JPH11298810A - 衛星共同受信システム及び同システム用増幅器 - Google Patents

衛星共同受信システム及び同システム用増幅器

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JPH11298810A
JPH11298810A JP10103096A JP10309698A JPH11298810A JP H11298810 A JPH11298810 A JP H11298810A JP 10103096 A JP10103096 A JP 10103096A JP 10309698 A JP10309698 A JP 10309698A JP H11298810 A JPH11298810 A JP H11298810A
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JP
Japan
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satellite
intermediate frequency
signals
signal
transmission line
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Pending
Application number
JP10103096A
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English (en)
Inventor
Toru Kamimura
通 上村
Suketsugu Fujimoto
祐嗣 藤本
Satoru Morishige
覚 盛重
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DX Antenna Co Ltd
Original Assignee
DX Antenna Co Ltd
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Publication date
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  • Details Of Television Systems (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Input Circuits Of Receivers And Coupling Of Receivers And Audio Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 周波数帯が一部重複している衛星からの信号
を少ない本数の伝送線路によって伝送する。 【解決手段】 周波数帯が少なくとも一部重複し異なる
偏波面を有する少なくとも2波の衛星信号を含む複数の
第1の衛星信号を、コンバータ6、14、ブロックコンバ
ータ10によって周波数帯が互いに非重複の複数の第1の
衛星中間周波信号に変換する。第1の衛星中間周波信号
を同軸ケーブル18が伝送する。周波数帯が少なくとも一
部重複し異なる偏波面を有する少なくとも2波の第2の
衛星信号を、周波数帯が互いに非重複であるが、第1の
衛星中間周波信号と少なくとも一部重複する複数の第2
の衛星中間周波信号にコンバータ22が変換する。第2の
衛星中間周波信号を同軸ケーブル26が伝送する。同軸ケ
ーブル18に互いに間隔をおいて複数の第1の端子28が配
置され、同軸ケーブル26に第1の端子28と対応して複数
の第2の端子30が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば放送衛星や
通信衛星からの衛星信号を受信して、複数のテレビジョ
ン受像機に供給する衛星共同受信システムと、このシス
テム中で使用する増幅器に関する。
【0002】
【従来の技術】衛星共同受信システムは、例えば放送衛
星や通信衛星からの衛星信号を、離れた位置にそれぞれ
設けられているテレビジョン受像機において受信可能と
するために使用される。しかし、例えば衛星放送受信ア
ンテナにおいて受信され、このアンテナに付属するコン
バータによって周波数変換された衛星放送中間周波信号
と、同じく衛星通信受信用アンテナにおいて受信され、
このアンテナに付属するコンバータによって周波数変換
された衛星通信中間周波信号とは、その周波数帯が一部
で重複している。従って、同じ伝送線路によって、これ
ら中間周波信号を伝送した場合、各テレビジョン受像機
では、これら各中間周波信号を分離することができな
い。
【0003】従来、各衛星放送中間周波信号と、衛星通
信中間周波信号とを、それぞれ別の伝送線路を介して各
端末に伝送する別配線方式がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の別配線
方式では、各テレビジョン受像機までそれぞれ個別の伝
送線路を設けなければならず、伝送線路の配線が複雑に
なる。特に、近年、打ち上げられている通信衛星の数が
増加し、これら通信衛星において同一の周波数帯を使用
しているので、各衛星通信をそれぞれ受信しようとする
と、伝送線路の本数が益々増加する。
【0005】本発明は、周波数帯が少なくとも一部で重
複している衛星からの信号であっても、少ない本数の伝
送線路によって各テレビジョン受像機において受信可能
とする衛星共同受信システムを提供することを目的とす
る。また、本発明は、このような衛星共同受信システム
において設置が容易な増幅器を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1記載の発明は、周波数帯が少なくとも一
部重複し異なる偏波を有する少なくとも2波の衛星信号
を含む複数の第1の衛星信号を、周波数帯が互いに非重
複の複数の第1の衛星中間周波信号に変換する第1の周
波数変換手段と、この第1の周波数変換手段から供給さ
れた第1の衛星中間周波信号を伝送する第1の伝送線路
と、周波数帯が少なくとも一部重複し異なる偏波を有す
る少なくとも2波の第2の衛星信号を、周波数帯が互い
に非重複であるが、第1の衛星中間周波信号と少なくと
も一部重複する複数の第2の衛星中間周波信号に変換す
る第2の周波数変換手段と、この第2の周波数変換手段
から供給された第2の衛星中間周波信号を伝送する第2
の伝送線路と、第1の伝送線路に互いに間隔をおいて配
置された複数の第1の端子と、第2の伝送線路に前記各
第1の端子と対応して設けられた複数の第2の端子と
を、具備している。
【0007】請求項1記載の発明によれば、第1の伝送
線路には、周波数帯が重複しないように周波数変換され
た複数の第1の衛星中間周波信号が伝送されている。ま
た、第2の伝送線路にも、周波数帯が重複しないように
周波数変換された複数の第2の衛星中間周波信号が伝送
されている。第1の衛星中間周波信号と第2の衛星中間
周波信号とは、少なくとも一部周波数帯が重複してい
る。第1及び第2の伝送線路にそれぞれ対応するように
複数の第1及び第2の端子が設けられているので、1対
の端子を受信手段に接続することによって、各衛星放送
や各衛星通信を受信できる。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、第1の伝送線路に、地上波テレビジョン放
送信号またはCATV信号が重畳されているものであ
る。
【0009】請求項2記載の発明によれば、第1の伝送
線路に、地上波テレビジョン放送信号が重畳されている
ので、例えば第1の端子から地上波テレビジョン放送信
号を取り出すことによって、地上波テレビジョン放送も
視聴することができる。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項1記載の衛
星共同受信システムにおいて、周波数帯が少なくとも一
部重複し異なる偏波を有する少なくとも2波の衛星信号
を含む複数の第3の衛星信号を、周波数帯が互いに非重
複であるが、第2の衛星中間周波信号と重複する複数の
第3の衛星中間周波信号に変換する第3の周波数変換手
段と、第3の周波数変換手段から供給された第3の衛星
中間周波信号を伝送する第3の伝送線路と、第3の伝送
線路に前記各第1及び第2の端子と対応して設けられた
複数の第3の端子とを、具備している。
【0011】請求項3記載の発明によれば、第1の伝送
線路に複数の第1の衛星中間周波信号が伝送され、第2
の伝送線路に複数の第2の衛星中間周波信号が伝送さ
れ、さらに第3の伝送線路に複数の第3の衛星中間周波
信号が伝送される。従って、対応する第1乃至第3の端
子を受信手段に接続することによって、さらに多くの衛
星放送や衛星通信を受信できる。
【0012】請求項4記載の発明は、請求項2記載の衛
星共同受信システムにおいて、第2の端子から第2の衛
星中間周波信号が供給され、第3の端子から第3の衛星
中間周波信号が供給され、第2及び第3の衛星中間周波
信号の一方を切換信号に応じて選択し、第2及び第3の
衛星中間周波信号用の受信手段に、1本の伝送線路を介
して供給する切換手段を有し、上記切換信号は、上記受
信手段から上記1本の伝送線路を介して上記切換手段に
供給される。
【0013】請求項4記載の発明によれば、例えば第2
の伝送線路を伝送される第2の衛星中間周波信号と、第
3の伝送線路を伝送される第3の衛星中間周波信号とを
1台の受信手段で受信する場合、この受信手段から1本
の伝送線路を介して切換手段に切換信号を供給すること
によって、第2及び第3の衛星中間周波信号のうち一方
を選択して、1本の伝送線路を介して受信手段に供給で
きる。
【0014】請求項5記載の発明は、複数の衛星信号を
周波数変換した、周波数帯が互いに非重複の複数の衛星
中間周波信号を増幅し、特定の伝送線路に供給する第1
の増幅手段と、周波数帯が少なくとも一部重複し異なる
偏波を有する少なくとも2波の衛星信号を周波数変換し
た、周波数帯が互いに非重複である複数の衛星中間周波
信号を増幅し、別の伝送線路に供給する第2の増幅手段
と、第1及び第2の増幅手段が収容されている1つの筐
体とを、具備している。
【0015】上述したような衛星共同受信システムで
は、複数の第1の端子及び複数の第2の端子から、複数
の受信手段に、例えば第2の衛星中間周波信号と第3の
衛星中間周波信号とを供給する。そのため、各受信手段
において適切に受信可能なレベルが得られるように、第
2及び第3の衛星中間周波信号を増幅する必要がある。
このための増幅器を各伝送線路ごとに配置していると、
その設置作業が面倒であるが、請求項5記載の発明で
は、このような増幅手段が1つの筐体内に配置されてい
るので、設置作業が容易になる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態による
衛星共同受信システムは、例えば各家庭にUHF及びV
HF帯の地上波テレビジョン放送、衛星放送、2基の通
信衛星から送信されている複数の衛星通信を配信するた
めのものである。
【0017】この衛星共同受信システムは、図1に示す
ように、UHF及びVHF帯の地上波テレビジョン放送
信号U、Vを受信するために、U・Vアンテナ2を有し
ている。
【0018】この衛星共同受信システムは、衛星放送受
信用アンテナ4も有している。この衛星放送受信用アン
テナ4には、コンバータ6が付属している。このコンバ
ータ6は、アンテナ4が受信した衛星放送信号を、図2
(a)に示すように、例えば1035MHz乃至133
5MHzの衛星放送中間周波信号BS−IFに周波数変
換する。UHF及びVHF帯の地上波テレビジョン放送
信号U、Vと、衛星放送中間周波信号BS−IFとは、
混合器8によって混合されて、ブロックコンバータ10
に供給される。なお、UHF及びVHF帯の地上波テレ
ビジョン放送信号U、Vに代えて、CATV施設からの
CATV信号を混合器8に供給することもできる。
【0019】この衛星共同受信システムは、衛星通信受
信用アンテナ12も有している。この衛星通信受信用ア
ンテナ12は、図2(a)に示すように、例えば、第1
の通信衛星から送信されている垂直偏波の12.493
GHz乃至12.733GHzの第1の衛星通信信号C
S1(V)と、第1の通信衛星から送信されている水平
偏波の12.508GHz乃至12.748GHzの第
2の衛星通信信号CS1(H)とを、受信している。即
ち、衛星通信受信用アンテナ12は、少なくとも周波数
が一部重複し、異なる偏波を有する少なくとも2波の衛
星通信信号を受信している。
【0020】この衛星通信受信用アンテナ12に付属し
ているコンバータ14は、第1の衛星通信信号CS1
(V)を、11.2GHzの局部発振信号を利用して、
図2(a)に示すように、1293MHz乃至1533
MHzの第1の衛星通信中間周波信号CS1−IF1
(V)に周波数変換し、さらに、第2の衛星通信信号C
S1(H)を、1308MHz乃至1548MHzの第
2の衛星通信中間周波信号CS1−IF1(H)に周波
数変換する。このコンバータ14は、第1の衛星通信中
間周波信号CS1−IF1(V)と、第2の衛星通信中
間周波信号CS1−IF1(H)とを、ブロックコンバ
ータ10に供給する。
【0021】ブロックコンバータ10は、例えば特開平
10−56636号公報に開示されているもので、第1
の衛星通信中間周波信号CS1−IF1(V)を図2
(a)に示すように、1335MHz乃至1625MH
zの第3の衛星通信中間周波信号CS1−IF2(V)
に周波数変換し、第2の衛星通信中間周波信号CS1−
IF1(H)を1655MHz乃至1895MHzの第
4の衛星通信中間周波信号CS1−IF2(H)に周波
数変換し、UHF及びVHF帯の地上波テレビジョン放
送信号U、Vと、衛星放送中間周波信号BS−IFと共
に出力するものである。
【0022】従って、このブロックコンバータ10の出
力信号は、UHF及びVHF帯の地上波テレビジョン放
送信号U、Vと、衛星放送中間周波信号BS−IFと、
第3の衛星通信中間周波信号CS1−IF2(V)と、
第4の衛星通信中間周波信号CS1−IF2(H)を含
むが、これらの間に周波数帯の重複はない。コンバータ
6、ブロックコンバータ10、コンバータ14が第1の
周波数変換手段を構成している。
【0023】このブロックコンバータ10の出力信号
(以下、第1の衛星中間周波信号と称することもあ
る。)は、増幅器16内に設けられた第1の増幅部16
aで増幅されて、第1の伝送線路、例えば同軸ケーブル
18に伝送される。
【0024】この衛星共同受信システムは、さらに衛星
通信受信用アンテナ20を有している。このアンテナ2
0は、図2(b)に示すように、第2の通信衛星から送
信されている垂直偏波の12.493GHz乃至12.
733GHzの第3の衛星通信信号CS2(V)と、第
2の通信衛星から送信されている水平偏波の12.50
8GHz乃至12.748GHzの第4の衛星通信信号
CS2(H)を受信している。即ち、第3の衛星通信信
号CS2(V)は第1の衛星通信信号CS1(V)と同
一の周波数帯を有し、第4の衛星通信信号CS2(H)
は第2の衛星通信信号CS2(H)と同一の周波数帯を
有している。また、第3の衛星通信信号CS2(V)と
第4の衛星通信信号CS2(H)とは、異なる偏波を有
し、周波数帯が一部重複している。
【0025】この衛星通信受信用アンテナ20には、第
2の周波数変換手段、例えばコンバータ22が付属して
いる。このコンバータ22は、2つの局部発振器を備
え、その一方の局部発振周波数は10.678GHz
で、他方の局部発振周波数は11.2GHzである。コ
ンバータ22は、11.2GHzの局部発振信号を利用
して、12.493GHz乃至12.733GHzの第
3の衛星通信信号CS2(V)を、1293MHz乃至
1533MHzの第5の衛星通信中間周波信号CS2−
IF(V)に周波数変換する。また、コンバータ22
は、10.678GHzの局部発振信号を利用して、1
2.508GHz乃至12.748GHzの第4の衛星
通信信号CS2(H)を1830MHz乃至2070M
Hzの第6の衛星通信中間周波信号CS2−IF(H)
に周波数変換する。即ち、周波数帯が一部重複し、偏波
が異なる第3及び第4の衛星通信信号CS2(V)、C
S2(H)を、周波数帯が重複しない第5及び第6の衛
星通信中間周波信号CS2−IF(V)、CS2−IF
(H)に周波数変換している。
【0026】これら第5及び第6の衛星通信中間周波信
号CS2−IF(V)、CS2−IF(H)は、混合器
24によって混合される。この混合出力(以下、第2の
衛星中間周波信号と称することもある。)は、増幅器1
6の第2の増幅部16bによって増幅され、第2の伝送
線路、例えば同軸ケーブル26に伝送される。
【0027】増幅器16は、1つの筐体内に第1及び第
2の増幅部16a、16bを収容したものである。図示
していないが、増幅器16内には、直流電源装置が設け
られており、この直流電源装置からコンバータ6、1
4、22に直流動作電圧が供給されている。そのため、
ブロックコンバータ10、混合器8、24は通電型に構
成されている。
【0028】同軸ケーブル18中には、複数の第1の端
子28が互いに間隔をおいて配置されている。また、同
軸ケーブル26中にも、複数の第2の端子30が互いに
間隔をおいて配置されている。これら第1の端子28と
第2の端子30は、各家庭に対応するように対に設けら
れている。
【0029】各家庭において、端子28には分波器32
が取り付けられている。これによって、ブロックコンバ
ータ10の出力である、UHF及びVHF帯の地上波テ
レビジョン放送信号U、Vと、衛星中間周波信号BS−
IFと、第1及び第2の衛星通信中間周波信号CS1−
IF2(V)、CS1−IF2(H)とは、UHF及び
VHF帯の地上波テレビジョン放送信号U、Vと、衛星
中間周波信号BS−IFの組と、第1及び第2の衛星通
信中間周波信号CS1−IF2(V)、CS1−IF2
(H)の組に分波される。
【0030】UHF及びVHF帯の地上波テレビジョン
放送信号U、Vと、衛星中間周波信号BS−IFの組
は、そのまま衛星放送受信用チューナ内蔵のテレビジョ
ン受像機34に供給され、これにおいて受信復調され、
視聴される。
【0031】また、第1及び第2の衛星通信中間周波信
号CS1−IF2(V)、CS1−IF2(H)の組
は、受信手段、例えばレシーバ36に供給される。これ
らのうちレシーバ36によって選択されたものが復調さ
れ、テレビジョン受像機34に供給され、視聴される。
【0032】各家庭において、端子30は受信手段、例
えばレシーバ38に接続されている。従って、レシーバ
38には、混合器24から同軸ケーブル26を介して伝
送された第5及び第6の衛星通信中間周波信号が供給さ
れており、これらのうちレシーバ38によって選択され
たものが復調され、テレビジョン受像機34に供給され
る。
【0033】上述したように、この衛星共同受信システ
ムでは、同軸ケーブル18によって周波数帯が重複しな
いように周波数変換を行った第3及び第4の衛星通信中
間周波信号CS1−IF2(V)、CS1−IF2
(H)を伝送し、同軸ケーブル26によって周波数帯が
重複しないように周波数変換を行った第5及び第6の衛
星通信中間周波信号CS2−IF(V)、CS2−IF
(H)を伝送している。従って、第3及び第4の衛星通
信中間周波信号CS1−IF2(V)、CS1−IF2
(H)の周波数変換前の第1及び第2の衛星通信信号C
S1(V)、CS1(H)が周波数帯が一部重複するも
のであり、第5及び第6の衛星中間周波信号CS2−I
F(V)、CS2−IF(H)の周波数変換前の第3及
び第4の衛星通信信号CS2(V)、CS2(H)が、
周波数が一部重複するものであり、かつ第3の衛星通信
信号CS2(V)が第1の衛星通信信号CS1(V)と
同一周波数帯であり、第4の衛星通信信号CS2(H)
が第2の衛星通信信号CS1(H)と同一の周波数帯で
あっても、わずか2本の同軸ケーブル18、26によっ
て4種類の衛星通信信号に関連する衛星通信中間周波信
号CS1−IF2(V)、CS1−IF2(H)、CS
2−IF(V)、CS2−IF(H)を伝送し、かつそ
れぞれをレシーバを介してテレビジョン受像機で視聴で
きる。
【0034】また、増幅器16は、同軸ケーブル18に
供給するブロックコンバータ10の出力を増幅する第1
の増幅部16aと、同軸ケーブル26に供給する混合器
24の出力を増幅する第2の増幅部16bとを、同一の
筐体内に収容している2入力2出力増幅器であるので、
この増幅器16を設置するだけで、両同軸ケーブル1
8、26用の2つの増幅部を設置することができる。
【0035】なお、衛星放送中間周波信号BS−IFの
伝送が不要な場合には、ブロックコンバータ10を除去
し、コンバータ14をコンバータ22と同様に、第1及
び第2の衛星通信信号を、1293MHz乃至1533
MHzの衛星通信中間周波信号と、1830MHz乃至
2070MHzの衛星通信中間周波信号とに周波数変換
するものに代えてもよい。
【0036】本発明の第2の実施の形態の衛星共同受信
システムを図3乃至図4を参照して説明する。なお、図
1に示した衛星共同受信システムと同等部分には、同一
符号を付して、その説明を省略する。
【0037】図3の衛星共同受信システムは、衛星放送
受信用アンテナ40を有している。この衛星放送受信用
アンテナ40は、第3の通信衛星から送信されている1
2.493GHz乃至12.733GHzの垂直偏波の
第5の衛星通信信号CS3(V)と、12.508GH
z乃至12.748GHzの水平偏波の第6の衛星通信
信号CS3(H)とを受信する。この第5の衛星通信信
号CS3(V)は、第1及び第3の衛星通信信号CS1
(V)、CS2(V)と周波数帯及び偏波が一致してい
る。第6の衛星通信信号CS3(H)は、第2及び第4
の衛星通信信号CS1(H)、CS2(H)と周波数帯
及び偏波が一致している。
【0038】この衛星放送受信用アンテナ40には、コ
ンバータ42が付属している。このコンバータ42は、
コンバータ22と同様に、第5の衛星通信信号CS3
(V)を1293MHz乃至1533MHzの第7の衛
星通信中間周波信号CS3−IF(V)に周波数変換
し、かつ第6の衛星通信信号CS3(H)を1830M
Hz乃至2070MHzの第8の衛星通信中間周波信号
CS3−IF(H)に周波数変換している。
【0039】第7及び第8の衛星通信中間周波信号CS
3−IF(V)、CS3−IF(H)は、混合器44に
よって混合され、増幅器46の第1の増幅部46aによ
って増幅され、第3の伝送線路、例えば同軸ケーブル4
8に伝送される。
【0040】増幅器46は、第1の増幅部46aの他
に、混合器24から供給された第5及び第6の衛星通信
中間周波信号CS2−IF(V)、CS2−IF(H)
を増幅し、第2の伝送線路である同軸ケーブル26に供
給する第2の増幅部46bも有している。これら第1及
び第2の増幅部46a、46bは、1つの筐体内に収容
されており、増幅器46は2入力2出力の増幅器であ
る。また、この増幅器46からコンバータ22、42へ
の動作電圧が供給されている。従って、混合器24の他
に、混合器44も通電型である。ブロックコンバータ1
0からの出力を増幅して、第1の伝送線路である同軸ケ
ーブル18に供給する増幅器50も設けられている。こ
の増幅器50も、第1及び第2の増幅部46a、46b
と共に1つの筐体内に収容することもできる。
【0041】同軸ケーブル18、26、48には、各家
庭に対応するように間隔をおいて複数の端子盤52が設
けられている。この端子盤52は、4つの端子54、5
6、58、60を有している。
【0042】端子54には、同軸ケーブル26を介して
第5及び第6の衛星通信中間周波信号CS2−IF
(V)、CS2−IF(H)が供給されている。端子5
6には、同軸ケーブル48を介して第7及び第8の衛星
通信中間周波信号CS3−IF(V)、CS3−IF
(H)が供給されている。
【0043】端子54は、切換手段、例えばトーン切換
器62の切換スイッチ64の接点64aに接続され、端
子56は切換スイッチ64の接点64bに接続されてい
る。切換スイッチ64は、接触子64cを有し、これは
通常には接点64aに接続され、制御部66から駆動信
号が供給されたとき、接触子64cを接点64bに接続
する。この接触子64cは1本の伝送線路、例えば同軸
ケーブル68を介して、受信手段、例えば第5乃至第8
衛星中間周波信号用のレシーバ70に接続されている。
【0044】このレシーバ70は、図5(b)に示すよ
うに、一定値の直流電圧を発生する状態と、図5(a)
に示すように、上記の直流電圧に、交番信号、例えば3
2kHz乃至53kHZのパルス電圧(トーン信号)を
重畳した電圧を発生する状態とに切換可能に構成されて
いる。この図5(a)または(b)の電圧は、同軸ケー
ブル68を介してトーン切換器62の制御部66に供給
される。制御部66は、供給された電圧にトーン信号が
含まれているか否か検出し、トーン信号が含まれている
と、接触子64cが接点64aに接続されている状態に
接触子64cを切り換え、トーン信号が含まれていない
と、接触子64cが接点64bに接続されている状態に
切り換える。
【0045】従って、1台のレシーバ70によって第2
及び第3の通信衛星からの4種類の衛星通信を受信する
ことができる。なお、第2の通信衛星からの2種類の衛
星通信信号の受信用のレシーバと、第3の通信衛星から
の2種類の衛星通信の受信用のレシーバとを、個別に設
ける場合には、トーン切換器62は不要である。
【0046】端子盤52の端子58と端子60とは、端
子盤52内に設けた分波器72の出力側に接続され、分
波器72の入力側には、同軸ケーブル18からブロック
コンバータ10の出力信号が供給されている。この分波
器72は、図1に示した分波器32と同様に分波して、
UHF及びVHF帯の地上波テレビジョン放送信号U、
Vと、衛星中間周波信号BS−IFを端子60に生成
し、第1及び第2の衛星通信中間周波信号CS1−IF
2(V)、CS1−IF2(H)を端子58に生成す
る。
【0047】UHF及びVHF帯の地上波テレビジョン
放送信号U、Vと、衛星中間周波信号BS−IFは、そ
のまま衛星放送受信用チューナ内蔵のテレビジョン受像
機34に供給され、これにおいて受信復調され、視聴さ
れる。
【0048】また、第1及び第2の衛星通信中間周波信
号CS1−IF2(V)、CS1−IF2(H)は、レ
シーバ36に供給される。これらのうちレシーバ36に
よって選択されたものが復調され、テレビジョン受像機
34に供給され、視聴される。
【0049】上記の両実施の形態では、地上波テレビジ
ョン放送信号は、ブロックコンバータ10に供給した
が、混合器8を除去し、その代わりにコンバータ6の衛
星放送中間周波信号をそのままブロックコンバータ10
に供給し、ブロックコンバータ10の出力側に混合器を
設け、この混合器においてブロックコンバータ10の出
力信号と地上波テレビジョン放送信号とを混合して、増
幅器16の第1の増幅部16aに供給してもよい。ま
た、場合によっては、U・Vアンテナ2、衛星放送受信
用アンテナ4、コンバータ6を除去してもよい。
【0050】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、第1の伝送線路には、周波数帯が重複しないよう
に周波数変換された複数の第1の衛星中間周波信号が伝
送され、第2の伝送線路にも、周波数帯が重複しないよ
うに周波数変換された複数の第2の衛星中間周波信号が
伝送されている。第1の衛星中間周波信号と第2の衛星
中間周波信号とは、少なくとも一部周波数帯が重複して
いる。従って、少なくとも2本の伝送線路を使用して、
この伝送線路数よりも多い種類の衛星中間周波信号を伝
送することができ、各衛星中間周波信号ごとに伝送線路
を布設する場合と比較して、伝送線路の布設作業が容易
となる。
【0051】請求項2記載の発明によれば、第1の伝送
線路に地上波テレビジョン放送信号またはCATV信号
が重畳されているので、衛星からの信号の他に、地上波
テレビジョン放送またはCATV信号も視聴することが
できる。
【0052】請求項3記載の発明によれば、第1の伝送
線路に複数の第1の衛星中間周波信号が伝送され、第2
の伝送線路に複数の第2の衛星中間周波信号が伝送さ
れ、さらに第3の伝送線路に複数の第3の衛星中間周波
信号が伝送される。従って、さらに多くの衛星放送や衛
星通信を少ない伝送線路で送信することができ、伝送線
路の布設作業が容易となる。
【0053】請求項4記載の発明によれば、例えば第2
の伝送線路を伝送される第2の衛星中間周波信号と、第
3の伝送線路を伝送される第3の衛星中間周波信号とを
1台の受信手段で受信する場合、この受信手段から1本
の伝送線路を介して切換手段に切換信号を供給すること
によって、第2及び第3の衛星中間周波信号のうち一方
を選択して、1本の伝送線路を介して受信手段に供給で
き使用しなければならない受信手段の台数を減少させる
ことができる。
【0054】請求項5記載の発明の増幅器によれば、少
なくとも2本の伝送線路に対して衛星中間周波信号を増
幅してそれぞれ供給する2台の増幅手段が1つの筐体内
に配置されているので、この増幅器を2本の伝送線路に
接続するだけで、この増幅器の設置が行えるので、この
増幅器の設置作業が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の衛星共同受信シス
テムのブロック図である。
【図2】図1の衛星共同受信システムにおいて行われる
周波数変換を示す図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態の衛星共同受信シス
テムのブロック図である。
【図4】図3の衛星共同受信システムにおいて使用する
端子盤とトーン切換器のブロック図である。
【図5】図4のトーン切換器に供給される切換信号を示
す図である。
【符号の説明】
6 コンバータ(第1の周波数変換手段) 10 ブロックコンバータ(第1の周波数変換手段) 14 コンバータ(第1の周波数変換手段) 16 増幅器 16a 第1の増幅手段 16b 第2の増幅手段 18 同軸ケーブル(第1の伝送線路) 22 コンバータ(第2の周波数変換手段) 26 同軸ケーブル(第2の伝送線路) 28 第1の端子 30 第2の端子 36 38 70 レシーバ(受信手段) 42 コンバータ(第3の周波数変換手段) 48 同軸ケーブル(第3の伝送線路) 62 トーン切換器(切換手段)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周波数帯が少なくとも一部重複し異なる
    偏波を有する少なくとも2波の衛星信号を含む複数の第
    1の衛星信号を、周波数帯が互いに非重複の複数の第1
    の衛星中間周波信号に変換する第1の周波数変換手段
    と、 第1の周波数変換手段から供給された第1の衛星中間周
    波信号を伝送する第1の伝送線路と、 周波数帯が少なくとも一部重複し異なる偏波を有する少
    なくとも2波の第2の衛星信号を、周波数帯が互いに非
    重複であるが、第1の衛星中間周波信号と少なくとも一
    部重複する複数の第2の衛星中間周波信号に変換する第
    2の周波数変換手段と、 第2の周波数変換手段から供給された第2の衛星中間周
    波信号を伝送する第2の伝送線路と、 第1の伝送線路に互いに間隔をおいて配置された複数の
    第1の端子と、 第2の伝送線路に前記各第1の端子と対応して設けられ
    た複数の第2の端子とを、具備する衛星共同受信システ
    ム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の衛星共同受信システムに
    おいて、第1の伝送線路に、地上波テレビジョン放送信
    号またはCATV信号が重畳されている衛星共同受信シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の衛星共同受信シ
    ステムにおいて、 周波数帯が少なくとも一部重複し異なる偏波を有する少
    なくとも2波の衛星信号を含む複数の第3の衛星信号
    を、周波数帯が互いに非重複であるが、第2の衛星中間
    周波信号と重複する複数の第3の衛星中間周波信号に変
    換する第3の周波数変換手段と、 第3の周波数変換手段から供給された第3の衛星中間周
    波信号を伝送する第3の伝送線路と、 第3の伝送線路に前記各第1及び第2の端子と対応して
    設けられた複数の第3の端子とを、具備する衛星共同受
    信システム。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の衛星共同受信システムに
    おいて、 第2の端子から第2の衛星中間周波信号が供給され、第
    3の端子から第3の衛星中間周波信号が供給され、第2
    及び第3の衛星中間周波信号の一方を切換信号に応じて
    選択し、第2及び第3の衛星中間周波信号用の受信手段
    に、1本の伝送線路を介して供給する切換手段を有し、
    上記切換信号は、上記受信手段から上記1本の伝送線路
    を介して上記切換手段に供給される衛星共同受信システ
    ム。
  5. 【請求項5】 複数の衛星信号を周波数変換した、周波
    数帯が互いに非重複の複数の衛星中間周波信号を増幅
    し、特定の伝送線路に供給する第1の増幅手段と、少な
    くとも2波の衛星信号を周波数変換した、周波数帯が互
    いに非重複である複数の衛星中間周波信号を増幅し、別
    の伝送線路に供給する第2の増幅手段と、第1及び第2
    の増幅手段が収容されている1つの筐体とを、具備する
    衛星共同受信システム用増幅器。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008034933A (ja) * 2006-07-26 2008-02-14 Dx Antenna Co Ltd 衛星信号切換装置及び衛星信号受信システム

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JP2008034933A (ja) * 2006-07-26 2008-02-14 Dx Antenna Co Ltd 衛星信号切換装置及び衛星信号受信システム

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