JPH11299915A - 耐火2層管の接合部構造 - Google Patents

耐火2層管の接合部構造

Info

Publication number
JPH11299915A
JPH11299915A JP10115776A JP11577698A JPH11299915A JP H11299915 A JPH11299915 A JP H11299915A JP 10115776 A JP10115776 A JP 10115776A JP 11577698 A JP11577698 A JP 11577698A JP H11299915 A JPH11299915 A JP H11299915A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
joint
pipe
fire
annular packing
straight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10115776A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2966391B1 (ja
Inventor
Takeshi Nishiwaki
武 西脇
Kazuhiko Hirano
和彦 平野
Koichi Ito
孝一 伊東
Koichi Takiguchi
浩一 滝口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asano Slate Co Ltd
Original Assignee
Asano Slate Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asano Slate Co Ltd filed Critical Asano Slate Co Ltd
Priority to JP10115776A priority Critical patent/JP2966391B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2966391B1 publication Critical patent/JP2966391B1/ja
Publication of JPH11299915A publication Critical patent/JPH11299915A/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Gasket Seals (AREA)
  • Joints With Sleeves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 弾性環状パッキンを用いた耐火2層管の接合
部の目地処理を簡単かつ確実に行うことのできる耐火2
層管の接合部構造を得ること。 【解決手段】 接合状態にて直管12の内管露出端部1
9の継手16への未挿入部分が設定されその部分の全周
を覆うように装填される耐火性を有する弾性環状パッキ
ン22を備え、弾性環状パッキン22はその装填状態で
近接する直管12又は継手16の何れか一方又は双方の
外管端縁部の全外周を覆うつば部22bを有している。
したがって、管接合作業時に目地処理を行うことができ
るという利点を保ちつつ、つば部の作用により、直管1
2の内管の露出或いは(それと共に)外管の端面の露出
を確実に防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は建築物の防火区画体
などを貫通して配管される耐火2層管の接合部構造、特
に接合部に目地処理材としての弾性環状パッキンを用い
る耐火2層管の接合部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】耐火2層管の接合部の目地処理方法とし
ては、実公平4−22151号公報に開示された接合部
に石綿、コンクリートなどの目地材を施すもの、あるい
は実公昭62−12952号公報に開示された継目部分
に金属バンドを施し、その金属バンドと耐火2層管の隙
間に不燃材料を充填するような接合方法が提案されてい
る。このような耐火2層管の配管後における目地処理の
施工法は、床下や天井裏などの狭い場所での配管作業の
場合にはその目地処理作業は大変に困難な作業となる。
【0003】このような煩雑な事後的作業を解消するた
め、耐火2層管の配管と同時に、簡単に目地処理を施す
乾式目地処理工法が特開平7−301393号に提案さ
れている。図16は、その公報に示された目地処理方法
を示す説明図であり、直管と継手との接合部の部分拡大
断面図である。
【0004】環状パッキン10が直管12と継手16と
の接続部に装填されている。直管12と継手16は、そ
れぞれ耐火2層管としての構成を有している。すなわ
ち、直管12は塩化ビニルなどの合成樹脂によって形成
された内管13とその外表面を被覆する繊維混入セメン
トモルタルなどで形成された外管14とから構成されて
いる。同じく継手16も同様の材料で形成された内管1
7と外管18とを有している。そして、両管の接合は、
直管12の接合側端部の外管14を所定長さ除去して内
管を露出させた状態とした内管露出端部19を継手16
の内管17に挿入することによって行っている。
【0005】そして、環状パッキン10は直管の内管露
出端部19のうち継手16内に挿入されていない未挿入
部分19aの部分に取り付けられている。すなわち、環
状パッキン10の内径は直管の内管13の外径にほぼ近
い大きさに設定されている。このように直管の内管13
の未挿入部分19aの部分を覆うように装填された環状
パッキン10によって直管12と継手16の接合部分の
目地処理が配管と同時に行われるような構成がとられて
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記特開平7−301
393号公報に開示されたような環状パッキンを用いた
目地処理方式では、完全な目地処理が行われず直管の内
管13が露出してしまう状況が生じることがある。
【0007】この原因は、直管12の外管14を所定長
さ除去して内管露出端部19を形成する際に、予定寸法
よりも多く切断除去してしまったような場合やその切断
除去作業、すなわち直管の外管14の除去を斜め切りに
より行ったような場合、更には直管12の内管13の継
手16への挿入長さと直管の内管露出端部19の長さと
が整合せず未挿入部分19aの長さが予定より長くなっ
たような場合に生じる。
【0008】図17は、そのような目地処理が正確に行
えなかった状況を示している。図示のようにやや斜め切
りされた継手の外管18の端面18a及び直管の外管1
4の端面14aは、環状パッキン10の端面に接触しな
い状態となり、また、直管12の内管13の露出端部1
9の部分が環状パッキン10で覆われず、外方から見た
場合、露出した状態となっている。
【0009】このような状況は防火上好ましくなく、図
18に示したように接合後においてさらに耐火性のある
モルタルなどの不燃材料21で隙間を埋める補修を行う
ことが行われている。このような状況は、目地処理の簡
易化を図った環状パッキン10を採用したにも拘らず再
度目地処理を行うという二重手間となり、施工費の上昇
にもつながる。
【0010】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであり、その目的は弾性環状パッキンを用い
た耐火2層管の接合部の目地処理を簡単かつ確実に行う
ことのできる耐火2層管の接合部構造を提供することに
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る耐火2層
管の接合部構造は、前記接合状態にて前記直管の内管露
出端部の継手への未挿入部分が設定されその部分の全周
を覆うように装填される耐火性を有する弾性環状パッキ
ンを備え、前記弾性環状パッキンはその装填状態で近接
する前記直管又は継手の何れか一方又は双方の外管端縁
部の全外周を覆うつば部を有している。
【0012】したがって、配管作業時に目地処理を行う
ことができるという利点を保ちつつ、つば部の作用によ
り、直管の内管の露出或いは(それと共に)外管の端面
の露出を確実に防止することができる。
【0013】請求項2に係る耐火2層管の接合部構造
は、接合状態にて直管の接合側の外管端部の全外周及び
近接する継手の外管の環状端面に同時に接触するように
装填される耐火性を有する弾性環状パッキンを備えてい
る。
【0014】したがって、直管の外管の斜め切りによる
隙間や内管露出端部の未挿入部分が不必要に生じていた
としても弾性環状パッキンの上記外管端部の全外周及び
近接する継手の外管環状端面への同時接触状態での装填
により、それらの露出を防止することができる。すなわ
ち、確実な目地処理状態が常に得られ、再処理を行う必
要がない。
【0015】請求項3に係る耐火2層管の接合部構造
は、接合状態にて直管の接合側外管の端部全外周を覆う
ように装填される耐火性を有する弾性環状パッキンを備
え、この弾性環状パッキンがその装填状態で近接する継
手の外管端縁部の全外周を覆うつば部を有している。
【0016】したがって、弾性環状パッキンの内周側で
直管の内管の露出部を覆い隠すと共に、つば部により継
手外管の端面の露出部を覆い隠すことができ、確実な目
地処理状態が常に得られる。
【0017】請求項4に係る耐火2層管の接合部構造
は、接合状態にて直管の内管露出端部の継手への未挿入
部分が設定されその部分の全周を覆うように、かつ継手
の内管、外管の環状端面と直管の外管の環状端面との間
に圧縮挟持されて装填される耐火性を有する弾性環状パ
ッキンを備え、この弾性環状パッキンの継手側の端面、
直管側の端面の何れか一方又は双方には挟持された部分
のみの圧縮変形を許容するための所定深さの切込みが環
状に形成されている。
【0018】すなわち、弾性環状パッキンの厚さを予定
する内管露出端部の未挿入部分の幅よりも大きく設定し
ておくことで直管の継手への挿入接合状態ではこの環状
パッキンが直管の外管端面と継手の内管及び外管の端面
により圧縮される状態となる。ここで、弾性環状パッキ
ンの端面には切込みが形成されているので、この切込み
を境にして、圧縮挟持されている部分、すなわち切込み
より内周側は圧縮された状態となる。そして切込みの存
在により弾性環状パッキンの外周側はほとんど形状の変
形を伴うことなく直管の外管の端縁部外周を覆った状態
となる。これにより、直管の内管の露出部分は確実かつ
完全に目地処理された状態となる。
【0019】請求項5に係る耐火2層管の接合部構造
は、請求項4に記載の弾性環状パッキンの端面の何れか
一方又は双方に、前記切込みよりも外周側部分にそれぞ
れ前記継手の外管端部、前記直管の外管端部の全外周を
覆うつば部が設けられている。
【0020】このように、切込みの存在により、それよ
りも外周側の非変形状態が保たれ、かつその部分につば
部が設けられるので、目地効果はさらに確実なものとな
る。
【0021】請求項6に係る耐火2層管の接合部構造
は、接合状態にて直管の内管露出端部の継手への未挿入
部分が設定されその部分の全周を覆うように、かつ継手
の内管、外管の環状端面と直管の外管の環状端面との間
に圧縮挟持されて装填される耐火性を有する弾性環状パ
ッキンを備え、この弾性環状パッキンの挟持された部分
は、他の部分よりもより弾性率の小さい構成とされてい
る。
【0022】このように、挟持圧縮される内周側の部分
について弾性率を小さくすることによりその部分の変形
性が高められ、かつ圧縮されない部分についてはその形
状がより非変形な状態で維持される。したがって、直管
の外管の端縁部全外周をその非変形部分によって確実に
覆い隠すことができ、目地処理の確実性が確保される。
なお、このような弾性率の変更調整は、例えば同一の材
料の場合には、必要部分の比重を小さく形成することに
よって弾性率を小さくすることが可能である。
【0023】請求項7に係る耐火2層管の接合部構造
は、継手の接合端部の内管が所定長さ露出され、接合状
態にてその継手の内管露出端部の全周を覆うように装填
される耐火性を有する弾性環状パッキンを備え、弾性環
状パッキンが装填状態で近接する直管の外管端縁部の全
外周を覆うつば部を有している。
【0024】継手側の内管露出端部の部分に弾性環状パ
ッキンを装填した構成であり、つば部の構成によって近
接する直管の外管端縁部の全外周を覆うことにより、直
管の内管の露出部は確実に覆われ、確実な目地処理が行
われる。
【0025】請求項8に係る耐火2層管の接合部構造
は、継手の接合端部の内管が所定長さ露出され、接合状
態にてその継手の内管露出端部の全周を覆うように、か
つ近接する継手と直管のそれぞれの外管環状端面に圧縮
挟持されて装填される耐火性を有する弾性環状パッキン
を備え、この弾性環状パッキンの継手側端面、直管側端
面の何れか一方又は双方には挟持される部分とその他の
部分とのほぼ境界位置に所定深さの切込みが環状に設け
られている。
【0026】弾性環状パッキンは、直管の外管の端面と
継手の外管の端面とによって圧縮挟持されるような幅を
もって形成されている。そして、直管の外管の端部外周
縁に対向する位置に形成された切込みにより、圧縮挟持
された状態で上述の請求項4の発明と同様にその切込み
よりも内周側のみが圧縮変形され、その切込みより外周
側は非変形状態を保ちその部分で直管の外管の端縁部の
全周を覆う。これにより、直管の内管の露出部は確実に
覆われ、的確な目地処理が行われる。
【0027】請求項9に係る耐火2層管の接合部構造
は、請求項8に記載の弾性環状パッキンの端面の何れか
一方又は双方に、前記切込みよりも外周側部分にそれぞ
れ前記継手の外管端縁部、前記直管の外管端縁部の全外
周を覆うつば部が設けられている。
【0028】このように、切込みの存在により、それよ
りも外周側の非変形状態が保たれ、かつその部分につば
部が設けられるので、目地効果はさらに確実なものとな
る。
【0029】請求項10に係る耐火2層管の接合部構造
は、継手の接合端部の内管が所定長さ露出され、接合状
態にてその継手の内管露出端部の全周を覆うように、か
つ近接する継手と直管のそれぞれの外管環状端面に圧縮
挟持されて装填される耐火性を有する弾性環状パッキン
を備え、この弾性環状パッキンの挟持された部分は、他
の部分よりも弾性率の小さい構成とされている。
【0030】これにより、請求項6に記載の発明と同様
に圧縮挟持される部分を含む部分のみが弾性率の小さい
構成とされているので、その圧縮された部分は容易に変
形し、それよりも弾性率の高い他の部分はより非変形状
態が保たれ、直管の外管の端縁部全周を外方から見て隙
間のないように的確に覆っている。すなわち、直管の内
管の露出部は確実に覆われ、的確な目地処理が行われ
る。
【0031】請求項11に係る耐火2層管の接合部構造
は、弾性環状パッキンの内周面に小突起を形成してい
る。これにより装着時の摩擦抵抗を減少させ、装着の容
易化が図られ、切損、欠損等を防止することができると
共に前記各請求項に係る接合部構造と同様の的確な目地
処理機能も奏することができる。
【0032】請求項12に係る耐火2層管の接合部構造
は、弾性環状パッキンが接触する継手又は直管の内管外
表面、内管の端面、外管の端面の何れかの面には接着層
を形成し、その接着層により弾性環状パッキンと継手又
は直管との固着を行うようにしている。
【0033】接着層による接着固定によって弾性環状パ
ッキンの取付け、並びに取り付けた状態での管相互の接
合作業では、弾性環状パッキンの位置ずれや脱落が防止
され、接合作業はより容易なものとなる。
【0034】請求項13に係る耐火2層管の接合部構造
は、弾性環状パッキンが、複数の円弧形状のピースにて
構成され、接合部への装着により環状となるようにして
いる。弾性環状パッキンは、その装填状態、すなわち管
の接合がなされた状態で、環状に形成されていればその
機能を奏する。したがって、本発明では円弧状ピースの
状態で簡単に装着を行い最終的に円弧状に構成するよう
にしたものである。これにより、弾性環状パッキンの装
填作業がより容易なものとなる。
【0035】
【発明の実施の形態】図1〜図3は、本発明の第1の実
施の形態〜第3の実施の形態の構成を示している。それ
ぞれ図(A)には直管と継手との接合部分の部分断面図
が示され、図(B)には実施の形態に用いられた弾性環
状パッキンの部分断面図が示されている。なお、図にお
いて上述の従来の接合部構造と同様の要素には同一の符
号を付している。
【0036】これら第1の実施の形態〜第3の実施の形
態の共通する要素は、弾性環状パッキン22の内周面2
2aが内管13の露出端部19の未挿入部分19aの部
分に接するように装填されていることである。
【0037】まず、図1に示した弾性環状パッキン22
は、断面がL字状の形状を有しており、すなわち、直管
12の未挿入部分19aに接している部分の幅よりも外
周部に近い部分の幅が広くなった形状、すなわち外周に
近い部分につば部22bを有する形状とされている。こ
れにより、直管の外管14の端縁部14bの全外周を弾
性環状パッキン22のつば部22bで覆っている。
【0038】すなわち、このつば部22bにより、直管
の外管14の端面が斜め切りなどにより傾斜していたと
しても弾性環状パッキン22部分を外方から見た場合、
直管の外管14の端面14aと弾性環状パッキン22と
の隙間は見えない状態となっている。すなわち目地処理
が確実に行われた状態となっている。
【0039】図2の実施の形態の構成は、図1に示した
弾性環状パッキン22とは反対側の端面、すなわち継手
16側の端面につば部22cが形成されている。これに
より、継手16側の外管18の端面18aが斜め切りな
どにより傾斜している場合でもその端面18aと弾性環
状パッキン22との間の隙間は外方からは見えない状態
となっている。すなわち目地処理が確実に行われてい
る。
【0040】上述のようなつば部22b、22cによ
り、直管12及び継手16のそれぞれの外管14及び1
8の端面の傾斜に対応できるだけでなく、直管の内管1
3の露出端部19の未挿入部分19aの長さずれにも対
応してそのずれにより生ずる未挿入部分19aの露出部
を外方から見えなくすることが可能である。
【0041】図3の実施の形態の構成では、弾性環状パ
ッキン22の両方の端面につば部22b及び22cを形
成している。これにより、直管12と継手16の双方の
外管14、18の端面が傾斜した状態となった場合、あ
るいは直管12の継手16への挿入量のずれによって弾
性環状パッキン22とそれぞれの外管14、18の端面
14a、18aとの間に隙間がある場合でも外方からは
その隙間を覆った状態とすることができ目地処理が確実
に行われる。
【0042】図4及び図5は、第4の実施の形態及び第
5の実施の形態を示しており、それぞれ図(A)には接
合部の部分断面図、図(B)には弾性環状パッキン30
の部分断面図が示されている。図において、上述の実施
の形態と同様の構成要素には同一の符号を付している。
【0043】これら第4の実施の形態及び第5の実施の
形態の共通する要素は、弾性環状パッキン30の内周面
30aが直管の内管13の露出端部19ではなく、直管
の外管14の外周面に接していることである。すなわ
ち、弾性環状パッキン30は、継手16の外管18の端
面18aにその一方の端面を接触させ内周面30aを直
管12の外管14の端縁部外周に接するように装填され
ている。
【0044】これにより、直管の外管14の端面が斜め
切りにより傾斜している状況や隙間の幅が場所によって
異なっているような状況でも簡単にこれを覆い隠すこと
ができる。このような良好な目地処理機能は、直管の外
管14の端面の斜め切り以外の自由による露出端部19
の露出状態にも同様に対応することができる。
【0045】図5に示した第5の実施の形態では、図4
に示した第4の実施の形態の弾性環状パッキン30の構
成に加えてさらにその外周に近い部分に継手16側に突
出するつば部30bを設けている。これにより、直管の
外管14の端面14aの部分の隙間を内周面30aで覆
うと共に継手16の外管18の斜め切りされた端面18
aの部分の隙間をつば部30bで覆うことができる。こ
のように、外管にのみ接するような弾性環状パッキンに
よっても同じく簡単な構成によって接合部の隙間に対す
る目地処理を確実かつ容易に行うことができる。
【0046】図6及び図7は、第6の実施の形態及び第
7の実施の形態を示してる。それぞれ図(A)には接合
部分の部分断面図が示され、図(B)には弾性環状パッ
キンの部分断面図が示され、図6(C)には弾性環状パ
ッキンの斜視図が示されている。また、同様に上述の各
実施の形態に示された構成要素と同様の要素には同一の
符号を付している。
【0047】これら第6の実施の形態及び第7の実施の
形態の共通する要素は、弾性環状パッキンの端面に切込
みを入れるという構成をとったことである。まず、図6
に示した第6の実施の形態に係る接合部構造では、弾性
環状パッキンの直管12の外管14の端面に接触する側
の端面に切込み26が設けられている。この切込み26
の形成される位置は、直管12の外管14の端部外周縁
にほぼ対向する位置である。
【0048】これにより、弾性環状パッキン40の幅を
予め内管露出端部19の未挿入部分19aの長さよりも
大きく設定しておき、直管12の継手16への挿入接合
状態ではこの弾性環状パッキン40が直管12の外管1
4の端面と継手の内管17及び外管18の端面により圧
縮挟持される状態となる。ここで、弾性環状パッキン4
0の端面の切込み26を境にしてその弾性環状パッキン
40の内周側は圧縮された状態となる。
【0049】そして切込み26の存在により弾性環状パ
ッキンの外周側は、上記圧縮状態の影響を受けず、ほと
んど形状の変形を伴うことなく直管12の外管14の端
部全外周を覆った状態となる。これにより、直管12の
外管14の端面14aが斜め切りなどにより傾斜した状
態となっていても弾性環状パッキン40による目地処理
はほぼ完全なものとなる。
【0050】図7に示した第7の実施の形態では、上述
の弾性環状パッキン40への切込みが双方の端面になさ
れている。すなわち、弾性環状パッキン40の直管12
側には同じく切込み26が形成され、さらに継手16側
端面にも切込み28が形成されている。本実施の形態で
は、切込み深さは、切込み28よりも26の方を深く形
成している。これは、継手26側の内管17と外管18
の端面には大きな段差はなく外管18の端面が斜め切り
されているという傾斜の相違だけであることから切込み
は小さ目に形成されているものである。
【0051】また、この切込み28の位置は、その傾斜
角が変る内管17と外管18との境界部分に対抗する位
置である。このように、弾性環状パッキン40の両端面
の切込み26及び28によって直管12の外管14の端
面14aが斜め切りにより傾斜しておりかつ継手16の
外管18の端面18aが斜め切りされているような場合
であってもそれぞれの切込み26、28の内周側が圧縮
され外周側は適切な形状を保つので、直管12の外管1
4の端縁部全外周は的確に覆われ、かつ継手16の外管
の傾斜端面も的確にその隙間が塞がれている。
【0052】更に、このような切込みを設ける構成と上
述のつば部を設ける構成の複合型の実施の形態とするこ
とも可能である。すなわち、図示していないが弾性環状
パッキン40の両端面の切込み26、28よりも外周側
部分に図3に示したようなつば部(22c、22b)を
設けることも可能である。
【0053】これにより、切込み26、28よりも外周
側の非変形部分による外管端縁部の覆いはより的確なも
のとなる。なお、このようなつば部は、弾性環状パッキ
ン40の何れか一方の端面にのみ設けることも可能であ
り、その場合、切込み26或いは28よりも外周部側に
図1或いは図2に示したようなつば部(22b、22
c)をそれぞれ設ける構成がとられる。
【0054】図8には、第8の実施の形態が示されてお
り、同図(A)は接合部構造の部分断面図同図(B)は
装填された弾性環状パッキンの部分断面図をそれぞれ示
している。図において、上述の実施の形態と同様の要素
には同一の符号を付している。
【0055】本実施の形態の特徴的なことは、弾性環状
パッキン50の弾性率を部分的に変えていることであ
る。弾性環状パッキン50は、図示のようにその内周面
が直管12の内管の未挿入部分19aに接するように装
填されており、その状態で内周側の所定範囲は直管12
の外管14の端面14a及び継手16の内管17及び外
管18の端面17a、18aによって圧縮された状態と
なっている。そして、この直管12の外管14の端面1
4aによって圧縮される部分は、それ以外の部分に対し
より小さい弾性率を有するように形成されている。
【0056】図においては、その小さい弾性率で形成さ
れた部分と弾性率の高く形成された部分とでハッチング
の線の間隔を変えて示している。このように、圧縮され
る内周側の部分について弾性率を小さくすることにより
その部分の変形性を高め、かつ圧縮されない部分につい
てはその形状をできるだけ維持するようにして直管12
の外管14の端部全周をその変形の少ない外周側部分に
よって確実に覆い隠すことができるようにしたものであ
る。
【0057】このような弾性率の変更調整は、同一の材
料で弾性環状パッキン50を形成する場合には、所定範
囲の部分を比重を小さく形成することによって弾性率を
小さくすることが可能である。例えば、この比重の相違
による構成は、弾性環状パッキン50の外周部側すなわ
ち、弾性率の大きい部分の比重を300Kg/m3 で、
内周側の弾性率の小さい部分の比重を200Kg/m3
として構成する。
【0058】なお、比重の設定範囲としては、弾性率の
大きい部分の比重が250〜350Kg/m3 の範囲、
内周側の弾性率の小さい部分の比重が150〜250K
g/m3 の範囲である。
【0059】図9は、第9の実施の形態を示している。
同図(A)は接合部構造の部分断面図同図(B)は装填
された弾性環状パッキンの部分断面図をそれぞれ示して
いる。また、図において他の実施の形態に示された要素
と同一の要素には同一の符号を付している。
【0060】この第9の実施の形態の特徴的構成は、弾
性環状パッキン60の内周面が継手16の露出した内管
23の部分にその内周面が接するように装填されている
ことである。そして、弾性環状パッキン60の断面形状
は略L字状となるように直管12側の端面につば部60
aが形成されている。これにより、直管12の外管14
の端面14aと継手の内管17の端面17aとの間に種
々の理由で隙間が生じているような場合でも何らの事後
処理を行うことなく、そのつば部60aで隙間を覆い隠
すことが可能となっている(同図参照)。
【0061】図10及び図11にはそれぞれ第10の実
施の形態及び第11の実施の形態が示されている。同図
(A)は接合部構造の部分断面図同図(B)は装填され
た弾性環状パッキンの部分断面図をそれぞれ示してお
り、上述の各実施の形態と同様の要素には同一の符号を
付している。
【0062】これらの実施の形態は、上述の図9の実施
の形態と同様に弾性環状パッキン70及び80の内周面
は、それぞれ継手16の露出した内管23の外周面に接
するように装填されている。そして、それぞれ直管12
の外管14の端面14aと継手16の外管18の端面1
8aとによって圧縮挟持されるような幅をもって形成さ
れている。
【0063】そして、この実施の形態では、直管12の
外管14の端部外周縁に対向する位置に切込み32が形
成されており、上述の図6、図7に示した構成と同様に
その切込み32よりも内周側のみが挟持されて圧縮変形
され、切込み32より上方側は非変形状態を保ちその部
分で直管12の外管14の端部全周を覆っている。
【0064】一方、第11の実施の形態の弾性環状パッ
キン80は、図8の実施の形態に示したのと同様に直管
12の外管14によって圧縮挟持される部分のみが弾性
率の小さい構成とされているので、その圧縮された部分
は容易に変形し、かつそれよりも弾性率の高い部分は変
形が少なく押さえられている。このような構成により、
直管12の外管14の端部全周を外方から見て隙間のな
いように的確に覆っている。
【0065】なお、上記第10の実施の形態について
は、その切込み32を設ける構成に更に上述のつば部を
設ける構成を加えた複合型の実施の形態とすることも可
能である。すなわち、図示していないが弾性環状パッキ
ン70の端面の切込み32よりも外周側部分に図3に示
したようなつば部を設けることが可能である。
【0066】これにより、切込み32よりも外周側の非
変形部分による外管端縁部の覆いはより的確なものとな
る。なお、切込みを弾性環状パッキン70の両端面に設
ける構成をとる場合には、つば部も両端面に形成され
る。
【0067】また、図12には本発明に係る耐火2層管
の接合構造に用いる弾性環状パッキンの他の構成例を示
している。この弾性環状パッキン90は、図6に示した
第6の実施の形態の弾性環状パッキン40と基本構成を
共通としており、付加された構成部分は弾性環状パッキ
ン90の内周面に小突起を設けたことであり、本構成例
では3本の小突起92が設けられている。したがって、
図示のように、切り込み26がその端面に形成されてお
り、接合部に装着された状態では、図6に示した接合構
造とほぼ同様の断面形状となるのでその図示は省略す
る。
【0068】本構成の弾性環状パッキン90によれば、
図6に示した接合構造の効果と同様に、弾性環状パッキ
ン90の切り込み26よりも内周側の部分のみが圧縮挟
持され、外周側の部分はその形状を殆ど変えることなく
有効に目地機能を奏し、加えて小突起92の存在によ
り、装着時の摩擦抵抗の減少による装着作業の容易化が
達成されている。すなわち、弾性環状パッキン90の内
周面で滑らせて装着位置決めを行うような場合に、小突
起92の部分のみで接触して移動するので、スムースな
移動が可能となり、その際の弾性環状パッキン90の欠
損などを有効に防止することができる。
【0069】次に、図13〜図15には他の実施の形態
を示しており、これらの実施の形態における特徴的な事
項は、弾性環状パッキンとそれに接触する直管12また
は継手16の所定の面との間に接着層を形成してそれら
を接着固定するようにしたことである。
【0070】図13(A)〜(C)は、図1〜図3に示
した実施の形態に係るものと同様の接合部構造を有して
おり、それらの接合部構造においてそれぞれ接着層を形
成した例を示している。
【0071】まず、同図(A)の弾性環状パッキン22
においては、つば部22bの形成されていない側の端面
と継手16の内管17及び外管18の端面17a,18
aとの間に接着層34(図上ハッチングを変えている)
が形成されて接着固定されている。すなわち、予め弾性
環状パッキン22を継手16の端面側に接着固定してお
き、その状態で直管12の内管露出端部19を継手内管
17内に挿入することにより接合が行われ、これと同時
に弾性環状パッキン22のつば部22bによる確実な目
地処理が終了するものである。
【0072】このように接着層34による接着固定によ
って弾性環状パッキン22の取付け、取り付けた状態で
の接合作業が可能であることから、接合作業中の弾性環
状パッキン22の位置ずれや脱落が防止され、作業の容
易性が向上している。
【0073】同図(B)は、図2に示した第2の実施の
形態と同様の接合構造において弾性環状パッキン22の
直管12側の端面と直管12の外管14の端面14aと
の接触部分に接着層34を形成している。なお、この接
着層の形成は、接着剤の塗布あるいは両面テープの貼着
など種々のものを用いることができる。
【0074】これにより、予め直管12の内管露出端部
19の部分に弾性環状パッキン22を装填し、かつ外管
14の端面14aに接着固定した状態で直管12の内管
露出端部19の継手16への挿入動作を行うことがで
き、この挿入接合動作の終了と同時に弾性環状パッキン
22による目地処理も簡単に終了する。接着しておくこ
とによる利点は図(A)の構成の場合と同様である。
【0075】同図(C)は、図3に示した第3の実施の
形態と同様の接合部構造の場合を示しており、この実施
の形態では弾性環状パッキン22の継手16の内管17
の端面との接触部あるいは弾性環状パッキン22の内周
面と直管12の内管露出端部19の外周面との接触部の
いずれかあるいは双方に接着層34を形成するようにし
ている。
【0076】この接着層34による作用は、上記図
(A)、(B)の例の場合と同様であり、管の接合作業
時の目地処理作業が極めて容易なものとなる。
【0077】更に、図14及び図15には、図4や図5
に示したような直管12の外管14の端部外周面に内周
を接触させるようにして弾性環状パッキン30を装填す
る場合の構成が示されており、このような場合でも、そ
れぞれ弾性環状パッキン30とそれぞれ接触する継手1
6の外管18の端面18aあるいは直管12の外管端部
の外周面との間に接着層34を形成するようにしてい
る。この接着層の形成による弾性環状パッキン30を接
着固定した状態での接合動作並びに簡単な目地処理終了
作用は上述の実施の形態と同様である。
【0078】なお、上述のような接着層を持って予め弾
性環状パッキンを直管12あるいは継手16に装着して
おく構成の場合、弾性環状パッキンを所定の円弧状部分
に切断しておき(図示せず)、これを順次接着固定して
いき最終的に弾性環状のパッキンとして装填するように
することも可能である。すなわち、この接合部の目地処
理を目的とする弾性環状パッキンの場合、接合部への装
填状態において弾性環状になっていればその機能を奏す
るものであることから、このような円弧状のパッキンを
組み合わせることにより、弾性環状パッキンの装填作業
の容易化が達成される。
【0079】なお、本発明は上記各実施の形態に示した
構成に限定されものではなく、発明の要旨の範囲内で種
々の変形が可能である。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る耐火
2層管の接合構造によれば、継手と直管の接合動作を行
う際に所定の構成を有する弾性環状パッキンを使用する
ことにより簡単かつ迅速に確実な目地処理を行うことが
できる。これにより、目地処理の不完全による再度の目
地処理作業が解消され、施工時間や施工経費が大幅に削
減される。また、狭い場所での接合動作においても簡単
に目地処理を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は第1の実施の形態に係る接合構造の部
分断面図、(B)はそれに用いた弾性環状パッキンの部
分断面図、(C)は弾性環状パッキンの斜視図である。
【図2】(A)は第2の実施の形態に係る接合構造の部
分断面図、(B)はそれに用いた弾性環状パッキンの部
分断面図である。
【図3】(A)は第3の実施の形態に係る接合構造の部
分断面図、(B)はそれに用いた弾性環状パッキンの部
分断面図である。
【図4】(A)は第4の実施の形態に係る接合構造の部
分断面図、(B)はそれに用いた弾性環状パッキンの部
分断面図である。
【図5】(A)は第5の実施の形態に係る接合構造の部
分断面図、(B)はそれに用いた弾性環状パッキンの部
分断面図である。
【図6】(A)は第6の実施の形態に係る接合構造の部
分断面図、(B)はそれに用いた弾性環状パッキンの部
分断面図、(C)は弾性環状パッキンの斜視図である。
である。
【図7】(A)は第7の実施の形態に係る接合構造の部
分断面図、(B)はそれに用いた弾性環状パッキンの部
分断面図である。
【図8】(A)は第8の実施の形態に係る接合構造の部
分断面図、(B)はそれに用いた弾性環状パッキンの部
分断面図である。
【図9】(A)は第9の実施の形態に係る接合構造の部
分断面図、(B)はそれに用いた弾性環状パッキンの部
分断面図である。
【図10】(A)は第10の実施の形態に係る接合構造
の部分断面図、(B)はそれに用いた弾性環状パッキン
の部分断面図である。
【図11】(A)は第11の実施の形態に係る接合構造
の部分断面図、(B)はそれに用いた弾性環状パッキン
の部分断面図である。
【図12】弾性環状パッキンの他の構成例を示す斜視図
である。
【図13】(A)、(B)及び(C)は第1から第3の
実施の形態の構成において接着層を設けた場合の構成説
明図である。
【図14】第4の実施の形態において接着層を設ける場
合の構成説明図である。
【図15】第5の実施の形態において接着層を設ける場
合の構成説明図である。
【図16】(A)は従来の接合構造を示す部分断面図、
(B)はそれに用いた弾性環状パッキンの部分断面図で
ある。
【図17】従来の接合構造の問題点説明図である。
【図18】従来の接合構造の問題点説明図である。
【符号の説明】
10 環状パッキン 22、30、40、50、60、80 弾性環状パッキ
ン 12 直管 13 直管の内管 14 直管の外管 16 継手 17 継手の内管 18 継手の外管 19 内管露出端部 34 接着層
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年4月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【請求項】 合成樹脂製の内管の外表面を耐火性およ
び断熱性を有する外管で被覆してそれぞれ耐火2層管と
して構成した直管と継手との接合が、直管の接合側端部
の内管を所定長さ露出させその内管露出端部を前記継手
の内管内に挿入して行われる耐火2層管の接合部構造に
おいて、 前記接合状態にて前記直管の接合側外管の端部全外周を
覆うように装填される耐火性を有する弾性環状パッキン
を備え、 該弾性環状パッキンは前記接合側外管の端部全外周を覆
った装填状態で近接する前記継手の外管端縁部の全外周
を覆うつば部を有することを特徴とする耐火2層管の接
合部構造。
【請求項】 合成樹脂製の内管の外表面を耐火性およ
び断熱性を有する外管で被覆してそれぞれ耐火2層管と
して構成した直管と継手との接合が、直管の接合側端部
の内管を所定長さ露出させその内管露出端部を前記継手
の内管内に挿入して行われる耐火2層管の接合部構造に
おいて、 前記接合状態にて前記直管の内管露出端部の前記継手へ
の未挿入部分が設定されその部分の全周を覆うように、
かつ前記継手の内管、外管の環状端面と前記直管の外管
の環状端面との間に圧縮挟持されて装填される耐火性を
有する弾性環状パッキンを備え、 該弾性環状パッキンの前記継手側の端面、直管側の端面
の何れか一方又は双方には前記挟持された部分のみの圧
縮変形を許容するための所定深さの切込みが環状に形成
されたことを特徴とする耐火2層管の接合部構造。
【請求項】 前記弾性環状パッキンの前記継手側の端
面、直管側の端面の何れか一方又は双方には、前記切込
みよりも外周側部分にそれぞれ前記継手の外管端縁部、
前記直管の外管端縁部の全外周を覆うつば部が設けられ
たことを特徴とする請求項に記載の耐火2層管の接合
部構造。
【請求項】 合成樹脂製の内管の外表面を耐火性およ
び断熱性を有する外管で被覆してそれぞれ耐火2層管と
して構成した直管と継手との接合が、直管の接合側端部
の内管を所定長さ露出させその内管露出端部を前記継手
の内管内に挿入して行われる耐火2層管の接合部構造に
おいて、 前記接合状態にて前記直管の内管露出端部の前記継手へ
の未挿入部分が設定されその部分の全周を覆うように、
かつ前記継手の内管、外管の環状端面と前記直管の外管
の環状端面との間に圧縮挟持されて装填される耐火性を
有する弾性環状パッキンを備え、 該弾性環状パッキンの前記挟持された部分は、他の部分
よりもより弾性率の小さい構成とされたことを特徴とす
る耐火2層管の接合部構造。
【請求項】 合成樹脂製の内管の外表面を耐火性およ
び断熱性を有する外管で被覆してそれぞれ耐火2層管と
して構成した直管と継手との接合が、直管の接合側端部
の内管を所定長さ露出させその内管露出端部を前記継手
の内管内に挿入して行われる耐火2層管の接合部構造に
おいて、 前記継手の接合端部の内管が所定長さ露出され、 前記接合状態にてその継手の内管露出端部の全周を覆う
ように装填される耐火性を有する弾性環状パッキンを備
え、 該弾性環状パッキンは前記装填状態で近接する前記直管
の外管端縁部の全外周を覆うつば部を有することを特徴
とする耐火2層管の接合部構造。
【請求項】 合成樹脂製の内管の外表面を耐火性およ
び断熱性を有する外管で被覆してそれぞれ耐火2層管と
して構成した直管と継手との接合が、直管の接合側端部
の内管を所定長さ露出させその内管露出端部を前記継手
の内管内に挿入して行われる耐火2層管の接合部構造に
おいて、 前記継手の接合端部の内管が所定長さ露出され、 前記接合状態にてその継手の内管露出端部の全周を覆う
ように、かつ近接する前記継手と直管のそれぞれの外管
環状端面に圧縮挟持されて装填される耐火性を有する弾
性環状パッキンを備え、 該弾性環状パッキンの前記継手側端面、直管側端面の何
れか一方又は双方には前記挟持される部分とその他の部
分とのほぼ境界位置に所定深さの切込みが環状に設けら
れたことを特徴とする耐火2層管の接合部構造。
【請求項】 前記弾性環状パッキンの前記継手側の端
面、直管側の端面の何れか一方又は双方には、前記切込
みよりも外周側部分にそれぞれ前記継手の外管端縁部、
前記直管の外管端縁部の全外周を覆うつば部が設けられ
たことを特徴とする請求項に記載の耐火2層管の接合
部構造。
【請求項】 合成樹脂製の内管の外表面を耐火性およ
び断熱性を有する外管で被覆してそれぞれ耐火2層管と
して構成した直管と継手との接合が、直管の接合側端部
の内管を所定長さ露出させその内管露出端部を前記継手
の内管内に挿入して行われる耐火2層管の接合部構造に
おいて、 前記継手の接合端部の内管が所定長さ露出され、 前記接合状態にてその継手の内管露出端部の全周を覆う
ように、かつ近接する前記継手と直管のそれぞれの外管
環状端面に圧縮挟持されて装填される耐火性を有する弾
性環状パッキンを備え、 該弾性環状パッキンの前記挟持された部分は、他の部分
よりも弾性率の小さい構成とされたことを特徴とする耐
火2層管の接合部構造。
【請求項10】 前記弾性環状パッキンの内周面に小突
起を形成したことを特徴とする請求項1〜の何れかに
記載の耐火2層管の接合部構造。
【請求項11】 前記弾性環状パッキンが接触する前記
継手又は直管の内管外表面、内管の端面、外管の端面の
何れかの面には接着層を形成し、その接着層により前記
弾性環状パッキンと継手又は直管との固着を行うように
したことを特徴とする請求項1〜10の何れかに記載の
耐火2層管の接合部構造。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る耐火2層
管の接合部構造は、前記接合状態にて前記直管の内管露
出端部の継手への未挿入部分が設定されその部分の全周
を覆うように装填される耐火性を有する弾性環状パッキ
ンを備え、前記弾性環状パッキンは前記未挿入部分を覆
った装填状態で近接する前記直管又は継手の何れか一方
又は双方の外管端縁部の全外周を覆うつば部を有してい
る。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】削除
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】削除
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】請求項に係る耐火2層管の接合部構造
は、接合状態にて直管の接合側外管の端部全外周を覆う
ように装填される耐火性を有する弾性環状パッキンを備
え、この弾性環状パッキンが前記接合側外管の端部全外
周を覆った装填状態で近接する継手の外管端縁部の全外
周を覆うつば部を有している。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】請求項に係る耐火2層管の接合部構造
は、接合状態にて直管の内管露出端部の継手への未挿入
部分が設定されその部分の全周を覆うように、かつ継手
の内管、外管の環状端面と直管の外管の環状端面との間
に圧縮挟持されて装填される耐火性を有する弾性環状パ
ッキンを備え、この弾性環状パッキンの継手側の端面、
直管側の端面の何れか一方又は双方には挟持された部分
のみの圧縮変形を許容するための所定深さの切込みが環
状に形成されている。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】請求項に係る耐火2層管の接合部構造
は、請求項に記載の弾性環状パッキンの端面の何れか
一方又は双方に、前記切込みよりも外周側部分にそれぞ
れ前記継手の外管端部、前記直管の外管端部の全外周を
覆うつば部が設けられている。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】請求項に係る耐火2層管の接合部構造
は、接合状態にて直管の内管露出端部の継手への未挿入
部分が設定されその部分の全周を覆うように、かつ継手
の内管、外管の環状端面と直管の外管の環状端面との間
に圧縮挟持されて装填される耐火性を有する弾性環状パ
ッキンを備え、この弾性環状パッキンの挟持された部分
は、他の部分よりもより弾性率の小さい構成とされてい
る。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】請求項に係る耐火2層管の接合部構造
は、継手の接合端部の内管が所定長さ露出され、接合状
態にてその継手の内管露出端部の全周を覆うように装填
される耐火性を有する弾性環状パッキンを備え、弾性環
状パッキンが装填状態で近接する直管の外管端縁部の全
外周を覆うつば部を有している。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】請求項に係る耐火2層管の接合部構造
は、継手の接合端部の内管が所定長さ露出され、接合状
態にてその継手の内管露出端部の全周を覆うように、か
つ近接する継手と直管のそれぞれの外管環状端面に圧縮
挟持されて装填される耐火性を有する弾性環状パッキン
を備え、この弾性環状パッキンの継手側端面、直管側端
面の何れか一方又は双方には挟持される部分とその他の
部分とのほぼ境界位置に所定深さの切込みが環状に設け
られている。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】請求項に係る耐火2層管の接合部構造
は、請求項に記載の弾性環状パッキンの端面の何れか
一方又は双方に、前記切込みよりも外周側部分にそれぞ
れ前記継手の外管端縁部、前記直管の外管端縁部の全外
周を覆うつば部が設けられている。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】請求項に係る耐火2層管の接合部構造
は、継手の接合端部の内管が所定長さ露出され、接合状
態にてその継手の内管露出端部の全周を覆うように、か
つ近接する継手と直管のそれぞれの外管環状端面に圧縮
挟持されて装填される耐火性を有する弾性環状パッキン
を備え、この弾性環状パッキンの挟持された部分は、他
の部分よりも弾性率の小さい構成とされている。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】これにより、請求項に記載の発明と同様
に圧縮挟持される部分を含む部分のみが弾性率の小さい
構成とされているので、その圧縮された部分は容易に変
形し、それよりも弾性率の高い部分はより非変形状態が
保たれ、直管の外管の端縁部全周を外方から見て隙間の
ないように的確に覆っている。すなわち、直管の内管の
露出部は確実に覆われ、的確な目地処理が行われる。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】請求項10に係る耐火2層管の接合部構造
は、弾性環状パッキンの内周面に小突起を形成してい
る。これにより装着時の摩擦抵抗を減少させ、装着の容
易化が図られ、切損、欠損等を防止することができると
共に前記各請求項に係る接合部構造と同様の的確な目地
処理機能も奏することができる。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】請求項11に係る耐火2層管の接合部構造
は、弾性環状パッキンが接触する継手又は直管の内管外
表面、内管の端面、外管の端面の何れかの面には接着層
を形成し、その接着層により弾性環状パッキンと継手又
は直管との固着を行うようにしている。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】削除
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0042
【補正方法】変更
【補正内容】
【0042】図4及び図5は、弾性環状パッキン30の
他の参考例及び第5の実施の形態を示しており、それぞ
れ図(A)には接合部の部分断面図、図(B)には弾性
環状パッキン30の部分断面図が示されている。図にお
いて、上述の実施の形態と同様の構成要素には同一の符
号を付している。
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0043
【補正方法】変更
【補正内容】
【0043】これら参考例及び第5の実施の形態の共通
する要素は、弾性環状パッキン30の内周面30aが直
管の内管13の露出端部19ではなく、直管の外管14
の外周面に接していることである。すなわち、弾性環状
パッキン30は、継手16の外管18の端面18aにそ
の一方の端面を接触させ内周面30aを直管12の外管
14の端縁部外周に接するように装填されている。
【手続補正19】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】(A)は弾性環状パッキンの他の参考例に係る
接合構造の部分断面図、(B)はそれに用いた弾性環状
パッキンの部分断面図である。
【手続補正20】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図14
【補正方法】変更
【補正内容】
【図14】弾性環状パッキンの他の参考例において接着
層を設ける場合の構成説明図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 滝口 浩一 東京都港区芝大門2−12−10 浅野スレー ト株式会社内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂製の内管の外表面を耐火性およ
    び断熱性を有する外管で被覆してそれぞれ耐火2層管と
    して構成した直管と継手との接合が、直管の接合側端部
    の内管を所定長さ露出させその内管露出端部を前記継手
    の内管内に挿入して行われる耐火2層管の接合部構造に
    おいて、 前記接合状態にて前記直管の内管露出端部の継手への未
    挿入部分が設定されその部分の全周を覆うように装填さ
    れる耐火性を有する弾性環状パッキンを備え、前記弾性
    環状パッキンはその装填状態で近接する前記直管又は継
    手の何れか一方又は双方の外管端縁部の全外周を覆うつ
    ば部を有することを特徴とする耐火2層管の接合部構
    造。
  2. 【請求項2】 合成樹脂製の内管の外表面を耐火性およ
    び断熱性を有する外管で被覆してそれぞれ耐火2層管と
    して構成した直管と継手との接合が、直管の接合側端部
    の内管を所定長さ露出させその内管露出端部を前記継手
    の内管内に挿入して行われる耐火2層管の接合部構造に
    おいて、 前記接合状態にて前記直管の接合側の外管端部の全外周
    及び近接する前記継手の外管の環状端面に同時に接触す
    るように装填される耐火性を有する弾性環状パッキンを
    備えることを特徴とする耐火2層管の接合部構造。
  3. 【請求項3】 合成樹脂製の内管の外表面を耐火性およ
    び断熱性を有する外管で被覆してそれぞれ耐火2層管と
    して構成した直管と継手との接合が、直管の接合側端部
    の内管を所定長さ露出させその内管露出端部を前記継手
    の内管内に挿入して行われる耐火2層管の接合部構造に
    おいて、 前記接合状態にて前記直管の接合側外管の端部全外周を
    覆うように装填される耐火性を有する弾性環状パッキン
    を備え、 該弾性環状パッキンはその装填状態で近接する前記継手
    の外管端縁部の全外周を覆うつば部を有することを特徴
    とする耐火2層管の接合部構造。
  4. 【請求項4】 合成樹脂製の内管の外表面を耐火性およ
    び断熱性を有する外管で被覆してそれぞれ耐火2層管と
    して構成した直管と継手との接合が、直管の接合側端部
    の内管を所定長さ露出させその内管露出端部を前記継手
    の内管内に挿入して行われる耐火2層管の接合部構造に
    おいて、 前記接合状態にて前記直管の内管露出端部の前記継手へ
    の未挿入部分が設定されその部分の全周を覆うように、
    かつ前記継手の内管、外管の環状端面と前記直管の外管
    の環状端面との間に圧縮挟持されて装填される耐火性を
    有する弾性環状パッキンを備え、 該弾性環状パッキンの前記継手側の端面、直管側の端面
    の何れか一方又は双方には前記挟持された部分のみの圧
    縮変形を許容するための所定深さの切込みが環状に形成
    されたことを特徴とする耐火2層管の接合部構造。
  5. 【請求項5】 前記弾性環状パッキンの前記継手側の端
    面、直管側の端面の何れか一方又は双方には、前記切込
    みよりも外周側部分にそれぞれ前記継手の外管端縁部、
    前記直管の外管端縁部の全外周を覆うつば部が設けられ
    たことを特徴とする請求項4に記載の耐火2層管の接合
    部構造。
  6. 【請求項6】 合成樹脂製の内管の外表面を耐火性およ
    び断熱性を有する外管で被覆してそれぞれ耐火2層管と
    して構成した直管と継手との接合が、直管の接合側端部
    の内管を所定長さ露出させその内管露出端部を前記継手
    の内管内に挿入して行われる耐火2層管の接合部構造に
    おいて、 前記接合状態にて前記直管の内管露出端部の前記継手へ
    の未挿入部分が設定されその部分の全周を覆うように、
    かつ前記継手の内管、外管の環状端面と前記直管の外管
    の環状端面との間に圧縮挟持されて装填される耐火性を
    有する弾性環状パッキンを備え、 該弾性環状パッキンの前記挟持された部分は、他の部分
    よりもより弾性率の小さい構成とされたことを特徴とす
    る耐火2層管の接合部構造。
  7. 【請求項7】 合成樹脂製の内管の外表面を耐火性およ
    び断熱性を有する外管で被覆してそれぞれ耐火2層管と
    して構成した直管と継手との接合が、直管の接合側端部
    の内管を所定長さ露出させその内管露出端部を前記継手
    の内管内に挿入して行われる耐火2層管の接合部構造に
    おいて、 前記継手の接合端部の内管が所定長さ露出され、 前記接合状態にてその継手の内管露出端部の全周を覆う
    ように装填される耐火性を有する弾性環状パッキンを備
    え、 該弾性環状パッキンは前記装填状態で近接する前記直管
    の外管端縁部の全外周を覆うつば部を有することを特徴
    とする耐火2層管の接合部構造。
  8. 【請求項8】 合成樹脂製の内管の外表面を耐火性およ
    び断熱性を有する外管で被覆してそれぞれ耐火2層管と
    して構成した直管と継手との接合が、直管の接合側端部
    の内管を所定長さ露出させその内管露出端部を前記継手
    の内管内に挿入して行われる耐火2層管の接合部構造に
    おいて、 前記継手の接合端部の内管が所定長さ露出され、 前記接合状態にてその継手の内管露出端部の全周を覆う
    ように、かつ近接する前記継手と直管のそれぞれの外管
    環状端面に圧縮挟持されて装填される耐火性を有する弾
    性環状パッキンを備え、 該弾性環状パッキンの前記継手側端面、直管側端面の何
    れか一方又は双方には前記挟持される部分とその他の部
    分とのほぼ境界位置に所定深さの切込みが環状に設けら
    れたことを特徴とする耐火2層管の接合部構造。
  9. 【請求項9】 前記弾性環状パッキンの前記継手側の端
    面、直管側の端面の何れか一方又は双方には、前記切込
    みよりも外周側部分にそれぞれ前記継手の外管端縁部、
    前記直管の外管端縁部の全外周を覆うつば部が設けられ
    たことを特徴とする請求項8に記載の耐火2層管の接合
    部構造。
  10. 【請求項10】 合成樹脂製の内管の外表面を耐火性お
    よび断熱性を有する外管で被覆してそれぞれ耐火2層管
    として構成した直管と継手との接合が、直管の接合側端
    部の内管を所定長さ露出させその内管露出端部を前記継
    手の内管内に挿入して行われる耐火2層管の接合部構造
    において、 前記継手の接合端部の内管が所定長さ露出され、 前記接合状態にてその継手の内管露出端部の全周を覆う
    ように、かつ近接する前記継手と直管のそれぞれの外管
    環状端面に圧縮挟持されて装填される耐火性を有する弾
    性環状パッキンを備え、 該弾性環状パッキンの前記挟持された部分は、他の部分
    よりも弾性率の小さい構成とされたことを特徴とする耐
    火2層管の接合部構造。
  11. 【請求項11】 前記弾性環状パッキンの内周面に小突
    起を形成したことを特徴とする請求項1〜10の何れか
    に記載の耐火2層管の接合部構造。
  12. 【請求項12】 前記弾性環状パッキンが接触する前記
    継手又は直管の内管外表面、内管の端面、外管の端面の
    何れかの面には接着層を形成し、その接着層により前記
    弾性環状パッキンと継手又は直管との固着を行うように
    したことを特徴とする請求項1〜11の何れかに記載の
    耐火2層管の接合部構造。
  13. 【請求項13】 前記弾性環状パッキンは、複数の円弧
    形状のピースにて構成され、前記接合部への装着により
    環状となることを特徴とする請求項12に記載の耐火2
    層管の接合部構造。
JP10115776A 1998-04-24 1998-04-24 耐火2層管の接合部構造 Expired - Fee Related JP2966391B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10115776A JP2966391B1 (ja) 1998-04-24 1998-04-24 耐火2層管の接合部構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10115776A JP2966391B1 (ja) 1998-04-24 1998-04-24 耐火2層管の接合部構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2966391B1 JP2966391B1 (ja) 1999-10-25
JPH11299915A true JPH11299915A (ja) 1999-11-02

Family

ID=14670781

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10115776A Expired - Fee Related JP2966391B1 (ja) 1998-04-24 1998-04-24 耐火2層管の接合部構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2966391B1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6475278B2 (en) 2000-02-02 2002-11-05 Sharp Kabushiki Kaisha Molecular beam source and molecular beam epitaxy apparatus
JP2011140768A (ja) * 2010-01-05 2011-07-21 Sekisui Chem Co Ltd 配管用熱膨張性耐火環状成形体およびその製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6475278B2 (en) 2000-02-02 2002-11-05 Sharp Kabushiki Kaisha Molecular beam source and molecular beam epitaxy apparatus
JP2011140768A (ja) * 2010-01-05 2011-07-21 Sekisui Chem Co Ltd 配管用熱膨張性耐火環状成形体およびその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2966391B1 (ja) 1999-10-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6360271B2 (ja)
JP2009079838A (ja) ダクトの接続構造
JP6895995B2 (ja) 建築部材間の隙間をシールするためのシールテープおよびこのシールテープを製造するための方法
JP2710744B2 (ja) 電磁波シールド用ガスケット
JP2966391B1 (ja) 耐火2層管の接合部構造
JP4839147B2 (ja) 取付部材の防水構造
JP2009257562A (ja) 遮音シート
JP4749099B2 (ja) 管接続構造
JP5283490B2 (ja) 目地材
JP3367715B2 (ja) 配管継手部の保護体及び配管継手部の保護方法
JP2656726B2 (ja) 耐火二層管の接合部構造
JPH0726639A (ja) 耐熱外壁パネル
JP2510783Y2 (ja) 隔壁貫通配管部材
JP2005282750A (ja) 耐火二層管
JP3717875B2 (ja) 螺旋状ダクトのはぜ組み部のシール構造
JPH0765348B2 (ja) 外壁材の目地施工法
JP2000179790A (ja) 耐火二層管継手の接続部構造
JP2004257523A (ja) 耐火二層管
JP2000065257A (ja) ホース
JP2010144451A (ja) 目地材
JP2002228054A (ja) 耐火複合管及びその接続構造並びにその接続方法
JP2003254479A (ja) 二層管の接続構造、及び防火措置用継手構造
JP2004347181A (ja) フレキシブルダクト
JP4670628B2 (ja) 軒樋継手
JP2007051678A (ja) 管継手

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080813

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090813

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090813

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100813

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100813

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110813

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110813

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120813

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120813

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130813

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130813

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140813

Year of fee payment: 15

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees