JPH11296313A - 記憶サブシステム - Google Patents
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- JPH11296313A JPH11296313A JP10098693A JP9869398A JPH11296313A JP H11296313 A JPH11296313 A JP H11296313A JP 10098693 A JP10098693 A JP 10098693A JP 9869398 A JP9869398 A JP 9869398A JP H11296313 A JPH11296313 A JP H11296313A
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Abstract
常の処理を続けたまま、ビジーなディスク制御装置下の
任意のボリウムの管理を、ビジーでない任意の別のディ
スク制御装置へ移行する手段を提供する。 【解決手段】 複数のディスク制御装置と複数のディス
ク駆動装置とをネットワーク又はスイッチで接続する。
また、ディスク制御装置の負荷に応じてディスク制御装
置間で管理するボリウムを交代させる手段と、ボリウム
の管理元の交代に対応してホストからディスク制御装置
へのアクセスパスを変更する手段と、ホストコンピュー
タが指定したボリウム番号とアクセスパスとの対応を変
換する手段を設ける。 【効果】 ボリウムの交代やアクセスパスの変更をホス
トプロセッサから隠蔽して行うことができるので、複数
のディスク制御装置間でのボリウム再配置による負荷分
散を適用プログラムを停止せずに行うことができる。
Description
御装置間又はディスク制御装置内の負荷分散に関する。
特にディスク制御装置とディスク駆動装置を、ネットワ
ークもしくはスイッチ等で結合したディスクシステムで
の負荷分散に関する。
を増加させるには、新たなディスク制御装置とそれに付
随するディスク駆動装置を追加すればよい。すなわち、
性能を求める場合はディスク制御装置当たりのディスク
駆動装置を少なく設定し、ディスク制御装置の負荷を少
なくすればよい。また、容量を求める場合は、ディスク
制御装置当たりのディスク駆動装置を多く設定すればよ
い。このような、複数個のディスク制御装置とディスク
駆動装置を並べる構成により、性能や容量に対して広い
スケーラビリティを提供できるように見える。
ィの広さは、全てのディスク制御装置やディスク駆動装
置内のボリウムへのアクセスが、均等に起きることを前
提としている。実際の運用ではこれらのアクセスには偏
りがあるため、ディスク制御装置およびボリウムの負荷
は偏った状態となる。この偏りは、ホストコンピュータ
上で動作する適用業務の性質に依存し、また、同一適用
業務においても時間によって変動する。この例として
は、昼間のオンライントランザクション処理と夜間のバ
ッチ処理の関係が挙げられる。すなわちディスク制御装
置を複数個並べた構成では、ディスク制御装置間で負荷
の不均衡が起こり、設置されている全部の制御装置の性
能を十分に引き出すことは困難である。
もしくはシステムエンジニアが、ディスク制御装置間で
ファイルやボリウムを再配置するなどの調整を行ってい
た。すなわち、人手による調整であった。このため、計
算機の稼働状況の変化に合わせた素早い対応は不可能で
あった。また、再配置処理自体も、ホストプロセッサ経
由で多量のデータ転送を行うため、時間がかかる非常に
重たい処理であり、ホストの負荷が増加する等の不都合
が多かった。さらに、データの整合性を保つため再配置
処理中はデータの更新は禁止されていた。このように、
再配置中のデータを利用する適用業務は、再配置が終了
するまで実行できないなど運用上も非常に不都合が多い
処理であったため、複数個のディスク制御装置を並べた
従来型のディスクシステムでは負荷の不均衡の発生は必
然であり、これら複数のディスク制御装置全てが同時に
最大性能を発揮することは実質的に不可能であった。
ホストコンピュータとのインタフェースを行うチャネル
インタフェース、ディスク駆動装置とのインタフェース
を行うディスクインタフェースおよひキャッシュメモリ
などのコンポーネントにより構成されている。これら単
一ディスク制御装置内のコンポーネントは、相互接続性
の高い共通バス等の手段により結合されており、チャネ
ルインタフェースやディスクインタフェースは複数個実
装されているのが一般的である 単一のディスク制御装置は、上記のような構造上の理由
により、装置内の負荷分散は容易に行える。すなわち、
アクセスが集中するディスク駆動装置に対し、チャネル
インタフェースやキャッシュ等の資源を優先して割り当
てることにより、ディスク制御装置全体として最良のパ
フォーマンスを提供できる。つまり同一容量のディスク
システムを構築する場合、複数個のディスク制御装置を
用いるよりも、単一のディスク制御装置を用いた方が、
アクセスの偏りによる負荷の不均衡に強く、前記ファイ
ルやボリウムの再配置処理も不要になる。
容量の増大や、ディスクアレイ技術の発達により、単一
のディスク制御装置が管理するディスク駆動装置および
チャネルパス(ホストとのパス)の数が非常に増加して
きている。このため現在の技術では、単体のディスク制
御装置としての構成を保ったまま、管理するディスク駆
動装置やチャネルパスを飛躍的に増加させることは困難
である。
よびチャネルパスの増加により、ディスクインタフェー
スやチャネルインタフェースのコンポーネント数の増加
する。このためディスク制御装置の内部において処理が
集中するボトルネックを生み出し、単一のディスク制御
装置の性能向上を妨げている。このようなボトルネック
の例としては、共通バスが挙げられる。すなわち高い相
互接続性を提供するため、全てのコンポーネント間通信
が共通バスを経由するからである。
つである、共通バス等によるコンポーネント間の柔軟性
の高い結合が、一方ではボトルネックとなり、単一のデ
ィスク制御装置全体の処理能力が律速されることとな
る。
クによる性能の律速の問題を回避し、ディスク制御装置
の性能をスケーラブルに向上させるには、複数個のディ
スク制御装置とディスク駆動装置を並べる構成が本質的
に適している。すなわち、共有部分を少なくする構成で
ある。
成の装置では、ディスク制御装置間の負荷分散を効率よ
く行うことができなかった。すなわち、ディスク制御装
置間での負荷の不均衡という問題を効率よく解消するこ
とができなかった。
間での負荷の不均衡という問題の本質を検討した結果、
以下の点が明らかとなった。
ク駆動装置を並べた場合の負荷の不均衡の問題とは、次
のような状態である。あるディスク制御装置に接続され
ている複数のディスク駆動装置又はボリウムの中で、一
部のディスク駆動装置又はボリウムにホストからのアク
セスが集中した場合、それらを管理するディスク制御装
置の負荷が高まり過負荷になる。ここでは、ディスク制
御装置の性能限界は、その配下のディスク駆動装置の性
能限界より低い場合を想定している。一般に、一つのデ
ィスク制御装置は多くのディスク駆動装置を管理するの
で、例えばあるディスク制御装置が10個のディスク駆
動装置を管理している場合、その中の5個のディスク駆
動装置にアクセスが集中すると、ディスク制御装置の方
が先に過負荷になるのが一般的だからである。
ウムと、そのボリウムを管理するディスク制御装置との
対応が固定されているため、アクセスが集中していない
ディスク駆動装置又はボリウムに対してアクセスする場
合でも、過負荷なディスク制御装置を経由しなければな
らない場合が生じる。この場合、目的のディスク駆動装
置又はボリウム自体の負荷は低いにも係わらず、これら
に対するアクセスは、過負荷なディスク制御装置を経由
するため待たされていた。
負荷は、当該ディスク制御装置が管理する一部のディス
ク駆動装置又はボリウムにホストからのアクセスが集中
することに問題があり、当該アクセス集中の問題は、デ
ィスク駆動装置やボリウムと、そのボリウムを管理する
ディスク制御装置との対応が固定されていることに問題
があることが判明した。
集中時において、ホスト上の適用業務やディスク制御装
置は通常の処理を続けたまま、過負荷なディスク制御装
置下の任意のディスク制御装置又はボリウムの管理を、
過負荷でない任意の別のディスク制御装置へ移行する手
段を提供することにある。これにより、複数のディスク
制御装置間で負荷分散を実現し、ディスクシステム全体
として、これら複数のディスク制御装置全てが同時に最
大性能を発揮できる、コストパフォーマンスの良いディ
スクシステムを提供する。別の見方をすれば、本発明の
目的は、実際のデータ移動を行わずに、任意のディスク
制御装置間で、管理されるファイルやボリウムの再配置
が可能なディスクシステムを提供することにある。さら
に、本発明の別の目的は、ディスク制御装置を増設した
場合に、自動的にファイルやボリウムの再配置を行い、
複数のディスク制御装置間で自律的に負荷をバランスさ
せるディスクシステムを提供することにある。また、こ
の再配置や負荷のバランスを、ディスク制御装置だけを
追加した場合にも適用可能とすることにある。さらに、
本発明の別の目的は、前述のボリウムの管理の移行や再
配置による変更を、ホストプロセッサから隠蔽が可能な
ディスクシステムを提供することにある。
ース管理システムが、疎結合プロセッサシステム上で動
いているシステムに対し、各プロセッサの負荷が均等に
なるように、各プロセッサと、各プロセッサがアクセス
する外部記憶装置との接続を動的に変更する旨が、特開
平9−73411号公報(以下「文献1」という。)に
記載されている。しかし、文献1には、ホストの負荷分
散を開示するものであり、ディスク制御装置の負荷分
散、及びファイル再配置時のホストの負荷軽減について
は開示されていない。
置間でマイグレーションする旨が特開平3−29493
8号公報(以下「文献2」という。)に開示されてい
る。しかし、文献2には、ファイルを装置間で移動せず
にファイルの再配置を行う点は開示されていない。
に、本発明では、複数のディスク制御装置と複数のディ
スク駆動装置とをネットワーク又はスイッチで接続す
る。また、各ディスク制御装置の負荷に応じてディスク
制御装置間で管理するボリウムを交代させる手段と、前
記ボリウム交代に対応してホストからディスク制御装置
へのアクセスパスを変更する手段と、ボリウムの交代や
アクセスパスの変更をホストプロセッサから隠蔽するた
め、ホストコンピュータが指定したボリウム番号とアク
セスパスを変換する手段を設ける。
実施例を説明する。
を示す。ディスク制御装置8は、ホストインタフェース
2とチャネルパス9によりホストコンピュータ1と接続
し、共有メモリ3、キャッシュメモリ4、複数のディス
ク駆動装置6と接続するディスクインタフェース5およ
びこれらを接続する共通バス7により構成されている。
複数のディスクインタフェースが実装可能である。複数
のホストインタフェース2も実装可能であり、この場合
接続先のホスト1が同一であるか否かは問わない。本実
施例の図2では、各ホストインタフェースが同じホスト
に接続されている例を示している。
フェース5には、プロセッサが装備されており、それぞ
れ自律的に動作する。また、共有メモリ3とキャッシュ
メモリ4は、複数のホストインタフェース2や複数のデ
ィスクインタフェース5から参照可能な共有資源であ
る。キャッシュメモリ4には、本ディスク制御装置へ書
き込まれたデータやディスクドライブ6から読み出され
ホストに出力したデータが一時的に保存される。
データの管理情報が格納される。この情報をキャッシュ
ディレクトリと呼ぶ。ホストインタフェース2やディス
クインタフェース5は、ホストから与えられるリード/
ライトコマンド等に記述されている、ボリウム番号やボ
リウム内のレコードの位置情報(シリンダ番号、ヘッド
番号、レコード番号等)をキーとして、キャッシュディ
レクトリの情報を検索することにより、リード/ライト
の対象としているデータが、キャッシュメモリ上にある
(キャッシュヒット)かキャッシュメモリ上にない(キ
ャッシュミス)かの判断、およびキャッシュヒットの場
合はそのデータのキャッシュメモリ上の位置を取得でき
る。共有メモリ3とキャッシュメモリ4は、ハードウエ
ア的に同じ構成で実現できるが、ここでは格納される内
容によって、共有メモリとキャッシュメモリという区別
を行う。すなわち、純粋な入出力データがキャッシュメ
モリ上にあり、キャッシュメモリ上のデータ管理に関す
る制御情報は共有メモリにある。
情報として、接続されているディスク駆動装置やチャネ
ルパスの数、キャッシュメモリや共有メモリの容量等、
ディスク制御装置の構成に関する詳細情報が格納され
る。さらに、ボリウム情報として、ボリウムが格納され
ているディスク駆動装置や接続されているディスクイン
タフェースに関する情報、ボリウムの容量やフォーマッ
ト等の情報が置かれている。
持っている場合には、ホストから送られたデータは分割
され、複数のディスク駆動装置や、ディスク駆動装置を
構成する複数のHDA(ヘッド・ディスク・アセンブ
リ)に分散して格納される。このように、ディスクアレ
イ構成を採用しデータを分散して格納している場合、ボ
リウム情報には、ディスクアレイの構成情報として、そ
のボリウムが利用しているディスク駆動装置やHDAの
リストも格納される。本実施例はディスクアレイに対し
ても適用可能であるが、説明の簡略化のため、以後の説
明は通常のディスクに対する動作を例に説明する。
御装置8間でのデータの入出力の動作について説明す
る。
8の間では、チャネルパス9を通して、一定の形式でデ
ータ交換すなわち入出力が行われる。このデータをフレ
ームと呼ぶ。フレームのフォーマットを図10に示す。
送信先コントロールユニット番号フィールド22と発信
元コントロールユニット番号フィールド23は、それぞ
れ送信元と発信先のコントロールユニット番号を示す。
コントロールユニット番号とは、ディスク制御装置を識
別するために、各ディスク制御装置毎に固有に付される
番号である。ホストコンピュータに対するコントロール
ユニット番号は0である。
ントロールユニット番号フィールド22や発信元コント
ロールユニット番号フィールド23で指定されたディス
ク制御装置内のボリウムを指定する情報であり、ここで
指定されたボリウムに対し、後に続くコマンド/データ
フィールドの指示や情報が適用される。コマンド/デー
タフィールド25は、コマンドやデータが入るフィール
ドである。一般に、その他にもいくつかのフィールドが
存在するが、本実施例においては参照しないため省略す
る。
ログラムが、コントロールユニット番号8番のディスク
制御装置内の10番のボリウムから、シリンダ番号2
番、ヘッド番号3番、レコード番号4番のデータを読む
命令を実行した場合、ホストコンピュータ2からデスク
制御装置8に送信されるフレームの内容は、送信先コン
トロールユニット番号フィールドには8が、発信元コン
トロールユニット番号フィールドには0が、ボリウム番
号フィールド24には10が入り、コマンド/データフ
ィールド25には、リードコマンドとそのパラメタであ
る、シリンダ番号2番、ヘッド番号3番、レコード番号
4番が入る。
受信される。ホストインタフェース2では、ボリウム番
号フィールド24およびコマンド/データフィールドの
情報により、操作の対象となるボリウムと操作の種類を
認識する。また、共有メモリ上のボリウム情報を参照す
ることにより、このボリウムの操作を担当するディスク
インタフェースを認識し、そのディスクインタフェース
に処理を委託する。
で、ボリウム情報は表形式になっており、ボリウム番号
をキーとして、そのボリウムに関する情報を取得でき
る。ボリウム容量やフォーマットに関する情報は、本実
施例では参照しないため省略する。
もまた、ボリウム情報を参照し、このボリウムが格納さ
れているディスク駆動装置番号、HDA番号、シリンダ
オフセットを取得する。この情報に従い、ディスクイン
タフェースは目的のボリウムを格納しているディスク駆
動装置のHDAに入出力命令を発行する。前に説明した
フレームに対する場合、ボリウム番号は10番のため、
図3のボリウム情報より、1番のディスク駆動装置の、
0番のHDAに対し、シリンダ番号2番、ヘッド番号3
番、レコード番号4番に対応するデータを読むように、
リードコマンドを発行する。
ウム容量より大きい。このため、一つのHDAに複数の
ボリウムが格納されている。これら一つのHDA中のボ
リウムの切り分けはシリンダオフセットにより行われ
る。すなわち、図3のボリウム情報の例では、0番のH
DA中の、シリンダ0番からシリンダ19番までがボリ
ウム番号10の範囲であり、シリンダ20番からがボリ
ウム番号11の範囲である。このため、ボリウム番号1
1の場合のような、実際のシリンダが0番から始まって
いないボリウム対しては、ディスクインタフェースがH
DAにコマンドを発行するときに、シリンダ番号に対し
オフセットの値を加え、ホストから見たシリンダ番号か
らHDA中の実際のシリンダ番号への変換を行う。
コマンドに対応して読み出されたデータをディスクイン
タフェースに返す。ディスクインタフェースはそのデー
タを、ホストインタフェースに返す。ホストインタフェ
ースは、読み出されたデータに対し新たなフレームを生
成して、ホストコンピュータ1に送信する。このフレー
ムの内容は、さきほどホストコンピュータ1から送られ
てきたフレームの内容と比較して、送信先コントロール
ユニット番号フィールドと、発信元コントロールユニッ
ト番号フィールドの内容が入れ替わり。コマンド/デー
タフィールドの内容が要求された読みだしデータに置き
換えられる。
とディスク制御装置8間でデータの入出力が行われる。
ディスク駆動装置の一構成例を示す。本構成では、ディ
スク制御装置8aから8cとディスク駆動装置6a1か
ら6c2の間をデバイスネットワーク10で結合してい
る。デバイスネットワーク10は、各ディスク駆動装置
が、全てのディスク制御装置およびその中のボリウムを
直接アクセス可能な構成を実現する。
CSIバスで構成することも可能であるが、より多くの
ディスク制御装置及びディスク駆動装置を接続するた
め、ファイバチャネル等のネットワークの利用が適して
いる。また、デバイスネットワークの総合的なスループ
ットを高めるため、スイッチで構成する手法も適してい
る。また同様にスループットを高めるため、複数系統の
ネットワークやスイッチを用いることもできる。
て、各ディスク制御装置が制御を担当するディスク駆動
装置およびディスク駆動装置内のボリウムが割り当てら
れている。例えば図1では、ディスク駆動装置8aはデ
ィスク駆動装置6a1および6a2内のボリウム、ディ
スク駆動装置8bはディスク駆動装置6b1および6b
2内のボリウム、ディスク駆動装置8cはディスク駆動
装置6c1および6c2内のボリウムの制御を、それぞ
れ担当する。
置が制御するディスク駆動装置やボリウムとの対応は、
ホストコンピュータ上のオペレーティングシステムにも
記憶されている。したがって一般には、ホストコンピュ
ータを稼働させたまま、ディスク制御装置と、そのディ
スク制御装置が制御するボリウムとの対応を変更するこ
とは出来ない。
せたまま、ディスク制御装置と、そのディスク制御装置
が制御するボリウムとの対応の変更を実現するため、ホ
ストコンピュータとディスク制御装置間でのフレームの
交換の制御を行う機構が、経路制御装置21である。
す。ホストチャネルインタフェース26は、ホストコン
ピュータとのインタフェースを行う。ディスクチャネル
インタフェース27は、ディスク制御装置とのインタフ
ェースを行う。ホストコンピュータ側とディスク制御装
置側とで同一のプロトコルを用いる場合は、ホストチャ
ネルインタフェース26とディスクチャネルインタフェ
ース27は同一のハードウエア構成をとることが出来
る。
ッサとメモリおよび制御プログラムを持つ。この制御プ
ログラムの動作は、次のとおりである。ホストチャネル
インタフェース26を通して送られたフレームを、適切
なディスク制御装置が接続されているディスクチャネル
インタフェース27に送り、ディスクチャネルインタフ
ェース27はそのフレームをディスク制御装置に送信す
る。また逆に、ディスク制御装置からのフレームをホス
トコンピュータに返す。ここで、適切なディスク制御装
置とは、そのフレームの送信先コントロールユニット番
号とボリウム番号を、ボリウム−ディスク制御装置対応
変換表29に基づいて変換を行った後のディスク制御装
置を指す。
9は、オペレーティングシステムが記憶しているボリウ
ムとディスク制御装置の対応から、経路制御装置21の
配下にある、ボリウムとディスク制御装置の対応を導く
表である。この表は、オペレーティングシステムが記憶
しているボリウムとディスク制御装置の対応とは独立し
ているため、ホストコンピュータを稼働させたまま、オ
ペレーティングシステムやホスト上の適用プログラムを
変更せずに、任意のディスク制御装置に任意のボリウム
に対するフレームを送信することが可能である。すなわ
ち、ディスク制御装置と、そのディスク制御装置が制御
するボリウムとの対応の変更を、ホストコンピュータに
対し隠蔽できる。
部にマイクロプロセッサを持ち、各ディスク制御装置の
状態に基づき、ボリウム−ディスク制御装置対応変換表
29を変更することにより、経路変更プロセッサによる
フレームの送信先を制御する。ディスク制御装置の状態
に基づく具体的な送信先の制御方法は後述する。
ットワークインタフェース31を通して収集する。すな
わち本構成例では、ディスク制御装置間および経路制御
装置で、ホストコンピュータを介さず情報や入出力デー
タの交換を行うことが可能である。つまりデバイスネッ
トワーク10は、ディスク駆動装置内に格納されている
データを転送するだけでなく、ディスク制御装置間の情
報交換ネットワークとしても用いる。もちろん、ホスト
コンピュータを介したり、ディスク制御装置間にデバイ
スネットワークとは別のネットワークを構築し、それら
を用いる構成でも同様の情報交換は可能である。
説明する。本発明の負荷分散は、ディスク制御装置と、
そのディスク制御装置に制御されるボリウムの対応を任
意に変更し、この変更をホストコンピュータやホストコ
ンピュータ上の適用プログラムから隠蔽することにより
実現する。これは、ディスク制御装置間でのデータの移
動を伴わないボリウムの再配置と、その再配置のホスト
コンピュータや適用プログラムへの隠蔽とも考えられ
る。
で示すように、ディスク制御装置8aがボリウムA11
からA14までを制御し、ディスク制御装置8bがボリ
ウムB11からB14までを制御していたとする。この
ようなディスク制御装置とボリウムの対応は、経路制御
装置21内のボリウム−ディスク制御装置対応変換表2
9に反映されている。
換表は、各行が、ボリウムとディスク制御装置の対応を
表す。最初と次の列が、ホストコンピュータから見たボ
リウムとそのボリウムを制御するディスク制御装置のコ
ントロールユニット番号、最後の列が実際に前記ボリウ
ムを制御するディスク制御装置のコントロールユニット
番号を表す。例えば最初の行は、ホストホストコンピュ
ータから、ディスク制御装置8aが制御するボリウムA
11として認識されているボリウムが、実際にも、ディ
スク制御装置8aが制御していることを示す。経路制御
装置21内の経路変更プロセッサ28は、ホストから送
られたフレームの、送信先コントロールユニット番号と
ボリウム番号を参照し、このボリウム−ディスク制御装
置対応変換表に従い、実際にそのフレームが対象とする
ボリウムを制御するディスク制御装置にフレームを送信
する。
クセスが集中した場合を考える。この場合、ディスク制
御装置8aの負荷が重くなり、ディスク制御装置8aと
8bの負荷が不均衡になる。また、ボリウムA13やA
14に対するアクセスも、負荷の重いディスク制御装置
8aを経由する必要があり待たされる。これに対し、図
4(b)で示すように、ボリウム−ディスク制御装置対
応変換表29を変更し、ボリウムA13とボリウムA1
4へのアクセスが、ディスク制御装置bに送られるよう
にし、さらにディスク制御装置8bに、ボリウムA13
とA14の制御を担当させる。
よびその上で動作する適用プログラムには変更を加え
ず、また適用プログラムは動作を継続させたまま、ディ
スク制御装置間でボリウムの再配置を行い、ディスク制
御装置8aの負荷を軽減し、システム全体として最良の
スループットを提供できる。
動を伴わないボリウムの再配置による負荷分散の、具体
的な手続きを図5のフローチャートを用いて説明する。
する利用率をモニタし負荷を判定する。資源の例として
は、チャネルパス、ホストインタフェース、共有メモ
リ、キャッシュメモリ、共通バス、ディスクインタフェ
ース、ディスク駆動装置とのパス等が挙げられる。ディ
スク制御装置は、これらの資源の利用率を、自分の制御
下にあるボリウム毎の負荷としてモニタする。利用率の
具体例としては、ホストインタフェース、ディスクイン
タフェース関しては制御を行うプロセッサの稼働率、共
有メモリ、キャッシュメモリ等に関しては単位時間あた
りのアクセス回数、共通バス、チャネルパス、ディスク
駆動装置とのパス等に関しては単位時間あたりに利用さ
れている割合等が挙げられる。
ム毎のディスク制御装置の負荷の情報は、デバイスネッ
トワーク10等の情報交換網を通じてボリウム再配置制
御プロセッサ30に集められる。ボリウム再配置制御プ
ロセッサ30では、この情報を元に各ディスク制御装置
の負荷を計算し、限度以上の負荷の不均衡が生じている
場合は、各ディスク制御装置の負荷が均等になるような
ボリウムの配置を決定する。この限度は、あらかじめ利
用者が指定しておく。具体的な配置は、自動最適配置が
指定されている場合は、ボリウム再配置制御プロセッサ
30が各ディスク制御装置の負荷が均等になるように自
律的に決定する。それ以外の場合は、ユーザが決定し指
示する。
は、経路変更プロセッサ28の機能を一時保留させるこ
とにより、ホストコンピュータ1とディスク制御装置8
間の入出力を一時保留させる。これはボリウムの再配置
中の過渡状態での入出力を抑制するためである。
は、決定したボリウムの配置に基づき、ボリウム−ディ
スク制御装置対応変換表29を変更するとともに、決定
したボリウムの配置を、各ディスク制御装置に指示す
る。各ディスク制御装置は指示に従い、管理するボリウ
ムを変更する。デバイスネットワークにより任意のディ
スク制御装置が任意のディスク駆動装置を直接アクセス
できるため、この変更による物理的な接続の変更は不要
である。
いたボリウムの管理を止める場合は、そのボリウムに対
するアクセス要求を拒否するだけでよい。
ク制御装置が管理していたボリウムを引き継いで管理す
るには、対象となるボリウムのボリウム情報が必要にな
る。具体的には図3に示した各ディスク制御装置の共有
メモリ上に格納されている情報であり、そのボリウムが
格納されているディスク駆動装置のデバイスネットワー
ク上での位置(ディスク駆動装置番号)や、ボリウムの
容量やフォーマット等の情報である。このボリウム情報
は、ボリウムの再配置の実行に先立ち、移動元と異動先
のディスク制御装置の間で交換しておく。この交換もデ
バイスネットワークを用いる。デバイスネットワークで
はなく、専用のネットワークを用いる方式を採用するこ
とももちろん可能である。また、全ディスク制御装置の
中に、事前に、その制御装置がアクセスできるディスク
駆動装置やボリウムに対する情報等をすべて格納してお
けば、ボリウムの再配置に先だってボリウムに関する情
報交換を行う必要はない。
0は、保留していた経路変更プロセッサ28の機能を回
復させることにより入出力を再開させる。以上の手順に
より、ボリウムの再配置による負荷分散が行われる。
動装置がそれぞれ2台の場合を例に取ったが、本発明の
負荷分散は、デバイスネットワークで結合した任意台数
のディスク制御装置と任意台数のディスク駆動装置及び
ボリウムに対して適用できる。また、ディスク制御装置
の能力が足りない場合は、ディスク駆動装置の台数はそ
のままで、ディスク制御装置だけを増設し負荷分散する
ことにより、システム全体のスループットを高めること
もできる。
行っても実際のデータの移動が不要な点である。このた
め、秒オーダー以下の非常に短い時間での再配置が可能
となる。また、その他の特徴として、ディスク制御装置
間で共有し同時に参照し合う情報が無い事も挙げられ
る。すなわちボリウム再配置時以外は、ディスク制御装
置とその配下のボリウムは、従来の単体のディスク制御
装置と同様の動作を行う。特に、他のディスク制御装置
との間で、ボリウムに格納する(されていた)入出力デ
ータのやりとりを行わない。これにより、ディスク制御
装置間のスムーズな負荷分散の実現と、ディスク制御装
置の増設によるスケーラブルな性能向上の両立が達成で
きる。
くても達成可能である。この方式を第二の実施例として
次に示す。
装置の一構成例を示す。本実施例においては、経路制御
装置を使用しない。このため、例えば図12の(a)か
ら(b)のように、各ディスク制御装置が制御するボリ
ウムが変更された場合、ボリウムA13に対するフレー
ムは、変更後もディスク制御装置8aに届いてしまう。
ここで各ディスク制御装置が担当するボリウムの範囲を
細線で示している。
装置とその制御装置に制御されるボリウムの変更を、ホ
ストコンピュータ上の適用プログラムから隠蔽するため
に、本実施例では、ホストコンピュータ1上で動作する
入出力制御ユーティリティプログラムを用いる。
スク制御装置と、そのディスク制御装置に制御されるボ
リウムの変更の具体的な隠蔽方式を次に述べる。
うに、各ディスク制御装置が制御するボリウムを変更す
る場合について述べる。図6(a)は、図12(a)の状態の
時点の、ホストコンピュータ1内部のディスクアクセス
に関する制御構造を詳細に示した図である。ホストのオ
ペレーティングシステムは、IBM社により開発された
MVS(マルチプル・バーチャル・ストレージ)と仮定
する。この図において、UPA12は、ユーザプログラ
ムエリアの略であり、仮想記憶アドレス内のユーザ領域
を示す。同様にSQA13は、システム・キュー・エリ
アの略であり、仮想記憶アドレス内のオペレーティング
システムの領域を示す。サブチャネル14は、実際にデ
ィスク制御装置等との入出力を実行する機構であり、チ
ャネルパス9a、9bが接続さている。この図のシステ
ムでは、最大12本のチャネルを接続可能であり、各接
続機構毎にCHPD01からCHPD12までのIDが割り当てられて
いる。
来の手順を説明する。この図で示したUPA12は。デ
ィスク制御装置8aを用い、ボリウムA13をアクセス
する。具体的な手順は、次の通りである。
る構造体は、自分のUPA内のDCB(データ・コント
ロール・ブロック)15である。 DCBは、アクセス
対象となるデータセットをオープンしたときに作成さ
れ、データセットの編成、レコードの論理長、レコード
フォーマットの情報等に加え、DEB(データ・エクス
テント・ブロック)16へのポインタが格納されてい
る。
をオープンしたときに作成され、データセットの詳細情
報、すなわちアクセス方式やデータセットがDASD上
に占めている物理的な区域の情報等に加え、UCB(ユ
ニット・コントロール・ブロック)17へのポインタが
格納されている。
る情報であり、ホストシステムの立ち上げ時に、ハード
ウエア構成定義で設定された情報に基づき、それぞれの
ボリウムに対し生成される。また、内容は後述する入出
力制御ユーティリティにより変更できる。UCBには、
ボリウムの詳細情報、すなわちボリウム名、ボリウムシ
リアル番号、デバイス番号、サブチャネル番号、そのボ
リウムへアクセスするときに利用可能なチャネルパスI
D番号等が格納されている。またボリウムの状態として
ボリウムが使用中か否か、つまり利用可能かどうかの情
報も格納されている。
ウム名A13、デバイス番号100、アクセス可能状
態、使用するチャネルパスID CHPD01が格納されている
状態を示している。デバイス番号とは、ボリウム毎に一
意に付けられた番号である。
UCBをたどり、利用可能なチャネルパスIDがCHPD01で
あることを認識し、チャネルパス9aおよびディスク制
御装置8aを用いて、ボリウムA13をアクセスする。
トとボリウム間のアクセス経路(チャネルパス)は、S
QA内のUCBの情報により制御されている。すなわ
ち、UCB内の使用するチャネルパスIDの情報を変更す
ることにより、適用プログラムに影響を与えず(適用プ
ログラムは実行中のまま)、利用するチャネルパスを変
更することが可能である。
ネルパスを再設定した、ホスト内部のディスクアクセス
に関する制御構造を、図6(b)に示す。図6(a)と
比較してわかるように、UCB17の使用するチャネル
パスIDの情報が、 CHPD01からCHPD11に変更されてい
る。この変更でボリウムA13へのアクセスは、このボ
リウムを管理するディスク制御装置8bへチャネルパス
9bを利用し直接行うことが可能となる。
ィスク制御装置と、そのディスク制御装置に制御される
ボリウムの対応の変更に同期して、 UCB内の使用す
るチャネルパスIDの情報を適切に変更するユーティリテ
ィプログラムである。これにより、ディスク制御装置に
制御されるボリウムの対応の変更を、ホストコンピュー
タ上の適用プログラムから隠蔽できる。
ムが利用するチャネルパスの変更や入出力の保留の方式
を図8を用いて説明する。図6で示した場合と同様、入
出力制御ユーティリティの領域にも、入出力制御ユーテ
ィリティのUPA19と、入出力制御ユーティリティの
SQA20が存在する。
共通領域となっている。すなわち、入出力制御ユーティ
リティのSQA20と、他のプログラムのSQA13は
同じ領域である。これは、MVSオペレーティングシス
テムの機能として実現されている。このため、入出力制
御ユーティリティはUCBの情報を書き換える事によ
り、他のプログラムが利用している任意のボリウムの情
報の変更が可能である。すなわち、チャネルパスIDの
情報を書き換えることにより利用するチャネルパスの設
定や変更を、ボリウムの状態の情報を「READY(利用
可)」から「BUSY(使用中)」に書き換えることにより入
出力の保留や再開の制御を行うことができる。
置間でのデータの移動を伴わないボリウムの再配置によ
る負荷分散の具体的な手続きを、図7のフローチャート
を用いて説明する。
する利用率をモニタし、各ディスク制御装置でモニタさ
れたボリウム毎のディスク制御装置の負荷の情報は、デ
バイスネットワーク10等の情報交換網を通じてサービ
スプロセッサ11に集められる。この処理は、経路制御
処理装置がサービスプロセッサに変わった以外は第一の
実施例と同じである。
報を元に各ディスク制御装置の負荷を計算し、限度以上
の負荷の不均衡が生じている場合は、各ディスク制御装
置の負荷が均等になるようなボリウムの配置を決定す
る。この限度は、あらかじめ利用者が指定しておく。具
体的な配置は、自動最適配置が指定されている場合は、
サービスプロセッサ11が各ディスク制御装置の負荷が
均等になるように自律的に決定する。それ以外の場合
は、ユーザが決定し指示する。また同様の機能を、サー
ビスプロセッサではなくディスク制御装置に負わせるこ
とも同様に可能である。また、サービスプロセッサは、
LAN(ローカルエリアネットワーク)等の通信回線1
8を経由して、ホストに接続されている。このため、サ
ービスプロセッサはホストのコンソールや一般的な端末
としての機能、すなわち、ホストのオペレーティングシ
ステム等のパラメタの設定変更や、任意のホストプログ
ラムの実行等の機能も持つ。
プロセッサはそのボリウム配置に最適になるような、ア
クセスパスの構成を計算する。ボリウム配置に最適にな
るようなアクセスパスの構成とは、図6(b)に示すよ
うに、そのボリウムに対するチャネルパスIDの情報が、
そのボリウムを制御するディスク制御装置につながって
いるチャネルパスとなっている設定である。
力制御ユーティリティに送付される。入出力制御ユーテ
ィリティは、ホストシステム上で動作するユーティリテ
ィプログラムである。
制御ユーティリティは、その情報に従って、各ボリウム
が利用するチャネルパスの変更を行う。この変更に先立
ち、チャネルパスの変更を行うボリウム全てに対するア
クセスを一時保留状態にする。保留状態への遷移は、各
ボリウムのUCBのボリウムの状態情報を、使用中の状
態にすることにより達成される。使用中のボリウムに対
して発行されるI/Oアクセスは、オペレーティングシス
テムレベルで一時保留される。I/Oを発行した適用プロ
グラムの立場では、単にI/Oの応答が戻ってくるまでの
時間が延びたように見える。この使用中への移行は、チ
ャネルパス、ディスク制御装置やボリウム間の対応が変
更されている間に、ボリウムへのアクセスが発生するこ
とを防ぎ、これら変更の手順を容易にするためである。
対するアクセスの一時保留状態への遷移が完了したら、
入出力制御ユーティリティは、サービスプロセッサに入
出力一時保留状態遷移完了報告を行う。サービスプロセ
ッサはこの報告を受け、各ディスク制御装置にボリウム
の再配置を指示する。ここでは第一の実施例と同様に、
各ディスク制御装置は、ボリウムを移動し合う相手のデ
ィスク制御装置とボリウム情報等の交換を行ったのち、
ボリウムの再配置を実行し、その完了をサービスプロセ
ッサに報告する。
象となった全てのディスク制御装置からの、再配置変更
完了報告を確認の後、入出力制御ユーティリティに、各
ボリウムが利用するチャネルパスの変更の実行を指令す
る。
が利用するチャネルパスの変更を行った後、ボリウムに
対するアクセスの一時保留を解除する。
からディスク制御装置へのアクセスパス(チャネルパ
ス)のボリウム遷移と同期した再設定が実行できる。
同様に、デバイスネットワークで結合した任意台数のデ
ィスク制御装置と任意台数のディスク駆動装置及びボリ
ウムに対して適用できる。また、ディスク制御装置の能
力が足りない場合は、ディスク駆動装置の台数はそのま
まで、ディスク制御装置だけを増設し負荷分散すること
により、システム全体のスループットを高めることもで
きる。
配置を行っても実際のデータの移動が不要であり、秒オ
ーダー以下の非常に短い時間での再配置が可能となる。
また、ディスク制御装置間で共有し同時に参照し合う情
報が無い。すなわちボリウム再配置時以外は、ディスク
制御装置とその配下のボリウムは、従来の単体のディス
ク制御装置と同様の動作を行う。特に、他のディスク制
御装置との間で、ボリウムに格納する(されていた)入
出力データのやりとりを行わない。これにより、ディス
ク制御装置間のスムーズな負荷分散の実現と、ディスク
制御装置の増設によるスケーラブルな性能向上の両立が
達成できる。
置間で、負荷分散となるボリウムの再配置を実際のデー
タ移動を伴わずに行い、従来型の単体のディスク制御装
置複数個を用いた場合と比較して、より広いスケーラビ
リティと性能を得ることが出来る。またホストコンピュ
ータがディスク制御装置およびボリウムにアクセスする
時に用いるチャネルパスを、前記ボリウム再配置に合わ
せ最適な経路となるように変更し、さらにその変更をホ
ストコンピュータや適用プログラムから隠蔽することに
より、適用プログラムやホストコンピュータの動作の停
止が不要になり、前記ボリウム再配置による負荷分散の
適用しやすさを高めることができる。
駆動装置の一構成例である。
例である。
を変更することにより負荷分散を実現する方式の一つの
例を示す図である。
を変更することにより負荷分散を実現するシステムの、
ボリウム再配置の処理の流れを示す図である。
アクセスパスをボリウム遷移と同期して再設定する方式
を示す図である。
アクセスパスをボリウム遷移と同期して再設定するシス
テムの、ボリウム再配置およびアクセスパス変更の処理
の流れを示す図である。
アクセスパスを変更する方式を示す図である。
駆動装置の第二の構成例である。
渡すフレームの例を示す図である。
ムを変更することにより負荷分散を実現する方式のもう
一つの例を示す図である。
3…共有メモリ、4…キャッシュメモリ、5…ディスク
インタフェース、6・6a1・6a2・6b1・6b2
・6c1・6c2…ディスク駆動装置、7…共通バス、
8・8a・8b・8c …ディスク制御装置、9・9a
・9b・9c…チャネルパス、10…デバイスネットワ
ーク、11…サービスプロセッサ、12…ユーザプログ
ラムエリア、13…システムキューエリア、14…サブ
チャネル、15…データコントロールブロック、16…
データエクステントブロック、17…ユニットコントロ
ールブロック、18…LAN等の通信回線、19…入出
力制御ユーティリティのユーザプログラムエリア、20
…入出力制御ユーティリティのシステムキューエリア、
21…経路制御装置、22…送信先コントロールユニッ
ト番号フィールド、23…発信元コントロールユニット
番号フィールド、24…ボリウム番号フィールド、25
…コマンド/データフィールド、26…ホストチャネル
インタフェース、27…ディスクチャネルインタフェー
ス、28…経路変更プロセッサ、29…ボリウム−ディ
スク制御装置対応変換表、30…ボリウム再配置制御プ
ロセッサ、31…デバイスネットワークとのインタフェ
ース、32…ボリウム情報、33…ボリウム番号フィー
ルド、34…ディスクインタフェース番号フィールド、
35…ディスク駆動装置番号フィールド、36…HDA
番号フィールド、37…シリンダオフセットフィール
ド。
Claims (18)
- 【請求項1】複数のディスク制御装置と複数のディスク
駆動装置とを有し、 上記複数のディスク制御装置と上記複数のディスク駆動
装置とをネットワークもしくはスイッチにより接続した
こと特徴とする記憶サブシステム。 - 【請求項2】上記複数のディスク駆動装置の一のディス
ク制御装置の管理元を、上記複数のディスク制御装置の
一のディスク制御装置から他のディスク制御装置に変更
する管理元変更手段を有することを特徴とする請求項1
記載の記憶サブシステム。 - 【請求項3】上記管理元変更手段が行う管理元の変更
は、該記憶サブシステムに接続されたホストシステム上
で上記記憶サブシステムと入出力を行っている適用業務
プログラムに対し隠蔽されて行われることを特徴とする
請求項2記載の記憶サブシステム。 - 【請求項4】上記ディスク制御装置と上記ディスク駆動
装置との一組でも、独立した記憶サブシステムとして動
作し得ることを特徴とする請求項2記載の記憶サブシス
テム。 - 【請求項5】上記複数のディスク制御装置間で通信を行
うための通信手段を有することを特徴とする請求項1記
載の記憶サブシステム。 - 【請求項6】上記管理元変更手段は、ディスク制御装置
を増設した場合に、上記複数のディスク駆動装置の位置
のディスク駆動装置の管理元を、上記増設したディスク
制御装置に変更することを特徴とする請求項2記載の記
憶サブシステム。 - 【請求項7】上記複数のディスク制御装置の負荷をモニ
タするモニタ手段を有し、 上記管理元変更手段は、上記モニタ手段のモニタ結果に
応じて、管理元の変更を行うことを特徴とする請求項2
記載の記憶サブシステム。 - 【請求項8】上記モニタ手段によりモニタされる負荷
は、上記複数のディスク制御装置の各ディスク制御装置
内、及び上記複数のディスク制御装置間を接続する装置
内のデバイスの利用率であることを特徴とする請求項7
記載の記憶サブシステム。 - 【請求項9】上記デバイスは、プロセッサ、バス、又は
メモリであることを特徴とする請求項8記載の記憶サブ
システム。 - 【請求項10】上記管理元変更手段が行う変更は、ホス
トシステム又は上記複数のディスク制御装置の何れかの
ディスク制御装置からの指示に応じて行われることを特
徴とする請求項2記載の記憶サブシステム。 - 【請求項11】上記変更手段を管理する制御装置を有
し、 上記変更手段が行う変更は上記制御装置の指示により行
われることを特徴とする請求項2記載の記憶サブシステ
ム。 - 【請求項12】ホストシステムが管理する、上記ホスト
システムと上記複数のディスク制御装置との接続経路情
報を保持する手段を有し、 上記接続経路情報を保持する手段は、上記管理元変更手
段が行う管理元の変更に応答して、上記接続経路情報を
変更することを特徴とする請求項2記載の記憶サブシス
テム。 - 【請求項13】ホストシステムと記憶サブシステムとの
間に、データ交換の経路を変更する経路変更装置を備
え、 上記経路変更装置は、上記管理元変更手段が行う管理元
の変更に応答して、上記データ交換の経路を変更するこ
とを特徴とする請求項2記載の記憶サブシステム。 - 【請求項14】該ディスク駆動装置または該ディスク駆
動装置内のデバイスと、それらの制御を受け持つ該ディ
スク制御装置との対応の変更と同期して、ホストシステ
ム上に存在する、ホストシステムと該複数のディスク制
御装置との接続経路情報の変更であって、 該ディスク駆動装置または該ディスク駆動装置内のデバ
イスに対する接続経路情報が、該ディスク駆動装置また
は該ディスク駆動装置を制御する該ディスク駆動装置に
なるように変更することを特徴とする請求項7記載の記
憶サブシステム。 - 【請求項15】上記接続経路情報の変更、及び上記管理
元変更手段が行う管理元の変更が終了するまで、上記ホ
ストシステムからの該記憶サブシステムへの入出力を一
時中断されることを特徴とする請求項12記載の記憶サ
ブシステム。 - 【請求項16】複数のディスク制御装置と、 上記複数のディスク制御装置とネットワーク又はスイッ
チで接続された複数のディスク駆動装置と、 上記複数のディスク制御装置の各ディスク制御装置が管
理する上記複数のディスク駆動装置の各ディスク駆動装
置内のボリウムを管理する管理元を、上記複数のディス
ク制御装置の一のディスク制御装置を他のディスク制御
装置に変更する管理元変更手段と、 上記変更に対応してホストからディスク制御装置へのア
クセスパスを変更するアクセスパス変更手段、とを有す
ることを特徴とする記憶サブシステム。 - 【請求項17】ホストコンピュータにより指定されたボ
リウム番号と上記アクセスパスとの対応を保持する手段
を有することを特徴とする請求項16に記載の記憶サブ
システム。 - 【請求項18】上記管理元変更手段は、上記複数のディ
スク制御装置の負荷に応じて上記管理元の変更を行うこ
とを特徴とする請求項16又は請求項17の何れかに記
載の記憶サブシステム。
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