JP3879705B2 - Icテスト装置およびicテスト方法 - Google Patents
Icテスト装置およびicテスト方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3879705B2 JP3879705B2 JP2003152893A JP2003152893A JP3879705B2 JP 3879705 B2 JP3879705 B2 JP 3879705B2 JP 2003152893 A JP2003152893 A JP 2003152893A JP 2003152893 A JP2003152893 A JP 2003152893A JP 3879705 B2 JP3879705 B2 JP 3879705B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- test
- capacitor
- power supply
- supply unit
- resistor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Testing Of Individual Semiconductor Devices (AREA)
- Tests Of Electronic Circuits (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、LSIなどの半導体集積回路(IC)のスタティックテストならびにファンクションテストを行うICテスト装置およびICテスト方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のICテスト装置の構成を図3に示す。図において1は試験対象となる被試験ICである。2は被試験IC1に電圧信号を供給するテスト電源ユニットである。3は信号中の低周波ノイズを除去する低周波ノイズ除去コンデンサである。4は被試験IC1と低周波ノイズ除去コンデンサ3との接続のオン/オフを制御する接続制御リレーである。5は電圧信号中の高周波ノイズを除去する高周波ノイズ除去コンデンサである。11は被試験IC1上に設けられ、テスト電源ユニット2からの電圧信号の入力部となる電源ピンである。
【0003】
次に、上記構成のIC試験回路を用いたICのスタティックテストおよびファンクションテストについて説明する。まず、ICのスタティックテストにおいては接続制御リレー4がオフとなり、低周波ノイズ除去コンデンサ3が被試験IC1から外された状態で試験対象の電源ピン11に直流電圧が印加され、このとき流れる電流が規定の範囲内であるかどうかの検査が行われる。一方、ファンクションテストにおいては接続制御リレー4がオンとなり、低周波ノイズ除去コンデンサ3が被試験IC1に接続された状態で試験対象の電源ピン11に特定のパターンを有する電圧信号が印加され、被試験IC1の出力パターンを入力パターンと比較することによって被試験IC1が規定の動作を行うかどうかの検査が行われる。
【0004】
上述した従来のICの試験においては、接続制御リレー4のオンとオフは数回実施される必要があり、電源ピン11に低周波ノイズ除去コンデンサ3の過渡的な放電電流が印加される。
特許文献1にはIC試験装置を用いたスタティックテスト時の電流の測定結果からコンデンサの過渡的な放電電流分を減算することによって定常的な電流のみを測定する手法が紹介されている。
【0005】
【特許文献1】
特許第2654808号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
一方、ICは動作電圧の低下に伴い、電気的ストレスに対して敏感になっている。上述した従来のICの電気的試験においては、被試験IC1に低周波ノイズ除去コンデンサ3の放電電流が流入し、この放電電流によって被試験IC1が劣化するという問題があった。
【0007】
本発明は、上述した問題点に鑑みてなされたものであって、コンデンサの放電電流の原因である充電電荷を放電するための放電用抵抗器を具備することにより、コンデンサの放電電流によるICの劣化を抑止することができるICテスト装置およびICテスト方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記の課題を解決するためになされたもので、請求項1に記載の発明は、試験ICにテスト電圧を出力するテスト電源ユニットと、ICテストの開始時またはテスト途中において前記テスト電源ユニットの出力端に接続されるノイズ除去用のコンデンサとを具備するICテスト装置において、前記コンデンサの電荷を放電するための抵抗器と、ICテストの開始時またはICテスト途中において前記コンデンサの一端を前記抵抗器に接続して前記コンデンサの電荷を放電させる切替手段とを具備することを特徴とするICテスト装置である。
【0009】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のICテスト装置において、前記切替手段は、共通接点と第1、第2の接点とを有するリレーであり、前記共通接点が前記コンデンサに接続され、前記第1の接点が前記テスト電源ユニットの出力端に接続され、前記第2の接点が前記抵抗器の一端に接続されていることを特徴とする。
【0010】
請求項3に記載の発明は、テスト電圧を出力するテスト電源ユニットの出力端に、ノイズ除去用のコンデンサを着脱してテストを行うICテスト装置において、テスト開始時に前記コンデンサの一端を放電用抵抗器の一端に接続して内部の電荷を放電し、テスト途中において、前記コンデンサと前記テスト電源ユニットの出力端との間の接続を外した時、前記コンデンサの一端を前記放電用抵抗器の一端に接続して内部の電荷を放電し、テスト終了時において前記コンデンサの一端を前記放電用抵抗器の一端に接続して内部の電荷を放電することを特徴とするICテスト方法である。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照し、この発明の一実施の形態について説明する。図1は、この発明の実施の形態によるICテスト装置の構成を示すブロック図である。このICテスト装置において被試験IC1、テスト電源ユニット2、低周波ノイズ除去コンデンサ3、高周波ノイズ除去コンデンサ5、電源ピン11は図3で示した従来のICテスト装置と同一である。6は接点(a)、接点(b)、共通接点(c)を有する切替制御リレーであり、テスタ20からの制御信号に基づいて共通接点(c)が接点(a)または接点(b)に接続される。7は低周波ノイズ除去コンデンサ3の充電電荷を放電するディスチャージ抵抗である。切替制御リレー6の接点(a)はテスト電源ユニット2の出力端に接続され、接点(b)はディスチャージ抵抗7の一端に接続され、共通接点(c)は低周波ノイズ除去コンデンサ3の一端に接続されている。低周波ノイズ除去コンデンサ3およびディスチャージ抵抗7の他端は接地されている。20はテスト電源ユニット2および切替制御リレー6を制御するテスタである。
【0012】
次に、ICテスト装置を用いて被試験IC1のスタティックテストおよびファンクションテストを行う場合の動作を図2のフローチャートを参照して説明する。まず、テスタ20が切替制御リレー6の共通接点(c)を接点(b)に接続し、低周波ノイズ除去コンデンサ3の残留電荷をディスチャージ抵抗7を介して放電する(ステップS101)。続いてスタティックテストが行われ、被試験IC1の諸特性がチェックされる(ステップS102)。
【0013】
次に、スタティックテストの結果に基づいて被試験IC1の静特性が規定内であるかどうかの判定が行われる(ステップS103)。ここで特性が規定外であった場合には被試験IC1は不良であると判定され(ステップS110)、テストが終了する。一方、特性が規定内であった場合には、テスタ20が切替制御リレー6の共通接点(c)と接点(a)を接続し、低周波ノイズ除去コンデンサ3の一端をテスト電源ユニット2に接続する。これにより、低周波ノイズ除去コンデンサ3にはテスト電源ユニット2から電源が供給され、電荷が蓄積される(ステップS104)。続いてファンクションテストが行われ、被試験IC1の動作がチェックされる(ステップS105)。
【0014】
次に、ファンクションテストの結果に基づいて被試験IC1が所望の動作を行ったかどうかの判定が行われる(ステップS106)。ここで被試験IC1が所望の動作を行わなかった場合には被試験IC1は不良であると判定され(ステップS120)、テストが終了する。一方、所望の動作が得られた場合には、被試験IC1は良好であると判定される(ステップS107)。続いて切替制御リレー6の共通接点(c)および接点(b)が接続され、低周波ノイズ除去コンデンサ3の一端がディスチャージ抵抗7に接続され、低周波ノイズ除去コンデンサ3に充電された電荷が放電され(ステップS108)、テストが終了する。
【0015】
なお、上述したファンクションテストにおいては、切替制御リレー6の共通接点(c)と接点(a)の接続および共通接点(c)と接点(b)の接続が互いに繰り返し切り替えられる。これにより、ある時点では低周波ノイズ除去コンデンサ3がテスト電源ユニット2に接続され、別のある時点では低周波ノイズ除去コンデンサ3がディスチャージ抵抗7に接続されるという動作が繰り返され、低周波ノイズ除去コンデンサ3は充電と放電を繰り返す。
【0016】
なお、低周波ノイズ除去コンデンサ3、高周波ノイズ除去コンデンサ5の値は例えばそれぞれ22μF、0.1μFである。また、電荷の放電に要する時間を例えば2〜3msと設定するとディスチャージ抵抗7の値は100Ωとなる。Cを低周波ノイズ除去コンデンサ3の値、Vを低周波ノイズ除去コンデンサ3の充電電圧、Iを放電時の初期電流とすると、電荷の放電に要する時間tは次式のようになる。
t=CV/I
=22μF×5V/50mA
=2.2ms
【0017】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、ICの試験中にコンデンサに充電された電荷を放電するための抵抗を具備することにより、コンデンサの放電電流によるICの劣化を抑止することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態によるICテスト装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 同実施の形態におけるスタティックテストとファンクションテスト時のICテスト装置の動作を表すフローチャートである。
【図3】 従来のICテスト装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1…被試験IC、2…テスト電源ユニット、3…低周波ノイズ除去コンデンサ、4…接続制御リレー、5…高周波ノイズ除去コンデンサ、6…切替制御リレー、7…ディスチャージ抵抗、11…電源ピン、20…テスタ
Claims (3)
- 被試験ICにテスト電圧を出力するテスト電源ユニットと、ICテストの開始時またはテスト途中において前記テスト電源ユニットの出力端に接続されるノイズ除去用のコンデンサとを具備するICテスト装置において、
前記コンデンサの電荷を放電するための抵抗器と、
ICテストの開始時またはICテスト途中において前記コンデンサの一端を前記抵抗器に接続して前記コンデンサの電荷を放電させる切替手段と、
を具備することを特徴とするICテスト装置。 - 前記切替手段は、共通接点と第1、第2の接点とを有するリレーであり、前記共通接点が前記コンデンサに接続され、前記第1の接点が前記テスト電源ユニットの出力端に接続され、前記第2の接点が前記抵抗器の一端に接続されていることを特徴とする請求項1に記載のICテスト装置。
- テスト電圧を出力するテスト電源ユニットの出力端に、ノイズ除去用のコンデンサを着脱してテストを行うICテスト方法において、
テスト開始時に前記コンデンサの一端を放電用抵抗器の一端に接続して内部の電荷を放電し、
テスト途中において、前記コンデンサと前記テスト電源ユニットの出力端との間の接続を外した時、前記コンデンサの一端を前記放電用抵抗器の一端に接続して内部の電荷を放電し、
テスト終了時において前記コンデンサの一端を前記放電用抵抗器の一端に接続して内部の電荷を放電する
ことを特徴とするICテスト方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003152893A JP3879705B2 (ja) | 2003-05-29 | 2003-05-29 | Icテスト装置およびicテスト方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003152893A JP3879705B2 (ja) | 2003-05-29 | 2003-05-29 | Icテスト装置およびicテスト方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004354233A JP2004354233A (ja) | 2004-12-16 |
JP3879705B2 true JP3879705B2 (ja) | 2007-02-14 |
Family
ID=34047996
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003152893A Expired - Fee Related JP3879705B2 (ja) | 2003-05-29 | 2003-05-29 | Icテスト装置およびicテスト方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3879705B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012149914A (ja) * | 2011-01-17 | 2012-08-09 | Mitsubishi Electric Corp | プリント基板劣化検査装置および劣化検査方法 |
JP6104578B2 (ja) * | 2012-11-30 | 2017-03-29 | 日置電機株式会社 | 検査装置および検査方法 |
-
2003
- 2003-05-29 JP JP2003152893A patent/JP3879705B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2004354233A (ja) | 2004-12-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8487590B2 (en) | Cell controller having a unit cell voltage detecting section | |
US8159230B2 (en) | Insulation measurement method and insulation measurement apparatus | |
KR20120094432A (ko) | 누전 검지 장치 | |
JP4368027B2 (ja) | 電源ユニット、半導体デバイス試験装置、及び半導体デバイス試験方法 | |
JP3879705B2 (ja) | Icテスト装置およびicテスト方法 | |
WO2007138819A1 (ja) | 電源装置、試験装置および安定化装置 | |
JP4361711B2 (ja) | 点火装薬の制御装置 | |
US20050206364A1 (en) | Apparatus and method for switch control, and voltage measuring device | |
JP4259692B2 (ja) | 回路基板検査装置 | |
KR101205955B1 (ko) | 번인 테스트 시스템의 전원공급장치 | |
JP2001201546A (ja) | ノイズ試験方式 | |
JP3585401B2 (ja) | エンジン制御装置 | |
JP2982236B2 (ja) | 半導体集積回路の試験回路 | |
JP4380601B2 (ja) | 半導体装置の試験を行うための回路及び半導体装置の試験装置 | |
JP3995079B2 (ja) | 試験装置 | |
JP2004347421A (ja) | 電流測定装置及び試験装置 | |
KR20050046838A (ko) | 충전기능 검사장치 | |
JPH0480349B2 (ja) | ||
WO2008072401A1 (ja) | 試験装置および検出方法 | |
KR100299938B1 (ko) | 커패시터충전방법 | |
JPH11118891A (ja) | 蓄電池の劣化判定装置 | |
JP2822972B2 (ja) | 半導体装置の試験装置 | |
JP3932793B2 (ja) | コンデンサの検査方法 | |
JPH10293154A (ja) | 半導体試験装置用バイアス電源回路 | |
JPH0524222Y2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050616 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050628 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050829 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20061017 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20061030 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101117 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101117 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111117 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111117 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121117 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |