JP2007280089A - 容量拡張ボリュームの移行方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】容量拡張ボリュームの移行の際のストレージシステムの負荷を抑えられるようにする。
【解決手段】第一と第二のストレージシステムに共通の外部記憶装置を接続する。管理計算機が、第一のストレージシステムが備える容量拡張ボリュームを第二のストレージシステムに移行する容量拡張ボリューム移行部と、使用されるホスト接続パスを、移行元の容量拡張ボリュームとホスト計算機とを結ぶ第一のホスト接続パスから、移行先の容量拡張ボリュームとホスト計算機とを結ぶ第二のホスト接続パスに切り替えるホスト接続パス切替部と、使用される外部接続パスを、移行元の容量拡張ボリュームに割り当てられていた記憶領域と外部記憶装置とを結ぶ第一の外部接続パスから、移行先の容量拡張ボリュームに割り当てられた記憶領域と外部記憶装置とを結ぶ第二の外部接続パスに切り替える外部接続パス切替部とを備える。
【選択図】図1
【解決手段】第一と第二のストレージシステムに共通の外部記憶装置を接続する。管理計算機が、第一のストレージシステムが備える容量拡張ボリュームを第二のストレージシステムに移行する容量拡張ボリューム移行部と、使用されるホスト接続パスを、移行元の容量拡張ボリュームとホスト計算機とを結ぶ第一のホスト接続パスから、移行先の容量拡張ボリュームとホスト計算機とを結ぶ第二のホスト接続パスに切り替えるホスト接続パス切替部と、使用される外部接続パスを、移行元の容量拡張ボリュームに割り当てられていた記憶領域と外部記憶装置とを結ぶ第一の外部接続パスから、移行先の容量拡張ボリュームに割り当てられた記憶領域と外部記憶装置とを結ぶ第二の外部接続パスに切り替える外部接続パス切替部とを備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、ホスト計算機に接続する論理ボリュームの移行に関する。
近年、計算機システムの保持するデータ量は飛躍的に増大している。そのため、増大するデータを格納する計算機システムに、大規模な記憶容量を有するストレージシステムが採用されている。
ストレージシステムは、ホスト計算機に対し論理ボリュームという単位で記憶領域を提供している。一般に、論理ボリュームの記憶容量は固定であるが、記憶領域の利用効率を一層高めるべく、特開2003−015915号公報に開示の技術、すなわち、ホスト計算機からのアクセス要求に応じて物理リソースの一部領域(以下、セグメント)を論理ボリュームに割り当てることによりその論理ボリュームの記憶容量を自動拡張する技術が発明された。なお、本明細書では、容量拡張される論理ボリュームを「容量拡張ボリューム」と言う。容量拡張ボリュームは、Thin Provisioning技術により提供可能な論理ボリュームなので、容量拡張ボリュームを「Thin Provisioningボリューム」と呼ぶこともできる。また、本明細書で言う「物理リソース」とは、物理的な記憶領域上に設けられた論理的な記憶デバイス(論理デバイス)のことである。物理的な記憶領域は、一つの物理的な記憶装置により提供される記憶領域であっても良いし、RAID(Redundant Array of Independent Disks)の規則に従うグループであるRAIDグループ(パリティグループ或いはアレイグループと呼ばれることもある)により提供される記憶領域であっても良い。RAIDグループは、複数の物理的な記憶装置(例えばハードディスクドライブ)により構成された記憶装置グループである。
また一方、ストレージシステムを用いた運用を続けると、使用頻度の低いデータを信頼性、応答性及び耐久性の高い高価なディスクに保存したままになることがある。この場合、必要以上に高価なディスク容量を使用することになり、高価なディスクを効率的に使用することができないという問題がある。そのため、高価なディスクから、当該高価なディスクに比して信頼性、応答性及び耐久性の劣る安価なディスクへデータを移行する技術が発明された(例えば特開2003−345522号公報参照)。
ところで、例えば、第一のストレージシステムに障害が発生した等の場合に、ホスト計算機に接続する容量拡張ボリュームを第一のストレージシステムから第二のストレージシステムに移行することが行われる。具体的には、例えば、ホスト計算機に接続する容量拡張ボリュームを、第一のストレージシステム内の第一の容量拡張ボリュームから、第二のストレージシステムの第二の容量拡張ボリュームに切り替えることが行われる。
容量拡張ボリュームを移行した場合には、第一のストレージシステムの容量拡張ボリュームから読み出せたデータと同じデータを第二のストレージシステムの容量拡張ボリュームからもホスト計算機が読み出せるようにする必要がある。それを実現するための方法として、移行元の容量拡張ボリューム内のデータを移行先の容量拡張ボリュームに移行する方法がある。
しかし、この方法では、以下の二つの課題がある。
第一の課題として、ストレージシステム間でデータコピーが発生する点がある。すなわち、データの移行は、ストレージシステム間でデータのコピーが行われてコピー元のデータが削除されることにより、完了する。このため、データのコピーに時間を要したり、各ストレージシステムに負荷がかかったりする。これは、移行対象のデータが大量に存在する場合には一層問題である。
第二の課題として、第一のストレージシステムにも第二のストレージシステムにも、後述する外部接続機能が搭載されており、第一と第二のストレージシステムにそれぞれ第一と第二の外部ストレージシステムが接続されている場合には、第二の外部ストレージシステムに、移行対象のデータを備えた外部記憶装置(例えば、第一の外部ストレージシステム内の論理ボリューム)と同じ記憶容量を持った第二の外部ボリュームを用意できるだけの空き領域を、第二の外部ストレージシステムに準備する必要がある。このため、そのような空き領域を第二の外部ストレージシステムに準備できない場合には、データを移行することができず、それ故、ホスト計算機に接続する容量拡張ボリュームを切り替えることができない。
従って、本発明の目的は、容量拡張ボリュームの移行の際のストレージシステムの負荷を抑えられるようにすることにある。
本発明の別の目的は、容量拡張ボリュームに大量にデータが格納されていても容量拡張ボリュームの移行に要する時間長が長くならないようにすることにある。
本発明の更なる目的は、容量拡張ボリュームの移行のために外部ストレージシステムに事前に空き領域を確保しなくても済むようにすることにある。
本発明に従う計算機システムは、ホスト計算機と、第一と第二のストレージシステムを含んだ複数のストレージシステムと、前記複数のストレージシステムにとって外部のストレージシステムである外部ストレージシステムと、管理計算機とを備える。前記第一と第二のストレージシステムが、複数の記憶領域で構成されたプールと、該プール内の記憶領域を容量拡張ボリュームに対して割り当てたりその割当てを解除したりする容量拡張処理を実行するコントローラとを備える。少なくとも前記第一のストレージシステムが備える前記プール内の一以上の記憶領域と、前記外部ストレージシステムが備える記憶装置である外部記憶装置との間に、前記一以上の記憶領域と前記外部記憶装置とを結ぶ通信経路である外部接続パスが構築される。前記ホスト計算機と前記第一のストレージシステムの容量拡張ボリュームとの間に、前記ホスト計算機と前記容量拡張ボリュームとを結ぶ通信経路であるホスト接続パスが構築される。前記ホスト接続パスを介して前記ホスト計算機からアクセス要求が発行され、容量拡張ボリュームに割り当てられた記憶領域に対するアクセスが前記アクセス要求に従って行われる場合には、該記憶領域に接続されている外部記憶装置に対して前記外部接続パスを介してアクセスが行われる。前記複数の記憶領域は、仮想的な記憶領域(例えば、IDで表された記憶領域であって、実体の記憶資源として存在しない領域)であっても良いし、複数の物理的な記憶装置(例えばハードディスクドライブ)により提供される記憶資源であっても良い。すなわち、外部ストレージシステムに、データを記憶する実体が存在すれば良く、ストレージシステムは、実体としての記憶資源を備えていなくても良い。また、各ストレージシステムは、一つのコンピュータマシンに仮想的に設定されたシステムであっても良い。前記管理計算機は、前記第一のストレージシステムが備える容量拡張ボリュームを前記第二のストレージシステムに移行する容量拡張ボリューム移行部と、使用されるホスト接続パスを、移行元の容量拡張ボリュームと前記ホスト計算機とを結ぶ第一のホスト接続パスから、移行先の容量拡張ボリュームと前記ホスト計算機とを結ぶ第二のホスト接続パスに切り替えるホスト接続パス切替部と、使用される外部接続パスを、移行元の容量拡張ボリュームに割り当てられていた記憶領域と前記外部記憶装置とを結ぶ第一の外部接続パスから、移行先の容量拡張ボリュームに割り当てられた記憶領域と前記外部記憶装置とを結ぶ第二の外部接続パスに切り替える外部接続パス切替部とを備える。
第一の実施態様では、前記第一のストレージシステムのコントローラが、どの容量拡張ボリュームにどの記憶領域が割り当てられているかを管理するための情報である容量拡張管理情報を記憶してもよい。この場合、前記管理計算機が、更に、管理情報設定部を備えることができる。管理情報設定部は、前記第一のストレージシステムのコントローラから、前記容量拡張管理情報を取得し、前記取得した容量拡張管理情報を、前記第二のストレージシステムのコントローラに設定することができる。
第二の実施態様では、前記第一の実施態様において、前記管理情報設定部が、前記取得した容量拡張管理情報を、前記移行先の容量拡張ボリュームに割り当てられた記憶領域に基づいて変換し、変換後の容量拡張管理情報を、前記第二のストレージシステムのコントローラに設定することができる。
第三の実施態様では、前記外部接続パス切替部が、前記第一の外部接続パスを解除することの要求であるパス解除要求を、前記第一のストレージシステムのコントローラに送信することができる。それにより、前記第一の外部接続パスが解除される。また、前記外部接続パス切替部が、前記外部記憶装置に関する情報を含んだパス設定要求を、前記第二のストレージシステムのコントローラに送信することができる。それにより、前記第二のストレージシステムで未割り当ての記憶領域であって、前記移行先の容量拡張ボリュームに割り当てられる記憶領域と、前記外部記憶装置とを結ぶ前記第二の外部接続パスが構築される。
第四の実施態様では、前記第三の実施態様において、前記第一のストレージシステムのコントローラが、どの容量拡張ボリュームにどの記憶領域が割り当てられているかを管理するための情報である容量拡張管理情報を記憶してもよい。この場合、前記管理計算機が、管理情報設定部を更に備える。前記管理情報設定部は、前記第一のストレージシステムのコントローラから、前記容量拡張管理情報を取得し、前記取得した容量拡張管理情報を、前記取得した前記移行先の容量拡張ボリュームに前記未割り当ての記憶領域が割り当てられたことを表す容量拡張管理情報に変換し、前記変換後の容量拡張管理情報を、前記第二のストレージシステムのコントローラに設定することができる。
第五の実施態様では、前記外部記憶装置には、予め、前記第一の外部接続パスと前記第二の外部接続パスの両方が接続されていてもよい。前記第一のストレージシステムのコントローラも、前記第二のストレージシステムのコントローラも、自分を備えるストレージシステム内の記憶領域のステータスを管理し、該ステータスが管理外を表している場合に、該ステータスに対応した記憶領域を管理しないようにすることができるようになっていてもよい。前記外部接続パス切替部が、前記移行元の容量拡張ボリュームについて管理外とすることの要求である管理外設定要求を、前記第一のストレージシステムのコントローラに送信することができる。それにより、前記移行元の容量拡張ボリュームに割り当てられていた記憶領域のステータスが管理外に更新することができる。
第六の実施態様では、前記プールは、複数個の物理記憶リソースで構成され、各物理記憶リソースが、一以上の記憶領域で構成されていてもよい。前記容量拡張ボリュームへの割当ては、記憶領域単位であり、前記外部記憶装置への接続は、物理記憶リソース単位であってもよい。
第七の実施態様では、前記第六の実施態様において、前記第一のストレージシステムが、前記移行元の容量拡張ボリュームを含んだ複数の容量拡張ボリュームと、複数の物理記憶リソースとを有する。それにより、前記複数の容量拡張ボリュームに割り当てられている各記憶領域が同一の物理記憶リソースの構成要素となっている共有状態が生じ得る。この場合、前記容量拡張ボリューム移行部が、前記共有状態を解除することの要求である共有解除要求を、前記第一のストレージシステムのコントローラに送信することができる。それにより、前記同一の物理記憶リソース内のデータのうち、前記移行元の容量拡張ボリューム以外の容量拡張ボリュームに割当てられているセグメント内のデータが、前記複数の物理記憶リソースのうちの他の物理記憶リソースのセグメントに書かれ、所定の応答が前記容量拡張ボリューム移行部に返されることが行われる。前記容量拡張ボリューム移行部は、前記所定の応答を受けた場合に、前記第一のストレージシステムの容量拡張ボリュームを移行することができる。
第八の実施態様では、前記管理計算機が、前記複数のストレージシステムの各々が実行可能な処理種類を表した情報である処理管理情報を記憶する記憶部と、前記処理管理情報を用いて、少なくとも前記容量拡張処理を実行できるストレージシステムを、前記複数のストレージシステムの中から移行先候補として選択する移行先候補選択部とを更に備えることができる。選択された移行先候補は、管理者に対して表示され、管理者から選択された移行先候補が、前記第二のストレージシステムとなってもよい。或いは、前記選択された移行先候補の中から自動的に第二のストレージシステムが決定されても良い。
第九の実施態様では、前記第八の実施態様において、前記第一のストレージシステムのコントローラが、自分が有するどの記憶領域がどの外部記憶装置に接続されているかを表す情報である外部接続管理情報を記憶した記憶部を有し、記憶領域に対するアクセスが行われる場合に、前記外部接続管理情報に基づいて、該記憶領域に接続されている外部記憶装置を特定して該外部記憶装置にアクセスする外部接続処理を実行できる。この場合、前記移行先候補選択部が、前記容量拡張処理だけでなく前記外部接続処理を有しているストレージシステムを前記移行先候補として選択することができる。
なお、例えば、本発明では、ホスト計算機と各ストレージシステムとの間には、一又は複数のスイッチ装置が存在し、一以上のスイッチ装置を経由して、ホスト計算機と各ストレージシステムとの通信が行われても良い。この場合、上記外部接続処理は、ストレージシステムに代えて、ホスト計算機又はスイッチ装置で実行されていても良い。
第十の実施態様では、前記容量拡張ボリューム移行部が、管理者からの指示又は前記第一のストレージシステムの高負荷を検知した場合に、前記容量拡張ボリュームの移行を実行することができる。
第十一の実施態様では、前記容量拡張ボリューム移行部が、前記移行元の容量拡張ボリュームに対してアクセス要求を発行しないことの要求であるアクセス停止要求を前記ホスト計算機に送信した後に、前記容量拡張ボリュームの移行を実行し、該移行が済んだ場合に、移行先の容量拡張ボリュームに対してアクセス要求を発行しても良いことを表す要求であるアクセス許可要求を前記ホスト計算機に送信することができる。
上述した各部は、各手段と言い換えてもよい。各部は、ハードウェア(例えば回路)、コンピュータプログラム、或いはそれらの組み合わせ(例えば、コンピュータプログラムを読み込んで実行する一又は複数のCPU)によって実現することもできる。各コンピュータプログラムは、コンピュータマシンに備えられる記憶資源(例えばメモリ)から読み込むことができる。その記憶資源には、CD−ROMやDVD(Digital Versatile Disk)等の記録媒体を介してインストールすることもできるし、インターネットやLAN等の通信ネットワークを介してダウンロードすることもできる。
本発明によれば、容量拡張ボリュームの移行の際のストレージシステムの負荷を抑えることができる。
以下、本発明の幾つかの実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、それらの実施形態に本発明が限定されるものではない。
<第1実施形態>
(1)第1実施形態のシステム構成
図1に、本実施形態の計算機システムの構成を示す。なお、この図では、同種の要素には同一の親番号(例えば1000)を付している。
本実施形態に係る計算機システムでは、複数(例えば2台)のストレージシステム1000A、1000Bとホスト計算機2000とが、データネットワーク3000Aに接続される。また、複数のストレージシステム1000A、1000Bと外部ストレージシステム1000Cとが、別のデータネットワーク3000Bに接続される。なお、この図では、データネットワーク3000Aと3000Bを異なるデータネットワークとして示しているが、一つのデータネットワークでも良い。データネットワーク3000A、3000Bは、SAN(Storage Area Network)とするが、IP(Internet Protocol)ネットワークであっても、あるいはこれら以外のデータ通信用ネットワークであっても良い。また、本実施形態では、ホスト計算機2000に接続可能な容量拡張ボリュームを有するストレージシステムを単に「ストレージシステム」と呼び、ストレージシステムの外部に存在するストレージシステムを「外部ストレージシステム」と呼ぶ。
ホスト計算機2000、ストレージシステム1000A、1000B、及び外部ストレージシステム1000Cは、管理ネットワーク4000を介して、管理計算機5000と接続される。本実施形態では、管理ネットワーク4000は、IPネットワークとするが、SANであっても、あるいはこれら以外のデータ通信用ネットワークであっても良い。また、データネットワーク3000と管理ネットワーク4000が一つのネットワークであっても良いし、ホスト計算機2000と管理計算機5000が一つの計算機であっても良い。
なお、説明の都合上、図1では、ストレージシステムを2台、外部ストレージシステムを1台、ホスト計算機を1台、管理計算機を1台としたが、本発明ではこれらの数は問わない。また、ストレージシステム1000A、1000Bは、それぞれ、一つのストレージシステムに設定された仮想的なストレージシステムであっても良い。
ストレージシステム1000A、1000B及び外部ストレージシステム1000Cは、同様のハードウェア構成を採用することができるので、ストレージシステム1000Aを、代表的に例に採り説明する。なお、以下の説明では、容量拡張ボリュームがストレージシステム1000Aからストレージシステム1000Bに移行されるとし、そのため、ストレージシステム1000Aを「移行元ストレージシステム1000A」と呼び、ストレージシステム1000Bを「移行先ストレージシステム1000B」と呼ぶこともある。
ストレージシステム1000Aは、データを格納するディスク装置1100と、ストレージシステム1000A内の制御を行うディスクコントローラ1200とを備える。
ディスク装置1100は、複数の物理的な記憶装置(例えばハードディスクドライブ)を備える。ディスク装置1100は、一つ以上の論理ボリューム1110とプール1120を備えている。論理ボリューム1110は、一つ以上の物理リソース1121から生成され、ホスト計算機2000によって利用されるデータを格納することができる。なお、説明の都合上、図1ではプール1120を一つとしたが、本発明ではこれらの数は問わない。
プール1120は、一つ以上の物理リソース1121を備えている。プール1120は、複数の物理リソース1121を管理上の観点からまとめて管理するための論理的な物理リソースグループである。管理上の観点には、例えばRAIDタイプがある。RAIDタイプの一例としては、複数のハードディスクを1つにまとめ大容量の記憶領域として提供するRAID0や、ハードディスクの冗長度を高めるためにハードディスク間でミラーリングを行うRAID1などがある。
ディスクコントローラ1200は、メインメモリ1210、制御装置1220、ホストI/F1230、管理I/F1240、ディスクI/F1250、及び外部接続I/F126を備えている。なお、外部ストレージシステム1000Cには、外部接続I/Fは無くても良い。
メインメモリ1210には、外部ストレージ管理プログラム1211、物理論理管理プログラム1212、外部ストレージ管理テーブル1213、物理論理管理テーブル1214及びセグメント管理テーブル1215が記憶される。外部ストレージ管理プログラム1211は、外部ストレージ管理テーブル1213の情報を参照または更新し、ストレージシステム1000と外部ストレージシステム1000との接続を制御するコンピュータプログラムである。物理論理管理プログラム1212は、物理論理管理テーブル1214およびセグメント管理テーブル1215の情報を参照または更新し、容量拡張ボリュームの構成情報を管理するコンピュータプログラムである。なお、外部ストレージシステム1000Cには、外部ストレージ管理プログラム1211、物理論理管理プログラム1212、外部ストレージ管理テーブル1213、物理論理管理テーブル1214及びセグメント管理テーブル1215が記憶されていなくても良い。
制御装置1220は、例えばCPU(Central Processing Unit)であり、メインメモリ1210に格納された外部ストレージ管理プログラム1211及び物理論理管理プログラム1212を読み出し実行する。
ホストI/F1230は、データネットワーク3000A或いは3000Bとのインタフェースであって、ホスト計算機2000とデータや制御命令の送受信を行う。管理I/F1240は、管理ネットワーク4000とのインタフェースであって、ホスト計算機2000及び管理計算機5000とデータや制御命令の送受信を行う。ディスクI/F1250は、ディスク装置1100に対するインタフェースであって、データや制御命令の送受信を行う。外部接続I/F1260は、データネットワーク3000Bとのインタフェースであって、外部ストレージシステム1000Cとデータや制御命令の送受信を行う。
ホスト計算機2000は、メインメモリ2100、制御装置2200、ホストI/F及び管理I/F2400を備える。なお、ホスト計算機2000には、図示を省略する入力装置(例えばキーボード)や出力装置(例えば表示装置)等が備わっていても良い。
メインメモリ2100には、パス管理プログラム2110及びパス管理テーブル2120が記憶される。パス管理プログラム2110は、ストレージシステム1000A、1000Bの論理ボリューム1110へのアクセス経路であるパスを管理し、パス管理テーブル2120の情報を参照または更新することで、複数パスが存在する場合において、どのパスが現在有効なパスであるかを管理するコンピュータプログラムである。
制御装置2200は、例えばCPUであり、メインメモリ2100に格納されたパス管理プログラム2110を読み出し実行する。
ホストI/F2300は、データネットワーク3000Aとのインタフェースであって、ストレージシステム1000A、1000Bとデータや制御命令の送受信を行う。管理I/F2400は、管理ネットワーク4000とのインタフェースであって、ストレージシステム1000A、1000B及び管理計算機5000とデータや制御命令の送受信を行う。
管理計算機5000は、メインメモリ5100、制御装置5200及び管理I/F5300を備える。なお、管理計算機2000には、図示を省略する入力装置(例えばキーボード)や出力装置(例えば表示装置)等が備わっていても良い。
メインメモリ5100には、移行先ストレージ設定プログラム5110、容量拡張ボリューム移行プログラム5120、外部接続切替プログラム5130、物理論理情報移行プログラム5140、ストレージ情報管理テーブル5150及び論理ボリューム移行テーブル5160が記憶される。移行先ストレージ設定プログラム5110は、ストレージ情報管理テーブル5150の情報を参照し、論理ボリューム移行テーブル5160へ移行先ストレージシステムの登録を行うコンピュータプログラムである。容量拡張ボリューム移行プログラム5120は、パス管理プログラム2110、外部接続切替プログラム5130、物理論理情報移行プログラム5140を呼び出し、容量拡張ボリュームを異なるストレージシステム1000へ移行するコンピュータプログラムである。外部接続切替プログラム5130は、外部ストレージ管理プログラム1211を呼び出し、移行元ストレージシステム1000A、移行先ストレージシステム1000B、外部ストレージシステム1000C、の接続設定を切り替えるコンピュータプログラムである。物理論理情報移行プログラム5140は、物理論理管理プログラム1212を呼び出し、移行元ストレージシステム1000が有する物理論理管理テーブル1214及びセグメント管理テーブル1215を取得し、移行先ストレージシステム1000に適する情報に変換した後、移行先ストレージシステム1000へ設定を行うコンピュータプログラムである。
制御装置5200は、メインメモリ5100に格納された各種コンピュータプログラム5110、5120、5130及び5140を読み出し実行する。
管理I/F5300は、管理ネットワーク4000とのインタフェースであって、ストレージシステム1000及びホスト計算機2000とデータや制御命令の送受信を行う。
図2は、ストレージシステム1000Aが有する外部ストレージ管理テーブル1213の構成例を示す。
外部ストレージ管理テーブル1213は、ストレージシステム1000Aと外部ストレージシステム1000Cの接続情報として、例えば、物理リソース番号T100、外部ボリューム情報T110を有している。
物理リソース番号T100には、外部ストレージシステム1000Cが有する論理ボリューム1100に対応付けられた物理リソース1121を識別するための情報が格納される。外部ボリューム情報にT110は、外部ストレージシステム1000が有する論理ボリューム1100を識別するための情報が格納される。なお、説明の都合上、外部ストレージシステム1000Cが有する論理ボリューム1100を識別するための情報として、外部ストレージシステムのモデル名、シリアル番号及び論理ボリュームに割り当てられたLUN(Logical Unit Number)の組み合わせた情報として表すが、当該論理ボリュームを識別可能な情報であれば、形式を問わない。
図3は、ストレージシステム1000Aが有する物理論理管理テーブル1214の構成例を示す。
物理論理管理テーブル1214は、容量拡張ボリュームの構成を示す情報として、例えば、LUN T200、セグメント番号T210、開始アドレスT220、終了アドレスT230を有している。
LUN T200には、論理ボリューム1110を識別するための番号が格納される。セグメント番号T210には、容量拡張ボリュームに割当済みのセグメントを識別する番号が格納される。開始アドレスT220及び終了アドレスT230は、ホスト計算機2000に提供する論理ボリュームの開始アドレス及び終了アドレスをそれぞれ表す。論理ボリュームのアドレスとして、一般的に使われるものにLBA(Logical Block Address)がある。
図4は、ストレージシステム1000Aが有するセグメント管理テーブル1215を示す。
セグメント管理テーブル1215は、セグメントの管理を行う情報として、例えば、プール番号T300、物理リソース番号T310、セグメント番号T320、開始アドレスT330、終了アドレスT340及び使用状況T350を有している。
プール番号T300には、プール1120を識別する情報が格納される。物理リソース番号T310には、物理リソース1121を識別するための情報が格納される。セグメント番号T320には、物理リソース1121をある任意のサイズで論理分割した単位であるセグメントを、識別する情報が格納される。開始アドレスT330と終了アドレスT340は、物理リソース1121上のセグメントの開始アドレス及び終了アドレスをそれぞれ表す。物理リソースのアドレスとして、一般的に使われるものにLBAがある。使用状況T350には、セグメントが容量拡張ボリューム(論理ボリューム1110の一種)に割当済みかどうかを表す情報が格納される。使用状況としては、例えば、セグメントが容量拡張ボリュームへ割当済みであることを表す「割当済」と、セグメントが容量拡張ボリュームへ未割当てであることを表す「未割当」がある。なお、説明の都合上、図4では使用状況を文字列として表すが、使用状況を識別可能な数字などに置き換え格納して良い。
図5は、本実施形態における容量拡張ボリューム1110の構成例と、その構成例での物理論理管理テーブル1211及びセグメント管理テーブル1214の具体例とを示す。
図5(A)に示すように、容量拡張ボリューム1110は、1又は複数のセグメントから構成される。この図5(A)の例では、容量拡張ボリューム1110が、第1のプール領域(プール1)1120の第1の物理リソース(物理リソース1)1121のセグメントと、同じプール領域(プール1)1120の第2の物理リソース(物理リソース2)1121のセグメントとが割り当てられて構成されている。
この場合、物理論理管理テーブル1211(図5(B))のLUN T200には、ホスト計算機2000が当該容量拡張ボリューム1110を識別するための番号として、この論理ボリューム1110のLUNである「0」が格納される。またセグメント番号T210には、当該容量拡張ボリューム1110に割り当てられたセグメントの識別番号である「1」及び「3」が格納され、セグメントが未割当の領域に対しては「NULL」が格納される。なお、説明の都合上、図5(B)では未割当の領域に「NULL」を格納しているが、未割当を意味する別の文字列や数字に置き換え格納しても良い。
物理論理管理テーブル1211の開始アドレスT220及び終了アドレスT230には、ホスト計算機2000から利用される各領域1110(容量拡張ボリュームの各領域)のアドレスがそれぞれ格納される。
図5(C)に示すように、このときセグメント管理テーブル1214のプール番号T300には、第1プール領域1120の識別番号である「1」が格納される。またこの例の場合、第1のプール領域1120は物理リソース番号がそれぞれ「0」と「1」の第1及び第2の物理リソース1121から構成されているため、これらの数値が物理リソース番号T310に格納される。
さらに図5(A)に示すように、この例の場合、第1及び第2の物理リソースが共に3つのセグメントから構成されており、これら各セグメントにそれぞれ「0」〜「5」のセグメント番号が付与されているため、セグメント管理テーブル1214のセグメント番号T320にはこれらの数値がそれぞれ格納される。
さらに、開始アドレスT330及び終了アドレスT340には、これら各セグメントの開始アドレス及び終了アドレスが具体的に格納され、各使用状況T350には、対応するセグメントの使用状況(「未割当」又は「割当済」)が格納されている。この例の場合、論理ボリューム1110に対してセグメント番号が「1」及び「3」の各セグメントが割り当てられているため、これらに対応する使用状況T350に「割当済」の情報が格納され、これ以外のセグメントに対応する使用状況T350に「未割当」の情報が格納されている。
図6は、本実施形態のストレージ情報管理テーブル5150の構成例を示す。
ストレージ情報管理テーブル5150は、ストレージシステム1000が有する機能を管理するための情報として、例えば、モデル名T400、シリアル番号T410、機能情報T420を有している。
モデル名T400には、ストレージシステム1000の種別を示す情報が格納される。シリアル番号T410には、ストレージシステム1000を識別するための情報が格納される。なお、本明細書では、説明の都合上、ストレージシステム1000を一意に識別するための情報として、モデル名T400及びシリアル番号T410を用いているが、ストレージシステム1000を一意に識別可能であれば、これに変わる情報であっても良い。機能情報T420には、ストレージシステム1000が有する機能を示す情報が格納される。機能情報T420に該当する情報としては、例えば、ストレージシステム1000が有する機能に対応したライセンス情報がある。本明細書では、説明の都合上、機能情報T420を用いるが、ライセンス情報などストレージシステム1000が備える機能を識別出来る情報であれば良い。なお、図示の「容量拡張ボリューム機能」とは、図5(A)を参照して説明したように、論理ボリュームに割り当てるセグメントを増減することでその論理ボリュームのサイズを自動的に変更する機能である。また、「外部接続機能」とは、外部ストレージシステム1000Cが有する記憶資源を自分の記憶資源としてホスト計算機に提供する機能である。本実施形態では、図2に例示した外部ストレージ管理テーブル1213から分かるように、一つの物理リソースに対して、外部ストレージシステム1000Cの論理ボリューム(以下、便宜上「外部ボリューム」と言う)1110が対応付けられている。従って、例えば、ストレージシステム1000Aが外部接続機能を有していて、外部ストレージ管理テーブル1213により、ストレージシステム1000Aの物理リソースに外部ボリュームが対応付けられている場合、ストレージシステム1000Aの容量拡張ボリュームのセグメントがホスト計算機2000からのアクセス先ならば、そのセグメントを有した物理リソースに対応付けられている外部ボリュームをストレージシステム1000Aが外部ストレージ管理テーブル1213から特定し、ストレージシステム1000Aがその外部ボリュームにアクセスすることにより、実質的に、ホスト計算機2000のアクセス先を外部ボリュームとすることができる。
図7は、本実施形態の論理ボリューム移行テーブル5160の構成例を示す。
論理ボリューム移行テーブル5160は、論理ボリュームの移行先を管理するために、例えば、移行元モデル名T500、移行元シリアル番号T510、移行元LUNT520、移行先モデル名T530、移行先シリアル番号T540、移行先LUN T550を有している。
移行元モデル名T500には、移行元ストレージシステム1000の種別を示す情報が格納される。移行元シリアル番号T520には、移行元ストレージシステム1000を識別するための情報が格納される。移行元LUN T520には、移行対象ボリュームに割り当てられた移行元ストレージシステムのLUNが格納される。移行先モデル名T530には、移行先ストレージシステム1000の種別を示す情報が格納される。移行先シリアル番号T540には、移行先ストレージシステム1000を識別するための情報が格納される。移行先LUN T550には、移行対象ボリュームに割り当てられた移行先ストレージシステムのLUNが格納される。
図8は、本実施形態のパス管理テーブル2120の構成例を示す。
パス管理テーブル2120は、一又は複数のパスを管理するための情報として、例えば、パス識別情報T600、接続先ストレージ情報T610、アクセスフラグT620とを有している。
パス識別情報T600には、ホスト計算機上のOS(Operating System)が、ストレージシステム1000が有する論理ボリューム1110を、一意に識別するための情報が格納される。なお、本明細書では説明の都合上、数字にて示しているが、パスがOS内で一意に識別可能な文字列などに置き換えて格納しても良い。接続先ストレージ情報T610には、ストレージシステム1000が有する論理ボリューム1100にアクセスするための情報が格納される。なお、説明の都合上、当該論理ボリューム1100にアクセスするための情報として、ストレージシステム1000のモデル名、シリアル番号及び論理ボリューム1110に割り当てられたLUNの組み合わせた情報として表すが、当該論理ボリュームに対しアクセスするために必要な情報であれば形式は問わない。アクセスフラグT630には、接続先ストレージ情報T610によって示される論理ボリューム1110がアクセス可能であるかを示す情報が格納される。なお、説明の都合上、図8では、アクセスフラグを文字列として表すが、アクセス可否を識別可能な数字などに置き換えて格納しても良い。
図9は、本実施形態の移行先ストレージ設定プログラム5110が管理者へ提示する移行先ストレージシステム設定画面D100の具体例を示す。
移行先ストレージシステム設定画面D100は、データを移行する移行先ストレージシステムを設定するための画面であり、移行先ストレージシステム選択ダイアログD110、移行先論理ボリューム設定ボックスD120、設定ボタンD130、キャンセルボタンD140を有している。移行先ストレージシステム選択ダイアログD110は、移行先ストレージシステム1000の候補を一覧表示し、管理者に移行先ストレージシステムを選択させるダイアログである。移行先論理ボリューム設定ボックスD120は、移行先ストレージシステム1000にて割り当てるLUNを設定するためのボックスである。設定ボタンD130は、当該ボタンを押下することで、当該画面にて表示されている設定内容を反映させるボタンである。キャンセルボタンD140は、当該ボタンを押下することで、当該画面にて表示されている設定内容を破棄し、画面を閉じるボタンである。
(2)第1実施形態の動作
まず、移行先ストレージ設定プログラム5110の処理について、図10を参照しながら説明する。
移行先ストレージ設定プログラム5110は、管理者から、移行対象ボリュームの識別情報となるLUNと、移行元ストレージシステム1000のモデル名及びシリアル番号とを含む、移行先ストレージシステムの設定要求を受信する(S1000)。
次に、移行先ストレージ設定プログラム5110は、ストレージ情報管理テーブル5150の機能情報T420に「外部接続機能」と「容量拡張ボリューム」がある行から、ストレージシステムのモデル名T400とシリアル番号T410を取得する(S1010)。
移行先ストレージ設定プログラム5110は、S1010の取得処理が成功したか否かを判定する(S1020)。
判定した結果、取得に失敗していた場合(S1020でNo)、移行先ストレージ設定プログラム5110は、管理者へ設定エラーを通知し処理終了する。(S1090)。管理者へのエラー通知方法としては、管理計算機が備える表示装置への出力や電子メールによる通知方法などがある。
判定した結果、取得に成功していた場合(S1020でYes)、移行先ストレージ設定プログラム5110は、取得した移行先ストレージシステムのモデル名、シリアル番号、移行対象ボリュームの識別情報となるLUN、移行元ストレージシステムのモデル名、シリアル番号、とを含む移行先ストレージシステム設定画面D100を開く(S1030)。移行先ストレージシステム選択ダイアログD110には、取得した移行先ストレージシステムのモデル名及びシリアル番号が例えばプルダウン形式で一覧表示される。
その後、移行先ストレージ設定プログラム5110は、管理者が移行先ストレージシステム設定画面D100に情報を入力して設定ボタンD130を押下するのを待つ(S1040)。
設定ボタンD130が押下されると、移行先ストレージ設定プログラム5110は、管理者が選択した移行先ストレージシステムのモデル名、シリアル番号、移行先論理ボリュームのLUNを受信する(S1050)。
受信した後、移行先ストレージ設定プログラム5110は、移行元ストレージシステムのモデル名、シリアル番号、移行対象ボリュームのLUNおよび、前記処理にて受信した移行先ストレージシステムのモデル名、シリアル番号、移行先論理ボリュームのLUN、を論理ボリューム移行テーブル5160へ書き込む(S1060)。
次に、移行先ストレージ設定プログラム5110は、移行元ストレージシステムのモデル名、シリアル番号、移行対象ボリュームのLUNおよび、前記処理にて受信した移行先ストレージシステムのモデル名、シリアル番号、移行先論理ボリュームのLUN、を含む新規登録要求を、パス管理プログラム2110へ送信する(S1070)。
移行先ストレージ設定プログラム5110は、パス管理プログラム2110から正常終了通知を受信したか否かを判定する(S1080)。
判定した結果、正常終了通知でなかった場合(S1080でNo)、移行先ストレージ設定プログラム5110は、管理者へ設定エラーを通知し処理終了する。(S1090)。判定した結果、正常終了通知であった場合(S1080でYes)、移行先ストレージ設定プログラム5110は、処理を終了する。なお、図10の説明の都合上省略をするが、移行先ストレージシステムが、ホスト計算機からのアクセスに対し、セキュリティなどの観点から、アクセス制限を設定している場合において、図10の処理の後、移行先ストレージシステムへ、ホスト計算機の情報と移行先論理ボリュームのLUNを通知し、ホスト計算機から、移行先論理ボリュームがアクセスできるよう設定を行っても良い。ホスト計算機の情報には、例えばホスト計算機が有するホストI/F2300の識別情報(例えばWWN(World Wide Name))がある。
次に、パス管理プログラム2110の新規登録処理について、図11を参照しながら説明する。
パス管理プログラム2110は、移行先ストレージ設定プログラム5110から、移行元ストレージシステムのモデル名、シリアル番号、移行対象ボリュームのLUNおよび、移行先ストレージシステムのモデル名、シリアル番号、移行先論理ボリュームのLUN、を含む新規登録要求を受信する(S2000)。
次に、パス管理プログラム2110は、パス管理テーブル2120の接続先ストレージ情報T610から、新規登録要求に含まれる移行元ストレージシステムのモデル名、シリアル番号、移行対象ボリュームのLUNが含まれるデータを検索し、該当するデータのパス識別情報T600を取得する(S2010)。なお、本明細書では、説明の都合上、移行元ストレージシステムのモデル名、シリアル番号、移行対象ボリュームのLUNをピリオドで連結した文字列にて、パス管理テーブル2120の接続先ストレージ情報T610を検索する。
パス管理プログラム2110は、パス識別情報T600が取得できたか否かを判定する(S2020)。
判定した結果、取得できなかった場合(S2020でNo)、パス管理プログラム2110は、異常終了通知を呼び出し元に送信し、処理終了する。(S2060)。判定した結果、取得できた場合(S2020でYes)、パス管理プログラム2110は、パス識別情報T600へ、前記取得したパス識別情報を、接続先ストレージ情報T610へ、要求に含まれる移行元ストレージシステムのモデル名、シリアル番号、移行対象ボリュームのLUNをピリオドで連結した文字列を、アクセスフラグT620へ「無効」を、それぞれ新規登録する(S2030)。
パス管理プログラム2110は、前記登録処理が成功したか否かを判定する(S2040)。
判定した結果、登録に失敗した場合(S2040でNo)、パス管理プログラム2110は、異常終了通知を呼び出し元に送信し、処理終了する(S2060)。判定した結果、登録に成功した場合(S2040でYes)、パス管理プログラム2110は、正常終了通知を呼び出し元に送信し、処理を終了する(S2050)。
次に、容量拡張ボリューム移行プログラム5120のデータ移行処理について、図12を参照しながら説明する。
容量拡張ボリューム移行プログラム5120は、管理者や、本明細書では省略する性能監視プログラムなどから、容量拡張ボリュームをデータ移行する場合に呼び出され、移行対象ボリュームの識別情報(例えば、移行元ストレージシステムのモデル名、シリアル番号、移行対象ボリュームのLUN)を含む移行開始要求を受信する。(S3000)。なお、前記性能監視プログラムは、ストレージシステム1000の制御装置1220やホストI/F1230などの負荷を監視し、予め定めておいた閾値を超えた場合、管理者への警告通知や他のプログラムを呼び出す機能を有するコンピュータプログラムである。
次に、容量拡張ボリューム移行プログラム5120は、論理ボリューム移行テーブル5160から、要求に含まれる移行元ストレージシステムのモデル名、シリアル番号、移行対象ボリュームのLUNに該当するデータを取得する(S3010)。
その後、容量拡張ボリューム移行プログラム5120は、移行対象ボリュームのホスト計算機2000からのアクセスを停止するために、パス管理プログラム2110に、移行元ストレージシステムのモデル名、シリアル番号、移行対象ボリュームのLUN、を含むアクセス停止要求を送信する(S3020)。
容量拡張ボリューム移行プログラム5120は、パス管理プログラム2110から正常終了通知を受信したか否かを判定する(S3030)。
判定した結果、正常終了通知でなかった場合(S3030でNo)、容量拡張ボリューム移行プログラム5120は、管理者へ移行失敗通知を送信し処理を終了する(S3110)。判定した結果、正常終了通知であった場合(S3030でYes)、容量拡張ボリューム移行プログラム5120は、外部接続切替プログラム5130へ、移行元ストレージシステムのモデル名、シリアル番号、移行対象ボリュームのLUNおよび、移行先ストレージシステムのモデル名、シリアル番号、移行先論理ボリュームのLUNを含むパス切替要求を送信する(S3040)。
容量拡張ボリューム移行プログラム5120は、外部接続切替プログラム5130から正常終了通知と物理リソース番号を受信したか否かを判定する(S3050)。
判定した結果、正常終了通知と物理リソース番号でなかった場合(S3050でNo)、容量拡張ボリューム移行プログラム5120は、管理者へ移行失敗通知を送信し処理を終了する。(S3110)。判定した結果、正常終了通知と物理リソース番号であった場合(S3050でYes)、容量拡張ボリューム移行プログラム5120は、物理論理情報移行プログラム5140へ、移行元ストレージシステムのモデル名、シリアル番号、移行対象ボリュームのLUN、移行先ストレージシステムのモデル名、シリアル番号、移行先論理ボリュームのLUN、前記取得した物理リソース番号を含む移行要求を送信する(S3060)。
容量拡張ボリューム移行プログラム5120は、物理論理情報移行プログラム5140から正常終了通知を受信したか否かを判定する(S3070)。
判定した結果、正常終了通知でなかった場合(S3070でNo)、容量拡張ボリューム移行プログラム5120は、管理者へ移行失敗通知を送信し処理を終了する。(S3110)。判定した結果、正常終了通知であった場合(S3070でYes)、容量拡張ボリューム移行プログラム5120は、パス管理プログラム2110に、移行先ストレージシステムのモデル名、シリアル番号、移行先論理ボリュームのLUN、を含むアクセス開始要求を送信する(S3080)。
容量拡張ボリューム移行プログラム5120は、パス管理プログラム2110から正常終了通知を受信したか否かを判定する(S3090)。
判定した結果、正常終了通知でなかった場合(S3090でNo)、容量拡張ボリューム移行プログラム5120は、管理者へ移行失敗通知を送信し処理を終了する。(S3110)。判定した結果、正常終了通知であった場合(S3090でYes)、容量拡張ボリューム移行プログラム5120は、管理者へ移行成功通知を送信し、処理を終了する(S3100)。管理者への移行成功通知の方法としては、管理計算機が備える表示装置への出力や電子メールによる通知方法などがある。
次に、パス管理プログラム2110のアクセス停止処理およびアクセス開始処理について、図13を参照しながら説明する。
パス管理プログラム5120は、移行対象ボリュームの識別情報である移行元ストレージシステムのモデル名、シリアル番号、移行対象ボリュームのLUN、を含むアクセス停止要求か、移行先ストレージシステムのモデル名、シリアル番号、移行先論理ボリュームのLUNを含むアクセス開始要求の何れかの要求を受信する。(S4000)。
次に、パス管理プログラム5120は、受信した要求がアクセス停止要求か否かを判定する(S4010)。
判定した結果、アクセス停止要求であった場合(S4010でYes)、パス管理プログラム5120は、要求に含まれる移行元ストレージシステムのモデル名、シリアル番号、移行対象ボリュームのLUN、に該当するパス管理テーブル2130のデータのアクセスフラグT620を「無効」に設定する(S4020)。
その後、パス管理テーブル2130の書き換えに成功したか否かを判定する(S4030)。
判定した結果、書き換えに失敗した場合(S4030でNo)、パス管理プログラム5120は、呼び出し元へ、異常終了通知を送信し処理を終了する(S4070)。判定した結果、書き換えに成功した場合(S4030でYes)、パス管理プログラム5120は、呼び出し元へ、正常終了通知を送信し処理を終了する(S4040)。
前記受信した要求がアクセス停止要求か否か判定した結果、アクセス停止要求でなかった場合(S4010でNo)、パス管理プログラム5120は、アクセス開始要求か否かを判定する(S4050)。
判定した結果、アクセス開始要求で無かった場合(S4050でNo)、パス管理プログラム5120は、呼び出し元へ、異常終了通知を送信し処理を終了する(S4070)。判定した結果、アクセス開始要求であった場合(S4050でYes)、パス管理プログラム5120は、要求に含まれる移行先ストレージシステムのモデル名、シリアル番号、移行先論理ボリュームのLUN、に該当するパス管理テーブル2130のデータのアクセスフラグT620を「有効」に設定する(S4060)。
その後、パス管理プログラム5120は、パス管理テーブル2130の書き換えに成功したか否かを判定する(S4030)。
判定した結果、書き換えに失敗した場合(S4030でNo)、パス管理プログラム5120は、呼び出し元へ、異常終了通知を送信し処理を終了する(S4070)。判定した結果、書き換えに成功した場合(S4030でYes)、パス管理プログラム5120は、呼び出し元へ、正常終了通知を送信し処理を終了する(S4040)。
次に、外部接続切替プログラム5130のパス切替処理について、図14を参照しながら説明する。
外部接続切替プログラム5130は、移行対象ボリュームの識別情報である移行元ストレージシステムのモデル名、シリアル番号、移行対象ボリュームのLUN、移行先ストレージシステムのモデル名、シリアル番号、移行先論理ボリュームのLUNを含むパス切替要求を受信する(S5000)。
次に、外部接続切替プログラム5130は、移行元ストレージのモデル名、シリアル番号で識別されるストレージシステム1000の外部ストレージ管理プログラム1211へ、移行対象ボリュームのLUNを含む外部ストレージシステムへの接続情報の取得要求を送信する(S5010)。
その後、外部接続切替プログラム5130は、外部ストレージ管理プログラム1211から接続情報を取得したか否かを判定する(S5020)。
判定した結果、接続情報の取得に失敗した場合(S5020でNo)、外部接続切替プログラム5130は、呼び出し元へ異常終了通知を送信し、処理を終了する(S5080)。判定した結果、接続情報の取得に成功した場合(S5020でYes)、外部接続切替プログラム5130は、移行元ストレージのモデル名、シリアル番号で識別されるストレージシステム1000の外部ストレージ管理プログラム1211へ、移行対象ボリュームのLUNを含む接続解除要求を送信する(S5030)。
その後、外部ストレージ管理プログラム1211から正常終了通知を受信したか否かを判定する(S5040)。
判定した結果、正常終了通知でなかった場合(S5040でNo)、外部接続切替プログラム5130は、呼び出し元へ異常終了通知を送信し、処理を終了する(S5080)。判定した結果、正常終了通知だった場合(S5040でYes)、外部接続切替プログラム5130は、移行先ストレージのモデル名、シリアル番号で識別されるストレージシステム1000の外部ストレージ管理プログラム1211へ、前記取得した外部ストレージシステムへの接続情報を含む接続設定要求を送信する(S5050)。
その後、外部接続切替プログラム5130は、外部ストレージ管理プログラム1211から正常終了通知と物理リソース番号を受信したか否かを判定する(S5060)。
判定した結果、正常終了通知と物理リソース番号を受信しなかった場合(S5060でNo)、外部接続切替プログラム5130は、呼び出し元へ異常終了通知を送信し、処理を終了する(S5080)。判定した結果、正常終了通知と物理リソース番号を受信した場合(S5060でYes)、外部接続切替プログラム5130は、呼び出し元へ物理リソース番号と正常終了通知を送信し、処理を終了する(S5070)。
次に、外部ストレージ管理プログラム1211の接続情報の取得処理について、図15を参照しながら説明する。
外部ストレージ管理プログラム1211は、移行対象ボリュームのLUN、を含む接続情報の取得要求を受信する(S6000)。
次に、外部ストレージ管理プログラム1211は、物理論理管理テーブル1214から、物理論理管理テーブル1214のLUN T200と、要求に含まれる移行対象ボリュームのLUNが一致するデータのセグメント番号T210を取得する(S6010)。
その後、外部ストレージ管理プログラム1211は、取得できたか否かを判定する(S6020)。
判定した結果、取得できなかった場合(S6020でNo)、外部ストレージ管理プログラム1211は、呼び出し元に異常終了通知を送信し、処理を終了する(S6080)。判定した結果、取得できた場合(S6020でYes)、外部ストレージ管理プログラム1211は、セグメント管理テーブル1215から、セグメント管理テーブル1215のセグメント番号T320と、前記取得したセグメント番号が一致するデータの物理リソース番号T310を取得する(S6030)。
その後、外部ストレージ管理プログラム1211は、取得できたか否かを判定する(S6040)。
判定した結果、取得できなかった場合(S6040でNo)、外部ストレージ管理プログラム1211は、呼び出し元に異常終了通知を送信し、処理を終了する(S6080)。判定した結果、取得できた場合(S6050でYes)、外部ストレージ管理プログラム1211は、外部ストレージ管理テーブル1213から、外部ストレージ管理テーブル1213の物理リソース番号T100と、前記取得した物理リソース番号が一致するデータの外部ボリューム情報T110を取得する(S6050)。
その後、外部ストレージ管理プログラム1211は、取得できたか否かを判定する(S6060)。
判定した結果、取得できなかった場合(S6060でNo)、外部ストレージ管理プログラム1211は、呼び出し元に異常終了通知を送信し、処理を終了する(S6080)。判定した結果、取得できた場合(S6060でYes)、外部ストレージ管理プログラム1211は、呼び出し元に前記取得した外部ボリューム情報を送信し、処理を終了する(S6070)。
次に、外部ストレージ管理プログラム1211の接続解除処理および接続設定処理について、図16を参照しながら説明する。
外部ストレージ管理プログラム1211は、移行対象ボリュームのLUN、を含む接続解除要求か、外部ストレージシステムへの接続情報、を含む接続設定要求の何れかの要求を受信する。(S7000)。
次に、外部ストレージ管理プログラム1211は、受信した要求が接続解除要求か否かを判定する(S7010)。
判定した結果、接続解除要求だった場合(S7010でYes)、外部ストレージ管理プログラム1211は、物理論理管理テーブル1214から、物理論理管理テーブル1214のLUN T200と、要求に含まれる移行対象ボリュームのLUNが一致するデータのセグメント番号T210を取得する(S7020)。
その後、外部ストレージ管理プログラム1211は、取得できたか否かを判定する(S7030)。
判定した結果、取得できなかった場合(S7030でNo)、外部ストレージ管理プログラム1211は、呼び出し元に異常終了通知を送信し、処理を終了する(S7090)。判定した結果、取得できた場合(S7030でYes)、外部ストレージ管理プログラム1211は、セグメント管理テーブル1215から、セグメント管理テーブル1215のセグメント番号T320と、前記取得したセグメント番号が一致するデータの物理リソース番号T310を取得する(S7040)。
その後、外部ストレージ管理プログラム1211は、取得できたか否かを判定する(S7050)。
判定した結果、取得できなかった場合(S7050でNo)、外部ストレージ管理プログラム1211は、呼び出し元に異常終了通知を送信し、処理を終了する(S7090)。判定した結果、取得できた場合(S7050でYes)、外部ストレージ管理プログラム1211は、外部ストレージ管理テーブル1213から、外部ストレージ管理テーブル1213の物理リソース番号T100と、前記取得した物理リソース番号が一致するデータを削除する(S7060)。
次に、削除に成功したか否かを判定する(S7070)。
判定した結果、削除に失敗した場合(S7070でNo)、外部ストレージ管理プログラム1211は、呼び出し元に異常終了通知を送信し(S7090)、処理を終了する(S7090)。判定した結果、削除に成功した場合(S7070でYes)、外部ストレージ管理プログラム1211は、呼び出し元に正常終了通知を送信する(S7080)。
前記受信した要求が接続解除要求か否か判定した結果、接続解除要求でなかった場合(S7010でNo)、外部ストレージ管理プログラム1211は、接続設定要求か否かを判定する(S7100)。
判定した結果、接続設定要求でない場合(S7100でNo)、外部ストレージ管理プログラム1211は、呼び出し元に異常終了通知を送信し(S7090)、処理を終了する(S7090)。判定した結果、接続設定要求であった場合(S7100でYes)、外部ストレージ管理プログラム1211は、セグメント管理テーブル1215の物理リソース番号T310に割り当たっていない番号を新規の物理リソース番号として取得する(S7110)。なお、容量拡張ボリューム以外の論理ボリュームが存在し、物理リソースを利用している場合には、それらを含み割り当たっていない番号を新規の物理リソース番号として取得する。
次に、外部ストレージ管理プログラム1211は、外部ストレージ管理テーブル1213の物理リソース番号T100へ、前記取得した新規の物理リソース番号、外部ボリューム情報T110に要求に含まれる外部ストレージシステムへの接続情報、を設定し、外部ストレージ管理テーブル1213へ登録する(S7120)。
その後、外部ストレージ管理プログラム1211は、登録に成功したか否かを判定する(S7130)。
判定した結果、登録に失敗した場合(S7130でNo)、外部ストレージ管理プログラム1211は、呼び出し元へ異常終了通知を送信し(S7090)、処理を終了する。判定した結果、登録に成功した場合(S7130でYes)、外部ストレージ管理プログラム1211は、呼び出し元へ前記取得した新規の物理リソース番号を送信する(S7140)。
その後、外部ストレージ管理プログラム1211は、正常終了通知を送信し(S7080)、処理を終了する(S7080)。
次に、物理論理情報移行プログラム5140の移行処理について、図17を参照しながら説明する。
物理論理情報移行プログラム5140は、移行元ストレージシステムのモデル名、シリアル番号、移行対象ボリュームのLUN、移行先ストレージシステムのモデル名、シリアル番号、移行先論理ボリュームのLUN、移行先ストレージシステムから取得した新規物理リソース番号を含む移行要求を受信する(S8000)。
次に、物理論理情報移行プログラム5140は、要求に含まれる移行元ストレージのモデル名、シリアル番号で識別されるストレージシステム1000の物理論理管理プログラム1212へ、移行対象ボリュームのLUNを含む移行対象ボリュームの物理論理管理テーブル1214およびセグメント管理テーブル1215のデータ取得要求を送信する(S8010)。
その後、物理論理情報移行プログラム5140は、物理論理管理テーブル1214のデータを受信したか否かを判定する(S8020)。
判定した結果、受信していなかった場合(S8020でNo)、物理論理情報移行プログラム5140は、呼び出し元へ異常終了通知を送信し(S8090)、処理を終了する(S8090)。判定した結果、受信していた場合(S8020でYes)、物理論理情報移行プログラム5140は、セグメント管理テーブル1215のデータを受信したか否かを判定する(S8030)。
判定した結果、受信していなかった場合(S8030でNo)、物理論理情報移行プログラム5140は、呼び出し元へ異常終了通知を送信し(S8090)、処理を終了する(S8090)。判定した結果、受信していた場合(S8030でYes)、物理論理情報移行プログラム5140は、前記受信した物理論理管理テーブル1214のデータのLUN T200の情報を、要求に含まれる移行先論理ボリュームのLUNに書き換える(S8040)。
次に、物理論理情報移行プログラム5140は、前記受信したセグメント管理テーブル1215のデータの物理リソース番号T310を、要求に含まれる新規物理リソース番号に書き換える(S8050)。
その後、物理論理情報移行プログラム5140は、要求に含まれる移行先ストレージのモデル名、シリアル番号で識別されるストレージシステム1000の物理論理管理プログラム1212へ、前記書き換えを行った物理論理管理テーブル1214のデータおよびセグメント管理テーブル1215のデータを含むデータ設定要求を送信する(S8060)。
次に、物理論理情報移行プログラム5140は、物理論理管理プログラム1212から正常終了通知を受信したか否かを判定する(S8070)。
判定した結果、受信していなかった場合(S8070でNo)、物理論理情報移行プログラム5140は、呼び出し元へ異常終了通知を送信し(S8090)、処理を終了する(S8090)。判定した結果、受信していた場合(S8070でYes)、物理論理情報移行プログラム5140は、呼び出し元へ正常終了通知を送信し、処理を終了する(S8080)。
次に、物理論理管理プログラム1212のデータ取得処理およびデータ設定処理について、図18を参照しながら説明する。
物理論理管理プログラム1212は、移行対象ボリュームのLUN、を含むデータ取得要求か、物理論理管理テーブル1214のデータおよびセグメント管理テーブル1215のデータ、を含むデータ設定要求の何れかの要求を受信する(S9000)。
次に、物理論理管理プログラム1212は、受信した要求がデータ取得要求か否かを判定する(S9010)。
判定した結果、データ取得要求だった場合(S9010でYes)、物理論理管理プログラム1212は、物理論理管理テーブル1214から、物理論理管理テーブル1214のLUN T200と、要求に含まれる移行対象ボリュームのLUNが一致するデータを検索し、取得する(S9020)。
その後、物理論理管理プログラム1212は、取得できたか否かを判定する(S9030)。
判定した結果、取得できなかった場合(S9030でNo)、物理論理管理プログラム1212は、呼び出し元へ、異常終了通知を送信し(S9090)、処理を終了する(S9090)。判定した結果、取得できた場合(S9030でYes)、物理論理管理プログラム1212は、取得した物理論理管理テーブル1214のデータからセグメント番号を取得する(S9040)。
次に、物理論理管理プログラム1212は、セグメント管理テーブル1215から、セグメント管理テーブル1215のセグメント番号T320と、前記取得したセグメント番号が一致するデータを検索し、取得する(S9050)。
その後、物理論理管理プログラム1212は、取得できたか否かを判定する(S9060)。
判定した結果、取得できなかった場合(S9060でNo)、物理論理管理プログラム1212は、呼び出し元へ、異常終了通知を送信し、処理を終了する(S9090)。判定した結果、取得できた場合(S9060でYes)、物理論理管理プログラム1212は、前記取得した物理論理管理テーブルとセグメント管理テーブルのデータを呼び出し元へ、送信する(S9070)。
その後、物理論理管理プログラム1212は、呼び出し元へ、正常終了通知を送信し(S9080)、処理を終了する。
前記受信した要求がデータ取得要求か否か判定した結果、データ取得要求でなかった場合(S9010でNo)、物理論理管理プログラム1212は、データ設定要求か否かを判定する(S9100)。
判定の結果、データ設定要求でない場合(S9100でNo)、物理論理管理プログラム1212は、呼び出し元へ、異常終了通知を送信し(S9090)、処理を終了する。判定した結果、データ設定要求であった場合(S9100でYes)、物理論理管理プログラム1212は、物理論理管理テーブル1214へ、要求に含まれる物理論理管理テーブルのデータを登録する(S9110)。
その後、物理論理管理プログラム1212は、データが登録できたか否かを判定する(S9120)。
判定した結果、登録が失敗した場合(S9120でNo)、物理論理管理プログラム1212は、呼び出し元へ、異常終了通知を送信し(S9090)、処理を終了する。判定した結果、登録が成功した場合(S9120でYes)、物理論理管理プログラム1212は、セグメント管理テーブル1215へ、要求に含まれるセグメント管理テーブルのデータを登録する(S9130)。
その後、物理論理管理プログラム1212は、データが登録できたか否かを判定する(S9140)。
判定した結果、登録が失敗した場合(S9140でNo)、物理論理管理プログラム1212は、呼び出し元へ、異常終了通知を送信し(S9090)、処理を終了する。判定した結果、登録が成功した場合(S9140でYes)、物理論理管理プログラム1212は、前記追加した物理論理管理テーブルのデータのセグメント番号T210と、前記追加したセグメント管理テーブルのデータのセグメント番号T320を、セグメント管理テーブル1215のセグメント番号T320に未割当な番号に変更する(S9150)。
その後、物理論理管理プログラム1212は、変更できたか否かを判定する(S9160)。
判定した結果、変更が失敗した場合(S9160でNo)、物理論理管理プログラム1212は、呼び出し元へ、異常終了通知を送信し(S9090)、処理を終了する。判定した結果、変更が成功した場合(S9160でYes)、物理論理管理プログラム1212は、呼び出し元へ、正常終了通知を送信し(S9080)、処理を終了する。
以上、第1実施形態によれば、管理計算機は、管理者からの指示もしくは、ストレージシステムの高負荷を検知した場合、移行元ストレージシステム1000Aに接続された外部ストレージシステム1000Cを、移行先ストレージシステム1000Bへ切り替えた後、移行元ストレージシステム1000Aが有する容量拡張ボリュームの管理情報を取得し、移行先ストレージシステム1000Bに適した情報へと変換し、移行先ストレージシステム1000Bへ設定し、ホスト計算機とストレージシステム間のパスを切り替えることで、容量拡張ボリュームの移行を行うことが出来る。これにより、データをストレージシステム1000A、1000B間でコピーする必要がなくなるので、ストレージシステム1000Aの負荷を抑えることができ、その容量拡張ボリュームに格納されているデータのサイズに関わらずにボリューム移行時間を短く抑えることができ、且つ、移行先ストレージシステム1000Bに、そのデータサイズ以上の空き領域をわざわざ確保するといった処理を不要とすることができる。
<第2実施形態>
第2実施形態について説明する。なお、以下、第1実施形態との相違点を主に説明し、第1実施形態との共通点については説明を省略或いは簡略する(これは、後述の第3実施形態についても同様である)。
第2実施形態では、第1実施形態とは異なる処理で容量拡張ボリュームが移行される。具体的には、前述した第1実施形態では、図14を参照して説明したパス切替処理において、移行元ストレージシステム1000の外部ストレージ管理テーブル1213から、移行対象ボリュームのデータが格納された外部ストレージシステムに関する情報を削除した後、移行先ストレージシステム1000の外部ストレージ管理テーブル1213に、前記外部ストレージシステムに関する情報を登録する処理を行った。しかし、第2実施形態では、セグメント管理テーブルへ、ストレージシステム自身の管理対象となるリソースか否かを示す値を設定し制御することで、前記外部ストレージシステムのパス切替処理と同様の効果を得る。
(1)第2実施形態のシステム構成
図19は、第2実施形態のセグメント管理テーブル1215の構成例を示す。
セグメント管理テーブル1215には、第1実施形態のテーブル1215に記録される情報に加えて、管理状況T360が記録される。管理状況T360には、セグメントが当該ストレージシステム1000の管理可能なリソースであるか否かを表す情報が格納される。管理状況としては、セグメントが管理可能なリソースであることを表す「管理中」、セグメントが管理出来ないリソースであることを表す「管理外」がある。なお、説明の都合上、図19では使用状況を文字列として表すが、使用状況を識別可能な数字などに置き換え格納しても良い。また、説明の都合上、以降の説明では、管理状況T360には初期値として「管理中」の値が設定されているものとする。
(2)第2実施形態の動作
第2実施形態における物理論理情報移行プログラム5140の移行処理について、図20を参照しながら説明する。
物理論理情報移行プログラム5140は、図17のS8000〜S8030と同様の処理を行う(S10000〜S10030)。
S10030の判定の結果、受信していた場合(S10030でYes)、物理論理情報移行プログラム5140は、移行先ストレージシステム1000の物理論理管理プログラム1212へ、移行対象ボリュームのLUNを含む管理外設定要求を送信する(S10040)。
その後、物理論理情報移行プログラム5140は、物理論理管理プログラム1212から正常終了通知を受信したか否かを判定する(S10050)。
判定した結果、受信していなかった場合(S10050でNo)、物理論理情報移行プログラム5140は、呼び出し元へ、異常終了通知を送信し(S10110)、処理を終了する。判定した結果、受信していた場合、物理論理情報移行プログラム5140は、図17のS8040〜S8090と同様の処理を行う(S10060〜S10110)。
次に、第2実施形態における物理論理管理プログラム1212の管理外設定処理について、図21を参照しながら説明する。
物理論理管理プログラム1212は、移行対象ボリュームのLUNを含む管理外設定要求を受信する(S11000)。
次に、物理論理管理プログラム1212は、受信した要求が管理外設定要求か否かを判定する(S11010)。
判定した結果、管理外設定要求でない場合(S10010でNo)、物理論理管理プログラム1212は、呼び出し元へ、異常終了通知を送信し(S11080)、処理を終了する。判定した結果、管理外設定要求だった場合(S10010でYes)、物理論理管理プログラム1212は、物理論理管理テーブル1214から、物理論理管理テーブル1214のLUN T200と、要求に含まれる移行対象ボリュームのLUNが一致するデータを検索し、取得する(S11020)。
その後、物理論理管理プログラム1212は、取得できたか否かを判定する(S11030)。
判定した結果、取得できなかった場合(S10030でNo)、物理論理管理プログラム1212は、呼び出し元へ、異常終了通知を送信し(S11080)、処理を終了する。判定した結果、取得できた場合(S10030でYes)、物理論理管理プログラム1212は、取得した物理論理管理テーブル1214からセグメント番号を取得する(S11040)。
次に、物理論理管理プログラム1212は、セグメント管理テーブル1215のセグメント番号T320と、前記取得したセグメント番号が一致するデータを検索し、該当するデータの管理状況T360に当該ストレージシステムの管理対象外のリソースであることを示す「管理外」を設定する(S11050)。なお、説明の都合上、図21では使用状況を文字列として表すが、使用状況を識別可能な数字などに置き換え格納しても良い。
その後、物理論理管理プログラム1212は、変更できたか否かを判定する(S11060)。
判定した結果、変更できなかった場合(S11060でNo)、物理論理管理プログラム1212は、呼び出し元へ、異常終了通知を送信し(S11080)、処理を終了する。判定した結果、変更が成功した場合(S11060でYes)、物理論理管理プログラム1212は、呼び出し元へ、正常終了通知を送信し(S11070)、処理を終了する。
以上、第2実施形態によれば、第1実施形態と異なり、予め、移行元のストレージシステムの物理リソース(以下、移行元物理リソース)と、移行先のストレージシステムの第物理リソース(以下、移行先物理リソース)の両方に、同一の外部ボリュームが対応付けられている。移行前は、移行元物理リソースの全セグメント及び移行先物理リソースの全セグメントのそれぞれの管理状況が「管理中」となっているが、移行後は、移行対象の容量拡張ボリュームに割り当てられていた全てのセグメントの管理状況が「管理外」とされる。つまり、第1実施形態と異なる処理で、移行元ストレージシステム1000Aから移行先ストレージシステム1000Bに、外部ボリュームに対するパスを切り替えることができる。なお、この第2実施形態では、移行先物理リソースの各セグメントは、移行前は、管理状況が「管理外」とされていて、移行後に、「管理外」から「管理中」に切り替えられても良い。また、この第2実施形態では、移行先のLUNに対応付けられる、移行先ストレージシステム1000Bにおける物理リソースは、移行元ストレージシステム1000Aにおける、「管理外」とされたセグメントを有する物理リソースに接続されていた外部ボリュームに接続されている物理リソースである。
<第3実施形態>
一つの物理リソースが複数の容量拡張ボリュームに利用されることが有り得る。具体的には、例えば、図24(A)に例示するように、ストレージシステム1000Aに第一の容量拡張ボリューム(LUN0)と第二の容量拡張ボリューム(LUN1)がある場合、第一の物理リソース(物理リソース1)を構成する第一のセグメントが、第一の容量拡張ボリュームに割り当てられ、同じ物理リソースを構成する第二のセグメントが、第二の容量拡張ボリュームに割り当てられることが有り得る。
そして、本実施形態では、外部接続での移行単位は、セグメント単位ではなく、物理リソース単位である。すなわち、外部ボリュームには、物理リソースが対応付けられている。
そこで、本実施形態では、図24(B)に例示するように、移行対象が第一の容量拡張ボリュームである場合、第二の容量拡張ボリュームに割り当てられているセグメント内のデータが、第二の物理リソース(物理リソース2)の空きセグメントに移動(或いはコピー)され、第一の物理リソース内の割当て済みセグメントが、第一の容量拡張ボリュームに割り当てられているセグメントのみとされる。そうされた上で、第一の容量拡張ボリュームが移行される。これにより、一つの物理リソースが複数の容量拡張ボリュームに利用されていても、容量拡張ボリュームを物理リソース単位で移行することができる。
以下、第3実施形態について詳細に説明する。
(1)第3実施形態のシステム構成
第3実施形態のシステム構成は、第1実施形態と同様である。
(2)第3実施形態の動作
第3実施形態における容量拡張ボリューム移行プログラム5120の移行処理について、図22を参照しながら説明する。
容量拡張ボリューム移行プログラム5120は、図12のS3000〜S3030と同様の処理を行う(S12000〜S12030)。
S12030の判定の結果、正常終了通知であった場合(S12030でYes)、容量拡張ボリューム移行プログラム5120は、アクセス停止要求に含まれる移行元のストレージシステムのモデル名、シリアル番号で識別されるストレージシステム1000の物理論理管理プログラム1212へ、移行対象ボリュームのLUNを含む共有解除要求を送信する(S12040)。
その後、容量拡張ボリューム移行プログラム5120は、物理論理管理プログラム1212から正常終了通知を受信したか否かを判定する(S12050)。
判定した結果、正常終了通知でなかった場合(S12050でNo)、容量拡張ボリューム移行プログラム5120は、管理者へ移行失敗通知を送信し(S12130)、処理を終了する。判定した結果、正常終了であった場合(S12050でYes)、容量拡張ボリューム移行プログラム5120は、図12のS3040〜S3110と同様の処理を行う(S12060〜S12130)。
次に、第3実施形態における物理論理管理プログラム1212の共有解除処理について、図23を参照しながら説明する。
物理論理管理プログラム1212は、移行対象ボリュームのLUN、を含む共有解除要求を受信する。(S13000)。
その後、物理論理管理プログラム1212は、物理論理管理テーブル1214から、物理論理管理テーブル1214のLUN T200と、要求に含まれる移行対象ボリュームのLUNが一致するデータを検索し、取得する(S13010)。
その後、物理論理管理プログラム1212は、取得できたか否かを判定する(S13020)。
判定した結果、取得できなかった場合(S13020でNo)、物理論理管理プログラム1212は、呼び出し元へ、異常終了通知を送信し(S13120)、処理を終了する。判定した結果、取得できた場合(S13020でYes)、物理論理管理プログラム1212は、取得した物理論理管理テーブル1214のデータからセグメント番号を取得する(S13030)。
次に、物理論理管理プログラム1212は、セグメント管理テーブル1215から、セグメント管理テーブル1215のセグメント番号T320と、前記取得したセグメント番号が一致するデータの物理リソース番号T310を検索し、取得する(S13040)。
取得した後、物理論理管理プログラム1212は、セグメント管理テーブル1215から、前記取得した物理リソース番号T310に割当てられたセグメントに移行対象ボリューム以外から利用されているセグメントが存在するか検索する(S13050)。
その後、移行対象ボリューム以外から利用されているセグメントが見つかったか否かを判定する(S13060)。
判定した結果、セグメントが見つからなかった場合(S13060でNo)、物理論理管理プログラム1212は、移行対象ボリューム以外は当該物理リソースを利用していないと判断し、呼び出し元へ、正常終了通知を送信し(S13110)、処理を終了する。判定した結果、セグメントが見つかった場合(S13060でYes)、物理論理管理プログラム1212は、前記取得した物理リソース番号以外の物理リソースの空きセグメントへ、前記移行対象ボリューム以外から利用されているセグメントのデータをコピーする(S13070)。なお、図23では、説明の都合上、省略するが、コピーを行った後、コピー元のセグメントのデータを削除する処理を行っても良い。
その後、物理論理管理プログラム1212は、コピーが成功したか否かを判定する(S13080)。
判定の結果、コピーが成功しなかった場合(S13080でNo)、物理論理管理プログラム1212は、呼び出し元へ、異常終了通知を送信し(S13120)、処理を終了する。判定した結果、コピーが成功した場合(S13080でYes)、物理論理管理プログラム1212は、物理論理管理テーブル1214の前記移行前のセグメント番号T210を、移行後のセグメント番号へ変更する。(S13090)。
次に、物理論理管理プログラム1212は、変更できたか否かを判定する(S13100)。
判定した結果、変更できなかった場合(S13100でNo)、物理論理管理プログラム1212は、呼び出し元へ、異常終了通知を送信し(S13120)、処理を終了する。判定した結果、変更できた場合(S13100でYes)、物理論理管理プログラム1212は、呼び出し元へ、正常終了通知を送信し(S13110)、処理を終了する。
以上、第3実施形態によれば、一つの物理リソースが複数の容量拡張ボリュームに利用されていても、容量拡張ボリュームを物理リソース単位で移行することができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は本発明の説明のための例示にすぎず、本発明の範囲をこの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。本発明は、その要旨を逸脱することなく、その他の様々な態様でも実施することができる。例えば、データネットワークの構成要素としてスイッチ装置が存在する場合、スイッチ装置が、外部接続機能、例えば、外部ストレージ管理プログラム1211と外部ストレージ管理テーブル1213とを有していても良い。或いは、ホスト計算機2000が、その外部接続機能を有していても良い。
1000…ストレージシステム 1100…ディスク装置 1200…ディスクコントローラ 2000…ホスト計算機 5000…管理計算機
Claims (20)
- ホスト計算機と、
第一と第二のストレージシステムを含んだ複数のストレージシステムと、
前記複数のストレージシステムにとって外部のストレージシステムである外部ストレージシステムと、
管理計算機と
を備え、
前記第一と第二のストレージシステムが、
複数の記憶領域で構成されたプールと、
該プール内の記憶領域を容量拡張ボリュームに対して割り当てたりその割当てを解除したりする容量拡張処理を実行するコントローラと
を備え、
少なくとも前記第一のストレージシステムが備える前記プール内の一以上の記憶領域と、前記外部ストレージシステムが備える記憶装置である外部記憶装置との間に、前記一以上の記憶領域と前記外部記憶装置とを結ぶ通信経路である外部接続パスが構築されており、
前記ホスト計算機と前記第一のストレージシステムの容量拡張ボリュームとの間に、前記ホスト計算機と前記容量拡張ボリュームとを結ぶ通信経路であるホスト接続パスが構築されており、
前記ホスト接続パスを介して前記ホスト計算機からアクセス要求が発行され、容量拡張ボリュームに割り当てられた記憶領域に対するアクセスが前記アクセス要求に従って行われる場合には、該記憶領域に接続されている外部記憶装置に対して前記外部接続パスを介してアクセスが行われ、
前記管理計算機が、
前記第一のストレージシステムが備える容量拡張ボリュームを前記第二のストレージシステムに移行する容量拡張ボリューム移行部と、
使用されるホスト接続パスを、移行元の容量拡張ボリュームと前記ホスト計算機とを結ぶ第一のホスト接続パスから、移行先の容量拡張ボリュームと前記ホスト計算機とを結ぶ第二のホスト接続パスに切り替えるホスト接続パス切替部と、
使用される外部接続パスを、移行元の容量拡張ボリュームに割り当てられていた記憶領域と前記外部記憶装置とを結ぶ第一の外部接続パスから、移行先の容量拡張ボリュームに割り当てられた記憶領域と前記外部記憶装置とを結ぶ第二の外部接続パスに切り替える外部接続パス切替部と
を備える、
計算機システム。 - 前記第一のストレージシステムのコントローラが、どの容量拡張ボリュームにどの記憶領域が割り当てられているかを管理するための情報である容量拡張管理情報を記憶しており、
前記管理計算機が、更に、前記第一のストレージシステムのコントローラから、前記容量拡張管理情報を取得し、前記取得した容量拡張管理情報を、前記第二のストレージシステムのコントローラに設定する管理情報設定部を備える、
請求項1記載の計算機システム。 - 前記管理情報設定部が、前記取得した容量拡張管理情報を、前記移行先の容量拡張ボリュームに割り当てられた記憶領域に基づいて変換し、変換後の容量拡張管理情報を、前記第二のストレージシステムのコントローラに設定する、
請求項2記載の計算機システム。 - 前記外部接続パス切替部が、
前記第一の外部接続パスを解除することの要求であるパス解除要求を、前記第一のストレージシステムのコントローラに送信し、それにより、前記第一の外部接続パスが解除され、
前記外部記憶装置に関する情報を含んだパス設定要求を、前記第二のストレージシステムのコントローラに送信し、それにより、前記第二のストレージシステムで未割り当ての記憶領域であって、前記移行先の容量拡張ボリュームに割り当てられる記憶領域と、前記外部記憶装置とを結ぶ前記第二の外部接続パスが構築される、
請求項1記載の計算機システム。 - 前記第一のストレージシステムのコントローラが、どの容量拡張ボリュームにどの記憶領域が割り当てられているかを管理するための情報である容量拡張管理情報を記憶しており、
前記管理計算機が、更に、前記第一のストレージシステムのコントローラから、前記容量拡張管理情報を取得し、前記取得した容量拡張管理情報を、前記取得した前記移行先の容量拡張ボリュームに前記未割り当ての記憶領域が割り当てられたことを表す容量拡張管理情報に変換し、前記変換後の容量拡張管理情報を、前記第二のストレージシステムのコントローラに設定する前記管理情報設定部を備える、
請求項4記載の計算機システム。 - 前記外部記憶装置には、予め、前記第一の外部接続パスと前記第二の外部接続パスの両方が接続されており、
前記第一のストレージシステムのコントローラも、前記第二のストレージシステムのコントローラも、自分を備えるストレージシステム内の記憶領域のステータスを管理し、該ステータスが管理外を表している場合に、該ステータスに対応した記憶領域を管理せず、
前記外部接続パス切替部が、前記移行元の容量拡張ボリュームについて管理外とすることの要求である管理外設定要求を、前記第一のストレージシステムのコントローラに送信し、それにより、前記移行元の容量拡張ボリュームに割り当てられていた記憶領域のステータスが管理外に更新される、
請求項1記載の計算機システム。 - 前記プールは、複数個の物理記憶リソースで構成され、各物理記憶リソースが、一以上の記憶領域で構成されており、
前記容量拡張ボリュームへの割当ては、記憶領域単位であり、前記外部記憶装置への接続は、物理記憶リソース単位である、
請求項1記載の計算機システム。 - 前記第一のストレージシステムが、前記移行元の容量拡張ボリュームを含んだ複数の容量拡張ボリュームと、複数の物理記憶リソースとを有し、それにより、前記複数の容量拡張ボリュームに割り当てられている各記憶領域が同一の物理記憶リソースの構成要素となっている共有状態が生じ得る場合、
前記容量拡張ボリューム移行部が、
前記共有状態を解除することの要求である共有解除要求を、前記第一のストレージシステムのコントローラに送信し、それにより、前記同一の物理記憶リソース内のデータのうち、前記移行元の容量拡張ボリューム以外の容量拡張ボリュームに割当てられているセグメント内のデータが、前記複数の物理記憶リソースのうちの他の物理記憶リソースのセグメントに書かれ、所定の応答が前記容量拡張ボリューム移行部に返され、
前記所定の応答を受けた場合に、前記第一のストレージシステムの容量拡張ボリュームを移行する、
請求項1記載の計算機システム。 - 前記複数のストレージシステムの各々が実行可能な処理種類を表した情報である処理管理情報を記憶する記憶部と、
前記処理管理情報を用いて、少なくとも前記容量拡張処理を実行できるストレージシステムを、前記複数のストレージシステムの中から移行先候補として選択する移行先候補選択部と
を更に備える請求項1記載の計算機システム。 - 前記第一のストレージシステムのコントローラが、自分が有するどの記憶領域がどの外部記憶装置に接続されているかを表す情報である外部接続管理情報を記憶した記憶部を有し、記憶領域に対するアクセスが行われる場合に、前記外部接続管理情報に基づいて、該記憶領域に接続されている外部記憶装置を特定して該外部記憶装置にアクセスする外部接続処理を実行し、
前記移行先候補選択部が、前記容量拡張処理だけでなく前記外部接続処理を実行できるストレージシステムを前記移行先候補として選択する、
請求項9記載の計算機システム。 - 前記容量拡張ボリューム移行部が、管理者からの指示又は前記第一のストレージシステムの高負荷を検知した場合に、前記容量拡張ボリュームの移行を実行する、
請求項1記載の計算機システム。 - 前記容量拡張ボリューム移行部が、前記移行元の容量拡張ボリュームに対してアクセス要求を発行しないことの要求であるアクセス停止要求を前記ホスト計算機に送信した後に、前記容量拡張ボリュームの移行を実行し、該移行が済んだ場合に、移行先の容量拡張ボリュームに対してアクセス要求を発行しても良いことを表す要求であるアクセス許可要求を前記ホスト計算機に送信する、
請求項1記載の計算機システム。 - ホスト計算機と、第一と第二のストレージシステムを含んだ複数のストレージシステムと、前記複数のストレージシステムにとって外部のストレージシステムである外部ストレージシステムとを備える計算機システムで実現する方法であって、
前記第一と第二のストレージシステムが、複数の記憶領域で構成されたプールと、該プール内の記憶領域を容量拡張ボリュームに対して割り当てたりその割当てを解除したりする容量拡張処理を実行するコントローラとを備え、
少なくとも前記第一のストレージシステムが備える前記プール内の一以上の記憶領域と、前記外部ストレージシステムが備える記憶装置である外部記憶装置との間に、前記一以上の記憶領域と前記外部記憶装置とを結ぶ通信経路である外部接続パスが構築されており、
前記ホスト計算機と前記第一のストレージシステムの容量拡張ボリュームとの間に、前記ホスト計算機と前記容量拡張ボリュームとを結ぶ通信経路であるホスト接続パスが構築されており、
前記ホスト接続パスを介して前記ホスト計算機からアクセス要求が発行され、容量拡張ボリュームに割り当てられた記憶領域に対するアクセスが前記アクセス要求に従って行われる場合には、該記憶領域に接続されている外部記憶装置に対して前記外部接続パスを介してアクセスが行われ、
前記第一のストレージシステムが備える容量拡張ボリュームを前記第二のストレージシステムに移行し、
使用されるホスト接続パスを、移行元の容量拡張ボリュームと前記ホスト計算機とを結ぶ第一のホスト接続パスから、移行先の容量拡張ボリュームと前記ホスト計算機とを結ぶ第二のホスト接続パスに切り替え、
使用される外部接続パスを、移行元の容量拡張ボリュームに割り当てられていた記憶領域と前記外部記憶装置とを結ぶ第一の外部接続パスから、移行先の容量拡張ボリュームに割り当てられた記憶領域と前記外部記憶装置とを結ぶ第二の外部接続パスに切り替える、
容量拡張ボリュームの移行方法。 - 前記第一のストレージシステムのコントローラが、どの容量拡張ボリュームにどの記憶領域が割り当てられているかを管理するための情報である容量拡張管理情報を記憶しており、
前記方法では、
前記第一のストレージシステムのコントローラから、前記容量拡張管理情報を取得し、
前記取得した容量拡張管理情報を、前記第二のストレージシステムのコントローラに設定する、
請求項13記載の移行方法。 - 前記取得した容量拡張管理情報を、前記移行先の容量拡張ボリュームに割り当てられた記憶領域に基づいて変換し、変換後の容量拡張管理情報を、前記第二のストレージシステムのコントローラに設定する、
請求項14記載の移行方法。 - 前記第一の外部接続パスを解除し、前記第二のストレージシステムで未割り当ての記憶領域であって、前記移行先の容量拡張ボリュームに割り当てられる記憶領域と、前記外部記憶装置とを結ぶ前記第二の外部接続パスを新たに構築し、それにより、前記外部接続パスの切り替えを行う、
請求項13記載の移行方法。 - 前記外部記憶装置には、予め、前記第一の外部接続パスと前記第二の外部接続パスの両方が接続されており、
前記第一のストレージシステムのコントローラも、前記第二のストレージシステムのコントローラも、自分を備えるストレージシステム内の記憶領域のステータスを管理し、該ステータスが管理外を表している場合に、該ステータスに対応した記憶領域を管理せず、
前記方法では、
前記第一のストレージシステムのコントローラにおいて、前記移行元の容量拡張ボリュームに割り当てられていた記憶領域のステータスを管理外に更新することで、前記外部接続パスを切り替える、
請求項13記載の移行方法。 - 前記プールは、複数個の物理記憶リソースで構成され、各物理記憶リソースが、一以上の記憶領域で構成されており、
前記容量拡張ボリュームへの割当ては、記憶領域単位であり、前記外部記憶装置への接続は、物理記憶リソース単位であり、
前記第一のストレージシステムが、前記移行元の容量拡張ボリュームを含んだ複数の容量拡張ボリュームと、複数の物理記憶リソースとを有し、それにより、前記複数の容量拡張ボリュームに割り当てられている各記憶領域が同一の物理記憶リソースの構成要素となっている共有状態が生じ得る場合、
前記方法では、
前記同一の物理記憶リソース内のデータのうち、前記移行元の容量拡張ボリューム以外の容量拡張ボリュームに割当てられているセグメント内のデータを、前記複数の物理記憶リソースのうちの他の物理記憶リソースのセグメントに書き、その後に、前記第一のストレージシステムの容量拡張ボリュームを移行する、
請求項13記載の移行方法。 - 第一と第二のストレージシステムを含んだ複数のストレージシステムのうちの少なくとも第一のストレージシステムにホスト計算機が接続され、
前記第一と第二のストレージシステムが、前記複数のストレージシステムにとって外部のストレージシステムである外部ストレージシステムに接続されており、複数の記憶領域で構成されたプールと、該プール内の記憶領域を容量拡張ボリュームに対して割り当てたりその割当てを解除したりする容量拡張処理を実行するコントローラとを備え、
少なくとも前記第一のストレージシステムが備える前記プール内の一以上の記憶領域と、前記外部ストレージシステムが備える記憶装置である外部記憶装置との間に、前記一以上の記憶領域と前記外部記憶装置とを結ぶ通信経路である外部接続パスが構築されており、
前記ホスト計算機と前記第一のストレージシステムの容量拡張ボリュームとの間に、前記ホスト計算機と前記容量拡張ボリュームとを結ぶ通信経路であるホスト接続パスが構築されており、
前記ホスト接続パスを介して前記ホスト計算機からアクセス要求が発行され、容量拡張ボリュームに割り当てられた記憶領域に対するアクセスが前記アクセス要求に従って行われる場合には、該記憶領域に接続されている外部記憶装置に対して前記外部接続パスを介してアクセスが行われ、
前記ホスト計算機及び前記複数のストレージシステムに接続された管理計算機であって、
前記第一のストレージシステムが備える容量拡張ボリュームを前記第二のストレージシステムに移行する容量拡張ボリューム移行部と、
使用されるホスト接続パスを、移行元の容量拡張ボリュームと前記ホスト計算機とを結ぶ第一のホスト接続パスから、移行先の容量拡張ボリュームと前記ホスト計算機とを結ぶ第二のホスト接続パスに切り替えるホスト接続パス切替部と、
使用される外部接続パスを、移行元の容量拡張ボリュームに割り当てられていた記憶領域と前記外部記憶装置とを結ぶ第一の外部接続パスから、移行先の容量拡張ボリュームに割り当てられた記憶領域と前記外部記憶装置とを結ぶ第二の外部接続パスに切り替える外部接続パス切替部と
を備える管理計算機。 - ホスト計算機と、第一と第二のストレージシステムを含んだ複数のストレージシステムと、前記複数のストレージシステムにとって外部のストレージシステムである外部ストレージシステムとを備える計算機システムで実現される方法であって、
前記第一と第二のストレージシステムが、複数の物理記憶リソースで構成されたプールと、物理記憶リソースを構成する記憶領域を容量拡張ボリュームに対して割り当てたりその割当てを解除したりする容量拡張処理を実行するコントローラとを備え、
少なくとも前記第一のストレージシステムが備える前記プール内の物理記憶リソースと、前記外部ストレージシステムが備える記憶装置である外部記憶装置との間に、前記物理記憶リソースと前記外部記憶装置とを結ぶ通信経路である外部接続パスが構築されており、
前記ホスト計算機と前記第一のストレージシステムの容量拡張ボリュームとの間に、前記ホスト計算機と前記容量拡張ボリュームとを結ぶ通信経路であるホスト接続パスが構築されており、
前記ホスト接続パスを介して前記ホスト計算機からアクセス要求が発行され、容量拡張ボリュームに割り当てられた記憶領域に対するアクセスが前記アクセス要求に従って行われる場合には、該記憶領域に接続されている外部記憶装置に対して前記外部接続パスを介してアクセスが行われるようになっており、
前記第一のストレージシステムのコントローラが、どの容量拡張ボリュームにどの記憶領域が割り当てられているかを管理するための情報である容量拡張管理情報を記憶し、
移行元の容量拡張ボリュームに対してアクセス要求を発行しないよう前記ホスト計算機を抑止し、
前記第一のストレージシステムが備える移行元の容量拡張ボリュームを前記第二のストレージシステムに移行し、
使用されるホスト接続パスを、移行元の容量拡張ボリュームと前記ホスト計算機とを結ぶ第一のホスト接続パスから、移行先の容量拡張ボリュームと前記ホスト計算機とを結ぶ第二のホスト接続パスに切り替え、
使用される外部接続パスを、移行元の容量拡張ボリュームに割り当てられていた記憶領域と前記外部記憶装置とを結ぶ第一の外部接続パスから、移行先の容量拡張ボリュームに割り当てられた記憶領域と前記外部記憶装置とを結ぶ第二の外部接続パスに切り替え、
前記第一のストレージシステムのコントローラから、前記容量拡張管理情報を取得し、
前記取得した容量拡張管理情報を、前記移行先の容量拡張ボリュームに割り当てられた記憶領域に基づいて変換し、
変換後の容量拡張管理情報を、前記第二のストレージシステムのコントローラに設定し、
移行先の容量拡張ボリュームに対してアクセス要求を発行することを、前記抑止されたホスト計算機に許可する、
容量拡張ボリュームの移行方法。
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20111221 |