JP3480640B2 - 加入者線路測定装置 - Google Patents
加入者線路測定装置Info
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- JP3480640B2 JP3480640B2 JP05265796A JP5265796A JP3480640B2 JP 3480640 B2 JP3480640 B2 JP 3480640B2 JP 05265796 A JP05265796 A JP 05265796A JP 5265796 A JP5265796 A JP 5265796A JP 3480640 B2 JP3480640 B2 JP 3480640B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加入者線の容量お
よび抵抗の測定を行うための加入者線路測定装置に関す
る。
よび抵抗の測定を行うための加入者線路測定装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の測定装置は高時定数回路
接続時の線路および端末の外来電圧、抵抗、容量の測定
精度を確保するために、線路等に蓄えられている電荷を
測定前に放電するが、その際の放電時間は高時定数回路
が一定比率、例えば99%放電できる程度の時間に固定
されていた。
接続時の線路および端末の外来電圧、抵抗、容量の測定
精度を確保するために、線路等に蓄えられている電荷を
測定前に放電するが、その際の放電時間は高時定数回路
が一定比率、例えば99%放電できる程度の時間に固定
されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、従来
は測定前の放電時間が低時定数回路の場合でも高時定数
回路の場合でも同等の時間に設定されていた。このた
め、測定精度を上げようと放電時間および最大充電時間
を大きく設定すると、高時定数回路が接続されていなく
ても測定時間が長くなってしまうという不都合が生じ
る。
は測定前の放電時間が低時定数回路の場合でも高時定数
回路の場合でも同等の時間に設定されていた。このた
め、測定精度を上げようと放電時間および最大充電時間
を大きく設定すると、高時定数回路が接続されていなく
ても測定時間が長くなってしまうという不都合が生じ
る。
【0004】また、測定時間を短くするために放電時間
および最大充電時間を小さく設定すると、高時定数回路
が接続されている場合は放電処理が充分に行えないた
め、測定精度が劣化してしまうという不都合が生じる。
および最大充電時間を小さく設定すると、高時定数回路
が接続されている場合は放電処理が充分に行えないた
め、測定精度が劣化してしまうという不都合が生じる。
【0005】本発明は、このような従来の課題を解決す
るためになされたもので、測定精度を維持したまま測定
時間を短縮することができる加入者線路測定装置を提供
することを目的とする。
るためになされたもので、測定精度を維持したまま測定
時間を短縮することができる加入者線路測定装置を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の発明は、加入者線路に蓄えられている電荷を放電した
後に直流電源によって充電する電圧値および電流値から
加入者線路の容量および抵抗の測定を行う加入者線路測
定装置であって、加入者線路を放電回路に接続し一定時
間放電後に一次電圧測定を行い、回線開放後に二次電圧
測定を行い、得られた一次測定電圧および二次測定電圧
の電圧差から加入者線路に高時定数回路が接続されてい
るか否か判定し、判定結果に応じて設定した放電時間で
加入者線路を二次放電し、判定結果に応じて設定した充
電時間で加入者線路を充電し加入者線路の容量および抵
抗の測定を行う制御手段を備える。
の発明は、加入者線路に蓄えられている電荷を放電した
後に直流電源によって充電する電圧値および電流値から
加入者線路の容量および抵抗の測定を行う加入者線路測
定装置であって、加入者線路を放電回路に接続し一定時
間放電後に一次電圧測定を行い、回線開放後に二次電圧
測定を行い、得られた一次測定電圧および二次測定電圧
の電圧差から加入者線路に高時定数回路が接続されてい
るか否か判定し、判定結果に応じて設定した放電時間で
加入者線路を二次放電し、判定結果に応じて設定した充
電時間で加入者線路を充電し加入者線路の容量および抵
抗の測定を行う制御手段を備える。
【0007】本発明によれば、一定時間放電後の残存電
荷による電圧を測定し、その測定電圧値により高時定数
回路の有無を判定して二次放電時間を決定する。このた
め時定数の度合いによって測定電圧値も変化するので時
定数に適した二次放電時間を選択できる。電圧測定にお
ける電圧計としてハイインピーダンス電圧計を使用すれ
ば、残存電荷量の減少および電圧計への漏れ分による電
圧降下による影響を少なくすることができる。
荷による電圧を測定し、その測定電圧値により高時定数
回路の有無を判定して二次放電時間を決定する。このた
め時定数の度合いによって測定電圧値も変化するので時
定数に適した二次放電時間を選択できる。電圧測定にお
ける電圧計としてハイインピーダンス電圧計を使用すれ
ば、残存電荷量の減少および電圧計への漏れ分による電
圧降下による影響を少なくすることができる。
【0008】また、本発明によれば、一定時間放電後に
一次電圧測定、二次電圧測定と2度の電圧測定を行って
高時定数回路の有無の判定を行うため、測定時のグラン
ドレベルの差分による影響を少なくしている。
一次電圧測定、二次電圧測定と2度の電圧測定を行って
高時定数回路の有無の判定を行うため、測定時のグラン
ドレベルの差分による影響を少なくしている。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、二次放電後に再度電圧測定して高時定
数回路が接続されているか否か再判定し、この判定結果
に基づき先に設定した充電時間を再設定する。
の発明において、二次放電後に再度電圧測定して高時定
数回路が接続されているか否か再判定し、この判定結果
に基づき先に設定した充電時間を再設定する。
【0010】本発明によれば、二次放電後に再度電圧測
定を行うことにより、一回目の判定が残存電荷による電
圧なのか外来印加電圧によるのかを分別でき、高時定数
回路の有無の誤判定を防止できる。
定を行うことにより、一回目の判定が残存電荷による電
圧なのか外来印加電圧によるのかを分別でき、高時定数
回路の有無の誤判定を防止できる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施の形態に
よる加入者線路測定装置の機能ブロック図である。同図
において、本発明による測定装置1は、交換機または測
定指示等を送出する装置である上位装置2に加入者線3
を介して接続されており、さらに上位装置2には加入者
線3を介して抵抗や容量等の組み合わせによる高時定数
回路4および電話機等の端末5がそれらの順に接続され
ている。
よる加入者線路測定装置の機能ブロック図である。同図
において、本発明による測定装置1は、交換機または測
定指示等を送出する装置である上位装置2に加入者線3
を介して接続されており、さらに上位装置2には加入者
線3を介して抵抗や容量等の組み合わせによる高時定数
回路4および電話機等の端末5がそれらの順に接続され
ている。
【0012】測定装置1は、終端抵抗値1MΩ程度のハ
イインピーダンス電圧計11と、終端抵抗値100kΩ
程度のローインピーダンス電圧計12と、電流計13
と、加入者線の電位をグランドレベルへ放電させる放電
回路14と、抵抗や容量を測定するために電荷を加える
充電回路15と、各計器11〜13の出力であるアナロ
グ信号をディジタル信号に変換するA/Dコンバータ1
6と、A/Dコンバータ16の出力を受けて内部蓄積プ
ログラムによって高速演算処理や各種制御処理を行うデ
ィジタル信号処理プロセッサ(DSP)17とを備え、
さらに上位装置2と各計器11〜13および各回路14
〜15とを選択的に接続するセレクタ18を備える。
イインピーダンス電圧計11と、終端抵抗値100kΩ
程度のローインピーダンス電圧計12と、電流計13
と、加入者線の電位をグランドレベルへ放電させる放電
回路14と、抵抗や容量を測定するために電荷を加える
充電回路15と、各計器11〜13の出力であるアナロ
グ信号をディジタル信号に変換するA/Dコンバータ1
6と、A/Dコンバータ16の出力を受けて内部蓄積プ
ログラムによって高速演算処理や各種制御処理を行うデ
ィジタル信号処理プロセッサ(DSP)17とを備え、
さらに上位装置2と各計器11〜13および各回路14
〜15とを選択的に接続するセレクタ18を備える。
【0013】この構成において、通常、被測定物である
加入者線3、高時定数回路4および端末5には、上位装
置2から電圧が印加される。測定時には、上位装置2側
を切り離し、被測定物を測定装置1へ接続する。被測定
物を測定装置1へ接続しても測定装置1内で終端または
切替時に接地されていなければ加入者線は電圧を維持し
たままの状態となる。このため、測定装置1では加入者
線路が接続されても非測定状態においてはセレクタ18
により各内部回路とは非接続状態を保持している。
加入者線3、高時定数回路4および端末5には、上位装
置2から電圧が印加される。測定時には、上位装置2側
を切り離し、被測定物を測定装置1へ接続する。被測定
物を測定装置1へ接続しても測定装置1内で終端または
切替時に接地されていなければ加入者線は電圧を維持し
たままの状態となる。このため、測定装置1では加入者
線路が接続されても非測定状態においてはセレクタ18
により各内部回路とは非接続状態を保持している。
【0014】次に、上位装置2から測定指示が発せられ
た場合の動作を、図2に示すフローチャートを参照しな
がら説明する。上位装置2から測定指示が発せられる
と、加入者線3はセレクタ18の切り替えによって放電
回路14に接続され、一次放電処理が行われる(ステッ
プS1)。放電回路14への接続命令および接続(放
電)時間T1の設定は、DSP17により制御される。
た場合の動作を、図2に示すフローチャートを参照しな
がら説明する。上位装置2から測定指示が発せられる
と、加入者線3はセレクタ18の切り替えによって放電
回路14に接続され、一次放電処理が行われる(ステッ
プS1)。放電回路14への接続命令および接続(放
電)時間T1の設定は、DSP17により制御される。
【0015】例えば、放電時間T1が120msecであれ
ば、この時間は高時定数回路4が無ければ加入者線路に
蓄積されている電荷を充分放電できる時間であり、残存
電荷による電位がほとんど無く、グランドレベルに落ち
着く時間である。
ば、この時間は高時定数回路4が無ければ加入者線路に
蓄積されている電荷を充分放電できる時間であり、残存
電荷による電位がほとんど無く、グランドレベルに落ち
着く時間である。
【0016】時間T1後に放電処理が終了すると、セレ
クタ18の切り替えによって加入者線3は放電回路14
からハイインピーダンス電圧計11へと接続替えされ
る。そして、ハイインピーダンス電圧計11によって一
次電圧が測定される(ステップS2)。
クタ18の切り替えによって加入者線3は放電回路14
からハイインピーダンス電圧計11へと接続替えされ
る。そして、ハイインピーダンス電圧計11によって一
次電圧が測定される(ステップS2)。
【0017】測定された電圧はアナログ信号であるた
め、A/Dコンバータ11でディジタル信号に変換さ
れ、DSP17で高速サンプリングされて演算される。
このときの測定電圧をV1とすると、演算により算出さ
れた電圧値V1はDSP17内のメモリに一時的に格納
される。
め、A/Dコンバータ11でディジタル信号に変換さ
れ、DSP17で高速サンプリングされて演算される。
このときの測定電圧をV1とすると、演算により算出さ
れた電圧値V1はDSP17内のメモリに一時的に格納
される。
【0018】次いで、セレクタ18によって加入者線3
が開放される(ステップS3)。開放時間T2はDSP
17内に格納されているデータにより決定される。開放
時間T2を持つことにより高時定数回路4の残存電荷が
加入者線3または端末5へ充電されるので、次の二次電
圧測定において測定電圧が安定することになる。
が開放される(ステップS3)。開放時間T2はDSP
17内に格納されているデータにより決定される。開放
時間T2を持つことにより高時定数回路4の残存電荷が
加入者線3または端末5へ充電されるので、次の二次電
圧測定において測定電圧が安定することになる。
【0019】開放時間T2が経過すると、セレクタ18
の切り替えによって加入者線3は再びハイインピーダン
ス電圧計11に接続され、ハイインピーダンス電圧計1
1によって二次電圧が測定される(ステップS4)。こ
のときの測定電圧をV2とすると、DSP17は2つの
電圧値V1,V2を比較して高時定数回路4の有無を判
定する(ステップS5)。
の切り替えによって加入者線3は再びハイインピーダン
ス電圧計11に接続され、ハイインピーダンス電圧計1
1によって二次電圧が測定される(ステップS4)。こ
のときの測定電圧をV2とすると、DSP17は2つの
電圧値V1,V2を比較して高時定数回路4の有無を判
定する(ステップS5)。
【0020】高時定数回路4が存在しない加入者線3お
よび端末5のみのような低時定数回路では、放電時間T
1の間に全ての電荷が放電されてしまい、残存電荷はほ
とんど無い状態となる。このため、一次測定電圧と二次
測定電圧との電圧差がないため、変化量は傾きを持たな
い。
よび端末5のみのような低時定数回路では、放電時間T
1の間に全ての電荷が放電されてしまい、残存電荷はほ
とんど無い状態となる。このため、一次測定電圧と二次
測定電圧との電圧差がないため、変化量は傾きを持たな
い。
【0021】高時定数回路4の有無の判定はこの傾きに
よって行うため、この場合はDSP17によって高時定
数回路が無いと判定され、DSP17の内部メモリにそ
の判定結果を格納する。同時に次の二次放電処理時間T
3および最大充電時間T4の設定値を格納する。例え
ば、残存電荷が無ければ二次放電処理時間T3は最小放
電時間(0msec)となり、最大充電時間T4も最小値
(0.5sec )に設定される(ステップS6)。
よって行うため、この場合はDSP17によって高時定
数回路が無いと判定され、DSP17の内部メモリにそ
の判定結果を格納する。同時に次の二次放電処理時間T
3および最大充電時間T4の設定値を格納する。例え
ば、残存電荷が無ければ二次放電処理時間T3は最小放
電時間(0msec)となり、最大充電時間T4も最小値
(0.5sec )に設定される(ステップS6)。
【0022】高時定数回路4が存在する場合は、時定数
により放電時間T1の間では放電しきれずに高時定数回
路4の残存電荷が発生する。従って、残存電荷量の違い
によりハイインピーダンス電圧計11で計った電圧値が
変化する。高時定数な回路ほど放電量が少ないため測定
電圧値が大きくなる。このため、一次測定電圧と二次測
定電圧に電圧差が発生し、変化量が傾きを持つことにな
る。
により放電時間T1の間では放電しきれずに高時定数回
路4の残存電荷が発生する。従って、残存電荷量の違い
によりハイインピーダンス電圧計11で計った電圧値が
変化する。高時定数な回路ほど放電量が少ないため測定
電圧値が大きくなる。このため、一次測定電圧と二次測
定電圧に電圧差が発生し、変化量が傾きを持つことにな
る。
【0023】従って、この場合はDSP17は高時定数
回路が有ると判定し、DSP17の内部メモリにその判
定結果を格納する。同時に次の二次放電処理時間T3お
よび最大充電時間T4の設定値を格納する。例えば、高
時定数回路有りと判定したので二次放電処理時間T3は
最大放電時間(880msec)となり、最大充電時間T4
も最大値(1.5sec )に設定される(ステップS
7)。
回路が有ると判定し、DSP17の内部メモリにその判
定結果を格納する。同時に次の二次放電処理時間T3お
よび最大充電時間T4の設定値を格納する。例えば、高
時定数回路有りと判定したので二次放電処理時間T3は
最大放電時間(880msec)となり、最大充電時間T4
も最大値(1.5sec )に設定される(ステップS
7)。
【0024】二次放電処理時間T3の設定が終わると、
セレクタ18の切り替えによって加入者線3は放電回路
14へと接続替えされる。そして、設定した二次放電処
理時間T3で放電後(ステップS8)、セレクタ18の
切り替えによって加入者線3がローインピーダンス電圧
計12へ切り替えられ、3度目の電圧測定である外来電
圧測定が行われる(ステップS9)。二次放電時間T3
は高時定数回路の有無により設定されているので、充分
な放電時間が取れており、残存電荷はほとんど無く、電
圧もグランドレベル近傍となる。
セレクタ18の切り替えによって加入者線3は放電回路
14へと接続替えされる。そして、設定した二次放電処
理時間T3で放電後(ステップS8)、セレクタ18の
切り替えによって加入者線3がローインピーダンス電圧
計12へ切り替えられ、3度目の電圧測定である外来電
圧測定が行われる(ステップS9)。二次放電時間T3
は高時定数回路の有無により設定されているので、充分
な放電時間が取れており、残存電荷はほとんど無く、電
圧もグランドレベル近傍となる。
【0025】ただし、加入者線に外来電圧が印加されて
いた場合や端末間との地電位差などにより被測定物と測
定装置1のグランドレベルに電位差がある場合は電圧が
発生する。そこで、高時定数回路の有無を再度判定し直
し、外来電圧印加時に起こる高時定数回路の有無の誤判
定を防ぐようにしている(ステップS10)。測定した
外来電圧値はDSP17で内部格納データと比較され、
残存電位により判定不能が格納され、測定精度の維持で
きる方向、すなわち最大充電時間も長く設定される。
いた場合や端末間との地電位差などにより被測定物と測
定装置1のグランドレベルに電位差がある場合は電圧が
発生する。そこで、高時定数回路の有無を再度判定し直
し、外来電圧印加時に起こる高時定数回路の有無の誤判
定を防ぐようにしている(ステップS10)。測定した
外来電圧値はDSP17で内部格納データと比較され、
残存電位により判定不能が格納され、測定精度の維持で
きる方向、すなわち最大充電時間も長く設定される。
【0026】高時定数回路の再判定が終了すると、セレ
クタ18の切り替えによって加入者線3がハイインピー
ダンス電圧計11、電流計13、充電回路15へ接続替
えされ、抵抗および容量を測定する。これらの測定が終
了すると、DSP17は上位装置2と通信を行い、電圧
値、抵抗値、電流値等の測定データを送出し(ステップ
S20)、処理を終了する。
クタ18の切り替えによって加入者線3がハイインピー
ダンス電圧計11、電流計13、充電回路15へ接続替
えされ、抵抗および容量を測定する。これらの測定が終
了すると、DSP17は上位装置2と通信を行い、電圧
値、抵抗値、電流値等の測定データを送出し(ステップ
S20)、処理を終了する。
【0027】なお、一定時間放電後の残存電荷量を判断
するのにあたり、加入者線路が2線からなる場合、一定
時間放電後のある一定時間の両線の平均電圧値の加算値
または差分値から高時定数回路の有無を識別する。ま
た、一定時間放電後に両線をある一定時間で2度測定
し、それらの平均電圧値から片線ずつの電圧変化量を算
出し、その値をもとに高時定数回路の有無を識別する。
するのにあたり、加入者線路が2線からなる場合、一定
時間放電後のある一定時間の両線の平均電圧値の加算値
または差分値から高時定数回路の有無を識別する。ま
た、一定時間放電後に両線をある一定時間で2度測定
し、それらの平均電圧値から片線ずつの電圧変化量を算
出し、その値をもとに高時定数回路の有無を識別する。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、高時定数回路の有無を
識別して時定数に適した二次放電時間および最大充電時
間を決定するので、測定時間の短縮ができると同時に測
定精度も維持できる。
識別して時定数に適した二次放電時間および最大充電時
間を決定するので、測定時間の短縮ができると同時に測
定精度も維持できる。
【図1】本発明の加入者線路測定装置の実施の形態を示
す機能ブロック図である。
す機能ブロック図である。
【図2】図1に示す加入者線路測定装置の動作を説明す
るフローチャートである。
るフローチャートである。
1 測定装置
2 上位装置
3 加入者線
4 高時定数回路
5 端末
11 ハイインピーダンス電圧計
12 ローインピーダンス電圧計
13 電流計
14 放電回路
15 充電回路
16 A/Dコンバータ
17 ディジタル信号処理プロセッサ(DSP)
18 セレクタ
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 昭54−118718(JP,A)
特開 昭58−41366(JP,A)
特開 昭60−131474(JP,A)
特開 平3−163369(JP,A)
特開 平6−141355(JP,A)
特開 平7−212467(JP,A)
特開 平9−43294(JP,A)
特開 平9−69879(JP,A)
特開 平9−233185(JP,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
H04B 3/46
H04M 3/30
G01R 27/08
G01R 27/26
Claims (2)
- 【請求項1】 加入者線路に蓄えられている電荷を放電
した後に直流電源によって充電する電圧値および電流値
から前記加入者線路の容量および抵抗の測定を行う加入
者線路測定装置であって、 前記加入者線路を放電回路に接続し一定時間放電後に一
次電圧測定を行い、回線開放後に二次電圧測定を行い、
得られた一次測定電圧および二次測定電圧の電圧差から
前記加入者線路に高時定数回路が接続されているか否か
判定し、前記判定結果に応じて設定した放電時間で前記
加入者線路を二次放電し、前記判定結果に応じて設定し
た充電時間で前記加入者線路を充電し前記加入者線路の
容量および抵抗の測定を行う制御手段を備えることを特
徴とする加入者線路測定装置。 - 【請求項2】 前記制御手段は、前記二次放電後に再度
電圧測定して前記高時定数回路が接続されているか否か
再判定し、この判定結果に基づき前記設定した充電時間
を再設定することを特徴とする請求項1記載の加入者線
路測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05265796A JP3480640B2 (ja) | 1996-02-16 | 1996-02-16 | 加入者線路測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05265796A JP3480640B2 (ja) | 1996-02-16 | 1996-02-16 | 加入者線路測定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09223991A JPH09223991A (ja) | 1997-08-26 |
JP3480640B2 true JP3480640B2 (ja) | 2003-12-22 |
Family
ID=12920943
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05265796A Expired - Fee Related JP3480640B2 (ja) | 1996-02-16 | 1996-02-16 | 加入者線路測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3480640B2 (ja) |
-
1996
- 1996-02-16 JP JP05265796A patent/JP3480640B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09223991A (ja) | 1997-08-26 |
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