JPH11296148A - 電気光学装置の駆動回路及び駆動方法並びに電子機器 - Google Patents

電気光学装置の駆動回路及び駆動方法並びに電子機器

Info

Publication number
JPH11296148A
JPH11296148A JP10521798A JP10521798A JPH11296148A JP H11296148 A JPH11296148 A JP H11296148A JP 10521798 A JP10521798 A JP 10521798A JP 10521798 A JP10521798 A JP 10521798A JP H11296148 A JPH11296148 A JP H11296148A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
scanning
image signal
period
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10521798A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3498570B2 (ja
Inventor
Masaya Ishii
賢哉 石井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP10521798A priority Critical patent/JP3498570B2/ja
Publication of JPH11296148A publication Critical patent/JPH11296148A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3498570B2 publication Critical patent/JP3498570B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 アクティブマトリクス駆動方式の液晶装置等
において、垂直帰線期間の2倍の周期を持つフリッカの
発生を抑えつつ、垂直帰線期間中における電力消費を低
減する。 【解決手段】 信号供給装置300において、信号処理
回路310は、画像信号Viを液晶印加電圧の極性が少
なくとも行毎に反転するように処理した後に、画像信号
線400に供給する。定電位源330は、切り換えスイ
ッチ340により垂直帰線期間に所定電位の電圧信号V
OLを画像信号Viの代わりに、画像信号線400に供
給する。タイミング発生回路320は、電圧信号VOL
がデータ線に印加された休止期間中はクロック信号CL
Xを休止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、薄膜トランジスタ
(以下、TFTと称す)駆動、薄膜ダイオード(以下、
TFDと称す)駆動等によるアクティブマトリクス駆動
方式の液晶パネル等の電気光学パネルを備えた電気光学
装置に対し、画像信号、クロック信号等を供給する駆動
回路及び駆動方法、並びに該電気光学装置及び駆動回路
を備えた電子機器の技術分野に属する。特に本発明は、
クロック信号に基づいて垂直走査やフィールド走査或い
はフレーム走査を行うと共に、少なくとも走査線(行)
毎に画素電極への印加電圧の極性を反転させる、即ち画
素電極への印加電圧を画像信号の振幅の中心を基準電位
として反転させる反転駆動方式により駆動する駆動回路
等の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来、TFT駆動、TFD駆動等による
アクティブマトリクス駆動方式の液晶装置においては、
縦横に夫々配列された多数の走査線及びデータ線並びに
これらの各交点に対応して多数の画素電極がTFTアレ
イ基板上に設けられている。そして、走査線駆動の基準
となるYクロック信号に基づいて各走査線には走査線駆
動回路から走査信号が順次供給され、これと並行してデ
ータ線駆動の基準となるXクロック信号に基づいて各デ
ータ線にはデータ線駆動回路から表示すべき画像信号に
対応するデータ信号が線順次や複数線同時に供給され、
フィールド単位或いはフレーム単位の垂直走査、即ち、
フィールド走査やフレーム走査等が行われるのが一般的
である。
【0003】このように駆動回路により液晶パネルを駆
動する際には、直流電圧の印加による液晶の劣化を防ぐ
と共に表示画面上におけるフリッカを防止するために、
フィールドやフレーム毎に液晶印加電圧を反転させるフ
ィールド反転駆動方式やフレーム反転駆動方式、走査線
(行)毎に液晶印加電圧を反転させる走査線反転駆動方
式、データ線(列)毎に液晶印加電圧を反転させるデー
タ線反転駆動方式、走査線(行)且つデータ線(列)毎
に即ち各ドット(画素)毎に液晶印加電圧を反転させる
ドット反転駆動方式などの各種の反転駆動方式が用いら
れている。
【0004】これらの反転駆動方式のうち少なくとも走
査線(行)毎に極性反転させる方式が液晶劣化やフリッ
カを防止する機能が高く、更に回路構成や制御の容易性
等の観点から主流となっている。
【0005】ここで図16に示すように、走査線(行)
毎に反転駆動する方式において、仮に例えば1つのフィ
ールド走査(表示期間)から次のフィールド走査(表示
期間)までの垂直帰線期間内に、Xクロック信号を休止
(停止)することにより、このような極性反転を休止し
てしまうと、各垂直帰線期間終了時点におけるデータ線
上の電位が反転するため、フィールド周波数(例えば6
0Hz)の1/2倍の周波数(例えば30Hz)のフリ
ッカが発生してしまう。
【0006】そこで、従来は、表示期間内だけでなく垂
直帰線期間内においても、Xクロック信号を走査線駆動
回路に供給し続けると共に液晶印加電圧の極性反転を行
うようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】液晶装置の技術分野に
おいては省エネルギ化及び表示画像の高品位化の要請が
強い。
【0008】しかしながら、上述のように、垂直帰線期
間にも液晶印加電圧を反転させると、この垂直帰線期間
におけるデータ線駆動回路の反転動作のために、電力消
費が増加してしまうという問題点がある。本願発明者ら
の研究によれば、例えば、前述のように垂直帰線期間内
にクロック信号を休止する場合と比較して電力消費が7
%程度(即ち、全時間に対して垂直帰線期間が占める比
率)も多くなってしまうのである。他方で、前述のクロ
ック信号を垂直帰線期間に休止する方式では、フリッカ
の発生による画質低下が著しく、特に近時の表示画像の
高品位化の要請に沿わないため、実用化の意味は殆ど無
い。
【0009】そこで本発明は、フリッカの発生を低減し
つつ垂直帰線期間内における電力消費を低減することが
できる、液晶装置等の電気光学装置の駆動回路及び駆動
方法、該電気光学装置並びに電子機器を提供することを
課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の電気光
学装置の駆動回路は上記課題を解決するために、マトリ
クス状に配置された複数のデータ線及び複数の走査線
と、該複数のデータ線の各々及び該複数の走査線の各々
に接続されたスイッチング手段と、該スイッチング手段
に接続された画素電極と、画像信号線を介して供給され
る画像信号をクロック信号に応じてサンプリングして前
記複数のデータ線に印加するデータ線駆動手段と、前記
複数の走査線に走査信号を供給する走査線駆動回路とを
備えた電気光学装置の駆動回路であって、前記画像信号
を垂直走査に対応する形式に処理し、且つ前記画素電極
に夫々印加される印加電圧の極性が少なくとも前記走査
線毎に反転するように処理した後に前記画像信号線に供
給する信号処理手段と、垂直帰線期間に所定電位の電圧
信号を前記画像信号の代わりに前記画像信号線に供給す
る電圧供給手段と、前記クロック信号を前記データ線駆
動手段へ供給し、且つ前記電圧信号が前記データ線に印
加された後の前記垂直帰線期間内の所定期間中に前記ク
ロック信号を休止するクロック供給制御手段とを備えた
ことを特徴とする。
【0011】請求項1に記載の電気光学装置の駆動回路
によれば、画像信号が外部画像信号源から入力される
と、先ず信号処理手段により、この画像信号は、垂直走
査に対応する形式に処理され且つ印加電圧の極性が少な
くとも走査線毎に反転するように処理される。そして、
これらの処理を経た画像信号が、画像信号線に供給され
る。これと並行して、クロック供給制御手段により、ク
ロック信号は、データ線駆動手段へ供給される。このよ
うに画像信号及びクロック信号が供給されると、データ
線駆動手段により、画像信号は、クロック信号に応じて
サンプリングされて、複数のデータ線に対してデータ信
号として夫々印加される。同時に、走査線駆動手段によ
り、複数の走査線に走査信号が印加される。これらによ
り、複数の画素電極において、データ信号及び走査信号
により走査線(行)反転駆動方式の垂直走査が行われ
る。
【0012】他方、垂直帰線期間には、電圧供給手段に
より、所定電位の電圧信号が、画像信号の代わりに画像
信号線に供給される。そして特に、データ線駆動手段に
より例えば垂直帰線期間の開始直後(或いは直前)など
に電圧信号がデータ線に印加された後の所定期間中に
は、このクロック信号がクロック供給制御手段により休
止される。この結果、垂直帰線期間内における所定期間
中は、クロック信号に応じたデータ線駆動手段のサンプ
リングが休止されるので、印加電圧として消費される電
力消費を、クロック信号を休止しなかった従来の場合と
比較して、全時間に対する所定期間の比率分だけ低減で
きる。そして特に所定期間は、垂直帰線期間内において
電圧信号が印加された後に設定されているので、例え
ば、フィールド反転駆動方式の場合でも奇数フィールド
走査後であるか偶数フィールド走査後であるかを問わず
に各所定期間におけるデータ線上の電位は基本的に所定
電位とされる。即ち、前述した図16の例のようにデー
タ線上の電位が相前後する所定期間で相異なることはな
いので、この所定期間の周期の2倍の周期を持つフリッ
カの発生を低減できる。
【0013】請求項2に記載の電気光学装置の駆動回路
は請求項1に記載の電気光学装置の駆動回路において、
前記電圧供給手段は、前記所定電位の定電位源と前記信
号処理手段とを選択的に前記画像信号線に接続するスイ
ッチ手段を備えたことを特徴とする。
【0014】請求項2に記載の電気光学装置の駆動回路
によれば、電圧供給手段に備えられたスイッチ手段によ
り、所定電位の定電位源と信号処理手段とは選択的に画
像信号線に接続される。従って、データ線駆動手段に対
して、表示期間には信号処理手段から画像信号を供給す
ると共に垂直帰線期間の開始直後或いは開始直前には定
電位源から所定電位の電圧信号を供給することができ
る。この結果、各所定期間におけるデータ線上の電位は
基本的に所定電位とされ、前述のフリッカの発生を低減
できる。
【0015】請求項3に記載の電気光学装置の駆動回路
は請求項1に記載の電気光学装置の駆動回路において、
前記信号処理手段は、前記電圧供給手段を含んでおり、
前記垂直帰線期間中に前記所定電位のダミー信号を前記
画像信号の代わりに前記画像信号線に供給することを特
徴とする。
【0016】請求項3に記載の電気光学装置の駆動回路
によれば、データ線駆動手段に対して、信号処理手段に
含まれる電圧供給手段により、垂直帰線期間中に所定電
位のダミー信号が画像信号の代わりに供給される。この
結果、各所定期間におけるデータ線上の電位は基本的に
所定電位とされ、前述のフリッカの発生を低減できる。
【0017】請求項4に記載の電気光学装置の駆動回路
は請求項1から3のいずれか一項に記載の電気光学装置
の駆動回路において、前記電圧供給手段は、前記印加電
圧の最小値に対応する電位を前記所定電位として供給す
ることを特徴とする。
【0018】請求項4に記載の電気光学装置の駆動回路
によれば、印加電圧の最小値に対応する電位が所定電位
とされる。従って、各所定期間中には、データ線上の電
位は、この印加電圧の最小値に対応する電位、例えば当
該電気光学装置が液晶装置である場合のノーマリーホワ
イトモードで白表示に対応する電位等とされるので、前
述のフリッカは発生しない。
【0019】請求項5に記載の電気光学装置の駆動回路
は上記課題を解決するために、マトリクス状に配置され
た複数のデータ線及び複数の走査線と、該複数のデータ
線の各々及び該複数の走査線の各々に接続されたスイッ
チング手段と、該スイッチング手段に接続された画素電
極と、画像信号線を介して供給される画像信号をクロッ
ク信号に応じてサンプリングして前記複数のデータ線に
印加するデータ線駆動手段と、前記複数の走査線に走査
信号を供給する走査線駆動回路とを備えた電気光学装置
の駆動回路であって、前記画像信号を奇数及び偶数フィ
ールド走査に対応する形式に処理し、且つ前記画素電極
に夫々印加される印加電圧の極性が少なくとも前記走査
線毎且つフィールド毎に反転するように処理した後に前
記画像信号線に供給する信号処理手段と、前記クロック
信号を前記データ線駆動手段へ供給し、且つ垂直帰線期
間における、前記奇数フィールド走査後と前記偶数フィ
ールド走査後とで一水平走査期間だけ長さが相異なる所
定期間中は前記クロック信号を休止するクロック供給制
御手段とを備えたことを特徴とする。
【0020】請求項5に記載の電気光学装置の駆動回路
によれば、画像信号が外部画像信号源から入力される
と、先ず信号処理手段により、この画像信号は、奇数及
び偶数フィールド走査に対応する形式に処理され且つ印
加電圧の極性が少なくとも走査線毎に且つフィールド毎
に反転するように処理される。そして、これらの処理を
経た画像信号が、画像信号線に供給される。これと並行
して、クロック供給制御手段により、クロック信号は、
データ線駆動手段へ供給される。このように画像信号及
びクロック信号が供給されると、データ線駆動手段によ
り、画像信号は、クロック信号に応じてサンプリングさ
れて複数のデータ線に対して、データ信号として夫々印
加される。同時に、走査線駆動手段により、複数の走査
線に走査信号が印加される。これらにより、複数の画素
電極において、データ信号及び走査信号により走査線
(行)反転駆動且つフィールド反転駆動方式の垂直走査
が行われる。
【0021】他方、垂直帰線期間内の所定期間中には、
このクロック信号がクロック供給制御手段により休止さ
れる。この結果、所定期間中は、クロック信号に応じた
データ線駆動手段のサンプリングが休止されるので、印
加電圧として消費される電力消費を、クロック信号を休
止しなかった従来の場合と比較して、全時間に対する所
定期間の比率分だけ低減できる。そして特に所定期間
は、奇数フィールド走査後と偶数フィールド走査後とで
は一水平走査期間だけ長さが相異なるので、フィールド
反転駆動を行いつつも奇数フィールド走査後の所定期間
におけるデータ線上の電位と偶数フィールド走査後の所
定期間におけるデータ線上の電位とは、少なくとも同一
極性の電位とされる。即ち、前述した図16の例のよう
にデータ線上の電位の極性が相前後する所定期間で相異
なることはないので、所定期間の周期の2倍の周期を持
つフリッカの発生を低減できる。
【0022】請求項6に記載の電気光学装置の駆動回路
は請求項5に記載の電気光学装置の駆動回路において、
前記信号処理手段は、前記垂直帰線期間に所定電位のダ
ミー信号を前記画像信号の代わりに前記画像信号線に供
給することを特徴とする。
【0023】請求項7に記載の電気光学装置の駆動回路
によれば、垂直帰線期間中には、所定電位のダミー信号
が、画像信号の代わりに画像信号線に供給される。従っ
て、フィールド反転駆動を行いつつも奇数フィールド走
査後の所定期間におけるデータ線上の電位と偶数フィー
ルド走査後の所定期間におけるデータ線上の電位とは共
にダミー信号の所定電位とされる。従って、前述のフリ
ッカの発生を低減できる。
【0024】請求項7に記載の電気光学装置の駆動回路
は請求項6に記載の電気光学装置の駆動回路において、
前記信号処理手段は、前記印加電圧の最大値に対応する
電位を前記所定電位として前記ダミー信号を供給するこ
とを特徴とする。
【0025】請求項7に記載の電気光学装置の駆動回路
によれば、奇数フィールド走査後の所定期間におけるデ
ータ線上の電位と偶数フィールド走査後の所定期間にお
けるデータ線上の電位とは共に、印加電圧の最大値に対
応する電位、例えば当該電気光学装置が液晶装置である
場合のノーマリホワイトモードで黒表示に対応する電位
等とされるので、前述のフリッカの発生を低減できる。
【0026】請求項8に記載の電子機器は上記課題を解
決するために、請求項1から7のいずれか一項に記載の
電気光学装置の駆動回路と前記電気光学装置とを備えた
ことを特徴とする。
【0027】請求項8に記載の電子機器によれば、上述
した本願発明の電気光学装置の駆動回路と電気光学装置
とを備えており、所定期間における電力消費を低減しつ
つフリッカを防止できるので、省エネルギ化及び表示画
像の高品位化が図られた電子機器を実現できる。
【0028】請求項9に記載の電子機器は請求項8に記
載の電子機器において、前記データ線駆動手段は、前記
クロック信号が供給されると共に前記クロック信号に同
期して前記複数のデータ線の夫々に対応する転送信号を
順次発生するシフトレジスタ回路と、前記複数のデータ
線に夫々接続されており前記画像信号及び前記転送信号
が供給されると共に前記画像信号を前記データ線毎に前
記転送信号に応じてサンプリングして前記データ信号と
して夫々印加する複数のサンプリングスイッチとを備え
たことを特徴とする。
【0029】請求項9に記載の電子機器によれば、クロ
ック信号が供給されると、シフトレジスタ回路により、
クロック信号に同期して複数のデータ線の夫々に対応す
る転送信号が順次発生される。そして、複数のサンプリ
ングスイッチにより画像信号が、この転送信号に応じて
データ線毎にサンプリングされ、データ信号としてデー
タ線に夫々印加される。従って、所定期間においてクロ
ック信号が休止されると、シフトレジスタ回路からの転
送信号の発生が休止され、サンプリングスイッチによる
画像信号のサンプリングも休止される。この結果、所定
期間における電力消費が低減される。
【0030】請求項10に記載の電気光学装置の駆動方
法は上記課題を解決するために、マトリクス状に配置さ
れた複数のデータ線及び複数の走査線と、該複数のデー
タ線の各々及び該複数の走査線の各々に接続されたスイ
ッチング手段と、該スイッチング手段に接続された画素
電極と、画像信号線を介して供給される画像信号をクロ
ック信号に応じてサンプリングして前記複数のデータ線
に印加するデータ線駆動手段と、前記複数の走査線に走
査信号を供給する走査線駆動回路とを備えた電気光学装
置の駆動方法であって、一の垂直期間と該一の垂直期間
の次の垂直期間との間において、所定電位の電圧信号を
前記画像信号線を介して前記データ線に供給した後に、
前記クロック信号を一時的に休止することを特徴とす
る。
【0031】請求項10に記載の電気光学装置の駆動方
法によれば、一の垂直期間と該一の垂直期間の次の垂直
期間との間において、先ず、所定電位の電圧信号が、画
像信号線を介してデータ線に供給される。その後、クロ
ック信号が一時的に休止される。この結果、垂直帰線期
間内における所定期間中は、クロック信号に応じたデー
タ線駆動手段のサンプリングが休止されるので、印加電
圧として消費される電力消費を低減できる。そして特に
所定期間は、垂直帰線期間内において電圧信号が印加さ
れた後に設定されているので、例えば、フィールド反転
駆動方式の場合でも奇数フィールド走査後であるか偶数
フィールド走査後であるかを問わずに各所定期間におけ
るデータ線上の電位は基本的に所定電位とされる。即
ち、この所定期間の周期の2倍の周期を持つフリッカの
発生を低減できる。
【0032】請求項11に記載の電気光学装置の駆動方
法は上記課題を解決するために、マトリクス状に配置さ
れた複数のデータ線及び複数の走査線と、該複数のデー
タ線の各々及び該複数の走査線の各々に接続されたスイ
ッチング手段と、該スイッチング手段に接続された画素
電極と、画像信号線を介して供給される画像信号をクロ
ック信号に応じてサンプリングして前記複数のデータ線
に印加するデータ線駆動手段と、前記複数の走査線に走
査信号を供給する走査線駆動回路とを備えた電気光学装
置の駆動方法であって、一の垂直期間と該一の垂直期間
の次の垂直期間との間において、一水平走査期間以上経
過した後に、前記クロック信号を一時的に休止すること
を特徴とする。
【0033】請求項11に記載の電気光学装置の駆動方
法によれば、一の垂直期間と該一の垂直期間の次の垂直
期間との間において、一水平走査期間以上経過した後
に、クロック信号が一時的に休止される。この結果、垂
直帰線期間内においてクロック信号に応じたデータ線駆
動手段のサンプリングが休止される間には、印加電圧と
して消費される電力消費を低減できる。そして特に、垂
直帰線期間中において、クロック信号が休止されるまで
の間に、画像信号が少なくとも一水平走査分だけ即ち、
全てのデータ線に対してサンプリングされ、全てのデー
タ線上の電位は所定電位とされ、その後のクロックの休
止中には、全てのデータ線上の電位は基本的に所定電位
に維持される。また、クロック信号の休止中は、全デー
タ線が画像信号線と接続して、フリッカとならない周波
数で画像信号を極性反転してもよい。
【0034】請求項12に記載の電気光学装置の駆動回
路は上記課題を解決するために、マトリクス状に配置さ
れた複数のデータ線及び複数の走査線と、該複数のデー
タ線の各々及び該複数の走査線の各々に接続されたスイ
ッチング手段と、該スイッチング手段に接続された画素
電極とを備えた電気光学装置の駆動回路であって、画像
信号線を介して供給される画像信号をクロック信号に応
じてサンプリングして前記複数のデータ線に対しデータ
信号として夫々印加するデータ線駆動手段と、前記デー
タ信号及び走査信号により垂直走査を行うべく前記複数
の走査線に該走査信号を印加する走査線駆動手段と、前
記画像信号を前記垂直走査に対応する形式に処理し、且
つ前記画素電極に夫々印加される印加電圧の極性が少な
くとも前記走査線毎に反転するように処理した後に前記
画像信号線に供給する信号処理手段と、前記クロック信
号を前記データ線駆動手段へ供給し、且つ垂直帰線期間
内の所定期間中は前記クロック信号を休止するクロック
供給制御手段とを備えており、前記データ線駆動手段
は、前記クロック信号が供給されると共に前記クロック
信号に同期して前記複数のデータ線の夫々に対応する転
送信号を順次発生するシフトレジスタ回路と、前記複数
のデータ線に夫々接続されており前記画像信号及び前記
転送信号が供給されると共に前記画像信号を前記データ
線毎に前記転送信号に応じてサンプリングして前記デー
タ信号として夫々印加する複数のサンプリングスイッチ
と、前記所定期間において、前記複数のサンプリングス
イッチを一斉にサンプリング状態とするサンプリングス
イッチ制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0035】請求項12に記載の電気光学装置の駆動回
路によれば、画像信号が外部画像信号源から入力される
と、先ず信号処理手段により、この画像信号は、垂直走
査に対応する形式に処理され且つ印加電圧の極性が少な
くとも走査線毎に反転するように処理される。そして、
これらの処理を経た画像信号が、画像信号線に供給され
る。これと並行して、クロック供給制御手段により、ク
ロック信号は、データ線駆動手段へ供給される。このよ
うにクロック信号が供給されると、シフトレジスタ回路
により、クロック信号に同期して複数のデータ線の夫々
に対応する転送信号が順次発生される。そして、複数の
サンプリングスイッチにより、画像信号がこの転送信号
に応じてデータ線毎にサンプリングされ、データ信号と
してデータ線に夫々印加される。同時に、走査線駆動手
段により、複数の走査線に走査信号が印加される。これ
らにより、複数の画素電極において、データ信号及び走
査信号により走査線(行)反転駆動方式の垂直走査が行
われる。
【0036】他方、垂直帰線期間内の所定期間中には、
このクロック信号がクロック供給制御手段により休止さ
れる。この結果、所定期間中は、クロック信号に応じた
データ線駆動手段のサンプリングが休止されるので、印
加電圧として消費される電力消費を、クロック信号を休
止しなかった従来の場合と比較して、全時間に対する所
定期間の比率分だけ低減できる。そして特に所定期間に
は、複数のサンプリングスイッチが一斉にサンプリング
状態とされて、画像信号が一斉に複数のデータ線に印加
されるので、所定期間におけるデータ線上の電位は、一
水平走査期間に等しい期間毎に極性が反転する電位とさ
れる。即ち、前述した図16の例のようにデータ線上の
電位が相前後する所定期間で相異なった値に固定される
ことはないので、所定期間の周期の2倍の周期を持つフ
リッカの発生を低減できる。
【0037】請求項13に記載の電気光学装置の駆動回
路は請求項12に記載の電気光学装置の駆動回路におい
て、前記信号処理手段は前記所定期間に、一水平走査期
間で極性が反転すると共に所定電位のダミー信号を前記
画像信号の代わりに前記データ線駆動手段へ供給するこ
とを特徴とする。
【0038】請求項13に記載の電気光学装置の駆動回
路によれば、所定期間中には、一水平走査期間で極性が
反転すると共に所定電位のダミー信号が、画像信号の代
わりに画像信号線に供給される。従って、各所定期間に
おけるデータ線上の電位は一水平走査期間に等しい期間
毎に極性が反転する電位とされ、前述のフリッカの発生
を低減できる。
【0039】請求項14に記載の電気光学装置の駆動回
路は請求項13に記載の電気光学装置の駆動回路におい
て、前記信号処理手段は、前記印加電圧の最大値に対応
する電位を前記所定電位として前記ダミー信号を供給す
ることを特徴とする。
【0040】請求項14に記載の電気光学装置の駆動回
路によれば、各所定期間におけるデータ線上の電位は、
印加電圧の最大値に対応する電位、例えば当該電気光学
装置が液晶装置である場合のノーマリーホワイトモード
で黒表示に対応する電位等とされるので、前述のフリッ
カの発生を低減できる。
【0041】請求項15に記載の電子機器は上記課題を
解決するために、請求項12から14のいずれか一項に
記載の電気光学装置の駆動回路と前記電気光学装置とを
備えたことを特徴とする。
【0042】請求項15に記載の電子機器によれば、上
述した本願発明の電気光学装置の駆動回路と電気光学装
置とを備えているので、所定期間における電力消費を低
減しつつフリッカを防止できるので、省エネルギ化及び
表示画像の高品位化が図られた電子機器を実現できる。
【0043】本発明のこのような作用及び他の利得は次
に説明する実施の形態から明らかにされよう。
【0044】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0045】(第1の実施の形態)先ず、第1の実施の
形態について図1から図6を参照して説明する。図1
は、駆動回路を備えた液晶パネルからなる電気光学装置
の一例として液晶装置及び該駆動回路に画像信号、クロ
ック信号等を供給する信号供給装置の全体ブロック図で
あり、図2は、この液晶装置のTFTアレイ基板上に設
けられた各種配線、周辺回路等の構成を示すブロック図
である。図3(a)は、図1の駆動回路が有するサンプ
リング回路の回路図であり、図3(b)は、そのタイミ
ングチャートである。図4(a)は、図1の信号供給装
置に含まれるタイミング発生回路の要部ブロック図であ
り、図4(b)は、そのタイミングチャートである。図
5及び図6は夫々、図1の信号供給装置及び駆動回路に
おける各種信号のタイミングチャートである。本実施の
形態は、本発明をTFT駆動によるアクティブマトリク
ス駆動方式の液晶装置に適用したものである。
【0046】図1において、液晶装置200は、一対の
基板間に液晶が封入されてなる液晶表示部1a、データ
線駆動回路101、及び走査線駆動回路104を備えて
構成されている。データ線駆動回路101は、画像信号
線400から供給される画像信号Viをデータ信号印加
の基準クロック信号であるクロック信号CLXに応じて
サンプリングして複数のデータ線35に対しデータ信号
として夫々印加する。そして、走査線駆動回路104
は、マトリクス状に配置された複数の画素部からなる液
晶表示部1aにおいて、データ信号及び走査信号により
走査線31に垂直な方向(Y方向)に垂直走査を行うべ
く、走査信号印加の基準クロックであるクロック信号C
LYに基づいて、複数の走査線31に対し走査信号を順
次印加するように構成されている。
【0047】液晶装置200は更に、サンプリング回路
301を備えて構成されている。サンプリング回路30
1は、複数のデータ線35に夫々接続された複数のサン
プリングスイッチ302を備える。各サンプリングスイ
ッチ302には、画像信号Viが供給され、データ線駆
動回路101に含まれる後述のシフトレジスタ回路(図
3参照)からの転送信号により各サンプリングスイッチ
302は閉じられる。即ち、画像信号Viをデータ線3
5毎に転送信号に応じてサンプリングして、複数のデー
タ線35にデータ信号として夫々印加するように構成さ
れている。
【0048】他方、信号供給装置300は、信号処理回
路310、タイミング発生回路320、定電位源330
及び切り換えスイッチ340を備えて構成されている。
【0049】信号処理回路310は、画像信号Viを垂
直走査に対応する形式に処理し、且つ液晶表示部1aを
構成する複数の画素部における液晶部分に夫々印加され
る液晶印加電圧の極性が少なくとも走査線31毎に(即
ち、行毎に)反転するように処理した後に、切り換えス
イッチ340及び画像信号線400に供給するように構
成されている。
【0050】定電位源330は、切り換えスイッチ34
0により画像信号線400に接続されることにより、垂
直走査の垂直帰線期間に所定電位の電圧信号VOLを画
像信号Viの代わりに、画像信号線400に供給するよ
うに構成されている。
【0051】そして、クロック供給制御手段の一例を構
成するタイミング発生回路320は、クロック信号CL
Xをデータ線駆動回路101へ供給し、且つ電圧信号V
OLがデータ線に印加された後の垂直帰線期間内の所定
長さの休止期間中はクロック信号CLXを休止するよう
に構成されている。
【0052】次に、図2を参照して、液晶装置200の
構成について更に説明する。尚、図2には、図1に示し
た液晶装置200の具体例として、画像信号Viが6相
展開された画像信号VID1〜VID6からなり、更に
データ線駆動回路101、走査線駆動回路104及びサ
ンプリング回路301が全て同一基板上に形成された装
置例を示すが、駆動回路の形成箇所はこれに限られるも
のではない。例えば、駆動回路を外付けIC(集積回
路)から構成して液晶表示部1aを含む液晶パネルに接
続してもよい。
【0053】図2において、液晶装置200は、例えば
石英基板、ハードガラス或いはシリコン基板等からなる
TFTアレイ基板1を備えている。TFTアレイ基板1
上には、マトリクス状に設けられた複数の画素電極11
と、X方向に複数配列されており夫々がY方向に沿って
伸びるデータ線35(ソース電極線)と、Y方向に複数
配列されており夫々がX方向に沿って伸びる走査線31
(ゲート電極線)と、各データ線35と画素電極11と
の間に夫々介在すると共に該間における導通状態及び非
導通状態を、走査線31を介して夫々供給される走査信
号に応じて夫々制御する複数のTFT30とが形成され
ている。またTFTアレイ基板1上には、画素電極11
に印加した電圧を長く維持する蓄積容量のための配線で
ある容量線31’(蓄電容量電極)が、走査線31と平
行に形成されている。
【0054】TFTアレイ基板1上には更に、サンプリ
ング回路301と、データ線駆動回路101と、走査線
駆動回路104とが形成されている。
【0055】走査線駆動回路104は、シフトレジスタ
回路を有しており、信号供給装置300から供給される
クロック信号CLY、シフトレジスタスタート信号D
Y、電源等に基づいて、このシフトレジスタ回路から出
力される転送信号から所定波形及び所定タイミングの走
査信号を生成し、走査線31(ゲート電極線)にパルス
的に線順次で印加するように構成されている。
【0056】データ線駆動回路101は、後述のシフト
レジスタ回路(図3参照)を有しており、信号供給装置
300から供給されるクロック信号CLX、シフトレジ
スタスタート信号DX、電源等に基づいて、このシフト
レジスタ回路から出力される転送信号から所定波形及び
所定タイミングのサンプリング回路駆動信号を生成し、
走査線駆動回路104が走査信号を印加するタイミング
に合わせて、6本の画像入力信号線VID1〜VID6
夫々について、データ線35毎にサンプリング回路30
1にサンプリング回路駆動信号線306を介して供給す
る。
【0057】サンプリング回路301は、例えばTFT
から構成されるサンプリングスイッチ302を各データ
線35毎に備えており、画像入力信号線VID1〜VI
D6がサンプリングスイッチ302のソース電極に接続
されており、サンプリング回路駆動信号線306がサン
プリングスイッチ302のゲート電極に接続されてい
る。そして、画像入力信号線VID1〜VID6を介し
て、6つのパラレルな画像信号Viが入力されると、こ
れらの画像信号Viをサンプリングする。また、サンプ
リング回路駆動信号線306を介して、データ線駆動回
路101からサンプリング回路駆動信号が入力される
と、6本の画像入力信号線VID1〜VID6夫々につ
いてサンプリングされた画像信号Viを、各データ線群
を構成する6本の隣接するデータ線35に同時に印加
し、更にこのような画像信号Viの印加をデータ線群毎
に順次行う。即ち、データ線駆動回路101とサンプリ
ング回路301とは、6相展開されて画像入力信号線V
ID1〜VID6から入力された6つのパラレルな画像
信号Viを、データ線35に供給するように構成されて
いる。このようなサンプリング回路301は、高周波数
の画像信号Viを各データ線35に所定のタイミングで
安定的に走査信号と同期して供給するために、画像信号
をサンプリングする回路である。サンプリング回路30
1のサンプリング能力に応じて、当該サンプリング回路
301に入力する画像信号Viの相展開の数が定まる。
即ち、データ線35の数を固定して考えた場合には、こ
のサンプリング能力が高い程、画像信号Viの相展開の
数を減らすことが出来る。この結果、高解像度の表示を
行うために画像信号処理IC等の画像信号の信号源にか
かる負担が、サンプリング回路301により軽減され
る。
【0058】以上図2を参照しての説明では、サンプリ
ング回路301は、一つのデータ線群に属する6本のデ
ータ線35に対して、6相展開された画像信号Viをサ
ンプリングした後に同時に印加し、更にこのような画像
信号Viの印加をデータ線群毎に順次行うように構成し
たが、この相展開の数及び同時に印加するデータ線の数
(即ち、データ線群を構成するデータ線の数)は、6に
限られない。例えば、当該サンプリング回路301にお
けるサンプリング能力が高ければ、1本のデータ線35
に対して順次に、相展開されていない画像信号Viを供
給するように構成してもよいし、若しくは、3本、12
本、24本等のデータ線に対して3相展開、12相展
開、24相展開等された画像信号Viを供給するように
構成してもよい。尚、この数としては、カラー画像信号
が3つの色に係る信号からなることとの関係から、3の
倍数であることが制御や回路を簡易化する上で好まし
い。
【0059】尚、図2に例示したような画像信号Viを
画像信号VID1〜VID6に相展開する処理は、図1
に示した信号処理回路310で行ってもよいし、信号供
給装置300内における切り換えスイッチ340の後段
に別途相展開回路を設けて行うようにしてもよい。
【0060】次に、図3を参照して、データ線駆動回路
101が有するシフトレジスタ回路の具体的な回路構成
及び動作について説明する。尚、図3(a)は、イネー
ブル回路と共にシフトレジスタ回路を示す回路図であ
り、図3(b)は、データ線駆動回路101における各
種信号のタイミングチャートである。
【0061】先ず、図3(a)において、シフトレジス
タ回路101aの各段の出力に対応してイネーブル回路
112が夫々設けられている。シフトレジスタ回路10
1aの各段は、右方向(左から右へ向かう方向)に対応
する転送方向で各段から転送信号が順次出力されるよう
に、所定周期の基準クロック信号CLX及びその反転信
号CLX’の2値レベルが変化する毎に転送信号に帰還
をかけて次段に転送する2つのクロックドインバータを
夫々含んで構成されている。また、イネーブル回路11
2は、シフトレジスタ回路101aの奇数段目から出力
される転送信号のパルス幅を第1イネーブル信号ENB
1のパルス幅に制限すると共に偶数段目から出力される
転送信号のパルス幅を第2イネーブル信号ENB2のパ
ルス幅に制限するように、転送信号とイネーブル信号E
NB1又はENB2との排他的論理積をとるNAND回
路と、その結果を反転させるインバータ回路とから構成
されている。シフトレジスタ回路101aには、転送信
号の転送をスタートさせるための信号DXが図中左側か
ら入力される。
【0062】図3(b)のタイミングチャートに示すタ
イミングで、この信号DX、クロック信号CLX及びそ
の反転信号CLX’と、第1及び第2イネーブル信号E
NB1及びENB2とが入力されると、上述のように構
成されたシフトレジスタ回路101aからは、クロック
信号CLXの半周期だけ順次遅れる転送信号が順次出力
される。すると、イネーブル回路112により、この転
送信号のパルス幅が信号ENB1及びENB2のパルス
幅に制限されて、クロック信号CLXのパルス幅よりも
幅の狭いパルスから夫々なるサンプルホールド回路駆動
信号Q1、Q2、Q3、…、Qn(但し、nは奇数)
が、サンプリング回路301に順次供給される。
【0063】次に、図4を参照して図1に示したタイミ
ング回路320について更に説明する。
【0064】図4(a)において、タイミング発生回路
320は、二つのカウンタ321及び322、並びにト
ランスミッションゲート324を含んで構成されてい
る。
【0065】カウンタ321には、図1に示した信号処
理回路310から供給される画像信号Voの垂直同期信
号Vsyncが入力され、更に、タイミング発生回路320
内で基準発振信号OS1から分周して生成したクロック
信号CLYが入力される。そして、Vsyncを基準とし
て、クロック信号CLYの2倍の周波数を持つ垂直カウ
ント基準信号OFHをカウントすることにより、図4
(b)に示したような、表示期間と垂直帰線期間とでレ
ベルが変化する(垂直帰線期間中にハイレベルとなる)
2値信号であるブランキング信号BLK1を生成して、
図1に示した切り換えスイッチ340の制御端子へ出力
する。
【0066】他方、カウンタ322には、図1に示した
ように信号処理回路310から垂直同期信号Vsyncが入
力され、更に、基準発振信号OS1から分周して生成し
たクロック信号CLYが入力される。そして、Vsyncを
基準として、垂直カウント基準信号OFHをカウントす
ることにより、図4(b)に示したような、垂直帰線期
間の開始時点から少なくともクロック信号CLYの1周
期分(期間ΔT)だけ信号BLK1よりも後に、ハイレ
ベルとなる2値信号であるブランキング信号BLK2を
生成して、トランスミッションゲート324の制御端子
に出力する。
【0067】トランスミッションゲート324には、基
準発振信号OS1から分周して生成したクロック信号C
LXが入力され、信号BLK2がローレベルとされてい
る期間には図1に示したデータ線駆動回路101にクロ
ック信号CLXがそのまま供給される。他方、信号BL
K2がハイレベルとされている期間(休止期間)には、
クロック信号CLXは休止(停止)され、図1に示した
データ線駆動回路101に対しクロック信号CLXは供
給されない。
【0068】次に、以上のように構成された液晶表示装
置200及び信号供給装置300の動作について、図1
のブロック図並びに図5及び図6のタイミングチャート
を参照して説明する。
【0069】先ず、信号供給装置300に、画像信号V
oがプレーヤ、デコーダ、チューナ等の外部画像信号源
から入力されると、信号処理回路310により、この画
像信号Voは、垂直走査に対応する形式に処理され且つ
液晶印加電圧の極性が少なくとも走査線31毎(行毎)
に反転するように処理される。そして、これらの処理を
経た画像信号Viが、切り換えスイッチ340及び画像
信号線400に供給される。この画像信号Viは、例え
ば図5の最上段に示したように、525本の走査線から
一フレームが構成される画像信号Viであり、奇数フィ
ールド(走査線No.1〜263)においては、走査線
No.1〜10が液晶表示部1aに表示されない成分で
あり、走査線No.11〜242が液晶表示部1aに表
示される成分である。これと並行して、タイミング発生
回路320により、クロック信号CLXは、データ線駆
動回路101へ供給される。このように画像信号Vi及
びクロック信号CLXが供給されると、データ線駆動回
路101により、画像信号Viは、クロック信号CLX
に応じてサンプリングされて、複数のデータ線35に対
してデータ信号として夫々印加される。同時に、走査線
駆動回路104により、複数の走査線31に走査信号が
順次印加される。これらにより、液晶表示部1aの複数
の画素部において、データ信号及び走査信号により走査
線(行)反転駆動方式の垂直走査が行われる。
【0070】他方、垂直帰線期間には、先ずタイミング
発生回路320から出力される信号BLK1により切り
換えスイッチ340が切り替えられて、定電位源330
により、所定電位の電圧信号VOLが、画像信号Viの
代わりに画像信号線400に供給される。そして特に、
データ線駆動回路101により例えば垂直帰線期間の開
始直後である走査線No.243の期間(期間ΔT)
に、画像信号線400及びサンプリングスイッチ302
を介して、電圧信号VOLがデータ線35に印加され
る。その後、タイミング発生回路320内で生成される
信号BLK2に応じて規定される休止期間(画像信号V
iの走査線No.244〜268に対応する期間)中に
は、このクロック信号CLXがタイミング発生回路32
0により休止される。
【0071】また図5には示されていないが、偶数フィ
ールド(走査線No.264〜525)についても同様
に、走査線No.264〜268が液晶表示部1aに表
示されない画像信号Viの成分であり、走査線No.2
69〜500が液晶表示部1aに表示される画像信号V
iの成分である。そして、走査線No.501の期間
(期間ΔT)に、画像信号線400及びデータ線駆動回
路101を介して電圧信号VOLがデータ線35に印加
され、その後、休止期間(画像信号Viの走査線No.
502〜次のフレームのNo.10に対応する期間)中
には、このクロック信号CLXがタイミング発生回路3
20により休止される。
【0072】以上の結果、垂直帰線期間内における休止
期間中は、クロック信号CLXに応じたデータ線駆動回
路101のサンプリングが休止される。よって、液晶印
加電圧として消費される電力消費を、クロック信号CL
Xを休止しなかった従来の場合と比較して、全時間に対
する休止期間の比率分だけ低減できる。
【0073】そして図6に示したように、休止期間は、
垂直帰線期間内において電圧信号VOLが印加された後
に設定されているので、例えば、走査線(行)反転駆動
且つフィールド反転駆動方式の場合でも、奇数フィール
ド走査後であるか偶数フィールド走査後であるかを問わ
ずに各休止期間におけるデータ線35上の電位は、基本
的に所定電位(即ち、電圧信号VOLの電位)とされ
る。即ち、前述した図16の場合のようにデータ線上の
電位が相前後する休止期間で相異なることはないので、
この休止期間の周期の2倍の周期を持つフリッカの発生
を低減できる。
【0074】本実施の形態では、定電位源330と切り
換えスイッチ340から電圧供給手段の一例が構成され
ている。しかしながら、信号処理回路310から、この
ような電源供給手段の一例を構成してもよい。即ち、信
号処理回路310を、表示期間中は画像信号Viを画像
信号線へ供給すると共に、垂直帰線期間中に所定電位の
ダミー信号を画像信号Viの代わりに画像信号線へ供給
するように構成してもよい。
【0075】本実施の形態では特に、定電位源330の
所定電位は、液晶表示部1aにおける液晶印加電圧の最
小値に対応する電位に設定されている。従って、図5の
下2段に示したように、クロック信号CLXの休止期間
中には、データ線35上の電位は、この液晶印加電圧の
最小値、即ちノーマリーホワイトモードで白に対応する
電位とされる。この結果、図16に示したようなフリッ
カは発生しない。
【0076】更に、本実施の形態では特に図5に示した
ように、走査線No.242の期間(期間ΔT)に、タ
イミング発生回路320からの信号BLK1に基づく切
り換えスイッチ340の切換動作により、垂直帰線期間
の開始時点からCLY1周期以上、即ち一水平走査期間
以上経過後にクロック信号CLXが休止される。従っ
て、垂直帰線期間中のクロック信号CLXが休止される
までの間に、画像信号Viの代わりに供給された電圧信
号VOLが、少なくとも一水平走査分だけ、即ち全ての
データ線35に対してサンプリングされ、この間に全て
のデータ線35上の電位は所定電位VOLとされる。そ
して、データ線駆動回路101のサンプリングスイッチ
302が開状態とされた、その後の休止期間において
も、全てのデータ線35上の電位は基本的に所定電位V
OLに維持される。
【0077】以上説明したように本実施の形態によれ
ば、垂直帰線期間にクロック信号CLXを休止しない従
来例と比較して、電力消費が7%程度(即ち、全時間に
対して垂直帰線期間が占める比率)も少なくて済む。し
かも、図16に示した単純に垂直帰線期間にクロック信
号を休止した比較例のようにフリッカが発生することも
ない。以上の結果、本実施の形態によれば、表示画像の
高品位化と省エネルギ化の両方を同時に図ることが出来
る。
【0078】(第2の実施の形態)次に、第2の実施の
形態について図7から図9を参照して説明する。ここに
図7は、駆動回路を備えた液晶パネルからなる電気光学
装置の他の例としての液晶装置及び該駆動回路に画像信
号、クロック信号等を供給する信号供給装置の全体ブロ
ック図であり、図8(a)は、比較例におけるクロック
信号CLXの休止のタイミングを示すタイミングチャー
トであり、図8(b)は、本実施の形態におけるクロッ
ク信号CLXの休止のタイミングを示すタイミングチャ
ートである。また、図9は、本実施の形態においてクロ
ック休止期間におけるデータ線の電位の設定方式の各種
の具体例を示したタイミングチャートである。本実施の
形態は、第1の実施の形態の場合と同様に、本発明をT
FT駆動によるアクティブマトリクス駆動方式の液晶装
置に適用したものである。尚、図7において、図1と同
じ構成要素には、同一の参照符号を付し、その説明は省
略する。
【0079】図1において、液晶装置200は、液晶表
示部1a、データ線駆動回路101、走査線駆動回路1
04及びサンプリング回路301を備えて構成されてい
る。
【0080】他方、信号供給装置300’は、信号処理
回路310’及びタイミング発生回路320’を備えて
構成されている。
【0081】本実施の形態では特に、信号処理回路31
0’は、画像信号Viを奇数及び偶数フィールド走査に
対応する形式に処理し、且つ液晶表示部1aを構成する
複数の画素部における液晶部分に夫々印加される液晶印
加電圧の極性が少なくとも走査線31毎に且つフィール
ド毎に反転するように処理した後に、画像信号線400
に供給するように構成されている。
【0082】また、タイミング発生回路320’は、ク
ロック信号CLXをデータ線駆動回路101へ供給し、
且つ垂直走査の垂直帰線期間における、奇数フィールド
走査後と偶数フィールド走査後とで一水平走査期間だけ
長さが相異なる休止期間中はクロック信号CLXを休止
するように構成されている。
【0083】以上のように構成された第2の実施の形態
の動作について、図8及び図9のタイミングチャートを
参照して説明する。
【0084】先ず、画像信号Viが外部画像信号源から
入力されると、信号処理回路310’により、この画像
信号Viは、垂直走査に対応する形式に処理され且つ液
晶印加電圧の極性が少なくとも走査線31毎に且つフィ
ールド毎に反転するように処理される。そして、これら
の処理を経た画像信号Viが、画像信号線400に供給
される。これと並行して、タイミング発生回路320’
により、クロック信号CLXは、データ線駆動回路10
1へ供給される。このように画像信号Vi及びクロック
信号CLXが供給されると、データ線駆動回路101に
より、画像信号Viは、クロック信号CLXに応じてサ
ンプリングされて、複数のデータ線35に対して、デー
タ信号として夫々印加される。同時に、走査線駆動回路
104により、複数の走査線31に走査信号が順次印加
される。これらにより、液晶表示部1aにおける複数の
画素部において、データ信号及び走査信号により走査線
(行)反転駆動且つフィールド反転駆動方式の垂直走査
が行われる。
【0085】他方、垂直帰線期間内の休止期間中には、
このクロック信号CLXがタイミング発生回路320’
により休止される。この結果、休止期間中は、クロック
信号CLXに応じたデータ線駆動回路101のサンプリ
ングが休止されるので、液晶印加電圧として消費される
電力消費を、クロック信号CLXを休止しなかった従来
の場合と比較して、全時間に対する休止期間の比率分だ
け低減できる。そして特に休止期間は、奇数フィールド
走査後(休止期間=走査線No.244〜268)と偶
数フィールド走査後(休止期間=走査線No.503〜
次のフレームの走査線No.10)とでは一水平走査期
間だけ長さが相異なるので、フィールド反転駆動を行い
つつも奇数フィールド走査後の休止期間におけるデータ
線35上の電位と偶数フィールド走査後の休止期間にお
けるデータ線35上の電位とは、少なくとも同一極性の
電位とされる。
【0086】より具体的には、図8(a)の比較例に示
したように、仮に休止期間が、奇数フィールド走査後と
偶数フィールド走査後とでは長さが同じである場合に
は、即ち、奇数フィールド走査で走査線No.11〜2
42の表示期間の後にNo.243の電位にデータ線3
5を固定し且つ偶数フィールド走査で走査線No.26
9〜500の表示期間の後にNo.501の電位にデー
タ線35を固定した場合には、フィールド反転駆動を行
うと、奇数フィールド走査後の休止期間(走査線No.
244〜268)におけるデータ線35上の電位(図8
(a)では、−極性)と偶数フィールド走査後の休止期
間(走査線No.502〜次のフレームの走査線No.
10)におけるデータ線35上の電位(図8(a)で
は、+極性)とは、極性が相異なってしまう。従って、
前述した図16の例のように休止期間の周期の2倍の周
期を持つフリッカが発生してしまう。
【0087】しかしながら、本実施の形態では、図8
(b)に示したように、休止期間は、奇数フィールド走
査後と偶数フィールド走査後とでは一水平走査期間だけ
長さが相異なるので、即ち、奇数フィールド走査後の休
止期間は走査線No.244〜268に対応する期間で
あるのに対し、偶数フィールド走査後の休止期間は走査
線No.503〜次のフレームの走査線No.10に対
応する期間であるので、これら奇数及び偶数フィールド
走査後の休止期間におけるデータ線35上の電位は、同
一極性の電位(図8(b)では、共に−極性)とされる
のである。従って、図9の画像信号線上の電位曲線50
1から504に例示したように、図8(a)や前述した
図16の例のように休止期間の周期の2倍の周期を持つ
フリッカの発生を低減できる。
【0088】図9において、電位曲線501は、奇数フ
ィールドの走査線No.243に対応する期間及び偶数
フィールドの走査線No.502に対応する期間におい
て、信号処理回路310から液晶印加電圧の最大値(ノ
ーマリーホワイトモードで黒レベル)に対応する−極性
のダミー画像信号を供給した場合を示している。この場
合には、垂直帰線期間では、基本的に(即ち、データ
線、画素部のTFT、サンプリングスイッチ等から電流
リークによる微少な電圧降下分を除いて考えれば)、デ
ータ線35の電位は、このダミー画像信号の電位に維持
される。
【0089】また、電位曲線502は、奇数フィールド
の走査線No.242に対応する期間及び偶数フィール
ドの走査線No.501に対応する期間において、信号
処理回路310から液晶印加電圧の最大値(ノーマリー
ホワイトモードで黒レベル)に対応する+極性のダミー
画像信号を供給した場合を示している。この場合には、
垂直帰線期間では基本的に、データ線35の電位は、こ
のダミー画像信号の電位に維持される。
【0090】従って、これらの電位曲線501や502
のように、画像信号及びダミー画像信号並びにクロック
信号CLXを信号処理回路310’及びタイミング発生
回路320’から液晶装置200に供給するように構成
すれば、図8(a)や前述した図16の例のように休止
期間の周期の2倍の周期を持つフリッカの発生をほぼ完
全に防止できる。
【0091】更に図9において、電位曲線503及び5
04は、電位曲線501及び502で示された場合にお
いて、奇数及び偶数フィールド走査夫々の表示期間の直
後にダミー画像信号を供給することなく、夫々の表示期
間の最後における画像信号の電位に、データ線35の電
位を固定する場合を夫々示している。
【0092】これらの電位曲線503や504のよう
に、画像信号及びクロック信号CLXを信号処理回路3
10’及びタイミング発生回路320’から液晶装置2
00に供給するように構成すれば、少なくとも各休止期
間におけるデータ線35上の電位極性は同じとされるの
で、図8(a)や前述した図16の例のようにデータ線
35上の電位が相前後する休止期間で極性が異なる電位
に振れることに起因する、休止期間の周期の2倍の周期
を持つフリッカの発生を低減できる。
【0093】(第3の実施の形態)次に、第3の実施の
形態について図10を参照して説明する。ここに図10
(a)は、第3の実施の形態におけるデータ線駆動回路
のブロック図であり、図10(b)は、そのタイミング
チャートである。本実施の形態は、第1及び第2の実施
の形態の場合と同様に、本発明をTFT駆動によるアク
ティブマトリクス駆動方式の液晶装置に適用したもので
ある。尚、本実施の形態は、図7に示した第2の実施の
形態における信号供給装置300’を備えており、第2
の実施の形態のデータ線駆動回路101に対して若干の
変更を加えて(液晶表示部1a、走査線駆動回路10
4、サンプリング回路301等については同様に)構成
したものである。従って、ここでは、本第3の実施の形
態の特徴部であるデータ線駆動回路について説明し、そ
の他の装置、回路等についての説明は省略する。
【0094】図10(a)において、データ線駆動回路
101’は、第1及び第2実施の形態の場合と同様のシ
フトレジスタ回路101a及び複数のサンプリングスイ
ッチ302を備えたサンプリング回路301に加えて、
複数のサンプリングスイッチ302に対して夫々設けら
れており、信号供給装置300’(図7参照)から供給
されるブランキング信号BLKに従ってクロック信号C
LXの休止期間に、複数のサンプリングスイッチ302
を一斉に閉じる(サンプリング状態とする)サンプリン
グスイッチ制御手段の一例を構成する複数の論理和回路
420を備えて構成されている。
【0095】次に、このように構成された第3の実施の
形態の動作を説明する。
【0096】先ず信号処理回路310’(図7参照)に
より、垂直走査に対応する形式に処理され且つ液晶印加
電圧の極性が少なくとも走査線31毎に反転するように
処理された画像信号Viが、画像信号線400を介して
サンプリング回路301に供給される。これと並行し
て、タイミング発生回路320’により、クロック信号
CLXは、シフトレジスタ回路101aへ供給される。
このようにクロック信号CLXが供給されると、シフト
レジスタ回路101aにより、クロック信号CLXに同
期して、複数のデータ線35の夫々に対応する転送信号
が順次発生される。そして、複数のサンプリングスイッ
チ302により、画像信号Viがこの転送信号に応じて
データ線35毎にサンプリングされ、データ信号として
データ線35に夫々印加される。同時に、図示しない走
査線駆動回路101(図7参照)により、複数の走査線
31に走査信号が順次印加される。これらにより、液晶
表示部1aにおける複数の画素部において、データ信号
及び走査信号により走査線(行)反転駆動方式の垂直走
査が行われる。
【0097】他方、垂直帰線期間内の休止期間中には、
このクロック信号CLXがタイミング発生回路320’
により休止される。この結果、休止期間中は、クロック
信号CLXに応じたシフトレジスタ回路101a及びサ
ンプリング回路301による高周波の液晶電圧印加動作
が休止される。このため、液晶印加電圧として消費され
る電力消費を、クロック信号を休止しなかった従来の場
合と比較して、全時間に対する休止期間の比率分だけ低
減できる。
【0098】そして特に休止期間には、サンプリングス
イッチ駆動信号線410を介してタイミング発生回路3
20’から供給されるブランキング信号BLKが各論理
和回路420を介してサンプリングスイッチ302に供
給されることにより、該サンプリングスイッチ302が
一斉に閉じられて、画像信号Viが一斉に複数のデータ
線35に印加されるので、図10(b)に示したように
休止期間T1及びT2中におけるデータ線35上の電位
は、一水平走査期間に等しい期間毎に極性が反転する電
位とされる。即ち、前述した図16の例のようにデータ
線35上の電位が相前後する休止期間で相異なった値に
固定されることはないので、休止期間の周期の2倍の周
期を持つフリッカの発生を低減できる。
【0099】特に本実施の形態では、信号処理回路31
0’は休止期間中に、一水平走査期間で極性が反転する
と共に所定電位のダミー画像信号を画像信号Viの代わ
りに画像信号線へ供給するように構成されている。この
ため、休止期間中には、一水平走査期間で極性が反転す
ると共に所定電位のダミー画像信号が、画像信号Viの
代わりに画像信号線へ供給されるので、各休止期間にお
けるデータ線35上の電位は一水平走査期間に等しい期
間毎に極性が反転する電位とされ、前述のフリッカの発
生を低減できる。この場合のダミー画像信号としては、
液晶印加電圧の最大値(即ち、ノーマリーホワイトモー
ドで黒表示)に対応する電位とされるので、前述のフリ
ッカの発生を有効に低減できる。
【0100】以上説明したように、第3の実施の実施の
形態によれば、フリッカの低減及び電力消費の低減を図
ることができる。
【0101】尚、以上の各実施の形態では、画素電極1
1及びTFT30から、画素部の一例が構成されてい
る。しかしながら、画素部は、この一例に限られるもの
ではない。例えば、データ線35及び走査線31のうち
の一方を対向電極として対向基板に設けて、TFTアレ
イ基板1に形成されたデータ線35及び走査線31のう
ちの他方と画素電極11との間に、双方向ダイオード特
性を夫々有するTFD駆動素子等の2端子型非線形素子
を夫々介在させることにより、当該対向電極、画素電極
11及び2端子型非線形素子から画素部の他の例を構成
してもよい。その他、各種のスイッチング素子、更には
各種の液晶材料(液晶相)、動作モード、液晶配列、駆
動方法等に本実施の形態を適用することが可能である。
【0102】(電子機器)次に、以上詳細に説明した液
晶装置200を備えた電子機器の実施の形態について図
11から図15を参照して説明する。
【0103】先ず図11に、このように液晶装置200
を備えた電子機器の概略構成を示す。
【0104】図11において、電子機器は、表示情報出
力源1000、前述の信号供給装置300又は300’
に対応する表示情報処理回路1002、前述の走査線駆
動回路104及びデータ線駆動回路101を含む駆動回
路1004、前述の液晶表示部1aの一例を構成する液
晶パネル10、クロック発生回路1008並びに電源回
路1010を備えて構成されている。表示情報出力源1
000は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Ra
ndom Access Memory)、光ディスク装置などのメモ
リ、同調回路等を含み、クロック発生回路1008から
のクロック信号に基づいて、所定フォーマットの画像信
号などの表示情報を表示情報処理回路1002に出力す
る。表示情報処理回路1002は、増幅・極性反転回
路、相展開回路、ローテーション回路、ガンマ補正回
路、クランプ回路等の周知の各種処理回路を含んで構成
されており、クロック信号に基づいて入力された表示情
報からデジタル信号を順次生成し、クロック信号CLKと
共に駆動回路1004に出力する。駆動回路1004
は、前述の駆動方法により液晶パネル10を駆動する。
電源回路1010は、上述の各回路に所定電源を供給す
る。尚、液晶パネル10を構成するTFTアレイ基板の
上に、駆動回路1004を搭載してもよく、これに加え
て表示情報処理回路1002を搭載してもよい。
【0105】次に図12から図15に、このように構成
された電子機器の具体例を夫々示す。
【0106】図12において、電子機器の一例たる液晶
プロジェクタ1100は、上述した駆動回路1004が
TFTアレイ基板上に搭載された液晶パネル10を含む
液晶表示モジュールを3個用意し、夫々RGB用のライ
トバルブ100R、100G及び100Bとして用いた
投写型プロジェクタとして構成されている。液晶プロジ
ェクタ1100では、白色光源のランプユニット110
2から投写光が発せられると、ライトガイド1104の
内部で、複数のミラー1106を介して、2枚のダイク
ロイックミラー1108によって、RGBの3原色に対
応する光成分R、G、Bに分けられ、各色に対応するラ
イトバルブ100R、100G及び100Bに夫々導か
れる。そして、ライトバルブ100R、100G及び1
00Bにより夫々変調された3原色に対応する光成分
は、ダイクロイックプリズム1112により再度合成さ
れた後、投写レンズ1114を介してスクリーンなどに
カラー画像として投写される。
【0107】図13において、電子機器の他の例たるラ
ップトップ型のパーソナルコンピュータ1200は、上
述した液晶パネル10がトップカバーケース内に備えら
れており、更にCPU、メモリ、モデム等を収容すると
共にキーボード1202が組み込まれた本体1204を
備えている。
【0108】図14において、電子機器の他の例たるペ
ージャ1300は、金属フレーム1302内に前述の駆
動回路1004がTFTアレイ基板上に搭載されて液晶
表示モジュールをなす液晶パネル10が、バックライト
1306aを含むライトガイド1306、回路基板13
08、第1及び第2のシールド板1310及び131
2、二つの弾性導電体1314及び1316、並びにフ
ィルムキャリアテープ1318と共に収容されている。
この例の場合、前述の表示情報処理回路1002(図1
1参照)は、回路基板1308に搭載してもよく、液晶
パネル10のTFTアレイ基板上に搭載してもよい。更
に、前述の駆動回路1004を回路基板1308上に搭
載することも可能である。
【0109】尚、図14に示す例はページャであるの
で、回路基板1308等が設けられている。しかしなが
ら、駆動回路1004や更に表示情報処理回路1002
を搭載して液晶表示モジュールをなす液晶パネル10の
場合には、金属フレーム1302内に液晶パネル10を
固定したものを液晶装置として、或いはこれに加えてラ
イトガイド1306を組み込んだバックライト式の液晶
装置として、生産、販売、使用等することも可能であ
る。
【0110】また図15に示すように、駆動回路100
4や表示情報処理回路1002を搭載しない液晶パネル
10の場合には、駆動回路1004や表示情報処理回路
1002を含むIC1324がポリイミドテープ132
2上に実装されたTCP(Tape Carrier Package)1
320に、TFTアレイ基板1の周辺部に設けられた異
方性導電フィルムを介して物理的且つ電気的に接続し
て、液晶装置として、生産、販売、使用等することも可
能である。
【0111】以上図12から図15を参照して説明した
電子機器の他にも、液晶テレビ、ビューファインダ型又
はモニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲー
ション装置、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワー
クステーション、携帯電話、テレビ電話、POS端末、
タッチパネルを備えた装置等などが図11に示した電子
機器の例として挙げられる。
【0112】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明の電気
光学装置の駆動回路によれば、垂直帰線期間中にクロッ
ク信号を休止することにより電力消費を低減でき、しか
も、フィールド或いはフレーム反転駆動方式、走査線
(行)反転駆動方式、ドット反転方式など各種の反転駆
動方式を採用した場合でも、各休止期間におけるデータ
線上の電位を所定電位にできるので、或いは少なくとも
各休止期間におけるデータ線上の電位の極性を正又は負
に統一できるので、休止期間の周期の2倍の周期を持つ
フリッカの発生を低減できる。これらの結果、装置の省
エネルギ化と画像表示の高品位化とを同時に図ることが
可能となる。
【0113】更に、本発明の電子機器によれば、高品位
の画像表示が可能でありしかも省エネルギ化が図られ
た、液晶プロジェクタ、パーソナルコンピュータ、ペー
ジャ等の様々な電子機器を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施の形態の全体構成を示すブロック
図である。
【図2】 第1の実施の形態に含まれる液晶装置のブロ
ック図である。
【図3】 図2の液晶装置が備えたデータ線駆動回路が
有するシフトレジスタ回路及びイネーブル回路の回路図
(図3(a))及びそのタイミングチャート(図3
(b))である。
【図4】 第1の実施の形態に含まれるタイミング発生
回路の要部のブロック図(図3(a))及びそのタイミ
ングチャート(図3(b))である。
【図5】 第1の実施の形態における各種信号の一のタ
イミングチャートである。
【図6】 第1の実施の形態における各種信号の他のタ
イミングチャートである。
【図7】 第2の実施の形態の全体構成を示すブロック
図である。
【図8】 第2の実施の形態の比較例におけるタイミン
グチャート(図8(a))及び一具体例におけるタイミ
ングチャート(図8(b))である。
【図9】 第2の実施の形態におけるタイミングチャー
トである。
【図10】 第3の実施の形態に含まれるデータ線駆動
回路のブロック図(図10(a))及びそのタイミング
チャート(図10(b))である。
【図11】 本発明による電子機器の実施の形態の概略
構成を示すブロック図である。
【図12】 電子機器の一例としての液晶プロジェクタ
を示す断面図である。
【図13】 電子機器の他の例としてのパーソナルコン
ピュータを示す正面図である。
【図14】 電子機器の一例としてのページャを示す分
解斜視図である。
【図15】 電子機器の一例としてのTCPを用いた液
晶装置を示す斜視図である。
【図16】 従来の液晶装置における問題点を説明する
ためのタイミングチャートである。
【符号の説明】
1…TFTアレイ基板 1a…液晶表示部 11…画素電極 31…走査線(ゲート電極) 35…データ線(ソース電極) 101、101’…データ線駆動回路 101a…シフトレジスタ回路 104…走査線駆動回路 112…イネーブル回路 200…液晶装置 301…サンプリング回路 302…サンプリングスイッチ 300、300’…信号供給装置 310、310’…信号処理回路 320、320’…タイミング発生回路 330…定電位源 340…スイッチ

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マトリクス状に配置された複数のデータ
    線及び複数の走査線と、該複数のデータ線の各々及び該
    複数の走査線の各々に接続されたスイッチング手段と、
    該スイッチング手段に接続された画素電極と、画像信号
    線を介して供給される画像信号をクロック信号に応じて
    サンプリングして前記複数のデータ線に印加するデータ
    線駆動手段と、前記複数の走査線に走査信号を供給する
    走査線駆動回路とを備えた電気光学装置の駆動回路であ
    って、 前記画像信号を垂直走査に対応する形式に処理し、且つ
    前記画素電極に夫々印加される印加電圧の極性が少なく
    とも前記走査線毎に反転するように処理した後に前記画
    像信号線に供給する信号処理手段と、 垂直帰線期間に所定電位の電圧信号を前記画像信号の代
    わりに前記画像信号線に供給する電圧供給手段と、 前記クロック信号を前記データ線駆動手段へ供給し、且
    つ前記電圧信号が前記データ線に印加された後の前記垂
    直帰線期間内の所定期間中に前記クロック信号を休止す
    るクロック供給制御手段とを備えたことを特徴とする電
    気光学装置の駆動回路。
  2. 【請求項2】 前記電圧供給手段は、前記所定電位の定
    電位源と前記信号処理手段とを選択的に前記画像信号線
    に接続するスイッチ手段を備えたことを特徴とする請求
    項1に記載の電気光学装置の駆動回路。
  3. 【請求項3】 前記信号処理手段は、前記電圧供給手段
    を含んでおり、前記垂直帰線期間中に前記所定電位のダ
    ミー信号を前記画像信号の代わりに前記画像信号線に供
    給することを特徴とする請求項1に記載の電気光学装置
    の駆動回路。
  4. 【請求項4】 前記電圧供給手段は、前記印加電圧の最
    小値に対応する電位を前記所定電位として供給すること
    を特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の電
    気光学装置の駆動回路。
  5. 【請求項5】 マトリクス状に配置された複数のデータ
    線及び複数の走査線と、該複数のデータ線の各々及び該
    複数の走査線の各々に接続されたスイッチング手段と、
    該スイッチング手段に接続された画素電極と、画像信号
    線を介して供給される画像信号をクロック信号に応じて
    サンプリングして前記複数のデータ線に印加するデータ
    線駆動手段と、前記複数の走査線に走査信号を供給する
    走査線駆動回路とを備えた電気光学装置の駆動回路であ
    って、 前記画像信号を奇数及び偶数フィールド走査に対応する
    形式に処理し、且つ前記画素電極に夫々印加される印加
    電圧の極性が少なくとも前記走査線毎且つフィールド毎
    に反転するように処理した後に前記画像信号線に供給す
    る信号処理手段と、 前記クロック信号を前記データ線駆動手段へ供給し、且
    つ垂直帰線期間における、前記奇数フィールド走査後と
    前記偶数フィールド走査後とで一水平走査期間だけ長さ
    が相異なる所定期間中は前記クロック信号を休止するク
    ロック供給制御手段とを備えたことを特徴とする電気光
    学装置の駆動回路。
  6. 【請求項6】 前記信号処理手段は、前記垂直帰線期間
    に所定電位のダミー信号を前記画像信号の代わりに前記
    画像信号線に供給することを特徴とする請求項5に記載
    の電気光学装置の駆動回路。
  7. 【請求項7】 前記信号処理手段は、前記印加電圧の最
    大値に対応する電位を前記所定電位として前記ダミー信
    号を供給することを特徴とする請求項6に記載の電気光
    学装置の駆動回路。
  8. 【請求項8】 請求項1から7のいずれか一項に記載の
    電気光学装置の駆動回路と前記電気光学装置とを備えた
    ことを特徴とする電子機器。
  9. 【請求項9】 前記データ線駆動手段は、 前記クロック信号が供給されると共に前記クロック信号
    に同期して前記複数のデータ線の夫々に対応する転送信
    号を順次発生するシフトレジスタ回路と、 前記複数のデータ線に夫々接続されており前記画像信号
    及び前記転送信号が供給されると共に前記画像信号を前
    記データ線毎に前記転送信号に応じてサンプリングして
    前記データ信号として夫々印加する複数のサンプリング
    スイッチとを備えたことを特徴とする請求項8に記載の
    電子機器。
  10. 【請求項10】 マトリクス状に配置された複数のデー
    タ線及び複数の走査線と、該複数のデータ線の各々及び
    該複数の走査線の各々に接続されたスイッチング手段
    と、該スイッチング手段に接続された画素電極と、画像
    信号線を介して供給される画像信号をクロック信号に応
    じてサンプリングして前記複数のデータ線に印加するデ
    ータ線駆動手段と、前記複数の走査線に走査信号を供給
    する走査線駆動回路とを備えた電気光学装置の駆動方法
    であって、 一の垂直期間と該一の垂直期間の次の垂直期間との間に
    おいて、所定電位の電圧信号を前記画像信号線を介して
    前記データ線に供給した後に、前記クロック信号を一時
    的に休止することを特徴とする電気光学装置の駆動方
    法。
  11. 【請求項11】 マトリクス状に配置された複数のデー
    タ線及び複数の走査線と、該複数のデータ線の各々及び
    該複数の走査線の各々に接続されたスイッチング手段
    と、該スイッチング手段に接続された画素電極と、画像
    信号線を介して供給される画像信号をクロック信号に応
    じてサンプリングして前記複数のデータ線に印加するデ
    ータ線駆動手段と、前記複数の走査線に走査信号を供給
    する走査線駆動回路とを備えた電気光学装置の駆動方法
    であって、 一の垂直期間と該一の垂直期間の次の垂直期間との間に
    おいて、一水平走査期間以上経過した後に、前記クロッ
    ク信号を一時的に休止することを特徴とする電気光学装
    置の駆動方法。
  12. 【請求項12】 マトリクス状に配置された複数のデー
    タ線及び複数の走査線と、該複数のデータ線の各々及び
    該複数の走査線の各々に接続されたスイッチング手段
    と、該スイッチング手段に接続された画素電極とを備え
    た電気光学装置の駆動回路であって、 画像信号線を介して供給される画像信号をクロック信号
    に応じてサンプリングして前記複数のデータ線に対しデ
    ータ信号として夫々印加するデータ線駆動手段と、 前記データ信号及び走査信号により垂直走査を行うべく
    前記複数の走査線に該走査信号を印加する走査線駆動手
    段と、 前記画像信号を前記垂直走査に対応する形式に処理し、
    且つ前記画素電極に夫々印加される印加電圧の極性が少
    なくとも前記走査線毎に反転するように処理した後に前
    記画像信号線に供給する信号処理手段と、 前記クロック信号を前記データ線駆動手段へ供給し、且
    つ垂直帰線期間内の所定期間中は前記クロック信号を休
    止するクロック供給制御手段とを備えており、 前記データ線駆動手段は、 前記クロック信号が供給されると共に前記クロック信号
    に同期して前記複数のデータ線の夫々に対応する転送信
    号を順次発生するシフトレジスタ回路と、 前記複数のデータ線に夫々接続されており前記画像信号
    及び前記転送信号が供給されると共に前記画像信号を前
    記データ線毎に前記転送信号に応じてサンプリングして
    前記データ信号として夫々印加する複数のサンプリング
    スイッチと、 前記所定期間において、前記複数のサンプリングスイッ
    チを一斉にサンプリング状態とするサンプリングスイッ
    チ制御手段とを備えたことを特徴とする電気光学装置の
    駆動回路。
  13. 【請求項13】 前記信号処理手段は前記所定期間に、
    一水平走査期間で極性が反転すると共に所定電位のダミ
    ー信号を前記画像信号の代わりに前記データ線駆動手段
    へ供給することを特徴とする請求項12に記載の電気光
    学装置の駆動回路。
  14. 【請求項14】 前記信号処理手段は、前記印加電圧の
    最大値に対応する電位を前記所定電位として前記ダミー
    信号を供給することを特徴とする請求項13に記載の電
    気光学装置の駆動回路。
  15. 【請求項15】 請求項12から14のいずれか一項に
    記載の電気光学装置の駆動回路と前記電気光学装置とを
    備えたことを特徴とする電子機器。
JP10521798A 1998-04-15 1998-04-15 電気光学装置の駆動回路及び駆動方法並びに電子機器 Expired - Fee Related JP3498570B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10521798A JP3498570B2 (ja) 1998-04-15 1998-04-15 電気光学装置の駆動回路及び駆動方法並びに電子機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10521798A JP3498570B2 (ja) 1998-04-15 1998-04-15 電気光学装置の駆動回路及び駆動方法並びに電子機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11296148A true JPH11296148A (ja) 1999-10-29
JP3498570B2 JP3498570B2 (ja) 2004-02-16

Family

ID=14401512

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10521798A Expired - Fee Related JP3498570B2 (ja) 1998-04-15 1998-04-15 電気光学装置の駆動回路及び駆動方法並びに電子機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3498570B2 (ja)

Cited By (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001166743A (ja) * 1999-12-07 2001-06-22 Seiko Epson Corp 電気光学装置のデータ線駆動装置及びこれを用いた電気光学装置、並びにデータ線駆動信号の位相調整方法
WO2001084226A1 (fr) * 2000-04-28 2001-11-08 Sharp Kabushiki Kaisha Unite d'affichage, procede d'excitation pour unite d'affichage, et appareil electronique de montage d'une unite d'affichage
JP2002040993A (ja) * 2000-07-21 2002-02-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd 表示装置の駆動方法、表示装置
US6515646B2 (en) 1998-07-17 2003-02-04 Advanced Display Inc. Liquid crystal display apparatus and driving method therefor
KR20030037331A (ko) * 2001-11-01 2003-05-14 비오이 하이디스 테크놀로지 주식회사 인 프레인 스위칭 모드 패널의 잔상저감을 위한 구동방법
KR100482259B1 (ko) * 2001-09-25 2005-04-13 샤프 가부시키가이샤 화상표시장치 및 표시구동방법
JP2005300702A (ja) * 2004-04-08 2005-10-27 Sony Corp 表示装置及びその駆動方法
JP2006078620A (ja) * 2004-09-08 2006-03-23 Seiko Epson Corp 電気光学装置用駆動回路及び駆動方法並びに電気光学装置及び電子機器
US7042431B1 (en) * 1999-11-09 2006-05-09 Sharp Kabushiki Kaisha Image display device and driving method of the same
JP2006145899A (ja) * 2004-11-19 2006-06-08 Seiko Epson Corp 電気光学装置用駆動回路及び方法、並びに電気光学装置及び電子機器
US7145544B2 (en) 2001-09-18 2006-12-05 Hitachi, Ltd. Liquid crystal display device and driving method of the same
JP2007041155A (ja) * 2005-08-01 2007-02-15 Toshiba Matsushita Display Technology Co Ltd 液晶表示装置
KR100848552B1 (ko) * 2001-12-28 2008-07-25 엘지디스플레이 주식회사 액정 패널의 잔상 제거장치 및 방법
WO2008096493A1 (ja) * 2007-02-09 2008-08-14 Sharp Kabushiki Kaisha 表示装置ならびにその駆動回路および駆動方法
KR100920374B1 (ko) * 2002-12-16 2009-10-07 엘지디스플레이 주식회사 액정표시장치 및 그 구동방법
JP2010170145A (ja) * 2010-03-08 2010-08-05 Seiko Epson Corp 画像表示装置及び電気光学装置の駆動方法並びに信号生成方法
WO2011001481A1 (ja) * 2009-06-30 2011-01-06 パナソニック株式会社 映像信号処理装置、映像処理システム及び半導体集積回路並びに映像信号処理方法
KR101022658B1 (ko) 2004-05-31 2011-03-22 삼성에스디아이 주식회사 신호 지연 저감형 전자 방출 장치 구동방법
US7920119B2 (en) 2004-07-09 2011-04-05 Seiko Epson Corporation Drive circuit for electro-optical apparatus, method of driving electro-optical apparatus, electro-optical apparatus, and electronic system
WO2012057044A1 (ja) * 2010-10-28 2012-05-03 シャープ株式会社 表示装置およびその表示方法、ならびに液晶表示装置
WO2013018595A1 (ja) * 2011-08-02 2013-02-07 シャープ株式会社 表示装置およびその駆動方法
JP2014041344A (ja) * 2012-07-27 2014-03-06 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 液晶表示装置の駆動方法
JP2014119750A (ja) * 2012-12-12 2014-06-30 Samsung Display Co Ltd 表示装置及びその駆動方法
JP2016170443A (ja) * 2016-06-14 2016-09-23 シャープ株式会社 液晶表示装置、データ線駆動回路、および液晶表示装置の駆動方法

Cited By (36)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6515646B2 (en) 1998-07-17 2003-02-04 Advanced Display Inc. Liquid crystal display apparatus and driving method therefor
US7042431B1 (en) * 1999-11-09 2006-05-09 Sharp Kabushiki Kaisha Image display device and driving method of the same
JP2001166743A (ja) * 1999-12-07 2001-06-22 Seiko Epson Corp 電気光学装置のデータ線駆動装置及びこれを用いた電気光学装置、並びにデータ線駆動信号の位相調整方法
WO2001084226A1 (fr) * 2000-04-28 2001-11-08 Sharp Kabushiki Kaisha Unite d'affichage, procede d'excitation pour unite d'affichage, et appareil electronique de montage d'une unite d'affichage
US7924276B2 (en) 2000-04-28 2011-04-12 Sharp Kabushiki Kaisha Display device, method of driving same and electronic device mounting same
US7321353B2 (en) 2000-04-28 2008-01-22 Sharp Kabushiki Kaisha Display device method of driving same and electronic device mounting same
JP2002040993A (ja) * 2000-07-21 2002-02-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd 表示装置の駆動方法、表示装置
US7145544B2 (en) 2001-09-18 2006-12-05 Hitachi, Ltd. Liquid crystal display device and driving method of the same
US7643001B2 (en) 2001-09-18 2010-01-05 Hitachi, Ltd. Liquid crystal display device and driving method of the same
US8456405B2 (en) 2001-09-18 2013-06-04 Hitachi Displays, Ltd. Liquid crystal display device and driving method of the same
KR100482259B1 (ko) * 2001-09-25 2005-04-13 샤프 가부시키가이샤 화상표시장치 및 표시구동방법
KR20030037331A (ko) * 2001-11-01 2003-05-14 비오이 하이디스 테크놀로지 주식회사 인 프레인 스위칭 모드 패널의 잔상저감을 위한 구동방법
KR100848552B1 (ko) * 2001-12-28 2008-07-25 엘지디스플레이 주식회사 액정 패널의 잔상 제거장치 및 방법
KR100920374B1 (ko) * 2002-12-16 2009-10-07 엘지디스플레이 주식회사 액정표시장치 및 그 구동방법
JP2005300702A (ja) * 2004-04-08 2005-10-27 Sony Corp 表示装置及びその駆動方法
JP4665424B2 (ja) * 2004-04-08 2011-04-06 ソニー株式会社 表示装置及びその駆動方法
KR101022658B1 (ko) 2004-05-31 2011-03-22 삼성에스디아이 주식회사 신호 지연 저감형 전자 방출 장치 구동방법
US7920119B2 (en) 2004-07-09 2011-04-05 Seiko Epson Corporation Drive circuit for electro-optical apparatus, method of driving electro-optical apparatus, electro-optical apparatus, and electronic system
JP2006078620A (ja) * 2004-09-08 2006-03-23 Seiko Epson Corp 電気光学装置用駆動回路及び駆動方法並びに電気光学装置及び電子機器
JP4561260B2 (ja) * 2004-09-08 2010-10-13 セイコーエプソン株式会社 電気光学装置用駆動回路及び駆動方法並びに電気光学装置及び電子機器
JP2006145899A (ja) * 2004-11-19 2006-06-08 Seiko Epson Corp 電気光学装置用駆動回路及び方法、並びに電気光学装置及び電子機器
JP2007041155A (ja) * 2005-08-01 2007-02-15 Toshiba Matsushita Display Technology Co Ltd 液晶表示装置
US8284146B2 (en) 2007-02-09 2012-10-09 Sharp Kabushiki Kaisha Display device, its driving circuit, and driving method
WO2008096493A1 (ja) * 2007-02-09 2008-08-14 Sharp Kabushiki Kaisha 表示装置ならびにその駆動回路および駆動方法
JPWO2008096493A1 (ja) * 2007-02-09 2010-05-20 シャープ株式会社 表示装置ならびにその駆動回路および駆動方法
WO2011001481A1 (ja) * 2009-06-30 2011-01-06 パナソニック株式会社 映像信号処理装置、映像処理システム及び半導体集積回路並びに映像信号処理方法
JP2011014993A (ja) * 2009-06-30 2011-01-20 Panasonic Corp 映像信号処理装置、映像処理システム及び半導体集積回路並びに映像信号処理方法
JP2010170145A (ja) * 2010-03-08 2010-08-05 Seiko Epson Corp 画像表示装置及び電気光学装置の駆動方法並びに信号生成方法
WO2012057044A1 (ja) * 2010-10-28 2012-05-03 シャープ株式会社 表示装置およびその表示方法、ならびに液晶表示装置
US9478186B2 (en) 2010-10-28 2016-10-25 Sharp Kabushiki Kaisha Display device with idle periods for data signals
WO2013018595A1 (ja) * 2011-08-02 2013-02-07 シャープ株式会社 表示装置およびその駆動方法
CN103843056A (zh) * 2011-08-02 2014-06-04 夏普株式会社 显示装置及其驱动方法
JPWO2013018595A1 (ja) * 2011-08-02 2015-03-05 シャープ株式会社 表示装置およびその駆動方法
JP2014041344A (ja) * 2012-07-27 2014-03-06 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 液晶表示装置の駆動方法
JP2014119750A (ja) * 2012-12-12 2014-06-30 Samsung Display Co Ltd 表示装置及びその駆動方法
JP2016170443A (ja) * 2016-06-14 2016-09-23 シャープ株式会社 液晶表示装置、データ線駆動回路、および液晶表示装置の駆動方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3498570B2 (ja) 2004-02-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3498570B2 (ja) 電気光学装置の駆動回路及び駆動方法並びに電子機器
JP3987119B2 (ja) 液晶パネルの駆動装置、液晶装置及び電子機器
TWI257601B (en) Picture display device and method of driving the same
JP2001343923A (ja) 電気光学装置の駆動方法、画像処理回路、電気光学装置および電子機器
JP5332485B2 (ja) 電気光学装置
JP2002108309A (ja) 電気光学パネルまたはその駆動方法、電気光学装置、および電子機器
JP2000310963A (ja) 電気光学装置の駆動回路及び電気光学装置並びに電子機器
JP2000081858A (ja) 電気光学装置の駆動回路及び電気光学装置並びに電子機器
JP3405579B2 (ja) 液晶表示装置
JP3659103B2 (ja) 電気光学装置、電気光学装置の駆動回路および駆動方法、電子機器
KR100317823B1 (ko) 평면표시장치와, 어레이기판 및 평면표시장치의 구동방법
JP2001075534A (ja) 液晶表示装置
JP3755323B2 (ja) 電気光学装置の駆動回路、電気光学装置および電子機器
JP4683679B2 (ja) 液晶表示装置の駆動方法
JPH1165536A (ja) 画像表示装置、画像表示方法及びそれを用いた電子機器並びに投写型表示装置
JP3663943B2 (ja) 電気光学装置および電子機器
JP2747230B2 (ja) 信号処理装置
JP2001033760A (ja) 液晶装置およびその駆動方法並びに駆動回路
JP2001166744A (ja) 電気光学装置の駆動回路、データ線駆動回路、走査線駆動回路、電気光学装置、および電子機器
JP2001059957A (ja) 液晶装置およびその駆動方法並びに投射型表示装置
JP2003202847A (ja) 液晶装置及びその駆動方法、並びにそれを用いた投写型表示装置及び電子機器
KR20040010360A (ko) 전기 광학 장치, 전기 광학 장치용 구동 회로, 전기 광학장치를 구동하는 구동 방법 및 전자 기기
JP2003066888A (ja) 電気光学装置、その駆動方法および駆動回路、電子機器
JP2000137205A (ja) 電気光学装置の駆動回路及び電気光学装置
JP2004061631A (ja) 電気光学装置、フレキシブルプリント基板及び電子機器

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20031104

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081205

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081205

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091205

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101205

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101205

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111205

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111205

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121205

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121205

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131205

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees