JPH11298554A - 多機能周辺装置 - Google Patents
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- JPH11298554A JPH11298554A JP10502298A JP10502298A JPH11298554A JP H11298554 A JPH11298554 A JP H11298554A JP 10502298 A JP10502298 A JP 10502298A JP 10502298 A JP10502298 A JP 10502298A JP H11298554 A JPH11298554 A JP H11298554A
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Abstract
転送される通信データの転送量を変更することができる
多機能周辺装置を提供すること。 【解決手段】 PCの電源がオンで(S22:ON)、
且つ、PCの通信ソフトが実行中である場合には(S2
3:Yes)、相手側装置から連続して送られる通信デ
ータの受信速度を受信速度カウンタへ書き込む(S2
4)。その受信速度カウンタに記憶された値に基づい
て、一回に転送する通信データの転送量、即ち、1のパ
ケットデータのサイズが変更される。よって、通信デー
タの受信速度の大きさが異なる場合においても、転送間
隔を一定にすることができ、PCの通信ソフトによるタ
イムアウトエラーの発生を防止することができるのであ
る。
Description
やモデム機能など多くの機能を備えた多機能周辺装置に
関し、特に、通信データの受信速度に応じて、外部装置
へ転送される通信データの転送量を変更することができ
る多機能周辺装置に関するものである。
能、モデム機能など多くの機能を備えた多機能周辺装置
が普及している。この多機能周辺装置が相手側装置とシ
リアル接続されている場合、多機能周辺装置は、相手側
装置から1ビットずつ連続して送られる通信データを受
信して、その受信した通信データをパーソナルコンピュ
ータ(PC)などの外部装置へ転送する。このデータ転
送方式の一つに、パケット方式がある。パケット方式と
は、データ長等を示すヘッダ部分と、データ自体からな
るデータ部分とから構成されたパケットデータを1つの
データ群として送信するものである。外部装置はパケッ
トデータを受信すると、ヘッダ部分に示されたデータ長
を基にして、データ部分とパケットデータの切れ目とを
認識し、認識されたデータ部分からデータを取り出し
て、装置内のメモリに格納するなどの各処理を行うので
ある。このパケット方式で通信データを転送すると、受
信した通信データを1ビットずつ連続して転送するより
も転送の効率がよい。よって、多機能周辺装置では、受
信した通信データを所定の転送量ごとにまとめたパケッ
トデータとして、外部装置へ転送している。
ータの受信速度が異なる場合においても、通信データの
転送量は一定、即ち、パケットデータのデータ量は一定
である。よって、受信速度が速い場合には、転送量分の
通信データが速く貯まって、通信データの転送間隔が短
くなる。一方、受信速度が遅い場合には、転送量分の通
信データがなかなか貯まらず、通信データの転送間隔が
長くなってしまう。通信データの転送間隔が長くなる
と、外部装置において通信データ未受信によるタイムア
ウトエラーが発生して、転送処理が中断される。よっ
て、かかる場合には転送処理を正常に行うことができな
いという問題点があった。
成されたものであり、通信データの受信速度に応じて、
外部装置へ転送される通信データの転送量を変更するこ
とができる多機能周辺装置を提供することを目的として
いる。
に請求項1記載の多機能周辺装置は、相手側装置から連
続して送られる通信データを受信可能な通信データ受信
手段と、その通信データ受信手段により受信された通信
データを所定の転送量ごとに外部装置へ転送する転送手
段とを備えており、更に、前記通信データ受信手段によ
る通信データの受信速度を識別する受信速度識別手段
と、その受信速度識別手段により識別された受信速度に
基づいて、前記転送手段により転送される転送量を変更
する変更手段とを備えている。
ば、相手側装置から連続して送られる通信データが通信
データ受信手段により受信されると、その受信された通
信データは転送手段によって所定の転送量ごとに外部装
置へ転送される。ここで、通信データ受信手段により受
信される通信データの受信速度は受信速度識別手段によ
って識別され、その識別された受信速度に基づいて、転
送手段により転送される転送量が変更手段によって変更
される。
1記載の多機能周辺装置において、前記転送手段は、前
記通信データ受信手段により受信される通信データをパ
ラレル方式により外部装置へ転送するものである。
1または2に記載の多機能周辺装置において、前記変更
手段は、前記通信データ受信手段により受信される通信
データを所定の時間ごとに区分するための区分時間を記
憶する転送タイマ記憶手段を備え、その転送タイマ記憶
手段に記憶されている区分時間と前記受信速度識別手段
により識別された受信速度とに基づいて前記転送手段に
より転送される転送量を変更するものである。
3記載の多機能周辺装置において、ダミーデータを外部
装置へ送信する第1送信手段と、その第1送信手段によ
るダミーデータ送信後の経過時間を計時する計時手段
と、前記外部装置からタイムアウトエラーを示す信号を
受信するエラー信号受信手段と、そのエラー信号受信手
段によりタイムアウトエラーを示す信号が受信された場
合に、そのタイムアウトエラーを示す信号を受信するま
でに前記計時手段によって計時された経過時間を記憶す
るタイムアウト時間記憶手段と、そのタイムアウト時間
記憶手段に記憶される時間に基づいて前記転送タイマ記
憶手段へ所定の区分時間を記憶させる第1制御手段とを
備えている。
ば、請求項3記載の多機能周辺装置と同様に作用する
上、第1送信手段によりダミーデータが外部装置へ送信
されると、そのダミーデータ送信後の経過時間が計時手
段によって計時される。ここで、外部装置からタイムア
ウトエラーを示す信号がエラー信号受信手段によって受
信されると、そのタイムアウトエラーを示す信号を受信
するまでに計時手段により計時された経過時間がタイム
アウト時間記憶手段によって記憶され、そのタイムアウ
ト時間記憶手段に記憶される時間に基づいて所定の区分
時間が第1制御手段によって転送タイマ記憶手段へ記憶
される。
3記載の多機能周辺装置において、ダミーデータを所定
時間ごとに外部装置へ送信する第2送信手段と、その第
2送信手段により送信されるダミーデータの送信間隔で
ある所定時間を記憶する送信間隔記憶手段と、前記外部
装置からタイムアウトエラーを示す信号を受信するエラ
ー信号受信手段と、そのエラー信号受信手段によりタイ
ムアウトエラーを示す信号が受信された場合に、前記送
信間隔記憶手段に記憶されている所定時間に基づいて前
記転送タイマ記憶手段へ所定の区分時間を記憶させる第
2制御手段とを備えている。
ば、請求項3記載の多機能周辺装置と同様に作用する
上、第2送信手段によりダミーデータが所定時間ごとに
外部装置へ送信されると、その送信されるダミーデータ
の送信間隔である所定時間は送信間隔記憶手段によって
記憶される。ここで、外部装置からタイムアウトエラー
を示す信号がエラー信号受信手段によって受信された場
合には、送信間隔記憶手段に記憶されている所定時間に
基づいて所定の区分時間が第2制御手段によって転送タ
イマ記憶手段へ記憶される。
5記載の多機能周辺装置において、前記エラー信号受信
手段によりタイムアウトエラーを示す信号が受信されな
い場合には、前記送信間隔記憶手段に記憶される所定時
間を延長して、前記第2送信手段により再度ダミーデー
タを前記外部装置へ送信する第3制御手段を備えてい
る。
3記載の多機能周辺装置において、ダミーデータを所定
時間ごとに外部装置へ送信する第2送信手段と、その第
2送信手段により送信されるダミーデータの送信間隔で
ある所定時間を記憶する送信間隔記憶手段と、前記外部
装置からタイムアウトエラーを示す信号を受信するエラ
ー信号受信手段と、そのエラー信号受信手段によりタイ
ムアウトエラーを示す信号が受信されない場合に、前記
送信間隔記憶手段に記憶されている所定時間に基づいて
前記転送タイマ記憶手段へ所定の区分時間を記憶させる
第4制御手段とを備えている。
ば、請求項3記載の多機能周辺装置と同様に作用する
上、第2送信手段によりダミーデータが所定時間ごとに
外部装置へ送信されると、その送信されるダミーデータ
の送信間隔である所定時間は送信間隔記憶手段によって
記憶される。ここで、外部装置からタイムアウトエラー
を示す信号がエラー信号受信手段によって受信されない
場合には、送信間隔記憶手段に記憶されている所定時間
に基づいて所定の区分時間が第4制御手段によって転送
タイマ記憶手段へ記憶される。
7記載の多機能周辺装置において、前記エラー信号受信
手段によりタイムアウトエラーを示す信号が受信された
場合には、前記送信間隔記憶手段に記憶される所定時間
を短縮して、前記第2送信手段により再度ダミーデータ
を前記外部装置へ送信する第5制御手段を備えている。
ついて、添付図面を参照して説明する。本実施例は、フ
ァクシミリ機能やコピー機能、モデム機能などの多くの
機能を1台に備えた多機能周辺装置(MFD(Multi Fu
nction Device))を用いて説明する。
(Personal Computer))50が接続されたMFD1の
外観斜視図を示す。MFD1の本体2の側部には、受話
器3が取り付けられている。受話器3は非通話時には本
体2に設けられた図示しないフック上に置かれ、通話時
にはフックから取り上げられて使用される。前者をオン
フック状態、後者をオフフック状態と称している。
備えた操作パネル4が設けられ、操作パネル4の左後部
には、液晶表示器(LCD)5が設けられている。MF
D1は、この操作パネル4上に設けられた複数のボタン
4aが押下されて操作されるとともに、その操作状態や
操作手順などがLCD5へ表示される。
挿入口6が設けられている。ファクシミリ機能時に他の
ファクシミリ装置へ送信される原稿やコピー機能時に複
写されるコピー原稿は、この原稿挿入口6に原稿面を下
向きにして挿入されるのである。この挿入された原稿
は、スキャナ22(図2参照)から画像データとして読
み取られた後に、本体2の前面であって操作パネル4の
下方に設けられた原稿排出口7から排出される。原稿挿
入口6の後部には記録紙ホルダ装着部9が設けられてお
り、この記録紙ホルダ装着部9には、複数枚の記録紙を
積層収納可能な記録紙ホルダ10が着脱可能に取り付け
られている。記録紙ホルダ10から供給され、プリンタ
25によって印刷に使用された記録紙は、原稿排出口7
の下方に設けられた記録紙排出口8から排出される。
C(パーソナルコンピュータ)用インターフェイス32
(図2参照)のコネクタ(図示せず)が設けられてい
る。MFD1は、このPC用インターフェイス32に接
続されたケーブル33を介して、PC50と接続されて
いる。なお、MFD1とPC50との接続は、必ずしも
ケーブル33に限られるものではなく、赤外線などの光
信号により接続することも可能である。
ロック図である。MFD1には、CPU11、ROM1
2、EEPROM13、RAM14、画像メモリ15、
音声メモリ16、音声LSI17、ネットワーク・コン
トロール・ユニット(以下「NCU」と称す)19、モ
デム20、バッファ21、スキャナ22、符号化部2
3、復号化部24、プリンタ25、操作パネル4、時計
回路26、アンプ27及びPC用インターフェイス32
が備えられ、これらはバスライン30を介して互いに接
続されている。
あり、MFD1はこのNCU19を介して電話回線31
に接続されている。NCU19は、交換機29(図3参
照)から送信される呼出信号や発呼側装置(発信者)の
電話番号(発信者番号)等を受信するとともに、操作パ
ネル4上に設けられているボタン4aの操作に応じた発
信時のダイヤル信号を交換機29へ送信したり、更には
通話時におけるアナログ音声信号の送受信を行うもので
ある。
される各種信号に従って、バスライン30により接続さ
れた各部を制御してファクシミリ動作や電話動作、即
ち、データ通信を実行するものである。時計回路26は
時刻の計時を行うためのものであり、時計回路26によ
り計時された時刻はCPU11によって読み出され、各
処理に使用される。ROM12は、このMFD1で実行
される制御プログラムなどを格納した書換不能なメモリ
であり、図6及び図7のフローチャートに示すプログラ
ムは、このROM12内に格納されている。
のメモリであり、EEPROM13へ記憶されたデータ
は、MFD1の電源オフ後も保持される。このEEPR
OM13は、転送間隔カウンタ13aを備えている。転
送間隔カウンタ13aは、相手側装置から連続して送ら
れる通信データを所定の転送量ごとにまとめたパケット
データ60(図5参照)としてPC50へ転送する際
に、1のパケットデータ60のサイズ(大きさ)を決定
する要素となる区分時間t1(図4参照)を記憶するた
めのカウンタである。
装置から1ビットずつ連続して送られる通信データは、
転送の効率を上げるために、所定の転送量ごとにまとめ
たパケットデータ60としてPC50へ転送される。こ
のパケットデータ60のサイズは、1バイトあたりの速
度に換算された通信データの受信速度と転送間隔カウン
タ13aに記憶されている値(区分時間t1)との積に
設定される。即ち、通信データの受信速度が速い場合に
は、パケットデータ60のサイズは大きく設定され、通
信データの受信速度が遅い場合には、パケットデータ6
0のサイズは小さく設定される。また、相手側装置から
連続して送られる通信データの受信速度は、通信データ
の受信中において変化せず一定である。よって、MFD
1がパケットデータ60のデータ量分の通信データを受
信するまでの時間は、転送間隔カウンタ13aの値と一
致し、通信データの受信速度の大きさによらず一定であ
る。従って、転送間隔カウンタ13aの値をタイムアウ
トエラーの発生しない範囲内で設定すれば、PC50の
タイムアウトエラーの発生を防止することができる。
すると、転送された通信データはPC50内の通信ソフ
トによって受信及び処理され、例えば、その通信データ
の情報がPC50のディスプレイに表示される。この通
信ソフトは、一定時間以上通信データを受信しないと通
信データ未受信によるタイムアウトエラーを発生し、P
C50からMFD1へエラー信号を出力するとともに、
以降の受信処理を中止する。このためMFD1は、タイ
ムアウトエラーが発生すると、通信データをPC50へ
転送することができない。そこで、MFD1は、通信デ
ータの転送時に、PC50のタイムアウトエラーが発生
しないように、転送間隔カウンタ13aの値を決定して
いる。
次のように決定される。まず、ダミーデータをPC50
へ送信してタイムアウトエラーを発生させる試験を予め
実行する。この試験により、PC50へダミーデータを
送信してからタイムアウトエラーを示すエラー信号を受
信するまでの時間、即ち、タイムアウト時間を算出し、
そのタイムアウト時間に基づいて転送間隔カウンタ13
aの値を決定するのである。本実施例では、タイムアウ
ト時間から1s減算した値を転送間隔カウンタ13aに
記憶させている。なお、通常、エラー信号を受信するま
での時間は、通信ソフトによっても異なるが5秒程度で
ある。
に各種のデータを一時的に記憶するためのメモリであ
り、パケット量カウンタ14aと、受信速度カウンタ1
4bとを備えている。パケット量カウンタ14aは、M
FD1からPC50へ一回に転送される通信データの転
送量、即ち、1のパケットデータ60のサイズを記憶す
るためのカウンタである。具体的には、MFD1は、通
信データの受信速度を設定すると、その受信速度は相手
側装置から1秒間に送られる通信データのデータ量をビ
ット数で表しているので、これをバイト数に変換する。
変換後、相手側装置から1秒間に送られる通信データの
データ量(バイト数)と転送間隔カウンタ13aに記憶
されている値との積が、1のパケットデータ60のサイ
ズとしてパケット量カウンタ14aに記憶されるのであ
る。
0から連続して送られる通信データの受信速度を記憶す
るためのカウンタである。MFD1は、2400bps
(1秒間に2400bit受信)、4800bps、7
200bps、9600bps、12000bps及び
14400bpsの計6種類の受信速度で通信データを
受信することができる。このうち実際に使用される受信
速度は、通信データの受信前に、MFD1と相手側装置
40との間で送受信されるDIS(Digital Identifica
tion Signal)信号およびDCS(Digital Command Sig
nal)信号に基づいて決定される。具体的には、通信デ
ータの受信前に、DIS信号によって相手側装置40の
伝送パラメータ(解像度、符号化方式、通信データの送
信速度)が相手側装置40からMFD1へ送信されるの
で、MFD1では、このDIS信号に基づいて伝送パラ
メータ(解像度、符号化信号、通信データの受信速度)
を設定し、その設定した伝送パラメータをDCS信号に
より相手側装置40へ送信して、使用される受信速度を
決定するのである。なお、MFD1では、相手側装置4
0の最大送信速度と、MFD1の最大受信速度とを比較
して、いずれか遅い方の速度に受信速度を設定するので
ある。この設定された受信速度が、受信速度カウンタ1
4bへ記憶される。
及び印刷のためのビットイメージを記憶するためのメモ
リであり、安価な大容量メモリであるダイナミックRA
M(DRAM)により構成されている。受信された画像
データは、一旦画像メモリ15に記憶され、プリンタ2
5によって記録紙に印刷された後に、この画像メモリ1
5から消去される。一般に、画像データは大容量である
が、画像データが印刷されることを条件にその画像デー
タを消去しているので、画像メモリ15を有効に使用す
ることができる。
る応答メッセージや、発呼側装置から送られてきた入来
メッセージを記憶するためのメモリである。画像メモリ
15と同様に、安価な大容量メモリであるダイナミック
RAM(DRAM)により構成されている。音声メモリ
16に記憶された入来メッセージは、操作パネル4を介
して消去操作がなされることにより、或いは、電話回線
に接続された他の装置から送られる消去コマンドを受信
することによって、消去される。
信されたアナログ音声信号をデジタル音声信号に変換す
る音声認識処理と、MFD1の内部で生成されたデジタ
ル音声信号をアナログ音声信号に変換して、NCU19
やスピーカ28(アンプ27)へ出力する音声合成処理
とを行うためのものである。
セントロニクス規格に準拠したパラレルインターフェイ
スである。MFD1は、そのインターフェイス32に接
続されたケーブル33によってPC50とパラレル接続
されており、ケーブル33を介してPC50と通信デー
タの転送や各種コマンドなどの送受信を行っている。
調及び復調して伝送すると共に伝送制御用の各種手順信
号を送受信するためのものであり、バッファ21は、相
手側装置40との間で送受信される符号化された画情報
を含むデータを一時的に記憶するためのものである。相
手側装置40から1ビットずつ連続して送られる通信デ
ータは、バッファ21へ順次記憶される。バッファ21
に順次記憶された通信データは、所定の転送量ごとにま
とめたパケットデータ60として、PC50へ順次転送
される。
た原稿を画像データとして読み取るためのものである。
符号化部23は、スキャナ22により読み取られた画像
データの符号化を行うものである。復号化部24は、バ
ッファ21または画像メモリ15に記憶された画像デー
タを読み出して、これを復号化するものであり、復号化
されたデータは、プリンタ25により記録紙に印刷され
る。
設定等を行う場合に各種の操作を行うためのものであ
り、アンプ27は、そのアンプ27に接続されたスピー
カ28を鳴動して、呼出音や音声を出力するためのもの
である。
19を介して、電話回線31に接続されている。この電
話回線31は、MFD1側の交換機29に接続され、こ
の交換機29は電話回線31を介して、他の交換機に接
続されている。なお、他の交換機は、更に、電話回線を
介して相手側装置40に接続されている。
るMFD1の動作の概略を示した図である。図3に示す
ように、MFD1と相手側装置40とは、電話回線31
と交換機29とを介して接続されている。この接続はシ
リアル接続であり、MFD1は、相手側装置40から1
ビットずつ連続して送られる通信データを受信する。
は、パケット方式により、所定の転送量毎にまとまった
パケットデータとして、パラレル接続されているPC5
0へ転送される。このパケット方式の転送速度は60K
バイト/sであり、受信速度がMFD1の最速である1
4400bpsの場合と比較しても、約33倍の速度で
転送される。このように通信データのPC50への転送
は、パケット方式により行われるので、通信データの受
信速度に比べて、その転送速度を速くすることができ
る。なお、通信データの転送速度は、その受信速度が最
も遅い2400bpsの場合と比較すると約200倍の
速度である。
ミングを示した図である。この図4を参照して、MFD
1が相手側装置40から受信した通信データをPC50
へ転送する転送タイミングについて説明する。
ずつ連続して送信され、MFD1によって受信される。
その受信された通信データは、バッファ21へ一時的に
記憶され、パケットデータ60のデータ量分ごとにまと
められる。そのまとめられた通信データに、3バイトの
ヘッダ部分61(図5参照)が付加され、パケットデー
タ60とされて、PC50へ転送される。ここで、パケ
ットデータ60のデータ量分の通信データを受信するま
での時間は、前記したように、転送間隔カウンタ13a
の値(区分時間t1)と一致する。
信データを受信するまでの区分時間t1と、1の通信デ
ータの転送開始から次の通信データの転送開始までの時
間t4とは等しく、t1=t4となっている。また、1
の通信データの転送開始から次の通信データの転送開始
までの時間t4は、転送に要する所要時間t2と、1の
通信データの転送終了から次の通信データの転送開始ま
での待機時間(転送間隔)t3とを合わせたものであ
る。
である場合、前記したように、転送速度はその受信速度
の約33倍である。よって、通信データの転送に要する
所要時間t2は、区分時間t1の約1/33倍となる。
t1=t4であるから、所要時間t2は、1の通信デー
タの転送開始から次の通信データの転送開始までの時間
t4の約1/33倍であり、所要時間t2は時間t4に
比べて僅かな時間であるので、時間t4から所要時間t
2を除いて、t4 t3と考えることができる。更に、
t1=t4であるから、t1 t3と考えることができ
るので、区分時間t1をPC50のタイムアウトエラー
の発生しない範囲内で決定すれば、転送間隔t3もタイ
ムアウトエラーの発生しない範囲に決定することができ
る。
送量ごとにまとめたパケットデータ60としてMFD1
からPC50へ転送され、その転送に要する所要時間t
2はパケットデータ60のデータ量分の通信データを受
信するまでの区分時間t1の1/33倍であるので、ケ
ーブル33が通信データの転送によって占有されるのを
防止することができる。よって、通信データの転送中に
MFD1とPC50との間で、通信データ以外の各種コ
マンドやデータの送受信があっても、そのコマンド等の
送受信によって通信データの転送が阻害されることはな
い。
式的に表した図である。図5に示すように、パケット方
式で転送されるデータ群、即ち、パケットデータ60
は、ヘッダ部分61とデータ部分62とから構成されて
いる。ヘッダ部分61は、1バイトのパケットデータ識
別子63と、2バイトのデータ長64の部分との合計3
バイトで構成されている。
タがパケットデータであること示す識別子であり、パケ
ットデータ60を振り分けるためのアドレスや規格など
を指定している。このパケットデータ識別子63には、
データを通信ソフトへ転送するための規格Class1
を示す40Hが記憶されている。データ長64は、パケ
ットデータ60のデータ部分62のサイズを示すデータ
である。よって、1のパケットデータ60のサイズは、
データ長64で示されたサイズに、ヘッダ部分61のサ
イズである3バイトを加えたものとなる。
照して、上記のように構成されたMFD1の動作につい
て説明する。図6は、ダミーデータ送信処理を示したフ
ローチャートである。このダミーデータ送信処理は、パ
ケットデータ60のデータ量分の通信データを受信する
ための区分時間t1を決定するための処理である。決定
された区分時間t1は、転送間隔カウンタ13aに記憶
される。
ンであるか否かを判断する(S1)。この電源オンの判
断は、SELIN(Select In)信号のHigh/Lo
wチェックによって行われる。SELIN信号がHig
hである場合には電源はオフであると判断し、一方、S
ELIN信号がLowである場合には電源はオンである
と判断する。
フである場合には(S1:OFF)、ダミーデータを送
信することができない。よって、この場合には、このダ
ミーデータ送信処理を終了する。一方、電源がオンであ
る場合には(S1:ON)、MFD1からPC50へ転
送される通信データを受信するための通信ソフトがPC
50内で立ち上がっているか否か、即ち、PC50内で
通信ソフトが実行中であるか否かを判断する(S2)。
この通信ソフトが実行中であるか否かの判断は、MFD
1からPC50へ所定のコマンドを送信することによっ
て行われる。PC50へ送信したコマンドに対して、P
C50から応答がある場合には通信ソフトが実行中であ
ると判断し、一方、PC50から応答がない場合には通
信ソフトが実行されていないと判断する。
トが実行されていない場合には(S2:No)、ダミー
データを送信することができないので、このダミーデー
タ送信処理を終了する。一方、通信ソフトが実行中であ
る場合には(S2:Yes)、10バイトのダミーデー
タをMFD1からPC50へ送信する(S3)。ダミー
データの送信後、時計回路26の時間を読み取り(S
4)、その後はPC50からタイムアウトエラーを示す
エラー信号を受信するまで待機する(S5:No)。P
C50からエラー信号を受信した場合には(S5:Ye
s)、そのエラー信号を受信した時間を時計回路26か
ら読み取り(S6)、その時間とS4の処理で読み取っ
た時間との差を求めてタイムアウトした時間を算出する
(S7)。通常、エラー信号を受信するまでの時間は、
通信ソフトによって異なるが5秒程度である。このた
め、タイムアウトした時間の算出後、実際の通信データ
の転送時におけるタイムアウトエラーの発生を防止する
ために、その時間から1s減算した値(時間)を、パケ
ットデータ60のデータ量分の通信データを受信するま
での区分時間t1として転送間隔カウンタ13aへ書き
込むのである(S8)。書き込み後、このダミーデータ
送信処理を終了する。
ミーデータをPC50へ送信してタイムアウトエラーを
発生させる転送試験を予め実行する。そして、タイムア
ウトエラーを示すエラー信号を受信するまでの経過時
間、即ち、タイムアウト時間を算出して、そのタイムア
ウト時間に基づいてパケットデータ60のデータ量分の
通信データを受信するまでの区分時間t1を決定してい
るのである。
転送処理は、図6のダミーデータ送信処理で求めた区分
時間t1と通信データの受信速度とに基づいて、1回に
転送される通信データの転送量を設定し、通信データを
その設定量毎にまとめてPC50へ転送するための処理
である。
の通信データの受信を待機し(S21:No)、通信デ
ータを受信すると(S21:Yes)、PC50の電源
がオンであるか否かを確認する(S22)。電源がオン
でなければ(S22:OFF)、通信データを転送する
ことができないので、それまで受信していた通信データ
を消去して(S29)、この転送処理を終了する。一
方、電源がオンであれば(S22:ON)、通信ソフト
が実行中であるか否かを確認する(S23)。通信ソフ
トが実行されていなければ(S23:No)、この場合
にも、通信データを転送することができないので、それ
まで受信していた通信データを消去して(S29)、こ
の転送処理を終了する。
3:Yes)、相手側装置40から連続して送られる通
信データの受信速度を受信速度カウンタ14bへ書き込
む(S24)。受信速度は1秒間に受信するビット数を
示しているので、これをバイト数に換算するために、受
信速度カウンタ14bの値を8で割算する(S25)。
受信速度カウンタ14bの値を8で割算した後、その商
に転送間隔カウンタ13aの値を掛算して、その積をパ
ケット量カウンタ14aへ記憶する(S26)。受信し
た通信データをパケット量カウンタ14aの値単位でま
とめて、1のパケットデータ60を構成し、そのパケッ
トデータ60をPC50へ転送する(S27)。
0bpsで、且つ、区分時間t1が2sである場合に
は、14400bpsを8で割算して1800バイト/
sとなる。この1800バイト/sに区分時間t1の2
sを掛算すると、3600バイトとなる。3600バイ
トの通信データに、上述したパケットデータ識別子63
およびデータ長64で構成されるヘッダ部分61の3バ
イトを加え、1のパケットデータ60とする。よって、
かかる場合には、1のパケットデータ60(通信デー
タ)は、3603バイト毎にまとめられ、PC50へ転
送されるのである。同様に、通信データの受信速度が2
400bpsの場合は、1のパケットデータ60(通信
データ)は、303バイト毎にまとめられ、PC50へ
転送されるのである。
れていない通信データが残っていれば(S28:Ye
s)、処理をS27へ移行して、S27及びS28の処
理を繰り返す。一方、全ての通信データを転送した場合
には(S28:No)、この転送処理を終了する。
ータ送信処理で求めたパケットデータ60のデータ量分
の通信データを受信するまでの区分時間t1と通信デー
タの受信速度とに基づいて、パケットデータ60のサイ
ズ(1回に転送する通信データの転送量)を設定してい
る。よって、パケットデータ60を区分時間t1の間隔
で、MFD1からPC50へ転送することができるの
で、相手側装置40から受信した通信データを、タイム
アウトエラーを発生させることなく、PC50への転送
することができるのである。
ように、PC50内で実行されている通信ソフトがタイ
ムアウトエラーを発生しない範囲の大きい値に設定され
ている。よって、一回に転送されるパケットデータ60
のデータ量をできるだけ多くして、転送処理の効率を向
上させることができる。なお、通信データの受信速度が
異なる場合には、パケットデータ60のデータ量が受信
速度に応じて変更されるので、転送間隔t3を一定にす
ることができる。
例について説明する。第2実施例は、前記した第1実施
例のダミーデータ送信処理(図6)を変更したものであ
る。以下、第1実施例と同一の部分には同一の符号を付
してその説明は省略し、異なる部分のみを説明する。
MFD100の電気的構成を示したブロック図である。
図8に示すように、この第2実施例のブロック図では、
第1実施例に対して新たにタイマカウンタ14cと送信
回数カウンタ14dとをRAM14内に設けている。
らPC50へダミーデータを送信する試験を行う場合
に、1のダミーデータの送信終了から次に送信されるダ
ミーデータの送信開始までの時間(送信間隔)を記憶す
るためのカウンタであり、そのカウンタ14cの初期値
は1sに設定されている。MFD100からPC50へ
のダミーデータの送信は、タイマカウンタ14cの値が
示す送信間隔ごとに送信される。
であれば、PC50へのダミーデータの送信は1sごと
である。この場合に、PC50からタイムアウトエラー
を示すエラー信号を受信しなければ、タイマカウンタ1
4cの値へ500msが加算され、再度ダミーデータが
PC50へ送信される。即ち、PC50からエラー信号
を受信しなければ、タイマカウンタ14cの値を500
msごと加算して、エラー信号を受信するまで、再度ダ
ミーデータがPC50へ送信される。一方、エラー信号
を受信すれば、タイマカウンタ14cの値から500m
s減算され、その減算後の値がパケットデータ60のデ
ータ量分の通信データを受信するまでの区分時間t1と
して決定される。
からPC50へ送信されるダミーデータの送信回数を記
憶するためのカウンタであり、そのカウンタ14dの初
期値は5回に設定されている。MFD100からPC5
0へダミーデータを所定の送信間隔ごとに送信する試験
は、同一の送信間隔のもとで送信回数カウンタ14dの
値(送信回数)分行われる。送信回数カウンタ14dの
値分のダミーデータの送信中にPC50からタイムアウ
トエラーを示すエラー信号を受信しなければ、再度、新
たな送信間隔のもとで送信回数カウンタ14dの値分の
ダミーデータが送信される。一方、エラー信号を受信す
れば、ダミーデータが送信回数カウンタ14dの値分送
信されていなくてもダミーデータの送信は終了される。
このようにダミーデータの送信を数回行うことにより、
タイムアウトエラーが発生する送信間隔の判断を信頼性
のあるものにしている。
ラムなどを格納した書換不能な不揮発性のメモリであ
り、図7及び図9に示すプログラムは、このROM12
1内に格納されている。
理を示した図である。この第2実施例のダミーデータ送
信処理では、第1実施例に対して、ダミーデータの送信
方式および区分時間t1の決定方式を変更している。
ており(S1:Yes)、通信ソフトが実行中であれば
(S2:Yes)、PC50へダミーデータを5回送信
するために、「5」を送信回数カウンタ14dへ書き込
む(S41)。更に、タイマカウンタ14cの値へ
「1」を書き込み(S42)、1のダミーデータの送信
終了から次に送信されるダミーデータの送信開始までの
時間(送信間隔)の初期値を1sに設定する。
0バイトのダミーデータをMFD100からPC50へ
送信する(S43)。ダミーデータの送信後、時計回路
26の時間を読み取り、タイマカウンタ14cに記憶さ
れている値分の時間の計時を開始する(S44)。時計
回路26の時間を監視して、S44の処理で読み取った
時計回路26の時間からタイマカウンタ14cに記憶さ
れている値分の時間の経過を待機する(S45:N
o)。タイマカウンタ14cの値分の時間が経過し計時
を終了すれば(S45:Yes)、PC50からエラー
信号を受信したか否かを判断する(S46)。PC50
からエラー信号を受信しなければ(S46:No)、ダ
ミーデータの送信回数の残回数を更新するために送信回
数カウンタ14dの値から「1」減算する(S47)。
減算後、送信回数カウンタ14dの値が「0」であるか
否かを判断する(S48)。送信回数カウンタ14dの
値が「0」でなければ(S48:No)、PC50へダ
ミーデータを5回送信していないので、処理をS43へ
移行して、次のダミーデータをPC50へ送信する(S
43)。
「0」である場合には(S48:Yes)、PC50へ
ダミーデータを5回送信し終わったので、再度、送信回
数カウンタ14dの値へ「5」を書き込む(S49)。
送信回数カウンタ14dへの書き込み後、ダミーデータ
の送信間隔を延長するためにタイマカウンタ14cの値
へ500msを加算する(S50)。500msの加算
後、処理をS43へ移行して、新たに500ms延長さ
れた送信間隔ごとにダミーデータをPC50へ送信する
(S43)。即ち、S43からS50の処理を繰り返す
ことによって、PC50からエラー信号を受信するま
で、ダミーデータの送信間隔を順次500msずつ延長
し続けるのである。
ー信号を受信すれば(S46:Yes)、タイマカウン
タ14cに記憶されている値(送信間隔)から500m
sを減算し、その値をパケットデータ60のデータ量分
の通信データを受信するまでの区分時間t1として転送
間隔カウンタ13aへ書き込むのである(S51)。書
き込み後、この第2実施例のダミーデータ送信処理を終
了する。
信処理では、ダミーデータを所定の送信間隔ごとにPC
50へ送信してタイムアウトエラーを発生させる試験を
予め実行する。ここで、ダミーデータを所定の送信間隔
ごとに送信してタイムアウトエラーを示すエラー信号を
受信した場合には、そのエラー信号を受信した際のダミ
ーデータの送信間隔に基づいて(500msを減算し
て)、パケットデータ60のデータ量分の通信データを
受信するまでの区分時間t1を決定している。また、ダ
ミーデータを所定の送信間隔ごとに送信してもPC50
からエラー信号を受信しない場合には、ダミーデータの
送信間隔を延長して再度ダミーデータをPC50へ送信
する。即ち、ダミーデータの送信間隔を延長してタイム
アウトエラーが発生するまで自動的に送信を繰り返すこ
とにより、最適な送信間隔を決定しているのである。
に記載の転送手段としてはS27の処理が、受信速度識
別手段としてはS24の処理が、変更手段としてはS2
5及びS26の処理が、それぞれ該当する。また、請求
項4記載の第1送信手段としてはS3の処理が、計時手
段としてはS4、S6及びS7の処理が、エラー信号受
信手段としてはS5の処理が、タイムアウト時間記憶手
段としてはS7の処理が、第1制御手段としてはS8の
処理が、それぞれ該当する。請求項5または6に記載の
第2送信手段としてはS43の処理が、送信間隔記憶手
段としてはS42の処理が、エラー信号受信手段として
はS46の処理が、第2制御手段としてはS51の処理
が、それぞれ該当する。請求項6記載の第3制御手段と
してはS50及びS43の処理が該当する。
データ送信後とは、必ずしもダミーデータの送信を終了
した瞬間に限られるものではなく、ダミーデータ送信開
始時、或いは、ダミーデータ送信中のいずれの場合であ
っても良い。
が、本発明は上記実施例に何ら限定されるものではな
く、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形
が可能であることは容易に推察できるものである。
おいて、電源がオンでない場合、または、通信ソフトが
実行されてない場合には、それまで受信していた通信デ
ータを消去していた。しかし、これに代えて、受信して
いた通信データを画像メモリ15へ一時的に記憶してお
き、PC50の電源がオンとなり且つ通信ソフトが実行
中となった場合に、画像メモリ15へ記憶しておいた通
信データをPC50へ転送するように構成しても良い。
(図9参照)では、ダミーデータの送信間隔の初期値を
1sに設定しておき、ダミーデータをPC50へ送信し
てエラー信号を受信しなければ、PC50からエラー信
号を受信するまでダミーデータの送信間隔を500ms
ごと延長している。そして、ダミーデータをPC50へ
送信してエラー信号を受信すれば、そのエラー信号を受
信した場合のダミーデータの送信間隔から500msを
減算し、その減算後の値を転送間隔カウンタ13aへ書
き込んでいた。
信間隔の初期値を10sに設定しておき、ダミーデータ
をPC50へ送信してエラー信号を受信すれば、エラー
信号を受信しなくなるまでダミーデータの送信時間を5
00msごと短縮する。ダミーデータをPC50へ送信
してもエラー信号を受信しなくなれば、そのエラー信号
を受信しない場合のダミーデータの送信間隔を転送間隔
カウンタ13aへ書き込むように構成しても良い。この
ように構成しても、転送間隔カウンタ13aの値をパケ
ットデータ60のデータ量分の通信データを受信するま
での区分時間t1とすることができるのである。
いて、ダミーデータ送信処理で求めた値を転送間隔カウ
ンタ13aの値として用いたが、これに代えて、パケッ
トデータ60のデータ量分の通信データを受信するまで
の区分時間t1を予め所定の値に固定しておき、その固
定した値を転送間隔カウンタ13aの値として用いるよ
うに構成しても良い。このように構成することにより、
受信速度の速い、遅いにかかわらず通信データの区分時
間を一定に保つことができるので、受信速度が遅い場合
においても、PC50の通信ソフトによるタイムアウト
エラーの発生を防止することができるのである。
ば、通信データの受信速度が受信速度識別手段により識
別され、その識別された受信速度に基づいて、転送手段
により外部装置へ転送される通信データの転送量が変更
手段によって変更される。よって、通信データの受信速
度に応じて、通信データの転送量を変更することができ
るという効果がある。従って、受信速度が遅い場合にお
ける通信データの転送量を受信速度が速い場合における
転送量より寡少な値にして、通信データの転送間隔を短
くすることができるので、受信速度が遅い場合において
も外部装置によるタイムアウトエラーの発生を防止する
ことができるという効果がある。
請求項1記載の多機能周辺装置の奏する効果に加え、更
に、転送手段による通信データの外部装置への転送はパ
ラレル方式により転送される。よって、受信速度に比べ
て通信データの転送速度を速くすることができるという
効果がある。
請求項1または2に記載の多機能周辺装置の奏する効果
に加え、更に、転送タイマ記憶手段により記憶される通
信データの区分時間と受信速度識別手段により識別され
る受信速度とに基づいて、転送手段により転送される通
信データの転送量が変更手段によって変更される。よっ
て、通信データの区分時間の値を適宜変更することによ
り、通信データの転送量を所望の値に変更することがで
きるという効果がある。従って、例えば、通信データの
区分時間をタイムアウトエラーの発生を防止することが
可能な範囲内で大きい値に設定することにより、通信デ
ータの転送量を可能な限り大きな値に設定することがで
き、通信データを高効率で外部装置へ転送することがで
きるという効果がある。
請求項3記載の多機能周辺装置の奏する効果に加え、更
に、第1送信手段によりダミーデータが外部装置へ送信
される場合に、外部装置からタイムアウトエラーを示す
信号が受信されると、そのタイムアウトエラーを受信す
るまでに計時された経過時間に基づいて、通信データの
区分時間が第1制御手段によって転送タイマ記憶手段へ
記憶される。よって、ダミーデータを外部装置へ送信し
てタイムアウトエラーを発生させる試験を予め実行する
ことにより、タイムアウトエラーを示す信号を受信する
までの経過時間に基づいて、外部装置に適応した通信デ
ータの区分時間を自動的に設定することができるという
効果がある。
請求項3記載の多機能周辺装置の奏する効果に加え、更
に、第2送信手段によりダミーデータが所定時間ごとに
外部装置へ送信される。ここで、外部装置からタイムア
ウトエラーを示す信号がエラー信号受信手段によって受
信された場合には、かかるダミーデータの送信間隔であ
る所定時間に基づいて通信データの区分時間が第2制御
手段によって転送タイマ記憶手段へ記憶される。よっ
て、ダミーデータを所定時間ごとに外部装置へ送信する
試験を予め実行して、タイムアウトエラーを示す信号を
受信すれば、その信号を受信した場合の所定時間Sに基
づいて、外部装置に適応した通信データの区分時間を自
動的に設定することができるという効果がある。
請求項5記載の多機能周辺装置の奏する効果に加え、更
に、タイムアウトエラーを示す信号がエラー信号受信手
段により受信されない場合には、送信間隔記憶手段に記
憶される所定時間を延長して、第2制御手段による外部
装置へのダミーデータの送信が第3制御手段により再度
実行される。よって、タイムアウトエラーが発生しない
場合には、ダミーデータの送信間隔を延長してタイムア
ウトエラーが発生するまで自動的に送信を繰り返し、最
適な送信間隔を検出することができ、これに基づいて区
分時間を設定することができるという効果がある。
請求項3記載の多機能周辺装置の奏する効果に加え、更
に、第2送信手段によりダミーデータが所定時間ごとに
外部装置へ送信される。ここで、外部装置からタイムア
ウトエラーを示す信号がエラー信号受信手段によって受
信されない場合には、かかるダミーデータの送信間隔で
ある所定時間に基づいて通信データの区分時間が第4制
御手段によって転送タイマ記憶手段へ記憶される。よっ
て、ダミーデータを所定時間ごとに外部装置へ送信する
試験を予め実行して、タイムアウトエラーを示す信号を
受信しなければ、その信号を受信しない場合の所定時間
に基づいて、外部装置に適応した通信データの区分時間
を自動的に設定することができるという効果がある。
請求項7記載の多機能周辺装置の奏する効果に加え、更
に、タイムアウトエラーを示す信号がエラー信号受信手
段により受信された場合には、送信間隔記憶手段に記憶
される所定時間を短縮して、第2制御手段による外部装
置へのダミーデータの送信が第5制御手段により再度実
行される。よって、タイムアウトエラーが発生する場合
には、ダミーデータの送信間隔を短縮してタイムアウト
エラーが発生しなくなるまで自動的に送信を繰り返し、
最適な送信間隔を検出することができ、これに基づいて
区分時間を設定することができるという効果がある。
ピュータ)を接続したMFD(多機能周辺装置)の斜視
図である。
たブロック図である。
作の概略を示した図である。
た図である。
図である。
である。
成を示したブロック図である。
ローチャートである。
U)(通信データ受信手段の一部) 20 モデム(通信データ受信手段の一部) 21 バッファ(通信データ受信手段の一部) 26 時計回路(計時手段) 29 交換機 31 電話回線 32 PC(パーソナルコンピュータ)用インタ
ーフェイス 33 ケーブル 40 相手側装置 50 PC(パーソナルコンピュータ)(外部装
置)
やモデム機能など多くの機能を備えた多機能周辺装置に
関し、特に、通信データの受信速度に応じて、外部装置
へ転送される通信データの転送量を変更することができ
る多機能周辺装置に関するものである。
能、モデム機能など多くの機能を備えた多機能周辺装置
が普及している。この多機能周辺装置が相手側装置とシ
リアル接続されている場合、多機能周辺装置は、相手側
装置から1ビットずつ連続して送られる通信データを受
信して、その受信した通信データをパーソナルコンピュ
ータ(PC)などの外部装置へ転送する。このデータ転
送方式の一つに、パケット方式がある。パケット方式と
は、データ長等を示すヘッダ部分と、データ自体からな
るデータ部分とから構成されたパケットデータを1つの
データ群として送信するものである。外部装置はパケッ
トデータを受信すると、ヘッダ部分に示されたデータ長
を基にして、データ部分とパケットデータの切れ目とを
認識し、認識されたデータ部分からデータを取り出し
て、装置内のメモリに格納するなどの各処理を行うので
ある。このパケット方式で通信データを転送すると、受
信した通信データを1ビットずつ連続して転送するより
も転送の効率がよい。よって、多機能周辺装置では、受
信した通信データを所定の転送量ごとにまとめたパケッ
トデータとして、外部装置へ転送している。
ータの受信速度が異なる場合においても、通信データの
転送量は一定、即ち、パケットデータのデータ量は一定
である。よって、受信速度が速い場合には、転送量分の
通信データが速く貯まって、通信データの転送間隔が短
くなる。一方、受信速度が遅い場合には、転送量分の通
信データがなかなか貯まらず、通信データの転送間隔が
長くなってしまう。通信データの転送間隔が長くなる
と、外部装置において通信データ未受信によるタイムア
ウトエラーが発生して、転送処理が中断される。よっ
て、かかる場合には転送処理を正常に行うことができな
いという問題点があった。
成されたものであり、通信データの受信速度に応じて、
外部装置へ転送される通信データの転送量を変更するこ
とができる多機能周辺装置を提供することを目的として
いる。
に請求項1記載の多機能周辺装置は、相手側装置から連
続して送られる通信データを受信可能な通信データ受信
手段と、その通信データ受信手段により受信された通信
データを所定の転送量ごとに外部装置へ転送する転送手
段とを備えており、更に、前記通信データ受信手段によ
る通信データの受信速度を識別する受信速度識別手段
と、前記外部装置によるタイムアウトエラーの発生を防
止することが可能な範囲の時間ごとに前記通信データ受
信手段により受信される通信データを区分するための区
分時間を記憶する転送タイマ記憶手段と、その転送タイ
マ記憶手段に記憶されている区分時間と前記受信速度識
別手段により識別された受信速度とに基づいて前記転送
手段により転送される転送量を変更する変更手段とを備
えている。
ば、相手側装置から連続して送られる通信データが通信
データ受信手段により受信されると、その受信された通
信データは転送手段によって所定の転送量ごとに外部装
置へ転送される。ここで、通信データ受信手段により受
信される通信データの受信速度は受信速度識別手段によ
って識別される一方、外部装置によるタイムアウトエラ
ーの発生を防止することが可能な範囲の時間ごとに通信
データ受信手段により受信される通信データを区分する
ための区分時間は転送タイマ記憶手段に記憶される。そ
の転送タイマ記憶手段に記憶されている区分時間と前記
受信速度識別手段により識別された受信速度とに基づい
て、前記転送手段により転送される転送量が変更手段に
よって変更される。
装置から連続して送られる通信データを受信可能な通信
データ受信手段と、その通信データ受信手段により受信
された通信データを所定の転送量ごとに外部装置へ転送
する転送手段とを備え、前記通信データ受信手段による
通信データの受信速度を識別する受信速度識別手段と、
前記通信データ受信手段により受信される通信データを
所定の時間ごとに区分するための区分時間を記憶する転
送タイマ記憶手段と、その転送タイマ記憶手段に記憶さ
れている区分時間と前記受信速度識別手段により識別さ
れた受信速度とに基づいて前記転送手段により転送され
る転送量を変更する変更手段と、ダミーデータを外部装
置へ送信する第1送信手段と、その第1送信手段による
ダミーデータ送信後の経過時間を計時する計時手段と、
前記外部装置からタイムアウトエラーを示す信号を受信
するエラー信号受信手段と、そのエラー信号受信手段に
よりタイムアウトエラーを示す信号が受信された場合
に、そのタイムアウトエラーを示す信号を受信するまで
に前記計時手段によって計時された経過時間を記憶する
タイムアウト時間記憶手段と、そのタイムアウト時間記
憶手段に記憶される時間に基づいて前記転送タイマ記憶
手段へ所定の区分時間を記憶させる第1制御手段とを備
えている。
ば、相手側装置から連続して送られる通信データが通信
データ受信手段により受信されると、その受信された通
信データは転送手段によって所定の転送量ごとに外部装
置へ転送される。ここで、通信データ受信手段により受
信される通信データの受信速度は受信速度識別手段によ
って識別される一方、通信データ受信手段により受信さ
れる通信データを所定の時間ごとに区分するための区分
時間は転送タイマ記憶手段に記憶される。その転送タイ
マ記憶手段に記憶されている区分時間と前記受信速度識
別手段により識別された受信速度とに基づいて、前記転
送手段により転送される転送量が変更手段によって変更
される。
外部装置へ送信されると、そのダミーデータ送信後の経
過時間が計時手段によって計時される。ここで、外部装
置からタイムアウトエラーを示す信号がエラー信号受信
手段によって受信されると、そのタイムアウトエラーを
示す信号を受信するまでに計時手段により計時された経
過時間がタイムアウト時間記憶手段によって記憶され、
そのタイムアウト時間記憶手段に記憶される時間に基づ
いて所定の区分時間が第1制御手段によって転送タイマ
記憶手段へ記憶される。
装置から連続して送られる通信データを受信可能な通信
データ受信手段と、その通信データ受信手段により受信
された通信データを所定の転送量ごとに外部装置へ転送
する転送手段とを備え、前記通信データ受信手段による
通信データの受信速度を識別する受信速度識別手段と、
前記通信データ受信手段により受信される通信データを
所定の時間ごとに区分するための区分時間を記憶する転
送タイマ記憶手段と、その転送タイマ記憶手段に記憶さ
れている区分時間と前記受信速度識別手段により識別さ
れた受信速度とに基づいて前記転送手段により転送され
る転送量を変更する変更手段と、ダミーデータを所定時
間ごとに外部装置へ送信する第2送信手段と、その第2
送信手段により送信されるダミーデータの送信間隔であ
る所定時間を記憶する送信間隔記憶手段と、前記外部装
置からタイムアウトエラーを示す信号を受信するエラー
信号受信手段と、そのエラー信号受信手段によりタイム
アウトエラーを示す信号が受信された場合に、前記送信
間隔記憶手段に記憶されている所定時間に基づいて前記
転送タイマ記憶手段へ所定の区分時間を記憶させる第2
制御手段とを備えている。
ば、相手側装置から連続して送られる通信データが通信
データ受信手段により受信されると、その受信された通
信データは転送手段によって所定の転送量ごとに外部装
置へ転送される。ここで、通信データ受信手段により受
信される通信データの受信速度は受信速度識別手段によ
って識別される一方、通信データ受信手段により受信さ
れる通信データを所定の時間ごとに区分するための区分
時間は転送タイマ記憶手段に記憶される。その転送タイ
マ記憶手段に記憶されている区分時間と前記受信速度識
別手段により識別された受信速度とに基づいて、前記転
送手段により転送される転送量が変更手段によって変更
される。
所定時間ごとに外部装置へ送信されると、その送信され
るダミーデータの送信間隔である所定時間は送信間隔記
憶手段によって記憶される。ここで、外部装置からタイ
ムアウトエラーを示す信号がエラー信号受信手段によっ
て受信された場合には、送信間隔記憶手段に記憶されて
いる所定時間に基づいて所定の区分時間が第2制御手段
によって転送タイマ記憶手段へ記憶される。
3記載の多機能周辺装置において、前記エラー信号受信
手段によりタイムアウトエラーを示す信号が受信されな
い場合には、前記送信間隔記憶手段に記憶される所定時
間を延長して、前記第2送信手段により再度ダミーデー
タを前記外部装置へ送信する第3制御手段を備えてい
る。
装置から連続して送られる通信データを受信可能な通信
データ受信手段と、その通信データ受信手段により受信
された通信データを所定の転送量ごとに外部装置へ転送
する転送手段とを備え、前記通信データ受信手段による
通信データの受信速度を識別する受信速度識別手段と、
前記通信データ受信手段により受信される通信データを
所定の時間ごとに区分するための区分時間を記憶する転
送タイマ記憶手段と、その転送タイマ記憶手段に記憶さ
れている区分時間と前記受信速度識別手段により識別さ
れた受信速度とに基づいて前記転送手段により転送され
る転送量を変更する変更手段と、ダミーデータを所定時
間ごとに外部装置へ送信する第2送信手段と、その第2
送信手段により送信されるダミーデータの送信間隔であ
る所定時間を記憶する送信間隔記憶手段と、前記外部装
置からタイムアウトエラーを示す信号を受信するエラー
信号受信手段と、そのエラー信号受信手段によりタイム
アウトエラーを示す信号が受信されない場合に、前記送
信間隔記憶手段に記憶されている所定時間に基づいて前
記転送タイマ記憶手段へ所定の区分時間を記憶させる第
4制御手段とを備えている。
ば、相手側装置から連続して送られる通信データが通信
データ受信手段により受信されると、その受信された通
信データは転送手段によって所定の転送量ごとに外部装
置へ転送される。ここで、通信データ受信手段により受
信される通信データの受信速度は受信速度識別手段によ
って識別される一方、通信データ受信手段により受信さ
れる通信データを所定の時間ごとに区分するための区分
時間は転送タイマ記憶手段に記憶される。その転送タイ
マ記憶手段に記憶されている区分時間と前記受信速度識
別手段により識別された受信速度とに基づいて、前記転
送手段により転送される転送量が変更手段によって変更
される。
所定時間ごとに外部装置へ送信されると、その送信され
るダミーデータの送信間隔である所定時間は送信間隔記
憶手段によって記憶される。ここで、外部装置からタイ
ムアウトエラーを示す信号がエラー信号受信手段によっ
て受信されない場合には、送信間隔記憶手段に記憶され
ている所定時間に基づいて所定の区分時間が第4制御手
段によって転送タイマ記憶手段へ記憶される。
5記載の多機能周辺装置において、前記エラー信号受信
手段によりタイムアウトエラーを示す信号が受信された
場合には、前記送信間隔記憶手段に記憶される所定時間
を短縮して、前記第2送信手段により再度ダミーデータ
を前記外部装置へ送信する第5制御手段を備えている。
1から6のいずれかに記載の多機能周辺装置において、
前記転送手段は、前記通信データ受信手段により受信さ
れる通信データをパラレル方式により外部装置へ転送す
るものである。
ついて、添付図面を参照して説明する。本実施例は、フ
ァクシミリ機能やコピー機能、モデム機能などの多くの
機能を1台に備えた多機能周辺装置(MFD(Multi Fu
nction Device))を用いて説明する。
(Personal Computer))50が接続されたMFD1の
外観斜視図を示す。MFD1の本体2の側部には、受話
器3が取り付けられている。受話器3は非通話時には本
体2に設けられた図示しないフック上に置かれ、通話時
にはフックから取り上げられて使用される。前者をオン
フック状態、後者をオフフック状態と称している。
備えた操作パネル4が設けられ、操作パネル4の左後部
には、液晶表示器(LCD)5が設けられている。MF
D1は、この操作パネル4上に設けられた複数のボタン
4aが押下されて操作されるとともに、その操作状態や
操作手順などがLCD5へ表示される。
挿入口6が設けられている。ファクシミリ機能時に他の
ファクシミリ装置へ送信される原稿やコピー機能時に複
写されるコピー原稿は、この原稿挿入口6に原稿面を下
向きにして挿入されるのである。この挿入された原稿
は、スキャナ22(図2参照)から画像データとして読
み取られた後に、本体2の前面であって操作パネル4の
下方に設けられた原稿排出口7から排出される。原稿挿
入口6の後部には記録紙ホルダ装着部9が設けられてお
り、この記録紙ホルダ装着部9には、複数枚の記録紙を
積層収納可能な記録紙ホルダ10が着脱可能に取り付け
られている。記録紙ホルダ10から供給され、プリンタ
25によって印刷に使用された記録紙は、原稿排出口7
の下方に設けられた記録紙排出口8から排出される。
C(パーソナルコンピュータ)用インターフェイス32
(図2参照)のコネクタ(図示せず)が設けられてい
る。MFD1は、このPC用インターフェイス32に接
続されたケーブル33を介して、PC50と接続されて
いる。なお、MFD1とPC50との接続は、必ずしも
ケーブル33に限られるものではなく、赤外線などの光
信号により接続することも可能である。
ロック図である。MFD1には、CPU11、ROM1
2、EEPROM13、RAM14、画像メモリ15、
音声メモリ16、音声LSI17、ネットワーク・コン
トロール・ユニット(以下「NCU」と称す)19、モ
デム20、バッファ21、スキャナ22、符号化部2
3、復号化部24、プリンタ25、操作パネル4、時計
回路26、アンプ27及びPC用インターフェイス32
が備えられ、これらはバスライン30を介して互いに接
続されている。
あり、MFD1はこのNCU19を介して電話回線31
に接続されている。NCU19は、交換機29(図3参
照)から送信される呼出信号や発呼側装置(発信者)の
電話番号(発信者番号)等を受信するとともに、操作パ
ネル4上に設けられているボタン4aの操作に応じた発
信時のダイヤル信号を交換機29へ送信したり、更には
通話時におけるアナログ音声信号の送受信を行うもので
ある。
される各種信号に従って、バスライン30により接続さ
れた各部を制御してファクシミリ動作や電話動作、即
ち、データ通信を実行するものである。時計回路26は
時刻の計時を行うためのものであり、時計回路26によ
り計時された時刻はCPU11によって読み出され、各
処理に使用される。ROM12は、このMFD1で実行
される制御プログラムなどを格納した書換不能なメモリ
であり、図6及び図7のフローチャートに示すプログラ
ムは、このROM12内に格納されている。
のメモリであり、EEPROM13へ記憶されたデータ
は、MFD1の電源オフ後も保持される。このEEPR
OM13は、転送間隔カウンタ13aを備えている。転
送間隔カウンタ13aは、相手側装置から連続して送ら
れる通信データを所定の転送量ごとにまとめたパケット
データ60(図5参照)としてPC50へ転送する際
に、1のパケットデータ60のサイズ(大きさ)を決定
する要素となる区分時間t1(図4参照)を記憶するた
めのカウンタである。
装置から1ビットずつ連続して送られる通信データは、
転送の効率を上げるために、所定の転送量ごとにまとめ
たパケットデータ60としてPC50へ転送される。こ
のパケットデータ60のサイズは、1バイトあたりの速
度に換算された通信データの受信速度と転送間隔カウン
タ13aに記憶されている値(区分時間t1)との積に
設定される。即ち、通信データの受信速度が速い場合に
は、パケットデータ60のサイズは大きく設定され、通
信データの受信速度が遅い場合には、パケットデータ6
0のサイズは小さく設定される。また、相手側装置から
連続して送られる通信データの受信速度は、通信データ
の受信中において変化せず一定である。よって、MFD
1がパケットデータ60のデータ量分の通信データを受
信するまでの時間は、転送間隔カウンタ13aの値と一
致し、通信データの受信速度の大きさによらず一定であ
る。従って、転送間隔カウンタ13aの値をタイムアウ
トエラーの発生しない範囲内で設定すれば、PC50の
タイムアウトエラーの発生を防止することができる。
すると、転送された通信データはPC50内の通信ソフ
トによって受信及び処理され、例えば、その通信データ
の情報がPC50のディスプレイに表示される。この通
信ソフトは、一定時間以上通信データを受信しないと通
信データ未受信によるタイムアウトエラーを発生し、P
C50からMFD1へエラー信号を出力するとともに、
以降の受信処理を中止する。このためMFD1は、タイ
ムアウトエラーが発生すると、通信データをPC50へ
転送することができない。そこで、MFD1は、通信デ
ータの転送時に、PC50のタイムアウトエラーが発生
しないように、転送間隔カウンタ13aの値を決定して
いる。
次のように決定される。まず、ダミーデータをPC50
へ送信してタイムアウトエラーを発生させる試験を予め
実行する。この試験により、PC50へダミーデータを
送信してからタイムアウトエラーを示すエラー信号を受
信するまでの時間、即ち、タイムアウト時間を算出し、
そのタイムアウト時間に基づいて転送間隔カウンタ13
aの値を決定するのである。本実施例では、タイムアウ
ト時間から1s減算した値を転送間隔カウンタ13aに
記憶させている。なお、通常、エラー信号を受信するま
での時間は、通信ソフトによっても異なるが5秒程度で
ある。
に各種のデータを一時的に記憶するためのメモリであ
り、パケット量カウンタ14aと、受信速度カウンタ1
4bとを備えている。パケット量カウンタ14aは、M
FD1からPC50へ一回に転送される通信データの転
送量、即ち、1のパケットデータ60のサイズを記憶す
るためのカウンタである。具体的には、MFD1は、通
信データの受信速度を設定すると、その受信速度は相手
側装置から1秒間に送られる通信データのデータ量をビ
ット数で表しているので、これをバイト数に変換する。
変換後、相手側装置から1秒間に送られる通信データの
データ量(バイト数)と転送間隔カウンタ13aに記憶
されている値との積が、1のパケットデータ60のサイ
ズとしてパケット量カウンタ14aに記憶されるのであ
る。
0から連続して送られる通信データの受信速度を記憶す
るためのカウンタである。MFD1は、2400bps
(1秒間に2400bit受信)、4800bps、7
200bps、9600bps、12000bps及び
14400bpsの計6種類の受信速度で通信データを
受信することができる。このうち実際に使用される受信
速度は、通信データの受信前に、MFD1と相手側装置
40との間で送受信されるDIS(Digital Identifica
tion Signal)信号およびDCS(Digital Command Sig
nal)信号に基づいて決定される。具体的には、通信デ
ータの受信前に、DIS信号によって相手側装置40の
伝送パラメータ(解像度、符号化方式、通信データの送
信速度)が相手側装置40からMFD1へ送信されるの
で、MFD1では、このDIS信号に基づいて伝送パラ
メータ(解像度、符号化信号、通信データの受信速度)
を設定し、その設定した伝送パラメータをDCS信号に
より相手側装置40へ送信して、使用される受信速度を
決定するのである。なお、MFD1では、相手側装置4
0の最大送信速度と、MFD1の最大受信速度とを比較
して、いずれか遅い方の速度に受信速度を設定するので
ある。この設定された受信速度が、受信速度カウンタ1
4bへ記憶される。
及び印刷のためのビットイメージを記憶するためのメモ
リであり、安価な大容量メモリであるダイナミックRA
M(DRAM)により構成されている。受信された画像
データは、一旦画像メモリ15に記憶され、プリンタ2
5によって記録紙に印刷された後に、この画像メモリ1
5から消去される。一般に、画像データは大容量である
が、画像データが印刷されることを条件にその画像デー
タを消去しているので、画像メモリ15を有効に使用す
ることができる。
る応答メッセージや、発呼側装置から送られてきた入来
メッセージを記憶するためのメモリである。画像メモリ
15と同様に、安価な大容量メモリであるダイナミック
RAM(DRAM)により構成されている。音声メモリ
16に記憶された入来メッセージは、操作パネル4を介
して消去操作がなされることにより、或いは、電話回線
に接続された他の装置から送られる消去コマンドを受信
することによって、消去される。
信されたアナログ音声信号をデジタル音声信号に変換す
る音声認識処理と、MFD1の内部で生成されたデジタ
ル音声信号をアナログ音声信号に変換して、NCU19
やスピーカ28(アンプ27)へ出力する音声合成処理
とを行うためのものである。
セントロニクス規格に準拠したパラレルインターフェイ
スである。MFD1は、そのインターフェイス32に接
続されたケーブル33によってPC50とパラレル接続
されており、ケーブル33を介してPC50と通信デー
タの転送や各種コマンドなどの送受信を行っている。
調及び復調して伝送すると共に伝送制御用の各種手順信
号を送受信するためのものであり、バッファ21は、相
手側装置40との間で送受信される符号化された画情報
を含むデータを一時的に記憶するためのものである。相
手側装置40から1ビットずつ連続して送られる通信デ
ータは、バッファ21へ順次記憶される。バッファ21
に順次記憶された通信データは、所定の転送量ごとにま
とめたパケットデータ60として、PC50へ順次転送
される。
た原稿を画像データとして読み取るためのものである。
符号化部23は、スキャナ22により読み取られた画像
データの符号化を行うものである。復号化部24は、バ
ッファ21または画像メモリ15に記憶された画像デー
タを読み出して、これを復号化するものであり、復号化
されたデータは、プリンタ25により記録紙に印刷され
る。
設定等を行う場合に各種の操作を行うためのものであ
り、アンプ27は、そのアンプ27に接続されたスピー
カ28を鳴動して、呼出音や音声を出力するためのもの
である。
19を介して、電話回線31に接続されている。この電
話回線31は、MFD1側の交換機29に接続され、こ
の交換機29は電話回線31を介して、他の交換機に接
続されている。なお、他の交換機は、更に、電話回線を
介して相手側装置40に接続されている。
るMFD1の動作の概略を示した図である。図3に示す
ように、MFD1と相手側装置40とは、電話回線31
と交換機29とを介して接続されている。この接続はシ
リアル接続であり、MFD1は、相手側装置40から1
ビットずつ連続して送られる通信データを受信する。
は、パケット方式により、所定の転送量毎にまとまった
パケットデータとして、パラレル接続されているPC5
0へ転送される。このパケット方式の転送速度は60K
バイト/sであり、受信速度がMFD1の最速である1
4400bpsの場合と比較しても、約33倍の速度で
転送される。このように通信データのPC50への転送
は、パケット方式により行われるので、通信データの受
信速度に比べて、その転送速度を速くすることができ
る。なお、通信データの転送速度は、その受信速度が最
も遅い2400bpsの場合と比較すると約200倍の
速度である。
ミングを示した図である。この図4を参照して、MFD
1が相手側装置40から受信した通信データをPC50
へ転送する転送タイミングについて説明する。
ずつ連続して送信され、MFD1によって受信される。
その受信された通信データは、バッファ21へ一時的に
記憶され、パケットデータ60のデータ量分ごとにまと
められる。そのまとめられた通信データに、3バイトの
ヘッダ部分61(図5参照)が付加され、パケットデー
タ60とされて、PC50へ転送される。ここで、パケ
ットデータ60のデータ量分の通信データを受信するま
での時間は、前記したように、転送間隔カウンタ13a
の値(区分時間t1)と一致する。
信データを受信するまでの区分時間t1と、1の通信デ
ータの転送開始から次の通信データの転送開始までの時
間t4とは等しく、t1=t4となっている。また、1
の通信データの転送開始から次の通信データの転送開始
までの時間t4は、転送に要する所要時間t2と、1の
通信データの転送終了から次の通信データの転送開始ま
での待機時間(転送間隔)t3とを合わせたものであ
る。
である場合、前記したように、転送速度はその受信速度
の約33倍である。よって、通信データの転送に要する
所要時間t2は、区分時間t1の約1/33倍となる。
t1=t4であるから、所要時間t2は、1の通信デー
タの転送開始から次の通信データの転送開始までの時間
t4の約1/33倍であり、所要時間t2は時間t4に
比べて僅かな時間であるので、時間t4から所要時間t
2を除いて、t4≒t3と考えることができる。更に、
t1=t4であるから、t1≒t3と考えることができ
るので、区分時間t1をPC50のタイムアウトエラー
の発生しない範囲内で決定すれば、転送間隔t3もタイ
ムアウトエラーの発生しない範囲に決定することができ
る。
送量ごとにまとめたパケットデータ60としてMFD1
からPC50へ転送され、その転送に要する所要時間t
2はパケットデータ60のデータ量分の通信データを受
信するまでの区分時間t1の1/33倍であるので、ケ
ーブル33が通信データの転送によって占有されるのを
防止することができる。よって、通信データの転送中に
MFD1とPC50との間で、通信データ以外の各種コ
マンドやデータの送受信があっても、そのコマンド等の
送受信によって通信データの転送が阻害されることはな
い。
式的に表した図である。図5に示すように、パケット方
式で転送されるデータ群、即ち、パケットデータ60
は、ヘッダ部分61とデータ部分62とから構成されて
いる。ヘッダ部分61は、1バイトのパケットデータ識
別子63と、2バイトのデータ長64の部分との合計3
バイトで構成されている。
タがパケットデータであること示す識別子であり、パケ
ットデータ60を振り分けるためのアドレスや規格など
を指定している。このパケットデータ識別子63には、
データを通信ソフトへ転送するための規格Class1
を示す40Hが記憶されている。データ長64は、パケ
ットデータ60のデータ部分62のサイズを示すデータ
である。よって、1のパケットデータ60のサイズは、
データ長64で示されたサイズに、ヘッダ部分61のサ
イズである3バイトを加えたものとなる。
照して、上記のように構成されたMFD1の動作につい
て説明する。図6は、ダミーデータ送信処理を示したフ
ローチャートである。このダミーデータ送信処理は、パ
ケットデータ60のデータ量分の通信データを受信する
ための区分時間t1を決定するための処理である。決定
された区分時間t1は、転送間隔カウンタ13aに記憶
される。
ンであるか否かを判断する(S1)。この電源オンの判
断は、SELIN(Select In)信号のHigh/Lo
wチェックによって行われる。SELIN信号がHig
hである場合には電源はオフであると判断し、一方、S
ELIN信号がLowである場合には電源はオンである
と判断する。
フである場合には(S1:OFF)、ダミーデータを送
信することができない。よって、この場合には、このダ
ミーデータ送信処理を終了する。一方、電源がオンであ
る場合には(S1:ON)、MFD1からPC50へ転
送される通信データを受信するための通信ソフトがPC
50内で立ち上がっているか否か、即ち、PC50内で
通信ソフトが実行中であるか否かを判断する(S2)。
この通信ソフトが実行中であるか否かの判断は、MFD
1からPC50へ所定のコマンドを送信することによっ
て行われる。PC50へ送信したコマンドに対して、P
C50から応答がある場合には通信ソフトが実行中であ
ると判断し、一方、PC50から応答がない場合には通
信ソフトが実行されていないと判断する。
トが実行されていない場合には(S2:No)、ダミー
データを送信することができないので、このダミーデー
タ送信処理を終了する。一方、通信ソフトが実行中であ
る場合には(S2:Yes)、10バイトのダミーデー
タをMFD1からPC50へ送信する(S3)。ダミー
データの送信後、時計回路26の時間を読み取り(S
4)、その後はPC50からタイムアウトエラーを示す
エラー信号を受信するまで待機する(S5:No)。P
C50からエラー信号を受信した場合には(S5:Ye
s)、そのエラー信号を受信した時間を時計回路26か
ら読み取り(S6)、その時間とS4の処理で読み取っ
た時間との差を求めてタイムアウトした時間を算出する
(S7)。通常、エラー信号を受信するまでの時間は、
通信ソフトによって異なるが5秒程度である。このた
め、タイムアウトした時間の算出後、実際の通信データ
の転送時におけるタイムアウトエラーの発生を防止する
ために、その時間から1s減算した値(時間)を、パケ
ットデータ60のデータ量分の通信データを受信するま
での区分時間t1として転送間隔カウンタ13aへ書き
込むのである(S8)。書き込み後、このダミーデータ
送信処理を終了する。
ミーデータをPC50へ送信してタイムアウトエラーを
発生させる転送試験を予め実行する。そして、タイムア
ウトエラーを示すエラー信号を受信するまでの経過時
間、即ち、タイムアウト時間を算出して、そのタイムア
ウト時間に基づいてパケットデータ60のデータ量分の
通信データを受信するまでの区分時間t1を決定してい
るのである。
転送処理は、図6のダミーデータ送信処理で求めた区分
時間t1と通信データの受信速度とに基づいて、1回に
転送される通信データの転送量を設定し、通信データを
その設定量毎にまとめてPC50へ転送するための処理
である。
の通信データの受信を待機し(S21:No)、通信デ
ータを受信すると(S21:Yes)、PC50の電源
がオンであるか否かを確認する(S22)。電源がオン
でなければ(S22:OFF)、通信データを転送する
ことができないので、それまで受信していた通信データ
を消去して(S29)、この転送処理を終了する。一
方、電源がオンであれば(S22:ON)、通信ソフト
が実行中であるか否かを確認する(S23)。通信ソフ
トが実行されていなければ(S23:No)、この場合
にも、通信データを転送することができないので、それ
まで受信していた通信データを消去して(S29)、こ
の転送処理を終了する。
3:Yes)、相手側装置40から連続して送られる通
信データの受信速度を受信速度カウンタ14bへ書き込
む(S24)。受信速度は1秒間に受信するビット数を
示しているので、これをバイト数に換算するために、受
信速度カウンタ14bの値を8で割算する(S25)。
受信速度カウンタ14bの値を8で割算した後、その商
に転送間隔カウンタ13aの値を掛算して、その積をパ
ケット量カウンタ14aへ記憶する(S26)。受信し
た通信データをパケット量カウンタ14aの値単位でま
とめて、1のパケットデータ60を構成し、そのパケッ
トデータ60をPC50へ転送する(S27)。
0bpsで、且つ、区分時間t1が2sである場合に
は、14400bpsを8で割算して1800バイト/
sとなる。この1800バイト/sに区分時間t1の2
sを掛算すると、3600バイトとなる。3600バイ
トの通信データに、上述したパケットデータ識別子63
およびデータ長64で構成されるヘッダ部分61の3バ
イトを加え、1のパケットデータ60とする。よって、
かかる場合には、1のパケットデータ60(通信デー
タ)は、3603バイト毎にまとめられ、PC50へ転
送されるのである。同様に、通信データの受信速度が2
400bpsの場合は、1のパケットデータ60(通信
データ)は、603バイト毎にまとめられ、PC50へ
転送されるのである。
れていない通信データが残っていれば(S28:Ye
s)、処理をS27へ移行して、S27及びS28の処
理を繰り返す。一方、全ての通信データを転送した場合
には(S28:No)、この転送処理を終了する。
ータ送信処理で求めたパケットデータ60のデータ量分
の通信データを受信するまでの区分時間t1と通信デー
タの受信速度とに基づいて、パケットデータ60のサイ
ズ(1回に転送する通信データの転送量)を設定してい
る。よって、パケットデータ60を区分時間t1の間隔
で、MFD1からPC50へ転送することができるの
で、相手側装置40から受信した通信データを、タイム
アウトエラーを発生させることなく、PC50への転送
することができるのである。
ように、PC50内で実行されている通信ソフトがタイ
ムアウトエラーを発生しない範囲の大きい値に設定され
ている。よって、一回に転送されるパケットデータ60
のデータ量をできるだけ多くして、転送処理の効率を向
上させることができる。なお、通信データの受信速度が
異なる場合には、パケットデータ60のデータ量が受信
速度に応じて変更されるので、転送間隔t3を一定にす
ることができる。
例について説明する。第2実施例は、前記した第1実施
例のダミーデータ送信処理(図6)を変更したものであ
る。以下、第1実施例と同一の部分には同一の符号を付
してその説明は省略し、異なる部分のみを説明する。
MFD100の電気的構成を示したブロック図である。
図8に示すように、この第2実施例のブロック図では、
第1実施例に対して新たにタイマカウンタ14cと送信
回数カウンタ14dとをRAM14内に設けている。
らPC50へダミーデータを送信する試験を行う場合
に、1のダミーデータの送信終了から次に送信されるダ
ミーデータの送信開始までの時間(送信間隔)を記憶す
るためのカウンタであり、そのカウンタ14cの初期値
は1sに設定されている。MFD100からPC50へ
のダミーデータの送信は、タイマカウンタ14cの値が
示す送信間隔ごとに送信される。
であれば、PC50へのダミーデータの送信は1sごと
である。この場合に、PC50からタイムアウトエラー
を示すエラー信号を受信しなければ、タイマカウンタ1
4cの値へ500msが加算され、再度ダミーデータが
PC50へ送信される。即ち、PC50からエラー信号
を受信しなければ、タイマカウンタ14cの値を500
msごと加算して、エラー信号を受信するまで、再度ダ
ミーデータがPC50へ送信される。一方、エラー信号
を受信すれば、タイマカウンタ14cの値から500m
s減算され、その減算後の値がパケットデータ60のデ
ータ量分の通信データを受信するまでの区分時間t1と
して決定される。
からPC50へ送信されるダミーデータの送信回数を記
憶するためのカウンタであり、そのカウンタ14dの初
期値は5回に設定されている。MFD100からPC5
0へダミーデータを所定の送信間隔ごとに送信する試験
は、同一の送信間隔のもとで送信回数カウンタ14dの
値(送信回数)分行われる。送信回数カウンタ14dの
値分のダミーデータの送信中にPC50からタイムアウ
トエラーを示すエラー信号を受信しなければ、再度、新
たな送信間隔のもとで送信回数カウンタ14dの値分の
ダミーデータが送信される。一方、エラー信号を受信す
れば、ダミーデータが送信回数カウンタ14dの値分送
信されていなくてもダミーデータの送信は終了される。
このようにダミーデータの送信を数回行うことにより、
タイムアウトエラーが発生する送信間隔の判断を信頼性
のあるものにしている。
ラムなどを格納した書換不能な不揮発性のメモリであ
り、図7及び図9に示すプログラムは、このROM12
1内に格納されている。
理を示した図である。この第2実施例のダミーデータ送
信処理では、第1実施例に対して、ダミーデータの送信
方式および区分時間t1の決定方式を変更している。
ており(S1:Yes)、通信ソフトが実行中であれば
(S2:Yes)、PC50へダミーデータを5回送信
するために、「5」を送信回数カウンタ14dへ書き込
む(S41)。更に、タイマカウンタ14cの値へ
「1」を書き込み(S42)、1のダミーデータの送信
終了から次に送信されるダミーデータの送信開始までの
時間(送信間隔)の初期値を1sに設定する。
0バイトのダミーデータをMFD100からPC50へ
送信する(S43)。ダミーデータの送信後、時計回路
26の時間を読み取り、タイマカウンタ14cに記憶さ
れている値分の時間の計時を開始する(S44)。時計
回路26の時間を監視して、S44の処理で読み取った
時計回路26の時間からタイマカウンタ14cに記憶さ
れている値分の時間の経過を待機する(S45:N
o)。タイマカウンタ14cの値分の時間が経過し計時
を終了すれば(S45:Yes)、PC50からエラー
信号を受信したか否かを判断する(S46)。PC50
からエラー信号を受信しなければ(S46:No)、ダ
ミーデータの送信回数の残回数を更新するために送信回
数カウンタ14dの値から「1」減算する(S47)。
減算後、送信回数カウンタ14dの値が「0」であるか
否かを判断する(S48)。送信回数カウンタ14dの
値が「0」でなければ(S48:No)、PC50へダ
ミーデータを5回送信していないので、処理をS43へ
移行して、次のダミーデータをPC50へ送信する(S
43)。
「0」である場合には(S48:Yes)、PC50へ
ダミーデータを5回送信し終わったので、再度、送信回
数カウンタ14dの値へ「5」を書き込む(S49)。
送信回数カウンタ14dへの書き込み後、ダミーデータ
の送信間隔を延長するためにタイマカウンタ14cの値
へ500msを加算する(S50)。500msの加算
後、処理をS43へ移行して、新たに500ms延長さ
れた送信間隔ごとにダミーデータをPC50へ送信する
(S43)。即ち、S43からS50の処理を繰り返す
ことによって、PC50からエラー信号を受信するま
で、ダミーデータの送信間隔を順次500msずつ延長
し続けるのである。
ー信号を受信すれば(S46:Yes)、タイマカウン
タ14cに記憶されている値(送信間隔)から500m
sを減算し、その値をパケットデータ60のデータ量分
の通信データを受信するまでの区分時間t1として転送
間隔カウンタ13aへ書き込むのである(S51)。書
き込み後、この第2実施例のダミーデータ送信処理を終
了する。
信処理では、ダミーデータを所定の送信間隔ごとにPC
50へ送信してタイムアウトエラーを発生させる試験を
予め実行する。ここで、ダミーデータを所定の送信間隔
ごとに送信してタイムアウトエラーを示すエラー信号を
受信した場合には、そのエラー信号を受信した際のダミ
ーデータの送信間隔に基づいて(500msを減算し
て)、パケットデータ60のデータ量分の通信データを
受信するまでの区分時間t1を決定している。また、ダ
ミーデータを所定の送信間隔ごとに送信してもPC50
からエラー信号を受信しない場合には、ダミーデータの
送信間隔を延長して再度ダミーデータをPC50へ送信
する。即ち、ダミーデータの送信間隔を延長してタイム
アウトエラーが発生するまで自動的に送信を繰り返すこ
とにより、最適な送信間隔を決定しているのである。
に記載の転送手段としてはS27の処理が、受信速度識
別手段としてはS24の処理が、変更手段としてはS2
5及びS26の処理が、それぞれ該当する。また、請求
項4記載の第1送信手段としてはS3の処理が、計時手
段としてはS4、S6及びS7の処理が、エラー信号受
信手段としてはS5の処理が、タイムアウト時間記憶手
段としてはS7の処理が、第1制御手段としてはS8の
処理が、それぞれ該当する。請求項5または6に記載の
第2送信手段としてはS43の処理が、送信間隔記憶手
段としてはS42の処理が、エラー信号受信手段として
はS46の処理が、第2制御手段としてはS51の処理
が、それぞれ該当する。請求項6記載の第3制御手段と
してはS50及びS43の処理が該当する。
データ送信後とは、必ずしもダミーデータの送信を終了
した瞬間に限られるものではなく、ダミーデータ送信開
始時、或いは、ダミーデータ送信中のいずれの場合であ
っても良い。
が、本発明は上記実施例に何ら限定されるものではな
く、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形
が可能であることは容易に推察できるものである。
おいて、電源がオンでない場合、または、通信ソフトが
実行されてない場合には、それまで受信していた通信デ
ータを消去していた。しかし、これに代えて、受信して
いた通信データを画像メモリ15へ一時的に記憶してお
き、PC50の電源がオンとなり且つ通信ソフトが実行
中となった場合に、画像メモリ15へ記憶しておいた通
信データをPC50へ転送するように構成しても良い。
(図9参照)では、ダミーデータの送信間隔の初期値を
1sに設定しておき、ダミーデータをPC50へ送信し
てエラー信号を受信しなければ、PC50からエラー信
号を受信するまでダミーデータの送信間隔を500ms
ごと延長している。そして、ダミーデータをPC50へ
送信してエラー信号を受信すれば、そのエラー信号を受
信した場合のダミーデータの送信間隔から500msを
減算し、その減算後の値を転送間隔カウンタ13aへ書
き込んでいた。
信間隔の初期値を10sに設定しておき、ダミーデータ
をPC50へ送信してエラー信号を受信すれば、エラー
信号を受信しなくなるまでダミーデータの送信時間を5
00msごと短縮する。ダミーデータをPC50へ送信
してもエラー信号を受信しなくなれば、そのエラー信号
を受信しない場合のダミーデータの送信間隔を転送間隔
カウンタ13aへ書き込むように構成しても良い。この
ように構成しても、転送間隔カウンタ13aの値をパケ
ットデータ60のデータ量分の通信データを受信するま
での区分時間t1とすることができるのである。
いて、ダミーデータ送信処理で求めた値を転送間隔カウ
ンタ13aの値として用いたが、これに代えて、パケッ
トデータ60のデータ量分の通信データを受信するまで
の区分時間t1を予め所定の値に固定しておき、その固
定した値を転送間隔カウンタ13aの値として用いるよ
うに構成しても良い。このように構成することにより、
受信速度の速い、遅いにかかわらず通信データの区分時
間を一定に保つことができるので、受信速度が遅い場合
においても、PC50の通信ソフトによるタイムアウト
エラーの発生を防止することができるのである。
ば、通信データの受信速度が受信速度識別手段により識
別され、その識別された受信速度に基づいて、転送手段
により外部装置へ転送される通信データの転送量が変更
手段によって変更される。よって、通信データの受信速
度に応じて、通信データの転送量を変更することができ
るという効果がある。従って、受信速度が遅い場合にお
ける通信データの転送量を受信速度が速い場合における
転送量より寡少な値にして、通信データの転送間隔を短
くすることができるので、受信速度が遅い場合において
も外部装置によるタイムアウトエラーの発生を防止する
ことができるという効果がある。
る通信データの区分時間と受信速度識別手段により識別
される受信速度とに基づいて、転送手段により転送され
る通信データの転送量が変更手段によって変更される。
よって、通信データの区分時間の値を適宜変更すること
により、通信データの転送量を所望の値に変更すること
ができるという効果がある。従って、例えば、通信デー
タの区分時間をタイムアウトエラーの発生を防止するこ
とが可能な範囲内で大きい値に設定することにより、通
信データの転送量を可能な限り大きな値に設定すること
ができ、通信データを高効率で外部装置へ転送すること
ができるという効果がある。
通信データの受信速度が受信速度識別手段により識別さ
れ、その識別された受信速度に基づいて、転送手段によ
り外部装置へ転送される通信データの転送量が変更手段
によって変更される。よって、通信データの受信速度に
応じて、通信データの転送量を変更することができると
いう効果がある。従って、受信速度が遅い場合における
通信データの転送量を受信速度が速い場合における転送
量より寡少な値にして、通信データの転送間隔を短くす
ることができるので、受信速度が遅い場合においても外
部装置によるタイムアウトエラーの発生を防止すること
ができるという効果がある。
る通信データの区分時間と受信速度識別手段により識別
される受信速度とに基づいて、転送手段により転送され
る通信データの転送量が変更手段によって変更される。
よって、通信データの区分時間の値を適宜変更すること
により、通信データの転送量を所望の値に変更すること
ができるという効果がある。従って、例えば、通信デー
タの区分時間をタイムアウトエラーの発生を防止するこ
とが可能な範囲内で大きい値に設定することにより、通
信データの転送量を可能な限り大きな値に設定すること
ができ、通信データを高効率で外部装置へ転送すること
ができるという効果がある。
外部装置へ送信される場合に、外部装置からタイムアウ
トエラーを示す信号が受信されると、そのタイムアウト
エラーを受信するまでに計時された経過時間に基づい
て、通信データの区分時間が第1制御手段によって転送
タイマ記憶手段へ記憶される。よって、ダミーデータを
外部装置へ送信してタイムアウトエラーを発生させる試
験を予め実行することにより、タイムアウトエラーを示
す信号を受信するまでの経過時間に基づいて、外部装置
に適応した通信データの区分時間を自動的に設定するこ
とができるという効果がある。
通信データの受信速度が受信速度識別手段により識別さ
れ、その識別された受信速度に基づいて、転送手段によ
り外部装置へ転送される通信データの転送量が変更手段
によって変更される。よって、通信データの受信速度に
応じて、通信データの転送量を変更することができると
いう効果がある。従って、受信速度が遅い場合における
通信データの転送量を受信速度が速い場合における転送
量より寡少な値にして、通信データの転送間隔を短くす
ることができるので、受信速度が遅い場合においても外
部装置によるタイムアウトエラーの発生を防止すること
ができるという効果がある。
る通信データの区分時間と受信速度識別手段により識別
される受信速度とに基づいて、転送手段により転送され
る通信データの転送量が変更手段によって変更される。
よって、通信データの区分時間の値を適宜変更すること
により、通信データの転送量を所望の値に変更すること
ができるという効果がある。従って、例えば、通信デー
タの区分時間をタイムアウトエラーの発生を防止するこ
とが可能な範囲内で大きい値に設定することにより、通
信データの転送量を可能な限り大きな値に設定すること
ができ、通信データを高効率で外部装置へ転送すること
ができるという効果がある。
所定時間ごとに外部装置へ送信される。ここで、外部装
置からタイムアウトエラーを示す信号がエラー信号受信
手段によって受信された場合には、かかるダミーデータ
の送信間隔である所定時間に基づいて通信データの区分
時間が第2制御手段によって転送タイマ記憶手段へ記憶
される。よって、ダミーデータを所定時間ごとに外部装
置へ送信する試験を予め実行して、タイムアウトエラー
を示す信号を受信すれば、その信号を受信した場合の所
定時間に基づいて、外部装置に適応した通信データの区
分時間を自動的に設定することができるという効果があ
る。
請求項3記載の多機能周辺装置の奏する効果に加え、更
に、タイムアウトエラーを示す信号がエラー信号受信手
段により受信されない場合には、送信間隔記憶手段に記
憶される所定時間を延長して、第2制御手段による外部
装置へのダミーデータの送信が第3制御手段により再度
実行される。よって、タイムアウトエラーが発生しない
場合には、ダミーデータの送信間隔を延長してタイムア
ウトエラーが発生するまで自動的に送信を繰り返し、最
適な送信間隔を検出することができ、これに基づいて区
分時間を設定することができるという効果がある。
通信データの受信速度が受信速度識別手段により識別さ
れ、その識別された受信速度に基づいて、転送手段によ
り外部装置へ転送される通信データの転送量が変更手段
によって変更される。よって、通信データの受信速度に
応じて、通信データの転送量を変更することができると
いう効果がある。従って、受信速度が遅い場合における
通信データの転送量を受信速度が速い場合における転送
量より寡少な値にして、通信データの転送間隔を短くす
ることができるので、受信速度が遅い場合においても外
部装置によるタイムアウトエラーの発生を防止すること
ができるという効果がある。
る通信データの区分時間と受信速度識別手段により識別
される受信速度とに基づいて、転送手段により転送され
る通信データの転送量が変更手段によって変更される。
よって、通信データの区分時間の値を適宜変更すること
により、通信データの転送量を所望の値に変更すること
ができるという効果がある。従って、例えば、通信デー
タの区分時間をタイムアウトエラーの発生を防止するこ
とが可能な範囲内で大きい値に設定することにより、通
信データの転送量を可能な限り大きな値に設定すること
ができ、通信データを高効率で外部装置へ転送すること
ができるという効果がある。
所定時間ごとに外部装置へ送信される。ここで、外部装
置からタイムアウトエラーを示す信号がエラー信号受信
手段によって受信されない場合には、かかるダミーデー
タの送信間隔である所定時間に基づいて通信データの区
分時間が第4制御手段によって転送タイマ記憶手段へ記
憶される。よって、ダミーデータを所定時間ごとに外部
装置へ送信する試験を予め実行して、タイムアウトエラ
ーを示す信号を受信しなければ、その信号を受信しない
場合の所定時間に基づいて、外部装置に適応した通信デ
ータの区分時間を自動的に設定することができるという
効果がある。
請求項5記載の多機能周辺装置の奏する効果に加え、更
に、タイムアウトエラーを示す信号がエラー信号受信手
段により受信された場合には、送信間隔記憶手段に記憶
される所定時間を短縮して、第2制御手段による外部装
置へのダミーデータの送信が第5制御手段により再度実
行される。よって、タイムアウトエラーが発生する場合
には、ダミーデータの送信間隔を短縮してタイムアウト
エラーが発生しなくなるまで自動的に送信を繰り返し、
最適な送信間隔を検出することができ、これに基づいて
区分時間を設定することができるという効果がある。
請求項1から6のいずれかに記載の多機能周辺装置の奏
する効果に加え、更に、転送手段による通信データの外
部装置への転送はパラレル方式により転送される。よっ
て、受信速度に比べて通信データの転送速度を速くする
ことができるという効果がある。
ピュータ)を接続したMFD(多機能周辺装置)の斜視
図である。
たブロック図である。
作の概略を示した図である。
た図である。
図である。
である。
成を示したブロック図である。
ローチャートである。
U)(通信データ受信手段の一部) 20 モデム(通信データ受信手段の一部) 21 バッファ(通信データ受信手段の一部) 26 時計回路(計時手段) 29 交換機 31 電話回線 32 PC(パーソナルコンピュータ)用インタ
ーフェイス 33 ケーブル 40 相手側装置 50 PC(パーソナルコンピュータ)(外部装
置)
Claims (8)
- 【請求項1】 相手側装置から連続して送られる通信デ
ータを受信可能な通信データ受信手段と、その通信デー
タ受信手段により受信された通信データを所定の転送量
ごとに外部装置へ転送する転送手段とを備えた多機能周
辺装置において、 前記通信データ受信手段による通信データの受信速度を
識別する受信速度識別手段と、 その受信速度識別手段により識別された受信速度に基づ
いて、前記転送手段により転送される転送量を変更する
変更手段とを備えていることを特徴とする多機能周辺装
置。 - 【請求項2】 前記転送手段は、前記通信データ受信手
段により受信される通信データをパラレル方式により外
部装置へ転送するものであることを特徴とする請求項1
記載の多機能周辺装置。 - 【請求項3】 前記変更手段は、前記通信データ受信手
段により受信される通信データを所定の時間ごとに区分
するための区分時間を記憶する転送タイマ記憶手段を備
え、 その転送タイマ記憶手段に記憶されている区分時間と前
記受信速度識別手段により識別された受信速度とに基づ
いて前記転送手段により転送される転送量を変更するこ
とを特徴とする請求項1または2に記載の多機能周辺装
置。 - 【請求項4】 ダミーデータを外部装置へ送信する第1
送信手段と、 その第1送信手段によるダミーデータ送信後の経過時間
を計時する計時手段と、 前記外部装置からタイムアウトエラーを示す信号を受信
するエラー信号受信手段と、 そのエラー信号受信手段によりタイムアウトエラーを示
す信号が受信された場合に、そのタイムアウトエラーを
示す信号を受信するまでに前記計時手段によって計時さ
れた経過時間を記憶するタイムアウト時間記憶手段と、 そのタイムアウト時間記憶手段に記憶される時間に基づ
いて前記転送タイマ記憶手段へ所定の区分時間を記憶さ
せる第1制御手段とを備えていることを特徴とする請求
項3記載の多機能周辺装置。 - 【請求項5】 ダミーデータを所定時間ごとに外部装置
へ送信する第2送信手段と、 その第2送信手段により送信されるダミーデータの送信
間隔である所定時間を記憶する送信間隔記憶手段と、 前記外部装置からタイムアウトエラーを示す信号を受信
するエラー信号受信手段と、 そのエラー信号受信手段によりタイムアウトエラーを示
す信号が受信された場合に、前記送信間隔記憶手段に記
憶されている所定時間に基づいて前記転送タイマ記憶手
段へ所定の区分時間を記憶させる第2制御手段とを備え
ていることを特徴とする請求項3記載の多機能周辺装
置。 - 【請求項6】 前記エラー信号受信手段によりタイムア
ウトエラーを示す信号が受信されない場合には、前記送
信間隔記憶手段に記憶される所定時間を延長して、前記
第2送信手段により再度ダミーデータを前記外部装置へ
送信する第3制御手段を備えていることを特徴とする請
求項5記載の多機能周辺装置。 - 【請求項7】 ダミーデータを所定時間ごとに外部装置
へ送信する第2送信手段と、 その第2送信手段により送信されるダミーデータの送信
間隔である所定時間を記憶する送信間隔記憶手段と、 前記外部装置からタイムアウトエラーを示す信号を受信
するエラー信号受信手段と、 そのエラー信号受信手段によりタイムアウトエラーを示
す信号が受信されない場合に、前記送信間隔記憶手段に
記憶されている所定時間に基づいて前記転送タイマ記憶
手段へ所定の区分時間を記憶させる第4制御手段とを備
えていることを特徴とする請求項3記載の多機能周辺装
置。 - 【請求項8】 前記エラー信号受信手段によりタイムア
ウトエラーを示す信号が受信された場合には、前記送信
間隔記憶手段に記憶される所定時間を短縮して、前記第
2送信手段により再度ダミーデータを前記外部装置へ送
信する第5制御手段を備えていることを特徴とする請求
項7記載の多機能周辺装置。
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JP3206648B2 (ja) | 2001-09-10 |
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