JPH11302320A - 末端に1級水酸基を有する飽和炭化水素系重合体及びその製造方法 - Google Patents

末端に1級水酸基を有する飽和炭化水素系重合体及びその製造方法

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JPH11302320A
JPH11302320A JP10116492A JP11649298A JPH11302320A JP H11302320 A JPH11302320 A JP H11302320A JP 10116492 A JP10116492 A JP 10116492A JP 11649298 A JP11649298 A JP 11649298A JP H11302320 A JPH11302320 A JP H11302320A
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primary hydroxyl
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健 千葉
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Abstract

(57)【要約】 カチオン重合によって得られるハロゲン末端炭化水素系
重合体に、1級水酸基および不飽和結合を含む化合物を
作用させることによって水酸基を末端に有する飽和炭化
水素系重合体を得る。 【課題】リビングカチオン重合により得られる飽和炭化
水素系重合体の末端に定量的に水酸基を導入した化合物
は高耐候性ウレタン原料として有用である。ところがこ
れまでは、重合終了後にオレフィン末端へと変換し、さ
らにハイドロボレーション反応を行うことで、目的とす
る水酸基末端化合物を得る反応が知られていた。この方
法は多段階の反応を必要であり、製造上手間がかかるも
のであった。 【解決手段】カチオン重合によって得られるハロゲン末
端炭化水素系重合体に、1級水酸基および不飽和結合を
含む化合物を反応させることによって中間体を経ること
無しに、直接水酸基を末端に有する飽和炭化水素系重合
体を得ることが可能となった。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規な1級水酸基
を末端に有する重合体主鎖が飽和な炭化水素系重合体
(以下、1級水酸基を末端に有する飽和炭化水素系重合
体という)およびこの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、アニオン重合によって合成され
るポリブタジエンポリオールおよびポリイソプレンポリ
オールを水素添加することによって、末端に水酸基を有
する飽和炭化水素系重合体が得られることが知られてい
る。リビングアニオン重合では重合終了後にエチレンオ
キシドを作用させることによって容易に1級の水酸基を
末端に、定量的に導入することが可能である。
【0003】これらの水酸基末端ポリオールはイソシア
ネート化合物と容易に反応し、ウレタン系の硬化物を与
える。このポリマーを用いることによって、ポリエーテ
ル系あるいはポリエステル系ポリオールを成分とするウ
レタン組成物で問題とされている、耐候性、耐薬品性等
の性能を向上させることが知られている。しかしこれら
の水酸基末端ポリオールを用いたウレタン組成物の素材
としての各種耐久性については、まだ十分とは言えな
い。また水酸基末端ポリオールを製造する際には、水素
添加という困難な工程を経る必要があるという問題もあ
る。
【0004】一方、高耐候性が期待される飽和炭化水素
系高分子重合体として、カチオン重合により得られるポ
リイソブチレンが知られている。特にリビングカチオン
重合により、定量的にポリイソブチレンの末端に官能基
を導入する反応は知られている。J.P.Kenned
yらはリビングカチオン重合によって合成される塩素基
を末端に有するポリイソブチレンをまず合成し、次いで
tBuOKを用いて末端の脱塩酸反応をおこなうことに
よりイソプロペニル基末端基に誘導したり、あるいは四
塩化チタン存在下でアリルトリメチルシランを反応させ
ることでアリル基末端のポリイソブチレンを合成した後
に、BH3または9−BBNといったヒドリド−ボラン
試薬と過酸化水素を用いることによって定量的に末端に
水酸基を導入する方法を開示している(例えばB. Ivan,
J.P. Kennedy, and V. S. C. Chang, J. Polym. Sci.,
Polym. Chem, Ed., 1980, 18, 3177およびB. Ivan, an
d J. P. Kennedy, Polym. Mater. Sci. Eng., 1988, 5
8, 866など)。さらにJ.P.Kennedyらは、水
酸基末端ポリイソブチレンとイソシアネート基を複数有
する化合物との反応によって得られたウレタン樹脂が高
耐候性を示すことも報告している。
【0005】しかしながら、この方法はリビングカチオ
ン重合によって得られた塩素末端のポリイソブチレンを
オレフィン末端に誘導した後に、水酸基に変換する必要
がある。さらに、用いる原料が極めて特殊であり、この
方法は工業的スケールで飽和炭化水素系ポリオールを製
造するには適していない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明はヒドリド−ボ
ラン試薬のような特殊で高価な原料を用いることなく、
カチオン重合によって得られる飽和炭化水素系重合体の
ハロゲン末端に1段反応で1級の水酸基を導入した、新
規な1級水酸基を末端に有する飽和炭化水素系重合体と
その製法を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、炭素−炭素単
結合を形成するカチオン重合によって得られるハロゲン
末端炭化水素系重合体に、1級水酸基および炭素−炭素
二重結合を有する化合物を反応させることによって得ら
れる、1級水酸基を末端に有する重合体主鎖が飽和な炭
化水素系重合体に関する。
【0008】重合開始剤を用いるリビングカチオン重合
(イニファー法)によって得られるハロゲン基末端のテ
レケリックなポリイソブチレンに他の基質を作用させる
ことにより、末端を修飾する反応に関しては多くの報告
がなされている。ポリイソブチレン末端の塩素−炭素間
にオレフィンを挿入する方法として、例えば塩化メチレ
ン/ヘキサンの混合溶剤系、−80℃〜−30℃におい
てルイス酸を触媒として用いることで、共役および非共
役のジエンをポリマー末端に導入する系が知られている
(例えばUS5212248、特開平4−288309
等)。ブタジエンなどの共役ジエンを作用させた系では
高い反応性が期待されるハロゲン化アリル末端となり、
更なる加水分解等で末端水酸基への変換も期待される。
しかしながら、この方法ではハロゲン末端ポリイソブチ
レンから1ステップで水酸基末端に変換することは出来
ない。そこで、検討を重ね、本発明をなすに至った。
【0009】本発明における重合体主鎖が飽和な炭化水
素系重合体とは、炭素−炭素単結合を形成するカチオン
重合によって得られた、主鎖中にはC−C二重結合を有
さない(すなわち飽和な)炭化水素系重合体を意味する
が、主鎖にぶら下がったグラフト基にはC−C二重結合
を有していてもよい。また、カチオン重合の際に用いる
重合開始剤中にはC−C二重結合を有していても構わな
い。
【0010】1級水酸基を末端に有する飽和炭化水素系
重合体の構造は、カチオン重合によって得られる重合体
主鎖が飽和なハロゲン末端炭化水素系重合体が式
(1): R1(A−X)a (1) (式中、R1は単環または複数の芳香環を含む1価から
4価までの炭化水素基、Xは塩素基または臭素基、aは
1から4の整数。Aは一種又は二種以上のカチオン重合
性単量体の重合体で、aが2以上の時は同じでも異なっ
ていてもよい。)で表され、1級水酸基および炭素−炭
素二重結合を有する化合物が式(2): CH2=C(R2)−B−CH2OH (2) (式中、R2は水素または炭素数1から18の飽和炭化
水素基を、Bは炭素数0から30の2価の炭化水素基を
表す。)で表されるものであることが好ましい。
【0011】また前記式(2)の化合物としては、式
(3): CH2=C(R2)−(CH2n−CH2OH (3) (式中、R2は水素または炭素数1から18の飽和炭化
水素基を、nは0から30の整数を表す。)で表される
ものであることがより好ましい。
【0012】前記式(1)におけるカチオン重合性のモ
ノマーには特に制限はないが、好ましいモノマーとして
は、例えばイソブチレン、インデン、ピネン、スチレ
ン、メトキシスチレン、クロルスチレン等を挙げること
ができる。また本発明の重合体を硬化性組成物の原料と
する場合には、架橋前には液状であり、架橋後にはゴム
状の硬化物を与え得るイソブチレン系重合体を製造する
のが好ましい。
【0013】イソブチレン系重合体は、単量体単位のす
べてがイソブチレン単位から形成されていてもよいし、
イソブチレンと共重合体を有する単量体単位をイソブチ
レン系重合体中の好ましくは50%以下(重量%、以下
同じ)、さらに好ましくは30%以下、とくに好ましく
は10%以下の範囲で含有してもよい。このような単量
体成分としては、たとえば、炭素数4〜12のオレフィ
ン、ビニルエーテル、芳香族ビニル化合物、ビニルシラ
ン類、アリルシラン類などがあげられる。このような共
重合体成分としては、たとえば1ーブテン、2ーブテ
ン、2ーメチルー1ーブテン、3ーメチルー1ーブテ
ン、ペンテン、4ーメチルー1ーペンテン、ヘキセン、
ビニルシクロヘキセン、メチルビニルエーテル、エチル
ビニルエーテル、イソブチルビニルエーテル、スチレ
ン、αーメチルスチレン、ジメチルスチレン、モノクロ
ロスチレン、ジクロロスチレン、βーピネン、インデ
ン、ビニルトリクロロシラン、ビニルメチルジクロロシ
ラン、ビニルジメチルクロロシラン、ビニルジメチルメ
トキシシラン、ビニルトリメチルシラン、ジビニルジク
ロロシラン、ジビニルジメトキシシラン、ジビニルジメ
チルシラン、1,3−ジビニルー1,1,3,3−テト
ラメチルジシロキサン、トリビニルメチルシラン、テト
ラビニルシラン、アリルトリクロロシラン、アリルメチ
ルジクロロシラン、アリルジメチルクロロシラン、アリ
ルジメチルメトキシシラン、アリルトリメチルシラン、
ジアリルジクロロシラン、ジアリルジメトキシシラン、
ジアリルジメチルシラン、γーメタクリロイルオキシプ
ロピルトリメトキシシラン、γーメタクリロイルオキシ
プロピルメチルジメトキシシランなどがあげられる。
【0014】本発明において、さらに、導入した末端水
酸基を多官能のイソシアネート化合物と反応させること
により、ウレタン架橋体を得る事ができるが、架橋反応
によって架橋性高分子化合物を得る際に充分な強度、耐
候性、ゲル分率等を達成するためには、前記式(1)の
重合体のaが2または3の塩素基末端ポリイソブチレン
であることが好ましい。
【0015】ハロゲン末端炭化水素系重合体に作用させ
る基質である、前記式(2)で表される化合物として
は、1置換あるいは1,1’−2置換の末端に水酸基を
有するオレフィンであれば特に制限されるものではない
が、反応性の高さから、1置換または2置換オレフィン
においては1−メチル1’−末端ヒドロキシルアルキル
エチレンが好ましく、この中で、アリルアルコール、メ
タリルアルコール、3−ブテン−1−オール、4−ペン
テン−1−オール、5−ヘキセン−1−オール、6−ヘ
プテン−1−オール、7−オクテン−1−オール、8−
ノネン−1−オール、9−デセン−1−オールおよび1
0−ウンデセン−1−オールが特に好ましい。
【0016】前記式(1)のカチオン重合によって得ら
れるハロゲン末端飽和炭化水素系重合体に前記式(2)
で表される1級水酸基および不飽和結合を有する化合物
を反応させる際に、触媒としてルイス酸を用いることが
可能である。この場合ルイス酸であれば特に制限される
ものではないが、反応活性の高さからTiCl4、Al
Cl3、BCl3、SnCl4が好ましい。
【0017】本発明において、反応溶剤としてハロゲン
化炭化水素、芳香族炭化水素、及び脂肪族炭化水素から
任意に選ばれる単独又は混合溶剤を用いることが可能で
あるが、ポリマーの重合条件下での溶解性や反応性から
ハロゲン化炭化水素として塩化メチレン、クロロホル
ム、1,1−ジクロルエタン、1,2−ジクロルエタ
ン、n−プロピルクロライド、n−ブチルクロライドの
なかから選ばれる1種以上の成分であることが好まし
い。同様の理由で、芳香族炭化水素としてはトルエンが
好ましく、脂肪族炭化水素としてはペンタン、n−ヘキ
サン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、エチル
シクロヘキサンのなかから選ばれる1種以上の成分が好
ましい。
【0018】環境への悪影響が心配されるハロゲン化炭
化水素を用いない反応溶剤として、トルエンおよびエチ
ルシクロヘキサンを用いることで、水酸基を末端に有す
る飽和炭化水素系重合体の製造が容易に達成出来る。さ
らに、反応系中にピリジン、2−メチルピリジン、3−
メチルピリジン、4−メチルピリジン、2,6−ジ−t
−ブチルピリジンを共存させることで末端への水酸基の
導入率を向上させることが可能であり、これらの化合物
の添加が有効である。
【0019】
【発明の実施形態】本発明にかかる水酸基を末端に有す
る飽和炭化水素系重合体の製法は、例えば以下のように
して行われる。すなわち、式(1)で示されるハロゲン
基を末端に有する飽和炭化水素系重合体に1〜4当量の
式(2)で表される1級水酸基を末端に有するオレフィ
ン化合物を反応溶剤としてクロロホルム、塩化メチレ
ン、1,1−ジクロルエタン、1,2−ジクロルエタ
ン、n−プロピルクロライド、n−ブチルクロライド、
トルエン、ペンタン、n−ヘキサン、シクロヘキサン、
メチルシクロヘキサン、エチルシクロヘキサンのなかか
ら選ばれる1種以上の成分からなる溶剤に溶解する。こ
れに、ピリジン、2−メチルピリジン、3−メチルピリ
ジン、4−メチルピリジン、2,6−ジ−t−ブチルピ
リジン等のエレクトロンドナー共存下、−100℃〜−
30℃の温度範囲でTiCl4、AlCl3、BCl3
SnCl4等のルイス酸触媒を添加し、30分〜5時間
反応させることで、目的とする水酸基を末端に有する飽
和炭化水素系重合体が得られる。ところで一般に、ルイ
ス酸と水酸基を持つ化合物は反応することによってハロ
ゲン化水素を与えることが知られている。水酸基末端の
オレフィン化合物をハロゲン末端炭化水素系重合体の末
端に導入する反応条件下では、副反応としてオレフィン
へのハロゲン化水素の付加反応が進行することを検討の
結果明らかにした。ハロゲン化水素が付加した基質は重
合体末端に反応することはできない事から、この副反応
の存在は水酸基導入反応の効率を著しく低下させる。
【0020】系中に存在するハロゲン化水素を塩基を用
いてトラップすることによってオレフィンへの付加反応
を押さえることが考えられる。塩基成分であれば有機塩
基、無機塩基ともに用いることが可能であるが、反応溶
剤に可溶な有機塩基が好ましく、導入効率への高さから
ピリジン、2−メチルピリジン、3−メチルピリジン、
4−メチルピリジン、2,6−ジ−t−ブチルピリジン
などのピリジン誘導体の添加が好ましい。添加量として
は、飽和炭化水素系重合体のハロゲン基末端あたり、
0.05〜10当量が反応速度と水酸基導入率のバラン
スが良いという理由から好ましい。同様にルイス酸の一
部は水酸基末端のオレフィン化合物と反応することで、
触媒活性が低下する。従って、付加反応の際には水酸基
末端のオレフィン化合物に対して当量以上が好ましい。
逆に過剰のルイス酸の添加は、水酸基の導入量のわずか
な低下を招くことも、検討の結果明らかになっている。
以上のことから、ルイス酸量は1級水酸基を末端に有す
るオレフィン化合物に対して1〜20当量が好ましい。
【0021】本発明において用いるルイス酸はイニファ
ー法によるリビングカチオン重合に用いることが可能で
あり、まず、イニファー法によってハロゲン基末端の重
合体を得、処理すること無しに1級水酸基を末端に有す
るオレフィン化合物および必要に応じてルイス酸、エレ
クトロンドナーの追加を行うことで、1ポットで1級水
酸基を末端に導入することが可能である。
【0022】式(1)におけるR1は重合開始剤の残基
であり、イニファー法によるリビングカチオン重合に用
いることが出来る1から4官能の開始剤であれば特に制
限されるものではないが、好ましい官能基数としては2
および3である。このうち、重合時の開始剤効率の高い
化合物として以下に示すベンジル位に置換基を有する化
合物が好ましい。
【0023】
【化1】
【0024】(式中、Xは塩素基、臭素基、メトキシ
基、アセチル基を表す。) 反応溶剤は前記の溶剤であれば特に制限されるものでは
ないが、重合反応の後、1ポットで水酸基を導入するこ
とも可能となることから、重合反応溶剤と同様であるこ
とが好ましい。重合反応と末端への水酸基の導入反応に
共通する反応溶剤としてハロゲン化炭化水素、芳香族炭
化水素、及び脂肪族炭化水素から任意に選ばれる単独又
は混合溶剤を用いることが可能であるが、ポリマーの重
合条件下での溶解性や反応性からハロゲン化炭化水素と
して塩化メチレン、クロロホルム、1,1−ジクロルエ
タン、1,2−ジクロルエタン、n−プロピルクロライ
ド、n−ブチルクロライドのなかから選ばれる1種以上
の成分であることが好ましい。同様の理由で、芳香族炭
化水素がトルエンが好ましく、脂肪族炭化水素としては
ペンタン、n−ヘキサン、シクロヘキサン、メチルシク
ロヘキサン、エチルシクロヘキサンのなかから選ばれる
1種以上の成分が好ましい。
【0025】近年、環境問題上、非ハロゲン化が重要な
技術となっているが、本系に於いてもトルエンとエチル
シクロヘキサンの溶剤系はリビングカチオン重合で、狭
い分子量分布でポリマーを得ることが可能であり、この
条件下で末端に水酸基を有するオレフィン化合物の付加
反応も速やかに進行する。重合性、重合体の低温での溶
解度の観点から、溶剤の混合比率としてはトルエン:エ
チルシクロヘキサン=6:4〜9:1(重量比)が好ま
しい。
【0026】
【実施例】次に実施例を挙げて、本発明をより一層明ら
かにするが、実施例により本発明は何ら限定されるもの
ではない。 (実施例1)500mlのセパラブルフラスコに三方コ
ック、熱電対、および真空用シール付き撹拌機をつけて
窒素置換を行った。これにモレキュラーシーブス3Aに
よって脱水したトルエン175ml、エチルシクロヘキ
サン21.7mlを加え、さらに1,4−ビス(1−ク
ロル−1−メチルエチル)ベンゼン(1.63g,
7.04mmol)、2−メチルピリジン(77.4m
g, 0.83mmol)を加えて−70℃に冷却し
た。冷却後、イソブチレンモノマー(35.5ml,
598mmol)を導入し、さらに、この温度で四塩化
チタン(0.98ml, 8.93mmol)を添加し
重合を開始した。この際に約15℃昇温した。約40分
で重合は終了した(これに伴い反応系の発熱は観察され
なくなった)。重合終了後に9−デセン−1−オール
(5.1ml,28.2mmol)および四塩化チタン
(5.7ml,51.7mmol)を添加した。1時間
反応の後に、80℃に加熱したイオン交換水300ml
に反応混合物を導入し、さらに、1Lの分液ロートに移
液して振盪した。水層を除去した後、300mlのイオ
ン交換水で3回水洗した後に、有機層を単離し、これに
1 Lのアセトンを加えてポリマーを再沈殿させ、未反
応の9−デセン−1−オールを除去した。沈殿物をさら
にアセトン100 mlで2回洗浄し、さらにヘキサン
50 mlに溶解した。溶液を300mlのなす型フラ
スコに移液し、オイルバスによる加熱条件下(180
℃)、減圧(最終1Torr以下)によって溶媒留去を
行い、目的とする水酸基を末端に有するポリイソブチレ
ンを得た。
【0027】得られたポリイソブチレンの分子量及び官
能化率の分析はGPCおよびNMRを用いて行った。 (GPCシステム) GPC;Waters社製システム(ポンプ600E、
示差屈折計401)、カラム;昭和電工(株)製 Sh
odex K−804(ポリスチレンゲル)、移動相;
クロロホルム、数平均分子量はポリスチレン換算 (NMR)Valian社製 Gemini−300、
測定溶剤;四塩化炭素/重アセトン=4/1混合溶剤、
定量方法;開始剤残基のシグナル(7.2ppm)を基
準に末端のヒドロキシメチル基のエリア(3.45pp
m)を比較して定量化した。
【0028】結果を表1にまとめた。尚、表中でTiC
4 (total)は9−デセン−1−オール付加反応
時に系中に存在する四塩化チタン量であり、PDIは分
散度を表し、GPCにおける(重量平均分子量)/(数
平均分子量)である。Fn(CH2OH)は水酸基導入
量であり、定量的に導入した時には今回用いた開始剤で
は2.0となる。 (実施例2)9−デセン−1−オールの量を2.55m
l(14.1mmol)とした以外は実施例1と同様に
行った。結果を表1にまとめた。 (実施例3)9−デセン−1−オールの量を10.2m
l(56.4mmol)とした以外は実施例1と同様に
行った。結果を表1にまとめた。 (実施例4)9−デセン−1−オール添加時の四塩化チ
タン添加量を2.1ml(19.2mmol)とした以
外は実施例1と同様に行った。結果を表1にまとめた。 (実施例5)9−デセン−1−オール添加時の四塩化チ
タン添加量を3.65ml(33.3mmol)とした
以外は実施例1と同様に行った。結果を表1にまとめ
た。 (実施例6)9−デセン−1−オール添加時の四塩化チ
タン添加量を11.4ml(94.5mmol)とした
以外は実施例1と同様に行った。結果を表1にまとめ
た。
【0029】
【表1】
【0030】(実施例7)500mlのセパラブルフラ
スコに三方コック、熱電対、および真空用シール付き撹
拌機をつけて窒素置換を行った。これにモレキュラーシ
ーブス3Aによって脱水したトルエン175ml、エチ
ルシクロヘキサン21.7mlを加え、さらに1,4−
ビス(1−クロル−1−メチルエチル)ベンゼン(1.
63g,7.04mmol)、2−メチルピリジン(7
7.4mg,0.83mmol)を加えて−70℃に冷
却した。冷却後、イソブチレンモノマー(35.5m
l,598mmol)を導入し、さらに、この温度で四
塩化チタン(0.98ml,8.93mmol)を添加
し重合を開始した。この際に約15℃昇温した。約40
分で重合は終了した(これに伴い反応系の発熱は観察さ
れなくなった)。重合終了後に80℃に加熱したイオン
交換水300mlに反応混合物を導入し、さらに、1L
の分液ロートに移液して振盪した。水層を除去した後、
300mlのイオン交換水で3回水洗した後に、有機層
を単離し、これに1Lのアセトンを加えてポリマーを再
沈殿させ、沈殿物をさらにアセトン100mlで2回洗
浄し、さらにヘキサン50mlに溶解した。溶液を30
0mlのなす型フラスコに移液し、オイルバスによる加
熱条件下(80℃)、減圧(最終1Torr以下)によ
って溶媒留去を行い、塩素基を末端に有するポリイソブ
チレンを得た。
【0031】分析結果;Mn(GPC)=5402、P
DI=1.33 (実施例8)200 mlの3口丸底フラスコに三方コ
ック、熱電対、および真空用シール付き撹拌機をつけて
窒素置換を行った。これにモレキュラーシーブス3Aに
よって脱水したトルエン24ml、エチルシクロヘキサ
ン6mlに実施例7で得られたポリイソブチレン(4.
33g,0.87mmol)を溶解したものおよび9−
デセン−1−オール(1.35ml,8.66mmo
l)を加えて−70℃に冷却した。冷却後、四塩化チタ
ン(2ml,18.3mmol)を添加した。5時間反
応の後に、80℃に加熱したイオン交換水100mlに
反応混合物を導入し、さらに、500mlの分液ロート
に移液して振盪した。水層を除去した後、100mlの
イオン交換水で3回水洗した後に、有機層を単離し、こ
れに300mlのアセトンを加えてポリマーを再沈殿さ
せ、未反応の9−デセン−1−オールを除去した。沈殿
物をさらにアセトン100mlで2回洗浄し、さらにヘ
キサン10mlに溶解した。溶液を300mlのなす型
フラスコに移液し、オイルバスによる加熱条件下(18
0℃)、減圧(最終1Torr以下)によって溶媒留去
を行い、目的とする水酸基を末端に有するポリイソブチ
レンを得た。得られたポリマーの水酸基導入量は以下の
通り;Fn(CH2OH)=1.60。 (実施例9)9−デセン−1−オール添加時にピコリン
2.55g(27.4mmol)を添加した以外は実施
例2と同様に行った。得られたポリマーの水酸基導入量
は以下の通り;Fn(CH2OH)=1.39(実施例
2では1.21でありピコリンの添加によって、水酸基
官能率の向上が確認された)。 (実施例10)試薬量を実施例7で得られたポリイソブ
チレン2.75g(0.51mmol)、トルエン12
ml、エチルシクロヘキサン3mlとし、9−デセン−
1−オールの替わりに5−ヘキセン−1−オール(0.
50ml,4.2mmol)に変えた以外は実施例8と
同様に行った。得られたポリマーの水酸基導入量は以下
の通り;Fn(CH2OH)=1.60。
【0032】
【発明の効果】本発明によって得られる重合体は末端に
1級の水酸基を有する新規な飽和炭化水素系重合体であ
り、新規な合成法によって重合終了後、溶媒の交換、触
媒の除去等の特別な処理することなく、1ポットで水酸
基を効率的に導入することが可能である。本法によって
得られた水酸基を末端に有する重合体主鎖が飽和な炭化
水素系重合体はポリイソシアネートと反応させることで
高耐候性のウレタン樹脂が得られる。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】炭素−炭素単結合を形成するカチオン重合
    によって得られるハロゲン末端炭化水素系重合体に、1
    級水酸基および炭素−炭素二重結合を有する化合物を反
    応させることによって得られる、1級水酸基を末端に有
    する重合体主鎖が飽和な炭化水素系重合体。
  2. 【請求項2】カチオン重合によって得られるハロゲン末
    端炭化水素系重合体が式(1): R1(A−X)a (1) (式中、R1は単環または複数の芳香環を含む1価から
    4価までの炭化水素基、Xは塩素基または臭素基、aは
    1から4の整数。Aは一種又は二種以上のカチオン重合
    性単量体の重合体で、aが2以上の時は同じでも異なっ
    ていてもよい。)で表され、1級水酸基および炭素−炭
    素二重結合を有する化合物が式(2): CH2=C(R2)−B−CH2OH (2) (式中、R2は水素または炭素数1から18の飽和炭化
    水素基を、Bは炭素数0から30の2価の炭化水素基を
    表す。)で表される請求項1記載の1級水酸基を末端に
    有する重合体主鎖が飽和な炭化水素系重合体。
  3. 【請求項3】1級水酸基および炭素−炭素二重結合を有
    する化合物が式(3): CH2=C(R2)−(CH2n−CH2OH (3) (式中、R2は水素または炭素数1から18の飽和炭化
    水素基を、nは0から30の整数を表す。)で表される
    請求項2記載の1級水酸基を末端に有する重合体主鎖が
    飽和な炭化水素系重合体。
  4. 【請求項4】前記式(1)で表されるカチオン重合によ
    って得られる炭化水素系重合体がイソブチレン系重合体
    である請求項2又たは3記載の1級水酸基を末端に有す
    る重合体主鎖が飽和な炭化水素系重合体。
  5. 【請求項5】前記式(1)の重合体におけるaが2また
    は3で、Aがポリイソブチレンで、Xが塩素である請求
    項2から4記載の1級水酸基を末端に有する重合体主鎖
    が飽和な炭化水素系重合体。
  6. 【請求項6】1級水酸基および炭素−炭素二重結合を有
    する化合物がアリルアルコール、メタリルアルコール、
    3−ブテン−1−オール、4−ペンテン−1−オール、
    5−ヘキセン−1−オール、6−ヘプテン−1−オー
    ル、7−オクテン−1−オール、8−ノネン−1−オー
    ル、9−デセン−1−オールおよび10−ウンデセン−
    1−オールのなかから選ばれる請求項1から5記載の1
    級水酸基を末端に有する重合体主鎖が飽和な炭化水素系
    重合体。
  7. 【請求項7】炭素−炭素単結合を形成するカチオン重合
    によって得られるハロゲン末端炭化水素系重合体と1級
    水酸基および炭素−炭素二重結合を有する化合物との反
    応の際に、触媒としてルイス酸を用いる請求項1から6
    までのいずれかに記載の1級水酸基を末端に有する重合
    体主鎖が飽和な炭化水素系重合体の製造法。
  8. 【請求項8】触媒がTiCl4、AlCl3、BCl3
    SnCl4のななかから選ばれる1種以上のルイス酸で
    ある請求項7記載の1級水酸基を末端に有する重合体主
    鎖が飽和な炭化水素系重合体の製造法。
  9. 【請求項9】反応溶剤がハロゲン化炭化水素、芳香族炭
    化水素、及び脂肪族炭化水素から選ばれる単独又は混合
    溶剤を用いる、請求項7または8記載の1級水酸基を末
    端に有する重合体主鎖が飽和な炭化水素系重合体の製造
    法。
  10. 【請求項10】ハロゲン化炭化水素がクロロホルム、塩
    化メチレン、1,1−ジクロルエタン、1,2−ジクロ
    ルエタン、n−プロピルクロライド、n−ブチルクロラ
    イドのなかから選ばれる1種以上の成分からなる請求項
    9記載の1級水酸基を末端に有する重合体主鎖が飽和な
    炭化水素系重合体の製造法。
  11. 【請求項11】芳香族炭化水素がトルエンである請求項
    9記載の1級水酸基を末端に有する重合体主鎖が飽和な
    炭化水素系重合体の製造法。
  12. 【請求項12】脂肪族炭化水素がペンタン、n−ヘキサ
    ン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、エチルシ
    クロヘキサンのなかから選ばれる1種以上の成分からな
    る請求項9記載の1級水酸基を末端に有する重合体主鎖
    が飽和な炭化水素系重合体の製造法。
  13. 【請求項13】反応溶剤としてトルエンおよびエチルシ
    クロヘキサンの混合溶剤を用いる請求項9記載の1級水
    酸基を末端に有する重合体主鎖が飽和な炭化水素系重合
    体の製造法。
  14. 【請求項14】水酸基を末端に有する炭化水素系重合体
    の製造の際にルイス酸と共にピリジン、2−メチルピリ
    ジン、3−メチルピリジン、4−メチルピリジン、2,
    6−ジ−t−ブチルピリジンのなかから選ばれる1種以
    上の化合物を共存させる請求項7から13記載の1級水
    酸基を末端に有する重合体主鎖が飽和な炭化水素系重合
    体の製造法。
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