JP2004260466A

JP2004260466A - リモコン用取付装置

Info

Publication number: JP2004260466A
Application number: JP2003048028A
Authority: JP
Inventors: Sumihito Watanabe; 純人渡邊; Yasuhiro Akeda; 安泰明田
Original assignee: Fujitsu General Ltd
Current assignee: Fujitsu General Ltd
Priority date: 2003-02-25
Filing date: 2003-02-25
Publication date: 2004-09-16

Abstract

【課題】着脱自在とすることにより個人施設内での使用を可能とし、着脱禁止とすることにより公共施設内での使用を可能とすることができ、しかも、コスト的に有利なリモコン用取付装置を提供する。
【解決手段】上ケースと下ケースとの繋ぎ目に溝を備えたリモコン本体と、壁や柱にネジ止めするための第１取付孔５を備えた背面板１の下部に前記リモコン本体の下部を支持する受け部２を備え、上部両側に前記リモコン本体の側部を挟持する支持腕３を備えたリモコン用取付具とからなるリモコン用取付装置において、前記背面板１の上端部に、前記リモコン本体の上部を挟持する挟持部（４、４ａ、４ｂ、４ｃ）を切離可能に設けてなるリモコン用取付装置としている。
【選択図】図１

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、リモコン用取付装置に係わり、特に個人施設内または公共施設内の何れかに設置される空気調和機のリモコン用取付装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来のリモコン用取付装置は、リモコン１を上方向にスライドさせて取り外し自在に保持するリモコンホルダ２を壁面３に固設し、このリモコンホルダ２の上側にリモコン１の取り外しを阻止するリモコンストッパ４を手動で着脱自在に設けることにより、通常使用時にはリモコンが外れにくい一方、リモコンを外す必要のあるときには、工具を用いずに手動操作によってリモコンを取り外すことができるリモコンの保持構造としている（例えば、特許文献１参照。）。
しかし、この構成では、前記リモコン１の取り外しを禁止する前記リモコンストッパ４を前記リモコンホルダ２とは別体に形成しなければならず、コスト的に不利である。
また、前記リモコンストッパ４が手動で着脱自在のため、個人使用を目的とした機器を遠隔操作するためのリモコンの取付具としては問題ないが、公共の場での使用には不向きである。
また、ワイヤレスリモコン用取付装置本体１、ワイヤレスリモコン本体を保持するための突起３を有する受け部４、同じく突起６を有する一対の支持腕５、及び突起３、突起６を操作するための操作部９により構成し、前記操作部９を外すことにより、ワイヤレスリモコンの取付具からの取りはずしを禁止することができ、ワイヤレスリモコンの紛失等を防止でき、また、前記操作部９を取付けることにより上記禁止の解除が容易に行えるワイヤレスリモコンの取付具としている（例えば、特許文献２参照。）。
しかし、この構成では、前記操作部９を外すことによりワイヤレスリモコンの取付具からの取りはずしを禁止するため、個人施設内または公共施設内の何れでも使用が可能であるが、前記操作部９がワイヤレスリモコンの取付具とは別体に形成しなければならず、コスト的に不利であった。
【０００３】
【特許文献１】
特開平１１−２２０２２６号公報（第２−４頁、第１図）
【特許文献２】
特開平７−２９８３７８号公報（第２−３頁、第１図）
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は以上述べた問題点を解決し、着脱自在とすることにより個人施設内での使用を可能とし、着脱禁止とすることにより公共施設内での使用を可能とすることができ、しかも、コスト的に有利なリモコン用取付装置を提供することを目的としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
本発明は上述の課題を解決するため、上ケースと下ケースとの繋ぎ目に溝を備えたリモコン本体と、壁や柱にネジ止めするための第１取付孔を備えた背面板の下部に前記リモコン本体の下部を支持する受け部を備え、上部両側に前記リモコン本体の側部を挟持する支持腕を備えたリモコン用取付具とからなるリモコン用取付装置において、
前記背面板の上端部に、前記リモコン本体の上部を挟持する挟持部を切離可能に設けてなる構成となっている。
【０００６】
また、前記背面板に円形状の段差部を設け、同段差部に前記第１取付孔を形成してなる構成となっている。
【０００７】
また、前記支持腕の先端内側に、前記溝に係止する爪を設けてなる構成となっている。
【０００８】
また、前記挟持部を複数設けてなる構成となっている。
【０００９】
また、前記挟持部に、前記背面板の上端から上方に延出する支柱の上端に、先端下部に前記溝に係止する爪を備えた支持部を設けてなる構成となっている。
【００１０】
また、前記支柱が、前記背面板の上端から薄肉部を介して切離可能に延出されてなる構成となっている。
【００１１】
また、前記支柱が、前記背面板の上端からミシン目を介して切離可能に延出されてなる構成となっている。
【００１２】
更に、前記支柱に、第２取付孔を設けてなる構成となっている。
【００１３】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明によるリモコン用取付装置を詳細に説明する。
図１は本発明によるリモコン用取付装置の一実施例を示す斜視図、図２は同平面図で、（ａ）は正面図、（ｂ）は側面図、図３は図１および図２に示す２本の支柱３を切り欠いた図で、（ａ）は切り欠く部分を説明するための図２（ａ）の要部拡大図、（ｂ）は斜視図、（ｃ）は上面図、（ｄ）は正面図、（ｅ）は側面図である。
図１および図２に示すように、空気調和機等の電子機器を遠隔操作するワイヤレスリモコンと、これを壁や柱に取付けるリモコン用取付具とでなるリモコン用取付装置の前記リモコン用取付具は、背面板１の下部に図示しないリモコン本体の下部を支持する受け部２と、上部両側に図示しないリモコン本体の側部を支持する支持腕３と、上端部に前記図示しないリモコン本体の上部を支持する支持部４ｂと、これを夫々備える２本の支柱４とでなり、前記受け部２と共に前記図示しないリモコン本体を挟持する挟持部を設けた構成となっている。
【００１４】
前記背面板１の左右の中央部には壁や柱に取付けるための図示しない取付ネジの頭を同背面板１と面一にするための段差部５を備える上下２つの第１取付孔６が形成されている。
この２つの第１取付孔６から図示しない取付ネジを壁や柱に螺着して固定する。
また、前記背面板１の前記受け部２の背面に抜き２ａを設けて、原料である樹脂を節減している。
前記支持腕３の先端内側には、前記図示しないリモコン本体両側部の上ケースと下ケースとの繋ぎ目に備える溝に引っ掛ける爪３ａが夫々設けられている。
【００１５】
前記２本の支柱４の上部には図示しない取付ネジで壁や柱に固定するための第２取付孔４ａが設けられており、前記支持部４ｂの先端下部には、前記図示しないリモコン本体上部の上ケースと下ケースとの繋ぎ目に備える溝に引っ掛ける爪４ｃが設けられている。
また、前記背面板１と前記２本の支柱４との境界に薄肉部７を夫々設け、必要に応じて、図３に示すように、前記薄肉部７から前記２本の支柱４を切離できるようになっている。
なお、本実施例においては、前記２本の支柱４との境界に薄肉部７を夫々設け、切離可能としたが、この薄肉部７をミシン目として切離可能としてもよい。
【００１６】
以上の構成において、次にリモコンの取付手順を説明する。
図４はリモコン本体１０を上記リモコン用取付具に取り外しができないように取付ける方法を説明する説明図である。
まず、図１に示すように、前記２本の支柱４の付いたリモコン用取付具を、その第１取付孔５から図示しない取付ネジを螺合して壁や柱に固定する。
次に、図４（ａ）に示すリモコン本体１０の下部を、同図４（ｂ）に示すように、前記リモコン用取付具の受け部２に載せ、つぎに、同図４（ｃ）に示すように、前記リモコン本体１０の上部の上ケースと下ケースとの繋ぎ目に備える溝に前記支持腕３の爪３ａおよび、前記２本の支柱４の支持部４ｂの爪４ｃを引っ掛けて固定する。
次に、前記２本の支柱４に備える第２取付孔４ａから図示しない取付ネジを壁や柱に螺着して、支持部４ｂが上方に反らないように固定する。
これにより、前記リモコン本体１０の下部、両側部および、上部が、受け部２、両側の爪３ａおよび、爪４ｃに夫々支持されて、リモコン用取付具に固定される。
このように、前記リモコン本体１０の下部と両側部とをリモコン用取付具に固定すると共に、上部の２箇所をリモコン用取付具に固定するので、リモコン本体１０を簡単に外すことができない。
即ち、前記リモコン本体１０をリモコン用取付具から外すには、前記２本の支柱４の第２取付孔４ａに夫々螺着した図示しない取付ネジを外して、前記支持部４ｂを夫々上方に反らすことにより、爪４ｃを溝から外し、さらに、前記支持腕３を外側に反らすことにより、爪３ａを溝から外さなければならない。
【００１７】
また、図５はリモコン本体１０を、図３に示すように、前記２本の支柱４を前記薄肉部７から切離したリモコン用取付具に着脱可能に取付ける方法を説明する説明図である。
まず、図３に示すように、前記２本の支柱４を切離したリモコン用取付具を、その第１取付孔５から図示しない取付ネジを螺合して壁や柱に固定する。
次に、図５（ａ）に示すリモコン本体１０の下部を、同図５（ｂ）に示すように、前記２本の支柱４を切り掻いた前記リモコン用取付具の受け部２に載せ、次に、同図５（ｃ）に示すように、前記リモコン本体１０の上部の上ケースと下ケースとの繋ぎ目に備える溝に前記２本の支柱４の支持部４ｂの爪４ｃを引っ掛けて固定する。
これにより、前記リモコン本体１０の下部および、両側部が、受け部２および、両側の爪３ａに夫々支持されて、リモコン用取付具に固定される。
このように、前記リモコン本体１０の上部がリモコン用取付具に固定されないので、前記リモコン本体１０を上方に引き上げることにより、取り外すことができる。
【００１８】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によるリモコン用取付装置によれば、複数の支柱の付いたリモコン用取付具を、第１取付孔から取付ネジを螺合して壁や柱に固定し、このリモコン用取付具にリモコン本体を支持固定したのち、第２取付孔から取付ネジを壁や柱に螺合することにより、簡単には取り外しができなくなるので、公共施設等、不特定多数の人が出入りする場所に使用しても、盗難や悪戯による紛失を防止することができる。
また、２本の支柱を切離したリモコン用取付具を、第１取付孔から取付ネジを螺合して壁や柱に固定し、このリモコン用取付具にリモコン本体を支持固定することによりリモコン本体が着脱可能に取付けられるので、不特定多数の人が出入りしない、個人施設内での使用に便利である。
また、受け部、先端に爪を備える支持腕および、先端に爪を備える支持部を形成した支柱が背面板と一体に形成されるので、コスト的にも有利な構成とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明によるリモコン用取付装置の一実施例を示す斜視図である。
【図２】本発明によるリモコン用取付装置の一実施例を示す平面図で、（ａ）は正面図、（ｂ）は側面図である。
【図３】本発明によるリモコン用取付装置の一実施例を示し、図１および図２に示す２本の支柱３を切離した図で、（ａ）は切離する部分を説明するための図２（ａ）の要部拡大図、（ｂ）は斜視図、（ｃ）は上面図、（ｄ）は正面図、（ｅ）は側面図である。
【図４】リモコン本体１０をリモコン用取付具に取り外しができないように取付ける方法を説明する説明図である。
【図５】リモコン本体１０をリモコン用取付具に着脱可能に取付ける方法を説明する説明図である。
【符号の説明】
１背面板
２受け部
２ａ抜き
３支持腕
３ａ爪
４支柱
４ａ第２取付孔
４ｂ支持部
４ｃ爪
５段差部
６第１取付孔
７薄肉部（ミシン目）
１０リモコン本体

Claims

上ケースと下ケースとの繋ぎ目に溝を備えたリモコン本体と、壁や柱にネジ止めするための第１取付孔を備えた背面板の下部に前記リモコン本体の下部を支持する受け部を備え、上部両側に前記リモコン本体の側部を挟持する支持腕を備えたリモコン用取付具とからなるリモコン用取付装置において、前記背面板の上端部に、前記リモコン本体の上部を挟持する挟持部を切離可能に設けてなることを特徴とするリモコン用取付装置。
前記背面板に円形状の段差部を設け、同段差部に前記第１取付孔を形成してなることを特徴とする請求項１記載のリモコン用取付装置。
前記支持腕の先端内側に、前記溝に係止する爪を設けてなることを特徴とする請求項１記載のリモコン用取付装置。
前記挟持部を複数設けてなることを特徴とする請求項１記載のリモコン用取付装置。
前記挟持部に、前記背面板の上端から上方に延出する支柱の上端に、先端下部に前記溝に係止する爪を備えた支持部を設けてなることを特徴とする請求項１記載のリモコン用取付装置。
前記支柱が、前記背面板の上端から薄肉部を介して切離可能に延出されてなることを特徴とする請求項５記載のリモコン用取付装置。
前記支柱が、前記背面板の上端からミシン目を介して切離可能に延出されてなることを特徴とする請求項５記載のリモコン用取付装置。
前記支柱に、第２取付孔を設けてなることを特徴とする請求項５記載のリモコン用取付装置。