制御については後で詳しく説明する。

【００１４】記憶装置２はバス５を介して制御・処理装
置１に接続され、測定データやグループとチャネルの関
係、アラームレベル等の各種のデータ、および制御・処
理装置１で実行するプログラム等を格納することができ
る。

【００１５】入力装置３は、制御・処理装置１で制御お
よび処理を行うために必要なデータやコマンドを入力す
るためのキーボードとポインティングデバイス（例えば
マウス）を備えた入力手段であり、その出力信号はバス
５を介して制御・処理装置１に与えられる。

【００１６】表示装置４は制御・処理装置１により制御
され、制御・処理装置１から出力される文字や画像をウ
ィンドウ画面上に表示することができるように構成され
ている。

【００１７】このような構成における動作を図２の表示
例を参照して次に説明する。なお、ここでは表示方式に
関する動作に絞って説明する。制御・処理装置１は予め
入力装置３から入力された測定チャネルとグループとの
関係やアラームレベルに基づいてグループごとの情報を
例えば図2のような形式で表示する。なお、測定チャネ
ルとグループとの関係やアラームレベルは入力装置３を
介して適宜設定できるようになっている。

【００１８】すなわち、画面上のタブ表示部２１には各
グループのページタブ（タブ０１〜０６）が表示され、
グループ内詳細情報表示部２２には選択されたタブに対
応したグループの詳細状況が表示される。タブの選択は
マウスにより行う。なお、他の表示部については本発明
とは直接関係がないのでその説明を省略する。

【００１９】図では、第4グループ（タブ０４）が選択
され、その内容すなわちチャネルＣＨ０３７，ＣＨ０３
８，．．．ＣＨＡ０８の１２個のチャネルのモニタ画像
が表示されている。

【００２０】各ページタブには、その上部に設けたシグ
ナル（横棒）の点灯によりアラーム発生状況を表示でき
るようになっている。グループごとのアラームおよびグ
ループ内の各チャネルごとのアラームは制御・演算装置
１により求められる。

【００２１】図では第１グループ（タブ０１）と第５グ
ループ（タブ０５）にアラームが発生している。アラー
ム発生グループ内でどのチャネルがアラーム発生源なの
かは、図２に示すモニタ画像の上部４つのボタンの点灯
状況により判断できるようになっている。

【００２２】図３はアラーム発生状況点灯処理の動作フ
ローを示す。制御・処理装置１は、先頭グループから最
終グループまでチェックし、グループ内にアラームが発
生していればシグナルを点灯する。なお、シグナルは点
灯に限らず点滅としてもよい。あるいはまたシグナル部
分ではなくページタブの表示色を変えるようにしてもよ
い。

【００２３】このようにして、同一画面上に、選択され
たページタブのグループにおける詳細情報と、ページタ
ブによるグループ間アラーム発生状況とを同時表示する
ことができる。

【００２４】なお、以上の説明は、本発明の説明および
例示を目的として特定の好適な実施例を示したに過ぎな
い。したがって本発明は、上記実施例に限定されること
なく、その本質から逸脱しない範囲で更に多くの変更、
変形をも含むものである。

【００２５】例えば、実施例ではグループ選択用とアラ
ーム発生状況表示用にページタブを用いているが、必ず
しもこれに限定されず、適宜他の形式の表示部品を用い
ることもできる。

【００２６】

【発明の効果】以上説明したように本発明によれば次の
ような効果がある。請求項１に記載の発明では、多数の
測定チャネルをグループ分けし、各グループ内の各チャ
ネルの詳細情報と、グループ切替え用およびグループ内
のアラーム発生状況の告知用に用いられる表示部品とを
同一画面上に表示できるので、オペレータは個々のグル
ープの状態を見ながらシステム全体のアラーム状況を容
易に把握することができる。また、従来の方法に比べ、
タブ表示部を見るオペレータの視点（正確には注視点）
の移動が少なくて済み、画面の操作性も向上する。

【００２７】請求項２の発明では、表示部品としてペー
ジタブを使用し、さらにこのページタブにアラーム発生
で点灯あるいは点滅するシグナルを設ける。これによ
り、グループ全体のアラーム発生状況の把握が一層簡単
になり、またシグナルがグループ切替え用のページタブ
に含まれているためオペレータは直感的にグループ切替
え操作を行うことができるという効果もある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係るデータ監視装置の一実施例を示す
ブロック構成図である。

【図２】本発明のデータ監視装置の表示画面例である。

【図３】アラーム発生状況点灯処理の動作フローを示す
図である。

【図４】従来のアラーム表示例を示す図である。

【図５】従来の他のアラーム表示例を示す図である。

【符号の説明】

１ 制御・処理装置 ２ 記憶装置 ３ 入力装置 ４ 表示装置 ５ バス ２１ ページタブ表示部 ２２ グループ内詳細情報表示部

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】多数の測定チャネルの情報を画面上に表示
   し監視することのできるデータ監視装置において、 多数の測定チャネルをグループ分けし、各グループ内の
   詳細情報と、グループ切替え用およびグループ内のアラ
   ーム発生状況の告知用に用いられる表示部品とを同一画
   面上に表示できるように構成したことを特徴とするデー
   タ監視装置。
2. 【請求項２】前記表示部品としてページタブを用い、グ
   ループ内にアラームが発生したときはページタブ内に設
   けたシグナルが点灯または点滅するように構成したこと
   を特徴とする請求項１記載のデータ監視装置。
3. 【請求項３】グループ内にアラームが発生したときはペ
   ージタブの表示色を変えるようにしたことを特徴とする
   請求項２記載のデータ監視装置。
4. 【請求項４】前記グループ分けは任意に設定できるよう
   に構成したことを特徴とする請求項１記載のデータ監視
   装置。
5. 【請求項５】前記アラームレベルは任意に設定できるよ
   うに構成したことを特徴とする請求項１記載のデータ監
   視装置。