JP2007156624A - 文書処理装置及びその制御方法、文書管理システム、並びに制御プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】文書やフォルダの操作に関する情報を電子メールにより通知する際に、メール通知設定を効率的に行うことができる文書処理装置を提供する。
【解決手段】操作対象がフォルダの場合はそのフォルダのメール通知設定を、操作対象が文書である場合にはその親フォルダのメール通知設定を、それぞれフォルダ管理テーブル302から取得する。取得したメール通知設定からメール通知の必要があると判定された場合には、メール通知設定に格納されているルールリスト内のメール通知条件の詳細をメール通知条件テーブル306から取得し、直前に行われた操作が、メール通知条件に指定された通知対象の操作であるかどうかの判断を行う。直前に行われた操作が通知対象の操作である場合には、通知メールの作成を行う。
【選択図】図12

Description

本発明は、ネットワーク上に構成された文書処理装置及びその制御方法、前記文書処理装置を含む文書管理システム、並びに前記制御方法を実現するための制御プログラムに関する。
従来から、クライアントコンピュータと文書管理サーバ装置等が互いにネットワーク接続されたクライアント・サーバシステム型の文書管理システムが知られている。
また、特許文献1には、文書閲覧を許可された利用者の名前を文書ごとに管理し、その利用者名をメールアドレスに展開して、自動的に閲覧文書が登録されたことを通知するシステムが開示されている。このシステムでは、登録者は、端末装置を用いて電子化文書を作成し、この文書の格納先(文書管理装置内)と閲覧を許可する利用者名とを入力設定する。その後、端末装置からの電子化文書が前記格納先に格納された旨を通知する通知文書を作成し、電子メールとして閲覧を許可した利用者へ送信するものである。
特開平4−332234号公報
しかしながら、上記特許文献1のシステムでは、文書ごとにメール通知の設定操作を行わなければならない、という煩雑さがあった。
本発明は上記従来の問題点に鑑み、文書やフォルダの操作に関する情報を電子メールにより通知する際に、メール通知設定を効率的に行うことができる文書処理装置及びその制御方法、文書管理システム、並びに制御プログラムを提供することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するため、ネットワーク上に構成された文書処理装置において、文書またはフォルダに対して操作を行うための操作手段と、前記操作が行われたことを通知するための通知メールを作成するメール作成手段と、前記メール作成手段が前記通知メールを作成する際の条件を設定する条件手段と、前記条件をフォルダに関連付けする条件関連付け手段とを備え、前記メール作成手段は、前記操作が前記フォルダ内で行われたとき、該操作が前記条件に合致している場合に前記通知メールを作成するようにしたことを特徴とする。
また、本発明は、ネットワーク上に構成された複数のコンピュータから成る文書管理システムであって、請求項1乃至4のいずれかに記載の文書処理装置を、前記複数のコンピュータのうちの1つまたは複数のコンピュータで構成したことを特徴とする。
また、本発明は、ネットワーク上に構成された文書処理装置の制御方法であって、文書またはフォルダに対して操作を行う工程と、前記操作が行われたことを通知するための通知メールを作成する際の条件を設定する工程と、前記条件をフォルダに関連付けする工程と、前記操作が前記フォルダ内で行われたとき、該操作が前記条件に合致している場合に前記通知メールを作成する工程とを有することを特徴とする。
また、本発明は、ネットワーク上に構成された文書処理装置の制御方法を実行するための、コンピュータで読み取り可能な制御プログラムであって、文書またはフォルダに対して操作を行うステップと、前記操作が行われたことを通知するための通知メールを作成する際の条件を設定するステップと、前記条件をフォルダに関連付けするステップと、前記操作が前記フォルダ内で行われたとき、該操作が前記条件に合致している場合に前記通知メールを作成するステップとを有することを特徴とする。
本発明によれば、文書またはフォルダに対して操作が行われたことを通知するための通知メールを作成するに際し、メール通知の設定を、文書ごとでなくフォルダごとにまとめて行うことができ、メール通知設定を効率的に行うことが可能になる。
本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
<システム構成>
図1は、本発明に係る実施の形態に係る文書管理システムの全体構成を示すブロック図である。
本システムは、文書管理サーバ121、Webサーバ122、メール送信サーバ123、クライアントPC124,125、及びWebクライアントPC126,127がイーサネット(登録商標)などのネットワーク100を介して接続されたシステムである。即ち、イーサネット(登録商標)などのネットワーク上に構築されたクライアント・サーバシステム型の文書管理システムであって、後述詳細に説明するように、文書やフォルダの操作に関する情報を電子メールにより通知する機能を有する。
文書管理サーバ121では、ネットワーク管理機能を有するサーバアプリケーション1040が稼動している。Webサーバ122では、Webアプリケーション1050が稼動している。メール送信サーバ123では、メール通知サービス2010が稼動している。クライアントPC124,125では、GUI等の機能を有するクライアントアプリケーション1010が稼動している。WebクライアントPC126,127では、一般的なWebブラウザアプリケーションが稼動しているものとする。
<ソフトウェア構成>
図2は、図1に示した文書管理システムに用いられるソフトウェアの全体構成を示すブロック図である。
本システムのソフトウェアは、クライアントアプリケーション1010と、サーバアプリケーション1040と、Webアプリケーション1050とから構成される。クライアントアプリケーション1010とサーバアプリケーション1040は、一般的なコンピュータのオペレーティングシステム上で動作可能なアプリケーションソフトウェアとして提供されるものである。また、Webプリケーション1050は、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)サーバと連携して動作するWebアプリケーションとして動作する。
なお、本実施の形態では、クライアントアプリケーション1010とサーバアプリケーション1040は、前述したようにそれぞれ別なコンピュータの上で動作することとするが、これらは、同一のコンピュータ上で動作していても構わない。
まず、クライアントアプリケーション1010の構成を説明する。
図2中の1011は、オペレータが操作するための操作画面を制御するユーザインターフェイス制御部である。オペレータは、ユーザインフェイス制御部1011が表示する操作画面を操作することにより、本文書管理システムに管理されている文書の閲覧、登録、移動、コピー、削除が行える。更に、該操作画面を操作することにより、フォルダの作成、移動、コピー、削除や、キャビネットの作成、削除、メール通知条件の管理、及びメール通知設定なども行えるようになっている。ここで、オペレータの操作を解釈し、主制御部1012により、実際の作業を行う。
主制御部1012では、オペレータの操作に応じて、必要に応じてデータベースの操作や、ファイルの変換処理を行うなどの制御を行う。キャビネット管理部1013では、キャビネットに対する操作が行われたときにデータベースを操作し、キャビネットの作成や削除などの処理を行う。フォルダ管理部1014では、フォルダに対する操作が行われたときにデータベースを操作し、フォルダの作成、削除、移動、コピーなどの処理を行う。
文書管理部1015では、文書に対する操作が行われたときにデータベースを操作し、文書の登録、削除、移動、コピーなどの処理を行う。ユーザ・グループ管理部1016では、ユーザやグループに対する操作が行われたときにデータベースを操作し、ユーザやグループの登録、削除、属性変更、またグループへのユーザの登録、削除などの処理を行う。また、フォルダ管理部1014、文書管理部1015と連携して、アクセス権の設定処理も行う。さらに、キャビネットを使用するための認証処理もここで行う。
キーワード管理部1017では、ユーザが独自に作成した分類キーワードを管理する。ここで、分類キーワードの作成、削除、分類キーワードへの値の設定などを行う。メール管理部1018では、システムから送信するメールの作成を行う。例えば、フォルダ管理部1014や文書管理部1015でフォルダや文書に対する操作が行われた場合に、操作通知メールを作成しメール送信キューに登録する処理を行う。また、メール通知条件管理部1019では、メールを通知する条件(メール通知条件)の作成や編集、削除などの管理を行い、フォルダへの関連付けの処理を行う。
データベースアクセス部1020は、キャビネット管理部1013、フォルダ管理部1014、文書管理部1015、ユーザ・グループ管理部1016、キーワード管理部1017でのデータベース操作命令を、ネットワーク通信により、サーバアプリケーション1040に送信し、その結果を受信し依頼元へ転送する部分である。
ファイル操作部1030では、オペレーティングシステムが提供するファイルシステムを操作する。例えば、オペレーティングシステムのファイルシステムで管理されているファイルを文書管理システムへ文書として登録する処理を行う。また、文書管理システムに登録されている文書をオペレーティングシステムのファイルシステムへファイルとして取り出したりする処理も行う。
次に、Webアプリケーション1050について説明する。
Webアプリケーション1050は、WebクライアントPC126,127からのHTTPリクエストに応じて、要求されたHTMLページやイメージファイルなどのコンテンツをHTTPレスポンスとしてWebクライアントPC126,127に送信する。また、WebクライアントPC126,127からのプログラム実行要求に応じてプログラムを実行し、その結果をHTTPレスポンスとしてWebクライアントPC126,127に送信する処理を行う。このWebアプリケーション1050は、CGI(Common Gateway Interface)や、JSP(Java(登録商標) Server Pages)、ASP(Active Server Pages)などを用いて構築されているものとする。
Webアプリケーション1050では、クライアントアプリケーションと同様の機能を提供するが、ユーザインターフェイス部分が異なる。即ち、構成はクライアントアプリケーション1010とほぼ同様であるが、オペレータとの入出力部分であるHTML/HTTP処理部1051が異なる。HTML/HTTP処理部1051では、WebクライアントPC126,127からのプログラム実行要求に応じてプログラムを実行する。そして、その実行結果をHTMLを用いた画面情報として構成し、HTTPレスポンスとしてWebクライアントPC126,127に送信する処理を行う。
次に、サーバアプリケーション1040の構成について説明する。
サーバアプリケーション1040は、データベースアクセス部1041を備えている。データベースアクセス部1041は、ネットワーク通信により、クライアントアプリケーション1010からの要求に応じてデータベース1042の操作を行い、その結果を返送する。
次に、図3を用いて、本実施の形態に係るメール送信に関するプログラムについて説明する。
図3は、図1に示した文書管理システムに用いられるメール送信に関するプログラムの構成を示すブロック図である。
このプログラムは、メール通知サービス2010と、サーバアプリケーション1040と、メール送信サービス2020とから構成されている。これらは、共に一般的なコンピュータのオペレーティングシステム上で動作可能なアプリケーションソフトウェアとして提供されるものである。
ここで、メール通知サービス2010、サーバアプリケーション1040、及びメール送信サービス2020が動作するコンピュータは、図1で示したようにイーサーネット100などでネットワーク接続されているものとする。なお、本実施の形態では、メール通知サービス2010とサーバアプリケーション1040とメール送信サービス2020はそれぞれ別なコンピュータの上で動作することとするが、これらは、同一のコンピュータ上で動作していても構わない。
まずメール通知サービス2010の構成を説明する。
2011は、オペレータが操作するための操作画面を制御するユーザインターフェイス制御部である。オペレータは、ユーザインフェイス制御部2011が表示する操作画面を操作することにより、本文書管理システムに管理されているメール送信に必要な情報を管理することができるようになっている。メール送信に必要な情報とは、メール送信サーバ123のアドレスやメールキューの監視間隔などである。ここで、オペレータの操作を解釈し、主制御部2012により、実際の作業を行う。
主制御部2012では、オペレータの操作に応じて、または定期的に必要に応じてデータベースの操作や、メール送信処理などの制御を行う。メール送信設定部2013では、オペレータの操作に応じて、メール送信サーバ123のアドレス、メール送信サーバ123の認証方法や認証情報、及びメールキューの監視間隔を設定するための画面表示を行う。そして、画面に入力された情報をデータベース1042内のテーブルに格納する。なお、この情報に関しては、特にデータベースに登録せずとも設定ファイルなどに格納しても構わない。
メールキュー監視部2015では、メール送信設定部2013により設定されたメールキューの監視間隔に従い、一定の間隔で後述するメール管理テーブル307を監視し、メール管理テーブル307に送信すべきメールレコードがあるかどうかを検出する。データベースアクセス部1020は、クライアントアプリケーション1010の場合と同様であるので説明を省略する。
メール送信処理部2016では、メールキュー監視部2015で送信すべきメールが検出されたときに、メールの送信を行う。メールの送信処理については、図14を用いて後述する。サーバアプリケーション1040は図2で説明したものと同様であるので、ここでは、説明を省略する。
メール送信サーバ123で稼動するメール送信サービス2020は、メール送信サーバプログラム2021を有している。メール送信サーバプログラム2021は、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)により電子メールの送信や中継を行う一般に知られたプログラムである。
<データベースのデータ構成>
次に、図4及び図5を用いて、データベース1042内に保持されているデータ構成について説明する。
このデータベース1042は、リレーショナルデータベースであり、キャビネットを1単位として、複数のキャビネットを保持可能に構成されている。
図4及び図5は、キャビネット内のデータ構成を示すデータ構成図である。
キャビネットは少なくとも、図4に示すように、キャビネット管理テーブル301、フォルダ管理テーブル302、文書管理テーブル303、ユーザ管理テーブル304、及びグループ管理テーブル305を含む。さらに、図5に示すように、メール通知条件テーブル306、メール管理テーブル307、及びアドレス管理テーブル308を含んでいる。
キャビネット管理テーブル301は、キャビネットIDとキャビネット属性情報から成る。キャビネットIDは、キャビネットを識別するための識別情報である。キャビネット属性情報は、キャビネット名、キャビネット作成時刻、今年度キャビネット識別情報などから構成される。今年度キャビネット情報は、新年度キャビネットの作成の際に、キャビネット作成時のテンプレートとして使用されるキャビネットであることを示し、システム内で1つのキャビネットにのみ設定することができる。
フォルダ管理テーブル302は、フォルダID、親フォルダID、フォルダ属性情報、アクセス権リスト、及びメール通知設定などから成るフォルダレコードが複数登録されたテーブルである。フォルダレコードは1フォルダにつき1件登録されている。フォルダレコードはオペレータがフォルダを作成したときに作成され、フォルダを削除したときに削除される。フォルダIDはフォルダ管理テーブル302内で一意の値をもつフォルダの識別子である。親フォルダIDには親フォルダのフォルダIDが格納される。親フォルダIDをもつことにより、フォルダをツリー上の階層構造で管理することができる。
フォルダ属性情報には、フォルダ名、フォルダの作成時刻、更新時刻、作成者、オーナ、常用文書識別情報、及び保存期限などのフォルダ管理上に必要な情報が格納される。アクセス権リストには、後述するユーザIDまたはグループIDとフォルダに対するアクセス権の組のリストが登録される。アクセス権には、文書名や文書属性のみを参照可能な「参照権」、文書の内容まで閲覧可能な「読み出し権」、文書の登録や文書内容の変更、フォルダの作成、属性変更までが可能な「書き込み権」、及び文書やフォルダの削除まで可能な「削除権」などがある。
このようなフォルダ管理においてフォルダや文書の操作を行った場合でも、メール通知設定には、以下の設定のいずれかが保持される。
(1)操作通知メールを送信しない「メールを通知しない」、
(2)上位のフォルダに設定されているメール通知設定を引き継いで動作する「上位フォルダの設定を引き継ぐ」、
(3)このフォルダ独自にメール通知の設定を適用する「フォルダ独自に設定する」。
また、「フォルダ独自に設定する」が設定されている場合には、メール通知条件のリストが格納される。
文書管理テーブル303は、文書ID、親フォルダID、文書属性情報、及びアクセス権リストなどから成る文書レコードが複数登録されたテーブルである。文書レコードは、1文書につき1件登録されている。文書レコードはオペレータが文書を登録したときに作成され、文書を削除したときに削除される。文書IDは文書管理テーブル303内で一意の値をもつ文書の識別子である。親フォルダIDには文書が格納されているフォルダのフォルダIDが格納される。文書属性情報には、文書本体、文書名、文書の作成時刻、更新時刻、文書の最終アクセス時刻、作成者、オーナ、及び分類情報などの文書管理上に必要な情報が格納される。アクセス権リストは、上記フォルダ情報テーブル302の場合と同様である。
ユーザ管理テーブル304は、ユーザID、ユーザ情報などからなるユーザレコードが複数登録されたテーブルである。ユーザレコードは1ユーザにつき1件登録されている。ユーザレコードはオペレータがユーザを作成したときに作成され、ユーザを削除したときに削除される。ユーザIDは、ユーザ管理テーブル304内で一意の値をもつユーザの識別子である。ユーザ情報には、ユーザ名、パスワード、ユーザの作成時刻、更新時刻、メールアドレスID、及び承認者のユーザIDなどのユーザ管理上に必要な情報が格納される。
グループ管理テーブル305は、グループID、グループ情報、及びユーザリストなどから成るグループレコードが複数登録されたテーブルである。グループレコードは1グループにつき1件登録されている。グループレコードはオペレータがグループを作成したときに作成され、グループを削除したときに削除される。グループIDはグループ管理テーブル305内で一意の値をもつグループの識別子である。グループ情報には、グループ名、グループの作成時刻、及び更新時刻などのグループ管理上に必要な情報が格納される。ユーザリストには、このグループに登録されているユーザのユーザIDのリストが格納される。
図5に示すメール通知条件テーブル306は、ルールID、ルール属性情報、操作リスト、受信者リストなどから成るルールレコードが複数登録されたテーブルである。ルールレコードは、1ルールにつき1件登録されている。ルールレコードはオペレータがルールを作成したときに作成され、ルールを削除したときに削除される。ルールIDは、メール通知条件テーブル306内で一意の値をもつルールの識別子である。ルール情報には、ルール名、ルールの作成時刻、及び更新時刻などのルール管理上に必要な情報が格納される。操作リストには、新規作成や変更、削除などの操作のうちどの操作を行ったときにメール通知を行うのかを決定するための、操作種別のリストが格納される。受信者リストには、このルールに登録されている受信者のアドレスIDのリストが格納される。
メール管理テーブル307は、メールIDやメール情報などからなるメールレコードを複数格納するためのテーブルであり、送信待ちのメールを一時的に格納するメール送信キューの役目をする。メールレコードは、メール通知を行うような操作をしたときに作成され、メールが正常に送信された場合に削除される。メールIDはメール管理テーブル307内で一意の値をもつメールの識別子である。メール情報には、メールの送信元情報、受信者アドレス、メールの件名、及びメールの本文が格納されている。メールの送信元情報には、メール送信サーバ123のアドレスなどシステム固有の情報や、「操作者」に関する情報が含まれる。
メールアドレス管理テーブル308は、アドレスID、アドレス情報などからなるアドレスレコードが複数登録されたテーブルである。
アドレスレコードは1アドレスにつき1件登録されている。アドレスレコードはオペレータがアドレスを作成したときに作成され、アドレスを削除したときに削除される。アドレスIDはアドレス管理テーブル308内で一意の値をもつアドレスの識別子である。アドレス情報には、アドレス名、アドレスの作成時刻及び更新時刻のほか、アドレスの種別アドレス管理上に必要な情報が格納される。アドレスの種別には、「文書のオーナ」、「フォルダのオーナ」、「操作者」、「承認者」、「通常」、及び「外部」などの情報が格納される。ここで、アドレスの種別として、「通常」、「外部」が設定されている場合には、さらにメールアドレスが格納される。アドレスの種別が「文書のオーナ」、「フォルダのオーナ」、「操作者」、「承認者」などの場合は、場合に応じてメールアドレスが変わるため、メールのアドレスは格納されない。
次に、図6を用いて、キャビネット内のフォルダにおけるツリー状の階層構造を表示するユーザインターフェイスの例を説明する。
図6は、フォルダ表示の画面構成例を示すツリー図である。
同図中、「2003年度」、「2002年度」、「保存」という文字列が付加された部分がキャビネットである。この例では、「2003年度」のキャビネット構成を示している。
「2003年度」のキャビネット内には、最上位に「10 資料」、「20 資産管理」、「30 予算・実績」、「40 議事録」、「50 購買」、「60 報告書」、「70 勤務管理」というフォルダが配置されている。また、「2002年度」のキャビネット内には最上位に、「20 資産管理」、「30 予算・実績」、「40 議事録」、「50 購買」、「60 報告書」、「70 勤務管理」というフォルダが配置されている。
<メール通知条件の作成/編集画面>
図7は、本実施の形態に係るメール通知条件の作成/編集画面(メール通知ルール画面)の一例を示す画面表示図である。
このメール通知ルール画面5001は、オペレータが、クライアントアプリケーション1010からメール通知条件の作成または編集の操作を行ったときに起動される。
図7中のルール名5011は、メールの通知条件にオペレータが任意に命名できるルール名を入力するための入力領域である。編集領域5012では、どの操作を行ったときに操作通知メールを送信すべきかを設定するための操作選択項目が表示される。本実施の形態では、操作は類似の操作を分類してあり、分類をまとめて選択できるようにしてある。操作の種類としては、「文書の作成」、「文書の変更」、「文書の削除」、「フォルダの作成」、「フォルダの変更」、「フォルダの削除」、「文書のコピー」、「文書の移動」、「文書の編集」、「文書の閲覧」、「文書のページ分割」、「文書のページ結合」、「フォルダのコピー」、及び「フォルダの移動」などがある。表示しきれない部分に関しては、スクロールバー5012aでスクロールすることにより、表示することが可能になっている。領域内のチェックボックスにチェックをつけた操作が行われたときに通知メールが送信される。
チェックボックス5013は、通知メールにショートカットファイルを添付するかどうかを選択するためのものである。チェックされていれば、通知メールにショートカットファイルが添付される。ショートカットファイルは、文書管理システム内の特定の文書、フォルダへのアクセス情報が記録されたファイルであり、通知メールの受信者がこのファイルをクリックすることにより、クライアントアプリケーション1010が起動されて、通知された文書やフォルダが表示されるようになっている。
チェックボックス5014は、通知メールにアクセスURLを記載するかどうかを選択するためのものである。チェックされていれば、通知メールにアクセスURLが添付される。アクセスURLは、文書管理システム内の特定の文書、フォルダへのアクセス情報が埋め込まれたURLである。通知メールの受信者がWebブラウザを用いてこのアクセスURLにアクセスすることにより、Webアプリケーション1050が起動されて、通知された文書やフォルダが表示されるようになっている。
図中の5015は、通知メールの受信者の一覧を表示する受信者リスト領域である。5016は受信者リストに受信者を追加するためのボタンであり、このボタンをクリックすると、後述する図9の画面が表示される。5017は受信者リストから受信者を削除するためのボタンであり、領域5015で受信者を選択した状態で、このボタン5017をクリックすると、受信者リストから選択した受信者が削除される。
5018は終了ボタンであり、このボタンをクリックすると、この画面で行った操作内容をデータベース1042に反映し、画面5001を閉じる。5019はキャンセルボタンであり、このボタン5019をクリックすると、何もせず画面5001を閉じる。
<メール通知条件の作成/編集画面の処理内容>
図8は、メール通知条件の作成/編集画面の処理内容を示すフローチャートである。
この処理は、図10を用いて後述するメール通知設定画面でオペレータが「追加」7031、「編集」ボタン7032、「複製」ボタン7033をクリックしたときに起動される。
まず、ステップS801はどのボタンにより起動したかを判断し、処理を分岐する。「追加」7031の場合は、新規ルールの作成を行うためにステップS802へ処理を進める。その他のボタンの場合には、ステップS803へ処理を進める。
ステップS802では、新規作成時のデフォルト時の設定を行う。例えばルール名5011を空白とし、通知すべき操作の編集領域5012を非選択とし、ショートカット添付用のチェックボックス5013とアクセスURL5014は非選択とし、さらにメールの受信者リスト領域5015は空欄とするような処理を行う。
ステップS803では、「編集」ボタン7032または「複製」ボタン7033をクリックしたときに、ルール一覧7020で選択しているルールに関する情報をデータベース1042のメール通知条件テーブル306から取り出し、ルール名5011、通知すべき操作の編集領域5012、ショートカット添付用のチェックボックス5013、アクセスURL5014、及びメールの受信者リスト領域5015に適切に表示されるような処理を行う。ここで、画面5001の起動に使用されたボタンが「複製」ボタン7033であった場合は、ルール名5011として、ルール一覧7020で選択しているルールのルール名ではなくデフォルトのルール名、例えば、空白などを使用する。
ステップS804では、ステップS802またはステップS803で処理された内容に基づき画面を作成し、初期表示を行う。ステップS810はオペレータの操作を待ち、オペレータの操作に従って、処理を分岐する。
ステップS811は、オペレータがルール名5011の編集操作を行ったときに行われる処理であり、ルール名5011の文字をオペレータが入力した文字列に置き換える処理を行う。処理終了後再びステップS810に処理を戻す。ステップS812は、オペレータが通知すべき操作の編集領域5012の操作を行ったときに行われる処理である。オペレータによる操作グループの展開処理や、チェックボックスのチェック、アンチェック操作に応じて、表示制御を行う。
ステップS813は、オペレータがチェックボックス5013または5014を操作したときに実施される処理であり、チェックボックスのチェック、アンチェック操作に応じて、表示制御を行う。ステップS814は、「追加」ボタン5016をクリックしたときに実施される処理である。図9のメールの受信者一覧画面6001を起動する。
ステップS815は、メールの受信者一覧画面6001で選択された受信者のリストを受け取り、メールの受信者リスト領域5015に追加し、適切な表示を行う処理である。ステップS816は、「削除」ボタン5017をクリックしたときに実施される処理である。このボタン5017をクリックしたときに、メールの受信者リスト領域5015で選択状態になっている受信者を受信者リストから削除し、適切な表示を行う処理である。
ステップS817は、「OK」ボタン5018がクリックされたときに行う処理である。ステップS818では、操作結果が有効かどうかを判断する。操作結果が有効な場合には、ステップS818へ処理を進め、操作された結果をデータベース1042のメール通知条件テーブル306に反映した後に、画面5001を閉じる。操作結果が無効な場合、例えば、ルールの新規作成時、即ち、「追加」7031または「複製」ボタン7033で本処理が起動された場合において、ルール名5011が既に使用されているようなときなどには、編集操作が無効と判断し、警告メッセージを表示するなどして、操作のやり直しを促す。ステップS819ではこの画面5001で行った操作を無視し、画面を閉じる。
次に、図9を用いて、メールの受信者一覧画面6001について説明する。
図9は、メールの受信者一覧画面の一例を示す画面表示図である。この画面6001は、前述したメール通知ルール画面5001で「追加」ボタン5016がクリックされたときに表示される。メールの受信者領域6002には、データベース1042のメールアドレス管理テーブル308に格納されている全てのアドレスが一覧で表示されている。一度に複数のアドレスを選択可能であり、選択状態のアドレスについては反転表示される。
「OK」ボタン6003は、この画面6001の操作を保存し、画面を閉じるためのボタンである。この「OK」ボタン6003をクリックすると、メールの受信者領域6002で選択されているアドレスのリストをこの画面6001の起動元に返送する。「キャンセル」ボタン6004はこの画面6001の操作を無視し、画面を閉じるためのボタンである。このボタン6004をクリックすると、画面6001の起動元には、空のアドレスリストを返送し、画面を閉じる。
<メール通知設定画面>
次に、フォルダにメール通知条件を関連付けるためのメール通知設定画面について説明する。
図10は、フォルダにメール通知条件を設定するためのメール通知設定画面の一例を示す画面表示図である。
このメール通知設定画面7001は、クライアントアプリケーション1010でオペレータがフォルダを選択し、メール通知条件を設定する操作を行ったときに起動される。
図中の7010は、フォルダに対するメール通知条件の種類を選択するためのラジオボタングループである。メール通知条件の種類としては、「メールを送信しない」、「上位のフォルダの設定を引き継ぐ」、「このフォルダ独自に設定する」があり、オペレータはこの中から1つだけ選択可能である。また、「このフォルダ独自に設定する」を選択している場合のみ、これより下に表示されている項目の操作が可能となる。
7020はメール通知条件の一覧を表示する領域であり、ここには、データベース1042内のメール通知条件テーブル306に格納されているメール通知条件(ルール)が全て表示される。また、各ルールの先頭にはチェックボックスが設けられており、このフォルダに対して適用されるルールにはチェックボックスがチェックされている。また、選択状態のルールは反転表示され、一度に1つだけルールを選択可能である。
既に説明したように、「追加」ボタン7031、「編集」ボタン7032、「複製」ボタン7032をクリックするとメール通知条件の編集画面であるメール通知ルール画面5001が起動される。「追加」7031ボタンは、新規にデフォルトの設定でルールを作成するためのボタンである。「編集」ボタン7032は既存のルールの設定を変更するためのボタンである。「複製」ボタン7033は、既存のルールの設定を基に新規ルールを作成するためのボタンである。「編集」ボタン7032と「複製」ボタン7033は、メール通知条件の一覧7020で1つのルールを選択しているときのみ、操作可能になっている。
「削除」ボタン7034をクリックすると、メール通知条件の一覧7020で選択されているルールを削除する。ルールの内容7040には、メール通知条件の一覧7020で選択されている、ルールの内容が表示されている。「OK」ボタン7051がクリックされると、操作結果をフォルダ管理テーブル302に保存し、このメール通知設定画面7001を終了する。「キャンセル」ボタン7052がクリックされると、操作結果を無視して、この画面7001を終了する。
<メール通知設定画面を操作した時の処理>
次に、上記メール通知設定画面7001の処理内容について、図11を用いて説明する。
図11は、メール通知設定画面を操作した時の処理を示すフローチャートである。
初めのステップS901では、この画面7001の初期表示処理を行う。即ち、まず、メール通知条件テーブル306に格納されているルールの一覧を取得し、ルール一覧領域7020に設定する。次に、オペレータが選択しているフォルダの情報をフォルダ管理テーブル902から取得し、メール通知設定情報をフォルダの通知設定7010に設定する。メール通知設定情報で「このフォルダ独自に指定」が設定されている場合は、どのルールIDが設定されているか、そのリストを取得し、ルール一覧領域7020のチェックボックスをチェック状態にする。
ステップS901後のステップS910では、オペレータの操作に応じて処理を分岐する。即ち、ステップS911は、フォルダ設定7010のラジオボタングループを操作したときに行われる。選択されたラジオボタンを選択表示に換え、さらに、「メールを送信しない」、「上位のフォルダの設定を引き継ぐ」が選択された場合には、これより下に表示される項目を操作できないようにする。「このフォルダ独自に設定する」が選択された場合には、これより下に表示される項目を操作できるようにする。
ステップS912は、ルールの一覧7020でルールを選択した時に行われる処理であり、選択されたルールの詳細をメール通知条件テーブル306から取得し、ルールの内容をルールの内容領域7040に表示する。ステップS913は、ルールの一覧7020でルールごとに表示されるチェックボックスを操作したときに行われる処理であり、チェックボックスのチェック、アンチェック状態をトグル処理する。
ステップS914は、「追加」ボタン7031、「編集」ボタン7032、または「複製」ボタン7033)を操作したときに行われる処理であり、メール通知ルール画面5001を起動する。ステップS915は、メール通知ルール画面5001が閉じられたときに行われる処理であり、変更された内容をルールの内容領域7040に反映する。この編集内容はメール通知条件テーブル306にも反映される。
ステップS916は「削除」ボタン7034が操作されたときに行われる処理であり、このボタンが操作されたときにルールの一覧7020で選択状態になっているルールを削除する。削除されたルールは、メール通知条件テーブル306からも削除される。ステップS917は、「OK」ボタン7051を操作されたときに行われる処理である。
ステップS918では、操作内容が有効かどうかを判断し、有効であれば、フォルダ管理テーブル302に操作結果を反映し、このメール通知設定画面7001を閉じる。操作が無効であれば、警告メッセージを表示し、操作のやり直しを促す。ステップS919は、「キャンセル」ボタン7052を操作されたときに行われる処理であり、この画面7001で行われた操作を無視して、画面を閉じる。
<メール作成処理>
図12及び図13は、本実施の形態に係るメール作成処理を示すフローチャートである。
このメール作成処理は、クライアントアプリケーション1010でフォルダまたは文書に関する操作が行われた後に引き続き実施される処理である。例えば、フォルダの新規作成、フォルダの名称変更、フォルダの削除、文書の新規登録、文書の属性変更、文書の削除などの操作が行われた後に実行される。
まずステップS930は、メール通知を行う必要があるかどうかを判断する処理である。メール通知を行う必要がなければ処理を終了する。メール通知をする必要があるかどうかは次のように判断する。即ち、操作対象がフォルダの場合はそのフォルダのメール通知設定を、操作対象が文書である場合にはその親フォルダのメール通知設定を、それぞれフォルダ管理テーブル302から取得する。メール通知設定が「メールを送信しない」の場合には、メール通知を行う必要がないと判断する。メール通知設定が「このフォルダ独自に指定する」である場合には、メール通知を行う必要があると判断する。メール通知設定が「上位のフォルダの設定を引き継ぐ」である場合には、親フォルダのメール通知設定を取得し、メール通知を行うかどうかの判定を行う。メール通知設定が「上位のフォルダの設定を引き継ぐ」である限り、さらにその親フォルダのメール通知設定を取得し、メール通知の必要があるかどうかを判定する。
そして、ステップS930でメール通知の必要があると判定された場合には、ステップS931へ進む。ステップS931では、メール通知設定に格納されているルールリスト内のルール(メール通知条件)の詳細をメール通知条件テーブル306から取得し、直前に行われた操作が、ルールに指定された通知対象の操作であるかどうかの判断を行う。直前に行われた操作が通知対象の操作である場合には、ステップS932以降へ進んで通知メールの作成を行う。通知メールはSMTPで規定される電子メールで送信されるものとする。
次のステップS932では、メール作成バッファを確保し、メール作成バッファにメール送信者の書き出しを行う。メール送信者は、システムで定義されている唯一の送信者であるか、操作の実行オペレータのいずれでも構わない。ステップS933では、受信者リストの取得処理を行う。受信者リストはステップS931で取得されたルールから取得する。
ステップS934は、ステップS946までの繰り返し処理の開始処理である。この繰り返し処理は、ステップS933で取得した受信者リスト内の受信者の数だけ繰り返される。ステップS946では、繰り返し処理の終了処理として、メールの件名をメール作成バッファに書き出す。件名はシステムで固定ものでも、ルールごとに設定されたものでも構わない。前記繰り返し処理において、ステップS940は、受信者リストから受信者を1つ取り出しその種別を判定し、受信者種別により以下のように分岐を行う。
即ち、ステップS941は受信者種別が「フォルダのオーナ」または「文書のオーナ」である場合に行われる処理である。受信者が「フォルダのオーナ」であった場合には、フォルダ管理テーブル302に問い合わせを行い、フォルダのオーナのユーザIDを取得する。引き続き、ユーザ管理テーブル304に問い合わせを行い、このユーザのアドレスIDを取得する。さらに、メールアドレス管理テーブル308に問い合わせを行いアドレス情報を取得する。受信者が「文書のオーナ」であった場合には、文書管理テーブル303に問い合わせを行い、文書のオーナのユーザIDを取得する。引き続き、ユーザ管理テーブル304に問い合わせを行い、このユーザのアドレスIDを取得する。さらに、メールアドレス管理テーブル308に問い合わせを行いアドレス情報を取得する。
ステップS942は、受信者が「操作者」の場合に行われる処理である。操作者のユーザIDで、ユーザ管理テーブル304に問い合わせを行い、このユーザのアドレスIDを取得する。さらに、メールアドレス管理テーブル308に問い合わせを行いアドレス情報を取得する。
ステップS943は、受信者が「承認者」であった場合に行われる処理である。操作者のユーザIDで、ユーザ管理テーブル304に問い合わせを行い、このユーザの承認者のユーザIDを取得する。さらに、承認者のユーザIDでユーザ管理テーブル304に問い合わせを行い、承認者のアドレスIDを取得する。アドレスIDを取得する。さらに、メールアドレス管理テーブル308に問い合わせを行い、アドレス情報を取得する。
ステップS944は、受信者が「通常」であった場合に行われる処理である。この場合には、受信者としてアドレスIDが格納されているので、メールアドレス管理テーブル308に問い合わせを行い、アドレス情報を取得する。
そして、ステップS945へ進んで、前記したステップS941、ステップS942、ステップS943、またはステップS944で取得したアドレス情報に基づきメール作成バッファに受信者を書き出す。
次に、図13のステップS950へ進んで、メールにショートカットを添付するかどうかを判断し分岐する。即ち、ショートカットを添付する場合にはステップS951へ処理を進め、添付しない場合には、ステップS970へ処理を進める。
ステップS951では、マルチパートのメールを作成するために、テキスト書き出し用のMIME(Multipurpose Internet Mail Extension)パートを作成し、メール作成バッファに書き出す。続くステップS952では、メール本文をメール作成バッファに書き出す。メール本文の内容は、システム固有のものでも、ルールごとに設定されたものでも構わない。
ステップS960では、メールにアクセスURLを掲載するかどうかを判定し、分岐する。アクセスURLを掲載する場合には、ステップS961に、そうでなければ、ステップS962へ処理を進める。ステップS961では、操作対象のフォルダ、または文書のアクセスURLを作成し、これをメール作成バッファに書き出す。ステップS962では、バイナリファイル用のMIMEパートを作成し、メール作成バッファに書き出す。
その後のステップS963では、ショートカットファイルをバイナリファイルとして作成し、このファイルをBASE64などの方法により、バイナリコードを文字コードにエンコードする。引き続き、文字コードにエンコードしたショートカットファイルをメール作成バッファに書き出す。そして、続くステップS964では、メール作成バッファに書き出されたメール情報をメール管理テーブル307に格納し、メール作成バッファの開放を行う。
ステップS970では、ステップS952と同様のメール本文書き出し処理を行い、続くステップS980では、ステップS960と同様の判断、分岐処理を行う。そして、ステップS981では、ステップS961と同様のアクセスURL書き出し処理を行う。
<メール送信処理>
次に、図14を用いて、メール通知サービス2010におけるメール送信処理の説明を行う。
図14は、本実施の形態に係るメール送信処理を示すフローチャートである。
メール通知サービス2010は、定期的にメール管理テーブル307を監視しており(ステップS991、メール管理テーブル307にメール情報が格納されていれば、メールの送信処理を行う。
次のステップS992は、ステップS996までの繰り返し処理の開始処理を行う。この繰り返し処理は、メール管理テーブル307に格納されているメール情報レコードの数分繰り返される。この繰り返し処理において、まずステップS993では、メール情報レコードを1つ取り出し、次のステップS994では、取り出したメールをメール送信サービス2020へ送信する。このとき、認証が必要であれば予め設定されている認証情報により、認証を行ってから送信処理を行う。そして、ステップS995では、メール管理テーブル307から送信済みのメール情報レコードを削除する。
<実施の形態の利点>
本実施の形態によれば、操作対象がフォルダの場合はそのフォルダのメール通知設定を、操作対象が文書である場合にはその親フォルダのメール通知設定を、それぞれフォルダ管理テーブル302から取得する。取得したメール通知設定からメール通知の必要があると判定された場合には(図12のステップS930)、メール通知設定に格納されているルールリスト内のメール通知条件の詳細をメール通知条件テーブル306から取得する。そして、その取得した条件に基づいて、直前に行われた操作が、メール通知条件に指定された通知対象の操作であるかどうかの判断を行う(ステップS931)。直前に行われた操作が通知対象の操作である場合には、通知メールの作成を行う。
これにより、オペレータが行った操作を通知する通知メールの設定を、文書ごとでなくフォルダごとにまとめて行うことができるようになり、メール通知設定を効率的に行うことが可能になる。また、受信者の種別として、フォルダのオーナ、文書のオーナ、操作者、承認者などといった操作ごとに受信者の実態が変化するような場合の設定も効率的に行うことができる。
なお、上記実施の形態では、メールの受信者のアドレスをメールアドレス管理テーブル308で管理するものとした。しかし、メールの受信者が文書管理システム内に登録されているユーザに限られる場合は、メールアドレス管理テーブル308でメールアドレスを管理するのではなく、ユーザ管理テーブル304のユーザ情報の1項目としてメールアドレスを管理することも可能である。
また、上記実施の形態では、主にクライアントアプリケーションによる実施の形態を示したが、図7、図9及び図10で説明されるのと同様の画面をHTMLページとして構成することにより、Webアプリケーション1050を用いて実施することも容易である。
また、上記実施の形態の文書管理サーバ121では、データベース1042を単一のものとしたが、図15で示したように、文書本体を管理するデータベースを分離させるようにしてもよい。即ち、データベース1062で文書本体以外の情報を管理し、文書本体データベース1063で文書を管理し、さらに、これらのデータベース1062,1063へのアクセスを提供するデータベースアクセス部1061を設けるようにする。この場合、システム構成は、文書管理サーバが分離した構成となる。
なお、本発明の目的は、前述した各実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記憶した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても達成される。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した各実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード及び該プログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW等の光ディスク、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。または、プログラムコードをネットワークを介してダウンロードしてもよい。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した各実施の形態の機能が実現されるだけではなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した各実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その拡張機能を拡張ボードや拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した各実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
実施の形態に係る文書管理システムの全体構成を示すブロック図である。 図1に示した文書管理システムに用いられるソフトウェアの全体構成を示すブロック図である。 図1に示した文書管理システムに用いられるメール送信に関するプログラムの構成を示すブロック図である。 キャビネット内のデータ構成を示すデータ構成図である。 キャビネット内のデータ構成を示すデータ構成図である。 フォルダ表示の画面構成例を示すツリー図である。 実施の形態に係るメール通知条件の作成/編集画面の一例を示す画面表示図である。 メール通知条件の作成/編集画面の処理内容を示すフローチャートである。 メールの受信者一覧画面の一例を示す画面表示図である。 フォルダにメール通知条件を設定するためのメール通知設定画面の一例を示す画面表示図である。 メール通知設定画面を操作した時の処理を示すフローチャートである。 実施の形態に係るメール作成処理を示すフローチャートである。 図12の続きのフローチャートである。 実施の形態に係るメール送信処理を示すフローチャートである。 実施の形態の変形例を示すブロック図である。
符号の説明
100 ネットワーク
121 文書管理サーバ
122 Webサーバ
123 メール送信サーバ
124,125 クライアントPC
1010 クライアントアプリケーション
1040 サーバアプリケーション
1042 データベース

Claims (7)

  1. ネットワーク上に構成された文書処理装置において、
    文書またはフォルダに対して操作を行うための操作手段と、
    前記操作が行われたことを通知するための通知メールを作成するメール作成手段と、
    前記メール作成手段が前記通知メールを作成する際の条件を設定する条件手段と、
    前記条件をフォルダに関連付けする条件関連付け手段とを備え、
    前記メール作成手段は、
    前記操作が前記フォルダ内で行われたとき、該操作が前記条件に合致している場合に前記通知メールを作成するようにしたことを特徴とする文書処理装置。
  2. 前記通知メールが作成されたことを検出するメール作成検出手段と、
    前記通知メールが作成されたことを検出したときに前記通知メールを送信するメール送信手段とをさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の文書処理装置。
  3. 前記操作は、文書またはフォルダの作成、属性変更、削除、コピー、及び移動と、文書の編集、文書のページ分割、及び文書のページ結合を含む操作であることを特徴とする請求項1または2に記載の文書処理装置。
  4. 文書の所有者、フォルダの所有者、前記操作の操作者、または該操作者が承認した承認者のメールアドレスを取得する取得手段と、
    前記取得手段で取得したメールアドレスを用いて、前記通知メールの宛先として、文書の所有者、フォルダの所有者、前記操作者、または前記承認者を設定可能な宛先設定手段とを有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の文書処理装置。
  5. ネットワーク上に構成された複数のコンピュータから成る文書管理システムであって、
    請求項1乃至4のいずれかに記載の文書処理装置を、前記複数のコンピュータのうちの1つまたは複数のコンピュータで構成したことを特徴とする文書管理システム。
  6. ネットワーク上に構成された文書処理装置の制御方法であって、
    文書またはフォルダに対して操作を行う工程と、
    前記操作が行われたことを通知するための通知メールを作成する際の条件を設定する工程と、
    前記条件をフォルダに関連付けする工程と、
    前記操作が前記フォルダ内で行われたとき、該操作が前記条件に合致している場合に前記通知メールを作成する工程とを有することを特徴とする文書処理装置の制御方法。
  7. ネットワーク上に構成された文書処理装置の制御方法を実行するための、コンピュータで読み取り可能な制御プログラムであって、
    文書またはフォルダに対して操作を行うステップと、
    前記操作が行われたことを通知するための通知メールを作成する際の条件を設定するステップと、
    前記条件をフォルダに関連付けするステップと、
    前記操作が前記フォルダ内で行われたとき、該操作が前記条件に合致している場合に前記通知メールを作成するステップとを有することを特徴とする制御プログラム。
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