JP2010270469A - 水洗式便器 - Google Patents

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Abstract

【課題】容易に施工することできる耐火仕様の水洗式便器を提供する。
【解決手段】水洗式便器は、便器本体10、排水接続部材20及び遮蔽部材30を備えている。便器本体10は、便鉢部11と便鉢部11の下流側に接続された便器排水管部12と、便鉢部11の上端周縁に連続して形成された上面部13と、便鉢部11及び便器排水管部12を囲包するように上面部13から垂下して形成され、開口部15が貫設された台座部14とを有している。排水接続部材20は、台座部14内位置する便器排水管部12の下流端開口12Cと排水管40の上流端開口41とを連通可能である。遮蔽部材30は、開口部15を塞ぎ、不燃材料により形成されている。
【選択図】図4

Description

本発明は水洗式便器に関する。
特許文献1には、従来の水洗式便器が開示されている。この水洗式便器は陶器製の便器本体を備えている。この便器本体は、上方に開口する便鉢部と、便鉢部の下流側に接続された便器排水管部と、便鉢部の上端周縁に連続して形成された上面部と、便鉢部及び便器排水管部を囲包するように上面部から垂下して形成された台座部とを有している。便器本体の後部に形成された台座部には開口部が形成されている。また、この水洗式便器は、台座部内に位置する便器排水管部の下流端開口と便器本体が設置されるトイレ室に引き出された排水管の上流端開口とを連通可能な樹脂製の排水接続部材を備えている。
この水洗式便器を施工する際には、先ず、排水接続部材を排水管に接続し、床面に固定する。次に、便器本体を排水接続部材の上方から下降させながら、便器排水管部を排水接続部材に接続し、便器本体を床面に固定する。このように、便器本体を設置する際、便器排水管部とトイレ室内に引き出された排水管とを排水接続部材を介して容易に連通させることができる。
特開2005−48407号公報
しかし、上記従来の水洗式便器では、樹脂製の排水接続部材が台座部の開口部から露出しているため、耐火仕様の水洗式便器にならない。
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、容易に施工することできる耐火仕様の水洗式便器を提供することを解決すべき課題としている。
本発明の水洗式便器は、上方に開口する便鉢部と、便鉢部の下流側に接続された便器排水管部と、便鉢部の上端周縁に連続して形成された上面部と、便鉢部及び便器排水管部を囲包するように上面部から垂下して形成され、開口部が貫設された台座部とを有し、不燃材料により形成されている便器本体と、
前記台座部内に位置する前記便器排水管部の下流端開口と前記便器本体が設置されるトイレ室に引き出された排水管の上流端開口とを連通可能な樹脂製の排水接続部材とを備えた水洗式便器であって、
前記開口部を塞ぐ、又は前記排水接続部材を囲包する不燃材料により形成されている遮蔽部材を備えていることを特徴とする。
この水洗式便器では、台座部に貫設された開口部が遮蔽部材により塞がれることにより、樹脂製の排水接続部材が不燃材料である台座部及び遮蔽部材により覆われる。若しくは、不燃材料である遮蔽部材により樹脂製の排水接続部材が囲包される。このため、この水洗式便器を耐火仕様にすることができる。また、排水接続部材によって便器排水管部の下端開口とトイレ室に引き出された排水管の上端開口とを容易に連通することができる。
したがって、本発明の水洗式便器は、容易に施工することができ、耐火仕様にすることができる。
前記排水接続部材は下流端開口が横方向に開口した流出管部を有し、横方向に延び、上流端開口が横方向に開口した前記排水管に対して接続可能であり、前記開口部を塞ぐ遮蔽部材には挿通口が貫設され、排水接続部材又は排水管を挿通可能であり得る。この場合、水洗式便器が設置される床面より上方で横方向に延びる排水管に対して接続可能な耐火仕様の水洗式便器を構成することができる。
前記遮蔽部材は前記排水接続部材に取り付けられ得る。この場合、排水接続部材を床面に固定することにより、遮蔽部材も床面に固定することができる。このため、遮蔽部材のみを別途、床面等に固定する手間がなくなり、水洗式便器を容易に施工することができる。
前記開口部は前記便器本体の後部に形成された前記台座部に下方を開放して形成されており、
この開口部を塞ぐ遮蔽部材は、外形が開口部に沿った形状に形成され、外周面の左右側面及び上面に設けられ、開口部を塞いだ際に開口部との間で挟み込まれる軟質性の不燃材料からなる第1シール部材を有し得る。
この場合、遮蔽部材に対して開口部が整合するように便器本体を上方から下降させることにより、軟質性の不燃材料からなる第1シール部材が遮蔽部材と開口部との間で挟み込まれる。このため、台座部の開口部と遮蔽部材とを隙間なく第1シール部材で接合することができる。よって、樹脂製の排水接続部材を不燃材料からなる台座部、第1シール部材が設けられた遮蔽部材により完全に覆うことができる。このため、耐火仕様の水洗式便器を構成することができる。
前記開口部を塞ぐ遮蔽部材の挿通口には前記排水接続部材が挿通されており、
この遮蔽部材は、挿通口の周縁部に沿って外側面に設けられ、流出管部を前記排水管の上流端開口の内部に挿入して接続する際に排水管の上流端開口の端面との間で挟み込まれる軟質性の不燃材料からなる第2シール部材を有し得る。
この場合、遮蔽部材の外側面と排水管の上流端開口の端面とを隙間なく不燃材料からなる第2シール部材で接合させることができる。排水管は耐火二層管等の耐火性を有するものであるため、排水接続部材の流出管部を耐火性を有する排水管と第2シール部材が設けられた遮蔽部材とにより完全に覆うことができる。このため、耐火仕様の水洗式便器を構成することができる。
また、この第2シール部材は幅広に形成されるとよい。この場合、管径の異なる排水管に対しても、その排水管の上流端開口の端面と遮蔽部材の外側面とを隙間なく接合することができる。
前記開口部を塞ぐ遮蔽部材の挿通口には前記排水管が挿通されており、
この遮蔽部材は、内側面に設けられ、開口部を塞いだ際に開口部の周縁部の外側面との間で挟みこまれる軟質性の不燃材料からなる第3シール部材を有し得る。
この場合、台座部に貫設された開口部の周縁部の外側面と遮蔽部材とを隙間なく第3シール部材で接合することができる。このため、樹脂製の排水接続部材を不燃材料からなる台座部、第3シール部材を有する遮蔽部材により完全に覆うことができる。よって、耐火仕様の水洗式便器を構成することができる。
実施例1の水洗式便器の断面図である。 実施例1の排水接続部材に遮蔽部材が取り付けられた状態を示す斜視図である。 実施例1の施工手順を示す斜視図である。 実施例1の施工手順を示す斜視図である。 実施例1の水洗式便器が施工された状態を示す斜視図である。 実施例2の水洗式便器が施工された状態を示す斜視図である。 実施例2の遮蔽部材を示す斜視図である。 実施例2の遮蔽部材を示す斜視図である。 実施例3の遮蔽部材に囲包された排水接続部材を示す斜視図である。 実施例3の遮蔽部材に囲包された排水接続部材を示す断面図である。
本発明の水洗式便器を具体化した実施例1〜3を図面を参照しつつ説明する。
実施例1の水洗式便器は、図1及び図4に示すように、陶器製の便器本体10と、樹脂製の排水接続部材20と、排水接続部材20に取り付けられ、不燃材料により形成された遮蔽部材30とを備えている。
便器本体10は上方に開口する便鉢部11を有している。便鉢部11の下流側には便器排水管部12が接続されている。便器排水管部12は、便鉢部11の下部開口11Aから便鉢部11に沿って上昇する上昇管部12Aと、上昇管部12Aの上端部から下降する下降管部12Bとから形成されている。
また、便鉢部11の上端周縁には上面部13が連続して形成されている。便鉢部11及び便器排水管部12を囲包するように上面部13から台座部14が垂下して形成されている。便器排水管部12の下降管部12Bの外側面の一部が台座部14より後方に露出して位置している。便器排水管部12の下流端開口12Cは、台座部14内に位置し、下方に向けて開口している。
便器本体10の後部に形成された台座部14は、後方に延び、左右壁部及び上壁部を形成する突出部14Tを有している。突出部14Tの後端部は開口しており、下方に開放した開口部15を形成している。開口部15は便器本体10の後方から見て、略縦長矩形状に形成されている。
便器本体10の後端上面には、便鉢部11の上端周縁部に形成されたリム通水路Rに洗浄水を供給するリム供給管S1の流入口M1と、便器排水管部12の下端部に取り付けられたジェットノズルJに洗浄水を供給するジェット供給管S2の流入口M2とが取付プレートTにより取り付けられている。各流入口M1、M2は、洗浄水供給源に連通され、開閉弁Vが接続された給水管に接続される。
便器本体10が設置されるトイレ室Lの壁面Wから排水管40が引き出されている。排水管40は、耐火二層管であり、壁面Wから横方向に延び、その上流端開口41は横方向に開口している。
樹脂製の排水接続部材20は、図1及び図2に示すように、便器排水管部12の下流端開口12Cと、排水管40の上流端開口41を連通する接続管部21と、接続管部21を床面Fに固定する固定部22とから形成されている。
接続管部21は、上方を向いて開口する流入管部21A、横方向を向いて開口する流出管部21B及び流入管部21Aと流出管部21Bとを連結する湾曲した連結管部21Cを有している。流入管部21Aにはパッキン25が外嵌されている。このパッキン25は、胴部25Aと、胴部25Aの端縁から内側に延び、流入管部21Aの内径よりも小さい開口を形成する鍔部25Bとから形成されている。流出管部21Bにはパッキン26が外嵌されている。このパッキン26は、胴部26Aと、胴部26Aの端縁から内側に延び、流出管部21Bの内径と同じ開口を形成する鍔部26Bとから形成されている。湾曲管部21Cの下端外側面には下方に延びる円筒状の脚部21Dが形成されている。
固定部22は、平板状に形成され、中央部に接続管部21の脚部21Dが挿入され、接続管部21を支持する円筒状の支持部22Aが立設されている。支持部22Aの上端部の外側面には螺子溝が形成されている。固定部22は、この螺子溝にねじ込み可能であり、中央部に脚部21Dが挿入可能な開口部を有する締付け部材23を有している。支持部22Aの上端面と、締付け部材23の上部内面と、脚部21の外周面との間には弾性部材24が嵌め込まれている。締付け部材23を支持部22Aにねじ込むに従い、弾性部材24が変形し、その摩擦力により脚部21Dが抜け止めされ、接続管部21は固定部22に接続されている。
固定部22の後端縁は左右方向に直線状に延びて形成されており、この両端部には床面Fに排水接続部材20を固定するためのビス用孔H1が貫設されている。また、固定部22の前端部は中央部が前方に尖った形状に形成されており、この前端部にも床面Fに排水接続部材20を固定するためのビス用孔H1が貫設されている。
遮蔽部材30はステンレス製の板材により形成された遮蔽部材本体31を有している。遮蔽部材本体31の外形は、便器本体10の台座部14に形成された開口部15に沿った形状、つまり、開口部15の形状と同様の略縦長矩形状に形成されている。遮蔽部材本体31の左右端部及び上端部は前方へ折り曲げられ、所定幅を有する左右側面及び上面を形成している。遮蔽部材本体31の左右側面及び上面には、軟質性の不燃材料であるグラスウール製の第1シール部材32が貼着されている。また、遮蔽部材本体31の下端部には後方に延びる鉤状の取付部31Bが形成されている。第1シール部材32は、遮蔽部材31の左右側面の下端部において、左右方向及び取付部31Bの上面に延びる延出部32Aを有している。
遮蔽部材本体31には挿通口31Aが貫設されている。この挿通口31Aに排水接続部材20の接続管部21を挿通した状態で、遮蔽部材30は排水接続部材20に取り付けられている。つまり、遮蔽部材30の挿通口31Aに排水接続部材20の流出管部21B側から排水接続部材20が挿入され、排水接続部材20の固定部22の後端上面に遮蔽部材本体31の取付部31Bが載置されている。取付部31Bに設けられた開口を挿通し、固定部22にねじ込まれたビスBにより、遮蔽部材30は排水接続部材20に取り付けられている。このため、遮蔽部材30のみを別途、床面等に固定する手間がなくなり、水洗式便器を容易に施工することができる。
排水接続部材20の流出管部21Bが突出している側の遮蔽部材本体31の外側面には、挿通口31Aの周縁部に沿って、軟質性の不燃材料であるグラスウール製の第2シール部材34がリング状に貼着されている。
このように構成された実施例1の水洗式便器の施工手順について説明する。
先ず、図3に示すように、遮蔽部材30が取り付けられた排水接続部材20を移動させ、床面Fより上方で横方向に延びる排水管40の上流端開口41内にパッキン26が外嵌された流出管部21Bを挿入する。これにより、パッキン26によって、排水管40と排水接続部材20とは水密状に連通される。この際、遮蔽部材本体31の外側面に貼着された第2シール部材34を排水管40の上流端開口41の端面との間に挟み込むようにする。これにより、遮蔽部材30の外側面と排水管40の上流端開口41の端面とを隙間なく接合させることができる。排水管40は耐火二層管であるため、排水接続部材20の流出管部21Bを耐火性を有する排水管40と第2シール部材34が貼着された遮蔽部材30とにより完全に覆うことができる。このため、耐火仕様の水洗式便器を構成することができる。
その後、排水接続部材20の固定部22に貫設されたビス用孔H1にビスB1、B2を挿通して床面Fにねじ込む。このようにして、排水接続部材20を排水管40に接続した状態で床面Fに固定する。これにより、遮蔽部材30も床面Fに固定される。このため、遮蔽部材30のみを別途、床面等に固定する手間がなく、水洗式便器を容易に施工することができる。
なお、固定部22の左右後端縁に貫設されたビス用孔H1に挿通され、床面Fにねじ込まれるビスB2は、頭部の上面から上方に延びるねじ部を一体に形成しているものであり、後述するように、便器本体10を床面Fへ固定する際に利用される。
次に、図4に示すように、排水接続部材20の流入管部21Aに便器排水管部12の下降管部12Bの下端部が挿入され、かつ遮蔽部材30に対して台座部14に形成された開口部15が整合するように、便器本体10を排水接続部材20の上方から下降させる。この際、便器本体10の左右下端後部に貫設された固定孔H2には、排水接続部材20を床面Fに固定したビスB2の上部に形成されたねじ部が挿通される。このようにして、図5に示すように、便器本体10を床面Fに載置し、ビスBのねじ部に座金Zを挿通し、ナットNを締付けることにより、便器本体10が床面Fに固定される。
これにより、図1に示すように、下降管部12Bの下端部が流入管部21Aに外嵌されたパッキン25の鍔部25Bを押し広げるようにして流入管部21A内に挿入される。このため、便器排水管部12と排水接続部材20とは水密状に連通される。この際、遮蔽部材本体31の左右側面及び上面に貼着された第1シール部材32が遮蔽部材本体31と開口部15との間で挟み込まれる。これにより、遮蔽部材30と開口部15とを隙間なく接合させることができる。このため、排水接続部材20を陶器製の台座部14と第1シール部材32が貼着された遮蔽部材30とにより完全に覆うことができる。このため、耐火仕様の水洗式便器を構成することができる。
したがって、実施例1の水洗式便器は、容易に施工することができ、耐火仕様にすることができる。
実施例2の水洗式便器は、図6に示すように、貫設された挿通口51Aに排水管40が挿通され、便器本体10の開口部15を覆うように塞ぐ遮蔽部材50を備えている。その他の構成については、実施例1と同様であり、同一の構成については同一の符号を付し詳細な説明を省略する。
遮蔽部材50は、図7及び図8に示すように、ステンレス製の板材により形成された遮蔽部材本体51を有している、遮蔽部材本体51の左右端部及び上端部は、前方へ折り曲げられ、左右側面51S及び上面51Uを形成している。左右側面51S及び上面51Uは、便器本体10の後部に形成された台座部14の突出部14Tの外周面に重なるように形成されている。左右側面51Sの下端部には、切欠き部51Kが設けられている。切欠き部51Kには、遮蔽部材50が開口部15を塞ぐように取り付けられた際、便器本体10の下部後端縁が挿入される。遮蔽部材本体51には挿通口51Sが貫設されている。遮蔽部材51の内側面には、軟質性の不燃材料であるグラスウール製の第3シール部材52が貼着されている。
このように構成された実施例2の水洗式便器の施工手順について説明する。
先ず、床面Fより上方で横方向に延びる排水管40に対して、遮蔽部材50の挿通口51Sを挿通する。この状態で、排水管40と排水接続部材20とを接続し、排水接続部材20を床面Fに固定する。次に、排水接続部材20の上方から便器本体10を下降させ、排水接続部材20と便器本体10の便器排水管部12とを接続し、便器本体10を床面Fに固定する。次に、遮蔽部材50の左右側面51S及び上面51Uが便器本体10の後部に形成された台座部14の突出部14Tの外周面に重なるように遮蔽部材50を移動し、開口部15を塞ぐ。この際、遮蔽部材50の内側面に貼着された第3シール部材52が遮蔽部材本体51と開口部15の周縁部の外側面との間で挟み込まれる。これにより、遮蔽部材50と開口部15の周縁部の外側面とを隙間なく接合させることができる。このため、排水接続部材20を陶器製の台座部14と第3シ−ル部材52が貼着された遮蔽部材50とにより完全に覆うことができる。このため、耐火仕様の水洗式便器を構成することができる。
したがって、実施例2の水洗式便器も、容易に施工することができ、耐火仕様にすることができる。
実施例3の水洗式便器は、図9及び図10に示すように、樹脂製の排水接続部材20の接続管部21を囲包するステンレス製の遮蔽部材60を備えている。その他の構成については、実施例1等と同様であり、同一の構成については同一の符号を付し詳細な説明を省略する。
遮蔽部材60は、内部に接続管部21を収納し、流入管部21Aの中間部下方の外周側面と流出管部21Bの外周側面とに接合して形成されている。また、遮蔽部材60の下端部には開口が貫設され、脚部21Dが挿通されている。脚部21Dが固定部22に接続されており、遮蔽部材60に囲包された接続管部21を有する排水接続部材20は床面に固定可能とされている。
このように構成された実施例3の水洗式便器の施工手順について説明する。
先ず、床面Fより上方で横方向に延びる排水管に対して、遮蔽部材60に囲包された排水接続部材20を接続し、排水接続部材20を床面に固定する。次に、排水接続部材20の上方から便器本体10を下降させ、排水接続部材20と便器本体の便器排水管部12とを接続し、便器本体を床面Fに固定する。便器本体の台座部に開口が設けられていても、排水接続部材20が遮蔽部材60に囲包されているため、耐火仕様の水洗式便器を構成することができる。
したがって、実施例3の水洗式便器も、容易に施工することができ、耐火仕様にすることができる。
本発明は、上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような実施例も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)実施例1〜3では、排水接続部材の下流端開口が横方向に開口したが、下方に開口するものであってもよい。この場合、床面から引き出され、上流端開口が上方に開口した排水管に接続することができる。
(2)実施例1では、遮蔽部材が排水接続部材に取り付けられ、床面に固定されていたが、遮蔽部材を排水接続部材に取り付けずに、別途床面等に固定してもよい。
(3)実施例1〜3では、シール部材をグラスウール製のものにしたが、ロックウール製、セラミックウール製等のものにしてもよい。
(4)実施例1〜3では、耐火二層管に対して排水接続部材を接続したが、鋼管に対しても排水接続部材を接続することができる。
(5)実施例1〜3では、遮蔽部材をステンレス製で形成したが、鉄等の他の金属性、セラミック製、コンクリート製のものでもよい。
(6)実施例1〜3では、排水接続部材を排水管に直接的に接続したが、アダプタを介して接続しても良い。この場合、排水接続部材と排水管とが位置ずれしたり、排水接続部材の管径と排水管の管径とが異なったりした場合でも、排水接続部材と排水管とを接続することができる。
10…便器本体
11…便鉢部
12…便器排水管部
13…上面部
14…台座部
15…開口部
12C…(便器排水管部の)下流端開口
20…排水接続部材
21B…流出管部
30、50、60…遮蔽部材
31A、51A…挿通口
32…第1シール部材
34…第2シール部材
40…排水管
41…(排水管の)上流端開口
52…第3シール部材
L…トイレ室

Claims (6)

  1. 上方に開口する便鉢部と、便鉢部の下流側に接続された便器排水管部と、便鉢部の上端周縁に連続して形成された上面部と、便鉢部及び便器排水管部を囲包するように上面部から垂下して形成され、開口部が貫設された台座部とを有し、不燃材料により形成されている便器本体と、
    前記台座部内に位置する前記便器排水管部の下流端開口と前記便器本体が設置されるトイレ室に引き出された排水管の上流端開口とを連通可能な樹脂製の排水接続部材とを備えた水洗式便器であって、
    前記開口部を塞ぐ、又は前記排水接続部材を囲包する不燃材料により形成されている遮蔽部材を備えていることを特徴とする水洗式便器。
  2. 前記排水接続部材は下流端開口が横方向に開口した流出管部を有し、横方向に延び、上流端開口が横方向に開口した前記排水管に対して接続可能であり、前記開口部を塞ぐ遮蔽部材には挿通口が貫設され、排水接続部材又は排水管を挿通可能であることを特徴とする請求項1記載の水洗式便器。
  3. 前記遮蔽部材は前記排水接続部材に取り付けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の水洗式便器。
  4. 前記開口部は前記便器本体の後部に形成された前記台座部に下方を開放して形成されており、
    この開口部を塞ぐ遮蔽部材は、外形が開口部に沿った形状に形成され、外周面の左右側面及び上面に設けられ、開口部を塞いだ際に開口部との間で挟み込まれる軟質性の不燃材料からなる第1シール部材を有していることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の水洗式便器。
  5. 前記開口部を塞ぐ遮蔽部材の挿通口には前記排水接続部材が挿通されており、
    この遮蔽部材は、挿通口の周縁部に沿って外側面に設けられ、流出管部を前記排水管の上流端開口の内部に挿入して接続する際に排水管の上流端開口の端面との間で挟み込まれる軟質性の不燃材料からなる第2シール部材を有していることを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項記載の水洗式便器。
  6. 前記開口部を塞ぐ遮蔽部材の挿通口には前記排水管が挿通されており、
    この遮蔽部材は、内側面に設けられ、開口部を塞いだ際に開口部の周縁部の外側面との間で挟みこまれる軟質性の不燃材料からなる第3シール部材を有していることを特徴とする請求項2記載の水洗式便器。
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