JP2000029635A - 記憶制御装置 - Google Patents

記憶制御装置

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JP2000029635A
JP2000029635A JP10192663A JP19266398A JP2000029635A JP 2000029635 A JP2000029635 A JP 2000029635A JP 10192663 A JP10192663 A JP 10192663A JP 19266398 A JP19266398 A JP 19266398A JP 2000029635 A JP2000029635 A JP 2000029635A
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disk
mainframe
host
fixed
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Akira Yamamoto
山本  彰
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】メインフレームとオープンシステム、例えば、
UNIXサーバ、PCサーバ、それぞれがアクセスする
データを共通に格納するディスクアレイと、メインフレ
ームとオープンシステムを接続するインターフェイスを
同一にすることにより、計算機システムの管理工数の低
減、使い易さの向上を図る点にある。 【解決手段】メインフレームのプロセッサに可変長記録
形式と固定長記録形式の変換機能をもたせ、さらに、メ
インフレームの筐体の外のディスクアレイと固定長のイ
ンターフェイスで接続する機能を持たせる。これによ
り、固定長記録形式のインターフェイスを備えたディス
クアレイに、メインフレームとUNIXサーバとPCサ
ーバ、それぞれがアクセスするデータを共通に格納する
ことが可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メインフレーム、
UNIXサーバ、PCサーバ、および、これらの装置と
接続されたストレージシステムから構成される複合計算
機システムにおけるデータアクセス方法に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明に関する公知例として、以下の技
術が開示されている。
【0003】メインフレームにおいては、データの記録
形式として、可変長の記録形式が採用されいる。
【0004】一方、メインフレーム以外のUNIXサー
バ、PCサーバなどのオープンシステムでは、固定長の
データ記録形式が採用されている。
【0005】近年、固定長の記録形式のディスク装置の
高密度化、高性能化の進展が急速に進んでいる。
【0006】一方、以下に示すPattersonの論
文が知られている。
【0007】エー.シー.エム.シグモッド コンファ
レンス プロシーディング,1988年,6月,ページ109
ー116(D.Patterson,et al:A Case for Redundant A
rraysof Inexpensive Disks(RAID),ACM SIGMOD confere
nce proceeding,Chicago,IL,June1-3,1988,pp.109-11
6)Pattersonの論文は、ディスクアレイ上の
データ配置に関する技術を開示したものである。
【0008】ディスクアレイは、ディスクシステムの高
性能化、高信頼化を実現するための機構である。ディス
クアレイでは、高性能化のために、物理的には複数のデ
ィスク装置を、処理装置に対しては1台のディスク装置
に見せかける。一方、高信頼化のためには、データを格
納したディスク装置に障害が発生した場合、データの回
復を行うための冗長データを別のディスク装置に格納し
ておく。
【0009】以上のコンセプトに基づき、計算機システ
ムにおいては、ディスクアレイが一般化している。ディ
スクアレイは、個々のディスク装置と各ディスク装置を
コントロールするディスクアレイコントローラより構成
されることが多い。
【0010】UNIXサーバ、PCサーバでは、固定長
のデータ記録形式を用いているため、サーバとディスク
アレイコントローラの間のインターフェイスは、固定長
の記録形式のインターフェイスが採用される。また、デ
ィスクアレイ内部の、個々のディスク装置も、固定長の
記録形式をもつため、ディスクアレイコントローラ都デ
ィスク装置の間のインターフェイスも固定長の記録形式
のインターフェイスを用いるのが一般的である。
【0011】メインフレーム用のディスクアレイの場
合、文献「メインフレーム‘98」日経BP社p128
―129に見られるように、固定長の記録形式のディス
ク装置の高密度化、高性能化の進展に伴い、個々のディ
スク装置には、固定長の記録形式のディスク装置を用い
るのが一般的になっている。そして、ディスクアレイコ
ントローラは、キャッシュメモリを利用して、固定長と
可変長の記録形式の変換機能をもち、メインフレームホ
ストとディスクアレイコントローラは、可変長の記録形
式のインターフェイスで接続する。可変長の記録形式の
インターフェイスでは、文献:ジョン・ヘネシー,デビ
ット・パターソン著「コンピュータ・アーキテクチャ」
p572―574に示されるように、メインフレームか
らの入出力要求は、CCW(Channel Comm
and Word)と呼ばれる複数個の入出力コマンド
により構成される。複数個のCCWは、CCWチェイン
と呼ばれる。これらのCCWチェインは、メインフレー
ムのオペレーティングシステムが、アプリケーションか
らの要求にしたがって、作成する。
【0012】近年の計算機センタは、メインフレームと
UNIXサーバとPCサーバの混在系で構成されること
が多い。このような構成において、ディスクアレイの管
理を容易にするため、メインフレームとUNIXサーバ
とPCサーバ、それぞれがアクセスするデータを共通に
格納することにより、ディスクアレイを一元化する要求
が高い。このような要求に答えるため、「メインフレー
ム‘98」,日経BP社,p145に見られるように、
メインフレームに接続するための可変長記録形式のイン
ターフェイスと、UNIXサーバとPCサーバに接続す
るための固定長記録形式のインターフェイスの双方を備
えたディスクアレイが開発されている。
【0013】特願平8ー7136号では、可変長記録形
式のインターフェイスと、固定長記録形式のインターフ
ェイスの双方を備えたディスクアレイに格納されたメイ
ンフレームのデータを、オープンシステムからアクセス
する技術が開示されている。本技術では、ディスクアレ
イ内で、可変長/固定長記録形式変換を行って、固定長
記録形式のディスク装置に格納したメインフレームのデ
ータを、ディスクアレイが有するもう一方の固定長記録
形式のインターフェイスを通じて、オープンシステムの
サーバ上に、固定長記録形式のディスク装置に格納した
そのままの形で取り出す。オープンシステムのサーバ上
では、可変長/固定長記録形式変換を行って、メインフ
レームのデータを取り出す。
【0014】一方、メインフレームにおいても、プロセ
ッサのCMOS化に伴い、低価格化、小型化が進んでい
る。「メインフレーム‘98」,日経BP社,p53―
54に記載されている,IBM社 Multiprise 2000 server
に見られるように、メインフレームの筐体に、固定長記
録形式のディスクを内蔵させる技術が開示されている。
メインフレームのプロセッサに、固定長記録形式のディ
スクを直接接続し、別のメインフレームのプロセッサ上
のオペレーティングシステムが生成したCCWチェイン
を解釈し、固定長記録形式のディスクにアクセスし、固
定長/可変長記録形式の変換を行い、入出力要求を実行
する。なお、固定長/可変長記録形式の変換は、主記憶
の一部を、ディスクキャッシュとして用いることによ
り、実現する。これにより、既存のオペレーティングシ
ステム、アプリケーションを変更することなく、メイン
フレームの筐体に内蔵させた小型ディスクを利用するこ
とができるため、メインフレームの小型化、低価格化が
可能となる。前出のIBM Multiprise 2000 serverと異な
る点は、メインフレームのプロセッサ上のオペレーティ
ングシステムが生成したCCWチェインを解釈している
点であり、これにより、既存のオペレーティングシステ
ム、アプリケーションを変更する必要がなくなる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】すでに述べたように、
近年の計算機センタは、メインフレームとUNIXサー
バとPCサーバの混在系で構成されることが多い。この
ような構成において、メインフレームとUNIXサーバ
とPCサーバ、それぞれがアクセスするデータを共通に
格納するためには、可変長記録形式のインターフェイス
と、固定長記録形式のインターフェイスの双方を備えた
ディスクアレイが必要であった。しかし、可変長記録形
式のインターフェイスと、固定長記録形式のインターフ
ェイスでは、インターフェイスを構成する装置などが異
なり、計算センタでは、2種類の異なったインターフェ
イスを構成する装置を管理する煩雑さがあった。
【0016】本発明の目的は、固定長記録形式のインタ
ーフェイスを備えたディスクアレイに、メインフレーム
とUNIXサーバとPCサーバ、それぞれがアクセスす
るデータを共通に格納することを可能にする計算機シス
テム構成を提供することにある。さらに、本発明では、
固定長記録形式のインターフェイスを備えたディスクア
レイに、UNIXサーバとPCサーバ、加えて、複数の
メインフレーム、それぞれがアクセスするデータを共通
に格納することを可能にする計算機システム構成を提供
する。
【0017】
【課題を解決するための手段】前出のIBM Multiprise 2
000 serverで開示されている技術では、メインフレーム
のプロセッサに、固定長記録形式のインターフェイスで
接続されているのは、筐体に内蔵されている固定長のデ
ィスク装置であり、筐体の外とのストレージ、すなわ
ち、他のメインフレーム等のホストと共有するストレー
ジに対しては、固定長記録形式のインターフェイスを有
してはいない。すなわち、IBM Multiprise2000 server
で開示されている技術は、メインフレームの装置の小型
化や低価格化、高性能化を目的としたもので、本発明で
解決を狙った課題とは別の課題の解決を目的としたもの
である。
【0018】本発明では、メインフレームに、筐体の外
とのストレージに対しても、固定長記録形式のインター
フェイスを持たせる。すなわち、筐体の外に出る接続機
器に、固定長記録形式の接続機器を用いることになる。
【0019】筐体の外のストレージとの固定長インター
フェイスをサポートした機器を接続したプロセッサは、
他のプロセッサにより生成されたCCWチェインを、固
定長/可変長記録形式変換機能にしたがって、実行する
機能をもつ。
【0020】ディスクアレイは、メインフレームの筐体
の外に出る固定長記録形式のインターフェイスをサポー
トした機器を利用して、メインフレームと、固定長のイ
ンターフェイスで接続する。さらに、ディスクアレイ
は、UNIXサーバとPCサーバのようなオープンシス
テムとも、固定長のインターフェイスで接続する機能を
もつ。
【0021】以上により、固定長記録形式のインターフ
ェイスを備えたディスクアレイに、メインフレームとU
NIXサーバとPCサーバ、それぞれがアクセスするデ
ータを共通に格納することを可能にする計算機システム
構成を提供できる。
【0022】ディスクアレイと固定長記録形式のインタ
ーフェイスで、複数のメインフレームを接続した場合、
それぞれのメインフレームで、ディスクキャッシュを用
いて、固定長/可変長記録形式変換機能を実行すること
になる。この場合、あるメインフレームでライト要求が
発行されると、他のメインフレームのディスクキャッシ
ュとの間で、データが一致しなくなる。したがって、本
発明では、それぞれのメインフレームに、各メインフレ
ームのディスクキャッシュのデータを一致させる制御機
構を設ける。これにより、固定長記録形式のインターフ
ェイスを備えたディスクアレイに、UNIXサーバとP
Cサーバ、加えて、複数のメインフレーム、それぞれが
アクセスするデータを共通に格納することを可能にする
計算機システム構成を提供できる。
【0023】ディスクアレイと固定長記録形式のインタ
ーフェイスで、複数のメインフレームを接続した場合、
さらに、複数のメインフレームにおいて、ディスク装置
の共有機能を実現する必要がある。すなわち、複数のメ
インフレームに共有されるディスク装置においては、メ
インフレームがロック確保/開放を行なうCCWを発行
する。従来は、メインフレームと可変長記録形式のイン
ターフェイスで接続したディスクアレイにおいて、これ
らのCCWを実行する。本発明では、このロック確保/
開放を行なうCCWのエミュレーション機能をメインフ
レームに設ける。これにより、複数のメインフレームに
おいて、ディスク装置の共有機能を実現する。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を説明す
る。まず、第1の実施例について説明する。
【0025】図1は、第1の実施例の概要を表す。第1
の実施例では、少なくとも1台のメインフレームホスト
100、1台以上のオープンシステムホスト110、1
台以上のディスクアレイ104により、計算機システム
を構成する。
【0026】オープンシステムホスト110は、UNI
XサーバやPCサーバであり、固定長記録形式インター
フェイス103を含む。固定長記録形式インターフェイ
ス103としては、例えば、SCSI(Small C
omputer System Interface)
がある。近年では、接続距離を伸ばすために、光ケーブ
ルをベースにしたFibre ChannelにSCS
Iプロトルを搭載させたインターフェイスが一般的にな
りつつある。オープンシステムホスト110は、ディス
クアレイ104と固定長記録形式インターフェイス10
3を用いて接続するのが通常である。
【0027】メインフレームホスト100は、2台以上
のプロセッサ101、主記憶102、1台以上の固定長
記録形式インターフェイス103を含む。
【0028】メインフレームホスト100の筐体の外に
あるストレージ、実施例では、ディスクアレイ104と
の間の接続インターフェイスとして、固定長記録形式イ
ンターフェイス103を用いるのが、本発明の特徴であ
る。
【0029】プロセッサ101は、固定長記録形式イン
ターフェイス103と接続されたプロセッサ101と、
接続されていないプロセッサ103を、少なくとも1つ
以上ずつとに分類できる。固定長記録形式インターフェ
イス103に接続されていないプロセッサ101では、
メインフレームホスト100用のオペレーティングシス
テム110、アプリケーションプログラム115が動作
する。アプリケーションプログラム115がオペレーテ
ィングシステム110にリード/ライト要求を発行する
と、オペレーティングシステム110は、要求の内容に
したがって、主記憶102上に、CCW(Channe
l Command Word)114により構成され
るCCWチェイン113を作成する。メインフレームホ
スト100のリード/ライト要求は、可変長記録形式の
インタフェイスにしたがって記述される。
【0030】固定長記録形式インターフェイス103に
接続されているプロセッサ103は、CCWチェイン1
13の内容にしたがって、ディスクアレイ104との間
でリード/ライト要求を実行する機能であるリード/ラ
イト要求実行部116を含む。ディスクアレイ104と
の間は、固定長記録インターフェイス103で接続され
るのに対し、メインフレームホスト100のリード/ラ
イト要求は、可変長記録形式インターフェイスにしたが
って、記述されている。したがって、リード/ライト要
求実行部116は、可変長/固定長記録形式変換機能を
もつ。なお、可変長/固定長記録形式変換機能を実行す
る際に、主記憶102の一部を、ディスクキャッシュ1
12として利用する。ディスクキャッシュ112には、
ディスクアレイ104の一部のデータが、含まれる。
【0031】ディスクアレイ104は、ディスクアレイ
コントローラ(以下、単に制御装置と略す。)105、
ディスク装置106より構成する。
【0032】制御装置105は、メインフレームホスト
100、オープンシステムホスト110への接続のため
に、固定長記録形式インターフェイス103を有する。
また、1つ以上の制御プロセッサ107、キャッシュメ
モリ(以下、キャッシュと略す。)108、制御メモリ
109を有する。
【0033】物理パス117は、ディスクアレイ104
とメインフレームホスト100、ディスクアレイ104
を接続する通信路である。1台のメインフレームホスト
100とディスクアレイ104は、1本以上の物理パス
117により接続される。同様に、1台のオープンシス
テムホスト110とディスクアレイ104は、1本以上
の物理パス117により接続される。
【0034】制御プロセッサ107は、メインフレーム
ホスト100、オープンシステムホスト110から、リ
ード/ライト要求を受取り、指示された動作を実行す
る。キャッシュ108には、ディスク装置105の一部
のデータを格納する。制御メモリ109は、リード/ラ
イト要求を実行するのに必要な情報、キャッシュ108
の管理情報等を格納する。キャッシュメモリ108、制
御用メモリ109は、半導体メモリで構成されており、
ディスク装置106に比べ、1桁程度は、高速なアクセ
スが可能である。このため、ディスクアレイ104に、
特開平4ー245352に開示されているような、ライ
トアフタ機能をもたせれば、キャッシュ108にデータ
を書き込むだけで、ライト要求を完了させることができ
るので、大幅な性能向上が達成できる。
【0035】本発明では、図2(a)に示すように、メ
インフレームホスト100、オープンシステムホスト1
10がリード/ライト要求を発行する際、指定するディ
スクを論理ディスク200とよぶ。論理ディスク200
は、必ずしも物理的な装置であるディスク装置105に
1対1に対応する必要はない。また、論理ディスク20
0に、冗長データを含ませ、RAID(Redunda
nt Array of Inexpesive Di
sks)構成にしてもよい。このため、ディスクアレイ
104内の制御用メモリ109は、論理/物理変換情報
240を含む。論理/物理変換情報240は、論理ディ
スク200に対応する情報で、当該論理ディスク200
が、ディスク装置105のどの領域に対応するかを示す
情報である。
【0036】図2(b)は、メインフレームホスト10
0における、可変長記録形式のリード/ライト要求の発
行形式をさらに、詳細に表現したものである。本発明で
は、メインフレ-ムホスト100のプロセッサ101上
で、可変長記録形式と固定長記録形式の変換を行う。可
変長記録形式のリード/ライト要求の発行形式において
も、制御装置105に相当する論理制御装置241経由
で、リード/ライト要求を発行する。本発明において
は、制御装置105と論理制御装置241が必ずしも1
対1に対応する必要ない。1つのメインフレームホスト
100と論理制御装置241の間には、1本以上の論理
パス242が設けられる。本発明においては、物理パス
117と論理パス242が必ずしも1対1に対応する必
要ない。このため、主記憶101上のCCWチェイン1
13には、そのCCWチェイン113は、どの論理パス
242を使用してリード/ライト要求を発行するかを示
す論理パスID118、どの論理ディスク200に発行
するかを表す論理ディスクID119を含む。この情報
に基づき、リード/ライト要求実行部116が、どの物
理パス117を使用して、リード/ライト要求を発行す
るかを決定する。
【0037】図3は、メインフレームホスト100にお
いて用いられる可変長記録形式のディスクのトラックの
フォーマットを表している。なお、リード/ライト要求
において、アクセスするトラックは、シリンダ番号とリ
ード/ライトヘッド番号の組合せで指定される。
【0038】トラックの先頭は、HA(Home Ad
dress)300という制御情報が定義される。制御
情報には、トラックの番号311等の情報が含まれる。
HA300の次は、R(Record)0ー301と呼
ばれる管理用のレコードが、定義される。一般のアプリ
ケーションがアクセスするデータは、さらに後の、R1
ー302以降のレコードに格納される。レコードとレコ
ードの間には、ギャップ310と呼ばれる特殊な固定長
の記録パターンが書き込まれる。トラックは固定長であ
り、レコードは可変長であるため、トラックに含まれる
レコードの数は可変である。
【0039】図4は、各レコードのフォーマットであ
る。レコードは、図5に示すように、カウント部40
0、キー部401、データ部402より構成されるか、
カウント部400、データ部、あるいは、カウント部4
00のみにより構成される。カウント部400は、固定
長であり、トラック番号311、レコード番号410、
キー部401の長さを表すキー部長411、データ部4
02の長さを表すデータ部長412等の情報を含む。レ
コードがキー部401や、データ部402を含まない時
には、キー部長411、データ部長412がそれぞれ0
となる。なお、リード/ライト要求において、アクセス
するレコードは、レコード番号410により指定され
る。
【0040】キー部401は、データ部402をアクセ
スするための権限をチェックするためのキー情報が格納
される。データ部402には、アプリケーションがアク
セスするデータを格納する。カウント部400、キー部
401、データ部402の間にもギャップ310が記録
される。
【0041】図5は、図4に示したトラックの固定長記
録形式のディスクへの格納形式の例を示したものであ
る。固定長のディスクは、セクタ500と呼ばれる固定
長の部分領域により構成される。セクタ500の番号
は、ディスクの先頭のセクタ50から1ずつの昇順に番
号付けされる。固定長記録形式におけるディスクにおい
ては、リード/ライト要求でアクセスされるセクタ50
0は、セクタ番号とセクタ数により規定される。トラッ
クの長さは、すでに述べたように、固定長であるため、
トラックの長さのデータを格納するのに必要な数のセク
タ500を、1つのトラックに割り当てる。図5(a)
に示す方法は、キャップ310も定められた長さの情報
として、セクタ500に格納する方法である。HA30
0や、カウント部400、キー部401、データ部40
2は、それぞれの長さに等しい領域が割り当てられる。
図5(b)に示す方法では、ギャップ310は格納せ
ず、HA300や、カウント部400、キー部401、
データ部402を詰めて格納する。図5(b)に示す方
法では、トラックに割り当てたセクタ500の中の後の
方のセクタ500は空き領域になることがある。
【0042】リード/ライト要求実行部116は、ステ
ップ130で、CCWチェイン113を解析して、リー
ド/ライト要求で指定された論理レコード、トラック、
レコードを認識する。ステップ131では、指定された
要求が、リード要求かライト要求かを分類する。ステッ
プ132では、レコードが、ディスクキャッシュ112
に存在する(ヒット)か、しない(ミス)かを判定す
る。リードヒットの場合、ステップ133で、ディスク
キャッシュ112をサーチし、可変長/固定長記録形式
変換機能を実行し、要求された可変長記録形式のレコー
ドが、ディスクキャッシュ112のどこに存在するかを
認識する。ステップ134では、認識したレコードを要
求で指定された主記憶102の格納位置に転送する。ス
テップ135では、要求の完了報告を行なう。
【0043】リードヒット以外の場合、ステップ136
で、要求されたレコードが固定長記録形式の論理ディス
ク200のどのセクタに含まれるかを計算する。さら
に、ミスの場合、ステップ137で、要求されたレコー
ドをディスクキャッシュ112に格納するためのメモリ
を割り当てる。
【0044】リードミスの場合、ステップ138で、要
求レコードを含むセクタを読みだすよう、ディスクアレ
イ104に要求し、ステップ139で要求が完了するの
を待つ。この後、ステップ133へジャンプし、リード
ヒットと同様の動作を実行する。
【0045】ライト要求の場合、ステップ140で、可
変長/固定長記録形式変換機能を実行し、要求された可
変長記録形式のレコードを、ディスクキャッシュ112
のどこに格納すべきかを認識する。ステップ141で、
ライト要求で指定された主記憶102の格納位置から、
ライトデータをヂスクキャッシュ112に転送する。こ
の時、必要があれば、ギャップ311、カウント部40
0、キー部401等の情報もセットする。ステップ14
2では、書き込んだレコードを含むセクタを書き込むよ
う、ディスクアレイ104に要求し、ステップ143で
要求が完了するのを待つ。この後、ステップ135へジ
ャンプし、要求の完了報告を行なう。なお、ステップ1
42、143の処理は、ライト要求の完了報告後実行す
る方法、すなわち、ライトアフタを採用してもよい。
【0046】次に、第2の実施例について説明する。
【0047】図6は、第2の実施例の概要を表す。第2
の実施例が、第1の実施例と異なる点は、メインフレー
ムホスト100が2台以上となる点である。また、メイ
ンフレームホスト100の間はなんらかの通信機構20
0により接続されているものとする。通信機構200の
例としては、FibreChannel等がある。
【0048】メインフレームホスト100が2台以上と
なった場合、あるメインフレームホスト100上でライ
ト要求が発生して、ディスクキャッシュ112上のレコ
ードが更新されると、他のメインフレームホスト100
のディスクキャッシュ112にこのレコードが含まれて
いるとすると、データ不一致が生ずる。このため、各メ
インフレームホスト110において、固定長記録形式イ
ンターフェイス103に接続されているプロセッサ10
3は、キャッシュ一致制御201を含むことになる。ま
た、リード/ライト要求実行部116の処理内容が若干
変更になる。
【0049】さらに、メインフレームホスト100が2
台以上となった場合、各メインフレームホスト100間
で、論理ディスク200を共用するため、ロック確保/
開放の機能を実現する必要がある。パス系CCW要求実
行部202は、これらのCCW114を実行するた機能
をもつ。
【0050】これ以外の点は、第2の実施例と第1の実
施例の内容は同一である。
【0051】第2の実施例のリード/ライト要求実行部
116の処理内容が、第1の実施例と異なる点は、ライ
ト要求を受け取った場合、ステップ140とステップ1
41の間で実行されるステップ210で、キャッシュ一
致制御201をコールしている点である。これ以外は、
第2の実施例のリード/ライト要求実行部116の処理
内容が、第1の実施例と同様である。
【0052】キャッシュ一致制御201は、リード/ラ
イト要求実行部116から実行要求を受け取った時か、
他のメインフレームホスト100からの要求を受け取っ
た時、実行を開始する。まず、リード/ライト要求実行
部116から実行要求を受け取った時の動作について述
べる。
【0053】ステップ220で、更新が発生した論理デ
ィスク200のセクタを他のすべてのメインフレームホ
スト100に通知する。この通知を受けたキャッシュ一
致制御201が、ディスクキャッシュ112からこのセ
クタを消去するならこれだけでよい。代わりに、ステッ
プ221で、更新が発生したセクタの番号と、更新内容
を他のすべてのメインフレームホスト100に送り、デ
ィスクキャッシュ112のセクタの内容を更新してもら
ってもよい。ステップ222では、完了報告を待つ。以
上の処理が終了すると、動作を完了する。なお、通信機
構200にFibreChannelを採用した場合、
図7に示すように、FibreChannelのマルチ
キャスト機能を利用すると効果的である。マルチキャス
ト機能を利用すると、図7に示すように、1回の要求
で、更新が発生した論理ディスク200のセクタを他の
すべてのメインフレームホスト100に通知したり、更
新内容を他のすべてのメインフレームホスト100に送
ることができる。
【0054】なお、図8に示すように、キャッシュ一致
制御201が実行する処理と、ステップ141ー143
のライトデータをディスクキャッシュ122に書き込
み、さらにディスクアレイ104に書き込む処理を並列
に実行してもよい。
【0055】次に、他のメインフレームホスト100か
らの要求を受け取った時の動作を説明する。キャッシュ
一致制御201が、そのセクタをディスクキャッシュ1
12から消去する場合、ステップ230では、更新が発
生したセクタ番号の情報を受け取り、更新が発生したセ
クタをディスクキャッシュ112から消去する。更新内
容をディスクキャッシュ112に格納する場合、ステッ
プ230の代わりに、ステップ231で、更新が発生し
たセクタ番号と更新内容を受け取り、更新が発生したセ
クタをディスクキャッシュ112上で更新し、完了報告
を行なう。
【0056】第1の実施例では、ライト要求を受け取っ
た場合、リード/ライト要求実行部116は、ディスク
アレイ104へのデータ書き込みを、ライトスルーで実
行しても、ライトアフタして実行もよかった。しかし、
第2の実施例において、他のメインフレームホスト10
0のディスクキャッシュ112を消去する方法をとった
場合には、リード/ライト要求実行部116は、ディス
クアレイ104へのデータ書き込みを、ライトスルーで
実行する必要がある。この場合、ディスクアレイ104
自体に、特開平4ー245352に開示されているよう
なライトアフタ機能をもたせることにより、キャッシュ
108にデータを書き込むだけで、ライト要求を完了さ
せることができるため、メインフレームホスト100
で、ライトスルー方式を採用しても、性能的には問題は
小さい。
【0057】図9は、パス系CCW実行部202の処理
フロー、図10は、パス系CCW実行部202が扱うデ
ータの構造を示したものである。
【0058】図2(b)に示したように、1つのメイン
フレームホスト100と論理制御装置241の間には、
1本以上の論理パス242が設けられる。論理制御装置
241から見ると、リード/ライト要求は、論理パス2
42経由デ受け取るため、あるメインフレームホスト1
00が、ある論理ディスク200にロックをかけた場
合、その論理パス242が、ロックを掛けたメインフレ
ームホスト100との間にもうけられた論理パス242
かどうかを識別する必要がある。このため、図11
(a)に示すように、論理デイスクのロック確保/開放
を行なう場合、どのメインフレームホスト100からの
ロック確保/開放要求かを識別するために、パスグルー
プ1100という考え方を用いる。パスグループ110
0は、論理ディスク200ごとに設定する。基本的に
は、同一のメインフレームホスト100と論理制御装置
231との間に設けられた設けられた論理パス242の
集合である。図11(a)では、論理ディスクa110
1を例にして、図示した。ただし、図11(b)に示す
ように、1つのパスグループ1100内に、同一のメイ
ンフレームホスト100と論理制御装置241との間に
設けられた設けられた論理パス242をすべて含む必要
はない。また、論理ディスク200が異なれば、各パス
グループ1100に含まれる論理パス242の集合は変
化してよい。
【0059】したがって、各論理パス242をパスグル
ープ1100に組み込む要求、はずす要求等を実行する
ためのCCW114が、固定長記録形式インターフェイ
ス103に接続されていないプロセッサ101によっ
て、作成される。もちろん、パスグループ1100の識
別子を用いた、論理ディスク200のロック確保/開放
の機能を要求するCCW114も作成される。パス系C
CW実行部202は、これらのCCW114を実行する
機能をもつ。
【0060】パス系CCW実行部202処理フローの説
明の前に、本実施例におけるパスグループ1100の定
義情報、ロック要求の有無等の情報の格納形式について
説明する。図10に示すように、本実施例では、論理デ
ィスク200の一部の情報として定義する。論理ディス
ク200内のトラックを格納したセクタの集合の後に、
これらの情報を格納したセクタを設ける。ロック情報1
000は、どのメインフレームホスト100がロックを
確保中か、あるいは、ロックがかけられていない状態を
表す。パスグループ定義テーブル1001は、パスグル
ープ定義数1002とパスグループID1003、パス
数1004、パスID1005を含む。ロック情報10
00、パスグループ定義テーブル1001は、論理ディ
スク200対応に存在する。パスグループ定義数100
2は、対応する論理ディスク200に定義されたパスグ
ループ1100の数を表す。すなわち、当該論理ディス
ク200がいくつのメインフレームホスト100からア
クセスできるかを表す。したがって、パスググループ定
義数1002は、パスグループ定義テーブル1001内
に1つ含まれる情報である。
【0061】パスグループID1003とパス数100
4は、各論理ディスク200対応に定義されたパスグル
ープ1100対応に存在する情報である。パスグループ
ID1003は、各論理ディスク200対応に定義され
たそれぞれのパスグループ1100の識別子である。パ
ス数1004は、対応するパスグループに含まれるパス
の数である。
【0062】パスID1005は、各パスグループ11
00に含まれる論理パス232対応に存在する情報で、
論理パス242の識別子を表す。
【0063】以上の定義情報は、論理ディスク200の
一部の情報として定義されるため、メインフレームホス
ト102のディスクキャッシュ112に格納してよい。
【0064】したがって、以上の定義情報が更新される
と、パス系CCW実行部202は、論理デイスク上の対
応するセクタ500の書き込み要求を、ディスクア10
4に書き込み要求を発行する。さらに、キャッシュ一致
制御201をコールして、他のメンフレーム100のデ
ィスクキャッシュ112との間で、一致制御を行う。
【0065】図10では、ロック情報1000、パスグ
ループ定義テーブル1001を、論理ディスク200内
の一部の領域に格納したが、図12に示すように、各論
理ディスク200対応のロック情報1000、パスグル
ープ定義テーブル1001をまとめて、ディスクアレイ
104に定義した領域に定義してもよい。この場合、こ
れらの情報を格納した領域を、メインフレームホスト1
00がリード/ライトするデータを格納する論理ディス
ク200とは、別の特殊論理ディスク1200にするこ
とが可能である。
【0066】図13は、各メインフレームホスト100
で定義された論理パス232の定義情報を表す。この定
義情報を格納した領域も、メインフレームホスト100
がリード/ライトするデータを格納する論理ディスク2
00とは、別の特殊論理ディスク1200にすることが
可能である。メインフレームホスト数1300は、本デ
ィスクアレイ104が接続されたメインフレームホスト
100の数である。論理パス数1301は、メインフレ
ームホスト100対応に存在する情報で、該当するメイ
ンフレームホスト100との間に定義された論理パス2
32の数である。接続論理パスID1302は、該当す
るメインフレームホスト100との間に定義された論理
パス232の識別子であり、論理パス数1301の数だ
け、存在する。
【0067】以下、処理フローの説明を行う。ステップ
900では、発行されたCCW114を解析する。ステ
ップ901では、本CCW114の実行に必要な情報が
ディスクキャッシュ112に格納されているかを、確認
する。格納されている場合、ステップ905へジャンプ
する。格納されていない場合、ステップ902で、必要
な情報が格納されているセクタ500を、ディスクキャ
ッシュ112ヘ格納するため、読みだし要求を、ディス
クアレイ104に発行する。ステップ903では、完了
をまつ。
【0068】ステップ904では、本CCW114の実
行によって、ロック情報1000、パスグループ定義テ
ーブル1001などの情報が更新されるかを判断する。
更新される場合、ステップ905では、キャッシュ一致
制御201をコールして、他メインフレームホスト10
0のディスクキャッシュ112に格納されている可能性
のある更新情報を含むセクタ500の消去を実行させ
る。
【0069】ステップ906以下では、CCW114を
実行に入る。ステップ906では、CCW114に従っ
て分岐をする。ロック確保要求の場合、ステップ907
で、ロック情報1000を参照して、他メインフレーム
ホスト100によりロックがかけられているかを参照す
る。かけられている場合、ステップ908で、他メイン
フレームホスト100によりロックがかけられているこ
とを終了情報として保持し、ステップ915へジャンプ
する。かけられていない場合、ステップ909で、ロッ
ク情報1000を当該メインフレーム100がロックを
かけている状態に更新する。これは、CCW114に含
まれるパスグループ1100相当の情報をロック情報に
設定することになる。ステップ910では、更新した情
報を含むセクタ500をディスクアレイ104に書き込
むよう要求する。ステップ911では、完了報告を受取
り、CCW114が正常に終了したことを終了報告とし
て保持し、ステップ915へジャンプする。
【0070】ロック開放要求の場合、ステップ912
で、ロック情報1000を当該メインフレーム100が
ロックをかけられていない状態に更新する。この時、C
CW113に含まれるパスグループ1100相当の情報
と、ロック情報1000に含まれている情報との比較を
行う。この後、更新したロック情報1000を含むセク
タ500を更新するため、ステップ910へジャンプす
る。
【0071】パスグループ1100への論理パス232
の登録、削除要求の場合、ステップ913で、対応する
パスグループ数1002、パスグループID1003、
パス数1004、パスID1005の更新を行なう。ま
ったく新しいパスグループの論理パス232が定義され
た場合、あるパスグループ1100の論理パス232が
すべて削除された場合、まず、対応するパスグループ数
1001、パスグループID1002の更新を行なう。
すでに、定義されているパスグループ1100への論理
パス232の定義、削除によっても、当該パスグループ
1100によっても、まだ他の論理パス232が残って
いる場合、パス数1003、パスID1004を更新す
る。この後更新した含むセクタ500を更新するため、
ステップ910へジャンプする。
【0072】指定したパスを含むパスグループを参照す
る要求の場合、ステップ914で、対応するパスグルー
プID1002を通知情報として設定し、ステップ91
5へジャンプする。
【0073】ステップ915で、CCW114の終了報
告を行なう。
【0074】本実施例では、ロック情報1000、パス
グループ定義テーブル1001を論理ディスク200の
一部の情報として含ませたが、図14に示すように、メ
インフレームホスト間100に専用のパス系情報管理装
置1400を置き、ロック情報1000、パスグループ
定義テーブル1001を管理させてもよい。なお、本構
成においても、ロック情報1000、パスグループ定義
テーブル1001は不揮発化しておくことが望ましい。
【0075】また、第2の実施例のようにメインフレー
ムホスト100が複数存在する場合には、図15に示す
ように、オープン系ホスト110を含まない構成におい
ても、本発明は有効である。同様に、図16に示すよう
に、メインフレームホスト100が複数存在し、オープ
ン系ホスト110を含まない場合に、パス系情報管理装
置1100を置いた構成でも、本発明は有効である。
【0076】
【発明の効果】本発明の目的は、固定長記録形式のイン
ターフェイスを備えたディスクアレイに、メインフレー
ムとオープンシステム、それぞれがアクセスするデータ
を共通に格納することを可能にする計算機システム構成
を提供することにある。従来、メインフレームとUNI
XサーバとPCサーバ、それぞれがアクセスするデータ
を共通に格納するためには、可変長記録形式のインター
フェイスと、固定長記録形式のインターフェイスの双方
を備えたディスクアレイを用いる必要であった状況に対
し、本発明により、固定長記録形式のインターフェイス
のみを用いればよいため、管理工数を大幅に削減でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の概要説明図。
【図2】制御用メモリのフォーマット。
【図3】トラックのフォーマット。
【図4】レコードのフォーマット。
【図5】トラックの固定長記録形式の論理ディスク上で
の格納形式の説明図。
【図6】第2の実施例の概要説明図。
【図7】マルチキャスト機能による、更新が発生した論
理ディスクのセクタ番号、更新内容の、他のすべてのメ
インフレームホスト100への一括通知機能の説明図。
【図8】キャッシュ一致制御201が実行する処理と、
ステップ140ー143のライトデータをディスクキャ
ッシュ122に書き込み、さらにディスクアレイ104
に書き込む処理の並列実行動作図。
【図9】パス系CCW実行部202の処理フローチャー
ト。
【図10】パス系CCW実行部202が扱うデータの構
造図。
【図11】パスグループの定義構造図。
【図12】各論理ディスク200対応のロック情報10
00、パスグループ定義テーブル1001をまとめて格
納した場合の格納構造図。
【図13】論理パスの定義情報。
【図14】メインフレームホスト間に専用のパス系情報
管理装置1100を置いた構成図。
【図15】オープン系ホスト110を含まない構成図。
【図16】メインフレームホスト100が複数存在し、
オープン系ホスト110を含まない場合に、パス系情報
管理装置1100を置いた構成図。
【符号の説明】
100…メインフレームホスト、110…オープンシス
テムホスト、104…ディスクアレイ、101…プロセ
ッサ、102…主記憶、103…固定長記録形式インタ
ーフェイス、110…オペレーティングシステム、11
1…アプリケーションプログラム、112…ディスクキ
ャッシュ、113…CCWチェイン114…リード/ラ
イト要求実行部、200…通信機構、202…パス系C
CW要求実行部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1台以上のメインフレームホストと1台以
    上のオープンシステムホストと、前記メインフレームホ
    スト、前記オープンシステムホストとは別の筐体を持
    ち、前記メインフレームホスト、前記オープンシステム
    ホストそれぞれからアクセスされるデータを格納するデ
    ィスクシステムとから構成される計算機システムにおい
    て、 前記ディスクシステムに、固定長記録形式インターフェ
    イスで、前記メインフレームホスト、前記オープンシス
    テムホストと接続する手段を有し、 前記オープンシステムホストに、固定長記録形式インタ
    ーフェイスで、前記ディスクシステムと接続する手段を
    有し、 前記メインフレームホストが、複数のプロセッサと主記
    憶とを有し、 前記複数のプロセッサの内、少なくとも1台以上のプロ
    セッサに可変長記録形式にしたがったリード/ライト要
    求を、前記主記憶に格納する手段と、 前記複数のプロセッサの内、少なくとも1台以上のプロ
    セッサに、 前記可変長記録形式にしたがったリード/ライト要求
    を、可変長記録形式/固定長記録形式変換機能にしたが
    って、固定長記録形式に変換する手段と、前記ディスク
    システムと、固定長記録形式インターフェイスで、接続
    する手段を有することを特徴とする計算機システム。
  2. 【請求項2】2台以上のメインフレームホストと1台以
    上のオープンシステムホストと、前記メインフレームホ
    スト、前記オープンシステムホストとは別の筐体を持
    ち、前記メインフレームホスト、前記オープンシステム
    ホストそれぞれからアクセスされるデータを格納するデ
    ィスクシステムとから構成される計算機システムにおい
    て、 前記ディスクシステムに、固定長記録形式インターフェ
    イスで、前記メインフレームホスト、前記オープンシス
    テムホストと接続する手段を有し、 前記オープンシステムホストに、固定長記録形式インタ
    ーフェイスで、前記ディスクシステムと接続する手段を
    有し、 前記メインフレームホストが、複数のプロセッサと主記
    憶とを有し、 前記複数のプロセッサの内、少なくとも1台以上のプロ
    セッサに可変長記録形式にしたがったリード/ライト要
    求を、前記主記憶に格納する手段と、 前記複数のプロセッサの内、少なくとも1台以上のプロ
    セッサに、 前記可変長記録形式にしたがったリード/ライト要求
    を、可変長記録形式/固定長記録形式変換機能にしたが
    って、固定長記録形式に変換し、さらに、実行する手段
    と、 前記主記憶に、前記デイスクシステムの一部のデータを
    格納する手段と、 前記可変長記録形式にしたがったライト要求を処理する
    時、他のメインフレームホストに、ライト要求により、
    どのデータが更新されるかを通知する手段と、 他のメインフレームホストから、ライト要求により、ど
    のデータが更新されるかを受取り、更新されるデータを
    前記主記憶から消去する手段と、 前記ディスクシステムと、固定長記録形式インターフェ
    イスで、接続する手段を有することを特徴とする計算機
    システム。
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