JP2012141866A - 情報処理装置及び情報処理プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】情報処理装置の操作検知手段は、情報に対する操作を検知し、履歴記憶制御手段は、前記操作検知手段によって操作が検知された場合に、履歴情報として操作者、操作対象である情報を対応させて履歴記憶手段に記憶させるように制御し、抽出手段は、前記操作検知手段によって操作が検知された場合に、前記履歴記憶手段から前記情報に対して既に操作を行った操作者を抽出し、通知手段は、前記抽出手段によって抽出された操作者に対して、前記情報に対して操作が行われた旨の通知を行う。
【選択図】図1
Description
これに関連する技術として、例えば、特許文献1には、ある条件を満たす文書が新たに登録されたことを知りたいユーザーの要求を、定期的な検索操作を行うといった煩わしさなく、応えることができるようにすることを目的とし、ユーザーにより予め設定された検査条件を保存する検査条件保存手段と、文書が新たに登録された際にこの検査条件に対する一致を検出し一致する時にはその旨をユーザーインタフェース手段を介してユーザーに報知させる新規文書検査手段とを設け、文書が新たに登録される毎に自動的にその文書がユーザー設定による検査条件に一致するものかを判定し、一致する場合にはユーザーに対して報知させるようにしたことが開示されている。
請求項1の発明は、情報に対する操作を検知する操作検知手段と、前記操作検知手段によって操作が検知された場合に、履歴情報として操作者、操作対象である情報を対応させて履歴記憶手段に記憶させるように制御する履歴記憶制御手段と、前記操作検知手段によって操作が検知された場合に、前記履歴記憶手段から前記情報に対して既に操作を行った操作者を抽出する抽出手段と、前記抽出手段によって抽出された操作者に対して、前記情報に対して操作が行われた旨の通知を行う通知手段を具備することを特徴とする情報処理装置である。
図1は、本実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図を示している。
なお、モジュールとは、一般的に論理的に分離可能なソフトウェア(コンピュータ・プログラム)、ハードウェア等の部品を指す。したがって、本実施の形態におけるモジュールはコンピュータ・プログラムにおけるモジュールのことだけでなく、ハードウェア構成におけるモジュールも指す。それゆえ、本実施の形態は、それらのモジュールとして機能させるためのコンピュータ・プログラム(コンピュータにそれぞれの手順を実行させるためのプログラム、コンピュータをそれぞれの手段として機能させるためのプログラム、コンピュータにそれぞれの機能を実現させるためのプログラム)、システム及び方法の説明をも兼ねている。ただし、説明の都合上、「記憶する」、「記憶させる」、これらと同等の文言を用いるが、これらの文言は、実施の形態がコンピュータ・プログラムの場合は、記憶装置に記憶させる、又は記憶装置に記憶させるように制御するの意である。また、モジュールは機能に一対一に対応していてもよいが、実装においては、1モジュールを1プログラムで構成してもよいし、複数モジュールを1プログラムで構成してもよく、逆に1モジュールを複数プログラムで構成してもよい。また、複数モジュールは1コンピュータによって実行されてもよいし、分散又は並列環境におけるコンピュータによって1モジュールが複数コンピュータで実行されてもよい。なお、1つのモジュールに他のモジュールが含まれていてもよい。また、以下、「接続」とは物理的な接続の他、論理的な接続(データの授受、指示、データ間の参照関係等)の場合にも用いる。「予め定められた」とは、対象としている処理の前に定まっていることをいい、本実施の形態による処理が始まる前はもちろんのこと、本実施の形態による処理が始まった後であっても、対象としている処理の前であれば、そのときの状況・状態に応じて、又はそれまでの状況・状態に応じて定まることの意を含めて用いる。
また、システム又は装置とは、複数のコンピュータ、ハードウェア、装置等がネットワーク(一対一対応の通信接続を含む)等の通信手段で接続されて構成されるほか、1つのコンピュータ、ハードウェア、装置等によって実現される場合も含まれる。「装置」と「システム」とは、互いに同義の用語として用いる。もちろんのことながら、「システム」には、人為的な取り決めである社会的な「仕組み」(社会システム)にすぎないものは含まない。
また、各モジュールによる処理毎に又はモジュール内で複数の処理を行う場合はその処理毎に、対象となる情報を記憶装置から読み込み、その処理を行った後に、処理結果を記憶装置に書き出すものである。したがって、処理前の記憶装置からの読み込み、処理後の記憶装置への書き出しについては、説明を省略する場合がある。なお、ここでの記憶装置としては、ハードディスク、RAM(Random Access Memory)、外部記憶媒体、通信回線を介した記憶装置、CPU(Central Processing Unit)内のレジスタ等を含んでいてもよい。
ここでの情報とは、操作対象であり、例えば、文書、フォルダー等が該当する。なお、文書とは、テキストデータ、場合によっては画像、動画、音声等の電子データ、又はこれらの組み合わせであり、記憶、編集及び検索等の対象となり、システム又は利用者間で個別の単位として交換できるものをいい、これらに類似するものを含む。フォルダーとは、ディレクトリーともいわれ、文書と対応付けされた対応付け場所を示す対応付け場所情報である。以下、情報の主な例示として文書を用いて説明する。
文書記憶モジュール115は、文書操作モジュール110と接続されており、文書を記憶している。例えば、文書DB(DataBase)と呼ばれているサーバーであってもよいし、操作者の前述のPC内の記憶装置であってもよい。
また、操作検知モジュール120が操作を検知することによって、その操作を行った操作者、その操作の種別(以下、操作種別ともいう)、操作の対象である文書、操作日時(日時とは、日、時に限られず、年、月、日、時、分、秒、秒以下、曜日等のいずれか一つ以上であればよい)等を得る。
また、履歴記憶制御モジュール130は、操作時間に関する情報を履歴情報として履歴記憶モジュール135に記憶させるように制御してもよい。操作時間に関する情報としては、例えば、その文書を開いてから閉じるまでの計測時間であってもよいし、操作日時であってもよいし、操作開始日時と操作終了日時であってもよい。なお、操作日時を記憶させる場合は、履歴記憶制御モジュール130は操作種別をも履歴記憶モジュール135に記憶させるように制御し、操作種別としてその文書の参照開始の操作日時と操作種別としてその文書の参照終了の操作日時の差分によって操作時間を算出する。また、操作開始日時と操作終了日時を記憶させるように制御する場合は、操作開始日時と操作終了日時の差分によって操作時間を算出する。
また、履歴記憶制御モジュール130は、操作種別又は操作日時を履歴情報として履歴記憶モジュール135に記憶させるように制御してもよい。
また、履歴記憶モジュール135は、操作時間に関する情報を履歴情報として記憶してもよい。
また、履歴記憶モジュール135は、操作種別又は操作日時を履歴情報として記憶してもよい。
履歴記憶モジュール135は、例えば、操作履歴テーブル400を記憶する。図4は、操作履歴テーブル400のデータ構造例を示す説明図である。操作履歴テーブル400は、操作種別欄410、操作者欄420、操作対象欄430、操作日時欄440等を有している。操作種別欄410は、操作検知モジュール120が検知した操作の種別を記憶する。操作者欄420は、その操作を行った操作者(その操作者を識別し得る操作者識別情報、例えば、社員番号等)を記憶する。操作対象欄430は、その操作の対象となった文書(その文書を識別し得る文書識別情報、例えば、文書名、URL(Uniform Resource Locator)等)を記憶する。操作日時欄440は、その操作が行われた操作日時を記憶する。操作履歴テーブル400は、操作時間に関する情報として操作日時欄440を有している例である。また、操作履歴テーブル400は、少なくとも、操作者欄420と操作対象欄430を有していればよい。そして、操作種別欄410、操作者欄420、操作対象欄430の操作履歴テーブル400であってもよいし、操作者欄420、操作対象欄430、操作日時欄440の操作履歴テーブル400であってもよい。逆に、これら以外の情報を履歴情報として記憶するようにしてもよい。
また、抽出モジュール140は、文書に対しての操作時間が予め定められた値以下又は未満である関係を有している場合の操作者は抽出しないようにしてもよい。したがって、文書に対して、例えば、参照開始から参照終了までの時間が予め定められた値(例えば、5秒等であり、文書の内容を確認するためだけに参照したにすぎない操作が該当するような値)以下又は未満である場合は、参照開始、参照終了の操作を行った操作者は、その後、その文書に対して操作が行われたとしても、通知先の対象とはならない。
また、抽出モジュール140における予め定められた操作日時の期間は、操作種別毎に予め定められているようにしてもよい。したがって、操作者毎に又は文書毎に、操作種別毎に予め定められた操作日時の期間に基づいて、通知すべき操作者を抽出することになる。例えば、予め定められた操作種別(例えば、新規登録)の操作を行った操作者は、他の操作種別(例えば、参照開始、参照終了)の操作を行った他の操作者よりも、長い期間その文書に関しての通知が行われるように設定し得ることになる。
また、これらの条件は、操作者が文書に対して操作を行った際に設定し得るようにしてもよい。
また、抽出モジュール140は、操作検知モジュール120が検知した操作の操作者は抽出しないようにしてもよい。つまり、先の操作を行った操作者と後の操作を行った操作者が同じである場合は、無用な通知となってしまうので、通知すべき操作者として抽出しないようにしてもよい。
例えば、通知されたものとして通知メール1500がある。図15は、通知メール1500の内容の具体例を示す説明図である。この例は、図4の操作履歴テーブル400において、操作者:Maryによって、文書:Doc−00005に対してバージョン追加の操作が行われたときに、かつてその文書に対して参照開始(又は参照終了)を行った操作者:Tomに対して送信された電子メールである。通知する内容として、「あなたが2010/09/10 17:21に参照した文書(Doc−00005)が、2010/09/10 18:05にユーザー(Mary)によって更新されました。必要に応じて、再取得してください。」である。このように、通知する内容として、通知先の操作者が行った操作の履歴を含めるようにしてもよい。
なお、文書:Doc−00005に対しては、操作者:Maryがかつて新規登録の操作を行っているが、今回検知したバージョン追加の操作を行った操作者と同じであるので、抽出モジュール140は、操作者:Maryを通知先とはしていない。
また、通知先の操作者が行った操作の履歴が複数ある場合は、その中の一つ(例えば、最も新しい履歴)を選択して、通知する内容に含めるようにしてもよい。
情報処理装置100、利用者端末210A、利用者端末210B、文書DB220は、通信回線290を介してそれぞれ接続されている。図1に例示した文書操作モジュール110は、利用者端末210A、利用者端末210Bに設置され、図1に例示した文書記憶モジュール115は、文書DB220に設置される。利用者端末210A、利用者端末210Bにはキーボード、マウス、タッチパネル等があり、操作者はそれらを用いて、文書DB220内にある文書に対して操作を行う。情報処理装置100の操作検知モジュール120は、利用者端末210A、利用者端末210B、又は文書DB220内の文書を監視して、文書に対する操作が行われたことを検知する。また、これらは、情報処理装置100と文書DB220により構成される文書管理システムとして実現されてもよい。その場合、前述した通知先情報テーブル500は、文書管理システムを利用する操作者を登録していることになる。
ステップS302では、文書操作モジュール110が、文書記憶モジュール115内の文書に対する操作を行う。
ステップS304では、操作検知モジュール120が、ステップS302での操作を検知する。
ステップS306では、履歴記憶制御モジュール130が、ステップS304で検知した操作を履歴記憶モジュール135に記憶させる。
ステップS308では、抽出モジュール140が、履歴記憶モジュール135から通知すべき操作者を抽出する。この抽出処理については、図6、7、9、11、13に例示するフローチャートを用いて後述する。また、ここで、その操作対象である文書に通知不要であることを示している通知不要情報が設定されている場合は、操作者は抽出しないようにしてもよい。
ステップS310では、通知モジュール150が、通知すべき操作者に対応するアカウント記憶モジュール155内の通知先へ通知する。
ステップS602では、現在の操作対象(操作検知モジュール120が検知した操作における操作対象)と同じ操作対象を操作履歴テーブル400の操作対象欄430から抽出する。
ステップS604では、ステップS602で抽出した操作対象に対応する操作者を操作履歴テーブル400の操作者欄420から抽出する。また、ここで、操作対象に対しての参照時間(参照開始の日時から参照終了の日時までの期間)が予め定められた値以下又は未満である場合の操作者は抽出しないようにしてもよい。
ステップS702、ステップS704の処理は、図6に例示したフローチャート内のステップS602、ステップS604の処理と同等である。
ステップS706では、ステップS702で抽出した操作対象に対応する操作種別を操作履歴テーブル400の操作種別欄410から抽出する。
ステップS708では、ステップS704で抽出した操作者に対応する操作種別をユーザーアカウント・操作種別条件テーブル800の操作種別欄820から抽出する。ここで、ユーザーアカウント・操作種別条件テーブル800は、抽出モジュール140が記憶している。図8は、ユーザーアカウント・操作種別条件テーブル800のデータ構造例を示す説明図である。ユーザーアカウント・操作種別条件テーブル800は、ユーザーアカウント欄810、操作種別欄820を有している。ユーザーアカウント欄810は、ユーザーアカウント(操作者識別情報)を記憶する。操作種別欄820は、操作の種別を記憶する。この操作の種別は、その操作者(ユーザーアカウント欄810に記憶されている操作者であり、先の操作者)がその操作種別の操作をした後に、同じ文書に対して、なんらかの操作が行われた場合に、先の操作者に対して通知を行うための条件である。
ステップS712では、ステップS704で抽出した操作者を通知すべき操作者とする。
ステップS714では、ステップS704で抽出した操作者は通知すべき操作者ではないとする。
このフローチャートでは、ユーザーアカウント・操作種別条件テーブル800の操作種別欄820を先の操作の条件としたが、これを後の操作の条件としてもよい。その場合、ステップS706は不要となり、ステップS710では、操作検知モジュール120が検知した操作(後の操作)の操作種別とステップS708で抽出した操作種別は同じか否かを判断し、同じ場合はステップS712へ進み、それ以外の場合はステップS714へ進むようにしてもよい。
ステップS902、ステップS904の処理は、図6に例示したフローチャート内のステップS602、ステップS604の処理と同等である。
ステップS906では、ステップS902で抽出した操作対象に対応する操作日時を操作履歴テーブル400の操作日時欄440から抽出する。
ステップS908では、ステップS904で抽出した操作者に対応する期間をユーザーアカウント・期間条件テーブル1000の期間欄1020から抽出する。ここで、ユーザーアカウント・期間条件テーブル1000は、抽出モジュール140が記憶している。図10は、ユーザーアカウント・期間条件テーブル1000のデータ構造例を示す説明図である。ユーザーアカウント・期間条件テーブル1000は、ユーザーアカウント欄1010、期間欄1020を有している。ユーザーアカウント欄1010は、ユーザーアカウント(操作者識別情報)を記憶する。期間欄1020は、期間を記憶する。この期間は、その操作者(ユーザーアカウント欄1010に記憶されている操作者であり、先の操作者)が操作した後からその期間内に、同じ文書に対して操作が行われた場合に、その操作者に対して通知を行うための条件である。
ステップS912では、ステップS904で抽出した操作者を通知すべき操作者とする。
ステップS914では、ステップS904で抽出した操作者は通知すべき操作者ではないとする。
このフローチャートでは、操作者に対して期間を対応させて記憶しているユーザーアカウント・期間条件テーブル1000を用いたが、操作者に対して操作種別毎の期間を対応させて記憶しているテーブルを用いるようにしてもよい。その場合、ステップS908では、ステップS902で抽出した操作対象に対応する操作種別を操作履歴テーブル400の操作種別欄410から抽出し、ステップS904で抽出した操作者に対応する該操作種別毎の期間をそのテーブルから抽出するようにしてもよい。
ステップS1102、ステップS1104の処理は、図6に例示したフローチャート内のステップS602、ステップS604の処理と同等である。
ステップS1106の処理は、図7に例示したフローチャート内のステップS706の処理と同等である。
ステップS1108では、ステップS1102で抽出した操作対象に対応する操作種別を操作対象・操作種別条件テーブル1200の操作種別欄1220から抽出する。ここで、操作対象・操作種別条件テーブル1200は、抽出モジュール140が記憶している。図12は、操作対象・操作種別条件テーブル1200のデータ構造例を示す説明図である。操作対象・操作種別条件テーブル1200は、操作対象欄1210、操作種別欄1220を有している。操作対象欄1210は、操作対象である文書(文書識別情報)を記憶する。操作種別欄1220は、操作の種別を記憶する。この操作の種別は、その文書(操作対象欄1210に記憶されている文書)に対して先の操作者によって、その操作種別の操作がされた後に、後の操作者によってなんらかの操作が行われた場合に、先の操作者に対して通知を行うための条件である。
ステップS1112では、ステップS1104で抽出した操作者を通知すべき操作者とする
ステップS1114では、ステップS1104で抽出した操作者は通知すべき操作者ではないとする。
このフローチャートでは、操作対象・操作種別条件テーブル1200の操作種別欄1220を先の操作の条件としたが、これを後の操作の条件としてもよい。その場合、ステップS1106は不要となり、ステップS1110では、操作検知モジュール120が検知した操作(後の操作)の操作種別とステップS1108で抽出した操作種別は同じか否かを判断し、同じ場合はステップS1112へ進み、それ以外の場合はステップS1114へ進むようにしてもよい。
ステップS1302、ステップS1304の処理は、図6に例示したフローチャート内のステップS602、ステップS604の処理と同等である。
ステップS1306の処理は、図9に例示したフローチャート内のステップS906の処理と同等である。
ステップS1308では、ステップS1302で抽出した操作対象に対応する期間を操作対象・期間条件テーブル1400の期間欄1420から抽出する。ここで、操作対象・期間条件テーブル1400は、抽出モジュール140が記憶している。図14は、操作対象・期間条件テーブル1400のデータ構造例を示す説明図である。操作対象・期間条件テーブル1400は、操作対象欄1410、期間欄1420を有している。操作対象欄1410は、操作対象である文書(文書識別情報)を記憶する。期間欄1420は、期間を記憶する。この期間は、その文書(操作対象欄1410に記憶されている文書)に対して先の操作者によって操作された後からその期間内に、後の操作者によって操作が行われた場合に、先の操作者に対して通知を行うための条件である。
ステップS1312では、ステップS1304で抽出した操作者を通知すべき操作者とする
ステップS1314では、ステップS1304で抽出した操作者は通知すべき操作者ではないとする。
このフローチャートでは、操作対象である文書に対して期間を対応させて記憶している操作対象・期間条件テーブル1400を用いたが、操作対象である文書に対して操作種別毎の期間を対応させて記憶しているテーブルを用いるようにしてもよい。その場合、ステップS1308では、ステップS1302で抽出した操作対象に対応する操作種別を操作履歴テーブル400の操作種別欄410から抽出し、ステップS1304で抽出した操作者に対応する該操作種別毎の期間をそのテーブルから抽出するようにしてもよい。
なお、図16に示すハードウェア構成は、1つの構成例を示すものであり、本実施の形態は、図16に示す構成に限らず、本実施の形態において説明したモジュールを実行可能な構成であればよい。例えば、一部のモジュールを専用のハードウェア(例えばASIC等)で構成してもよく、一部のモジュールは外部のシステム内にあり通信回線で接続しているような形態でもよく、さらに図16に示すシステムが複数互いに通信回線によって接続されていて互いに協調動作するようにしてもよい。また、特に、パーソナルコンピュータの他、情報家電、複写機、ファックス、スキャナ、プリンタ、複合機(スキャナ、プリンタ、複写機、ファックス等のいずれか2つ以上の機能を有している画像処理装置)などに組み込まれていてもよい。
また、前述の実施の形態においては、先の操作は1回だけでも通知の対象としたが、通知の対象となるのは複数回の操作が行われたことを条件としてもよい。さらに、その操作は、予め定められた操作種別の操作であることを条件としてもよい。例えば、単に1回だけ参照した文書よりも複数回参照した文書の方が興味の度合いが高い場合が多いので、「参照」回数が予め定められた値より多い又は以上である操作者を通知先の対象とするようにしてもよい。
前述の実施の形態の説明では、操作種別として、「参照開始」と「参照終了」との2つに分けていたが、「参照」としてもよい。そして、その場合は、操作履歴テーブル400の操作日時欄440を「操作開始日時欄」と「操作終了日時欄」とする。
なお、図3に例示したフローチャート内のステップS308の詳細な処理内容として、図6、7、9、11、13に例示したフローチャートを組み合わせたものであってもよい。
また、通知モジュール150は、操作検知モジュール120が検知したときに、通知すべき操作者による操作が継続しているか否かを判断し、通知すべき操作者による操作が継続している場合は、その通知すべき操作者の操作画面に通知内容を表示する通知を行うようにしてもよい。現在、操作の対象が既に変更されている可能性があるので、緊急的に通知するためである。通知モジュール150は、通知すべき操作者による操作が継続しているか否かの判断を、履歴記憶モジュール135に基づいて行ってもよい。例えば、図4に例示の操作履歴テーブル400では、操作者:Maryが文書:Doc−00005に対してバージョン追加を行ったときに、操作者:Mikeは文書:Doc−00005の参照を行っているので、操作者:MikeのPCの操作画面に、その文書はバージョン追加の操作が行われた旨の通知を表示する。
「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、プログラムのインストール、実行、プログラムの流通などのために用いられる、プログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体をいう。
なお、記録媒体としては、例えば、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)であって、DVDフォーラムで策定された規格である「DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM等」、DVD+RWで策定された規格である「DVD+R、DVD+RW等」、コンパクトディスク(CD)であって、読出し専用メモリ(CD−ROM)、CDレコーダブル(CD−R)、CDリライタブル(CD−RW)等、ブルーレイ・ディスク(Blu−ray Disc(登録商標))、光磁気ディスク(MO)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ、ハードディスク、読出し専用メモリ(ROM)、電気的消去及び書換可能な読出し専用メモリ(EEPROM(登録商標))、フラッシュ・メモリ、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)等が含まれる。
そして、前記のプログラム又はその一部は、前記記録媒体に記録して保存や流通等させてもよい。また、通信によって、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、インターネット、イントラネット、エクストラネット等に用いられる有線ネットワーク、あるいは無線通信ネットワーク、さらにこれらの組み合わせ等の伝送媒体を用いて伝送させてもよく、また、搬送波に乗せて搬送させてもよい。
さらに、前記のプログラムは、他のプログラムの一部分であってもよく、あるいは別個のプログラムと共に記録媒体に記録されていてもよい。また、複数の記録媒体に分割して
記録されていてもよい。また、圧縮や暗号化など、復元可能であればどのような態様で記録されていてもよい。
110…文書操作モジュール
115…文書記憶モジュール
120…操作検知モジュール
130…履歴記憶制御モジュール
135…履歴記憶モジュール
140…抽出モジュール
150…通知モジュール
155…アカウント記憶モジュール
210A…利用者端末
210B…利用者端末
220…文書DB
290…通信回線
Claims (7)
- 情報に対する操作を検知する操作検知手段と、
前記操作検知手段によって操作が検知された場合に、履歴情報として操作者、操作対象である情報を対応させて履歴記憶手段に記憶させるように制御する履歴記憶制御手段と、
前記操作検知手段によって操作が検知された場合に、前記履歴記憶手段から前記情報に対して既に操作を行った操作者を抽出する抽出手段と、
前記抽出手段によって抽出された操作者に対して、前記情報に対して操作が行われた旨の通知を行う通知手段
を具備することを特徴とする情報処理装置。 - 前記履歴記憶手段は、操作時間に関する情報を履歴情報として記憶しており、
前記抽出手段は、前記情報に対しての操作時間が予め定められた値以下又は未満である関係を有している場合の操作者は抽出しない
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記履歴記憶手段は、操作種別又は操作日時を履歴情報として記憶しており、
前記抽出手段は、操作者毎に予め定められた操作種別又は予め定められた操作日時の期間に基づいて、通知すべき操作者を抽出する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。 - 前記抽出手段は、情報毎に予め定められた操作種別又は予め定められた操作日時の期間に基づいて、通知すべき操作者を抽出する
ことを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。 - 前記抽出手段は、情報毎に予め定められた通知不要か否かを示す通知不要情報に基づいて、通知すべき操作者を抽出する
ことを特徴とする請求項3又は4に記載の情報処理装置。 - 前記抽出手段における前記予め定められた操作日時の期間は、操作種別毎に予め定められている
ことを特徴とする請求項3から5のいずれか一項に記載の情報処理装置。 - コンピュータを、
情報に対する操作を検知する操作検知手段と、
前記操作検知手段によって操作が検知された場合に、履歴情報として操作者、操作対象である情報を対応させて履歴記憶手段に記憶させるように制御する履歴記憶制御手段と、
前記操作検知手段によって操作が検知された場合に、前記履歴記憶手段から前記情報に対して既に操作を行った操作者を抽出する抽出手段と、
前記抽出手段によって抽出された操作者に対して、前記情報に対して操作が行われた旨の通知を行う通知手段
として機能させるための情報処理プログラム。
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