JPH11306173A - 共同作業支援システム及びプログラムを記録した機械読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

共同作業支援システム及びプログラムを記録した機械読み取り可能な記録媒体

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JPH11306173A
JPH11306173A JP10124074A JP12407498A JPH11306173A JP H11306173 A JPH11306173 A JP H11306173A JP 10124074 A JP10124074 A JP 10124074A JP 12407498 A JP12407498 A JP 12407498A JP H11306173 A JPH11306173 A JP H11306173A
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JP10124074A
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Yukiko Tanigawa
由紀子 谷川
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の作業者が共有文書を編集する際に、他
者による文書変更、変更文書や作業状況に対する閲覧、
閲覧認識等の情報を関係する作業者に自動的に提供する
ことによって、共同作業を誘発する。 【解決手段】 共有文書記憶部111 に格納されている文
書に変更が加えられると、変更情報管理手段122 が編集
履歴記憶手段112 から過去に当該文書を編集した作業者
を検出し、当該作業者による最新履歴が今回の履歴の直
前かそれ以前かによって異なる変更通知を送る。変更通
知を受けた作業者が当該文書の変更状況の閲覧を要求す
ると、閲覧要求管理手段123aが作業状況記憶手段113 を
検索し、変更者が引き続き当該文書を編集している場合
にはその作業状況を、終了している場合には当該変更箇
所を閲覧要求者に提示し、かつ変更者には閲覧されてい
る旨を告知する。変更者が閲覧を認識した旨を入力する
と、閲覧認識情報告知手段123bが閲覧要求者にその旨を
告知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、共同作業支援シス
テムに関し、特にコンピュータをLAN等で接続した分
散環境下において複数の人が1つの共有文書を共同編集
する際に、他の作業者が文書を変更したという情報、あ
るいは他者が閲覧しているという情報を、共同作業者に
自動的に提供する共同作業支援システムに関する。
【0002】
【従来の技術】共同作業支援システムとしては、例えば
特開平9−62631号公報等に見られるようにネット
ワークで相互に接続された端末間で共有文書の内容を直
接に授受し合う方式(以下、直接接続型方式と称す)
と、例えば特願平7−19013号等に見られるように
複数の端末に共通なサーバーを設け、各端末がそのサー
バー上の文書を共有する方式(以下、間接接続型方式と
称す)とがある。
【0003】直接接続型方式は電話・テレビ会議の発展
型であり、リアルタイムな共有編集作業に適するが、作
業者自身が他者に接続を働きかけなければならないとい
う煩わしさがある。また、接続相手が不在の場合、ロー
カル状態で操作を行った結果はその端末上にのみ存在す
るため、作業者自身が電子メール等で後日に他者宛に送
信しない限り、他者は作業内容を確認することができな
いという問題点もある。
【0004】これに対し間接接続型方式は、他者との接
続を必ずしも意識する必要がないため個々の作業者は好
きな時間に自分の作業を進めることができ、また、作業
結果はサーバー上の共有文書に反映されるので、他人の
作業結果を好きなときに確認できる利点がある。本発明
はこの間接接続型方式の共同作業支援システムの改良に
関する。
【0005】図16は間接接続型方式の共同作業支援シ
ステムの一例を示すブロック図である。この例の共同作
業支援システムは、サーバー1と複数の作業者端末21
〜2NとがLAN等のネットワーク3を介して接続され
ている。各作業者端末21〜2Nは、記憶部210と、
文書編集手段211と、キーボード等の入力装置214
と、CRTディスプレイ等の表示装置215とを有す
る。また、サーバー1は、記憶部11と共有文書管理手
段120とを有し、共有文書管理手段120はトランザ
クション管理部1201と共有文書変更部1202とを
備えている。図17は作業者端末21〜2Nの文書編集
手段211の処理例を示すフローチャート、図18はサ
ーバー1の共有文書管理手段120の処理例を示すフロ
ーチャートである。
【0006】作業者端末21〜2Nの作業者A1〜AN
が、サーバー1の記憶部11に格納されている共有文書
Xを参照する場合、サーバー1から共有文書Xの最新の
内容を自端末の記憶部210に取り込んで表示装置21
5に表示する。共有文書Xの取り込みは、全ての内容を
一括して取り込む以外に、ページ単位等の任意の単位で
も可能であり、サーバー1の共有文書管理手段120
は、要求された共有文書の内容を記憶部11から読み込
んで要求元の作業者端末21〜2Nに送出する。
【0007】また、作業者端末21〜2Nの作業者A1
〜ANが共有文書Xを変更する場合、上述のようにして
取り込んだ文書Xに対し文書編集手段211を通じて変
更を加える。各作業者端末21〜2Nにおいて、入力装
置214から文書Xに対する変更操作を行うと(U1
1)、文書編集手段211はその変更操作にかかる処理
を記憶部210中の文書Xに対して実行する(U1
2)。次いで文書編集手段211は、その変更操作にか
かるトランザクションを生成し(U13)、そのトラン
ザクションをネットワーク3を通じてサーバー1に送信
する(U14)。
【0008】サーバー1の共有文書管理手段120にお
けるトランザクション管理部1201は、共有文書Xに
かかるトランザクションを受信すると(W11)、一
旦、受信ログとして内部の記憶部に保存する(W1
2)。記憶部に保存されたトランザクションのうち未実
行のトランザクションは、その到着順に読み出され、共
有文書変更部1202においてトランザクションの実行
が開始される(W13)。即ち、当該トランザクション
を実行するためのスレッドを割り当て、他のスレッドと
並行して実行する。次に、今回実行を開始したトランザ
クションが他の実行中のトランザクションとアクセス競
合するか否かを調べる(W14)。各トランザクション
の実行時、共有文書X中の変更対象となるオブジェクト
にはロックがかけられるため、トランザクションが競合
するか否かはロック待ちが生じたか否かによって検出さ
れる。
【0009】並行して実行されている他のトランザクシ
ョンと競合しない場合(W14でNO)、当該トランザ
クションの実行を継続し(W19)、その実行完了時に
実行結果を当該トランザクションの送出元端末以外の作
業者端末に通知する(W20)。この通知を受けた作業
者端末の文書編集手段211では、自端末上の文書Xに
対し同じ変更操作を行うことで、他の作業者端末で行わ
れた変更操作を自端末上の文書Xに反映する。
【0010】他方、他のトランザクションと競合するこ
とが検出された場合(W14でYES)、競合するトラ
ンザクション間に意味的な矛盾があるか否かを調べる
(W15)。この調査は、競合するトランザクションの
内容を受信ログから参照して行う。意味的矛盾が存在し
ない場合(W16でYES)、当該トランザクションの
実行を継続し(W19)、その実行完了時に実行結果を
当該トランザクションの送出元端末以外の作業者端末に
通知する(W20)。意味的矛盾が存在する場合(W1
6でNO)、無条件で当該トランザクションをキャンセ
ルする、競合する作業者間で打ち合わせを行って意思の
疎通を図り正しい操作を決定する等の何らかの方法でそ
の矛盾を解消する(W17)。そして、矛盾解消によっ
て当該トランザクションがキャンセルされなければその
実行を継続し(W19)、その実行完了時に実行結果を
当該トランザクションの送出元端末以外の作業者端末に
通知する(W20)。
【0011】図19に共有文書Xの例を示す。この例の
共有文書XはP1とP2の2ページからなり、ページP
1に文書部品X1,X2が、ページP2に文書部品X
3,X4がある。文書部品X1〜X4は図形やテキスト
等であり、各々1つのオブジェクトである。また、各ペ
ージも1つのオブジェクトである。
【0012】図20(a),(b)は、上記共有文書X
のページP1を作業者端末21の作業者A1が編集し、
ページP2を作業者端末22の作業者A2が編集してい
るときの各々の表示装置215の画面例を示す。同図
(a),(b)に示すように、作業者端末21ではペー
ジP1が表示され、作業者端末22ではページP2が表
示されている。この状態で、作業者A1が文書部品X
1,X2の削除やオブジェクト属性(位置や色や線幅
等)の変更、新たなオブジェクトの追加にかかる編集操
作を行い、作業者A2が文書部品X3,X4の削除やオ
ブジェクト属性の変更、新たなオブジェクトの追加にか
かる編集操作を行っても、アクセス競合が生じないの
で、各々の編集操作にかかるトランザクションがサーバ
ー1で実行され、作業者A1による変更内容が作業者A
2に、反対に作業者A2による変更内容が作業者A1に
それぞれ通知される。但し、作業者端末21ではページ
P2が表示されておらず、作業者端末22ではページP
1が表示されていないので、作業者A1はページP2の
内容が変わったことを、作業者A2はページP1の内容
が変わったことを直ぐに認識するとは限らない。
【0013】図20(c)は、上記共有文書Xのページ
P1を作業者端末21、22の作業者A1、A2が編集
しているときの各々の表示装置215の画面例を示し、
その表示内容は両端末で同じである。この状態で、例え
ば、作業者A1が文書部品X1に対する編集操作を行
い、作業者A2が他の文書部品X2に対する編集操作を
行った場合、アクセス競合は生じないので、各々の編集
操作にかかるトランザクションがサーバー1で実行さ
れ、各々の端末に反映される。しかし、例えば作業者A
1、A2が同じ文書部品X1に対して編集操作を行った
場合、アクセス競合が生じる。この場合、例えば作業者
A1が文書部品X1の位置を変更する操作を行い、作業
者A2が文書部品X1の色を変更する操作を行うように
異なる属性の変更であれば意味的に矛盾しないので、各
々の編集操作にかかるトランザクションがサーバー1で
実行され、各々の端末に反映される。他方、例えば作業
者A1が文書部品X1を削除する操作を行い、その直後
に作業者A2が文書部品X1の色を変更する操作を行っ
た場合、削除しようとするオブジェクトの属性値の変更
が行われているという意味的矛盾が存在し、例えば作業
者A2の編集操作にかかるトランザクションがキャンセ
ルされる。
【0014】以上のような間接接続型方式の共同作業支
援システムを記載した文献としては、前述した特願平7
−19013号があり、また類似する技術を記載した文
献として例えば特開平8−212205号公報がある。
その他、共同作業支援システムに関する従来技術とし
て、特開平7−234810号公報に記載されているシ
ステムや電子情報通信学会論文誌D−II Vol.J8
0−D−II No.4pp.874−883に記載され
ているシステムがあるので、以下、それらのシステムに
ついて説明しておく。
【0015】特開平7−234810号公報に記載され
ているシステムは、共有文書を格納する文書記憶装置
と、共有文書の更新レベルと利用者との対応関係を示す
情報を格納する情報記憶装置と、文書記憶装置との間の
共有文書データの授受の制御および情報記憶装置に対す
るアクセス制御を行う制御手段と、制御手段と利用者と
の間でアクセスデータの授受を行う入出力インタフェイ
スとから構成される。制御手段は、任意の共有文書を第
1の利用者が更新した時に、その共有文書に関する最新
の更新レベルを情報記憶装置から検索して、第1の利用
者より以前にその文書にアクセスした第2の利用者がい
たかどうかを判定する判定手段と第1の利用者による更
新があった旨を第2の利用者に通知する更新通知手段と
を有する。このシステムによれば、第1の利用者が任意
の共有文書にアクセスして更新を行った場合、判定手段
が第1の利用者より以前にその文書にアクセスした第2
の利用者がいたかどうかを判定し、この判定結果に基づ
いて第2の利用者がいた場合に、更新通知手段が、第2
の利用者に対して、第1の利用者によって共有文書が更
新されたことを通知する。
【0016】他方、電子情報通信学会論文誌D−II V
ol.J80−D−II No.4pp.874−883
に記載されているシステムは、利用者によって登録され
た文書を蓄積する共有データベースと利用者が行った操
作を記憶する操作履歴データベースとデータ処理装置と
入出力インタフェイスとから構成される。データ処理装
置は、利用者の操作をモニターするモニター手段と、操
作履歴データベースを検索して特定の共有文書に対して
他の利用者が行った操作情報を提供する情報提供手段
と、提供する情報の種類を設定する情報種類設定手段と
を備える。
【0017】情報提供手段は、利用者が要求したときに
要求内容に応じて情報を提供する要求ベース情報提供手
段と、利用者が予め指定した内容に従って自動的に情報
を提供する自動情報提供手段とを備える。このシステム
によれば、利用者が共有データベースに対して行う操作
(文書の登録・更新・探索、特定の文書をめぐる他の利
用者との討論など)は、モニター手段によってモニター
されて操作履歴データベースに保存される。情報提供手
段は、利用者が指定した共有文書について、他の利用者
による操作情報を操作履歴データベースから検索して提
示する。利用者が要求した場合でなくシステムが自動的
に提示する情報については、共有文書および操作の種類
指定が、情報種類設定手段を通じて、予め利用者によっ
て行われる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】上述したように複数の
端末に共通なサーバーを設け、各端末がそのサーバー上
の文書を共有する間接接続型方式の共同作業支援システ
ムでは、以下に挙げる問題点から、ネットワークを介し
て共有文書を編集する作業者の間に本来生じるべきコミ
ュニケーションや共同作業の機会が著しく失われてい
た。
【0019】第1の問題点は、共有文書を編集している
作業者Aの作業状況を作業者Bがネットワークを介して
リアルタイムに見ている場合に、作業者Aはそのこと
(作業者Bによって見られていること)に気づかないと
いうことである。ネットワークを介さずに、作業者Bが
作業者Aの背後に立ってその作業状況を見ていれば、作
業者Aは見られていることに気づく。気づくことが、作
業者Bとの会話のきっかけとなる。見られていることに
気づくことは、共同作業への発端である。
【0020】第1の問題点が生じる理由は、従来の間接
接続型方式の共同作業支援システムが、複数の作業者が
ネットワークを介して1つの共有文書を共同で創り上げ
ていく場合の、互いに書き込みをしあったり、また互い
の作業状況や編集箇所を閲覧し合ったりといった共同編
集作業、特にリアルタイムの共同編集作業について考慮
していないためである。
【0021】第2の問題点は、共有文書を編集している
作業者Aの作業状況を作業者Bがネットワークを介して
見ている場合に、作業者Aがそのこと(作業者Bによっ
て見られていること)に気づいても、気づいたことを作
業者Bに知らせることができないということである。
【0022】その理由は、第1の問題点と同じ理由であ
る。
【0023】第3の問題点は、作業者Aが過去に編集し
た共有文書aに作業者Bが新たに変更を加えた場合に、
作業者Aに、「共有文書aが変更されたこと」は通知さ
れるが、その変更が「誰によるものか」また「作業者A
による変更の次にあたるものかそれ以降のものなのか」
といった変更に関わる情報が提供されないことである。
これらの情報は、例えば、「この文書は随分前に編集し
たもので、その後何回か変更されている。ここは作業者
Bに任せておこう」あるいは「先ほど修正したばかりの
ところを作業者Bが変更している、すぐに見に行って一
言言ってやらなくては」などのように、作業者がその変
更内容に関心を持ち積極的に関わるか否かを判断する材
料となるものである。この情報が提供されることは、共
有文書の共同編集を効果的に進めていくために必要であ
る。
【0024】第3の問題点が生じる理由は、従来の間接
接続型方式の共同作業支援システムが、複数の作業者が
ネットワークを介して1つの共有文書を共同で創り上げ
ていく場合の、互いに書き込みをしあったり、また互い
の作業状況や編集箇所を閲覧し合ったりといった共同編
集作業について考慮していないためである。
【0025】なお、直接接続型方式の共同作業支援シス
テムを記載した特開平9−62631号公報には、或る
作業用端末において対話相手と接続されていないローカ
ル状態で操作を行った場合、どのような操作をいつ、誰
が行ったかの記録を、作業者自身が自発的に対話相手に
電子メールにより通知することが記載されている。そこ
で、この考えを間接接続型方式の従来システムと組み合
わせ、作業者Aが過去に編集した共有文書aに作業者B
が新たに変更を加えた場合に、作業者Aに対し、「共有
文書aが変更されたこと」,「その変更が作業者Bによ
ること」,「編集日時はこれこれであること」を通知す
ることが考えられる。こうすれば、作業者Aはその変更
が「誰によるものか」,「変更時期はいつか」を認識で
きる。しかしながら、その作業者Bによる変更が「作業
者Aによる変更の次にあたるものかそれ以降のものなの
か」は依然として不明であるため、「この文書は随分前
に編集したもので、その後何回か変更されている。ここ
は作業者Bに任せておこう」あるいは「先ほど修正した
ばかりのところを作業者Bが変更している、すぐに見に
行って一言言ってやらなくては」などのように、作業者
がその変更内容に関心を持ち積極的に関わるか否かを判
断する材料にはなりえない。
【0026】第4の問題点は、作業者Aが過去に編集し
た共有文書aに作業者Bが新たに変更を加えた場合に、
その変更の通知を受け取った作業者Aが変更内容を確認
するために共有文書aを閲覧しても、そのことが作業者
Bに知らされないこと、また作業者Bが作業者Aによる
共有文書aの閲覧を知っても、そのことを作業者Aに知
らせることができないということである。
【0027】その理由は、第3の問題点と同じ理由であ
る。
【0028】
【発明の目的】本発明の目的は、間接接続型方式の共同
作業支援システムにおいて、ネットワークを介して共有
文書を編集する作業者に対して、作業状況を閲覧してい
る他の作業者がいる場合にそのことを自動的に知らせ、
さらに、閲覧されている作業者が「閲覧されていること
がわかっていること」を閲覧している作業者に知らせる
ことによって、作業者間のコミュニケーションや共同作
業のきっかけとなる情報を与える共同作業支援システム
を提供することにある。
【0029】本発明の他の目的は、複数の人がネットワ
ークを介して編集に携わる共有文書に対して変更が加え
られた場合に、その文書の編集に関わった作業者全員に
対して変更に関わる情報(誰による変更か、また当該作
業者による編集履歴の次にあたる変更か、それ以降か)
を付加した変更通知を自動的に送ることによって、共同
作業を誘発する共同作業支援システムを提供することに
ある。
【0030】本発明のさらに他の目的は、共有文書の変
更通知を受け取った作業者が該当文書を閲覧して変更内
容を確認した場合に、閲覧したことが変更を加えた作業
者に自動的に通知され、さらにその通知内容(閲覧した
こと)を知ったことを閲覧した作業者に知らせることに
よって、共有文書の変更を起点として、それをめぐる話
し合い・調整・再修正といった作業者間の共同作業を誘
発する共同作業支援システムを提供することにある。
【0031】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の共同作業
支援システム(請求項1、2、3に対応)は、作業者が
いずれかの共有文書に変更を加えた場合に、過去に当該
文書を編集したことのある作業者に対して、変更に関わ
る情報(誰による変更か、また当該作業者による編集履
歴の次にあたる変更か、それ以降か)を付加して当該文
書の変更を自動的に告知する。さらに、その告知を受け
た別の作業者が当該文書の変更状況の閲覧を要求した場
合に、その作業者に当該文書の変更状況を提示するとと
もに当該文書の変更者には「変更箇所が閲覧されている
こと」を自動的に告知する。閲覧を告知された変更者が
閲覧されていることを認識した旨入力した場合には、そ
れを閲覧要求者に自動的に告知する。
【0032】より具体的には、共有文書に対して行われ
る編集行為をモニターし、個々の作業者による現在の文
書アクセス状況と実行された編集履歴とに分けて情報を
生成して、記憶部に蓄積する編集作業モニター手段(図
1の121)と、実行された編集が変更を伴う場合に、
記憶部に格納されている編集履歴からそれ以前に当該文
書を変更したことのある作業者を検出し、その作業者に
よる最新の編集履歴と今回の編集履歴との時間的な位置
関係を判定した上で、検出した作業者に、その判定結果
と編集情報から取得した変更者名を付加した文書変更告
知メッセージを送付する変更情報管理手段(図1の12
2)と、文書変更告知メッセージを受け取った作業者が
当該文書の変更箇所の閲覧を要求した場合に、記憶部に
格納されている文書アクセス状況を検索し、同じ作業者
によって当該文書の編集作業が引き続き行われている場
合にはその作業状況を、編集作業が終了している場合に
は当該文書の変更箇所を、それぞれ閲覧要求者に提示
し、変更を実行した作業者に対してそれぞれの場合に応
じた文書変更状況閲覧告知メッセージを送付する閲覧要
求管理手段(図1の123a)と、閲覧を告知された当
該文書の変更者が閲覧されていることを認識した旨入力
した場合に、閲覧要求者に対して閲覧認識告知メッセー
ジを送付する閲覧認識情報告知手段(図1の123b)
を有する。
【0033】本発明の第2の共同作業支援システム(請
求項4、5、6に対応)は、作業者が共有文書に対して
編集作業を行うと、その作業者も含めて同じ文書を同時
に編集している作業者全員に対して、文書同時編集者の
変更を自動的に告知するとともに、実行された編集が変
更を伴うものである場合には、同時編集者とそれ以外の
過去に当該文書を編集したことのある作業者とに対して
文書の変更を自動的に告知する。さらに、作業者が、特
定の作業者による作業状況の閲覧を要求した場合にも、
変更状況の閲覧要求の場合と同様に、要求に則って当該
作業者の作業状況を閲覧要求者に提示し、当該作業者に
は「作業状況が閲覧されていること」を自動的に告知す
る。
【0034】より具体的には、共有文書に対して編集作
業が行われた場合に、記憶部に格納されている文書アク
セス状況(誰が、どの文書の、どこを)から当該文書を
編集中の他の作業者を検出したうえで、実行された編集
作業が変更を伴う場合には検出した同時作業者の情報と
編集情報とを併せて変更情報管理手段(図8の122)
に供給し、変更を伴わない場合には編集を実行した作業
者と検出した作業者に対して文書同時編集者の変更を告
知する同時編集者情報管理手段(図8の124)と、閲
覧要求が発生した際に、その閲覧要求の種類が変更箇所
の閲覧か特定の作業者による作業状況の閲覧かを判定
し、その結果を供給することによって閲覧要求管理手段
(図8の123a)のその後の動作を制御する閲覧要求
種類判定手段(図8の123c)を有する。
【0035】
【作用】編集作業モニター手段は、共有文書に対して行
われる編集作業をモニターし、個々の作業者による文書
の現在のアクセス状況と文書に対して実行された編集履
歴とに分けて情報を生成し、それぞれを作業状況記憶手
段と編集履歴記憶手段とに格納する。
【0036】変更情報管理手段は、編集情報が供給され
ると、編集作業モニター手段が記憶部に格納した編集履
歴を検索して、過去に当該文書を編集した作業者を検出
し、さらにその作業者の最新編集履歴と今回の編集履歴
の時間順にみた位置関係を判定する。この判定結果と供
給された編集情報から取得した文書の変更者名・変更日
時等からなる意味情報とを付加した文書変更告知メッセ
ージを用意して、先に検出した作業者宛てに送る。
【0037】閲覧要求管理手段は、特定文書の変更状況
に対する閲覧要求情報が供給されると、編集作業モニタ
ー手段が記憶部に格納した文書アクセス状況を検索し
て、当該文書の変更者が引き続き当該文書の編集作業を
行っているか、終了しているかを調べる。結果が前者の
場合には変更者の作業状況を、後者の場合には当該文書
の変更箇所を閲覧要求者に提示すると共に、それぞれの
場合に応じた変更状況閲覧告知メッセージを用意して、
変更者に送る。
【0038】閲覧認識情報告知手段は、閲覧を告知され
た作業者(文書変更者)が、「閲覧されていることを認
識した」旨入力した場合に、その旨告知するメッセージ
を用意して閲覧者(閲覧要求者)に送る。
【0039】同時編集情報管理手段は、編集情報が供給
されると、編集作業モニター手段が記憶部に格納した文
書アクセス状況を検索して、当該文書の同時編集者を検
出した上で、編集作業が変更を伴うものの場合には、編
集情報と検出した同時編集者の情報を併せて変更情報管
理手段に供給し、伴わないもの(アクセスのみのもの)
の場合には、編集情報から取得した編集(アクセス)実
行者の情報と検出した同時編集者の情報をもとに文書同
時編集者の変更を告知するメッセージを用意して、編集
実行者および同時編集者宛てに送る。
【0040】閲覧要求種類判定手段は、閲覧要求情報が
供給されると、その閲覧要求の種類が文書変更状況の閲
覧か特定作業者による作業状況の閲覧かを判定し、その
結果を供給することによって、閲覧要求管理手段の動作
を制御する。
【0041】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0042】図1を参照すると、本発明の実施の形態
は、複数の作業者(編集者)に共有の文書データおよび
個々の作業者による編集情報を管理するサーバー1と作
業者の利用する作業者端末21〜2NがLAN21等の
ネットワーク3で接続されている。なお、本実施の形態
は、図16で説明したような間接接続型方式の共同作業
支援システムに本発明を適用したものである。
【0043】サーバー1は、共有文書および編集履歴情
報を記憶する記憶部11と、個々の端末で行われる編集
作業をモニターし、共同作業を支援する情報を提供する
データ処理部12とを備える。
【0044】記憶部11は、共有文書記憶部111と編
集履歴記憶手段112と作業状況記憶手段113とを備
える。
【0045】共有文書記憶部111は、作業者が任意に
編集できる共有文書を格納する。
【0046】編集履歴記憶手段112は、共有文書記憶
部111に格納されている文書の編集履歴を記憶する。
編集履歴は、「いつ(編集日時)、誰(作業者識別情
報)が、どの文書(文書識別情報)を、どのように(編
集前後の差分情報)、編集したか」を対応関係にしたも
のとして記憶される。ここで、編集前後の差分情報とは
変更箇所の位置を示す情報であり、例えば今回の編集に
おける変更箇所を包含する矩形の左上隅と右下隅の位置
を示す。
【0047】作業状況記憶手段113は、共有文書記憶
部111に格納されている文書の、個々の作業者による
現在のアクセス状況を記憶する。アクセス状況は、文書
(文書識別情報)とその文書にアクセスしている作業者
(作業者識別情報)、作業者が作業者端末21〜2Nに
表示している位置(文書中の表示位置)を対応関係にし
たものとして記憶される。
【0048】データ処理部12は、共有文書管理手段1
20と編集作業モニター手段121と変更情報管理手段
122と閲覧情報管理手段123とを備える。
【0049】共有文書管理手段120は、図16に示さ
れる共有文書管理手段120に相当し、各作業者端末2
1〜2Nから共有文書の一括取り込み或いはページ単位
等の部分的な取り込み要求を受けると、共有文書記憶部
111から共有文書の該当する内容を読み込んで、要求
元の端末に送出する。このとき、編集作業モニター手段
121に対して、作業者,アクセス文書,文書中の表示
位置(例えば送出した文書の先頭位置)を伝達する。ま
た、各作業者端末21〜2Nから共有文書に対する変更
トランザクションを受けると、図18に示したような処
理を実行し、共有文書記憶部111上の共有文書を更新
すると共に実行結果をトランザクション要求元端末以外
の端末に通知する。またこのとき、どの作業者が、どの
共有文書のどの部分にどのような変更を加えたかを編集
作業モニター手段121に伝達する。
【0050】編集作業モニター手段121は、個々の作
業者が作業者端末21〜2Nを通して行う編集内容を共
有文書管理手段120を通じてモニターし、編集履歴記
憶手段112と作業状況記憶手段113に情報を蓄積す
る。
【0051】変更情報管理手段122は、作業者A1が
作業者端末21を通していずれかの共有文書の編集を行
った場合に、編集履歴記憶手段112から当該共有文書
の編集履歴を検索する。その結果を基に、作業者A1に
よる今回の編集以前に当該共有文書を編集した作業者A
1以外の作業者を検出する。さらに、検出された作業者
の最新の編集履歴を検索し、作業者A1による今回の編
集履歴(最新の編集履歴)との時間順に見た場合の位置
関係が隣接するか離れているかを判定する。この判定結
果を添付して、当該作業者に対して「当該共有文書に作
業者A1によって新たに編集(変更)が加えられた」旨
を告知する。
【0052】閲覧情報管理手段123は、閲覧要求管理
手段123aと閲覧認識情報告知手段123bとを備え
る。
【0053】閲覧要求管理手段123aは、特定の共有
文書の作業者A1による変更を告知された作業者A2
が、作業者端末22を通して当該共有文書の変更状況の
閲覧を要求した場合に、作業状況記憶手段113から当
該共有文書を編集している作業者を検索する。検索され
た作業者が作業者A1である場合には、作業状況記憶手
段113から作業者A1の表示位置を取得して、当該共
有文書における該当の位置を作業者端末22に表示す
る。同時に、作業者A1に対して「作業者A2が(変更
状況の確認のため)作業状況を閲覧している」旨を告知
する。一方、検索した作業者が作業者A1でない場合あ
るいは該当する作業者がいない場合には、編集履歴記憶
手段112から作業者A2が受け取った変更告知メッセ
ージに対応する編集履歴を検索して編集前後の差分情報
を取得する。そして、差分の位置を含むように当該共有
文書を作業者端末22に表示する。それと同時に、作業
者A1に対して「作業者A2が当該共有文書の変更状況
を閲覧している」旨を告知する。
【0054】閲覧認識情報告知手段123bは、作業者
A2による作業状況の閲覧あるいは特定の共有文書の変
更状況閲覧を告知された作業者A1が、作業者端末21
を通して閲覧されていることを認識した旨入力した場合
に、作業者A2に対して「作業者A1が閲覧を認識し
た」旨を告知する。
【0055】作業者端末21〜2Nは、記憶部210
と、文書編集手段211と、共同作業情報入力手段21
2と、共同作業情報表示手段213と、キーボードやマ
ウス等の入力装置214と、CRTディスプレイ等の表
示装置215とを備えている。
【0056】記憶部210は、サーバー1の共有文書記
憶部111に格納されている共有文書をその編集のため
に一時的に格納する手段である。
【0057】文書編集手段211は、入力装置214及
び表示装置215を通じて作業者が記憶部210に格納
される共有文書を参照したり、編集する手段であり、図
16の文書編集手段211に相当する。
【0058】共同作業情報入力手段212は、入力装置
214を通じて作業者が共有文書の変更状況や他者の作
業状況に対する閲覧を要求したり、閲覧を認識したとい
う情報を入力する手段である。
【0059】共同作業情報表示手段213は、データ処
理部12から送られてきた他の作業者による文書の変
更、閲覧等の情報を表示装置215に表示する。また、
共同作業情報入力手段212を通して入力された閲覧要
求を受けて閲覧要求管理手段123aが指示した文書内
容を表示装置215に表示する。
【0060】
【動作】次に、図面を参照して本実施の形態の動作につ
いて詳細に説明する。
【0061】先ず、図1において作業者A1が共有文書
の編集を行った場合について、図2、図4を参照して説
明する。
【0062】図2において、作業者A1が記憶部210
及び文書編集手段211を通して共有文書記憶部111
に格納されているいずれかの共有文書に対して編集作業
(単なる参照や変更の双方を含む)を行うと、編集作業
モニター手段121は、その状況を共有文書管理手段1
20を通じてモニターし、作業者・アクセス文書・文書
中の表示位置から成る文書アクセス情報を生成して作業
状況記憶手段113に蓄積する。それと同時に、実行さ
れた編集作業が変更を伴う場合には、その編集につい
て、日時・作業者・編集文書・差分情報を対応関係にし
た編集履歴情報を生成して編集履歴記憶手段112に蓄
積する。
【0063】一方、共有文書管理手段120は、「作業
者A1によって当該共有文書に新たに変更が加えられ
た」という編集情報を変更情報管理手段122に供給す
る。これを受けて、変更情報管理手段122は、編集履
歴記憶手段112から当該共有文書の編集履歴を検索し
(図4のステップS11)、その結果を基に、作業者A
1による今回の編集以前に当該共有文書を編集した作業
者A1以外の作業者がいるかどうかを調べる(ステップ
S12)。作業者がいる場合には、作業者を特定し(ス
テップS13)、その作業者の最新の編集履歴を検索し
て(ステップS14)、今回の作業者A1による編集履
歴との時間順に見た場合の位置関係が隣接しているか離
れているかを判定する(ステップS15)。隣接してい
る場合には、編集履歴が隣接していることを明記した文
書変更告知用のメッセージを用意する(ステップS1
6)。離れている場合には、編集履歴が離れていること
を明記した文書変更告知用のメッセージを用意する(ス
テップS17)。その後、ステップS13で特定した作
業者宛に、用意したメッセージを送付する(ステップS
18)。なお、ステップS16、S17においては、今
回の作業者A1による編集履歴から共有文書名と編集を
加えた作業者名、さらに編集日時を抽出し、それらの情
報をデフォルトのメッセージに付加したものを用意す
る。送付されたメッセージは、当該作業者(例えばここ
ではA2とする)の利用する作業者端末22の共同作業
情報表示手段223によって表示装置215の画面に表
示される。
【0064】作業者A2は、共有文書名、編集を加えた
作業者名、編集日時が記載され、且つ、編集履歴が隣接
していることを明記した文書変更告知メッセージが表示
されることにより、自分が編集した文書を次に誰がいつ
編集しているかを認識することができる。また、作業者
A2は、共有文書名、編集を加えた作業者名、編集日時
が記載され、且つ、編集履歴が離れていることを明記し
た文書変更告知メッセージが表示されることにより、自
分が編集した文書は何回か変更されていること、最後の
変更はいつで誰によるものかを認識することができる。
【0065】次に、図2において文書変更のメッセージ
を受け取った作業者A2が、当該共有文書の変更状況の
閲覧を要求した場合について、図3、図5を参照して説
明する。
【0066】作業者A2が共同作業情報入力手段222
を通して作業者A1による当該共有文書の変更状況に対
する閲覧を要求すると、その情報は、閲覧要求管理手段
123aに供給される。なお、閲覧要求情報には、要求
元の作業者名以外に、文書変更告知用メッセージに記述
された共有文書名、編集を加えた作業者名、編集日時が
含まれる。閲覧要求管理手段123aは、作業状況記憶
手段113を検索して、当該共有文書にアクセスしてい
る作業者がいるかどうかを調べる(図5のステップS2
1)。作業者がいる場合には、その作業者を特定し(ス
テップS22)、当該作業者が閲覧要求情報に記載され
ている文書を変更した作業者(ここではA1)かどうか
を判定する(ステップS23)。当該作業者が文書を変
更した作業者A1である場合には、作業状況記憶手段1
13から、作業者A1による当該文書の表示位置を取得
し(ステップS24)、作業者A2の共同作業情報表示
手段223を通じて表示装置215に当該文書における
該当の位置を表示する(ステップS25)。その後、こ
の処理(ステップS25)が1回目かどうかを判定する
(ステップS26)。1回目であれば、閲覧告知用メッ
セージを用意し(ステップS27)、文書を変更してい
る作業者A1宛に送付する(ステップS28)。なお、
ステップS27においては、閲覧要求者(閲覧者)名を
デフォルトのメッセージに付加したものを用意する。送
付されたメッセージは、作業者A1の共同作業情報表示
手段213によって表示装置215の画面に表示され
る。これにより、作業者A1は、自分の作業状況を現在
誰が閲覧しているかを認識することができる。ステップ
S26で2回目以降の場合、またステップS28の完了
後、閲覧要求管理手段123aは、文書編集手段221
や共同作業情報入力手段222を通じた作業者A2によ
る別の入力があるかを調べる(ステップS29)。別の
入力がなければ、ステップS24以降の処理を繰り返し
行う。つまり、作業者A1による作業状況の表示が継続
される。
【0067】一方、ステップS21において当該共有文
書にアクセスしている作業者がいない場合、また、ステ
ップS23において前のステップで特定された作業者が
文書の変更者として閲覧要求情報に記載されている作業
者A1でない場合には、閲覧要求管理手段123aは、
編集履歴記憶手段112から作業者A2が受け取った変
更告知メッセージに対応する編集履歴を検索して(ステ
ップS30)、編集前後の差分情報を取得する(ステッ
プS31)。そして差分の位置を含むように当該共有文
書を、閲覧を要求した作業者A2の共同作業情報表示手
段223を通じて表示装置215に表示する(ステップ
S32)。その後、この処理(ステップS32)が1回
目かどうかを判定する(ステップS33)。1回目であ
れば、閲覧告知用メッセージを用意し(ステップS3
4)、文書を変更した作業者A1宛に送付する(ステッ
プS35)。なお、ステップS33においては、デフォ
ルトのメッセージに当該文書名と閲覧要求者(閲覧者)
名を付加したものを用意する。送付されたメッセージ
は、作業者A1の共同作業情報表示手段213によって
表示装置215に表示される。これにより、作業者A1
は自分が編集した文書を現在誰が閲覧しているかを認識
することができる。ステップS33で2回目以降の場
合、またステップS35の完了後、閲覧要求管理手段1
23aは、文書編集手段221や共同作業情報入力手段
222を通じた作業者A2による別の入力があるかを調
べる(ステップS36)。別の入力がなければ、ステッ
プS32以降の処理を繰り返し行う。つまり、差分の位
置を含む当該共有文書の表示が継続される。
【0068】次に、図3において作業状況の閲覧を告知
された作業者A1が、自身の作業者名である閲覧認識者
名と閲覧者名と閲覧対象となっている共有文書名とを含
み、作業状況が閲覧されていることを認識した旨の閲覧
認識情報(作業状況閲覧認識情報)を入力した場合、あ
るいは変更した(編集を加えた)共有文書の閲覧を告知
された作業者A1が、自身の作業者名である閲覧認識者
名と閲覧者名と閲覧対象となっている共有文書名とを含
み、閲覧されていることを認識した旨の閲覧認識情報
(文書閲覧認識情報)を入力した場合について、図3を
参照して説明する。
【0069】作業者A1が共同作業情報入力手段212
を通して閲覧を認識した旨入力すると、その情報は、閲
覧認識情報告知手段123bに供給される。閲覧認識情
報告知手段123bは、作業状況の閲覧に対する認識か
文書の閲覧に対する認識かを判定する。作業状況の閲覧
に対する認識の場合には、その旨を明記した閲覧認識告
知用メッセージを用意する。文書の閲覧に対する認識の
場合には、その旨を明記した閲覧認識告知用メッセージ
を用意する。なお、メッセージには双方の場合ともにデ
フォルトのものを用意しておき、前者の場合には閲覧認
識者名(ここでは作業者A1)を、後者の場合には閲覧
認識者名と当該文書名を処理ごとに付加して利用する。
その後、閲覧者(ここでは作業者A2)に対して、メッ
セージを送付する。送付されたメッセージは、作業者A
2の共同作業情報表示手段223によって表示装置21
5に表示される。
【0070】作業者A2は、前者の閲覧認識告知用メッ
セージが表示されることにより、自身が作業状況を閲覧
していることを作業者A1が認識したことを知ることが
できる。また、後者の閲覧認識告知用メッセージが表示
されることにより、作業者A1の編集した共有文書を自
身が閲覧したことを作業者A1が認識したことを知るこ
とができる。
【0071】次に、本実施の形態の効果について説明す
る。
【0072】本実施の形態では、閲覧要求管理手段12
3aが、作業者が入力した閲覧要求から、閲覧を要求し
ている共有文書名と当該共有文書を変更した作業者名、
閲覧要求者名(閲覧要求をしている作業者名)を取得す
る。このため、当該文書の変更者に対して自動的に、閲
覧者名および文書名を付記して閲覧を告知することがで
きる。同様に、閲覧認識情報告知手段123bが、作業
者が入力した閲覧認識(閲覧されていることを認識し
た)の情報から、閲覧者名と閲覧対象となっている共有
文書名、情報を入力した作業者名(閲覧認識者名)を取
得する。このため、閲覧者に対して自動的に、閲覧を認
識した作業者名と当該文書名を付記して閲覧認識を告知
することができる。このように、本実施の形態では、共
同作業を始めるきっかけとなる「閲覧」「閲覧を認識し
た」という情報を、作業者に対して自動的に提供するこ
とができる。
【0073】また、本実施の形態では、編集作業モニタ
ー手段121が、共有文書管理手段120を通じて全て
の作業者端末で行われる編集状況をモニターして、共有
文書記憶部111に格納されている文書に対する現在の
作業状況、すなわちどの作業者がどの文書のどの部分を
端末に表示して作業しているか、を作業状況記憶手段1
13に蓄積する。このため、ある作業者A1が特定の共
有文書に対する他の作業者A2による変更通知を受け取
って、その変更内容を閲覧しようとしたときに、閲覧要
求管理手段123aは作業状況記憶手段113に問い合
わせることによって、作業者A2が当該文書の編集を継
続しているかどうか、すなわち編集継続中の文書の閲覧
か編集を終了した文書の閲覧かを判定し、それぞれの場
合に適した閲覧文書表示と閲覧告知を行うことができ
る。
【0074】さらに、本実施の形態では、作業者A1が
特定の共有文書に変更を加えた場合に、変更情報管理手
段122が、過去に当該共有文書を編集したことのある
作業者を特定し、その作業者の当該文書に対する最新の
編集履歴と今回の作業者A1による編集履歴比較して、
双方の時間順にみた位置関係を判定する。このため、判
定した位置関係に応じて異なるメッセージを送ることが
可能となり、変更情報管理手段122が編集履歴から取
得する変更者名、編集日時の情報と併せて、作業者に、
積極的に変更作業に関与するかどうかのひとつの判断材
料となる意味情報を提供することができる。
【0075】
【実施例】次に、図6、図7を参照して、具体的な実施
例を用いて本実施の形態の動作を説明する。
【0076】共有文書記憶部111に格納されている共
有文書(1) に、作業者A1が変更を加えたとする。
【0077】編集作業モニター手段121は、作業状況
記憶手段113に格納されているアクセス状況一覧表
(マトリクス)の作業者A1×共有文書(1) の欄のアク
セス情報を書き換えるとともに、図6に示すように、編
集履歴記憶手段112に今回の作業者A1による編集履
歴を蓄積する。この実施例では、各編集履歴に履歴ID
を付け、日時、作業者,文書,差分情報を記録してい
る。作業者A1の編集履歴中、差分情報が(100,6
5)(152,123)となっているのは、共有文書
(1) における位置(100,65)を左上隅、位置(1
52,123)を右下隅とする矩形内が変更されたこと
を示す。
【0078】一方、変更情報管理手段122は、図6に
示すように、編集履歴記憶手段112に格納されている
過去の編集履歴から文書(1) の履歴を検索して、今回の
作業者A1による変更以前に文書(1) を編集した作業者
として作業者A2とA3を検出する(図4のステップS
11〜S13)。さらに、文書(1) の履歴から作業者A
2とA3による最新の編集履歴を検索して、今回の作業
者A1による履歴との時間順にみた位置関係が隣接する
か離れているかを判定する(ステップS14〜S1
5)。作業者A2による履歴は隣接するので、隣接して
いる場合用の文書変更告知メッセージを用意し、作業者
A3による履歴は離れているので、離れている場合用の
メッセージを用意し、それぞれに送る(ステップS16
〜S18)。
【0079】次に、共有文書(1) の作業者A1による変
更を告知された作業者A2が、すぐに文書(1) の変更箇
所の閲覧を要求したとする。
【0080】この要求を受けた閲覧要求管理手段123
aは、図7に示すように、作業状況記憶手段113に格
納されているアクセス状況一覧表を検索して、作業者A
1が引き続き共有文書(1) を編集していることを確認し
たうえで(図5のステップS21〜S23)、同一覧表
から文書(1) において作業者A1が表示している位置
(左上座標値)を取得し、作業者A2の端末に文書(1)
の該当位置を表示する(ステップS24〜S25)。そ
の後、作業状況を閲覧されている旨告知するメッセージ
を用意して、作業者A1に送る(ステップS26〜S2
7)。
【0081】さらに、作業者A1が、告知されたA2に
よる作業状況の閲覧に対してそれを認識した旨入力した
とする。
【0082】この入力を受けた閲覧認識情報告知手段1
23bは、作業者A1がA2による作業状況の閲覧を認
識した旨告知するメッセージを用意し、作業者A2に宛
てて送付する。
【0083】
【発明の他の実施の形態】次に、本発明の第2の実施の
形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0084】図8を参照すると、本発明の第2の実施の
形態は、データ処理部13が、図1に示された第1の実
施の形態におけるデータ処理部12の構成に加えて、同
時編集情報管理手段124を有する点、および、データ
処理部13内の閲覧情報管理手段125が、同じく図1
に示された第1の実施の形態におけるデータ処理部12
内の閲覧情報管理手段123の構成に加えて、閲覧要求
種類判定手段123cを有する点で異なる。
【0085】同時編集情報管理手段124は、作業者A
1が作業者端末21を通して共有文書記憶部111に格
納されるいずれかの共有文書の編集を行った場合に、作
業状況記憶手段113から当該共有文書を編集中の作業
者を検索する。次に、作業者A1が当該文書に対して行
った編集作業が、文書の変更を伴うものか伴わないも
の、すなわち文書にアクセスしただけのものかを判定す
る。文書の変更を伴うものである場合には、先に共有文
書管理手段120から供給された編集情報と作業状況記
憶手段113から検索した当該文書編集中の他の作業者
に関する情報を、変更情報管理手段122に供給する。
一方、文書の変更を伴わないものである場合には、編集
作業を行った作業者A1も含めた当該文書編集中の作業
者全員に対して、当該文書の同時編集者の変更を告知す
るメッセージを送付する。
【0086】閲覧要求種類判定手段123cは、共有文
書記憶部111に格納される文書を編集する作業者A2
が、作業者端末22を通して閲覧要求を行った場合に、
要求された閲覧の種類が、他の作業者による作業状況の
閲覧であるのか、あるいは特定共有文書の変更状況の閲
覧であるのかを判定し、その結果を閲覧要求管理手段1
23aに供給する。
【0087】本実施の形態の動作を図面を参照して詳細
に説明する。
【0088】図9、図10において、本実施の形態の編
集作業モニター手段121、および閲覧認識情報告知手
段123bの動作は、第1の実施の形態の各手段121
および123bの動作と同一のため、説明は省略する。
【0089】第1の実施の形態では、特定の作業者A1
が共有文書の編集作業を行った場合、共有文書管理手段
120はその編集情報を変更情報管理手段122に供給
していた。本実施の形態ではこのような場合、共有文書
管理手段120は編集情報を図9の同時編集情報管理手
段124に供給する。これを受けて、同時編集情報管理
手段124は、作業状況記憶手段113を検索して、当
該共有文書を編集中の他の作業者がいるかどうかを調
べ、いる場合にはその作業者を特定する(図11のステ
ップT1〜T2)。次に、当該文書に対して作業者A1
が行った編集作業が変更を伴うものか伴わないもの、す
なわち文書にアクセスしただけのものかを判定する(ス
テップT3)。編集作業が変更を伴わないものの場合に
は、共有文書同時編集者の変更を告知するメッセージを
用意し(ステップT4)、当該文書を編集中の作業者全
員、すなわち作業者A1とステップT2で特定した当該
文書編集中の作業者宛てに送付する(ステップT5)。
なお、ステップT4においては、作業者A1とステップ
T2で特定した作業者名をデフォルトのメッセージに付
加したものを用意する。
【0090】一方、ステップT3において当該文書に対
して行われた編集作業が変更を伴うものの場合には、同
時編集情報管理手段124は、共有文書管理手段120
から供給された編集情報とステップT2で特定した当該
文書の同時編集者の情報を、変更情報管理手段122に
供給する。これを受けて、変更情報管理手段122は、
編集中文書の変更告知用のメッセージを用意し、当該文
書の同時編集者宛てに送付する(図12のステップT
6)。次の図12のステップS11〜S14、S15〜
S18で示される本実施の形態における変更情報管理手
段122の動作は、第1の実施の形態の手段122の動
作と同一のため、説明は省略する。第1の実施の形態で
は、文書変更告知用のメッセージをステップS13で特
定した作業者、すなわち以前に当該文書を編集したこと
のある作業者全員に送っていた。本実施の形態では、こ
れらのステップS13で特定した作業者の中に、当該文
書の同時編集者がいないかどうかを判定し(ステップT
7)、同時編集者と判定されなかった作業者に対しての
み、文書変更告知用のメッセージを送付する。
【0091】次に、図10において作業者A2が共同作
業情報入力手段222を通じて閲覧要求を入力した場
合、第1の実施の形態では、その閲覧要求情報は、閲覧
要求管理手段123aに供給されていた。本実施の形態
では、このような場合、閲覧要求情報は閲覧要求種類判
定手段123cに供給される。閲覧要求種類判定手段1
23cは、これを受けて、要求された閲覧の種類が特定
文書の変更状況の閲覧であるか、あるいは他の作業者に
よる作業状況の閲覧であるのかを判定し、その結果を閲
覧要求管理手段123aに供給する(図13のT8)。
判定結果が特定文書の変更状況の閲覧である場合には、
図10の閲覧要求管理手段123aが行う動作は、図5
のステップS21〜S36で示される第1の実施の形態
の手段123aと同一なので説明は省略する。一方、判
定結果が他の作業者による作業状況の閲覧である場合に
は、閲覧要求管理手段123aは、作業状況記憶手段1
13を検索して、閲覧要求者A2が指定した作業者がい
ずれかの共有文書の編集作業を行っているかどうかを調
べる(ステップT9)。作業を行っている場合には、図
13のS24〜S29で示される動作を行うが、これは
第1の実施の形態の閲覧要求管理手段123aが行う動
作と同一なので説明は省略する。作業を行っていない場
合には、指定の作業者が文書編集を行っていない旨告知
するメッセージを用意し(ステップT10)、閲覧を要
求した作業者A2宛てに送付する(ステップT11)。
【0092】次に、具体的な実施例について説明する。
【0093】図14に示すように、共有文書記憶部11
1に格納されている共有文書(1) に、作業者A1が変更
を加えたとすると、同時編集情報管理手段124は、作
業状況記憶手段113に格納されているアクセス状況一
覧表を検索して、文書(1) を編集中の作業者として作業
者A3とA4を検出する(図11のステップT1〜T
2)。作業者A1による文書(1) の編集作業は変更を伴
うものなので(図11のステップT3)、これらの情報
を受け取った変更情報管理手段122は、編集中の文書
が変更された旨告知するメッセージを作成し、作業者A
3とA4宛てに送付する(図12のステップT6)。そ
の後、編集履歴記憶手段112に格納されている編集履
歴を検索して、これまでに文書(1) を編集したことのあ
る作業者として作業者A2とA3を検出する(ステップ
S12〜S13)。作業者A3は文書(1) を編集中なの
で(ステップT7)、それを除き作業者A2宛てに、文
書変更メッセージを用意し送付する(ステップS15〜
S18)。
【0094】ここで、文書(1) を編集中の作業者A3が
同じ文書を編集するA4の作業状況の閲覧を要求したと
する。この要求を受けた閲覧要求種類判定手段123c
は、閲覧種類を作業状況の閲覧と判定し、その結果を閲
覧要求管理手段123aに供給する(図13のステップ
T8)。閲覧要求管理手段123aは、この判定結果を
受けて、まず、作業状況記憶手段113に格納されてい
るアクセス状況一覧表を検索して、作業者A4が引き続
き文書(1) を編集していることを確認した上で(ステッ
プT9)、作業者A4による文書(1) の表示位置を作業
者A3の端末に表示するとともに、作業者A4に対して
作業状況を閲覧されている旨告知するメッセージを送付
する(ステップS24〜S29)。
【0095】本実施の形態では、作業者が共有文書にア
クセス・編集を行うと、同時編集情報管理手段124
が、作業状況記憶手段113から同じ文書を編集中の作
業者を検索する。このため、各作業者に対して、常に最
新の、文書同時編集者情報を提供することができる。ま
た、作業者が文書に変更を伴う編集を行った場合に、当
該文書を編集中の作業者と以前に当該文書を編集したが
現在は編集していない作業者に対して、それぞれ異なる
文書変更メッセージを送付することができる。
【0096】さらに、本実施の形態では、作業者が閲覧
要求を入力した場合に、その要求情報から、閲覧要求種
類判定手段123cが閲覧の種類を判定したうえで、判
定結果を受けた閲覧要求管理手段123aが要求情報に
則って閲覧要求者への提示を行う。このため、作業者
は、特定文書の変更状況の閲覧に加えて、指定した作業
者の作業状況の閲覧も行うことができる。
【0097】図15は本発明の共同作業支援システムの
ハードウェア構成例を示すブロック図である。この例で
は、サーバー1は、プロセッサ(CPU)1000と、
磁気ディスク装置等の補助記憶装置1001と、そのイ
ンタフェイス1002と、RAM等のメモリ1003
と、ネットワーク3との間のインタフェイス1004
と、CD−ROM,磁気ディスク等の機械読み取り可能
な記録媒体1005と、そのインタフェイス1006
と、CPU1000,メモリ1003およびインタフェ
イス1002,1004,1006間を接続するバス1
007とから構成され、個々の作業者端末2i(i=
1,2,…,N)は、プロセッサ(CPU)2000
と、RAM等のメモリ2001と、ネットワーク3との
間のインタフェイス2002と、CRTディスプレイ等
の表示装置2003と、そのインタフェイス2004
と、キーボード等の入力装置2005と、そのインタフ
ェイス2006と、CD−ROM,磁気ディスク等の機
械読み取り可能な記録媒体2007と、そのインタフェ
イス2008と、CPU2000,メモリ2001およ
びインタフェイス2002,2004,2006,20
08間を接続するバス2009とから構成されている。
【0098】サーバー1側の記録媒体1005には、サ
ーバー用プログラムが記録されており、このプログラム
がインタフェイス1006を介してインストールされる
ことにより、補助記憶装置1001を図1または図8に
示した記憶部11として機能させる。また、同プログラ
ムはCPU1000の動作を制御することにより、CP
U1000を図1のデータ処理部12または図8のデー
タ処理部13として機能させる。
【0099】作業者端末2i側の記録媒体2007に
は、端末用プログラムが記録されており、このプログラ
ムがインタフェイス2008を介してインストールされ
ることにより、CPU2000の動作が制御され、CP
U2000を図1または図8の文書編集手段211、共
同作業情報入力手段212、共同作業情報表示手段21
3として機能させる。
【0100】以上の各実施の形態は図16に示したよう
な形態の共同作業支援システムに本発明を適用したが、
本発明は図16に示した形態以外の間接接続型方式の共
同作業支援システムに対しても適用可能である。例え
ば、各作業者端末21〜2Nはサーバー1上に共有文書
を直接アクセスする形態として、1つの共有文書に対し
て複数の作業者が競合してアクセスした場合に単一の利
用者にのみアクセス権を与えるためのアクセス権制御を
実施し、その場合に他の作業者に対してそれぞれのアク
セス権を一時保留状態にしたり、或いは当該アクセス権
を排除するための排他制御を実施する形態の共同作業支
援システムに対しても適用可能である。
【0101】
【発明の効果】第1の効果は、共同作業を始めるきっか
けとなる「閲覧」「閲覧を認識した」という情報を、共
有文書を編集する作業者に対して自動的に提供すること
ができることにある。その理由は、作業者による閲覧要
求を受けて、閲覧対象者に対して閲覧されたことを自動
的に告知する閲覧要求管理手段と、前記の閲覧告知を受
けた作業者が閲覧されていることを認識した旨入力した
場合に、閲覧要求者に対してその旨を自動的に告知する
閲覧認識情報告知手段とを備えているからである。
【0102】第2の効果は、共有文書に変更が加えられ
た場合に、作業者が文書変更の告知を受けた後で、積極
的に当該変更作業に関与するかどうかを判断する材料と
なる意味情報を併せて作業者に対して提供することがで
きることにある。その理由は、共有文書が変更された際
に、その変更以前に当該文書を編集したことのある作業
者に対して、変更に関わる情報(誰による変更か、また
当該作業者による編集履歴の次にあたる変更か、それ以
降かを示す情報)を付加して文書変更を告知する変更情
報管理手段を備えているからである。
【0103】第3の効果は、作業者が共有文書の変更通
知を受けて当該箇所の閲覧を要求した場合に、当該作業
者に対しては要求した当該文書の変更状況が提示され、
文書の変更者に対しては当該作業者による文書変更状況
の閲覧を告知するメッセージが自動的に送付されること
にある。この結果、共有文書の変更を起点として、作業
者間の共同作業を誘発することができる。その理由は、
文書変更告知を受けた作業者による閲覧要求を受けて、
当該作業者には当該文書の変更状況を提示し、文書の変
更者(閲覧対象者)には当該作業者によって当該文書の
変更状況が閲覧されたことを自動的に告知する閲覧要求
管理手段を備えているからである。
【0104】第4の効果は、1つの共有文書を同時に編
集する複数の作業者がいる場合に、常に最新の同時編集
者情報を作業者に対して自動的に提供することができる
とともに、変更が行われた際に、現在当該文書を編集中
の作業者(同時編集者)と過去に編集したが現在は編集
していない作業者(編集履歴保持者)とに対してそれぞ
れ異なる文書変更情報を提供できることにある。その理
由は、作業者が共有文書を編集した際に、その編集作業
が変更を含まないアクセスのみのものである場合には、
当該文書を編集中の他の作業者に対して同時編集者の変
更を告知し、変更を含む場合には、文書編集情報と当該
文書の同時編集者情報とを後述の変更情報管理手段に対
して提供する同時編集情報管理手段と、同時編集情報管
理手段から提供された情報を受けて、前記同時編集者に
対して編集中文書の変更を告知するとともに、当該共有
文書の変更以前に当該文書を編集したことのある作業者
のうち前記同時編集者を除く作業者に対して、変更に関
わる情報(誰による変更か、また当該作業者による編集
履歴の次にあたる変更か、それ以降かを示す情報)を付
加して文書変更を告知する変更情報管理手段とを備えて
いるからである。
【0105】第5の効果は、作業者が特定の作業者によ
る作業状況の閲覧を要求した場合に、指定の作業者がい
ずれかの共有文書を編集していれば、当該作業者に対し
ては指定作業者の作業状況が提示され、指定作業者に対
しては、当該作業者による作業状況の閲覧を告知するメ
ッセージが自動的に送付されることにある。この結果、
作業者間でのお互いの作業に対する関心を高め、共同作
業を誘発することができる。その理由は、作業者が入力
した閲覧要求を受けて、その閲覧要求が特定文書の変更
状況に対するものか特定作業者による作業状況の閲覧で
あるのかを判定する閲覧要求種類判定手段、この閲覧要
求種類判定手段で作業者による閲覧要求が特定文書の変
更状況に対するものと判定された場合は、閲覧対象者に
対して閲覧されたことを自動的に告知し、閲覧要求種類
判定手段で作業者による閲覧要求が特定作業者による作
業状況のものと判定された場合は、その特定作業者が共
有文書の作業中のときはその特定作業者に対して閲覧さ
れたことを自動的に告知し、その特定作業者が共有文書
に対して作業を行っていないときは、指定の作業者が文
書編集を行っていない旨を閲覧要求者に通知する閲覧要
求管理手段とを備えているからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の部分の構成を示す
ブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態の部分の構成を示す
ブロック図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態のうち図1における
変更情報管理手段の動作を示す流れ図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態のうち図1における
閲覧要求管理手段の動作を示す流れ図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態のうち図1における
変更情報管理手段の動作の具体例を示す流れ図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態のうち図1における
閲覧要求管理手段の動作の具体例を示す流れ図である。
【図8】本発明の第2の実施の実施の形態の構成を示す
ブロック図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態の部分の構成を示す
ブロック図である。
【図10】本発明の第2の実施の形態の部分の構成を示
すブロック図である。
【図11】本発明の第2の実施の形態のうち図8におけ
る同時編集情報管理手段の動作を示す流れ図である。
【図12】本発明の第2の実施の形態のうち図8におけ
る変更情報管理手段の動作を示す流れ図である。
【図13】本発明の第2の実施の形態のうち図8におけ
る閲覧要求種類判定手段および閲覧要求管理手段の動作
の一部を示す流れ図である。
【図14】本発明の第2の実施の形態のうち図8におけ
る同時編集情報管理手段および変更情報管理手段の動作
の具体例を示す流れ図である。
【図15】本発明の共同作業支援システムのハードウェ
ア構成例を示すブロック図である。
【図16】間接接続型方式の共同作業支援システムの一
例を示すブロック図である。
【図17】文書編集手段の処理例を示すフローチャート
である。
【図18】共有文書管理手段の処理例を示すフローチャ
ートである。
【図19】共有文書の例を示す図である。
【図20】作業者端末21、22の表示装置215の画
面に表示された共有文書の内容例を示す図である。
【符号の説明】
1…サーバー 11…記憶部 111…共有文書記憶部 112…編集履歴記憶手段 113…作業状況記憶手段 12,13…データ処理部 120…共有文書管理手段 121…編集作業モニター手段 122…変更情報管理手段 123,125…閲覧情報管理手段 123a…閲覧要求管理手段 123b…閲覧認識情報告知手段 123c…閲覧要求種類判定手段 124…同時編集情報管理手段 21〜2N…作業者端末 210…記憶部 211…文書編集手段 212…共同作業情報入力手段 213…共同作業情報表示手段 214…入力装置 215…表示装置

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業者による閲覧要求を受けて、閲覧対
    象者に対して閲覧されたことを自動的に告知する閲覧要
    求管理手段と、前記の閲覧告知を受けた作業者が閲覧さ
    れていることを認識した旨入力した場合に、閲覧要求者
    に対してその旨を自動的に告知する閲覧認識情報告知手
    段とを備えたことを特徴とする共同作業支援システム。
  2. 【請求項2】 共有文書が変更された際に、その変更以
    前に当該文書を編集したことのある作業者に対して、変
    更に関わる情報(誰による変更か、また当該作業者によ
    る編集履歴の次にあたる変更か、それ以降かを示す情
    報)を付加して文書変更を告知する変更情報管理手段を
    備えたことを特徴とする共同作業支援システム。
  3. 【請求項3】 共有文書に対して行われる編集行為をモ
    ニターして、共有文書の現在のアクセス状況と実行され
    た編集履歴とに分けて情報を生成し記憶部に蓄積する編
    集作業モニター手段と、 共有文書が変更された際に、その変更以前に当該文書を
    編集したことのある作業者を前記編集履歴から検出する
    とともにその作業者による最新の編集履歴と今回の編集
    履歴との時間的な位置関係を判定して、前記検出した作
    業者に対し、変更に関わる情報(誰による変更か、また
    当該作業者による編集履歴の次にあたる変更か、それ以
    降かを示す情報)を付加して文書変更を告知する変更情
    報管理手段と、 前記文書変更告知を受けた作業者による閲覧要求を受け
    て、閲覧対象者に対して閲覧されたことを自動的に告知
    する閲覧要求管理手段と、 前記の閲覧告知を受けた作業者が閲覧されていることを
    認識した旨入力した場合に、閲覧要求者に対してその旨
    を自動的に告知する閲覧認識情報告知手段とを備えたこ
    とを特徴とする共同作業支援システム。
  4. 【請求項4】 作業者が共有文書を編集した際に、その
    編集作業が変更を含まないアクセスのみのものである場
    合には、当該文書を編集中の他の作業者に対して同時編
    集者の変更を告知し、変更を含む場合には、後述の変更
    情報管理手段に対して文書編集情報と当該文書の同時編
    集者情報とを提供する同時編集情報管理手段と、 前記同時編集情報管理手段から提供された情報を受け
    て、前記同時編集者に対して、編集中文書の変更を告知
    するとともに、前記同時編集者を除く当該共有文書の変
    更以前に当該文書を編集したことのある作業者に対し
    て、変更に関わる情報(誰による変更か、また当該作業
    者による編集履歴の次にあたる変更か、それ以降かを示
    す情報)を付加して文書変更を告知する変更情報管理手
    段とを備えたことを特徴とする共同作業支援システム。
  5. 【請求項5】 作業者が入力した閲覧要求を受けて、そ
    の閲覧要求が特定文書の変更状況に対するものか特定作
    業者による作業状況の閲覧であるのかを判定する閲覧要
    求種類判定手段と、 前記閲覧要求種類判定手段で作業者による閲覧要求が特
    定文書の変更状況に対するものと判定された場合は、閲
    覧対象者に対して閲覧されたことを自動的に告知し、前
    記閲覧要求種類判定手段で作業者による閲覧要求が特定
    作業者による作業状況のものと判定された場合は、その
    特定作業者が共有文書の作業中のときはその特定作業者
    に対して閲覧されたことを自動的に告知し、その特定作
    業者が共有文書に対して作業を行っていないときは、指
    定の作業者が文書編集を行っていない旨を閲覧要求者に
    通知する閲覧要求管理手段と、 前記の閲覧告知を受けた作業者が閲覧されていることを
    認識した旨入力した場合に、閲覧要求者に対してその旨
    を自動的に告知する閲覧認識情報告知手段とを備えたこ
    とを特徴とする共同作業支援システム。
  6. 【請求項6】 共有文書に対して行われる編集行為をモ
    ニターして、共有文書の現在のアクセス状況と実行され
    た編集履歴とに分けて情報を生成し記憶部に蓄積する編
    集作業モニター手段と、 作業者が共有文書を編集した際に、その編集作業が変更
    を含まないアクセスのみのものである場合には、当該文
    書を編集中の他の作業者に対して同時編集者の変更を告
    知し、変更を含む場合には、文書編集情報と当該文書の
    同時編集者情報とを後述の変更情報管理手段に対して提
    供する同時編集情報管理手段と、 前記同時編集情報管理手段から提供された情報を受け
    て、前記同時編集者に対して編集中文書の変更を告知す
    るとともに、当該共有文書の変更以前に当該文書を編集
    したことのある作業者を前記編集履歴から検出しその作
    業者による最新の編集履歴と今回の編集履歴との時間的
    な位置関係を判定して、前記検出した作業者のうち前記
    同時編集者を除く作業者に対し、変更に関わる情報(誰
    による変更か、また当該作業者による編集履歴の次にあ
    たる変更か、それ以降かを示す情報)を付加して文書変
    更を告知する変更情報管理手段と、 作業者が入力した閲覧要求を受けて、その閲覧要求が特
    定文書の変更状況に対するものか特定作業者による作業
    状況の閲覧であるのかを判定する閲覧要求種類判定手段
    と、 前記閲覧要求種類判定手段で作業者による閲覧要求が特
    定文書の変更状況に対するものと判定された場合は、閲
    覧対象者に対して閲覧されたことを自動的に告知し、前
    記閲覧要求種類判定手段で作業者による閲覧要求が特定
    作業者による作業状況に対するものと判定された場合
    は、その特定作業者が共有文書の作業中のときはその特
    定作業者に対して閲覧されたことを自動的に告知し、そ
    の特定作業者が共有文書に対して作業を行っていないと
    きは、指定の作業者が文書編集を行っていない旨を閲覧
    要求者に通知する閲覧要求管理手段と、 前記の閲覧告知を受けた作業者が閲覧されていることを
    認識した旨入力した場合に、閲覧要求者に対してその旨
    を自動的に告知する閲覧認識情報告知手段とを備えたこ
    とを特徴とする共同作業支援システム。
  7. 【請求項7】 複数の作業者端末とネットワークを介し
    て接続され、複数の作業者に共有の文書データを管理す
    るサーバーを構成するコンピュータを、 作業者による閲覧要求を受けて、閲覧対象者に対して閲
    覧されたことを自動的に告知する閲覧要求管理手段、 前記の閲覧告知を受けた作業者が閲覧されていることを
    認識した旨入力した場合に、閲覧要求者に対してその旨
    を自動的に告知する閲覧認識情報告知手段、 として機能させるプログラムを記録した機械読み取り可
    能な記録媒体。
  8. 【請求項8】 複数の作業者端末とネットワークを介し
    て接続され、複数の作業者に共有の文書データを管理す
    るサーバーを構成するコンピュータを、 共有文書が変更された際に、その変更以前に当該文書を
    編集したことのある作業者に対して、変更に関わる情報
    (誰による変更か、また当該作業者による編集履歴の次
    にあたる変更か、それ以降かを示す情報)を付加して文
    書変更を告知する変更情報管理手段、 として機能させるプログラムを記録した機械読み取り可
    能な記録媒体。
  9. 【請求項9】 複数の作業者端末とネットワークを介し
    て接続され、複数の作業者に共有の文書データを管理す
    るサーバーを構成するコンピュータを、 共有文書に対して行われる編集行為をモニターして、共
    有文書の現在のアクセス状況と実行された編集履歴とに
    分けて情報を生成し記憶部に蓄積する編集作業モニター
    手段、 共有文書が変更された際に、その変更以前に当該文書を
    編集したことのある作業者を前記編集履歴から検出する
    とともにその作業者による最新の編集履歴と今回の編集
    履歴との時間的な位置関係を判定して、前記検出した作
    業者に対し、変更に関わる情報(誰による変更か、また
    当該作業者による編集履歴の次にあたる変更か、それ以
    降かを示す情報)を付加して文書変更を告知する変更情
    報管理手段、 前記文書変更告知を受けた作業者による閲覧要求を受け
    て、閲覧対象者に対して閲覧されたことを自動的に告知
    する閲覧要求管理手段、 前記の閲覧告知を受けた作業者が閲覧されていることを
    認識した旨入力した場合に、閲覧要求者に対してその旨
    を自動的に告知する閲覧認識情報告知手段、 として機能させるプログラムを記録した機械読み取り可
    能な記録媒体。
  10. 【請求項10】 複数の作業者端末とネットワークを介
    して接続され、複数の作業者に共有の文書データを管理
    するサーバーを構成するコンピュータを、 作業者が共有文書を編集した際に、その編集作業が変更
    を含まないアクセスのみのものである場合には、当該文
    書を編集中の他の作業者に対して同時編集者の変更を告
    知し、変更を含む場合には、後述の変更情報管理手段に
    対して文書編集情報と当該文書の同時編集者情報とを提
    供する同時編集情報管理手段、 前記同時編集情報管理手段から提供された情報を受け
    て、前記同時編集者に対して、編集中文書の変更を告知
    するとともに、前記同時編集者を除く当該共有文書の変
    更以前に当該文書を編集したことのある作業者に対し
    て、変更に関わる情報(誰による変更か、また当該作業
    者による編集履歴の次にあたる変更か、それ以降かを示
    す情報)を付加して文書変更を告知する変更情報管理手
    段、 として機能させるプログラムを記録した機械読み取り可
    能な記録媒体。
  11. 【請求項11】 複数の作業者端末とネットワークを介
    して接続され、複数の作業者に共有の文書データを管理
    するサーバーを構成するコンピュータを、 作業者が入力した閲覧要求を受けて、その閲覧要求が特
    定文書の変更状況に対するものか特定作業者による作業
    状況の閲覧であるのかを判定する閲覧要求種類判定手
    段、 前記閲覧要求種類判定手段で作業者による閲覧要求が特
    定文書の変更状況に対するものと判定された場合は、閲
    覧対象者に対して閲覧されたことを自動的に告知し、前
    記閲覧要求種類判定手段で作業者による閲覧要求が特定
    作業者による作業状況のものと判定された場合は、その
    特定作業者が共有文書の作業中のときはその特定作業者
    に対して閲覧されたことを自動的に告知し、その特定作
    業者が共有文書に対して作業を行っていないときは、指
    定の作業者が文書編集を行っていない旨を閲覧要求者に
    通知する閲覧要求管理手段、 前記の閲覧告知を受けた作業者が閲覧されていることを
    認識した旨入力した場合に、閲覧要求者に対してその旨
    を自動的に告知する閲覧認識情報告知手段、 として機能させるプログラムを記録した機械読み取り可
    能な記録媒体。
  12. 【請求項12】 複数の作業者端末とネットワークを介
    して接続され、複数の作業者に共有の文書データを管理
    するサーバーを構成するコンピュータを、 共有文書に対して行われる編集行為をモニターして、共
    有文書の現在のアクセス状況と実行された編集履歴とに
    分けて情報を生成し記憶部に蓄積する編集作業モニター
    手段、 作業者が共有文書を編集した際に、その編集作業が変更
    を含まないアクセスのみのものである場合には、当該文
    書を編集中の他の作業者に対して同時編集者の変更を告
    知し、変更を含む場合には、文書編集情報と当該文書の
    同時編集者情報とを後述の変更情報管理手段に対して提
    供する同時編集情報管理手段、 前記同時編集情報管理手段から提供された情報を受け
    て、前記同時編集者に対して編集中文書の変更を告知す
    るとともに、当該共有文書の変更以前に当該文書を編集
    したことのある作業者を前記編集履歴から検出しその作
    業者による最新の編集履歴と今回の編集履歴との時間的
    な位置関係を判定して、前記検出した作業者のうち前記
    同時編集者を除く作業者に対し、変更に関わる情報(誰
    による変更か、また当該作業者による編集履歴の次にあ
    たる変更か、それ以降かを示す情報)を付加して文書変
    更を告知する変更情報管理手段、 作業者が入力した閲覧要求を受けて、その閲覧要求が特
    定文書の変更状況に対するものか特定作業者による作業
    状況の閲覧であるのかを判定する閲覧要求種類判定手
    段、 前記閲覧要求種類判定手段で作業者による閲覧要求が特
    定文書の変更状況に対するものと判定された場合は、閲
    覧対象者に対して閲覧されたことを自動的に告知し、前
    記閲覧要求種類判定手段で作業者による閲覧要求が特定
    作業者による作業状況に対するものと判定された場合
    は、その特定作業者が共有文書の作業中のときはその特
    定作業者に対して閲覧されたことを自動的に告知し、そ
    の特定作業者が共有文書に対して作業を行っていないと
    きは、指定の作業者が文書編集を行っていない旨を閲覧
    要求者に通知する閲覧要求管理手段、 前記の閲覧告知を受けた作業者が閲覧されていることを
    認識した旨入力した場合に、閲覧要求者に対してその旨
    を自動的に告知する閲覧認識情報告知手段、 として機能させるプログラムを記録した機械読み取り可
    能な記録媒体。
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