JPH1130090A - トンネル掘削機 - Google Patents

トンネル掘削機

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JPH1130090A
JPH1130090A JP18798297A JP18798297A JPH1130090A JP H1130090 A JPH1130090 A JP H1130090A JP 18798297 A JP18798297 A JP 18798297A JP 18798297 A JP18798297 A JP 18798297A JP H1130090 A JPH1130090 A JP H1130090A
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JP
Japan
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tunnel
excavator
structures
excavator body
cutters
Prior art date
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Pending
Application number
JP18798297A
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English (en)
Inventor
Kiyomi Sasaki
清美 佐々木
Toshimi Ino
敏美 伊野
Toshihiko Bessho
俊彦 別所
Fumio Unosawa
史生 宇野沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taisei Corp
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Taisei Corp
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Taisei Corp, Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Taisei Corp
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Publication of JPH1130090A publication Critical patent/JPH1130090A/ja
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  • Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 トンネル掘削機において、作業コストの低減
を図ると共に掘削作業能率の向上を図る。 【解決手段】 所定間隔をもって平行に掘削形成された
一対の既設トンネル構造体T1 ,T2 の間に、摺動自在
な2つの枠体52,53からなる筒状の掘削機本体11
を位置すると共に、シールドジャッキによって移動自在
に支持し、この掘削機本体11の前端部に前方の地盤を
掘削するカッタ29,30を装着し、駆動モータ35,
36によって回転駆動可能とし、枠体52,53との間
に幅調整ジャッキ18を介装することで、掘削機本体1
1の幅を一対の既設トンネル構造体T1 ,T2 の間隔に
変化に応じて調整可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地下鉄道などのト
ンネルを掘削形成するトンネル掘削機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般的なシールド掘削機は、筒状の掘削
機本体の前部にカッタヘッドが回転自在に装着されると
共に、この掘削機本体の後部にシールドジャッキ及びセ
グメントエレクタが装着されて構成されている。従っ
て、このカッタヘッドを駆動モータによって旋回させな
がら、シールドジャッキによって掘削機本体を前進させ
ることで、前方の地盤を掘削してトンネルを掘削形成
し、セグメントエレクタによってこの掘削形成されたト
ンネルの内壁面にセグメントを組付けてトンネルを構築
することができる。
【0003】ところで、掘削形成するトンネルとして地
下鉄道などに利用されるものがある。この地下鉄道とし
て利用されるトンネルは、通常、上り線と下り線の地下
鉄が走行するための2本の平行な走行トンネルが必要で
ある。また、地下鉄道には駅が必要であり、この駅を形
成するためには、前述した所定の間隔を有して独立した
2本のトンネルを連通させ、広い空間部を形成する必要
がある。
【0004】従来、地下鉄道に利用するトンネルの掘削
方法において、上下線の地下鉄の走行部としての2本の
トンネルは、前述したシールド掘削機を2台用い、この
2台のシールド掘削機を順に稼働し、所定の間隔を有し
て独立した2本のトンネルを掘削している。そして、駅
を形成する広い空間部は、3台目のシールド掘削機によ
って独立した2本のトンネルの間を掘削している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来のトンネルの掘削方法にあって、所定の間隔を有し
て独立した2本の側部トンネルの間に、中央部トンネル
を掘削する場合、各側部トンネルと平行に中央部トンネ
ル用のシールド掘削機を掘進させる必要がある。ところ
が、既設の各側部トンネルの間隔はトンネルの長手方向
でばらつきがあり、その姿勢制御や方向制御が困難とな
ってしまうという問題がある。また、掘削後に3つのト
ンネルを連結する場合、隣接するトンネルの隙間部分に
薬液を注入して地盤改良を行ってから作業者が連結した
り、あるいは、ルーフシールド工法やメッセル工法など
を用いて機械的な防護を行いながら連結していて。とこ
ろが、このような掘削方法では、作業コストが増加する
と共に工期も長くなってしまい、作業能率が良くないと
いう問題があった。
【0006】本発明はこのような問題点を解決するもの
であって、作業コストの低減を図って掘削作業能率の向
上を図ると共に掘削姿勢や掘削方向を高精度に制御可能
としたトンネル掘削機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの請求項1の発明のトンネル掘削機は、所定間隔をも
って平行に掘削形成された一対の既設トンネル構造体の
間を掘削するトンネル掘削機において、前記一対の既設
トンネル構造体の間に位置して該既設トンネル構造体に
沿って移動自在に支持された筒状の掘削機本体と、該掘
削機本体を前進させる推進手段と、前記掘削機本体の前
端部に装着されて前方の地盤を掘削するカッタ装置とを
具え、前記掘削機本体の幅が前記一対の既設トンネル構
造体の間隔に変化に応じて調整可能とあることを特徴と
するものである。
【0008】また、請求項2の発明のトンネル掘削機に
おいて、前記掘削機本体には前記既設トンネル構造体の
外周部に係合するガイド機構が設けられたことを特徴と
するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
【0010】図1に本発明の第1実施形態に係るトンネ
ル掘削機としてのシールド掘削機の平面視、図2に本実
施形態のシールド掘削機の正面視、図3に図1のIII−I
II断面、図4に図3のIV−IV断面、図5にスキンプレー
トの幅が変更された掘削機の断面を示す。
【0011】本実施形態のトンネル掘削機において、図
1乃至図4に示すように、掘削機本体11は、断面がコ
字形状の左右の枠体12,13がシール部材14を介し
て互いに嵌合することで、ほぼ四角筒形状となるように
構成されており、各枠体12,13の両側部には側部ト
ンネル構造体T1 ,T2 の側面に接触するガイド部材1
5が装着されている。この掘削機本体11は側部トンネ
ル構造体T1 ,T2 の間隔の大きさに合わせてその幅が
調整できるようになっている。即ち、各枠体12,13
内にはそれぞれ上下一対の支持筒16,17が固定さ
れ、各支持筒16,17は互いに摺動自在に嵌合してお
り、内部に幅調整ジャッキ18が配設され、シリンダ部
が一方の枠体12に連結され、ロッド部が他方の枠体1
3に連結されている。
【0012】掘削機本体11の前部において、各枠体1
2,13にはそれぞれ左右のバルクヘッド19,20が
固定され、互いに一部分が重合することで掘削機本体1
1の内部への掘削土砂の侵入を防止している。そして、
このバルクヘッド19,20の前方には前方の地盤を掘
削するカッタ装置が装着されている。即ち、バルクヘッ
ド19,20の両側には前方に延出された上下一対の支
持フレーム21,22の基端部が固定されており、この
各支持フレーム21,22の先端部にはそれぞれ鉛直な
回転軸23,24が回転自在に支持されている。そし
て、各回転軸23,24には固定筒25,26が水平方
向両側に直線状をなしてそれぞれ固定され、この固定筒
25,26内には油圧ジャッキ27,28によってカッ
タ29,30が移動自在に装着されており、各カッタ2
9,30の先端部にはカッタビット31,32が固定さ
れいる。
【0013】この場合、回転軸23のカッタ29と回転
軸24のカッタ30とは回転時に接触しないように取付
角度が90度ずれており、且つ、中間部分に位置するカ
ッタ29とカッタ30とは上下方向にもずれて取付けら
れている。そして、各回転軸23,24にはそれぞれ従
動ギヤ33,34が固結される一方、各枠体12,13
にはそれぞれ2つの駆動モータ35,36によって回転
駆動する駆動ギヤ37,38が支持されており、この駆
動ギヤ37,38と従動ギヤ33,34とはそれぞれ多
数の連結ギヤ39,40によって駆動連結されている。
【0014】従って、駆動モータ35,36によって駆
動ギヤ37,38をそれぞれ回転駆動すると、各回転駆
動力は多数の連結ギヤ39,40を介して従動ギヤ3
3,34に伝達され、回転軸23,24を回転させる。
すると、各カッタ29,30は互いに接触しないように
図1に表した矢印方向に回転し、このとき、カッタ2
9,30の所定回転角度にて油圧ジャッキ27,28を
伸縮することで、各カッタ29,30による回転軌跡を
図1に表すように楕円形とし、多数のカッタビット3
1,32によって前方の地盤を掘削することができる。
そして、各カッタ29,30の間の隙間から掘削機本体
11の前部に掘削土砂を取り込み、図示しない排土装置
によってこの土砂を外部に排出することができる。
【0015】また、図示しないが、掘削機本体11の後
部内周面に推進手段としての複数のシールドジャッキが
並設されると共に、セグメントエレクタが設けられてい
る。更に、掘削機本体11の後部にはこの掘削機本体1
1よりも小さいテール部41が設けられており、このテ
ール部41の外周面にはセグメントSが組付けられて構
成された中央部トンネル構造体T3 との間でシールを行
うシール部材42が取付けられている。
【0016】ここで、このように構成された本実施形態
のトンネル掘削機を用いて、既設の側部トンネル構造体
1 ,T2 の間にトンネルを掘削して中央部トンネル構
造体T3 を形成するトンネル掘削方法について説明す
る。
【0017】まず、駆動モータ35,36によって駆動
ギヤ37,38、連結ギヤ39,40、従動ギヤ33,
34をを介して各回転軸23,24を回転し、各カッタ
29,30を図1にて表した矢印方向に回転すると共
に、カッタ29,30の所定回転角度にて油圧ジャッキ
27,28を伸縮することで、各カッタ29,30は楕
円形軌跡となるように回転する。これと同時に、各シー
ルドジャッキを所定ストローク伸長し、既設のセグメン
トSへの押付反力によって掘削機本体11を前進させ
る。すると、各カッタ29,30が前方の地盤に圧接さ
れ、多数のカッタビット31,32が地盤を掘削する。
【0018】そして、このカッタ29,30の地盤掘削
によって生じた掘削土砂は両者の隙間から掘削機本体1
1の前部に取り込まれ、排土装置によって外部に排出さ
れる。その後、各シールドジャッキのいずれか一つを収
縮して、既設のセグメントSとの間の空所を形成し、セ
グメントエレクタがこの空所に新しいセグメントSを装
着し、ボルト締結装置によって側部トンネル構造体
1 ,T2 と連結していく。この作動の繰り返しによっ
て連続してトンネルを掘削し、側部トンネル構造体
1 ,T2 の間に連結された中央部トンネル構造体T3
を構築していく。
【0019】また、本実施形態にあっては、側部トンネ
ル構造体T1 ,T2 の間隔に変化に応じて掘削機本体1
1の断面筒形状、即ち、幅を調整することができる。図
4に示すように、側部トンネル構造体T1 とT2 との間
隔が最小L1 であるとき、掘削機本体11の幅調整ジャ
ッキ18を収縮状態とし、各枠体12と13を接近させ
る。一方、側部トンネル構造体T1 とT2 との間隔が最
大L2 であるとき、掘削機本体11の幅調整ジャッキ1
9を伸長状態とし、各枠体12と13を離間させる。そ
して、この枠体12と13の移動に伴って各回転軸2
3,24の間隔が変化することで、カッタ29,30が
移動し、このカッタ29,30による掘削断面形状を変
えることができる。このように側部トンネル構造体
1 ,T2 の間隔に変化に応じて掘削機本体11の幅と
カッタ29,30による掘削断面形状を調整することが
でき、汎用性が高い。
【0020】図6に本発明の第2実施形態に係るトンネ
ル掘削機としてのシールド掘削機の平面視、図7に本実
施形態のシールド掘削機の正面視、図8に図6のVIII−
VIII断面を示す。
【0021】本実施形態のトンネル掘削機において、図
6乃至図8に示すように、掘削機本体51は、断面がコ
字形状の左右の枠体52,53がシール部材54を介し
て互いに嵌合することで、ほぼ四角筒形状となるように
構成されている。そして、各枠体52,53の両側部に
は側部トンネル構造体T1 ,T2 にそれぞれ嵌合するフ
ランジ部52a,53aが一体に形成され、このフラン
ジ部52a,53aにガイド機構としてのガイドローラ
55,56がそれぞれ装着されている。この各ガイドロ
ーラ55,56は側部トンネル構造体T1 ,T2 の上面
及び下面に沿って転動自在であり、図示しないばねによ
って圧接されると共に、側部トンネル構造体T1 ,T2
の上面及び下面が傾斜しても常時圧接できるように傾斜
可能となっている。
【0022】そして、この掘削機本体51は側部トンネ
ル構造体T1 ,T2 の間隔の大きさに合わせてその幅が
調整できるようになっている。即ち、各枠体52,53
内にはそれぞれ上下一対の支持筒57,58が固定さ
れ、各支持筒57,58は互いに摺動自在に嵌合してお
り、内部に幅調整ジャッキ59が配設され、シリンダ部
が一方の枠体52に連結され、ロッド部が他方の枠体5
3に連結されている。
【0023】掘削機本体51の前部において、各枠体5
2,53にはそれぞれ左右のバルクヘッド60,61が
固定され、互いに一部分が重合することで掘削機本体1
1の内部への掘削土砂の侵入を防止している。そして、
このバルクヘッド60,61の前方には前方の地盤を掘
削するカッタ装置が装着されている。即ち、バルクヘッ
ド60,61の両側には前方に延出された上下一対の支
持フレーム62,63の基端部が固定されており、この
各支持フレーム62,63の先端部にはそれぞれ鉛直な
回転軸64,65が回転自在に支持されている。そし
て、一方の回転軸64の上端部及び下端部には長軸状カ
ッタ66が水平方向両側にそれぞれ固定され、その中間
部には多数の短軸状カッタ67が水平方向両側にそれぞ
れ固定されている。また、他方の回転軸65の上端部及
び下端部には長軸状カッタ68が水平方向両側にそれぞ
れ固定され、その中間部には多数の短軸状カッタ69が
それぞれ固定されている。なお、各カッタ66,67,
68,69の先端部にはカッタビット70が固定されい
る。
【0024】この場合、回転軸64のカッタ66,67
と回転軸65のカッタ68,69とは回転時に接触しな
いように取付角度が90度ずれており、且つ、カッタ6
7とカッタ69とは上下方向にもずれて取付けられてい
る。そして、各回転軸64,65にはそれぞれ従動ギヤ
71,72が固結される一方、各枠体52,53にはそ
れぞれ2つの駆動モータ73,74によって回転駆動す
る駆動ギヤ75,76が支持されており、この駆動ギヤ
75,76と従動ギヤ73,74とはそれぞれ多数の連
結ギヤ77,78によって駆動連結されている。
【0025】従って、駆動モータ73,74によって駆
動ギヤ75,76をそれぞれ回転駆動すると、各回転駆
動力は多数の連結ギヤ77,78を介して従動ギヤ7
3,74に伝達され、回転軸64,65を回転させる。
すると、各カッタ66,67と68,69は互いに接触
しないように図6に表した矢印方向に回転し、多数のカ
ッタビット70によって前方の地盤を掘削することがで
きる。そして、各カッタ66,67,68,69の間の
隙間から掘削機本体51の前部に掘削土砂を取り込み、
図示しない排土装置によってこの土砂を外部に排出する
ことができる。
【0026】また、図示しないが、前述の実施形態と同
様に、掘削機本体51の後部内周面に推進手段としての
複数のシールドジャッキが並設されると共に、セグメン
トエレクタが設けられている。更に、掘削機本体51の
後部にはこの掘削機本体51と各トンネル構造体T1
2 ,T3 との間をシールする図示しない環状のシール
部材が装着されている。
【0027】ここで、このように構成された本実施形態
のトンネル掘削機を用いて、既設の側部トンネル構造体
1 ,T2 の間にトンネルを掘削して中央部トンネル構
造体T3 を形成するトンネル掘削方法について説明す
る。
【0028】まず、駆動モータ73,74によって駆動
ギヤ75,76、連結ギヤ77,78、従動ギヤ71,
72をを介して各回転軸64,65を回転し、各カッタ
66,67,68,69を図6にて表した矢印方向に回
転する。これと同時に、各シールドジャッキを所定スト
ローク伸長し、既設のセグメントSへの押付反力によっ
て掘削機本体51を前進させる。すると、各カッタ6
6,67,68,69が前方の地盤に圧接され、多数の
カッタビット70が地盤を掘削する。
【0029】そして、このカッタ66,67,68,6
9の地盤掘削によって生じた掘削土砂は両者の隙間から
掘削機本体51の前部に取り込まれ、排土装置によって
外部に排出される。その後、各シールドジャッキのいず
れか一つを収縮して、既設のセグメントSとの間の空所
を形成し、セグメントエレクタがこの空所に新しいセグ
メントを装着し、ボルト締結装置によって側部トンネル
構造体T1 ,T2 と連結していく。この作動の繰り返し
によって連続してトンネルを掘削し、側部トンネル構造
体T1 ,T2 の間に中央部トンネル構造体を構築してい
く。
【0030】このとき、掘削機本体11は各ガイドロー
ラ55,56が側部トンネル構造体T1 ,T2 の上面及
び下面に沿って転動しながら掘進することとなり、この
側部トンネル構造体T1 ,T2 の間に平行な中央部トン
ネルを掘削することができる。
【0031】また、本実施形態にあっては、図8に示す
ように、側部トンネル構造体T1 ,T2 の間隔に変化に
応じて掘削機本体51の断面筒形状、即ち、幅Lを調整
することができる。即ち、側部トンネル構造体T1 とT
2 との間隔に合わせて、幅調整ジャッキ59を収縮、伸
長状態とすることで、各枠体52と53を接近離間さ
せ、その幅を調整できる。そして、この枠体52と53
の移動に伴って各回転軸63,64の間隔が変化するこ
とで、カッタ66,67,68,69が移動し、このカ
ッタ66,67,68,69による掘削断面形状を変え
ることができる。このように側部トンネル構造体T1
2 の間隔に変化に応じて掘削機本体51の幅とカッタ
66,67,68,69による掘削断面形状を調整する
ことができ、汎用性が高い。
【0032】
【発明の効果】以上、実施形態において詳細に説明した
ように請求項1の発明のトンネル掘削機によれば、所定
間隔をもって平行に掘削形成された一対の既設トンネル
構造体の間に位置した筒状の掘削機本体を推進手段によ
って移動自在に支持し、この掘削機本体の前端部に前方
の地盤を掘削するカッタ装置を装着して掘削機を構成
し、この掘削機本体の幅を一対の既設トンネル構造体の
間隔に変化に応じて調整可能としたので、既設トンネル
構造体の間に位置した掘削機本体を前進しながらカッタ
装置を駆動することで、前方の地盤を掘削して新設トン
ネルを掘削形成することができ、このとき、既設トンネ
ル構造体の間隔に変化に応じて掘削機本体の幅を調整す
ることで、既設トンネル構造体の間を適切に掘削するこ
とができ、掘削機の汎用性が高くなり、間隔の異なる一
対の既設トンネル構造体に対して専用の掘削機を用意す
る必要がなく、低コスト化を図ることができ、その結
果、作業コストの低減を図ることができると共に掘削作
業能率の向上を図ることができる。
【0033】また、請求項2の発明のトンネル掘削機に
よれば、掘削機本体に既設トンネル構造体の外周部に係
合するガイド機構を設けたので、掘削姿勢や掘削方向を
高精度に制御可能とすることで、一対の既設トンネル構
造体の間に新設のトンネル構造体を容易に形成すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るトンネル掘削機と
してのシールド掘削機の平面図である。
【図2】本実施形態のシールド掘削機の正面図である。
【図3】図1のIII−III断面図である。
【図4】図3のIV−IV断面図である。
【図5】スキンプレートの幅が変更された掘削機の断面
図である。
【図6】本発明の第2実施形態に係るトンネル掘削機と
してのシールド掘削機の平面図である。
【図7】本実施形態のシールド掘削機の正面図である。
【図8】図6のVIII−VIII断面図である。
【符号の説明】
11 掘削機本体 12,13 枠体 15 ガイド部材 16,17 支持筒 18 幅調整ジャッキ 21,22 支持フレーム 23,24 回転軸 25,26 固定筒 27,28 油圧ジャッキ 29,30 カッタ(カッタ装置) 33,34 従動ギヤ 35,36 駆動モータ 37,38 駆動ギヤ 39,40 連結ギヤ 51 掘削機本体 52,53 枠体 55,56 ガイドローラ(ガイド機構) 57,58 支持筒 59 幅調整ジャッキ 62,63 支持フレーム 64,65 回転軸 66,68 長軸状カッタ(カッタ装置) 67,69 短軸状カッタ(カッタ装置) 71,72 従動ギヤ 73,74 駆動モータ 75,76 駆動ギヤ 77,78 連結ギヤ S セグメント T1 ,T2 側部トンネル構造体 T3 中央部トンネル構造体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 別所 俊彦 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大成 建設株式会社内 (72)発明者 宇野沢 史生 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大成 建設株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定間隔をもって平行に掘削形成された
    一対の既設トンネル構造体の間を掘削するトンネル掘削
    機において、前記一対の既設トンネル構造体の間に位置
    して該既設トンネル構造体に沿って移動自在に支持され
    た筒状の掘削機本体と、該掘削機本体を前進させる推進
    手段と、前記掘削機本体の前端部に装着されて前方の地
    盤を掘削するカッタ装置とを具え、前記掘削機本体の幅
    が前記一対の既設トンネル構造体の間隔に変化に応じて
    調整可能とあることを特徴とするトンネル掘削機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のトンネル掘削機におい
    て、前記掘削機本体には前記既設トンネル構造体の外周
    部に係合するガイド機構が設けられたことを特徴とする
    トンネル掘削機。
JP18798297A 1997-07-14 1997-07-14 トンネル掘削機 Pending JPH1130090A (ja)

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