JPH11301958A - 免震エスカレータ - Google Patents

免震エスカレータ

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JPH11301958A
JPH11301958A JP10683498A JP10683498A JPH11301958A JP H11301958 A JPH11301958 A JP H11301958A JP 10683498 A JP10683498 A JP 10683498A JP 10683498 A JP10683498 A JP 10683498A JP H11301958 A JPH11301958 A JP H11301958A
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直▲あき▼ 志村
Koji Takahashi
巧二 高橋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 免震層を挟む上階と下階との間には、相対位
置に大きな変位の生じる場合があり、従来の支持部で
は、エスカレータ本体の主枠が受部材から脱落する可能
性があった。 【解決手段】 主枠29の一端及び他端のそれぞれ複数
箇所ずつを、免震部43を介して上階31及び下階33
の床部35、37に支持する。免震部43を、床部3
5、37に鉛直方向の軸線回りで回動自在に設けられた
支持軸と、支持軸に直交方向の直線軌道を有し直線軌道
の長手方向一端をこの支持軸の上端に固定する支持杆
と、主枠29に設けられ直線軌道上を転動するローラ部
とによって構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、免震層を挟む上階
及び下階に亘って設けられる免震エスカレータに関す
る。
【0002】
【従来の技術】エスカレータは、物品販売店舗、駅舎、
ホテル、病院、公共施設など、種々の建物に設置さてい
る。図10に示すように、エスカレータ1は、無端状の
循環路3と、この循環路3を動作させる不図示の駆動機
構と、循環路3を挟んで左右に設けられた側板5と、こ
の側板5の外周を周回する無端状の手すりベルト7とを
主に備えてなる。これら、循環路3、駆動機構、側板
5、手すりベルト7などは、主枠9に支持固定されてい
る。
【0003】主枠9は、傾斜して上階及び下階とに亘っ
て架設される。主枠9は、上階の床部11に開口された
開口部13を貫通して、長手方向一端を上階の床部11
に支持する一方、他端を下階の床部15に支持してい
る。この支持部17は、図11に示すように、床部1
1、15の縁部に、主枠9の端部を支持してなる。床部
11、15の縁部には、段部19を形成してある。この
段部19には、受部材21を固設してある。一方、主枠
9の端部には、摺動子23を設けてある。摺動子23
は、受部材21に摺動自在に支持される。即ち、主枠9
は、摺動子23の摺動範囲において、可動するように支
持されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のエスカ
レータは、一体構造である上階と下階との間に架設され
るのが一般的であった。このため、支持部における摺動
範囲も小さいもの(100mm程度)で十分であった。
近年、免震機能を備えた建物の需要は、急速に増大して
いる。これらの建物では、上階と下階との間に免震層の
設けられる場合がある。ところが、免震層を挟む上階と
下階との間には、一体構造の場合に比べて、大きな変位
吸収間隙(450mm程度)を必要とする。従って、従
来の支持部で主枠を支持した場合には、上下階との間に
生じる相対位置変位が摺動範囲を越えて、主枠が受部材
から脱落することとなる。このため、免震層を挟んで架
設できるエスカレータの開発が早急に望まれている。本
発明は上記状況に鑑みてなされたもので、免震層を挟む
ことで、相対位置変位が大きくなる上階と下階との間に
おいても架設が可能となる免震エスカレータを提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る請求項1の免震エスカレータは、無端状
の循環路と、該循環路を動作させる駆動機構と、少なく
とも前記循環路及び該駆動機構を支持固定する主枠とを
備え、傾斜させた該主枠の長手方向一端を上階に支持す
る一方、他端を下階に支持するエスカレータにおいて、
前記主枠の少なくとも一端及び他端のそれぞれ複数箇所
ずつを免震部を介して前記上階及び下階の床部に支持
し、該免震部が、前記床部に鉛直方向の軸線回りで回動
自在に設けられた支持軸と、該支持軸に直交方向の直線
軌道を有し該直線軌道の長手方向一端を該支持軸の上端
に固定する支持杆と、前記主枠に設けられ前記直線軌道
上を転動するローラ部とを具備したことを特徴とする。
【0006】この免震エスカレータでは、主枠の一端が
上階に免震部を介して支持され、他端が下階に免震部を
介して支持されている。上階と下階との間に、相対的な
位置変位が生じると、床部に設けられた支持杆が回動
し、この支持杆の軌道面を更にローラ部が転動して、相
対的な位置変位が吸収される。つまり、相対的な位置変
位が生じても、主枠が免震部を介して常に床部に支持さ
れ、床部から脱落することがない。
【0007】請求項2の免震エスカレータは、前記ロー
ラ部の転動する軌道面が、前記支持杆の一端に向かって
低くなる傾斜面であることを特徴とする。
【0008】この免震エスカレータでは、ローラ部が軌
道面を移動した場合、重力によってローラ部が再び軌道
面の一端側に復元され、主枠が常に所定の位置に配置さ
れることになる。
【0009】請求項3の免震エスカレータは、前記支持
軸を前記床部に対して鉛直線方向に移動自在に設け、前
記ローラ部を脱落不能に前記支持杆に係合させたことを
特徴とする。
【0010】この免震エスカレータでは、上階と下階と
の間に、鉛直方向の位置変位が生じた場合、ローラ部と
支持杆とが一体となってり、支持軸が鉛直方向に移動し
て、位置変位を吸収する。このため、ローラ部が常に支
持杆に係合し、ローラ部が支持杆から外れて、主枠が床
部から脱落することがない。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る免震エスカレ
ータの好適な実施の形態を図面を参照して詳細に説明す
る。図1は本発明に係る免震エスカレータの側面図、図
2は図1の免震エスカレータの外観正面図、図3は主枠
端部の平面図、図4は免震部の拡大図、図5は図4の図
X−X断面図である。
【0012】エスカレータ本体21は、無端状の循環路
23と、この循環路23を動作させる不図示の駆動機構
と、循環路23を挟んで左右に設けられた側板25と、
この側板25の外周を周回する無端状の手すりベルト2
7とを主に備えてなる。これら、循環路23、駆動機
構、側板25、手すりベルト27などは、主枠29に支
持固定されている。
【0013】エスカレータ本体21の架設される上階3
1と下階33との間には、不図示の免震層を設けてあ
る。上階31の床部35と、下階33の床部37には、
エスカレータ本体21を挿通する開口部39、41を形
成してある。開口部39、41と主枠29との間には、
免震のための変位吸収間隙C(例えば250mm程度)
を形成してある。
【0014】主枠29の一端は、免震部43を介して上
階31の床部35に支持してある。また、主枠29の他
端は、免震部43を介して下階33の床部37に支持し
てある。図3に示すように、免震部43は、主枠29の
一端及び他端の幅方向(循環路23の幅方向)に、二つ
ずつ配設してある。即ち、主枠29は、四つの免震部4
3を介して床部35、床部37に支持されている。
【0015】図4に示すように、床部35、37の開口
縁には、段部45を形成してある。段部45には、鉛直
方向の軸線回りで回動自在な支持軸47を設けてある。
支持軸47は、凹状の軸受部49に下部を挿入してあ
る。軸受部49の底面には、受け座51を設けてある。
受け座51の中心には、断面V字形の凹溝53を形成し
てある。支持軸47の下面中心には、先細の軸芯55を
垂設してある。軸芯55は、凹部53に進入して、回動
自在に支持されている。
【0016】軸受部49内の支持軸47には、軸芯55
より上方にフランジ部57を形成してある。フランジ部
57の下面には、軸芯55の同心円上に、複数の凹部5
9を円周方向等間隔で形成してある。また、受け座51
の上面にも、凹溝53の同心円上に、複数の凹部59を
円周方向等間隔で形成してある。フランジ部57の凹部
59と、受け座51の凹部59との間には、鋼球61を
挟入してある。即ち、支持軸47は、転動自在な鋼球6
1を介して軸受部49に支持されたボールベアリング構
造となっている。
【0017】軸受部49の上部開口には、この開口を縮
径するように突出した塞ぎ板63を固設してある。塞ぎ
板63は、フランジ部57の軸受部49からの飛び出し
を規制している。また、塞ぎ板63とフランジ部57と
の間には、間隙65が形成されている。従って、支持軸
47は、この間隙65の分、鉛直線方向に移動自在とな
っている。
【0018】支持軸47の上端には、長手方向の一端を
固定した支持杆67を設けてある。支持杆67の上面に
は、長手方向に直線軌道69を形成してある。直線軌道
69は、軌道長さLを、免震層における変位吸収間隙の
略半分(225mm程度)に設定してある。直線軌道6
9は、支持杆67の長手方向に長い左右一対の側板71
に挟まれている。また、直線軌道69の長手方向両端に
は、前後規制板73を設けてある。即ち、支持杆67の
上面に形成した直線軌道69は、側板71と前後規制板
73とによって包囲されている。
【0019】側板71及び前後規制板73の上縁には、
直線軌道69の内側へ向けて水平に突出する上部規制板
75(図5参照)を設けてある。
【0020】支持杆67は、他端が、支持軸47を回動
中心に、360°の角度で回動自在となっている。
【0021】直線軌道69の軌道面69aは、支持杆6
7の一端、即ち、支持軸47方向へ向かって低くなる傾
斜面で形成してある。また、傾斜面の底部終端には、ロ
ーラ規制凹部77を形成してある。
【0022】一方、主枠29の下面には、それぞれの支
持杆67に対応させて垂下軸79を設けてある。垂下軸
79は、鉛直方向の軸線回りで回動自在に主枠29に取
り付けてある。垂下軸79の下端には、水平方向の軸8
1回りで回動自在なローラ部83を設けてある。図5に
示すように、ローラ部83は、例えば、垂下軸79を挟
んで一対設けてある。
【0023】ローラ部83は、支持杆67の直線軌道6
9上に配置され、直線軌道69上を転動するようになっ
ている。即ち、主枠29は、垂下軸79に設けたローラ
部83を介して、支持杆67に移動自在に支持されてい
る。上述した一対の側板71、前後規制板73、上部規
制板75は、ローラ部83を直線軌道69内に収容して
いる。これにより、ローラ部83は、直線軌道69から
脱落不能に、支持杆67に係合した状態となっている。
【0024】軸芯55の外周には、コイルバネ85を設
けてある。コイルバネ85は、下端を受け座51に固定
し、上端をフランジ部57に固定してある。この状態
で、支持杆67は、それぞれが所定方向に向いた状態で
配置されている。従って、所定方向以外に回転した支持
杆67は、コイルバネ85のバネ力によって、再び、所
定方向に復元されるようになっている。支持杆67の所
定方向は、上階31の免震部43では、先端が図4の左
側に向く方向であり、下階33の免震部43では、先端
が図4と逆の右側に向く方向となっている(図1の状態
参照)。
【0025】上階31の床部35と、主枠29との間に
は、踏み板87(図4参照)を架け渡してある。また、
下階33の床部37と、主枠29との間にも、同様の踏
み板87を架け渡してある(図示は省略する)。これに
より、床部35、37と主枠29との間の段部45が塞
がれている。踏み板87は、少なくとも床部35、37
又は主枠29に対して相対摺動自在となっている。
【0026】次に、このように構成した免震エスカレー
タ91の作用を説明する。図6は上階と下階の変位方向
のパターンを示した説明図、図7は通常状態の上階と下
階の免震部を示す説明図、図8は上階と下階が図中左方
向へ移動した際の免震部の状態を示す説明図、図9は上
階と下階が図中右方向へ移動した際の免震部の状態を示
す説明図である。
【0027】図7に示すように、通常時、上階31の免
震部43は、図4に記載のコイルバネ85によって支持
杆67の先端が左方を向く。また、下階33の免震部4
3は、コイルバネ85によって先端が右方を向く。これ
により、軌道面69aの傾斜によって、それぞれのロー
ラ部83は、支持軸47の中心上に配置される。
【0028】一方、図6に示す矢印a、矢印c方向に上
階31と下階33が移動すると、慣性により、床部3
5、37と主枠29とには、相対的な位置変位が生じ
る。この位置変位は、上階31と主枠29の一端、及び
下階33と主枠29の他端とによって吸収される。即
ち、図8に示すように、上階31と主枠29との間で
は、支持杆67が右方へ回転し、ローラ部83が支持杆
67の先端方向(右端方向)へ向けて転動することで、
この位置変位が吸収される。また、下階33と主枠29
との間では、ローラ部83が支持杆67の先端方向(右
端方向)へ向けて転動することで、この位置変位が吸収
される。
【0029】また、図6に示す矢印b、矢印d方向に上
階31と下階33が移動すると、図9に示すように、上
階31と主枠29との間では、ローラ部83が支持杆6
7の先端方向(左端方向)へ向けて転動することで、位
置変位が吸収される。また、下階33と主枠29との間
では、支持杆67が左方へ回転し、ローラ部83が支持
杆67の先端方向(左端方向)へ向けて転動すること
で、位置変位が吸収される。
【0030】更に、図6に示す矢印b、矢印c方向に上
階31と下階33が移動すると、上階31と主枠29と
の間では、図9(A)に示すように、ローラ部83が支
持杆67の先端方向(左端方向)へ向けて転動すること
で、位置変位が吸収される。また、下階33と主枠29
との間では、図8(B)に示すように、ローラ部83が
支持杆67の先端方向(右端方向)へ向けて転動するこ
とで、位置変位が吸収される。
【0031】また、図6に示す矢印a、矢印d方向に上
階31と下階33が移動すると、上階31と主枠29と
の間では、図8(A)に示すように、支持杆67が右方
へ回転し、ローラ部83が支持杆67の先端方向(右端
方向)へ向けて転動することで、位置変位が吸収され
る。また、下階33と主枠29との間では、図9(B)
に示すように、支持杆67が左方へ回転し、ローラ部8
3が支持杆67の先端方向(左端方向)へ向けて転動す
ることで、位置変位が吸収される。
【0032】このように、上述の免震エスカレータ91
は、主枠29の一端及び他端のそれぞれ二箇所ずつを免
震部43を介して上階31、下階33の床部35、37
に支持した。そして、免震部43は、床部35、37に
鉛直方向の軸線回りで回動自在に設けられた支持軸47
と、直線軌道69を有し長手方向一端を支持軸47の上
端に固定する支持杆67と、主枠29に設けられ直線軌
道69上を転動するローラ部83とによって構成した。
このため、主枠29の各支持部を、支持杆67の回転
と、ローラ部83の移動によって、自在に支持すること
ができる。そして、その移動範囲は、支持軸47を中心
に、支持杆67を半径とする円内の任意の位置となる。
【0033】この結果、免震層を挟むことにより、相対
位置に大きな変位の生じる可能性がある上階31と下階
33との間に亘っても、相対位置変位を吸収可能にし、
主枠29を脱落させずに、エスカレータ本体21を架設
することができる。
【0034】また、ローラ部83の転動する軌道面69
aを、支持杆67の一端に向かって低くなる傾斜面とし
たので、ローラ部83が移動した場合であっても、重力
によってローラ部83を軌道面69aの一端側に復元さ
せることができる。これにより、通常時には、エスカレ
ータ本体21を常に所定の位置に配置させることができ
る。
【0035】更に、支持軸47を鉛直線方向に移動自在
に設け、ローラ部83を支持杆67から脱落しないよう
に係合させたので、上階31と下階33との間に、鉛直
方向の位置変位が生じた場合においても、支持軸47を
鉛直線方向に移動させて、主枠29を脱落させることな
く支持することができる。本発明に係る免震エスカレー
タ91を、主枠29の一端及び他端のそれぞれ二箇所ず
つを免震部43で支持する構成で説明してきたが、免震
の機能が発揮できれば必ずしも二箇所ずつで支持するこ
とに限定されることはない。
【0036】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
る請求項1の免震エスカレータは、主枠の少なくとも一
端及び他端のそれぞれ複数箇所ずつを免震部を介して上
階、下階の床部に支持した。免震部は、床部に設けられ
た回動自在な支持軸と、直線軌道を有し長手方向一端を
支持軸に固定した支持杆と、主枠に設けられ直線軌道上
を転動するローラ部とによって構成した。このため、主
枠を、支持杆の回転と、ローラ部の移動によって、可動
自在に支持できる。この結果、免震層を挟む上階と下階
との間に亘っても、エスカレータ本体を架設することが
できる。
【0037】請求項2の免震エスカレータは、ローラ部
の転動する軌道面を、支持杆の一端に向かって低くなる
傾斜面で形成したので、重力によってローラ部を軌道面
の一端側に復元させることができ、エスカレータ本体を
常に所定の位置に配置させることができる。
【0038】請求項3の免震エスカレータは、支持軸を
鉛直線方向に移動自在に設け、ローラ部を脱落不能に支
持杆に係合させたので、上階と下階との間に、鉛直方向
の位置変位が生じた場合においても、主枠を脱落させる
ことなく支持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る免震エスカレータの側面図であ
る。
【図2】図1の免震エスカレータの外観正面図である。
【図3】主枠端部の平面図である。
【図4】免震部の拡大図である。
【図5】図4の図X−X断面図である。
【図6】上階と下階の変位方向のパターンを示した説明
図である。
【図7】通常状態の上階と下階の免震部を示す説明図で
ある。
【図8】上階と下階が図中左方向へ移動した際の免震部
の状態を示す説明図である。
【図9】上階と下階が図中右方向へ移動した際の免震部
の状態を示す説明図である。
【図10】従来のエスカレータの側面図である。
【図11】従来の主枠支持部の拡大図である。
【符号の説明】
23…循環路、29…主枠、31…上階、33…下階、
35,37…床部、43…免震部、47…支持軸、67
…支持杆、69…直線軌道、69a…軌道面、83…ロ
ーラ部、91…免震エスカレータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤村 博 東京都港区元赤坂一丁目2番7号 鹿島建 設株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無端状の循環路と、該循環路を動作させ
    る駆動機構と、少なくとも前記循環路及び該駆動機構を
    支持固定する主枠とを備え、傾斜させた該主枠の長手方
    向一端を上階に支持する一方、他端を下階に支持するエ
    スカレータにおいて、 前記主枠の少なくとも一端及び他端のそれぞれ複数箇所
    ずつを免震部を介して前記上階及び下階の床部に支持
    し、 該免震部が、 前記床部に鉛直方向の軸線回りで回動自在に設けられた
    支持軸と、該支持軸に直交方向の直線軌道を有し該直線
    軌道の長手方向一端を該支持軸の上端に固定する支持杆
    と、前記主枠に設けられ前記直線軌道上を転動するロー
    ラ部とを具備したことを特徴とする免震エスカレータ。
  2. 【請求項2】 前記ローラ部の転動する軌道面が、 前記支持杆の一端に向かって低くなる傾斜面であること
    を特徴とする請求項1記載の免震エスカレータ。
  3. 【請求項3】 前記支持軸を前記床部に対して鉛直線方
    向に移動自在に設け、前記ローラ部を脱落不能に前記支
    持杆に係合させたことを特徴とする請求項1記載又は請
    求項2記載の免震エスカレータ。
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