JPH11118891A - 蓄電池の劣化判定装置 - Google Patents
蓄電池の劣化判定装置Info
- Publication number
- JPH11118891A JPH11118891A JP9303567A JP30356797A JPH11118891A JP H11118891 A JPH11118891 A JP H11118891A JP 9303567 A JP9303567 A JP 9303567A JP 30356797 A JP30356797 A JP 30356797A JP H11118891 A JPH11118891 A JP H11118891A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- voltage
- storage battery
- accumulator
- deterioration
- condenser
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Tests Of Electric Status Of Batteries (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来より早く交流電圧成分だけを測定するこ
とができ、蓄電池の内部抵抗を測定するまでの待ち時間
を短縮した、蓄電池劣化判定装置を得る。 【解決手段】 交流4端子測定により蓄電池の内部抵抗
を測定する手段と、前記内部抵抗より蓄電池の劣化判定
を行う手段とを備えた蓄電池の劣化判定装置において、
交流4端子測定で交流電圧を測定するために蓄電池の直
流電圧を除去する回路にあって、直流電圧を除去するた
めのコンデンサを急速に充電するために前記コンデンサ
に直列に接続された抵抗を一時的に低抵抗で短絡する手
段を備える蓄電池の劣化判定装置。
とができ、蓄電池の内部抵抗を測定するまでの待ち時間
を短縮した、蓄電池劣化判定装置を得る。 【解決手段】 交流4端子測定により蓄電池の内部抵抗
を測定する手段と、前記内部抵抗より蓄電池の劣化判定
を行う手段とを備えた蓄電池の劣化判定装置において、
交流4端子測定で交流電圧を測定するために蓄電池の直
流電圧を除去する回路にあって、直流電圧を除去するた
めのコンデンサを急速に充電するために前記コンデンサ
に直列に接続された抵抗を一時的に低抵抗で短絡する手
段を備える蓄電池の劣化判定装置。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蓄電池の劣化判定
装置に関する。
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】蓄電池の内部抵抗と蓄電池容量とは相関
関係があることが知られており、交流4端子測定により
蓄電池の内部抵抗を測定し、蓄電池の劣化判定を行う装
置が一般的に存在している。この時、交流4端子測定を
行うと装置は交流電圧だけを測定する必要があるが、蓄
電池は起電力を持っているために装置の電圧測定端子に
は直流電圧が重畳した交流電圧が加わることになる。そ
のため、直流電圧が重畳した交流電圧から直流電圧成分
だけを除去するための回路が必要である。
関係があることが知られており、交流4端子測定により
蓄電池の内部抵抗を測定し、蓄電池の劣化判定を行う装
置が一般的に存在している。この時、交流4端子測定を
行うと装置は交流電圧だけを測定する必要があるが、蓄
電池は起電力を持っているために装置の電圧測定端子に
は直流電圧が重畳した交流電圧が加わることになる。そ
のため、直流電圧が重畳した交流電圧から直流電圧成分
だけを除去するための回路が必要である。
【0003】図2は上記で示した従来の実施形態の回路
図である。1は電圧測定端子、2はコンデンサ、3は計
測アンプ、4は抵抗である。5は電圧測定端子1を蓄電
池端子に接続した時にコンデンサ2を充電するために流
れる充電電流である。
図である。1は電圧測定端子、2はコンデンサ、3は計
測アンプ、4は抵抗である。5は電圧測定端子1を蓄電
池端子に接続した時にコンデンサ2を充電するために流
れる充電電流である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図2の
回路の場合、電圧測定端子1が蓄電池に接続されると、
充電電流5のようなコンデンサ2を充電するための電流
が流れ、前記充電電流が流れている間は計測アンプの入
力側に直流電圧が生じてしまい、AC電圧だけを測定す
ることはできない。コンデンサ2が満充電状態になるま
での時間はコンデンサ2と抵抗4の時定数で決定され、
正確な内部抵抗測定は前記時間を待ってから行わなけれ
ばならないという問題がある。
回路の場合、電圧測定端子1が蓄電池に接続されると、
充電電流5のようなコンデンサ2を充電するための電流
が流れ、前記充電電流が流れている間は計測アンプの入
力側に直流電圧が生じてしまい、AC電圧だけを測定す
ることはできない。コンデンサ2が満充電状態になるま
での時間はコンデンサ2と抵抗4の時定数で決定され、
正確な内部抵抗測定は前記時間を待ってから行わなけれ
ばならないという問題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明蓄電池劣化判定装
置は、交流4端子測定により蓄電池の内部抵抗を測定す
る手段と、前記内部抵抗より蓄電池の劣化判定を行う手
段とを備えた蓄電池の劣化判定装置において、交流4端
子測定で交流電圧を測定するために蓄電池の直流電圧を
除去する回路にあって、直流電圧を除去するためのコン
デンサを急速に充電するために前記コンデンサに直列に
接続された抵抗を一時的に低抵抗で短絡する手段を備え
ることを特徴とする。
置は、交流4端子測定により蓄電池の内部抵抗を測定す
る手段と、前記内部抵抗より蓄電池の劣化判定を行う手
段とを備えた蓄電池の劣化判定装置において、交流4端
子測定で交流電圧を測定するために蓄電池の直流電圧を
除去する回路にあって、直流電圧を除去するためのコン
デンサを急速に充電するために前記コンデンサに直列に
接続された抵抗を一時的に低抵抗で短絡する手段を備え
ることを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明による蓄電池劣化判定装置
では、交流4端子測定で交流電圧を測定する際、蓄電池
の直流電圧を除去するためのコンデンサを急速に充電す
るようにする。具体的には、コンデンサに直列接続され
た抵抗を一時的に低抵抗で短絡することで短時間にコン
デンサを満充電状態にさせるようにした。満充電状態に
なった後で低抵抗を切り離し、測定を開始すれば直流電
圧成分をカットし、交流電圧だけを測定することができ
る。このようにすることにより、従来より早く交流電圧
成分だけを測定することができ、蓄電池の内部抵抗を測
定するまでの待ち時間を短縮することができ、蓄電池の
劣化判定を従来より早く行えるという効果がある。
では、交流4端子測定で交流電圧を測定する際、蓄電池
の直流電圧を除去するためのコンデンサを急速に充電す
るようにする。具体的には、コンデンサに直列接続され
た抵抗を一時的に低抵抗で短絡することで短時間にコン
デンサを満充電状態にさせるようにした。満充電状態に
なった後で低抵抗を切り離し、測定を開始すれば直流電
圧成分をカットし、交流電圧だけを測定することができ
る。このようにすることにより、従来より早く交流電圧
成分だけを測定することができ、蓄電池の内部抵抗を測
定するまでの待ち時間を短縮することができ、蓄電池の
劣化判定を従来より早く行えるという効果がある。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参
照して説明する。
照して説明する。
【0008】図1は本発明の一実施例を示す回路図であ
る。図1において、1は電圧測定端子、2はコンデン
サ、3は計測アンプ、4は抵抗である。5は電圧測定端
子1を蓄電池端子に接続した時にコンデンサ2を充電す
るために流れる充電電流である。以上は図2の場合と同
じであるが、本発明では低抵抗6とスイッチ7からなる
直列回路を上記の抵抗4に並列接続する。
る。図1において、1は電圧測定端子、2はコンデン
サ、3は計測アンプ、4は抵抗である。5は電圧測定端
子1を蓄電池端子に接続した時にコンデンサ2を充電す
るために流れる充電電流である。以上は図2の場合と同
じであるが、本発明では低抵抗6とスイッチ7からなる
直列回路を上記の抵抗4に並列接続する。
【0009】電圧測定端子が蓄電池に接続されると、5
の充電電流が流れる。ここでスイッチ7をオンすること
により低抵抗6、スイッチ7にも電流が流れ、コンデン
サ2は急速に充電される。コンデンサ2が満充電状態に
なれば直流電圧成分は除去され計測アンプ3の入力に現
れることはない。しかしながらスイッチ7が接続した状
態では6は低インピーダンスであるので交流電圧成分に
対してもコンデンサ2と低抵抗6で分圧が生じてしまう
ため、スイッチ7をオフにして、6に電流が流れないよ
うにする。
の充電電流が流れる。ここでスイッチ7をオンすること
により低抵抗6、スイッチ7にも電流が流れ、コンデン
サ2は急速に充電される。コンデンサ2が満充電状態に
なれば直流電圧成分は除去され計測アンプ3の入力に現
れることはない。しかしながらスイッチ7が接続した状
態では6は低インピーダンスであるので交流電圧成分に
対してもコンデンサ2と低抵抗6で分圧が生じてしまう
ため、スイッチ7をオフにして、6に電流が流れないよ
うにする。
【0010】上記の操作を行うことにより計測アンプ3
では蓄電池の直流電圧を除いた交流電圧のみを測定する
事ができる。そしてそれにより蓄電池の内部抵抗を測定
し蓄電池の劣化判定を行うことができる。
では蓄電池の直流電圧を除いた交流電圧のみを測定する
事ができる。そしてそれにより蓄電池の内部抵抗を測定
し蓄電池の劣化判定を行うことができる。
【0011】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、直流電圧
除去の為のコンデンサ2に急速に充電を行うことがで
き、従来より早く交流電圧成分だけを測定することがで
きる。このことにより、蓄電池の内部抵抗を測定するま
での待ち時間を短縮する事ができ、蓄電池の劣化判定を
従来より早く行えるという効果がある。
除去の為のコンデンサ2に急速に充電を行うことがで
き、従来より早く交流電圧成分だけを測定することがで
きる。このことにより、蓄電池の内部抵抗を測定するま
での待ち時間を短縮する事ができ、蓄電池の劣化判定を
従来より早く行えるという効果がある。
【図1】本発明蓄電池劣化判定装置の一実施例を示す回
路図
路図
【図2】従来の蓄電池劣化判定装置を示す回路図
1 電圧測定端子 2 コンデンサ 3 計測アンプ 4 抵抗 5 充電電流 6 低抵抗 7 スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高野 和夫 東京都港区芝浦3丁目4番1号グランパー クタワー 株式会社エヌ・ティ・ティファ シリティーズ内 (72)発明者 川越 祐司 東京都港区芝浦3丁目4番1号グランパー クタワー 株式会社エヌ・ティ・ティファ シリティーズ内 (72)発明者 本圖 有 東京都港区芝浦3丁目4番1号グランパー クタワー 株式会社エヌ・ティ・ティファ シリティーズ内 (72)発明者 小塚 勝彦 東京都港区芝浦3丁目4番1号グランパー クタワー 株式会社エヌ・ティ・ティファ シリティーズ内 (72)発明者 田中 昇 埼玉県飯能市南町10番13号 新電元工業株 式会社工場内 (72)発明者 新木 一広 埼玉県飯能市南町10番13号 新電元工業株 式会社工場内 (72)発明者 道永 勝久 京都市南区吉祥院西ノ庄猪之馬場町1番地 日本電池株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 交流4端子測定により蓄電池の内部抵抗
を測定する手段と、前記内部抵抗より蓄電池の劣化判定
を行う手段とを備えた蓄電池の劣化判定装置において、
交流4端子測定で交流電圧を測定するために蓄電池の直
流電圧を除去する回路にあって、直流電圧を除去するた
めのコンデンサを急速に充電するために前記コンデンサ
に直列に接続された抵抗を一時的に低抵抗で短絡する手
段を備えることを特徴とする蓄電池の劣化判定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9303567A JPH11118891A (ja) | 1997-10-16 | 1997-10-16 | 蓄電池の劣化判定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9303567A JPH11118891A (ja) | 1997-10-16 | 1997-10-16 | 蓄電池の劣化判定装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11118891A true JPH11118891A (ja) | 1999-04-30 |
Family
ID=17922570
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9303567A Pending JPH11118891A (ja) | 1997-10-16 | 1997-10-16 | 蓄電池の劣化判定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11118891A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102142586A (zh) * | 2006-12-15 | 2011-08-03 | 松下电器产业株式会社 | 电池内部短路评价方法 |
CN107870301A (zh) * | 2016-09-27 | 2018-04-03 | 华为技术有限公司 | 一种电池微短路的检测方法及装置 |
WO2020026888A1 (ja) * | 2018-07-31 | 2020-02-06 | 日本電産リード株式会社 | 電池インピーダンス測定装置 |
-
1997
- 1997-10-16 JP JP9303567A patent/JPH11118891A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102142586A (zh) * | 2006-12-15 | 2011-08-03 | 松下电器产业株式会社 | 电池内部短路评价方法 |
CN107870301A (zh) * | 2016-09-27 | 2018-04-03 | 华为技术有限公司 | 一种电池微短路的检测方法及装置 |
US11215679B2 (en) | 2016-09-27 | 2022-01-04 | Huawei Technologies Co., Ltd. | Method and apparatus for detecting micro short circuit of battery |
WO2020026888A1 (ja) * | 2018-07-31 | 2020-02-06 | 日本電産リード株式会社 | 電池インピーダンス測定装置 |
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