JPH11301314A - 車両の後付け部品用スイッチ取付装置 - Google Patents

車両の後付け部品用スイッチ取付装置

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JPH11301314A
JPH11301314A JP10110821A JP11082198A JPH11301314A JP H11301314 A JPH11301314 A JP H11301314A JP 10110821 A JP10110821 A JP 10110821A JP 11082198 A JP11082198 A JP 11082198A JP H11301314 A JPH11301314 A JP H11301314A
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JP
Japan
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cap
retrofit
switch
switch mounting
harness
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JP10110821A
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Takeshi Takayama
剛 高山
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 後付け部品用スイッチを煩雑な作業を要する
ことなくカバーに取り付けることができる車両の後付け
部品用スイッチ取付装置を提供する。 【解決手段】 スイッチ取付孔1aを有するカバー1と
スイッチ取付孔1aを塞ぐためのキャップ10とを備
え、後付け部品に電気を供給するための後付け部品用ハ
ーネス3をカバー1内に導入し、カバー1のスイッチ取
付孔1aをキャップ10で塞ぐようにした車両の後付け
部品用スイッチ取付装置において、後付け部品用ハーネ
ス3の端部に設けたコネクタ4をキャップ10に着脱可
能に固定するようにしたようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スイッチ取付孔を
有するカバーとスイッチ取付孔を塞ぐためのキャップと
を備え、後付け部品用スイッチをカバー内の後付け部品
用ハーネスに接続してカバーのスイッチ取付孔に取り付
けるための車両の後付け部品用スイッチ取付装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】建設作業用の自走車や乗用車等の車両に
おいては、ユーザーの注文等に応じてアタッチメントと
しての種々の電気部品を選択的に付設する。例えば、ユ
ーザーの希望に応じて建設作業用の自走車に回転燈を取
り付け、乗用車にフォグライトを取り付けるというよう
に、車両には、オプションにより種々の電気部品を付設
する。このように、車両の製作後に後から取り付ける電
気部品を後付け部品と称する。こうした電気部品として
の後付け部品を車両に付設するには、当然のことながら
この後付け部品に電気を供給するための電気配線を予め
備えておく必要がある。こうした電気配線を後付け部品
用ハーネスと称する。また、後付け部品を車両に付設す
るには、後付け部品に後付け部品用ハーネスを通じて通
電したりその通電を遮断したりするためのスイッチも必
要となる。こうしたスイッチを後付け部品用スイッチと
称する。後付け部品用ハーネスは、通常、運転席前方の
フロントコンソールボックス等運転席近傍のカバー内に
予め導入され、固定状態又は非固定状態で納められてい
る。このカバー内に納められている後付け部品用ハーネ
スには、その先端部に後付け部品用スイッチが接続さ
れ、このスイッチに後付け部品が接続される。そのた
め、カバーには、後付け部品用スイッチがいつでも取り
付けられるようにスイッチ取付孔が設けられ、このスイ
ッチ取付孔は、後付け部品用スイッチを取り付ける前は
キャップで塞がれている。
【0003】車両の後付け部品用スイッチ取付装置は、
大別すると、こうしたスイッチ取付孔を有するカバーと
スイッチ取付孔を塞ぐためのキャップとで構成され、後
付け部品用スイッチをカバー内の部品用ハーネスに接続
してカバーのスイッチ取付孔に取り付けるための装置で
ある。本発明は、以上概説したような車両の後付け部品
用スイッチ取付装置について、後付け部品の取り付け作
業を容易に行えるように改善を加えようとするものであ
る。そこで、本発明の理解を容易にするため、従来の車
両の後付け部品用スイッチ取付装置の基本的な技術内容
を図7及び図8を用いて説明する。図7は、一部を破断
して内部構造を示す従来例の車両の後付け部品用スイッ
チ取付装置の要部の正面図、図8は、図7の車両の後付
け部品用スイッチ取付装置の側断面図である。
【0004】図7及び図8において、1は図示していな
い後付け部品用スイッチを取り付けるためのカバー、1
aはこのカバー1に設けられ後付け部品用スイッチを取
り付けることができるスイッチ取付孔、2はスイッチ取
付孔1aを塞ぐためのキャップ、3は図示していない後
付け部品に電気を供給するための電気配線としての後付
け部品用ハーネス、4はこの後付け部品用ハーネス3の
端部に設けた、後付け部品用スイッチを接続するための
コネクタ、5はカバー1内の底部に設けられた底板、6
はこの底板5に後付け部品用ハーネス3を固定するため
のクランプ、7はこのクランプ6を底板5に固着するた
めのボルトである。
【0005】カバー1は、通常、運転席の前部や側部等
運転席の近くに設置される。図7及び図8には、カバー
1を、フロントコンソールボックスとして運転席の前部
に設置した例を示しており、それゆえ、カバー1には、
スピードメータの取付領域1bがある。キャップ2は、
スイッチ取付孔1aを塞いで、スイッチ取付孔1aから
塵埃が浸入したりスイッチ取付孔1aの露出により外観
が損なわれたりするのを防ぐ働きをし、後付け部品用ス
イッチをスイッチ取付孔1aに取り付けた後は廃棄す
る。後付け部品用ハーネス3は、底板5を経由してカバ
ー1内に予め導入され、クランプ6で底板5に固定する
ことにより、動かないようにカバー1内に納められてい
る。このクランプ6を底板5に固着するためのボルト7
は、底板5の裏面に設けた図示していない螺子孔付きの
座に螺着する。後付け部品用スイッチは、図示はしてい
ないが、別途用意されており、電気部品としての種々の
後付け部品を接続してオンオフ作動させる働きをする。
車両の後付け部品用スイッチ取付装置は、こうした後付
け部品用スイッチをカバー1内の後付け部品用ハーネス
3に接続してカバー1に取り付けるための装置であり、
大別すると、カバー1とキャップ2とで構成される。
【0006】この従来例の車両の後付け部品用スイッチ
取付装置を用いて、オプションにより所望の後付け部品
を車両に付設しようとする場合、まず、カバー1のスイ
ッチ取付孔1aからキャップ2を取り外す。次いで、カ
バー1内に納められているコネクタ4をスイッチ取付孔
1aから引き出して、図示していない後付け部品用スイ
ッチをそのコネクタ4に接続する。しかる後、キャップ
2を取り外した状態にあるスイッチ取付孔1aに後付け
部品用スイッチを取り付けて、この後付け部品用スイッ
チに、別途用意した所望の後付け部品を接続し、以上の
工程により、後付け部品の車両への付設作業が終了す
る。この従来例では、後付け部品用ハーネス3の端部
に、後付け部品用スイッチを接続するためのコネクタ4
を予め設けた例を示しているが、コネクタ4を設けない
場合もある。その場合には、後付け部品用ハーネス3を
スイッチ取付孔1aから引き出し、その後付け部品用ハ
ーネス3の端部に直接又はコネクタ4を介して後付け部
品用スイッチを接続する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上述べた従来の車両
の後付け部品用スイッチ取付装置においては、後付け部
品を車両に付設しようとする場合、このように、カバー
1内に導入されている後付け部品用ハーネス3やコネク
タ4をカバー1のスイッチ取付孔1aから引き出す作業
が必要になる。そのため、後付け部品用ハーネス3やコ
ネクタ4が非固定状態でスイッチ取付孔1aの近傍に位
置するときは、後付け部品用ハーネス3やコネクタ4
を、小さなスイッチ取付孔1aからピンセット等の用具
で引き出す作業が必要となる。また、後付け部品用ハー
ネス3やコネクタ4が図7及び図8に示すようにカバー
1内に固定状態で納められていたり、スイッチ取付孔1
aと離れていたりするときは、カバー1を取り外してか
ら後付け部品用ハーネス3やコネクタ4を引き出すこと
が必要となり、何れにしても、カバー1のスイッチ取付
孔1aに後付け部品用スイッチを取り付ける作業は、煩
雑なものとなる。
【0008】本発明は、従来の車両の後付け部品用スイ
ッチ取付装置にみられるこうした問題を解消しようとす
るものであって、その技術課題は、後付け部品用スイッ
チを煩雑な作業を要することなくカバーに取り付けるこ
とができる車両の後付け部品用スイッチ取付装置を提供
することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のこうした技術課
題は、「後付け部品用スイッチを取り付けることができ
るスイッチ取付孔を有するカバーと、スイッチ取付孔を
塞ぐためのキャップとを備え、後付け部品に電気を供給
するための後付け部品用ハーネスをカバー内に導入し、
カバーのスイッチ取付孔をキャップで塞ぐようにした車
両の後付け部品用スイッチ取付装置において、後付け部
品用ハーネスをキャップに固定手段により分離可能に固
定するようにした」ことにより達成される。
【0010】本発明の車両の後付け部品用スイッチ取付
装置は、後付け部品用ハーネスをキャップに固定手段に
より分離可能に固定するようにしたので、後付け部品を
車両に付設しようとする場合、まず、キャップをカバー
のスイッチ取付孔から取り外すと、後付け部品用ハーネ
スがキャップとともにスイッチ取付孔から引き出され
る。次いで、その引き出された後付け部品用ハーネスか
らキャップを取り外し、代わりに、後付け部品用スイッ
チをその後付け部品用ハーネスに接続し、しかる後、そ
の後付け部品用スイッチをスイッチ取付孔に取り付ける
とともに、後付け部品用スイッチに後付け部品を接続
し、以上の作業により、後付け部品を車両へ付設するこ
とができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明が実際上どのように
具体化されるのかを示す具体化例を図1乃至図6に基づ
いて説明することにより、本発明の実施の形態を明らか
にする。図1は、一部を破断して内部構造を示す本発明
の第1具体化例の車両の後付け部品用スイッチ取付装置
の要部の正面図、図2は、図1の車両の後付け部品用ス
イッチ取付装置の側断面図、図3は、図2のA部の拡大
側断面図、図4は、カバーのスイッチ取付孔からキャッ
プを取り外した状態を示す図3と同様の図、図5は、本
発明の第2具体化例の車両の後付け部品用スイッチ取付
装置に関する図4と同様の図、図6は、本発明の第3具
体化例の車両の後付け部品用スイッチ取付装置に関する
図4と同様の図である。図1乃至図6において、図7及
び図8と同一の符号を付けた部分は、これらの両図と同
等の部分を表しているので、説明の重複を避けるため詳
述しない。
【0012】本発明の各具体化例の車両の後付け部品用
スイッチ取付装置は、図7及び図8に示した従来例の装
置と同様、後付け部品用スイッチを取り付けることがで
きるスイッチ取付孔1aを有するカバー1と、スイッチ
取付孔1aを塞ぐためのキャップとを備え、後付け部品
に電気を供給するための後付け部品用ハーネス3をカバ
ー1内に導入し、カバー1のスイッチ取付孔1aをキャ
ップで塞ぐようにしていて、基本的な構造については、
従来例の装置と変わらない。また、後付け部品用ハーネ
ス3の端部に、後付け部品用スイッチを接続するための
コネクタ4を予め設けるようにしている点でも、従来例
の装置と変わらない。そこで、図1乃至図6を用いて、
以下に、本発明の各具体化例の装置の特徴的な技術内容
について述べる。
【0013】まず、図1乃至図4に基づき、本発明の第
1具体化例の車両の後付け部品用スイッチ取付装置の特
徴的な技術内容について述べると、10は、後付け部品
用ハーネス3を分離可能に固定することができるように
したキャップで、後付け部品用ハーネス3を、その端部
に設けたコネクタ4を介してキャップ10に固定するよ
うにしている。後付け部品用ハーネス3をキャップ10
に分離可能に固定する固定手段として、本具体化例で
は、キャップ10に設けられ、コネクタ4の穴に着脱可
能に嵌合することのできる突状部材を用いている。この
突状部材の具体的構造は、図には明示していないが、コ
ネクタ4に差し込むプラグの突起のような構造をしたも
のである。すなわち、コネクタ4は、図7から窺い知る
ことができるように、一対の差し込み穴を設けたコンセ
ントのような構造をしているが、固定手段としての突状
部材は、あたかも、こうしたコンセントの差し込み穴に
差し込むことのできる弾性を有する一対のプラグの突起
のような構造をしており、このような突起がキャップ1
0の裏面に突設されている。したがって、このキャップ
10に設けた一対の突起にコネクタ4の差し込み穴を嵌
合すると、コンセントにプラグを差し込むがごとく、コ
ネクタ4をキャップ10に弾性的に固定することができ
る。
【0014】本発明の第1具体化例の装置は、キャップ
10にこうした固定手段を設けているので、後付け部品
の取り付け前は、図3に示すように、コネクタ4をキャ
ップ10に固定手段で固定することにより、後付け部品
用ハーネス3をキャップ10に分離可能に固定すること
ができる。オプションにより、所望の後付け部品を車両
に付設しようとする場合は、まず、キャップ10を、図
3の矢印に示すように上方に持ち上げて、図4に示すよ
うにカバー1のスイッチ取付孔1aから取り外す。そう
すると、後付け部品用ハーネス3やコネクタ4がキャッ
プ10に随伴してスイッチ取付孔1aから上方に引き出
されるので、コネクタ4からキャップ10を取り外し
て、代わりに、図示していない後付け部品用スイッチを
そのコネクタ4に接続する。しかる後、後付け部品用ス
イッチをスイッチ取付孔1aに取り付けて、この後付け
部品用スイッチに、別途用意した所望の後付け部品を接
続し、以上の工程により、後付け部品の車両への付設作
業が終了する。
【0015】本具体化例の装置にあっては、キャップ1
0をスイッチ取付孔1aから取り外す際、このように、
後付け部品用ハーネス3やコネクタ4がスイッチ取付孔
1aから自動的に引き出されるので、後付け部品用スイ
ッチを煩雑な作業を要することなくカバー1に取り付け
ることができる。前述した従来例の装置では、後付け部
品用ハーネス3をクランプ6で底板5に固定するように
しており、また、そのため、クランプ6を底板5にボル
ト7で螺着できるようにするための螺子孔付きの座を設
けているが、本具体化例の装置では、後付け部品用ハー
ネス3を固定手段でキャップ10に固定するようにした
ことにより、後付け部品用ハーネス3をクランプ6で底
板5に固定するような作業を殊更行わなくても、これと
同等の効果を発揮することができるとともに、螺子孔付
きの座のようなものを設けなくても済み、一個の技術手
段により、以上の述べたような種々の効果を併せ発揮す
ることができる。
【0016】キャップ10に設けた固定手段は、本具体
化例では、コンセントの差し込み穴に差し込むことので
きる一対の突起のような構造をしているが、コネクタ4
を抜け落ちないように固定できるものであれば、コネク
タ4の穴に差し込むことのできる1本の突起であっても
よく、コネクタ4の穴に着脱可能に嵌合して、コネクタ
4を固定できる突状部材であれば、その構造は問わな
い。従来、コネクタ4には、その穴に水が侵入しないよ
うに、カバー1内での取り付け場所によっては防水テー
プを巻いていたが、本具体化例の装置においては、コネ
クタ4の突起をキャップ10の穴に嵌合して固定するよ
うにしたので、図3及び図4に点線で示すように、キャ
ップ10の裏面外周部にリング状のシール部材11を予
め突設することにより、コネクタ4をキャップ10に嵌
合して固定した状態で、コネクタ4の周囲がそのシール
部材11で覆われるようにしておけば、前記した防水テ
ープのテープ巻き作業を省略することができて、後付け
部品用スイッチ取付装置の組立工程が簡素化される。
【0017】図5に基づき、本発明の第2具体化例の車
両の後付け部品用スイッチ取付装置の特徴的な技術内容
について述べると、20は、後付け部品用ハーネス3を
係合部材21により分離可能に固定することができるよ
うにしたキャップで、後付け部品用ハーネス3を、第1
具体化例と同様、その端部に設けたコネクタ4を介して
キャップ20に固定するようにしている。その固定手段
としての係合部材21は、コネクタ4とキャップ20と
に着脱可能に係合できるようにしたもので、最終的には
コネクタ4やキャップ20から取り外せるような構造に
なっている。すなわち、係合部材21は、下端部にフッ
ク21aを有するように、線状部材でJ字状に形成さ
れ、コネクタ4の外周に設けた孔に上端部21bから挿
通して、その挿通したコネクタ4をフック21aで抜け
止めし得るようになっている。係合部材21の上端部2
1bは、キャップ20に設けた小さな穴に強嵌合して係
合できるようになっている。
【0018】したがって、コネクタ4を、係合部材21
の上端部21bから挿通して下端部のフック21aに係
合した後、係合部材21の上端部21bをキャップ20
に係合させれば、図5に示すように、コネクタ4をキャ
ップ20に固定することができる。その結果、後付け部
品用ハーネス3は、コネクタ4を介してキャップ20に
分離可能に固定される。また、後付け部品を車両に付設
しようとする場合は、キャップ20をカバー1のスイッ
チ取付孔1aから取り外した後、係合部材21を前記し
たのとは逆の手順でコネクタ4やキャップ20から取り
外すことにより、キャップ20をコネクタ4から分離
し、次いで、後付け部品用スイッチをそのコネクタ4に
接続すれば、その後は、第1具体化例と同様の方法によ
り、後付け部品を車両に付設することができる。
【0019】図6に基づき、本発明の第3具体化例の車
両の後付け部品用スイッチ取付装置の特徴的な技術内容
について述べると、30は、バンド31と掛け具32と
で構成した固定手段により、後付け部品用ハーネス3を
分離可能に固定することができるようにしたキャップ
で、後付け部品用ハーネス3を、第1具体化例と同様、
その端部に設けたコネクタ4を介してキャップ30に固
定するようにしている。バンド31は、図6に示すよう
に、コネクタ4の胴部に巻かれてループ状に結合され、
そのループ状の結合は、適宜の手段により断つことがで
きるようにしている。そのため、バンド31は、本具体
化例ではナイフや挟みで切断できる等人手により容易に
切断できる材料で製作しているが、端部同士を着脱可能
に連結することにより、切断具によらないでループ状の
結合を断つことができるようにしてもよい。掛け具32
は、このループ状に結合されるバンド31を掛けること
ができるようにU字状をなし、両端部がキャップ30に
取り付けられている。
【0020】したがって、バンド31を、コネクタ4に
巻いて掛け具32に掛けた状態において、端部を接合す
る等してループ状をなすようにすれば、図6に示すよう
に、コネクタ4をバンド31によりキャップ30に固定
することができる。また、後付け部品を車両に付設しよ
うとする場合は、キャップ30をカバー1のスイッチ取
付孔1aから取り外した後、バンド31を切断すると、
そのループ状の結合が断たれ、キャップ30をコネクタ
4から分離することができる。次いで、後付け部品用ス
イッチをそのコネクタ4に接続すれば、その後は、第1
具体化例と同様の方法により、後付け部品を車両に付設
することができる。本具体化例では、コネクタ4をキャ
ップ30に固定するのにバンド31を用いているが、バ
ンド31は、そのループ状の結合を断つことができるよ
うになっていれば、他の紐状体に代えてもよい。
【0021】以上述べた本発明の第2具体化例及び第3
具体化例の装置は、第1具体化例の装置と同様、後付け
部品用ハーネス3をキャップ20,30に固定手段によ
り分離可能に固定するようにしているので、後付け部品
用スイッチを煩雑な作業を要することなくカバー1に取
り付けることができる。また、後付け部品用ハーネス3
をカバー1内に固定的に納める場合、従来例の装置のよ
うに後付け部品用ハーネス3をクランプ6で底板5に固
定するような作業を殊更行わなくても、これと同等の効
果を発揮することができるとともに、クランプ6を底板
5に螺着するための螺子孔付きの座のようなものを設け
なくても済み、一個の技術手段により、以上のような種
々の効果を併せ発揮することができる。本発明の各具体
化例では、後付け部品用ハーネス3をそれぞれキャップ
10,20,30に分離可能に固定する場合に、コネク
タ4を後付け部品用ハーネス3の端部に設け、後付け部
品用ハーネス3をそのコネクタ4を介してキャップ1
0,20,30に固定するようにした例を示したが、後
付け部品用ハーネス3をキャップに直接固定するように
してもよい。その場合には、後付け部品用ハーネス3の
端部をキャップの裏面に適宜の固定手段により分離可能
に固定する。
【0022】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、「後付け部品用スイッチを取り付けることができる
スイッチ取付孔を有するカバーと、スイッチ取付孔を塞
ぐためのキャップとを備え、後付け部品に電気を供給す
るための後付け部品用ハーネスをカバー内に導入し、カ
バーのスイッチ取付孔をキャップで塞ぐようにした車両
の後付け部品用スイッチ取付装置において、後付け部品
用ハーネスをキャップに固定手段により分離可能に固定
するようにした」ので、本発明によれば、後付け部品用
スイッチを煩雑な作業を要することなくカバーに取り付
けることができる車両の後付け部品用スイッチ取付装置
が得られる。また、後付け部品用ハーネスをカバー内に
固定的に納める場合、従来例の装置のように後付け部品
用ハーネスをクランプで底板に固定するような作業を殊
更行わなくても、これと同等の効果を発揮することがで
きるとともに、クランプを底板に螺着するための螺子孔
付きの座のようなものを設けなくても済み、一個の技術
手段により、以上のような種々の効果を併せ発揮するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一部を破断して内部構造を示す本発明の第1具
体化例の車両の後付け部品用スイッチ取付装置の要部の
正面図である。
【図2】図1の車両の後付け部品用スイッチ取付装置の
側断面図である。
【図3】図2のA部の拡大側断面図である。
【図4】カバーのスイッチ取付孔からキャップを取り外
した状態を示す図3と同様の図である。
【図5】本発明の第2具体化例の車両の後付け部品用ス
イッチ取付装置に関する図4と同様の図である。
【図6】本発明の第3具体化例の車両の後付け部品用ス
イッチ取付装置に関する図4と同様の図である。
【図7】一部を破断して内部構造を示す従来例の車両の
後付け部品用スイッチ取付装置の要部の正面図である。
【図8】図7の車両の後付け部品用スイッチ取付装置の
側断面図である。
【符号の説明】
1 カバー 1a スイッチ取付孔 1b スピードメータの取付領域 3 後付け部品用ハーネス 4 コネクタ 5 底板 10 本発明に係るキャップ 11 シール部材 20 本発明に係るキャップ 21 係合部材 30 本発明に係るキャップ 31 バンド 32 掛け具

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 後付け部品用スイッチを取り付けること
    ができるスイッチ取付孔を有するカバーと、スイッチ取
    付孔を塞ぐためのキャップとを備え、後付け部品に電気
    を供給するための後付け部品用ハーネスをカバー内に導
    入し、カバーのスイッチ取付孔をキャップで塞ぐように
    した車両の後付け部品用スイッチ取付装置において、後
    付け部品用ハーネスをキャップに固定手段により分離可
    能に固定するようにしたことを特徴とする車両の後付け
    部品用スイッチ取付装置。
  2. 【請求項2】 後付け部品用ハーネスをキャップに固定
    手段により分離可能に固定する場合に、後付け部品用ス
    イッチを接続するためのコネクタを後付け部品用ハーネ
    スの端部に設け、後付け部品用ハーネスをそのコネクタ
    を介してキャップに固定するようにしたことを特徴とす
    る請求項1の車両の後付け部品用スイッチ取付装置。
  3. 【請求項3】 後付け部品用ハーネスをキャップに固定
    手段により分離可能に固定する場合に、後付け部品用ハ
    ーネスをキャップに直接固定するようにしたことを特徴
    とする請求項1の車両の後付け部品用スイッチ取付装
    置。
  4. 【請求項4】 固定手段が、キャップに設けられコネク
    タの穴に着脱可能に嵌合する突状部材であることを特徴
    とする請求項2の車両の後付け部品用スイッチ取付装
    置。
  5. 【請求項5】 固定手段が、コネクタとキャップとに着
    脱可能に係合することのできる係合部材であることを特
    徴とする請求項2の車両の後付け部品用スイッチ取付装
    置。
  6. 【請求項6】 固定手段が、コネクタの胴部に巻かれて
    ループ状に結合されそのループ状の結合を断つことので
    きる紐状体と、キャップに設けられループ状に結合され
    る紐状体を掛けることのできる掛け具とで構成されてい
    ることを特徴とする請求項2の車両の後付け部品用スイ
    ッチ取付装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011020615A (ja) * 2009-07-17 2011-02-03 Mitsubishi Motors Corp 車両のインストルメントパネル

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JP2011020615A (ja) * 2009-07-17 2011-02-03 Mitsubishi Motors Corp 車両のインストルメントパネル

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