JPH11301858A - 給紙機構 - Google Patents

給紙機構

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JPH11301858A
JPH11301858A JP12411598A JP12411598A JPH11301858A JP H11301858 A JPH11301858 A JP H11301858A JP 12411598 A JP12411598 A JP 12411598A JP 12411598 A JP12411598 A JP 12411598A JP H11301858 A JPH11301858 A JP H11301858A
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JP
Japan
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feed roller
paper feed
paper
gear
recording
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP12411598A
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English (en)
Inventor
Toshio Hanami
敏男 花見
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NEC Engineering Ltd
Original Assignee
NEC Engineering Ltd
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Publication date
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Publication of JPH11301858A publication Critical patent/JPH11301858A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構成により、安定した状態で給紙する
ことができ信頼性の高い給紙機構を提供する。 【解決手段】 複数の記録用紙17を積層状態で載置す
る載置台9と、載置台9に載置された複数の記録用紙1
7に接触して記録用紙17を上部から順次給送する複数
の給紙ローラ3と、載置台9を給紙ローラ3に付勢する
付勢手段10と、載置台9を付勢手段10の付勢力に抗
して給紙ローラ3から離間させる解除カム5と、解除カ
ム5の回転軸2と同軸上に配置され、解除カム5の回転
に連動して回転する駆動伝達手段と、駆動伝達手段を介
して給紙ローラ3へその回転力の伝達または切断を行う
クラッチ手段とを含み、記録用紙17に給紙ローラ3が
圧接されたときにのみ駆動伝達手段から給紙ローラ3へ
回転力が伝達される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、給紙機構に関し、
特に、プリンタ装置やファクシミリ装置において積層状
態で載置されている記録用紙を1枚ずつ記録部本体へ給
送する給紙機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の給紙機構には、例えば、
特開平8−104440号公報または特開平8−225
167号公報に記載の給紙機構等が提案されている。こ
れらの公報に記載の給紙機構では、用紙積載台を1本の
給紙ローラに付勢する付勢手段と、この付勢手段の付勢
力に抗して用紙積載台を給紙ローラから離間させるカム
を備え、カムの回転軸に配置されてカムの回転に同期し
ながら回転する駆動伝達手段が備えられている。そし
て、回転する給紙ローラが用紙載積台上の記録用紙に接
触して記録用紙を本体側へ給紙するように構成されてい
る。
【0003】一方、特開昭61−27840号公報に示
されるプリンタ装置では、2本の給紙ローラを備えた給
紙機構において、給紙機構より給送された1枚の記録用
紙が記録部本体のプラテンローラに巻き付いた後には、
プラテンローラの記録用紙送り力に対する付加を軽減さ
せるために、バネクラッチ等の機構的な手段を採用する
ことによって、コストが低くしかも簡単な構造で、給紙
機構における給紙ローラと積層状態で載置された記録用
紙との圧接状態を解除し、安定した給紙状態を得るよう
に構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記特開平8
−104440号公報または特開平8−225167号
公報に記載の従来の給紙機構においては、記録用紙に対
して給紙ローラを付勢させるときにおいても、給紙ロー
ラが回転するため、給紙ローラが1本しか備えられてい
ない上記給紙機構においては特に問題はないが、記録用
紙の斜行を防止し、より安定した状態で給紙するため複
数の給紙ローラを備えた給紙機構においては、各給紙ロ
ーラが記録用紙の搬送を開始するタイミングがずれる
と、用紙が斜行した状態で記録部本体へ搬送されるおそ
れがあるという問題がある。
【0005】また、特開昭61−27840号公報に示
されるプリンタ装置の給紙機構では、給紙ローラと記録
用紙が離間した状態では、給紙ローラの回転を規制する
力が働かないため、給紙ローラとスリーブとの間に設け
た遊びの方向に対して、給紙ローラは容易に回転可能な
構造となっているため、この状態において給紙ローラ軸
が遊び量が存在する方向に回転すると、給紙ローラと給
紙ローラ軸との間に働く摩擦力によって、給紙ローラが
給紙ローラ軸と一体的に回転してしまう可能性があり、
これによって、左右の給紙ローラが記録用紙を分離する
ために回転を始めるタイミングにずれが生じ、給紙動作
によって搬送される記録用紙が斜行状態で記録部本体に
搬送されるおそれがある。
【0006】そこで、本発明は、上記従来の給紙機構に
おける問題点に鑑みてなされたものであって、簡易な構
成により、給紙ローラへの記録用紙の圧接及び解除を確
実に行うことにより安定した状態で給紙することができ
信頼性の高い給紙機構を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
複数の記録用紙を積層状態で載置する載置台と、該載置
台に載置された前記複数の記録用紙に接触して該記録用
紙を上部から順次給送する複数の給紙ローラと、前記載
置台を前記給紙ローラに付勢する付勢手段と、前記載置
台を前記付勢手段の付勢力に抗して前記給紙ローラから
離間させる解除カムと、該解除カムの回転軸と同軸上に
配置され、前記解除カムの回転に連動して回転する駆動
伝達手段と、前記駆動伝達手段を介して前記給紙ローラ
へその回転力の伝達または切断を行うクラッチ手段とを
含む給紙機構であって、前記記録用紙に前記給紙ローラ
が圧接されたときにのみ前記駆動伝達手段から前記給紙
ローラへ回転力が伝達されることを特徴とする。
【0008】請求項2記載の発明は、前記解除カム及び
全周に歯が形成されたアイドルギヤが固着された給紙ロ
ーラ軸を備え、該給紙ローラ軸には給紙ローラホルダを
介して前記給紙ローラが装着され、該給紙ローラホルダ
には全周に歯が形成されたギヤが一体的に備えられ、前
記アイドルギヤと噛み合い全周に歯が形成された第1ギ
ヤと、該第1ギヤと同軸上に設けられ該第1ギヤととも
に回転し欠歯部分を有する第2ギヤとで構成されるクラ
ッチギヤ対を備え、該第2ギヤの欠歯部分の角度範囲
を、前記載置台に記録用紙が存在しない状態において、
前記解除カムのカム面と前記載置台とが離間する状態と
なる前記解除カムの回転角度範囲以上とするとともに、
その回転角度範囲は、前記欠歯部分の角度範囲に含まれ
るように前記解除カムと前記クラッチギヤ対との位相を
合わせることにより、前記記録用紙に前記給紙ローラが
圧接されたときにのみ、前記給紙ローラへ回転力が伝達
されることを特徴とする。
【0009】そして、請求項1記載の発明によれば、前
記記録用紙に前記給紙ローラが圧接されたときにのみ前
記駆動伝達手段から前記給紙ローラへ回転力が伝達され
るため、複数の給紙ローラが記録用紙を分離するために
回転を始めるタイミングにずれが生ずることがなく、給
紙動作によって搬送される記録用紙が斜行状態で記録部
本体に搬送されるおそれがなく、安定した給紙状態を得
ることができる。
【0010】請求項2記載の発明によれば、給紙ローラ
軸が回転すると給紙ローラ軸に固着された解除カムが回
転し、解除カムのカム面と載置台とが接触または離間す
ることによって、載置台に載置された記録用紙が給紙ロ
ーラへ圧接または給紙ローラと離間する。また、給紙ロ
ーラ軸の回転によって、同様に給紙ローラ軸に固着され
たアイドルギヤが回転する。
【0011】そして、アイドルギヤは全周に歯が成形さ
れたクラッチギヤ対の中の第1ギヤと噛み合っているた
め、欠歯部分が成形された第2ギヤとともにクラッチギ
ヤ対全体が回転をするが、第2ギヤの欠歯部分の角度範
囲は、載置台に記録用紙が存在しない状態において、解
除カムのカム面と載置台とが離間する状態となる解除カ
ムの回転角度範囲以上とされるとともに、その回転角度
範囲は欠歯部分の角度範囲に含まれるように、解除カム
とクラッチギヤとの位相を合わせて給紙ローラ軸に固着
されているため、記録用紙が給紙ローラに完全に圧接さ
れた状態の場合のみ、欠歯部分が施されたクラッチギヤ
と給紙ローラホルダに形成されたギヤとが噛み合って給
紙ローラが回転し、前記記録用紙に前記給紙ローラが圧
接されたときにのみ前記給紙ローラへ回転力が伝達され
るため、簡易な構成により、複数の給紙ローラが記録用
紙を分離するために回転を始めるタイミングにずれが生
ずることがなく、給紙動作によって搬送される記録用紙
が斜行状態で記録部本体に搬送されるおそれがなく、安
定した給紙状態を得ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明にかかる給紙機構の
実施の形態の具体例を図面を参照しながら説明する。図
1は、本発明にかかる給紙機構の一実施例を示す図であ
って、この給紙機構は、複数の記録用紙17を積層状態
で載置する載置台9と、この載置台9に載置された複数
の記録用紙17に接触してこの記録用紙17を上部から
順次給送する複数の給紙ローラ3と、載置台9を給紙ロ
ーラ3に付勢する付勢手段としてのプレッシャスプリン
グ10と、載置台9をプレッシャスプリング10の付勢
力に抗して給紙ローラ3から離間させる解除カム5と、
解除カム5及び全周に歯が形成されたアイドルギヤ6が
固着された給紙ローラ軸2と、この給紙ローラ軸2に給
紙ローラホルダ4を介して装着された給紙ローラ3と、
全周に歯が形成され、給紙ローラホルダ4に一体的に装
着されたギヤ4aと、アイドルギヤ6と噛み合い全周に
歯が形成された第1ギヤ7aと、この第1ギヤと同軸上
に設けられ第1ギヤ7aとともに回転し欠歯部分を有す
る第2ギヤ7bとで構成されるクラッチギヤ対7等によ
って構成される。
【0013】ホッパフレーム11には、ペーパガイド1
2とともに給紙ローラ3によって記録部本体に搬送され
る1枚の記録用紙の搬送方向を規制するガイド部11c
と、載置台9とともに記録用紙17が載置されるガイド
部11bと、ガイド部11b上の記録用紙17の両側端
の位置を規制するサイドガイド部11aとが設けられて
いる。
【0014】給紙ローラ軸2は、ホッパフレーム11に
よって回転可能にその両端部分が保持され、この給紙ロ
ーラ軸2の片端に施されたD型形状部2aに係合するド
ライブギヤ1によって回転する。また、この給紙ローラ
軸2には、解除カム5、アイドルギヤ6等が固着され、
これらも給紙ローラ軸2の回転に同期して回転する。
【0015】給紙ローラ3は、給紙ローラホルダ4に固
着され、この給紙ローラホルダ4と一体的に回転可能に
構成され、記録用紙17に接触して記録用紙17を記録
部本体に送るために設けられる。
【0016】前記給紙ローラホルダ4は、給紙ローラ軸
2上に回転可能に保持され、片端にギヤ4aが一体的に
成形される。この給紙ローラホルダ4は、給紙ローラ軸
2の軸方向に対して、片側をアイドルギヤ6の片側面、
もう片側をリテーナ18によって規制された状態で給紙
ローラ軸2に保持されている。
【0017】解除カム5は、給紙ローラ軸2の両端部分
にピン14によって固着され、給紙ローラ軸2と一体的
に回転可能であり、後述する載置台9と接触可能なカム
面が形成される。
【0018】アイドルギヤ6は、給紙ローラ軸2にピン
15によって固着され、給紙ローラ軸2と一体的に回転
可能である。クラッチギヤ対7には、全周に歯が成形さ
れた第1ギヤ7aと、一部の範囲に欠歯部分が成形され
た第2ギヤ7bの2種類のギヤが形成され、ペーパガイ
ド12と一体に形成されたクラッチギヤホルダ8によっ
て回転可能に保持される。
【0019】クラッチギヤ対7を回転可能に保持するク
ラッチギヤホルダ8は、クラッチギヤ対7の第1ギヤ7
aとアイドルギヤ6とが噛み合い、クラッチギヤ対7の
第2ギヤ7bと給紙ローラホルダ4に形成されたギヤ4
aとが噛み合うようにペーパガイド12に保持されてい
る。
【0020】載置台9には、記録用紙17が積層状態で
載置されるとともに、その両端部が解除カム5のカム面
と接触可能である。図2に示すように、プレッシャスプ
リング10は、載置台9に載置された記録用紙17を載
置台9を介して給紙ローラ3に圧接するために備えられ
る。
【0021】また、図1に示すように、ペーパガイド1
2は、クラッチギヤホルダ8を保持するとともに、給紙
ローラ3によって記録部本体に搬送される1枚の記録用
紙の搬送方向を規制する。
【0022】位置検出スイッチ16は、載置台9と接触
することによって、載置台9が給紙ローラ3から完全に
離間された状態にあることを検出する。上記構成におい
て、クラッチギヤ対7の第1ギヤ7aとアイドルギヤ6
は同一の歯数で構成されたギヤであり、アイドルギヤ6
が1回転すると、第1ギヤ7a及び第2ギヤ7bも1回
転する構成となっている。
【0023】また、クラッチギヤ対7の第2ギヤ7bの
欠歯部分の角度範囲は、載置台9に記録用紙17が存在
しない状態において、解除カム5のカム面と載置台9と
が離間する状態となる解除カム5の回転角度範囲以上と
されている。
【0024】さらに、クラッチギヤ対7の第1ギヤ7a
とアイドルギヤ6との連結は、前述した載置台9に記録
用紙17が存在しない状態において、解除カム5のカム
面と載置台9とが離間する状態となる解除カム5の回転
角度範が、第2ギヤ7bの欠歯部分の角度範囲に含まれ
るように連結されている。
【0025】従って、解除カム5が1回転する間にアイ
ドルギヤ6とクラッチギヤ対7も1回転することとな
る。また、クラッチギヤ対7の第2ギヤ7bと給紙ロー
ラホルダ4に成形されたギヤ4aとは、載置台9に記録
用紙17が存在しない場合の解除カム5のカム面と載置
台9とが離間する状態のときにのみ、互いに噛み合い給
紙ローラ3が回転することとなる。
【0026】次に、上記構成を有する給紙機構の動作を
主に図2を参照しながら詳細に説明する。図2(a)
は、記録用紙17が給紙ローラ3から離間した状態を示
した図であり、本給紙機構の待機状態を示した図であ
る。
【0027】この状態において給紙命令が入力される
と、記録部本体に取り付けられた、図示しない駆動手段
および駆動伝達手段によって、給紙ローラ軸2(図1)
に固着されたドライブギヤ1(図1)に回転力が伝達さ
れ、ドライブギヤ1が図2(a)に示す矢印Aの方向へ
回転を開始する。
【0028】そして、ドライブギヤ1の回転によって、
給紙ローラ軸2も矢印Aの方向へ回転を開始するため、
同様に給紙ローラ軸2に固着された解除カム5が矢印A
の方向へ回転する。
【0029】解除カム5の回転が進むと、図2(b)に
示すように、解除カム5のカム面と載置台9との接触が
解除されるため、載置台9がプレッシャスプリング10
の加圧力によって図中の矢印B方向へ移動し、載置台9
に載置された記録用紙17が紙ローラ3に圧接される。
【0030】図2(a)の状態からさらに給紙ローラ軸
2が矢印A方向へ回転することによって、給紙ローラ軸
2に固着されたアイドルギヤ6も矢印A方向へ回転す
る。アイドルギヤ6はクラッチギヤ対7の第1ギヤ7a
と噛み合っているため、アイドルギヤ6の回転によって
クラッチギヤ対7全体が図中の矢印C方向へ回転をす
る。これによって、第2ギヤ7bの全体が図中の矢印C
方向へ回転をする。
【0031】ここで、第2ギヤ7bの欠歯部分の角度範
囲は、載置台9に記録用紙17がない状態において、解
除カム5のカム面と載置台9とが離間する状態となる解
除カム5の回転角度範囲以上とされているとともに、そ
の回転角度範囲は、第2ギヤ7bの欠歯部分の角度範囲
に含まれるように、解除カム5とクラッチギヤ対7との
位相を合わせて、クラッチギヤ対7の第1ギヤ7aとア
イドルギヤ6とを連結させているため、プレッシャスプ
リング10によって給紙ローラ17が給紙ローラ3に完
全に圧接された状態になるまでは、第2ギヤ7bと給紙
ローラホルダ4に施されたギヤ4aとは噛み合わない。
【0032】従って、図2(b)に示すように、プレッ
シャスプリング10 によって記録用紙17が給紙ロー
ラ3に完全に圧接された状態になってから、給紙ローラ
ホルダ4のギヤ4aと第2ギヤ7bが噛み合う状態とな
り、給紙ローラホルダ4に回転力が伝達され、給紙ロー
ラ3が矢印A方向へ回転を始める。
【0033】給紙ローラ3の回転によって、載置台9に
載置された給紙ローラ17の最上位の一枚の記録用紙
が、ペーパガイド12とホッパフレーム11のガイド部
11cとの間を通って記録部本体に給送される。この一
枚の記録用紙が図示しない記録部本体の用紙搬送ローラ
まで搬送されると、図2(c)に示すように、給紙ロー
ラホルダ4のギヤ4aと第2ギヤ7bとが噛み合わない
状態となり、給紙ローラホルダ4への回転力の伝達が切
断される。従って、これ以降の給紙ローラ3の回転は、
図示しない記録部本体の用紙搬送ローラによって搬送さ
れる記録用紙による従動回転となる。
【0034】給紙ローラホルダ4への回転力の伝達が切
断されてから給紙ローラ軸2がさらに矢印A方向へ回転
を続けると、解除カム5のカム面と載置台9とが接触を
開始し、載置台9が図中の矢印B’方向へ移動を開始す
る。
【0035】そして、図2(a)に示すように、記録用
紙17と給紙ローラ3とが再び完全に離間した状態まで
給紙ローラ軸2および解除カム5が回転すると、図1に
示した位置検出センサ16と載置台9とが接触するた
め、載置台9が待機位置まで移動したことを判断して、
図示しない駆動伝達手段により、給紙ローラ軸2に固着
されたドライブギヤ1の回転が停止する。
【0036】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、記録用紙に給紙ローラが圧接されたときにのみ駆
動伝達手段から前記給紙ローラへ回転力が伝達されるた
め、複数の給紙ローラが記録用紙を分離するために回転
を始めるタイミングにずれが生ずることがなく、給紙動
作によって搬送される記録用紙が斜行状態で記録部本体
に搬送されるおそれがなく、安定した給紙状態を得るこ
とが可能な給紙装置を提供することができる。
【0037】また、請求項1記載の発明によれば、記録
用紙が給紙ローラに完全に圧接された状態の場合のみ、
欠歯部分が施されたクラッチギヤと給紙ローラホルダに
形成されたギヤとが噛み合って給紙ローラが回転し、前
記記録用紙に前記給紙ローラが圧接されたときにのみ前
記給紙ローラへ回転力が伝達されるため、簡易な構成に
より、複数の給紙ローラが記録用紙を分離するために回
転を始めるタイミングにずれが生ずることがなく、給紙
動作によって搬送される記録用紙が斜行状態で記録部本
体に搬送されるおそれがなく、安定した給紙状態を得る
ことが可能な給紙装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる給紙機構の一実施例を示す斜視
図である。
【図2】図1の給紙機構の動作説明図である。
【符号の説明】
1 ドライブギヤ 2 給紙ローラ軸 3 給紙ローラ 4 給紙ローラホルダ 4a ギヤ 5 解除カム 6 アイドルギヤ 7 クラッチギヤ対 7a 第1ギヤ 7b 第2ギヤ 8 クラッチギヤホルダ 9 載置台 10 プレッシャスプリング 11 ホッパフレーム 11a サイドガイド部 11b、11c ガイド部 12 ペーパガイド 14、15 ピン 16 位置検出スイッチ 17 記録用紙 18 リテーナ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の記録用紙を積層状態で載置する載
    置台と、該載置台に載置された前記複数の記録用紙に接
    触して該記録用紙を上部から順次給送する複数の給紙ロ
    ーラと、前記載置台を前記給紙ローラに付勢する付勢手
    段と、前記載置台を前記付勢手段の付勢力に抗して前記
    給紙ローラから離間させる解除カムと、該解除カムの回
    転軸と同軸上に配置され、前記解除カムの回転に連動し
    て回転する駆動伝達手段と、前記駆動伝達手段を介して
    前記給紙ローラへその回転力の伝達または切断を行うク
    ラッチ手段とを含む給紙機構であって、前記記録用紙に
    前記給紙ローラが圧接されたときにのみ前記駆動伝達手
    段から前記給紙ローラへ回転力が伝達されることを特徴
    とする給紙機構。
  2. 【請求項2】 前記解除カム及び全周に歯が形成された
    アイドルギヤが固着された給紙ローラ軸を備え、該給紙
    ローラ軸には給紙ローラホルダを介して前記給紙ローラ
    が装着され、該給紙ローラホルダには全周に歯が形成さ
    れたギヤが一体的に備えられ、前記アイドルギヤと噛み
    合い全周に歯が形成された第1ギヤと、該第1ギヤと同
    軸上に設けられ該第1ギヤとともに回転し欠歯部分を有
    する第2ギヤとで構成されるクラッチギヤ対を備え、 該第2ギヤの欠歯部分の角度範囲を、前記載置台に記録
    用紙が存在しない状態において、前記解除カムのカム面
    と前記載置台とが離間する状態となる前記解除カムの回
    転角度範囲以上とするとともに、その回転角度範囲は、
    前記欠歯部分の角度範囲に含まれるように前記解除カム
    と前記クラッチギヤ対との位相を合わせることにより、
    前記記録用紙に前記給紙ローラが圧接されたときにの
    み、前記給紙ローラへ回転力が伝達されることを特徴と
    する請求項1記載の給紙機構。
JP12411598A 1998-04-17 1998-04-17 給紙機構 Withdrawn JPH11301858A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008120486A (ja) * 2006-11-09 2008-05-29 Fuji Xerox Co Ltd 給紙装置、及びこれを備えた画像形成装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008120486A (ja) * 2006-11-09 2008-05-29 Fuji Xerox Co Ltd 給紙装置、及びこれを備えた画像形成装置

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