JPH11302448A - セルロース複合体 - Google Patents

セルロース複合体

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JPH11302448A
JPH11302448A JP10115091A JP11509198A JPH11302448A JP H11302448 A JPH11302448 A JP H11302448A JP 10115091 A JP10115091 A JP 10115091A JP 11509198 A JP11509198 A JP 11509198A JP H11302448 A JPH11302448 A JP H11302448A
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則夫 松浦
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 懸濁安定性、乳化安定性、泡安定性、保
形性、離水防止性を示し、特に加熱環境、低pH環境、
高塩濃度環境においてもその機能を発揮する食品等の添
加剤および食品を提供する。 【解決手段】 セルロース20〜98重量%および親水
性高分子80〜2重量%からなり組成物であり、これを
水に分散したときに安定懸濁成分を5重量%以上生じる
セルロース複合体、およびその製造方法、およびその複
合体を含有する食品組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セルロース複合体
に関する。さらに詳しくはセルロースと親水性高分子の
複合体であり、食品、医薬品、化粧品、塗料、セラミッ
クス、樹脂、触媒、農薬、肥料、飼料等の用途分野にお
いて、懸濁安定剤、乳化安定剤、増粘安定剤、組織付与
剤、クラウディー剤、研磨剤、食物繊維、油脂代替物等
として使用される物質に関するものである。
【0002】
【従来の技術】これまでセルロースと水溶性高分子等と
の複合体は多数知られてきている。特公昭56−310
94号公報および特公昭57−14771号公報には、
微結晶セルロースと分散剤および崩壊剤を配合した水分
散性の複合体に関する記載がある。また、特開平7−7
0365号公報および特開平7−268129号公報に
は、微細セルロースと親水性物質等からなる粉末であ
り、水分散時における固体粒子の大きさを、主としてコ
ロイド分画という概念で規定した水分散性の複合体に関
する記載がある。特開平9−59301号公報には微小
繊維状セルロースと親水性物質を配合した組成物に関す
る記載がある。特開平9−121787号公報には微生
物由来のセルロースと高分子物質からなる複合化物に関
する記載がある。しかしこれらはいずれも安定懸濁成分
を有していなかったので、水分散液の安定性、特に耐熱
安定性に劣っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、分散安定性
に優れるとともに、食物繊維効果にも優れたセルロース
複合体と、それを含有する食品組成物を提供することを
目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、特定の安
定懸濁成分を有する、セルロースと親水性高分子を主成
分とする複合体が、水に分散させたときに、低いpH環
境や、濃い塩濃度環境、あるいは加熱処理に対して極め
て安定な分散体を形成することを見出し、本発明をなす
に至った。
【0005】すなわち本発明は、以下の通りである。
【0006】1)セルロース20〜98重量%および親
水性高分子80〜2重量%からなり、該組成物を水に分
散したときに、安定懸濁成分を5重量%以上を含む水懸
濁液を形成することを特徴とするセルロース複合体。
【0007】2)セルロース20〜98重量%および親
水性高分子80〜2重量%からなり、該成分を湿式共磨
砕処理し、乾燥し、次いで熱処理する事によって得られ
うるセルロース複合体。
【0008】3)1)および2)のセルロース複合体を
含有することを特徴とする食品組成物。
【0009】4)セルロース20〜98重量%および親
水性高分子80〜2重量%からなり、該成分を湿式共磨
砕処理し、乾燥し、次いで熱処理する事を特徴とするセ
ルロース複合体の製造方法。
【0010】以下、本発明につき詳しく説明する。
【0011】本発明のセルロース複合体は、セルロース
を20〜98重量%含有する。セルロースの基本粒子の
大きさは、それが水中で安定的に懸濁するために、平均
20μm以下であることが必要である。セルロースの基
本粒子の大きさは、例えば水中で、約1重量%濃度で機
械的に攪拌する事により、基本粒子が分離するので、こ
れを粒度分布計にて測定することによって求めることが
出来る。適当な粒度分布計としては、レーザー回折式粒
度分布測定装置を上げることが出来る。この基本粒子の
70μm以上の成分は10%(体積基準、以下v%と
略)以下である。好ましくは平均粒径が10μm以下で
あって、30μm以上の成分が10v%以下である。さ
らに好ましくは平均粒径が6μm以下であって、20μ
m以上の成分が10v%以下である。特に好ましくは平
均粒径が4μm以下であって、10μm以上の成分が1
0v%以下である。平均粒径が20μmを超えると懸濁
安定性が劣る。また、70μm以上の成分が10v%を
越えて存在すると、喫食した場合、口中でザラツキ感が
著しく感じられる。平均粒径が小さいほどザラツキ感は
改良される傾向にあるが、その下限は、磨砕、粉砕の技
術および装置により自ずから限度があり、現在のところ
は通常0.05μm程度と考えられる。安定懸濁成分
は、その主体がセルロース微粒子である。そのためセル
ロース複合体のセルロースの含量が20重量%未満だ
と、安定懸濁成分が減少してしまい、安定性が低下して
しまう。また、98重量%以上だと、水中での攪拌時に
セルロースの分散が容易に進まずセルロース基本粒子が
生じ難くなるため、やはり安定性が低下してしまう。好
ましくは、60〜90重量%である。更に好ましくは、
70〜85重量%である。
【0012】セルロースは水中で容易に微粒子に分散で
きるものが好ましい。その例としては、結晶セルロー
ス、微小繊維状セルロース、バクテリアセルロースなど
を上げることが出来る。重合度の高いセルロース粉末も
使用できるが、サイズリダクションが困難であることか
ら、基本粒子が微小となり難く、工業的生産のためには
不利である。好ましいセルロース原料は、重合度が30
〜375程度の結晶セルロースである。
【0013】また、本発明のセルロース複合体は親水性
高分子を80〜2重量%を含有する。本発明で言うとこ
ろの親水性高分子とは、温水あるいは冷水中で、膨潤あ
るいはゲル化あるいは溶解する、水との親和性の高い高
分子を意味する。その例としてはアラビアガム、アラビ
ノガラクタン、アルギン酸およびその塩、カードラン、
ガッティーガム、カラギーナン、カラヤガム、寒天、キ
サンタンガム、グアガム、酵素分解グアガム、クインス
シードガム、ジェランガム、ゼラチン、タマリンドガ
ム、デキストラン、難消化性デキストリン、トラガント
ガム、ファーセラン、プルラン、ペクチン、ローカスト
ビーンガム、澱粉類(生澱粉、アルファー化澱粉等)な
どを上げることが出来、これらを単独で使用しても良い
し、また複数を選択して使用することもできる。好まし
いのはカラギーナン、カラヤガム、キサンタンガム、ジ
ェランガム、難消化性デキストリン、ペクチンである。
特に好ましいのは、カラヤガム、キサンタンガム、難消
化性デキストリンである。この親水性高分子は2重量%
以上配合することが必要である。2重量%未満では充分
量の安定懸濁成分を構成することが出来ない。また、8
0重量%を越えて配合すると、相対的にセルロース量が
減少するので、安定性が低下してしまう。好ましい配合
量は10〜40重量%、さらに好ましくは15〜30重
量%である。
【0014】セルロースと親水性高分子の他に、水中で
の分散時にセルロース基本粒子の分散を促進させること
や、粉末製品を作る際の粉砕性の向上ために、種々の助
剤を配合しても良い。助剤の例としてはデキストリン類
(焙焼デキストリン、加水分解澱粉等)、単糖類(キシ
ロース、グルコース、フラクトース、等)、二糖類(シ
ュークロース、トレハロース、マルトース、ラクトー
ス、等)、糖アルコール(キシリトール、マンニット、
マルチトール、パラチニット、等)、オリゴ糖類(フラ
クトオリゴ糖、ガラクトオリゴ糖、大豆オリゴ糖、
等)、アミノ酸類(グリシン、ベタイン、等)、乳化剤
(ショ糖脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、
等)、油脂類(リノール酸、リノレン酸、オレイン酸、
等)等が上げられる。これらは単独で使用しても良い
し、また、必要に応じて複数の物質を使用しても良い。
【0015】本発明の安定懸濁成分とは固形分濃度0.
5重量%の水分散液を10000Gで15分間遠心分離
しても沈降しない固形分(固体微粒子)のことを意味
し、製品中の存在比率(重量%)で表す。この成分がセ
ルロース複合体の5重量%未満であれば、低pH、高塩
濃度、加熱処理などの過酷条件にて分散が不安定となっ
てしまう。分散安定性の向上のためにはこの成分が多い
方が良いが、製造上の制約から上限は今のところ、セル
ロース配合量の90重量%程度と考えられる。好ましく
は10重量%以上、さらに好ましくは20重量%以上で
ある。安定懸濁成分は、固形分濃度0.5重量%の水分
散液を10000Gで15分間遠心分離し、沈降成分を
除いた後、さらに固形分と水溶性成分を分離し、固形分
(安定懸濁成分)量を測定することによって、求めるこ
とが出来る。この固形分と水溶性成分の分離は、例え
ば、さらに強い条件(例えば、27200G、2時間)
で遠心分離する、あるいは、凍結・解凍後、10000
Gで15分間遠心分離する、などの方法で実施すること
が出来る。このようにして固形分と水溶性成分を分離し
た後、乾燥法で重量測定を行うことにより、安定懸濁成
分量を測定する事が出来る。固形分濃度1重量%の水分
散液を10000Gで15分間遠心分離しても沈降しな
い安定懸濁成分がセルロース複合体の5重量%以上有す
るものはさらに安定性が高く好ましい。好ましくは10
重量%以上、さらに好ましくは20重量%以上、特に好
ましいのは30重量%以上である。固形分濃度が高い
と、沈降する成分に引きずられて本来沈降しないはずの
成分まで沈降してしまう。そのために、固形分濃度1重
量%の場合で沈降しない成分はきわめて安定化機能が高
いものと思われる。
【0016】この安定懸濁成分は単なるセルロースの微
小粒子ではないと考えられる。例えば、特公昭61−3
4459号報には1μm以下の微結晶セルロース粒子を
5重量%(微結晶セルロース中の含有量)含有する複合
体に関する記述があるし、また、特開平7−26812
9号公報にはコロイド分画(微細セルロースの複合体の
水分散液を2000rpm(約460Gと計算される)
で15分間遠心分離し、次いで上澄み液中のセルロース
分の、全セルロースに対する割合を算出したもの。製品
中のセルロース分の中の、比較的懸濁安定な成分を意味
する。)が80%以上を含有する複合体に関する記述が
ある。しかしこれらは実施例にて追試の結果を説明する
が、本発明でいうところの安定懸濁成分は皆無であっ
た。これらの先行技術と本発明の違いは、セルロース微
粒子が単独で存在するか、あるいは、セルロースと親水
性高分子が複合化した状態の微粒子として存在するか、
の差であると思われる。
【0017】本発明のセルロース複合体は、(1)セル
ロース原料と親水性高分子とその他の成分を湿式で共磨
砕するか、あるいはセルロース原料のみをあらかじめ湿
式磨砕もしくは乾式粉砕を行った後に残りの原料と混合
するか、あるいはセルロース原料とその他の原料の一部
をあらかじめ湿式で共磨砕した後に残りの原料と混合
し、(2)次いで乾燥し、(3)熱処理を行うことによ
って製造することができる。製造効率の観点から、
(1)の工程はセルロース原料と親水性高分子を共磨砕
する事が好ましい。
【0018】セルロース原料としては、木材パルプ、精
製リンター、再生セルロース、穀物又は果実由来の植物
繊維、バクテリアセルロース等のセルロース系素材を酸
加水分解、アルカリ酸化分解、酵素分解、スチームエク
スプロージョン分解、亜臨界水あるいは超臨界水による
加水分解等により、あるいはそれらの組み合わせにより
解重合処理して平均重合度30〜375とした結晶セル
ロースを含む低重合度セルロースや、同様のセルロース
系素材を水中で、高圧ホモジナイザー等の装置にて高速
剪断処理して製造される微小繊維状セルロースが使用で
きる。
【0019】セルロース原料と親水性高分子とその他の
成分を湿式で共磨砕する場合は、その水分含量によって
状態が非常に異なるので、それぞれ適当な磨砕機を選択
する必要がある。例えば水分の比較的高い、ゲル状から
スラリー状を呈するものを磨砕する場合は回転円筒式ミ
ル、振動ボールミル、遠心式ボールミル、媒体攪拌式ミ
ル、コロイドミル、高圧ホモジナイザー、等を使用する
ことが好ましい。また、水分の比較的少ない、餅状を呈
するものはニーダー、プラネタリーミキサー、押出機、
等を使用することが好ましい。これらの装置を用いて、
平均粒径は20μm以下で、かつ、70μm以上の成分
が10v%以下となるように磨砕を行う。セルロースの
粒子径はより小さいことが好ましく、その具体的な態様
は前述の通りである。あらかじめセルロース原料のみを
磨砕する場合や、セルロース原料とその他の原料の一部
を共磨砕する場合も同様の操作を行えばよい。乾燥した
セルロース原料粉末を使用する場合は、平均10μm以
下のものを使用する必要がある。そのサイズリダクショ
ンの方法は自由に選択すればよいが、ジェットミルを使
用した粉砕方法は比較的効率が良く、適当な粉砕方法の
一つである。
【0020】セルロース原料のみを湿式で磨砕した場合
や乾式で粉砕した場合、あるいはセルロース原料とその
他の原料の一部を共磨砕した場合は、残りの原料を水の
存在下で充分に混合する必要がある。粘度の低い水分散
体の場合は、残りの原料と混合し、プロペラ攪拌、ホモ
ミキサー等で攪拌すればよい。しかし、水分の比較的少
ない餅状あるいはゲル状の場合は、共磨砕の際に使用し
たような機器を用いて混合する必要がある。
【0021】次に、このようにして得られたものを乾燥
する。本発明において乾燥とは、製品の水分を10重量
%以下に下げる操作を意味する。この場合、やはりその
水分含量によって状態が非常に異なるので、それぞれ適
当な乾燥方法選択する必要がある。例えば水分含量の比
較的高い、スラリー状あるいはゲル状を呈するものを乾
燥する場合は液滴か、あるいはフィルム状にして乾燥す
ることが好ましい。装置としてはスプレードライヤー、
ベルトドライヤー、ドラムドライヤー、ディスクドライ
ヤーなどを使用することが出来る。また、凍結乾燥法も
適当な乾燥方法である。水分含量の比較的低い、餅状を
呈する場合は棚段乾燥機、ベルトドライヤー、流動乾燥
機、凍結乾燥機、真空マイクロ波加熱乾燥機などが使用
できる。必要に応じて、ピンミル、ハンマーミル、ジェ
ットミル、フラッシュミルなどを使用して粉砕する。
【0022】次いで、熱処理する。本発明において熱処
理とは、水分10重量%以下の物質を60〜150℃の
雰囲気に存在せしめ、その物質をその温度に保持するこ
とを意味する。より高温で、またより高水分(最大10
重量%)で処理すれば短時間で効果が得られる。処理時
間は10分から1000時間程度であり、温度とのかね
あいで決定される。比較的低温である場合、つまり、6
0℃以上90℃未満であれば8〜1000時間程度、ま
た中間の温度である場合、つまり、90℃以上120℃
未満であれば30分〜100時間程度、さらに比較的高
温である場合、つまり、120℃以上150℃以下であ
れば10分〜20時間程度の加熱が適当である。未粉砕
品あるいは粗粉砕品を熱処理してもよく、また、熱処理
後に粉砕を行っても良い。乾燥とは、通常、高水分の物
質を低水分に下げる操作であり、必ずしも品温は蒸発潜
熱によって、乾燥雰囲気温度に達していない。本発明類
似の先行技術においては、意図的に、あるいは意図的で
なくても物質の水分を10重量%以下にした状態で、品
温を本発明のように長時間維持することは無かった。
【0023】本発明のセルロース複合体は、種々の食品
に使用できる。例を挙げると、コーヒー、紅茶、抹茶、
ココア、汁粉、ジュース等の嗜好飲料、生乳、加工乳、
乳酸菌飲料、豆乳等の乳性飲料、カルシウム強化飲料等
の栄養強化飲料並びに食物繊維含有飲料等を含む各種の
飲料類、アイスクリーム、アイスミルク、ソフトクリー
ム、ミルクシェーキ、シャーベット等の氷菓類、バタ
ー、チーズ、ヨーグルト、コーヒーホワイトナー、ホイ
ッピングクリーム、カスタードクリーム、プリン等の乳
製品類、マヨネーズ、マーガリン、スプレッド、ショー
トニング等の油脂加工食品類、各種のスープ、シチュ
ー、ソース、タレ、ドレッシング等の調味料類、練りが
らしに代表される各種練りスパイス、ジャム、フラワー
ペーストに代表される各種フィリング、各種のアン、ゼ
リーを含むゲル・ペースト状食品類、パン、麺、パス
タ、ピザ、各種プレミックスを含むシリアル食品類、キ
ャンディー、クッキー、ビスケット、ホットケーキ、チ
ョコレート、餅等を含む和・洋菓子類、蒲鉾、ハンペン
等に代表される水産練り製品、ハム、ソーセージ、ハン
バーグ等に代表される畜産製品、クリームコロッケ、中
華用アン、グラタン、ギョーザ等の各種の惣菜類、塩
辛、カス漬等の珍味類、ペットフード類及び経管流動食
類等である。
【0024】本発明のセルロース複合体は、これらの用
途において、懸濁安定剤、乳化安定剤、増粘安定剤、泡
安定剤、クラウディー剤、組織付与剤、流動性改善剤、
保形剤、離水防止剤、生地改質剤、粉末化基剤、食物繊
維基剤、油脂代替などの低カロリー化基剤として作用す
るものである。また、上記の食品がレトルト食品、粉末
食品、冷凍食品、電子レンジ用食品等形態又は用時調製
の加工手法が異なっていても本発明の効果は発揮され
る。特に、加熱環境、低pH環境、高塩濃度環境におい
ても機能を発揮する点が、従来のセルロース系の素材と
異なる。
【0025】本発明のセルロース含有複合体を食品に使
用する場合、各食品の製造で一般に行われている方法と
同様の機器を使用して、主原料の他、必要に応じて、香
料、pH調整剤、増粘安定剤、塩類、糖類、油脂類、蛋
白類、乳化剤、酸味料、色素等と配合して、混合、混
練、撹拌、乳化、加熱等の操作を行えばよい。
【0026】食品中での本発明の微細セルロース含有複
合体の含有量は、食品の種類等により異なるが、食品全
体に対して0.01〜15重量%程度が好ましい。安定
剤としての機能を主に考える場合は、0.02〜3重量
%程度が好ましい。また、食物繊維素材、油脂代替素材
として主に考える場合は0.5〜15重量%程度が好ま
しい。
【0027】
【発明の実施の形態】次に、実施例によって本発明をさ
らに詳細に説明する。
【0028】なお、測定は以下のとおり行った。
【0029】<平均粒径> (1)サンプル(固形分)3.0gに蒸留水を入れ、全
量を300gとする。
【0030】(2)エースホモジナイザー(日本精機製
AM−T)にて15000rpmで5分間分散する。
【0031】(3)堀場製作所製レーザー回折式粒度分
布測定装置(LA−910)を用いて粒度分布を測定す
る。平均粒径は積算体積50v%の粒径であり、粒子の
割合は体積分布における割合(v%)で表す。分散媒
(水)と試料の相対屈折率は1.20、レーザ光透過率
は70〜95%に設定。
【0032】<安定懸濁成分(重量%)> (1)サンプル(固形分)1.5gあるいは3.0gに
蒸留水を入れ、全量を300gとする。
【0033】(2)エースホモジナイザー(日本精機製
AM−T)にて15000rpmで5分間分散する。
【0034】(3)分散液を遠沈管に移し、10000
G(9315rpm)で15分間遠心分離する。(遠心
分離器;国産遠心器製、H−300型) (4)上層をさらに遠沈管に移し、27200G(15
000rpm)で2時間遠心分離する。(遠心分離器;
日立製作所製、20PR−52型) (5)(3)で得られた下層および、(4)で得られた
上層および下層を秤量瓶に移し、重量((3)下層;A
g、(4)上層;Bg、(4)下層;Cg)を測定す
る。
【0035】(6)105℃の乾燥器にて、重量減少が
無くなるまで乾燥し、固形物の重量((3)下層;D
g、(4)上層;Eg、(4)下層;Fg)を測定す
る。
【0036】(6)下式より、安定懸濁成分を算出す
る。
【0037】全固形分(製品)中の安定懸濁成分比率
(%) =100×(α×X)/{(α+β)×(X+Y)} ∵ α=E+F+{(A−D)×(E+F)}/(B+
C−E−F) β=D −{(A−D)×(E+F)}/(B+C−
E−F) X=F −{E×(C−F)}/(B−E) Y=E +{E×(C−F)}/(B−E)<参考> a)(3)の遠心分離に使用する分散液について (3)の遠心分離の上層の固形分=安定懸濁成分+水溶
性成分=E+F (3)の遠心分離の上層の水分=B+C−E−F (3)の遠心分離の下層の固形分=沈降成分(全部)+
安定懸濁成分(一部)+水溶性成分(一部)=D (3)の遠心分離の下層の水分=A−D (3)の遠心分離の下層の安定懸濁成分(一部)と水溶
性成分(一部)の和={(A−D)×(E+F)}/
(B+C−E−F) (3)の遠心分離に使用した水分散液中の安定懸濁成分
と水溶性成分の和=E+F+{(A−D)×(E+
F)}/(B+C−E−F)=α (3)の遠心分離に使用した水分散液中の沈降成分=D
−{(A−D)×(E+F)}/(B+C−E−F)=
β b)(4)の遠心分離に使用する分散液(=(3)の遠
心分離上層液)について(4)の遠心分離の上層の固形
分=水溶性成分=E (4)の遠心分離の上層の水分=B−E (4)の遠心分離の下層の固形分=安定懸濁成分(全
部)+水溶性成分(一部)=F (4)の遠心分離の下層の水分=C−F (4)の遠心分離の下層の水溶性成分(一部)={E×
(C−F)}/(B−E) (4)の遠心分離に使用した水分散液中の安定懸濁成分
=F−{E×(C−F)}/(B−E)=X (4)の遠心分離に使用した水分散液中の全水溶性成分
=E+{E×(C−F)}/(B−E)=Y c)全固形分(製品)中の安定懸濁成分比率について (3)で使用した分散液中の固形成分比率→ (安定懸
濁成分+水溶性成分):(沈降成分)= α : β (4)で使用した分散液中の固形成分比率→ (安定懸
濁成分):(水溶性成分)= X : Y 全固形分(製品)中の安定懸濁成分比率(%)=100
×(α×X)/{(α+β)×(X+Y)}
【0038】
【実施例1】市販DPパルプを2.5M塩酸中で105
℃で15分間加水分解して得られた酸不溶性残渣をろ
過、洗浄し、重合度190の加水分解セルロースのウェ
ットケーク(固形分含量46重量%)を得た。
【0039】次に、この加水分解セルロースと、難消化
性デキストリン(商品名「パインファイバー」、松谷化
学(株)製)とキサンタンガム(三栄源FFI(株))
を、表1の配合組成となるようにして、ニーダーを用い
て3時間磨砕混練した。さらにこれをほぐして60℃の
熱風乾燥機で水分3.3%まで乾燥した後、粉砕した。
この粉末を棚段式乾燥機中にて70℃で150時間加熱
し、セルロース複合体A〜Cを得た。得られたセルロー
ス複合体の安定懸濁成分量、および水に再分散した時の
平均粒径を表1に示す。
【0040】
【実施例2】実施例1と同様に操作し、加水分解セルロ
ースのウェットケークを得た。そして、この加水分解セ
ルロースとカラヤガムと加水分解澱粉を、表2の配合組
成となるようにして、ニーダーを用いて3時間磨砕混練
した。さらにこれをほぐして60℃の熱風乾燥機で乾燥
した後、粉砕した。得られた粉末の水分は5〜8重量%
だった。この粉末を耐圧密閉容器に密充填し、90℃で
30時間加熱し、セルロース複合体D〜Fを得た。得ら
れたセルロース複合体の安定懸濁成分量、および水に再
分散した時の平均粒径を表2に示す。
【0041】
【実施例3】精製リンターを、2.5M塩酸中で105
℃で15分間加水分解して得られた酸不溶性残渣をろ
過、洗浄し、得られた重合度165の加水分解セルロー
スに水を添加して固形分10重量%のセルロース分散液
を調製した。
【0042】このセルロース分散液を媒体撹拌湿式粉砕
装置で粉砕処理2回を行い、セルロースのペースト状物
を得た。このペースト状物中のセルロース粒子の平均粒
径は3.7μmだった。
【0043】このセルロース原料と温水に溶解したキサ
ンタンガムと加水分解澱粉の水溶液を、固形分比で表3
の配合組成となるように撹拌混合し、総固形分濃度が1
2%の分散液を調製した。次に、この分散液をアルミ板
上に伸展し、60℃の熱風乾燥機で乾燥し、得られた薄
片をハンマーミルで粉砕した。さらにこの粉末を105
℃で6時間加熱し、セルロース複合体G〜Iを得た。得
られたセルロース複合体の安定懸濁成分量、および水に
再分散した時の平均粒径を表3に示す。
【0044】
【比較例1】熱処理を行わない以外は、表1の組成で、
実施例1と同様に操作し、複合体J〜Lを得た。得られ
た複合体の安定懸濁成分量、および水に再分散した時の
平均粒径を表1に示す。
【0045】
【比較例2】熱処理を行わない以外は、表2の組成で、
実施例2と同様に操作し、複合体M〜Oを得た。得られ
た複合体の安定懸濁成分量、および水に再分散した時の
平均粒径を表2に示す(特公昭57−14771号公報
にて開示されている物質に相当するものを本発明との比
較のために調製した。)。
【0046】
【比較例3】熱処理を行わない以外は、表3の組成で、
実施例3と同様に操作し、複合体P〜Rを得た。得られ
た複合体の安定懸濁成分量、および水に再分散した時の
平均粒径を表2に示す(特開平7−268129号公報
にて開示されている物質に相当するものを本発明との比
較のために調製した。特開平7−268129号公報に
記載の方法で測定したところ、複合体P、Q、Rの水分
散体における10μm以上の粒子の割合は39%、4.
7%、2.0%であり、コロイド分画は68%、91
%、96%であった。また、複合体Pの水分散体中の1
0μm以上の長さの粒子のアスペクト比は2.3であっ
た。)。
【0047】
【比較例4】表3の組成で、実施例3と同様に操作し、
複合体S〜Uを得た。得られた複合体の安定懸濁成分
量、および水に再分散した時の平均粒径を表3に示す。
【0048】
【実施例4】セルロース複合体を懸濁安定剤等の目的で
配合し、ココア飲料を作成した。まず、セルロース複合
体B0.3重量%、ココア末0.5重量%、砂糖5.0
重量%、全脂粉乳0.8重量%、食塩0.05重量%、
ステアリン酸モノグリセリド0.2重量%を75℃の温
水(93.15重量%)中に加え、TKホモミキサーを
用いて8000rpmで10分間分散した後、ホモジナ
イザーを用いて、一回目150kgf/cm2、二回目
200kgf/cm2の圧力で2パスさせて、均質化し
た。続いて、耐熱瓶に充填した後、オートクレーブを用
いて、121℃で30分間殺菌し、ココア飲料を得た。
【0049】B形粘度計を用いて、ローター回転数60
rpmで測定したココア飲料の粘度は2.7mPa・s
であった。また、このココア飲料を、100ml容の、
目盛と栓のついたガラス製沈降管にて25℃で7日間静
置した時のココア末の分散量は85%だった。この沈降
物を再分散させるために必要な振盪回数(沈降管を倒立
させ、それを元に戻す操作を1回と数える)は1回だっ
た。
【0050】
【実施例5】懸濁安定剤としてセルロース複合体Bのか
わりにセルロース複合体Dを用いる以外は実施例4と同
様に操作し、ココア飲料を得た。ココア飲料の粘度は
2.9mPa・s、25℃7日間静置後のココア末の分
散量は100%であり、層分離は生じなかった。
【0051】
【実施例6】懸濁安定剤としてセルロース複合体Bのか
わりにセルロース複合体Hを用いる以外は実施例4と同
様に操作し、ココア飲料を得た。ココア飲料の粘度は
5.6mPa・s、25℃7日間静置後のココア末の分
散量は95%であり、この沈降物を再分散させるために
必要な振盪回数は1回だった。
【0052】
【比較例5】懸濁安定剤としてセルロース複合体Bのか
わりに複合体Kを用いる以外は実施例4と同様に操作
し、ココア飲料を得た。ココア飲料の粘度は2.9mP
a・s、25℃7日間静置後のココア末の分散量は10
%であり、この沈降物を再分散させるために必要な振盪
回数は5回だった。
【0053】
【比較例6】懸濁安定剤としてセルロース複合体Bのか
わりに複合体Mを用いる以外は実施例4と同様に操作
し、ココア飲料を得た。ココア飲料の粘度は3.0mP
a・s、25℃7日間静置後のココア末の分散量は18
%であり、この沈降物を再分散させるために必要な振盪
回数は2回だった。
【0054】
【比較例7】懸濁安定剤としてセルロース複合体Bのか
わりに複合体Qを用いる以外は実施例4と同様に操作
し、ココア飲料を得た。ココア飲料の粘度は5.2mP
a・s、25℃7日間静置後のココア末の分散量は7%
であり、この沈降物を再分散させるために必要な振盪回
数は15回だった。
【0055】
【比較例8】懸濁安定剤としてセルロース複合体Bのか
わりに複合体Tを用いる以外は実施例4と同様に操作
し、ココア飲料を得た。ココア飲料の粘度は6.3mP
a・s、25℃7日間静置後のココア末の分散量は8%
であり、この沈降物を再分散させるために必要な振盪回
数は11回だった。
【0056】
【実施例7】セルロース複合体を耐熱安定性等の向上の
目的で配合し、ホイップクリームを作成した。まず、セ
ルロース複合体D0.6重量%を60℃の温水に分散
し、次いで、脱脂粉乳5.0重量%、砂糖10.0重量
%加えて溶解する。これを攪拌しながら、あらかじめ加
温溶融・混合した無塩バター18.0重量%、大豆油1
9.0重量%、ヤシ油8重量%、ステアリン酸モノグリ
セリド0.224重量%、オレイン酸モノグリセリド
0.056重量%、ショ糖脂肪酸エステル0.020重
量%を徐々に加えた。得られたものを65℃で20分間
攪拌し、予備乳化した後、ホモジナイザーにて50kg
f/cm2で均質化した。5℃で約10時間エージング
した後、約8℃で、オーバーランが約100%になるよ
うに機械ホイップした。
【0057】得られたホイップクリームは絞り出し性が
良好で、かつ、画線の鋭い押し出し物となった。これを
40℃で2時間加熱したが、離水は全く生じなかった。
また、画線のダレはほとんど生じず、鋭いままであっ
た。
【0058】
【比較例9】セルロース複合体Dのかわりに複合体Mを
用いた以外は実施例8と同様に操作してホイップクリー
ムを得た。
【0059】得られたホイップクリームの絞り出し性は
良好で、かつ、画線の鋭い押し出し物が得られたが、こ
れを40℃で2時間加熱すると、離水がやや生じ、ま
た、画線にダレがみられた。
【0060】
【実施例9】安定懸濁成分の測定方法に準じて、セルロ
ース複合体Eの1%水分散液を調製した。これをクエン
酸にてpH3.0に調製し、7日間室温に静置したが、
離水や凝集は発生しなかった。
【0061】
【比較例10】セルロース複合体Eのかわりに複合体N
を用いた以外は実施例9と同様に操作したところ、上層
に離水が生じ、また、下層は凝集を生じた。
【0062】
【表1】
【0063】
【表2】
【0064】
【表3】
【0065】
【発明の効果】本発明のセルロース複合体は、特定の水
分散性セルロースと親水性高分子からなり、これを水に
分散したときに、きわめて強い遠心力にも沈降すること
のない安定な懸濁成分を生じる。そのため、該複合体を
含有する食品は顕著な懸濁安定性、乳化安定性、泡安定
性、保形性、離水防止性を示し、特に加熱環境、低pH
環境、高塩濃度環境においてもその機能を発揮する効果
を有する。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セルロース20〜98重量%および親水
    性高分子80〜2重量%からなり、該組成物を水に分散
    したときに、安定懸濁成分を5重量%以上含む水懸濁液
    を形成することを特徴とするセルロース複合体。
  2. 【請求項2】 セルロース20〜98重量%および親水
    性高分子80〜2重量%からなり、該成分を湿式共磨砕
    処理し、乾燥し、次いで熱処理する事によって得られう
    るセルロース複合体。
  3. 【請求項3】 請求項1および2記載のセルロース複合
    体を含有することを特徴とする食品組成物。
  4. 【請求項4】 セルロース20〜98重量%および親水
    性高分子80〜2重量%からなり、該成分を湿式共磨砕
    処理し、乾燥し、次いで熱処理する事を特徴とするセル
    ロース複合体の製造方法。
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