JPH11301324A - 車両用シートの荷物固定構造 - Google Patents

車両用シートの荷物固定構造

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JPH11301324A
JPH11301324A JP10126818A JP12681898A JPH11301324A JP H11301324 A JPH11301324 A JP H11301324A JP 10126818 A JP10126818 A JP 10126818A JP 12681898 A JP12681898 A JP 12681898A JP H11301324 A JPH11301324 A JP H11301324A
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JP
Japan
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retractor
armrest
luggage
seat
net
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JP10126818A
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English (en)
Inventor
Eiichi Maruyama
山 栄 一 丸
Satsuki Yamanaka
中 五 月 山
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Ikeda Corp
Original Assignee
Ikeda Bussan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両用シートに載置する荷物をネットにより
拘束保持する荷物固定構造において、荷物の固定作業が
簡単且つ円滑に行なえると共に、荷物のサイズに有効に
対応でき、しかも、ネット非使用時の外観、感触を良好
に維持する。 【解決手段】 シートバック12の凹所13内に収納さ
れ、シートクッション11上に引出し設置されるアーム
レスト20内部に、荷物固定用ネット30を引出し自在
に巻取り、且つ巻取り方向にバネ付勢されたリトラクタ
40が起倒可能に収納される。荷物Wの固定時には、ア
ームレスト20内部からリトラクタ40を取出し、リト
ラクタ40を起立状態に保持した後、リトラクタ40か
ら荷物固定用ネット30を横方向に引出し、ドア50の
係止部材51に係止することにより、シート上の荷物W
を拘束保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ベンチタイプ、セ
ミセパレートタイプの車両用シートに設置される車両用
シートの荷物固定構造に関するもので、更に詳細に説明
すると、車両用シートの中央部にアームレストが設置さ
れると共に、車両用シートのシートクッション上に載置
される荷物を荷物固定用ネットにより拘束保持する車両
用シートの荷物固定構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より各種車両等において車室内に装
備されるシートには、一般に、肘掛けとしてアームレス
トが設けられている。例えばリヤーバックシート等のベ
ンチシートにあっては、シートバック前面側中央部分に
凹所が凹設され、この凹所内でアームレストの下端部が
軸支されることにより、常時はシートバック面と略同一
面内にアームレストが収納されると共に、必要時にアー
ムレストをシート前方に前倒させて引出し、肘掛けとし
て使用される。
【0003】また、車両用シートの荷物固定構造とし
て、帯状体を座席に設け、一端に固着したフックを座席
の他端に係止する構成(実開昭55−23108号公
報)、シートクッションを2分割し、前部クッションを
起立させて荷物ホルダとする構成(実開昭58−170
231号公報)、フロントシートとリアシートの間にパ
ーテイションベルトを繰出し、繰込み可能に配置した構
成(特開平5−330375号公報)等が知られてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、従来の車両
用シートの荷物固定構造として、帯状体を座席に設ける
構成のものでは、固定する荷物のサイズに合わせて、ネ
ットの長さを調整することが必要であり、荷物の固定作
業に時間と労力を要するという問題点があった。
【0005】また、シートクッションを2分割し、前部
クッションを起立させる構成のものでは、荷物の大小に
対応できず、大型の荷物が収容できないと共に、小型の
荷物類では走行中の振動等により確実な保持ができず、
不安定となり、荷物類の損傷を招きやすいという問題点
があった。
【0006】本発明の目的は、車両用シートに載置する
荷物を固定できる荷物固定構造において、荷物のサイズ
に有効に対応できると共に、荷物の固定作業に時間と労
力を要することなく使い勝手を高め、しかも、ネット未
使用時における室内美観を高めた車両用シートの荷物固
定構造を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上述せる課題に
鑑みてなされたもので、本発明の請求項1に記載の車両
用シートの荷物固定構造は、車両用シートの中央部にア
ームレストが設置されると共に、車両用シートのシート
クッション上に載置される荷物を荷物固定用ネットによ
り拘束保持する車両用シートの荷物固定構造において、
前記アームレスト内には、荷物固定用ネットを引出し自
在に巻取り、且つ巻取り方向にバネ付勢されたリトラク
タが起倒自在に収納され、前記アームレスト上部のリト
ラクタ取出口を通してリトラクタを起立方向に回動操作
し、リトラクタの起立状態を保持した後、リトラクタか
ら荷物固定用ネットを引出し、シートの側面、あるいは
ドアに設けた係止部材にネットの引出端を係止すること
によりシートクッション上の荷物を拘束保持することを
特徴とする。
【0008】また、本発明の請求項2に記載の車両用シ
ートの荷物固定構造は、前記アームレスト内に収納され
るリトラクタの上部側はクッション性を有するアッパー
のアームレストパッドにより被覆され、アッパーのアー
ムレストパッドにリトラクタ取出口が形成され、このリ
トラクタ取出口はファスナーにより開閉自在に構成され
ていることを特徴とする。
【0009】更に、本発明の請求項3に記載の車両用シ
ートの荷物固定構造は、前記アームレストは、アームレ
ストパッド内部に埋設されるアームレストフレームの両
端末にアームレストのヒンジ軸が形成されていると共
に、このアームレストフレームには、リトラクタの収納
状態及び起立状態でリトラクタを保持するリトラクタ用
ブラケットが固着されていることを特徴とする。
【0010】本発明の請求項1に記載の車両用シートの
荷物固定構造によれば、アームレスト内に収納されてい
るリトラクタをリトラクタ取出口を通じて起立させて、
リトラクタの起立状態を維持した後、リトラクタのネッ
ト取出口から荷物固定用ネットの引出端を引出し、シー
トの側縁部、あるいは車両のドアに設けられた係止部材
に荷物固定用ネットの引出端を係止すれば、荷物固定用
ネットにはリトラクタの巻取り方向にバネ力が加わるた
め、シートクッション上に載置された荷物を荷物固定用
ネットにより確実に拘束保持できる。
【0011】更に、リトラクタから引出された荷物固定
用ネットは、常時巻取り方向にバネ力が加わるため、大
型の荷物を拘束保持するには、リトラクタから荷物固定
用ネットの引出量を多く、小型の荷物を拘束保持するに
は、荷物固定用ネットの引出量を小さくするようにリト
ラクタに荷物固定用ネットが巻取られる。
【0012】また、本発明の請求項2に記載の車両用シ
ートの荷物固定構造によれば、アームレスト内に収納さ
れるリトラクタの上部には、クッション性を有するアー
ムレストパッドが位置しており、アッパーのアームレス
トパッドに設けたスリット等からなるリトラクタ取出口
を通じてリトラクタが外部に起立操作されるため、荷物
固定用ネット非使用時には乗員がアームレスト上部に肘
をついても良好な感触が得られる。
【0013】更に、本発明の請求項3に記載の車両用シ
ートの荷物固定構造によれば、アームレストフレームの
両端末にアームレストのヒンジ軸を設定するため、別途
ヒンジブラケットを廃止することができると共に、この
アームレストフレームに固着するリトラクタ用ブラケッ
トによりリトラクタをその収納状態及び起立状態で確実
に保持できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る車両用シート
の荷物固定構造の実施の形態について、図面を参照して
説明する。図1は本発明に係る車両用シートの荷物固定
構造におけるアームレスト収納状態を示す斜視図、図2
は本発明に係る車両用シートの荷物固定構造におけるア
ームレスト使用状態を示す斜視図、図3は本発明に係る
車両用シートの荷物固定構造の実施の形態に使用するア
ームレストを示す斜視図、図4は同アームレストにおけ
るリトラクタの起立状態を示す斜視図、図5は荷物固定
用ネットにより荷物を拘束保持した状態を示す説明図、
図6は同アームレストの構成を示すもので、(a)はア
ームレストパッドとフレームを示す分解斜視図、(b)
はフレームとリトラクタとの関係を示す分解斜視図、図
7は図3に示すアームレストの構成を示す断面図、図8
はリトラクタの構成を示す断面図、図9は図3に示すア
ームレストにおけるアームレストパッドの接合構造の変
形例を示す要部断面図、図10(a),(b),
(c),(d)は本発明に係る車両用シートの荷物固定
構造の荷物を拘束保持する動作を説明する平面図であ
る。
【0015】図1及び図2は本発明に係る荷物固定構造
を採用したリヤシートを示すもので、図1はアームレス
トの収納状態、図2はアームレストの引出し状態を夫々
示している。即ち、リヤシート10は、乗員が着座する
シートクッション11と、乗員の背もたれ部となるシー
トバック12とを備え、シートバック12の中央に設け
られた凹所13にアームレスト20が収納され、このア
ームレスト20はシートクッション11上に載置セット
できるように回動可能に取付けられている。
【0016】本発明は、図3及び図4に示すように、シ
ートクッション11上にセットされるアームレスト20
に荷物固定用ネット30のリトラクタ40が起倒自在に
収納されており、図5に示すように、リトラクタ40を
起立状態とした後、リトラクタ40から荷物固定用ネッ
ト30を横方向に引出し、シートクッション11上に載
置した荷物Wを簡単に拘束保持できる構成を採用したも
のである。
【0017】前記アームレスト20の構成及びリトラク
タ40の収納構造を図6(a),(b)及び図7を基に
更に詳細に説明すると、アームレスト20は、アッパー
のアームレストパッド21と、ロアのアームレストパッ
ド22との上下2分割体からアームレストパッドが構成
されている。
【0018】前記アッパー及びロアのアームレストパッ
ド21,22内に金属製ワイヤからなるアームレストフ
レーム23が埋設固定されており、このアームレストフ
レーム23に固着されるリトラクタ用ブラケット24に
リトラクタ40が起倒自在に収納される。
【0019】前記アッパーのアームレストパッド21及
びロアのアームレストパッド22は、軟質ポリウレタン
フォーム等のモールド発泡成形体からなり、アームレス
トフレーム23は、ロアのアームレストパッド22の成
形時にモールド型内にインサートしておき、ロアのアー
ムレストパッド22の成形時に一体化される。
【0020】前記アームレストフレーム23は、コ字状
に曲成された金属製フレームの両端を外側に略90゜折
曲し、この端末折曲部をヒンジ軸231として、シート
クッション側の図示しない軸受部内に回動可能に支持す
ることにより、アームレスト20が回動可能な構成にな
っている。
【0021】前記リトラクタ40を収納するリトラクタ
用ブラケット24は、両側のフランジ241をアームレ
ストフレーム23に溶接固定されていると共に、リトラ
クタ40が起倒可能となるように弯曲面を有するサポー
ト部41が一端側に設けられている。
【0022】図8に示すように、サポート部41の軸孔
42内にアームレストフレーム23の支持軸232が挿
通されている。この軸受構造によりリトラクタ40は略
90゜の範囲で起倒自在であり、収納時は、リトラクタ
用ブラケット24の収納部242内に収納され、サポー
ト部41は断面L字状の受け部243に位置している。
【0023】前記リトラクタ40には、巻取軸43にス
プリング44が付設され、スプリング44のバネ力によ
り荷物固定用ネット30は巻取軸43への巻取り方向に
付勢されており、荷物固定用ネット30の引出端には、
幅方向に沿って長尺状の引出バンド31が固着され、こ
の引出バンド31に係止孔32が複数箇所に開設されて
いる。
【0024】そして、リトラクタ用ブラケット24が固
着されたアームレストフレーム23をロアのアームレス
トパッド22と一体成形した後、リトラクタ用ブラケッ
ト24のリトラクタ収納部242内に荷物固定用ネット
30を巻込んだリトラクタ40を収納した状態でアッパ
ーのアームレストパッド21とロアのアームレストパッ
ド22とを接着固定する。
【0025】この時、アッパーのアームレストパッド2
1と、ロアのアームレストパッド22との接合精度を高
めるために、ロアのアームレストパッド22には、段部
221が形成されていると共に、アッパーのアームレス
トパッド21には前記段部221と対応するフランジ2
11が形成されている。また、アッパーのアームレスト
パッド21の中央部には、長手方向に沿って延びるリト
ラクタ取出口25が長孔状、あるいはスリット状に開設
されている。
【0026】尚、図7に示すようにアッパーのアームレ
ストパッド21及びロアのアームレストパッド22の外
表面には、シートクッション11、シートバック12の
表面外観と一致させるように、装飾性を有するアームレ
スト表皮26により被包されており、その際、リトラク
タ取出口25に対応してファスナー27がアームレスト
表皮26に設けられ、ファスナー27の開閉操作によ
り、リトラクタ取出口25が開閉可能となっている。
【0027】また、図9に示すように、アッパーのアー
ムレストパッド21と、ロアのアームレストパッド22
との接合部分にアンダーカット部aを設け、アッパー及
びロアのアームレストパッド21,22とを位置合わせ
した後、両者を圧入嵌めしてもよく、そうした場合、接
着剤が不要になると共に、ワンタッチでアッパー及びロ
アのアームレストパッド21,22の接合が可能とな
る。
【0028】次いで、本発明に係る荷物固定構造の動作
説明を行なうが、この実施の形態においては、荷物固定
用ネット30の引出端側に設けた係止孔32は、図1及
び図2に示すように、ドア50に設けたフック状の係止
部材51に係止される。即ち、図1に示すアームレスト
20の収納状態から、図2に示すようにアームレスト2
0を前方に倒し込み、シートクッション11上にセット
した後、アームレスト20の上面に設けられているファ
スナー27を開放して、図4に示すようにリトラクタ取
出口25からリトラクタ40を起立させた状態でリトラ
クタ40を保持する。
【0029】その後、図10(a)に示すように、リト
ラクタ40から荷物固定用ネット30を引出し、引出バ
ンド31に設けた係止孔32をドア50の係止部材51
に係止させる。
【0030】次いで、図10(b)に示す如く、荷物固
定用ネット30の係止孔32を車両のドア50に設けた
係止部材51に係止させた状態でドア50を開放するこ
とにより、シートバック11と荷物固定用ネット30の
間のシートクッション11上に荷物の収納スペースSを
形成することができる。
【0031】次いで、図10(c)に示す如く、シート
バック12と荷物固定用ネット30の間のシートクッシ
ョン11上の荷物収納スペースSに荷物Wを収納した
後、ドア50を閉めることにより、図10(d)に示す
如く、余分に引出された荷物固定用ネット30がリトラ
クタ40に巻取られ、この荷物固定用ネット30に加わ
るテンションにより荷物Wを確実に拘束保持することが
できる。
【0032】また、前記実施の形態においてはドア50
の開閉に連動して荷物Wを拘束保持する場合について説
明したが、ドア50の開閉とは別個にシートクッション
11上に予め荷物Wを載置し、この状態で荷物固定用ネ
ット30の引出端を引出し、ドア50の係止部材51に
係止させることにより荷物Wを拘束保持することもでき
る。また、ドア50に設けたフック状の係止部材51に
替えて、リヤシート10の側縁部に係止部材を設けても
よい。
【0033】このように本発明に係る車両用シートの荷
物固定構造によれば、荷物Wを固定するには、アームレ
スト20のリトラクタ取出口25を通じてリトラクタ4
0を起立操作して、リトラクタ40の起立状態を保持し
た後、荷物固定用ネット30を横方向に引出し、ドア5
0やリヤシート10に設けた係止部材51に係止すれば
よいので、荷物Wの固定作業が円滑に行なえ、作業性が
向上するという効果がある。
【0034】また荷物固定用ネット30は常時リトラク
タ40の巻取り方向にバネ付勢されているため、荷物の
サイズに応じて荷物固定用ネット30の引出量を調整す
る必要がなく、荷物Wのサイズに有効に対応でき、使い
勝手が優れるものである。
【0035】更に、アームレスト20内に収納されるリ
トラクタ40は、その上部側にアッパーのアームレスト
パッド21が位置するため、荷物固定用ネット30使用
時、乗員が肘を載せても感触がよく、且つ荷物固定用ネ
ット30が外部に目立つことがなく見栄えも好ましいも
のである。
【0036】尚、本発明は、前述した実施の形態に限定
されることなく、アームレスト20やリヤシート10各
部の形状、構造等を必要に応じて適宜変更することは自
由であり、種々の変形態様が考えられる。また、前述し
たリヤシート10以外の車両用シートにも適用すること
が可能である。
【0037】
【発明の効果】以上が本発明に係る車両用シートの荷物
固定構造の実施の形態の構成であるが、本発明の請求項
1に記載の車両用シートの荷物固定構造によれば、アー
ムレスト内に収納されているリトラクタをリトラクタ取
出口を通じて起立させて、リトラクタの起立状態を維持
した後、リトラクタのネット取出口から荷物固定用ネッ
トの引出端を引出し、シートの側縁部、あるいは車両の
ドアに設けられた係止部材に荷物固定用ネットの引出端
を係着すれば、荷物固定用ネットにはリトラクタの巻取
り方向にバネ力が加わり、シートクッション上に載置さ
れた荷物を荷物固定用ネットにより確実に拘束保持でき
るので、荷物の固定作業が手際よく行なえるものであ
る。
【0038】更に、リトラクタから引出された荷物固定
用ネットは、常時巻取り方向にバネ力が加わるため、大
型の荷物を拘束保持するには、リトラクタから荷物固定
用ネットの引出量を多く、小型の荷物を拘束保持するに
は、荷物固定用ネットの引出量を小さくするようにリト
ラクタに荷物固定用ネットが巻取られるので、どのよう
なサイズの荷物も確実に拘束保持できるものである。
【0039】更に、本発明の請求項2に記載の車両用シ
ートの荷物固定構造によれば、アームレスト内に収納さ
れるリトラクタの上部には、クッション性を有するアー
ムレストパッドが位置しており、アームレストパッドに
設けたスリットを通じてリトラクタが外部に起立操作さ
れるため、ネット非使用時には乗員がアームレスト上部
に肘をついても良好な感触が得られるという効果を有す
る。
【0040】また、本発明の請求項3に記載の車両用シ
ートの荷物固定構造によれば、アームレストフレームの
両端末にアームレストのヒンジ軸を設定するため、別途
ヒンジブラケットを廃止することができるので、アーム
レストフレームに固着するリトラクタ用ブラケットによ
りリトラクタをその収納状態及び起立状態で確実に保持
できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用シートの荷物固定構造にお
けるアームレストの収納状態を示す斜視図。
【図2】本発明に係る車両用シートの荷物固定構造にお
けるアームレストの使用状態を示す斜視図。
【図3】本発明に係る車両用シートの荷物固定構造のア
ームレストの斜視図。
【図4】図3に示すアームレストにおけるリトラクタの
起立状態を示す斜視図。
【図5】本発明に係る車両用シートの荷物固定構造にお
いて、荷物を拘束保持する状態を示す説明図。
【図6】図3に示すアームレストの構成を示す分解斜視
図であり、(a)はアームレストパッドの構成を示す分
解斜視図、(b)はアームレストフレームとリトラクタ
とを示す分解斜視図。
【図7】図3に示すアームレストの構成を示す断面図。
【図8】図3に示すアームレストにおけるリトラクタの
構成を示す説明図。
【図9】本発明に係る車両用シートの荷物固定構造のア
ームレストパッドの変形態様を示す要部断面図。
【図10】本発明に係る車両用シートの荷物固定構造に
おける荷物を拘束保持する動作を各々示すもので、
(a)は荷物固定用ネットの係止時の状態を示す平面
図、(b)は荷物収納スペースを形成する状態を示す平
面図、(c)は荷物収納スペース内に荷物をセットした
状態を示す平面図、(d)はドアを閉鎖して荷物を拘束
保持した状態を示す平面図。
【符号の説明】
10 リヤシート 11 シートクッション 12 シートバック 13 凹所 20 アームレスト 21 アッパーのアームレストパッド 22 ロアのアームレストパッド 23 アームレストフレーム 24 リトラクタ用ブラケット 25 リトラクタ取出口 27 ファスナー 30 荷物固定用ネット 31 引出バンド 32 係止孔 40 リトラクタ 41 サポート部 43 巻取軸 44 スプリング 50 ドア 51 係止部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両用シートの中央部にアームレストが
    設置されると共に、車両用シートのシートクッション上
    に載置される荷物を荷物固定用ネットにより拘束保持す
    る車両用シートの荷物固定構造において、 前記アームレスト内には、荷物固定用ネットを引出し自
    在に巻取り、且つ巻取り方向にバネ付勢されたリトラク
    タが起倒自在に収納され、前記アームレスト上部のリト
    ラクタ取出口を通してリトラクタを起立方向に回動操作
    し、リトラクタの起立状態を保持した後、リトラクタか
    ら荷物固定用ネットを引出し、シートの側面、あるいは
    ドアに設けた係止部材にネットの引出端を係止すること
    によりシートクッション上の荷物を拘束保持することを
    特徴とする車両用シートの荷物固定構造。
  2. 【請求項2】 前記アームレスト内に収納されるリトラ
    クタの上部側はクッション性を有するアッパーのアーム
    レストパッドにより被覆され、アッパーのアームレスト
    パッドにリトラクタ取出口が形成され、このリトラクタ
    取出口はファスナーにより開閉自在に構成されているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の車両用シートの荷物固
    定構造。
  3. 【請求項3】 前記アームレストは、アームレストパッ
    ド内部に埋設されるアームレストフレームの両端末にア
    ームレストのヒンジ軸が形成されていると共に、このア
    ームレストフレームには、リトラクタの収納状態及び起
    立状態でリトラクタを保持するリトラクタ用ブラケット
    が固着されていることを特徴とする請求項1に記載の車
    両用シートの荷物固定構造。
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