JPH11304867A - 回線測定装置 - Google Patents
回線測定装置Info
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- JPH11304867A JPH11304867A JP10121844A JP12184498A JPH11304867A JP H11304867 A JPH11304867 A JP H11304867A JP 10121844 A JP10121844 A JP 10121844A JP 12184498 A JP12184498 A JP 12184498A JP H11304867 A JPH11304867 A JP H11304867A
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Abstract
構成の小規模化された回線測定装置を提供する。 【解決手段】 残存電荷を放電させるための放電/基準
抵抗器6と、放電時の電圧並びに電流をモニタするため
のHi−Z電圧計9並びに電流計10と、放電の処理時
間をHi−Z電圧計9でモニタしながら適正な放電時間
に設定する機能および電流計10並びにHi−Z電圧計
9の自己校正のために放電/基準抵抗器6を基準抵抗器
として用いる機能を管理するプロセッサ13とを有す
る。
Description
し、例えば、高時定数回路接続時の線路および端末の外
来電圧、抵抗、容量等を測定する回線測定装置に関す
る。
の安定動作の確認のために、回路に付随する特性、例え
ば、外来電圧値、インピーダンス(抵抗)値、寄生容量
値等を測定する装置として適用される。この測定精度を
確保するために、高時定数回路が接続されて構成され
る。この回路構成において、測定前の放電時間は、高時
定数回路がある一定比率(例えば、99%)で放電でき
る時間に固定的に設定されている。
来技術は、測定前の放電時間が低時定数回路の場合でも
高時定数回路の場合でも同一の時間設定となっている。
そのため、測定精度を良くするために放電時間を長く設
定すると、高時定数回路の接続が無い場合に残存電荷の
放電処理が充分に行われていても、一定時間のあいだ放
電処理を行うため測定時間が長くなってしまうという不
都合を伴う。
を短く設定すると、高時定数測定回路が接続されている
場合に、残存電荷の放電処理が充分に行えないため、測
定精度が劣化してしまうという不都合を伴う。
縮化を図ると共に構成を小規模化した回線測定装置を提
供することを目的とする。
は、2線からなる線路の残存電荷を放電した後に電圧、
抵抗、容量を測定する測定装置であり、残存電荷を放電
させるための放電/基準抵抗器と、この放電/基準抵抗
器の内側に配置され放電時の電圧並びに電流をモニタす
るための電圧計並びに電流計と、放電の処理時間を電圧
計でモニタしながら適正な放電時間に設定する機能およ
び電流計並びに電圧計の自己校正のために放電/基準抵
抗器を基準抵抗器として用いる機能を管理するプロセッ
サと、を有して構成されることを特徴とする。
の線路との開放・接続を行うスイッチを有するとよい。
され測定レンジの変更を可能とし、抵抗値の異なる抵抗
器により構成し、放電時に大きい抵抗値の抵抗器から小
さい抵抗値の抵抗器に順に接続替えすることで、抵抗値
の小さい抵抗器の電力容量を小さくするとよい。
モニタを同時に行い、測定時間を短縮し、抵抗値の小さ
い放電/基準抵抗器を接続したときは放電/基準抵抗器
と電圧計のモニタとを交互に切り替えて行い、モニタ時
に放電/基準抵抗器を開放することでモニタ電圧を大き
く測定可能とするとよい。
よる回線測定装置の実施の形態を詳細に説明する。図1
および図2を参照すると本発明の回線測定装置の一実施
形態が示されている。
構成を、被測定部および上位装置との関連において、こ
れらとの接続を示している。本実施の形態による回線測
定装置14は、端末1、高時定数回路2、上位装置3、
と接続されて用いられる。回線測定装置14は、接続ス
イッチ5、放電/基準抵抗器6、ランプ放電回路7、L
o−Z電圧計8、Hi−Z電圧計9、電流計10、給電
回路11、A/D変換器12、ディジタル信号処理プロ
セッサ13を有して構成される。
端末1は被測定物となる電話機等の端末装置である。高
時定数回路2は被測定物となる容量と抵抗との組み合わ
せによる高時定数特性を有する回路である。上位装置3
は加入者線を回線測定装置14に接続を行うと共に回線
測定装置14に測定指示を与える装置である。加入者ケ
ーブル4は被測定対象の一つである端末1と回線測定装
置14等の間を接続するケーブルである。
定物と回線測定装置14の内部測定回路との接/断を行
うスイッチである。放電/基準抵抗器6は被測定物の残
存電荷を放電させること、および抵抗・容量を測定する
電流計10、Hi−Z電圧計9の自己校正に使用する抵
抗器である。
徐々に放電するための放電回路である。Lo−Z電圧計
8は外来電圧を測定するための電圧計である。Hi−Z
電圧計9は抵抗・容量の測定をするための電圧計であ
る。
電流計である。給電回路11は、抵抗・容量を測定する
ときに被測定物に給電を行う回路である。A/D変換器
12は各測定器で計ったアナログデータをディジタル信
号処理プロセッサ13で演算処理できるようにアナログ
/ディジタル変換処理を行う変換器である。ディジタル
信号処理プロセッサ13は上位装置3からの測定指示に
従い測定制御および測定演算処理を行うプロセッサであ
る。なお、回路測定装置14は本実施の形態の回路測定
装置の全体を示す。
フローチャート図である。本実施の形態の特徴点は、残
存電荷による電圧のモニタを行い放電時間を調整するこ
とにより、測定精度を維持したまま測定時間を短縮する
ことにある。この動作例を、図2に基づき以下に説明す
る。
加入者ケーブル4は、通常では交換装置等の上位装置3
により給電されている。加入者線路を測定する場合、被
測定物は上位装置3のスイッチにより、不図示の交換装
置との接続から回線測定装置14への接続に切り替えら
れる。この接続状態において、回線測定装置14は上位
装置3から測定指示を受ける(ステップS1)。
は先ず測定のためにLo−Z電圧計8、Hi−Z電圧計
9および電流計10の自己校正を行う(ステップS
2)。この抵抗・容量測定用のHi−Z電圧計9および
電流計10の自己校正のために、放電/基準抵抗器6を
接続し、給電回路11により給電する。但し、被測定物
による影響を防止するため、自己校正中は接続スイッチ
5を開いておく。
て測定に移るが、被測定対象物には容量成分がある。こ
のため、上位装置3で接続状態が切替られた無給電状態
でも残存電荷による電圧が残る。そこで、ランプ放電回
路7を接続し、ランプ放電を行う(ステップS3)。
間To[ms]は、ディジタル信号処理プロセッサ13
により制御する。例えば、接続時間To=120ms
で、これは高時定数回路2が無ければ充分に放電できる
時間であり、残存電荷による電位が殆ど無くなりグラン
ドレベルに落ち着く値である。
放電回路7の接続を解除してLo−Z電圧計8側に接続
し、外来電圧測定を行う(ステップS4)。
ため、A/D変換器12によりアナログ信号からディジ
タル信号に変換され、ディジタル信号処理プロセッサ1
3により演算される。ここで、外来電圧があると判断さ
れた場合は、測定回路保護のため接続スイッチ5を開い
て被測定対象物と測定回路とを切り放す(ステップS
5)。
場合は(ステップS6)、モニタ放電処理を行うため放
電/基準抵抗6およびHi−Z電圧計9を接続する(ス
テップS7)。ここで、Hi−Z電圧計9で測定する単
位時間は、50Hz/60Hzの交流電圧を演算で除去
できる値であり、例えば、100msとする。
をモニタし(ステップS8)、残存電荷無しと判定でき
るまでモニタ放電を繰り返し行う(ステップS7〜S
9)。但し、地電位差等による電位が残っており放電処
理が終了しない場合のために、最大放電時間の判定を設
け(ステップS9)、無限放電処理を回避する。
8)、または最大放電時間を超過した場合(ステップS
9)、放電/基準抵抗器6の接続を解除しLo−Z電圧
計8を接続して再度外来電圧を測定する(ステップS1
0)。この後に、抵抗および容量を測定し、上位装置3
に測定値を返送して(ステップS11)、測定終了とす
る。
ら放電を行うので、放電途中で外来から電圧が加入され
た場合でも、即座に放電/基準抵抗器6で構成された測
定のための放電回路を切り離すことができる。このた
め、放電/基準抵抗器6の保護が行える。
N/OFFする負荷接続スイッチ16を持っているた
め、測定途中に外来から電圧が印加された場合にも、こ
の負荷接続スイッチ16の接続を開放にすることで、回
路測定装置14を保護することができる。また放電途中
に外来から電圧が印加された場合、本負荷接続スイッチ
16の接続を開放にすることによって、予期せぬ事態に
対する回路測定装置14の保護を行うことができる。
施の一例である。但し、これに限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形
実施が可能である。
続スイッチ16を複数個により構成し、測定レンジの変
更を可能とする。さらに、複数個の抵抗器の抵抗値を異
ならしめ、放電時に大きい抵抗値の抵抗器から小さい抵
抗値の抵抗器に順に接続替えることで、抵抗値の小さい
抵抗器の電力容量を小さくする。
チ16を複数個設けることにより、測定レンジを詳細に
選択でき、且つ放電レンジの詳細な選択が可能となる。
モニタを同時に行うことで測定時間を短縮し、抵抗値の
小さい放電/基準抵抗器を接続したときは放電/基準抵
抗器と電圧計のモニタとを交互に切り替えて行う。この
手順によれば、モニタ時に放電/基準抵抗器を開放する
ことで、モニタ電圧を大きく測定することが可能とな
る。
る電圧をモニタしながら放電処理を行うため、高時定数
回路接続等の負荷の状態に適切な放電時間を設定でき
る。このため、低時定数回路を測定した場合に測定精度
を確保したまま従来よりも短時間で測定することができ
る。また、放電抵抗器は基準抵抗器との共用化を図ると
共に上記の電圧モニタ放電処理により電力容量も小さく
でき、装置の小規模化も同時に行うことができる。
あり、被測定部および上位装置との関連における接続関
係を示している。
である。
Claims (6)
- 【請求項1】 2線からなる線路の残存電荷を放電した
後に電圧、抵抗、容量を測定する測定装置において、 前記残存電荷を放電させるための放電/基準抵抗器と、 前記放電/基準抵抗器の内側に配置され前記放電時の電
圧並びに電流をモニタするための電圧計並びに電流計
と、 前記放電の処理時間を前記電圧計でモニタしながら適正
な放電時間に設定する機能および前記電流計並びに電圧
計の自己校正のために前記放電/基準抵抗器を基準抵抗
器として用いる機能を管理するプロセッサと、を有して
構成されることを特徴とする回線測定装置。 - 【請求項2】 前記回線測定装置は、前記放電/基準抵
抗器の前記線路との開放・接続を行うスイッチを有する
ことを特徴とする請求項1に記載の回線測定装置。 - 【請求項3】 前記放電/基準抵抗器は複数個から構成
され測定レンジの変更が可能とされたことを特徴とする
請求項1または2に記載の回線測定装置。 - 【請求項4】 前記放電/基準抵抗器は、抵抗値の異な
る抵抗器により構成され、前記放電時に大きい抵抗値の
抵抗器から小さい抵抗値の抵抗器に順に接続替えするこ
とで、抵抗値の小さい抵抗器の電力容量を小さくできる
ことを特徴とする請求項3に記載の回線測定装置。 - 【請求項5】 前記放電/基準抵抗器の接続と前記電圧
計のモニタを同時に行い、測定時間を短縮したことを特
徴とする請求項2乃至4の何れかに記載の回線測定装
置。 - 【請求項6】 前記抵抗値の小さい放電/基準抵抗器を
接続したときは前記放電/基準抵抗器と前記電圧計のモ
ニタとを交互に切り替えて行い、前記モニタ時に前記放
電/基準抵抗器を開放することでモニタ電圧を大きく測
定可能としたことを特徴とする請求項4または5に記載
の回線測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12184498A JP3666717B2 (ja) | 1998-04-15 | 1998-04-15 | 回線測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12184498A JP3666717B2 (ja) | 1998-04-15 | 1998-04-15 | 回線測定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11304867A true JPH11304867A (ja) | 1999-11-05 |
JP3666717B2 JP3666717B2 (ja) | 2005-06-29 |
Family
ID=14821344
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12184498A Expired - Fee Related JP3666717B2 (ja) | 1998-04-15 | 1998-04-15 | 回線測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3666717B2 (ja) |
-
1998
- 1998-04-15 JP JP12184498A patent/JP3666717B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JP3666717B2 (ja) | 2005-06-29 |
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