JP3733779B2 - 局部洗浄装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、局部洗浄装置に関し、詳しくは例えば電源コードがバスルームやトイレルーム等の壁面に嵌め込み固定されている局部洗浄装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般家庭のトイレなどで使用されるものでは、電源コードの電源側はコンセントのプラグ形式であるが、一方、ホテル等のユニットバスルームに設置されるものでは、湿気の多い環境で使用されるために漏電、感電等の危険性があり、これをなくすために電気回路の電源コードをユニットバスルーム外部に引き出すための外部電源ボックスをバスルーム壁面に設置してある。その一例として、図11、図12に示すように、便蓋30を備えた便座31の本体ケース2内に電気回路が内蔵され、この電気回路に接続される電源コード5の一端に設けたコードブッシュ部を本体ケース3の背後に固定し、電源コード5の他端を図13、図14に示す壁面23に固定した外部電源ボックス6を介して電源ケーブル24の電源線25及びアース線26に接続している。このように外部から電源やアースをとることによって電気的なトラブルが発生しないように考慮している。
【0003】
また、従来では、外部電源ボックス6をユニットバス等の壁面23に嵌め込み固定するにあたっては、先ず、壁面23に穴をあけ、その穴にボックス本体6aをネジ止めし、ボックスカバー6bを被せる。このとき、ボックス本体6aと壁面23との間、及びボックス本体6aとボックスカバー6bとの間にはシリコンなどのコーキング材25を塗布して、防水、防湿対策を施している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、温水洗浄便座2が故障し、本体ケース3ごと交換する事態が発生した場合には、従来では電源コード5に接続された外部電源ボックス6をユニットバスルーム等の壁面23から取り外すようにしているが、このとき、外部電源ボックス6はシリコン等で壁面23に一体固着化されているため、外部電源ボックス6の取り外しに手間と時間がかかり、速やかに本体ケース3を取り外すことができないという問題があった。また、一度外部電源ボックス6を取り外してしまうと、再度取り付ける時にも手間と時間がかかるという問題もあった。
【0005】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、温水洗浄便座の交換の際に外部電源ボックスを壁面から取り外すことなく、本体ケースのみを容易に取り外せるようにした局部洗浄装置を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明は、温水洗浄便座2の本体ケース3内に電気回路が内蔵され、この電気回路に接続される電源コード5を本体ケース3外部に引き出して外部電源ボックス6に接続してなる局部洗浄装置において、電源コード5の本体ケース3への固定箇所近傍に電源コード蓋4が着脱可能に取り付けられると共に、電源コード蓋4の内側には電源コード5と電気回路とを着脱可能に接続するためのコネクタ部7が収納されており、電源コード蓋4を本体ケース3から取り外した状態ではコネクタ部7を本体ケース3外部まで引き出し可能としたことを特徴としており、このように構成することで、温水洗浄便座2が故障し、本体ケース3ごと交換する事態が発生した場合には、電源コード蓋4を本体ケース3から取り外し、コネクタ部7を本体ケース3外部に引き出すことによって、本体ケース3外部で電源コード5と電気回路とをコネクタ部7で切り離すことができ、本体ケース3を速やかに且つ容易に取り外すことができるようになる。
【0007】
また上記電源コード蓋4は本体ケース3の外側から被せられて取り付けられて成るのが好ましく、このように構成することで、本体ケース3の外部から電源コード蓋4の取り付けを簡単に行うことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明すると、局部洗浄装置1は、図1に示すように、温水洗浄便座2の本体ケース3内に温水洗浄要素等を駆動制御するための電気回路が内蔵され、この電気回路に接続される電源コード5を本体ケース3外部に引き出して外部電源ボックス6(図14参照)に接続するようにしている。ここまでは従来例と同様である。本実施形態では、図2に示すように、温水洗浄便座2の本体ケース3は、本体上ケース8と本体下ケース9とで構成されており、本体上ケース8の背面下部に下方に開口した略U字状の配線用開口部10が切り欠き形成され、本体下ケース9の上記配線用開口部10に対応する位置には、電源コード5のコードブッシュ部11が着脱可能に取り付けられる取り付け凹所12が設けられている。取り付け凹所12は、図3に示すように、上下方向と後方とにそれぞれ開放された平面視略コ字状に形成されており、左右両側にコードブッシュ部11に設けた凹部14に挿嵌される凸部13が突設されている。コードブッシュ部11を取り付け凹所12の後方から差し込んだときに凹部14に凸部13がスライド嵌合することで、コードブッシュ部11が取り付け凹所12に対して保持されるようになり、またこのとき電源コード5は取り付け凹所12の下方から本体下ケース9の下方に引き出されるようになっている。
【0009】
本体上ケース8の配線用開口部10には、図1に示すように、電源コード蓋4が着脱可能に取り付けられている。本例では電源コード蓋4は下方に開口した逆略U字状の配線穴4aを有しており、この電源コード蓋4を本体ケース3の配線用開口部10の外側から被せて、ネジ30を用いて本体上ケース8に固定されるようになっている。この電源コード蓋4によってコードブッシュ部11を背後から覆うことができると共に、コードブッシュ部11が取り付け凹所12から離脱するのを電源コード蓋4にて防止できるようになっている。なお電源コード蓋4の取り付け方法はネジ止めに限定されるものではない。
【0010】
電源コード蓋4の内側には、本体ケース3内部の電気回路と電源コード5とを着脱可能に接続するためのコネクタ部7が収納されている。本例では、コネクタ部7は本体下ケース9に設けた取り付け凹所12よりも上方位置に収納されている。コネクタ部7は、図4、図5に示すように、電気回路に配線される内部電源線15と電源コード5の外部電源線16とを着脱可能に接続する電源線コネクタ20と、電気回路に配線される内部アース線17と電源コード5の外部アース線18とを着脱可能に接続するアース線コネクタ19とからなる。ここで内部電源線15及び内部アース線17は、電源コード蓋4を本体ケース3から取り外し且つコードブッシュ部11を取り付け凹所12から取り外した状態で、電源線コネクタ20とアース線コネクタ19とを本体ケース3外部まで引き出すことができるような長さを有している。
【0011】
しかして、温水洗浄便座2が故障し、本体ケース3ごと交換する事態が発生した場合には、電源コード蓋4のネジ30を取り外して本体ケース3から電源コード蓋4を取り外す。その後、電源コード5のコードブッシュ部11を図3の矢印A方向に引き出して取り付け凹所12から取り外し、さらに図4に示すように、コネクタ部7を本体ケース3外部に引き出し、その後図5に示すように、電源線コネクタ20とアース線コネクタ19とをそれぞれ外して、電源コード5と電気回路とを各コネクタ19,20でそれぞれ切り離す。これにより、本体ケース3を速やかに且つ容易に取り外すことができるので、従来のように外部電源ボックス6を壁面から取り外したりする必要がなく、外部電源ボックス6の取り外し、取り付けにかかる手間と時間を省略でき、温水洗浄便座2の交換を容易に行うことができる。さらに、電源コード蓋4を本体ケース3の配線用開口部10の外側から被せて取り付けるようにしたので、本体ケース3への電源コード蓋4の取り付けを簡単に行うことができるという利点もある。
【0012】
図6〜図10は他の実施形態を示している。本例も上記図1〜図5の例と基本的には同じであり、異なる点だけを述べる。図1〜図5のように電源コード蓋4を本体上ケース8の外側から被せて取り付けた場合にあっては、例えば図9に示すように、電源コード蓋4の外面4aと本体上ケース8の外面8aとの間に段差が生じる可能性がある。そこで、本例では図7、図8に示すように、本体上ケース8の配線用開口部10の内面両側から内方に向かってフランジ状の押さえ部21をそれぞれ突設させ、一方、電源コード蓋4の内面両側には上記押さえ部21に嵌合する段付き部22を設けてある。電源コード蓋4を配線用開口部10に嵌め込んだときに押さえ部21に段付き部22が当たり、図6に示すように、ネジ30で電源コード蓋4を固定したときに、電源コード蓋4が本体上ケース8の両側の押さえ部21を押さえることによって、図9に示すような段差が発生するのを防止できる。これにより、図10に示すように、電源コード蓋4の外面4aと本体上ケース8の外面8aとが面一状となり外観が向上する。
【0013】
【発明の効果】
上記のように本発明のうち請求項1記載の発明は、温水洗浄便座の本体ケース内に電気回路が内蔵され、この電気回路に接続される電源コードを本体ケース外部に引き出して外部電源ボックスに接続してなる局部洗浄装置において、電源コードの本体ケースへの固定箇所近傍に電源コード蓋が着脱可能に取り付けられると共に、電源コード蓋の内側には電源コードと電気回路とを着脱可能に接続するためのコネクタ部が収納されており、電源コード蓋を本体ケースから取り外した状態ではコネクタ部を本体ケース外部まで引き出し可能としてなるので、温水洗浄便座が故障し、本体ケースごと交換する事態が発生した場合には、電源コード蓋を本体ケースから取り外し、コネクタ部を本体ケース外部に引き出すことによって、本体ケース外部で電源コードと電気回路とをコネクタ部で切り離すことができる。従って、本体ケースを速やかに且つ容易に取り外すことができるので、従来のように外部電源ボックスを壁面から取り外したりする必要がなく、外部電源ボックスの取り外し、取り付けにかかる手間と時間を省略でき、温水洗浄便座の交換を容易に行うことができる。
【0014】
また請求項2記載の発明は、請求項1記載の効果に加えて、電源コード蓋は本体ケースの外側から被せられて取り付けられて成るので、本体ケースの外部から電源コード蓋の取り付けを簡単に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の一例を示す斜視図である。
【図2】同上の電源コード蓋を取り外した状態の斜視図である。
【図3】同上の取り付け凹所からコードブッシュ部を取り外す場合の斜視図である。
【図4】同上のコネクタ部を引き出した状態の斜視図である。
【図5】同上のコネクタ部を切り離した状態の斜視図である。
【図6】他の実施形態の斜視図である。
【図7】同上の電源コード蓋を取り外した状態の斜視図である。
【図8】同上の電源コード蓋の斜視図である。
【図9】本体上ケースの外面と電源コード蓋の外面との段差を説明する断面図である。
【図10】図6のZ−Z線断面図である。
【図11】従来の斜視図である。
【図12】同上の温水洗浄便座を背後から見た斜視図である。
【図13】外部電源ボックスの分解図である。
【図14】(a)は外部電源ボックスの斜視図、(b)は断面図である。
【符号の説明】
1 局部洗浄装置
2 温水洗浄便座
3 本体ケース
4 電源コード蓋
5 電源コード
6 外部電源ボックス
7 コネクタ部

Claims (2)

  1. 温水洗浄便座の本体ケース内に電気回路が内蔵され、この電気回路に接続される電源コードを本体ケース外部に引き出して外部電源ボックスに接続してなる局部洗浄装置において、電源コードの本体ケースへの固定箇所近傍に電源コード蓋が着脱可能に取り付けられると共に、電源コード蓋の内側には電源コードと電気回路とを着脱可能に接続するためのコネクタ部が収納されており、電源コード蓋を本体ケースから取り外した状態ではコネクタ部を本体ケース外部まで引き出し可能としてなることを特徴とする局部洗浄装置。
  2. 電源コード蓋は本体ケースの外側から被せられて取り付けられて成ることを特徴とする請求項1記載の局部洗浄装置。
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