JPH0732106B2 - 有極性コンデンサの極性判別方法 - Google Patents

有極性コンデンサの極性判別方法

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JPH0732106B2
JPH0732106B2 JP61277015A JP27701586A JPH0732106B2 JP H0732106 B2 JPH0732106 B2 JP H0732106B2 JP 61277015 A JP61277015 A JP 61277015A JP 27701586 A JP27701586 A JP 27701586A JP H0732106 B2 JPH0732106 B2 JP H0732106B2
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文男 徳嵩
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、例えばアルミニウム電解コンデンサあるい
はタンタル電解コンデンサなど、有極性コンデンサの極
性判別方法に関するものである。
〔従来の技術〕 有極性のコンデンサ(以下、「コンデンサ」と言う。)
は、一般に、金属体の表面に絶縁性の良い酸化皮膜が形
成された極素子と、この酸化皮膜に密接して設けられ
た電解質などを含む極素子でなり、適宜のケースに納
められ、それぞれの極から外部接続用の端子又はリード
線が引き出されている。
このコンデンサが例えば他の電子部品とともに回路基板
などへ実装されたような場合には、,の極性が正規
の状態に装着されているかどうかをチェックしておく必
要があり、一般にはその漏れ電流を測定して極性を判別
するという方法が採られている。
この漏れ電流は、例えばコンデンサのとの端子にそ
れと同極性の直流電圧を加えた場合と、逆極性の直流電
圧を加えた場合とではその大きさが異なり、この違い
は、コンデンサの極側に形成された酸化皮膜と、極
を構成している電解質との間の整流作用に基づくことが
知られている。
第4図にはこの漏れ電流特性の一般的な例が示されてい
るが、コンデンサに加わる直流電圧が同じ大きさの電圧
Vであっても、逆極性の場合には同極性の場合の数倍か
ら数十倍程度の漏れ電流が流れることが知られている。
第5図には、この漏れ電流を測定してコンデンサの極性
判別を行う従来方法の例が示されている。すなわち、同
図(A),(C)を参照すると、例えば時刻t0において
コンデンサ1の端子2,3に直流定電圧源4から一定の直
流電圧Vを加え、所定時間経過後の時刻t1において電流
計5によりその漏れ電流を測定する。この測定値を例え
ばI1とする。
次に、同図(B)に示されるように、直流定電圧源4か
ら端子2,3へ逆極性の電圧Vを加え、上記と同様にその
漏れ電流を測定し、第5図(C)に示されるように測定
値I2を得たとする。この2つの測定値を比較し、もしI1
<I2ならば、小さい値の漏れ電流I1が流れたときのコン
デンサ1の極性は、加えられた直流電圧Vの極性と同極
性になっていると判断する。もしくは、大きい値の漏れ
電流I2が流れたときのコンデンサ1の極性は、加えられ
た直流電圧Vに対して逆極性になっていると判断する。
〔発明が解決しようとする問題点〕
この従来方法は、コンデンサの漏れ電流を測定し、その
大小比較により極性を判別するので判別結果が正確であ
る。しかしながら上記第5図(C)に示されるように、
直流定電圧源4からコンデンサ1へ直流電圧Vを加える
と、突入電流と言われる比較的大きなパルス状の充電電
流が流れる。この充電電流によりコンデンサ1が充電さ
れ、端子2,3間の電圧が上がってくるとそれに応じて充
電電流は減少し、やがてほぼ一定の定常電流に落ちつ
く。この定常電流は実質的にはコンデンサ1の漏れ電流
とみなすことができ、時刻t1以降の電流がそれに相当す
る。しかし時刻t0からt1までの間は漏れ電流と充電電流
とが混在し、時刻t0に近いほど充電電流のレベルが高
い。このため、従来の極性判別方法においては時刻t1
で漏れ電流の測定を待つ必要があり、極性判別に要する
時間が長くなるという難点があった。
この発明は上記の点に鑑みなされたもので、その目的は
測定の待ち時間を少なくした高速の極性判別方法を提供
することにある。
〔問題を解決するための手段〕
第1図に示されている原理図を参照すると、この発明に
おいては、極性判別の対象とするコンデンサ10に例えば
直流定電流源13から切換え可能な充電用の一定直流電流
を加え、その端子11,12間の電圧を測定部14にて測定し
極性の判別を行うようになっている。
〔作用〕
直流定電流源13からコンデンサ10へ一定レベルの充電用
電流を加えた場合、この電流の極性がコンデンサ10の極
性と一致していればコンデンサ10の漏れ電流は微小とな
り、その端子11,12間の電圧は第2図(A)の実線で示
されるように時間に対してほぼ直線比例的に上昇する。
逆極性の場合にはコンデンサ10に加えられた一定直流電
流が充電用電流と漏れ電流に分かれ、かつ、この漏れ電
流が大きいため端子11,12間の電圧は時間に対して直線
的に比例して上がらず、同図の点線で示されるようにわ
ん曲する。よってこの2つの電圧の立ち上がり特性をそ
れぞれ所定時刻t2の時点で測定し、測定電圧V1とV2を比
較すればコンデンサ10の極性判別ができる。
この発明の実施例においては、コンデンサ10に最初は比
較的大きな直流電流を加え、第2図(B)に示されるよ
うに基準電圧Vrefまで速やかに立ち上がらせ、それ以降
は小電流に切り換えて所定時刻t4及びt4′にその充電電
圧を測定するようにしている。これにより測定の待ち時
間が短縮される。
〔実施例〕
第3図には、上記コンデンサの極性判別方法を適用した
装置の一例が示されている。すなわち、直流定電流源13
は例えば装置内の直流電源から形成された直流電圧源15
と、この直流電圧源15の出力電圧を所望の極性に切り換
える極性切換器16、及び上記コンデンサ10に所定の直流
定電流を流すための電圧/電流変換器17とを備えてい
る。
測定部14は例えば上記コンデンサ10の充電電圧を測定し
てその極性を判別する測定回路18と、上記コンデンサ10
の充電電圧の立ち上がり特性を監視するコンパレータ1
9、及び基準電圧20などからなっている。
以下、各部の動作を説明すると、例えば、まず測定回路
18から極性切換器16とコンパレータ19へ極性切換信号f1
又はf2が発せられ、電圧/電流変換器17にはリセット信
号が送出される。これにより、極性切換器16においては
直流電圧源15から加えられた電圧の極性が,、又は
,のいずれかに設定されるが、ここでは便宜上、極
性切換信号f1が入力され、直流電圧源15から加えられた
電圧は,の極性に設定されて電圧/電流変換器17へ
送出されるものとする。
電圧/電流変換器17は、例えばコンデンサ10に対して大
きさの異なる所定の定電流を流す第1レンジと第2レン
ジとを有しており、上記測定回路18からのリセット信号
により電流値の大きい第1レンジにリセットされるよう
になっている。極性切換器16を介して入力された直流電
圧は、ここで上記第1レンジで定められたレベルを有す
る直流定電流に変換され、例えばその側がコンデンサ
10の端子11に加えられ、側は端子12に加えられる。こ
れにより、コンデンサ10が充電され、端子11,12間の電
圧は上記第2図(B)に示されるように上昇する。
この場合、コンパレータ19においては基準電圧20からの
入力電圧極性が、測定回路18から加えられる極性切換信
号f1により上記端子11,12の極性と対応するように設定
される。ここで、例えばコンデンサ10の極性がたまたま
電圧/電流変換器17の第1レンジから加えられる直流定
電流の極性と一致していたとすると、その充電電圧は上
記第2図(B)の実線で示されるように時刻t3において
基準電圧Vrefと等しいレベルになる。これによりコンパ
レータ19が作動し、例えば電圧/電流変換器17へレンジ
切換信号を発して上記第1レンジを第2レンジに切り換
えさせるとともに、測定回路18へ測定指令信号を送出す
る。
測定回路18においては、コンパレータ19から測定指令信
号を受けると所定のタイミングt4の時点でコンデンサ10
の充電電圧V3を測定し、続いて極性切換信号f2とリセッ
ト信号を発する。
極性切換器16の出力極性は上記極性切換信号f2により反
転され、コンパレータ19内においても基準電圧Vrefの極
性が反転される。また、電圧/電流変換器17は上記リセ
ット信号によりコンデンサ10を一旦短絡し、電流レンジ
を第1レンジにリセットする。
これにより、コンデンサ10は極性が反転した第1レンジ
からの直流定電流によって再び充電が開始され、第2図
(B)の点線で示されるように時刻t3′において基準電
圧Vrefのレベルに達すると、上期同様にコンパレータ19
からのレンジ切換信号により第2レンジの電流によって
充電される。測定回路18においては上記t3′時点で測定
指令信号を受けたのち、所定のタイミングt4′の時点で
コンデンサ10の充電電圧V4を測定し、上記測定電圧V3
大小比較を行ってその極性を判別する。この場合、t3
点からt4時点までの時間とt3′時点からt4′時点までの
時間は当然のことながら等しくされている。
上記の説明においては、測定がV3,V4の順になっている
が、最初の測定時に直流定電流の極性がコンデンサの極
性と反対になっている場合には、上記と逆にV4,V3の順
に測定されることは言うまでもない。なお、上記t3から
t4までの時間はコンデンサの容量等を勘案して設定され
るが、場合によっては切り換え可能にしてもよい。
〔発明の効果〕
以上、詳細に説明したように、この発明によるコンデン
サの極性判別方法は、出力レベルが切り換え可能な直流
定電流源から高レベルの電流をコンデンサに加え、その
充電電圧が基準電圧と一致した時点で低レベル電流に切
り換えて所定時間後その充電電圧を測定し、次に上記直
流定電流の極性を反転させて同様の測定を行い、2つの
測定電圧の大小比較により上記コンデンサの極性を判別
するようになっている。
したがってこの極性判別方法によれば、判別結果が正確
なことはもちろんのことながら、特に比較的大容量のコ
ンデンサに対し短時間の充電で測定可能な電圧が得られ
る。このため測定の待ち時間が少なくなり、高速の極性
判別が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図はこの発明の実施例に係り、第1図
はその測定原理説明用のブロック線図、第2図(A)は
有極性コンデンサの充電電圧の立ち上がり特性図、第2
図(B)はこの発明に適用されたコンデンサの充電電圧
の立ち上がり特性図、第3図はこの発明が適用された装
置のブロック線図、第4図は従来方法に適用されている
有極性コンデンサの漏れ電流特性図、第5図(A),
(B)は従来方法の原理説明用回路図、第5図(C)は
その測定電流特性図である。 図中、10は有極性コンデンサ、13は直流定電流源、14は
測定部、16は極性切換部、17は電圧/電流変換器、18は
測定回路、19はコンパレータ、20は基準電圧である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】有極性コンデンサに所定レベルの直流定電
    流を任意の極性で加え、その充電電圧が基準電圧に達し
    た時点で上記直流定電流のレベルを低レベルに切り換え
    所定時間後の充電電圧を測定し、次に、上記コンデンサ
    に上記所定レベルの直流定電流を上記と反転した極性で
    加えて同様の測定を行い、両測定電圧の大小により上記
    コンデンサの極性を判別する有極性コンデンサの極性判
    別方法。
JP61277015A 1986-11-20 1986-11-20 有極性コンデンサの極性判別方法 Expired - Lifetime JPH0732106B2 (ja)

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