JP2002228054A - 耐火複合管及びその接続構造並びにその接続方法 - Google Patents

耐火複合管及びその接続構造並びにその接続方法

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JP2002228054A
JP2002228054A JP2001156500A JP2001156500A JP2002228054A JP 2002228054 A JP2002228054 A JP 2002228054A JP 2001156500 A JP2001156500 A JP 2001156500A JP 2001156500 A JP2001156500 A JP 2001156500A JP 2002228054 A JP2002228054 A JP 2002228054A
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pipe
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Shizuko Tarukawa
静子 樽川
Ippei Watanabe
一平 渡辺
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Bakuma Industrial Co Ltd
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Bakuma Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配管施工現場での手間と時間を省略でき、作
業効率を向上させることができる耐火複合管及びその接
続構造並びにその接続方法を提供すること。 【解決手段】 直管1と、この直管1が接続される継手
2は、非耐火性の内管3,4と、内管3,4の外側に被
せられた耐火性被覆材5,6とからなる耐火複合管であ
り、直管1が接続される前の継手2の耐火性被覆材6の
端面6Bには熱膨張性耐火部材17が取り付けられ、配
管施工現場で直管1を継手2に接続すると、熱膨張性耐
火部材17は耐火性被覆材5,6の間に配置され、火災
発生時に熱膨張性耐火部材17は体積膨張する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非耐火性内管に耐
火性被覆材を被せた耐火複合管、及び耐火複合管同士の
接続構造、並びに耐火複合管同士の接続方法に係り、例
えば、建物内部に配管される下水管や汚水管等の排水管
に利用できるものである。
【0002】
【背景技術】下水管や汚水管等の排水管を耐火構造とな
っている建物の内部に配管する場合には、排水管自体の
耐火性も確保するため、排水管は、塩化ビニル等の非耐
火性材料からなる内管と、この内管の外側に被せられ、
セメントと補強繊維等からなる耐火性被覆材とを含んで
形成された耐火複合管とされる。
【0003】このような耐火複合管となっている直管や
継手等を多数接続することにより建物内の配管施工作業
が行われるが、この配管施工作業時に、互いに接続され
るそれぞれの耐火複合管の耐火性被覆材同士を隙間なく
接続するため、従来、作業現場において、耐火性被覆材
同士の間の目地をモルタル充填仕上げすることが行われ
ていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この従来の作業方法に
よると、耐火性被覆材同士の間の目地をモルタルで埋め
る作業を配管施工現場で行うため、施工現場で多くの手
間と時間がかかり、作業効率を向上させることは困難で
あった。
【0005】本発明の目的は、配管施工現場での手間と
時間を省略でき、作業効率を向上させることができる耐
火複合管及びその接続構造並びにその接続方法を提供す
るところにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る耐火複合管
は、非耐火性の内管と、この内管の外側に被せられた耐
火性被覆材とを含んで形成された耐火複合管において、
前記耐火性被覆材のうち、接続相手の耐火複合管との接
続箇所となっている部分に熱膨張性耐火部材が取り付け
られていることを特徴とするものである。
【0007】この耐火複合管によると、耐火性被覆材の
うち、接続相手の耐火複合管との接続箇所となっている
部分に熱膨張性耐火部材が取り付けられているため、配
管施工現場において接続相手の耐火複合管と接続する作
業を行うと、互いに隣接配管されたそれぞれの耐火複合
管の耐火性被覆材同士の接続箇所には自ずと熱膨張性耐
火部材が配置されることになる。そして、建物火災等に
よって周辺温度が上昇すると、熱膨張性耐火部材が体積
膨張することになり、これらの耐火複合管の耐火性被覆
材同士の間が塞がれた状態になる。
【0008】このため、配管施工現場で互いに隣接配管
された耐火複合管の耐火性被覆材同士の間の目地をモル
タルで埋めるための作業を省略でき、施工現場の作業効
率を向上させることができる。また、耐火複合管に予め
熱膨張性耐火部材を取り付ける作業は、配管施工現場に
耐火複合管を出荷する前の工場等で行えるため、熱膨張
性耐火部材の取付位置等についての精度向上や、火災発
生時等における耐火性被覆材同士の間の確実な隙間消滅
も達成できる。
【0009】耐火複合管の耐火性被覆材に取り付ける熱
膨張性耐火部材は、配管施工後、周辺温度の上昇時に膨
張して互いに隣接配管された耐火複合管の耐火性被覆材
同士を隙間なく確実に接続状態にできるものであれば、
任意な形状に成形されたものでよい。
【0010】その一例は、熱膨張性耐火部材を、接続相
手の耐火複合管における耐火性被覆材の端面と対向する
耐火性被覆材の端面の全周に亘る周長さのリング状とす
ることである。
【0011】次の例は、熱膨張性耐火部材を、耐火性被
覆材の接続端部外周面から接続相手の耐火複合管におけ
る耐火性被覆材の接続端部外周面までに跨る幅寸法の環
状とすることである。
【0012】さらに次の例は、熱膨張性耐火部材を、接
続相手の耐火複合管における耐火性被覆材の端面と対向
する耐火性被覆材の端面の全周に亘る周長さのリング部
と、このリング部の外端部に一体に設けられ、耐火性被
覆材の接続端部外周面の全周に亘って被せられた環状部
とからなる断面L字形又は断面略L字形とすることであ
る。
【0013】また、他の例は、熱膨張性耐火部材を、接
続相手の耐火複合管における耐火性被覆材の端面と対向
する耐火性被覆材の端面の全周に亘る周長さのリング部
と、このリング部の外端部に一体に設けられ、耐火性被
覆材の接続端部外周面から接続相手の耐火複合管におけ
る耐火性被覆材の接続端部外周面までに跨る幅寸法の環
状部とからなる断面T字形又は断面略T字形とすること
である。
【0014】また、熱膨張性耐火部材をペースト状のも
のとし、これを耐火複合管の耐火性被覆材の所定部分に
塗布してもよい。
【0015】本発明に係る耐火複合管の接続構造は、非
耐火性の内管と、この内管の外側に被せられた耐火性被
覆材とを含んでそれぞれが形成された耐火複合管同士を
接続する耐火複合管の接続構造において、これらの耐火
複合管における耐火性被覆材同士の間に熱膨張性耐火部
材が設けられていることを特徴とするものである。
【0016】また、本発明に係る耐火複合管の接続方法
は、非耐火性の内管と、この内管の外側に被せられた耐
火性被覆材とを含んでそれぞれが形成された耐火複合管
同士を接続する耐火複合管の接続方法において、これら
の耐火複合管における前記耐火性被覆材同士の間に熱膨
張性耐火部材を配置し、周辺温度が上昇したときにこの
熱膨張性耐火部材を体積膨張させることを特徴とするも
のである。
【0017】これらの接続構造及び接続方法において、
火災発生等で熱膨張性耐火部材の周辺温度が上昇するこ
とにより熱膨張性耐火部材が体積膨張し、これにより互
いに隣接配管されている耐火複合管の耐火性被覆部材同
士が隙間のない接続状態となる。
【0018】これらの接続構造及び接続方法における熱
膨張性耐火部材も任意な形状に成形されたものでよく、
前述したリング状のもの、環状のもの、断面L字形又は
断面略L字形のもの、断面T字形又は断面略T字形のも
ののうちのいずれでもよい。また、熱膨張性耐火部材を
ペースト状のものとし、これを耐火複合管の耐火性被覆
材の所定部分に塗布するようにしてもよい。
【0019】以上において、熱膨張性耐火部材は任意な
ものでよく、例えば、熱膨張性基材と弾性化素材とを含
んでなるものとし、熱膨張基材としては、例えば、膨張
黒鉛、バーミキュライト(蛭石)などの異方性膨張基
材、又はアルカリ金属ケイ酸塩(米国3M社製、商品
名:エクスパントロール)などの等方性膨張基材を挙げ
ることができ、弾性化素材としては、例えば、セラミッ
クファイバー等の繊維、ゴム弾性を有する有機バインダ
ーを挙げることができる。また、熱膨張性耐火部材の他
の例は、株式会社常盤電機製のGRANDEX FJ5
15を挙げることができる。
【0020】また、熱膨張性耐火部材の別の例として、
バーミキュライトとセラミックファイバー、ゴム等から
なるニチアス株式会社製のバーモフレックス(商品名)
を挙げることができる。さらに別の例として、膨張性グ
ラファイトとクロロプレン等からなる株式会社十川ゴム
製の熱膨張ゴムや、膨張性黒鉛とゴム又は合成樹脂等か
らなる積水化学工業株式会社製のS耐火シート(商品
名)を挙げることができる。
【0021】そして、以上の本発明において、熱膨張性
耐火部材は、無発泡で熱膨張するものでもよく、熱発泡
性のものでもよい。
【0022】また、本発明において、熱膨張性耐火部材
を取り付ける耐火複合管は、配管施工現場で互いに隣接
配管される2個の耐火複合管のうちの一方でもよく、ま
た、これらの耐火複合管の両方に熱膨張性耐火部材を取
り付け、これらの耐火複合管の接続配管時に熱膨張性耐
火部材同士を当接させてもよい。
【0023】また、以上説明した本発明における耐火複
合管は、直管でもよく、継手でもよく、ソケットでもよ
く、任意な形状、長さの耐火複合管に本発明は適用でき
る。
【0024】また、本発明は、前記内管と前記耐火性被
覆材だけの耐火複合管にも適用でき、これらに他の部
材、材料が付加された耐火複合管にも適用できる。
【0025】さらに、本発明に係る耐火複合管の主な用
途は、建物内に配管される下水管や汚水管等の排水管で
あるが、これに限らず、他の用途に使用される管にも本
発明は適用できる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1には、建物の内部に下水管とし
て配管される直管1と、この直管1が接続される相手に
なっている継手2とが示されている。これらの直管1と
継手2は、内管3,4と、この内管3,4の外側に被せ
られた耐火性被覆材5,6とからなる二層式の耐火複合
管になっている。内管3,4は非耐火性の塩化ビニル製
であり、耐火性被覆材5,6はセメントにグラスファイ
バー等の補強繊維を混入させた耐火材料製である。直管
1の内管3における継手2との接続端部3Aは耐火性被
覆材5の端部5Aから所定長さ突出している。また、継
手2における直管1との接続端部2Aは径膨大部となっ
ており、内管4及び耐火性被覆材6のこの部分も径膨大
部4A,6Aとなっている。
【0027】図1は直管1と継手2との接続前を示して
おり、直管1の耐火性被覆材5における継手2の耐火性
被覆材6との接続箇所になっている部分には、図1の実
施形態では、継手2の耐火性被覆材6における径膨大部
6Aの端面6Bと対向する耐火性被覆材5の端面5Bに
は、板状に成形されている熱膨張性耐火部材7が取り付
けられている。この取り付けは、直管1及び継手2を配
管施工現場へ出荷する前の工場において又は配管施工現
場において、熱膨張性耐火部材7自体の粘着性により又
は接着剤を用いてなされており、熱膨張性耐火部材7
は、耐火性被覆材5の端面5Bの全周に亘る周長さのリ
ング状になっているとともに、継手2の耐火性被覆材6
の径膨大部6Aと同じ又は略同じの直径を有する。
【0028】配管施工現場において、図2に示すよう
に、直管1の内管3の接続端部3Aを継手2の内管4の
径膨大部4Aの内部に挿入することにより、直管1は継
手2に接続され、内管3と4は、これら内管3,4のう
ちの一方又は両方に予め塗布した接着剤で結合される。
【0029】このように直管1と継手2との接続作業を
行うと、熱膨張性耐火部材7は直管1と継手2の耐火性
被覆材5,6の間に配置される。そして、直管1と継手
2の耐火性被覆材5,6は熱膨張性耐火部材7を介して
接続状態となる。
【0030】建物火災の発生により熱膨張性耐火部材7
の周辺温度が上昇すると、熱膨張性耐火部材7が体積膨
張することになり、これにより、たとえ直管1と継手2
の耐火性被覆材5,6の間に隙間が生じていたとして
も、この隙間は熱膨張性耐火部材7で完全に塞がれ、直
管1と継手2の内部に設けられている非耐火性の内管
3,4は、耐火性被覆材5,6と熱膨張性耐火部材7と
で高温から保護される。
【0031】以上の本実施形態によると、配管施工現場
で直管1と継手2の耐火性被覆材5,6の間の目地をモ
ルタルで埋めるための従来行われていた手間と時間がか
かる作業を省略できるようになり、施工現場の作業効率
を向上させることができる。また、直管1に熱膨張性耐
火部材7を取り付ける作業は、配管施工現場に直管1継
手2を出荷する前の工場等において、継手2と直管1が
分離しているときに行えるため、熟練作業者でなくても
熱膨張性耐火部材7を所定位置に高精度で取り付けるこ
とができ、この結果、火災発生時において直管1と継手
2の耐火性被覆材5,6の間を熱膨張性耐火材7で確実
に隙間なく埋めることができる。
【0032】図3は、第2実施形態に係る熱膨張性耐火
部材17を示す。この熱膨張性耐火部材17は、直管1
ではなく、継手2に取り付けられている。具体的には、
熱膨張性耐火部材17は、継手2の耐火性被覆材6にお
ける径膨大部6Aの端面6Bに取り付けられており、直
管1の耐火性被覆材5の端面5Bと対向するこの熱膨張
性耐火部材17は、径膨大部6Aの端面6Bの全周に亘
る周長を有するリング状であって、その内外径は端面6
Bの内外径と同じ又は略同じである。
【0033】この熱膨張性耐火部材17の取り付けも、
直管1及び継手2を配管施工現場へ出荷する前の工場に
おいて又は配管施工現場において行われ、図4に示され
ているように、施工現場で直管1と継手2を接続する
と、熱膨張性耐火部材17はこれらの直管1の耐火性被
覆材5と継手2の耐火性被覆材6との間に配置される。
【0034】そして、建物火災の発生により熱膨張性耐
火部材17の周辺温度が上昇すると、前記実施形態と同
じく、熱膨張性耐火部材17が体積膨張して耐火性被覆
材5,6の間を完全に塞ぎ、直管1と継手2における非
耐火性の内管3,4が、耐火性被覆材5,6と熱膨張性
耐火部材17とで高温から保護される。
【0035】図5は、第3実施形態に係る熱膨張性耐火
部材27を示す。この熱膨張性耐火部材27は、直管1
の耐火性被覆材5の接続端部5Aの外周面から継手2の
耐火性被覆材6の接続端部である径膨大部6Aの外周面
までに跨る幅寸法の環状になっている。
【0036】この実施形態によると、耐火性被覆材5,
6の接続端部5A,6Aの外周面において、耐火性被覆
材5,6の間を熱膨張性耐火部材27で塞ぐことができ
る。
【0037】図6は、第4実施形態に係る熱膨張性耐火
部材37を示す。この熱膨張性耐火部材37は、継手2
の耐火性被覆材6の端面6Bと対向する直管1の耐火性
被覆材5の端面5Bの全周に亘る周長さを有しているリ
ング部37Aと、このリング部37Aの外端部に一体に
設けられ、直管1の耐火性被覆材5の接続端部5Aの外
周面の全周に亘って被せられた環状部37Bとからなる
断面L字形である。
【0038】この実施形態によると、直管1の耐火性被
覆材5の接続端部5Aの外周面から、直管1と継手2の
耐火性被覆材5,6の端面5B、6Bまでに亘り、熱膨
張性耐火部材37で塞ぐことができる。
【0039】図7は、第5実施形態に係る熱膨張性耐火
部材47を示す。この熱膨張性耐火部材47は、継手2
の耐火性被覆材6の端面6Bと対向する直管1の耐火性
被覆材5の端面5Bの全周に亘る周長さを有しているリ
ング部47Aと、このリング部47Aの外端部に一体に
設けられ、継手2の耐火性被覆材6の接続端部6Aの外
周面の全周に亘って被せられた環状部47Bとからなる
断面L字形である。
【0040】この実施形態によると、継手2の耐火性被
覆材6の接続端部6Aの外周面から、直管1と継手2の
耐火性被覆材5,6の端面5B、6Bまでに亘り、熱膨
張性耐火部材47で塞ぐことができる。
【0041】図8は、第6実施形態に係る熱膨張性耐火
部材57を示す。この熱膨張性耐火部材57は、継手2
の耐火性被覆材6の端面6Bと対向する直管1の耐火性
被覆材5の端面5Bの全周に亘る周長さを有しているリ
ング部57Aと、このリング部57Aの外端部に一体に
設けられ、直管1の耐火性被覆材5の接続端部5Aの外
周面から継手2の耐火性被覆材6の接続端部6Aの外周
面までに跨る幅寸法を有している環状部57Bとからな
る断面略T字形である。
【0042】この実施形態によると、直管1と継手2の
耐火性被覆材5,6の接続端部5A,6Aの外周面か
ら、直管1と継手2の耐火性被覆材5,6の端面5B、
6Bまでに亘り、熱膨張性耐火部材57で塞ぐことがで
きる。
【0043】以上の第3〜6実施形態における熱膨張性
耐火部材27,37,47,57も、直管1と継手2を
配管施工現場に出荷する前の工場において又は直管1と
継手2を接続する前の配管施工現場において、直管1又
は継手2に取り付けられる。
【0044】第4〜6実施形態の熱膨張性耐火部材3
7,47,57を工場において又は配管施工現場におい
て継手2に取り付ける場合には、これらの熱膨張性耐火
部材37,47,57のリング部37A,47A,57
Aの内外径を、図3の熱膨張性耐火部材17と同じく、
継手2の耐火性被覆材6の端面6Bの内外径と同じ又は
略同じとしてもよい。
【0045】図9は、直管1、継手2、さらには直管1
同士を接続するソケット10を用いて配管された建物内
部の排水ラインを示す。前述したそれぞれの実施形態
は、このような排水ラインを形成するための直管1、継
手2、ソケット10等の耐火複合管、及び耐火複合管同
士の接続構造、並びに耐火複合管同士の接続方法に適用
できる。
【0046】
【発明の効果】本発明によると、配管施工現場での手間
と時間を省略でき、作業効率を向上させることができる
という利点を得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る熱膨張性耐火部材が取り付
けられた耐火複合管である直管を耐火複合管である継手
に接続する前を示す図で、直管と継手を半裁断面図とし
て示した図である。
【図2】第1実施形態の直管と継手の接続後を示す半裁
断面図である。
【図3】第2実施形態に係る熱膨張性耐火部材が取り付
けられた耐火複合管である継手を耐火複合管である直管
に接続する前を示す図で、継手と直管を半裁断面図とし
て示した図である。
【図4】第2実施形態の継手と直管の接続後を示す半裁
断面図である。
【図5】第3実施形態に係る熱膨張性耐火部材を示す図
2と同様の図である。
【図6】第4実施形態に係る熱膨張性耐火部材を示す図
2と同様の図である。
【図7】第5実施形態に係る熱膨張性耐火部材を示す図
2と同様の図である。
【図8】第6実施形態に係る熱膨張性耐火部材を示す図
2と同様の図である。
【図9】直管や継手等を用いて配管された排水ラインの
一例を示す図である。
【符号の説明】
1 耐火複合管である直管 2 耐火複合管である継手 3,4 内管 5,6 耐火性被覆材 5A,6A 接続端部 5B、6B 端面 7,17 リング状の熱膨張性耐火部材 27 環状の熱膨張性耐火部材 37,47 断面L字形の熱膨張性耐火部材 57 断面略T字形の熱膨張性耐火部材

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非耐火性の内管と、この内管の外側に被
    せられた耐火性被覆材とを含んで形成された耐火複合管
    において、前記耐火性被覆材のうち、接続相手の耐火複
    合管との接続箇所となっている部分に熱膨張性耐火部材
    が取り付けられていることを特徴とする耐火複合管。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の耐火複合管において、
    前記熱膨張性耐火部材は、前記接続相手の耐火複合管に
    おける耐火性被覆材の端面と対向する前記耐火性被覆材
    の端面の全周に亘る周長さのリング状になっていること
    を特徴とする耐火複合管。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の耐火複合管において、
    前記熱膨張性耐火部材は、前記耐火性被覆材の接続端部
    外周面から前記接続相手の耐火複合管における耐火性被
    覆材の接続端部外周面までに跨る幅寸法の環状になって
    いることを特徴とする耐火複合管。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の耐火複合管において、
    前記熱膨張性耐火部材は、前記接続相手の耐火複合管に
    おける耐火性被覆材の端面と対向する前記耐火性被覆材
    の端面の全周に亘る周長さのリング部と、このリング部
    の外端部に一体に設けられ、前記耐火性被覆材の接続端
    部外周面の全周に亘って被せられた環状部とからなる断
    面L字形又は断面略L字形であることを特徴とする耐火
    複合管。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の耐火複合管において、
    前記熱膨張性耐火部材は、前記接続相手の耐火複合管に
    おける耐火性被覆材の端面と対向する前記耐火性被覆材
    の端面の全周に亘る周長さのリング部と、このリング部
    の外端部に一体に設けられ、前記耐火性被覆材の接続端
    部外周面から前記接続相手の耐火複合管における耐火性
    被覆材の接続端部外周面までに跨る幅寸法の環状部とか
    らなる断面T字形又は断面略T字形であることを特徴と
    する耐火複合管。
  6. 【請求項6】 非耐火性の内管と、この内管の外側に被
    せられた耐火性被覆材とを含んでそれぞれが形成された
    耐火複合管同士を接続する耐火複合管の接続構造におい
    て、これらの耐火複合管における前記耐火性被覆材同士
    の間に熱膨張性耐火部材が設けられていることを特徴と
    する耐火複合管の接続構造。
  7. 【請求項7】 非耐火性の内管と、この内管の外側に被
    せられた耐火性被覆材とを含んでそれぞれが形成された
    耐火複合管同士を接続する耐火複合管の接続方法におい
    て、これらの耐火複合管における前記耐火性被覆材同士
    の間に熱膨張性耐火部材を配置し、周辺温度が上昇した
    ときにこの熱膨張性耐火部材を体積膨張させることを特
    徴とする耐火複合管の接続方法。
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