JPH10329772A - 自動二輪車の電装品取付け構造 - Google Patents

自動二輪車の電装品取付け構造

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JPH10329772A
JPH10329772A JP9138792A JP13879297A JPH10329772A JP H10329772 A JPH10329772 A JP H10329772A JP 9138792 A JP9138792 A JP 9138792A JP 13879297 A JP13879297 A JP 13879297A JP H10329772 A JPH10329772 A JP H10329772A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ignition coil
tension cord
lower cover
synthetic resin
high tension
Prior art date
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Pending
Application number
JP9138792A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayuki Suzuki
孝行 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
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  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 合成樹脂製部品の車体への組付け作業性の向
上を図ると共に、該合成樹脂製部品に細長切欠きではな
く孔を形成することによりその剛性の向上を図る。 【構成】 点火プラグ7近傍の車体へ着脱自在な合成樹
脂製部品4にハイテンションコード挿通孔21を形成す
ると共に、該合成樹脂製部品にイグニッションコイル5
を固定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動二輪車の電装品
取付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】アンダーボーン型自動二輪車におけるイ
グニッションコイルは、従来、図4に示すような取付け
構造を有していた。図4のように、アンダーボーン型自
動二輪車では、前ホーク1を回動可能に支持するヘッド
パイプ2aからレッグシールド3が後方に延出し、この
レッグシールド3の前部下面にエンジン6上方に位置し
てロアカバー4を設けているものがある。レッグシール
ド3の上面はシートa先端部a1位置まで後方下がりに
傾斜しており、この先端部a1とレッグシールド3上面
との間に間隔を空けて乗員の膝周囲に広い空間3aを設
けている。
【0003】この種の自動二輪車において、イグニッシ
ョンコイル5は図4〜図6に示すように、ヘッドパイプ
2a付近のフレーム2に固定していて、その外部がレッ
グシールド3またはロアカバー4で覆われている。ま
た、イグニッションコイル5の点火電圧は、ハイテンシ
ョンコード8を介して点火プラグ7に伝導される。
【0004】イグニッションコイル5の取り付けに際し
ては、車体フレーム2におけるヘットパイプ2a近傍の
例えば左右を繋ぐブリッジ部材2bにブラケット9を介
してイグニッションコイル5を固定する。この場合、イ
グニッションコイル5には、シリンダヘッド6上面の点
火プラグ7にハイテンションコード8を介して接続す
る。このようにハイテンションコード8を接続した後、
図7に示すようにロアカバー4の中央後端部に形成した
U字形状の細長切欠き10に、図8に示すようにハイテ
ンションコード8を差し込みつつロアカバー4上面がレ
ッグシールド3下面の開口を覆うように位置合わせしな
がらロアカバー4をレッグシールド3に組み付けてい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の取付け構造
は、イグニッションコイル5をレッグシールド3又は車
体フレーム2内部へ固定する構造であるため、イグニッ
ションコイル5を取付ける場合のみならずイグニッショ
ンコイル5の取付け後においても、レッグシールド3内
部の部品等のメンテナンス等のためロアカバー4を取り
外すことがあるが、その組付けの度にハイテンションコ
ード8をロアカバー4の細長切欠き10に差し込みつつ
ロアカバー4の位置合わせをしなければならず作業性が
悪かった。また、ロアカバー4の細長切欠き10は一端
部が開口する細長U字形状であるため、ここを中心とし
て左右に破断し易く剛性に問題があった。
【0006】本発明は、合成樹脂製部品の車体への組付
け作業性の向上を図ると共に、その剛性の向上を図るこ
とができる自動二輪車の電装品取付け構造を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、エン
ジンシリンダーヘッドに取り付けられた点火プラグに、
該イグニッションコイルからの点火電圧をハイテンショ
ンコードを介して伝導する自動二輪車であって、車体の
点火プラグ近傍位置に着脱可能に合成樹脂製部品を設
け、該合成樹脂部品に前記ハイテンションコードを挿通
用の貫通孔を形成すると共に、該合成樹脂製部品に前記
イグニッションコイルを固定しかつハイテンションコー
ドを前記貫通孔に挿通したことを特徴とする自動二輪車
の電装品取付け構造である。
【0008】請求項1記載の発明によれば、イグニッシ
ョンコイルを車体ではなく合成樹脂製部品に固定するこ
とにより、合成樹脂製部品の車体への組付け作業性の向
上を図れると共に、該合成樹脂製部品に細長切欠きでは
なく貫通孔(円形、長円形、角形などを含み、剛性樹脂
部品の縁部に開放する切り欠きなどは含まないものであ
る。)を形成することによりその剛性の向上を図ること
ができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。なお、上記従来例と同様部分
については同一符号を使用する。図1〜図3に示すよう
に、レッグシールド3に組み付けられる合成樹脂部品か
らなるロアカバー4は、平面視矩形あるいは多角形形状
で周縁を斜めの壁状に立設した概略深皿形状であって、
該周縁の壁状部のうち略三角形形状の左右両側面4a、
4aを有すると共に、左右両側面4a、4aの斜辺4a
1、4a1間が上開きで開放しレッグシールド3への取
付面としている。
【0010】また、前記左右両側面4a、4aの底辺4
a2、4a2間には第1底面4bを形成し、さらに左右
両側面4aの側辺4a3、4a3間には第2底面4c
(前記深皿形状の底に該当する)を形成する。そして第
1底面4bにはハイテンションコード8を挿通させるハ
イテンションコード挿通孔(貫通孔)21を穿設する。
この場合、挿通孔21の形状として適宜形状を採用でき
る(多角形形状あるいは円形形状)が、ロアカバー4の
剛性を向上させる観点から長円(長孔)ではなく円(丸
孔)であることが好ましい。
【0011】また第2底面4cには、上下方向に延びる
リブ22を形成すると共に、イグニッションコイル5を
タッピングネジ23で固定させるための取付ボス24を
リブ22を貫通させて突設する。リブ22はイグニッシ
ョンコイル5を安定させるためのものである。また、イ
グニッションコイル5には、タッピングネジ23を通す
リブ5aを左右に突出して形成する。
【0012】次に、ロアカバー4をレッグシールド3に
取り付ける手順について説明する。まずイグニッション
コイル5をハイテンションコード挿通孔21に通してリ
ブ22上へ載置させ、タッピングネジ23で取付ボス2
4に固定する。次いでハイテンションコード挿通孔21
から外部へ延出するハイテンションコード8の端部を点
火プラグ7のプラグキャップ7aに接続した後、車体フ
レームに組み付けられたハーネスのイグニッションコイ
ル用コード25先端のカプラ26を、イグニッションコ
イル5の端子5bに差し込み、最後にロアカバー4をレ
ッグシールド3に組み付ける。なお、ロアカバー4は車
体フレームに組み付けることも可能である。
【0013】上記の実施形態によれば、イグニッション
コイル5を、車体フレーム2ではなくロアカバー4に固
定するために、イグニッションコイル5の点検、交換や
その他のメンテナンス作業に際して、ロアカバー4と共
にイグニッションコイル5を着脱できるため、従来のよ
うに、ロアカバー4を着脱する度にハイテンションコー
ド8をロアカバー4の切欠きに差し込む必要がなく、し
たがって、組付け作業性が向上する。
【0014】また、ハイテンションコード8を通す箇所
を前記図7に示すような切り欠きではなく、図3に示す
ような丸孔の挿通孔21とするため、ロアカバー4の剛
性が向上し、外観品質も向上する。また、イグニッショ
ンコイル5の取付け位置の自由度が向上する。すなわ
ち、フレームの適当な位置にイグニッションコイル取り
付け用ブラケットを配設できない場合、または、取り付
け得るとしてもイグニッションコイルがプラグから遠く
離れてしまう場合に、ロアカバー4への取付けでこれら
の問題を解消できる。
【0015】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、イグニッション
コイルを、従来のようにレッグシールド等の車体ではな
くロアカバー等の合成樹脂製部品に固定するため、合成
樹脂製部品の着脱の度にハイテンションコードを合成樹
脂部品の切欠きに差し込む必要がなく、したがって合成
樹脂製部品の車体への組付け作業性が向上する。また、
合成樹脂製部品には細長切欠きではなく孔を形成するた
め、その剛性が向上する。
【0016】さらに、従来のようにイグニッションコイ
ルを車体に組み付ける場合には、コイル取付ブラケット
の配設に適当な位置を選定する必要が生ずると共に、適
当な位置でも点火プラグから離れた位置ではハイテンシ
ョンコードが長くなることからイグニッションコイルの
取付位置が制約を受けるが、本発明では合成樹脂製部品
に取り付けるため、上記のような制約を受けずイグニッ
ションコイルの取付位置の自由度が増大する。
【0017】さらに、従来のように車体にイグニッショ
ンコイル取付用ブラケットを設けることなく、イグニッ
ションコイルを形状成形の自由度が大きい合成樹脂部品
に固定するためコスト削減が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動二輪車の電装品取付構造の要
部を示す側面図である。
【図2】同じく、要部を示す略示図である。
【図3】ロアカバーへのイグニッションコイル取付け説
明図である。
【図4】従来例の自動二輪車の全体側面図である。
【図5】同じく、イグニッションコイル取付ブラケット
の位置を示す側面図である。
【図6】同じく、図5のA部の拡大詳細図である。
【図7】同じく、ロアカバーの展開図の一部である。
【図8】同じく、ロアカバー切欠きへのハイテンション
コードの差し込み状態を示す側面図である。
【符号の説明】
4 合成樹脂製部品(ロアカバー) 5 イグニッションコイル 7 点火プラグ 21 ハイテンションコード挿通孔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンシリンダーヘッドに取り付けら
    れた点火プラグに、該イグニッションコイルからの点火
    電圧をハイテンションコードを介して伝導する自動二輪
    車であって、車体の点火プラグ近傍位置に着脱可能に合
    成樹脂製部品を設け、該合成樹脂部品に前記ハイテンシ
    ョンコードを挿通用の貫通孔を形成すると共に、該合成
    樹脂製部品に前記イグニッションコイルを固定しかつハ
    イテンションコードを前記貫通孔に挿通したことを特徴
    とする自動二輪車の電装品取付け構造。
JP9138792A 1997-05-28 1997-05-28 自動二輪車の電装品取付け構造 Pending JPH10329772A (ja)

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ID=15230333

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JP (1) JPH10329772A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009179268A (ja) * 2008-01-31 2009-08-13 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車
WO2018167647A1 (en) * 2017-03-14 2018-09-20 Tvs Motor Company Limited Frame structure for a motorcycle

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US7931109B2 (en) 2008-01-31 2011-04-26 Honda Motor Co., Ltd. Arrangement of ignition coils and coil-holding structure in a motorcycle, and motorcycle including same
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