JPH0611471Y2 - 直流電圧・電流発生装置 - Google Patents
直流電圧・電流発生装置Info
- Publication number
- JPH0611471Y2 JPH0611471Y2 JP6772487U JP6772487U JPH0611471Y2 JP H0611471 Y2 JPH0611471 Y2 JP H0611471Y2 JP 6772487 U JP6772487 U JP 6772487U JP 6772487 U JP6772487 U JP 6772487U JP H0611471 Y2 JPH0611471 Y2 JP H0611471Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- voltage
- current
- amplifier
- feedback circuit
- output
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Measuring Instrument Details And Bridges, And Automatic Balancing Devices (AREA)
- Measurement Of Resistance Or Impedance (AREA)
- Measurement Of Current Or Voltage (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は直流電圧・電流発生装置に関し、さらに詳し
く言えば、外部から印加される電流、電圧を適宜測定す
ることができる直流電圧・電流発生装置に関するもので
ある。
く言えば、外部から印加される電流、電圧を適宜測定す
ることができる直流電圧・電流発生装置に関するもので
ある。
第3図には測定機能を有する直流電圧・電流発生装置の
一般的な従来例が示されている。これによると、同発生
装置は所望とする発生信号を設定する設定器1を有し、
この設定器1の設定信号はCPU(中央制御手段)2か
らD/A変換器3に入力される。D/A変換器3はその
デジタル信号をアナログ信号に変換し、増幅器4に供給
する。増幅器4の出力側には、同増幅器4の出力電流、
電圧をそれぞれ検出して同増幅器4に負帰還をかける電
流帰還回路5および電圧帰還回路6が接続されていて、
これにより定電流もしくは定電圧が発生されるようにな
されている。また、この電流帰還回路5および電圧帰還
回路6の検出電流、電圧はA/D変換器7からモニタ回
路を介してCPU2にフィードバックされる。
一般的な従来例が示されている。これによると、同発生
装置は所望とする発生信号を設定する設定器1を有し、
この設定器1の設定信号はCPU(中央制御手段)2か
らD/A変換器3に入力される。D/A変換器3はその
デジタル信号をアナログ信号に変換し、増幅器4に供給
する。増幅器4の出力側には、同増幅器4の出力電流、
電圧をそれぞれ検出して同増幅器4に負帰還をかける電
流帰還回路5および電圧帰還回路6が接続されていて、
これにより定電流もしくは定電圧が発生されるようにな
されている。また、この電流帰還回路5および電圧帰還
回路6の検出電流、電圧はA/D変換器7からモニタ回
路を介してCPU2にフィードバックされる。
すなわち、定電圧動作時にはスイッチS1が閉じられ、
電圧帰還回路6の検出電圧が増幅器4にフィードバック
されるとともに、スイッチS3を閉じることにより電流
帰還回路5の検出電流がA/D変換器7を介してCPU
2に入力され、その電流状態等が表示器8に表示され
る。一方、定電流動作時にはスイッチS2が閉じられ、
電流帰還回路5の検出電流が増幅器4にフィードバック
されるとともに、スイッチS4を閉じることにより電圧
帰還回路6の検出電圧がA/D変換器7を介してCPU
2に入力される。
電圧帰還回路6の検出電圧が増幅器4にフィードバック
されるとともに、スイッチS3を閉じることにより電流
帰還回路5の検出電流がA/D変換器7を介してCPU
2に入力され、その電流状態等が表示器8に表示され
る。一方、定電流動作時にはスイッチS2が閉じられ、
電流帰還回路5の検出電流が増幅器4にフィードバック
されるとともに、スイッチS4を閉じることにより電圧
帰還回路6の検出電圧がA/D変換器7を介してCPU
2に入力される。
この発生装置において、増幅器4がバイポーラ出力なら
ばシンク(吸込み)機能を利用して外部から印加される
電圧、電流を測定することができ。すなわち、D/A変
換器3の発生電圧をOVにセットし、電圧測定時にはス
イッチS2を閉じて増幅器4に電流帰還回路5を接続し
て定電流発生とした上で、その出力端子OUT1,OU
T2間に被測定物を接続する。これにより、増幅器4は
その出力端の電圧が被測定電圧と等しくなるように動作
するため、スイッチS4を閉じることにより電圧計が構
成され、表示器8にその被測定電圧値が表示される。他
方、電流測定時にはスイッチS1を閉じて増幅器4に電
圧帰還回路6を接続して定電圧発生とする。これにより
増幅器4はその出力端の電圧がOVとなるように被測定
物からの電流をシンクするため、スイッチS3を閉じる
ことにより電流計が構成される。
ばシンク(吸込み)機能を利用して外部から印加される
電圧、電流を測定することができ。すなわち、D/A変
換器3の発生電圧をOVにセットし、電圧測定時にはス
イッチS2を閉じて増幅器4に電流帰還回路5を接続し
て定電流発生とした上で、その出力端子OUT1,OU
T2間に被測定物を接続する。これにより、増幅器4は
その出力端の電圧が被測定電圧と等しくなるように動作
するため、スイッチS4を閉じることにより電圧計が構
成され、表示器8にその被測定電圧値が表示される。他
方、電流測定時にはスイッチS1を閉じて増幅器4に電
圧帰還回路6を接続して定電圧発生とする。これにより
増幅器4はその出力端の電圧がOVとなるように被測定
物からの電流をシンクするため、スイッチS3を閉じる
ことにより電流計が構成される。
上記のように、増幅器4のシンク動作を利用するもので
あるため、発生可能以上の大きな電圧、電流が印加され
た時の保護を充分に行う必要があり、これには使用部品
の増大と構造の複雑化の問題が生ずる。また、直流計測
の場合オフセットにより電圧測定ならば流れる電流が、
電流測定ならば最小電圧値が変化するため、入力インピ
ーダンスが一定化できない。
あるため、発生可能以上の大きな電圧、電流が印加され
た時の保護を充分に行う必要があり、これには使用部品
の増大と構造の複雑化の問題が生ずる。また、直流計測
の場合オフセットにより電圧測定ならば流れる電流が、
電流測定ならば最小電圧値が変化するため、入力インピ
ーダンスが一定化できない。
この考案は上記課題を解決するためになされたもので、
その構成上の特徴を第1図を参照しながら説明すると、
所望とする発生信号を設定する設定器1を含むCPU
(中央演算処理手段)2と、該CPU2からのデジタル
信号をアナログ信号に変換するD/A変換器3と、該D
/A変換器3からのアナログ信号を増幅して定電圧もし
くは定電流を出力する増幅器4と、該増幅器4の出力電
流、出力電圧をそれぞれ検出して上記増幅器4に負帰還
をかける電流検出用抵抗Raを含み電流帰還回路5およ
び電圧帰還回路6と、該各帰還回路5,6にて検出され
た検出信号をデジタル信号に変換して上記CPU2に供
給するモニタ回路7とを備えてなる直流電圧・電流発生
装置において、被測定物が接続される入力端子INおよ
び電圧測定用高インピーダンス負荷抵抗Rvと、上記被
測定物の測定時に上記増幅器4の出力を上記各帰還回路
5,6から切り離すとともに、上記入力端子INを上記
電流検出用抵抗Raに直列に接続する第1のスイッチS
6と、同被測定物の測定時であって、その電圧測定時に
は上記電流検出用抵抗Raに対して上記電圧測定用高イ
ンピーダンス負荷抵抗Rvを直列に接続し、同被測定物
の電流測定時には同電圧測定用高インピーダンス負荷抵
抗Rvを短絡する第2のスイッチS7と、上記増幅器4
に接続される増幅率をほぼ1とした帰還回路11および
上記被測定物の測定時に同帰還回路11を閉成する第3
のスイッチS5とを備え、上記被測定物から印加される
電圧、電流を上記各帰還回路5,6および上記モニタ回
路7を介して適宜測定可能としたことにある。
その構成上の特徴を第1図を参照しながら説明すると、
所望とする発生信号を設定する設定器1を含むCPU
(中央演算処理手段)2と、該CPU2からのデジタル
信号をアナログ信号に変換するD/A変換器3と、該D
/A変換器3からのアナログ信号を増幅して定電圧もし
くは定電流を出力する増幅器4と、該増幅器4の出力電
流、出力電圧をそれぞれ検出して上記増幅器4に負帰還
をかける電流検出用抵抗Raを含み電流帰還回路5およ
び電圧帰還回路6と、該各帰還回路5,6にて検出され
た検出信号をデジタル信号に変換して上記CPU2に供
給するモニタ回路7とを備えてなる直流電圧・電流発生
装置において、被測定物が接続される入力端子INおよ
び電圧測定用高インピーダンス負荷抵抗Rvと、上記被
測定物の測定時に上記増幅器4の出力を上記各帰還回路
5,6から切り離すとともに、上記入力端子INを上記
電流検出用抵抗Raに直列に接続する第1のスイッチS
6と、同被測定物の測定時であって、その電圧測定時に
は上記電流検出用抵抗Raに対して上記電圧測定用高イ
ンピーダンス負荷抵抗Rvを直列に接続し、同被測定物
の電流測定時には同電圧測定用高インピーダンス負荷抵
抗Rvを短絡する第2のスイッチS7と、上記増幅器4
に接続される増幅率をほぼ1とした帰還回路11および
上記被測定物の測定時に同帰還回路11を閉成する第3
のスイッチS5とを備え、上記被測定物から印加される
電圧、電流を上記各帰還回路5,6および上記モニタ回
路7を介して適宜測定可能としたことにある。
上記測定回路を増幅器から切り離すと、同増幅器の負帰
還が開放されるため、D/A変換器の出力がOVであっ
ても増幅器は正負いずれかの方向に最大の出力を発生す
る。これは電流帰還回路もしくは電圧帰還回路が増幅器
の入力側に接続されている場合には特に著しく、この現
象は負帰還回路が再び成立するまで続く。したがって、
測定器として使用したのち、発生器の本来の動作を行な
わせるため上記切替え手段を増幅器の出力端に接続した
瞬間にその電圧が負荷に直接印加され、それを破損する
等の問題が生ずるが、この考案においては、増幅器にそ
の増幅度をほぼ1とする帰還回路を接続するとともに、
D/A変換器の出力をOVにすることにより、測定動作
時増幅器の出力はほぼ0に保持されることになる。
還が開放されるため、D/A変換器の出力がOVであっ
ても増幅器は正負いずれかの方向に最大の出力を発生す
る。これは電流帰還回路もしくは電圧帰還回路が増幅器
の入力側に接続されている場合には特に著しく、この現
象は負帰還回路が再び成立するまで続く。したがって、
測定器として使用したのち、発生器の本来の動作を行な
わせるため上記切替え手段を増幅器の出力端に接続した
瞬間にその電圧が負荷に直接印加され、それを破損する
等の問題が生ずるが、この考案においては、増幅器にそ
の増幅度をほぼ1とする帰還回路を接続するとともに、
D/A変換器の出力をOVにすることにより、測定動作
時増幅器の出力はほぼ0に保持されることになる。
以下、この考案の実施例を第1図および第2図を参照し
ながら詳細に説明する。なお、第1図にはこの考案の要
部のみが示されており、他の構成要素に関しては先に説
明した第3図を参照されたい。
ながら詳細に説明する。なお、第1図にはこの考案の要
部のみが示されており、他の構成要素に関しては先に説
明した第3図を参照されたい。
第1図によるとこの発生装置は、リレースイッチS6に
て増幅器4の出力側に選択的に接続される測定回路10を
備えている。すなわち、この測定回路10は電流検出用抵
抗Raと、スイッチS7を介してその電流検出用抵抗R
aに直列に接続される電圧検出用抵抗Rvとを含み、該
抵抗RvはCOM端子に接続されている。
て増幅器4の出力側に選択的に接続される測定回路10を
備えている。すなわち、この測定回路10は電流検出用抵
抗Raと、スイッチS7を介してその電流検出用抵抗R
aに直列に接続される電圧検出用抵抗Rvとを含み、該
抵抗RvはCOM端子に接続されている。
電圧・電流発生時にはリレースイッチS6は増幅器4の
出力側に接続され、同増幅器4の出力は電流検出用抵抗
Ra→OUT端子→図示しない外部負荷→COM端子→
回路接地点の信号ループを流れる。
出力側に接続され、同増幅器4の出力は電流検出用抵抗
Ra→OUT端子→図示しない外部負荷→COM端子→
回路接地点の信号ループを流れる。
これに対して測定時にはリレースイッチS6は図示実線
の如く切替えられ増幅器4の出力端から切離されるとと
もに、電圧測定の際にはスイッチS7が図示の如く電圧
検出用抵抗Rv側に投入される。これにより、図示しな
い被測定物から印加される信号は、入力端子IN→ヒュ
ーズF→電流検出用抵抗Ra→電圧検出用抵抗Rv→回
路接地点へと流れ、電圧帰還回路6にてVin・Rv/
(Ra+Rv)の電圧が検出される。この場合、その検出電圧
は電流検出用抵抗Raにおける電圧降下分の誤差をもつ
ことになるが、通常、Ra<<Rv(例えばRa=10
Ω,Rv=1MΩ)であるため、その誤差は実質的に無
視することができる。一方、電流測定時にはスイッチS
7が上記とは反対に直接回路接地点側に切替えられ、電
流帰還回路5にてその電流が測定される。なお、抵抗R
Sは測定時に出力端子OUTとCOM端子間を短絡させ
て、例えば発生時に外部負荷時に充電された電荷を放電
させるもので、そのインピーダンスは十分大きく設定さ
れている。
の如く切替えられ増幅器4の出力端から切離されるとと
もに、電圧測定の際にはスイッチS7が図示の如く電圧
検出用抵抗Rv側に投入される。これにより、図示しな
い被測定物から印加される信号は、入力端子IN→ヒュ
ーズF→電流検出用抵抗Ra→電圧検出用抵抗Rv→回
路接地点へと流れ、電圧帰還回路6にてVin・Rv/
(Ra+Rv)の電圧が検出される。この場合、その検出電圧
は電流検出用抵抗Raにおける電圧降下分の誤差をもつ
ことになるが、通常、Ra<<Rv(例えばRa=10
Ω,Rv=1MΩ)であるため、その誤差は実質的に無
視することができる。一方、電流測定時にはスイッチS
7が上記とは反対に直接回路接地点側に切替えられ、電
流帰還回路5にてその電流が測定される。なお、抵抗R
Sは測定時に出力端子OUTとCOM端子間を短絡させ
て、例えば発生時に外部負荷時に充電された電荷を放電
させるもので、そのインピーダンスは十分大きく設定さ
れている。
上記のようにリレースイッチS6およびスイッチS7を
切替えることにより、被測定物の電圧・電流を適宜測定
することができるのであるが、この測定時においても増
幅器4の出力端電圧はOVであることが望ましい。すな
わち、この装置を発生器として動作させるには、通常、
D/A変換器3にゼロ出力をセットし、次にリレースイ
ッチS6をオンし、しかるのちA/D変換器3に所定の
出力値をセットするようにして、外部負荷に設定値以上
の電圧が印加されるのを防止するようにしている。しか
しながら、リレースイッチS6を増幅器4の出力端から
切り離して測定状態とする際、例えD/A変換器3によ
りゼロ出力を発生させたとしても、同増幅器4の出力は
正負のいずれかの方向に最大出力を発生する。この現象
は特に電流帰還回路5もしくは電圧帰還回路6のいずれ
かの出力を増幅器4の負帰還回路に接続して動作させて
いる場合に著しく、この状態でリレースイッチS6を発
生側に切替えると増幅器4の出力端電圧が外部負荷に印
加され、思わぬ事故を惹起する虞れがある。
切替えることにより、被測定物の電圧・電流を適宜測定
することができるのであるが、この測定時においても増
幅器4の出力端電圧はOVであることが望ましい。すな
わち、この装置を発生器として動作させるには、通常、
D/A変換器3にゼロ出力をセットし、次にリレースイ
ッチS6をオンし、しかるのちA/D変換器3に所定の
出力値をセットするようにして、外部負荷に設定値以上
の電圧が印加されるのを防止するようにしている。しか
しながら、リレースイッチS6を増幅器4の出力端から
切り離して測定状態とする際、例えD/A変換器3によ
りゼロ出力を発生させたとしても、同増幅器4の出力は
正負のいずれかの方向に最大出力を発生する。この現象
は特に電流帰還回路5もしくは電圧帰還回路6のいずれ
かの出力を増幅器4の負帰還回路に接続して動作させて
いる場合に著しく、この状態でリレースイッチS6を発
生側に切替えると増幅器4の出力端電圧が外部負荷に印
加され、思わぬ事故を惹起する虞れがある。
これを防止するためこの考案においては、増幅器4の増
幅率を電流帰還回路5および電圧帰還回路6より充分に
低い増幅率(例えば増幅率1)とするための帰還回路11
を有し、この帰還回路11には測定動作時に閉成されるス
イッチS5が設けられている。すなわち、リレースイッ
チS6が増幅器4の出力端側に切替えられる電圧・電流
発生時にはスイッチS5はオフにされる。一方、リレー
スイッチS6が測定側に切替えられる測定時には同スイ
ッチS5はオンにされ、これにより増幅器4の出力電圧
VOUTはOVに保持される。その場合、例えば電流帰還
回路5もしくは電圧帰還回路6のいずれかが増幅器4に
接続されたとしても、それらの帰還抵抗R1に対しこの
帰還回路11の帰還抵抗R2をR2<<R1とすることに
より、VOUT≒0とすることができる。
幅率を電流帰還回路5および電圧帰還回路6より充分に
低い増幅率(例えば増幅率1)とするための帰還回路11
を有し、この帰還回路11には測定動作時に閉成されるス
イッチS5が設けられている。すなわち、リレースイッ
チS6が増幅器4の出力端側に切替えられる電圧・電流
発生時にはスイッチS5はオフにされる。一方、リレー
スイッチS6が測定側に切替えられる測定時には同スイ
ッチS5はオンにされ、これにより増幅器4の出力電圧
VOUTはOVに保持される。その場合、例えば電流帰還
回路5もしくは電圧帰還回路6のいずれかが増幅器4に
接続されたとしても、それらの帰還抵抗R1に対しこの
帰還回路11の帰還抵抗R2をR2<<R1とすることに
より、VOUT≒0とすることができる。
ここで、第3図を併せて参照しながら、この発生装置を
測定器として使用する場合の手順を説明する。まず、D
/A変換器3の出力電圧を「0」にする。この方法とし
ては例えば次の3つの方法がある。CPU2からD/
A変換器3にゼロデータを出力する。D/A変換器3
の後段にサンプルホールド回路を接続し、CPU2から
のゼロデータによりD/A変換器3が0電圧を発生した
ときその0電圧をサンプルホールド回路に保持させる。
増幅器4の入力側にD/A変換器3と回路接地点とに
切替え可能なスイッチを設け、そのスイッチを回路接地
点側に切替えて増幅器4の入力電圧を0電圧とする。
測定器として使用する場合の手順を説明する。まず、D
/A変換器3の出力電圧を「0」にする。この方法とし
ては例えば次の3つの方法がある。CPU2からD/
A変換器3にゼロデータを出力する。D/A変換器3
の後段にサンプルホールド回路を接続し、CPU2から
のゼロデータによりD/A変換器3が0電圧を発生した
ときその0電圧をサンプルホールド回路に保持させる。
増幅器4の入力側にD/A変換器3と回路接地点とに
切替え可能なスイッチを設け、そのスイッチを回路接地
点側に切替えて増幅器4の入力電圧を0電圧とする。
次に、スイッチS5を閉じてから、リレースイッチS6
を測定側に切替える。そして、電圧測定ならばスイッチ
S4を閉じ、電流測定ならばスイッチS3を閉じる。こ
の場合、スイッチS1,S2はともにオフであることが好ま
しいが、そのいずれか一方が閉じられたとしても上記の
如くR2<<R1に設定することにより、特に支障は生
じない。測定後、本来の発生装置として使用するには、
リレースイッチS6を増幅器4の出力端側に切替えてか
ら、スイッチS5をオフにした上で、CPU2からA/
D変換器3に発生動作のためのデータを出力する。
を測定側に切替える。そして、電圧測定ならばスイッチ
S4を閉じ、電流測定ならばスイッチS3を閉じる。こ
の場合、スイッチS1,S2はともにオフであることが好ま
しいが、そのいずれか一方が閉じられたとしても上記の
如くR2<<R1に設定することにより、特に支障は生
じない。測定後、本来の発生装置として使用するには、
リレースイッチS6を増幅器4の出力端側に切替えてか
ら、スイッチS5をオフにした上で、CPU2からA/
D変換器3に発生動作のためのデータを出力する。
なお発生動作時、CPU2により電流帰還回路5および
電圧帰還回路6を構成する各増幅器のオフセット調整が
行なわれるが、測定動作時にはそのオフセット調整が解
除されるようになされている。
電圧帰還回路6を構成する各増幅器のオフセット調整が
行なわれるが、測定動作時にはそのオフセット調整が解
除されるようになされている。
以上説明したようにこの考案によれば、測定器作時には
測定回路を増幅器と切離するようにしたことにより、そ
の増幅器の保護対策を簡略化することができる。また、
増幅器には測定時その出力電圧をOVに保持する帰還回
路が設けられているため、測定終了後に同増幅器の出力
端を発生側に切替える際、負荷に対して異常出力がかけ
られる虞れも生じない。さらには、測定回路の入力イン
ピーダンスの一定化が図れる等、その効果は顕著であ
る。
測定回路を増幅器と切離するようにしたことにより、そ
の増幅器の保護対策を簡略化することができる。また、
増幅器には測定時その出力電圧をOVに保持する帰還回
路が設けられているため、測定終了後に同増幅器の出力
端を発生側に切替える際、負荷に対して異常出力がかけ
られる虞れも生じない。さらには、測定回路の入力イン
ピーダンスの一定化が図れる等、その効果は顕著であ
る。
第1図はこの考案に係る直流電圧・電流発生装置の要部
を示した回路図、第2図は同発生装置の帰還回路を摘示
した回路図、第3図は従来例を示す回路図である。 図中、1は設定器、2はCPU、3はD/A変換器、4
は増幅器、5は電流帰還回路、6は電圧帰還回路、7は
A/D変換器、8は表示器、11は帰還回路である。
を示した回路図、第2図は同発生装置の帰還回路を摘示
した回路図、第3図は従来例を示す回路図である。 図中、1は設定器、2はCPU、3はD/A変換器、4
は増幅器、5は電流帰還回路、6は電圧帰還回路、7は
A/D変換器、8は表示器、11は帰還回路である。
Claims (1)
- 【請求項1】所望とする発生信号を設定する設定器1を
含むCPU(中央演算処理手段)2と、該CPU2から
のデジタル信号をアナログ信号に変換するD/A変換器
3と、該D/A変換器3からのアナログ信号を増幅して
定電圧もしくは定電流を出力する増幅器4と、該増幅器
4の出力電流、出力電圧をそれぞれ検出して上記増幅器
4に負帰還をかける電流検出用抵抗Raを含む電流帰還
回路5および電圧帰還回路6と、該各帰還回路5,6に
て検出された検出信号をデジタル信号に変換して上記C
PU2に供給するモニタ回路7とを備えてなる直流電圧
・電流発生装置において、 被測定物が接続される入力端子INおよび電圧測定用高
インピーダンス負荷抵抗Rvと、上記被測定物の測定時
に上記増幅器4の出力を上記各帰還回路5,6から切り
離すとともに、上記入力端子INを上記電流検出用抵抗
Raに直列に接続する第1のスイッチS6と、同被測定
物の測定時であって、その電圧測定時には上記電流検出
用抵抗Raに対して上記電圧測定用高インピーダンス負
荷抵抗Rvを直列に接続し、同被測定物の電流測定時に
は同電圧測定用高インピーダンス負荷抵抗Rvを短絡す
る第2のスイッチS7と、上記増幅器4に接続される増
幅率をほぼ1とした帰還回路11および上記被測定物の
測定時に同帰還回路11を閉成する第3のスイッチS5
とを備え、上記被測定物から印加される電圧、電流を上
記各帰還回路5,6および上記モニタ回路7を介して適
宜測定可能としたことを特徴とする直流電圧・電流発生
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6772487U JPH0611471Y2 (ja) | 1987-05-06 | 1987-05-06 | 直流電圧・電流発生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6772487U JPH0611471Y2 (ja) | 1987-05-06 | 1987-05-06 | 直流電圧・電流発生装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63175869U JPS63175869U (ja) | 1988-11-15 |
JPH0611471Y2 true JPH0611471Y2 (ja) | 1994-03-23 |
Family
ID=30906897
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6772487U Expired - Lifetime JPH0611471Y2 (ja) | 1987-05-06 | 1987-05-06 | 直流電圧・電流発生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0611471Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-05-06 JP JP6772487U patent/JPH0611471Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63175869U (ja) | 1988-11-15 |
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