JP2001166744A - 電気光学装置の駆動回路、データ線駆動回路、走査線駆動回路、電気光学装置、および電子機器 - Google Patents

電気光学装置の駆動回路、データ線駆動回路、走査線駆動回路、電気光学装置、および電子機器

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JP2001166744A
JP2001166744A JP34765799A JP34765799A JP2001166744A JP 2001166744 A JP2001166744 A JP 2001166744A JP 34765799 A JP34765799 A JP 34765799A JP 34765799 A JP34765799 A JP 34765799A JP 2001166744 A JP2001166744 A JP 2001166744A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データ線駆動回路や走査線駆動回路の出力信
号のオーバーラップ期間の発生を外部信号を使用せずに
防止する。 【解決手段】 例えば、複数のラッチ回路1430は、
クロック信号CLXおよび反転クロック信号CLXINV
に応じて転送開始パルスDXを順次シフトして出力す
る。この場合に、連続する2つの単位回路1430の間
にそれぞれ対応して設けられる各NAND回路1464
の出力信号のアクティブ期間を、該連続する2つの単位
回路のうち後段の単位回路1430から出力される信号
をtdだけ遅延させた信号により制限する(各NOR回
路1474)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高品位な表示が可
能な電気光学装置、その駆動回路、データ線駆動回路お
よび走査線駆動回路、ならびに、この電気光学装置を表
示部に用いた電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の液晶装置は、画像表示領域に複数
のデータ線および複数の走査線を形成し、各データ線と
各走査線の交差に各々対応して薄膜トランジスタ(Thin
FilmTransistor:以下「TFT」と称する)および画
素電極を設けてある。各TFTは対応する走査線の電圧
によってオン・オフが制御される。そして、TFTがオ
ン状態になると、データ線の電圧がTFTを介して画素
電極に印加されるようになっている。
【0003】液晶装置の駆動回路は、画像表示領域に配
線されたデータ線や走査線などに、画像信号や走査信号
などを所定タイミングで供給するためのデータ線駆動回
路や、走査線駆動回路、サンプリング回路などから構成
されている。これらの駆動回路を構成する能動素子は、
画像表示領域に形成されるTFTを同一のプロセスによ
って形成されるPチャンネル型およびNチャンネル型の
TFTである。
【0004】データ線駆動回路は、水平走査期間の最初
に供給される転送信号をクロック信号に応じて順次シフ
トして、これをサンプリング信号として出力する回路で
あり、走査線駆動回路は、複数のラッチ回路を備え、垂
直走査期間の最初に供給される転送信号をクロック信号
に応じて順次シフトして、これを走査信号として出力す
る回路である。また、サンプリング回路は、各データ線
毎に設けられるサンプリング用のスイッチを備え、外部
から供給される画像信号を、データ線駆動回路によるサ
ンプリング信号に従いサンプリングし、各データ線に供
給する回路である。
【0005】図13は、従来技術に係るデータ線駆動回
路1400の構成を示すブロック図である。データ線駆
動回路1400は、ラッチ回路1430およびNAND
回路1464から構成される。このうち、ラッチ回路1
430はクロック信号CLXおよびその反転クロック信
号CLXINVのレベル遷移(立ち上がり、立ち下がり)
時において、その直前の入力レベルを出力する回路であ
る。この出力信号は次段に位置するラッチ回路1430
の入力信号として供給されるため、初段のラッチ回路1
430に供給された転送開始パルスDXは、クロック信
号CLXおよび反転クロック信号CLXINVに応じて、
各々のラッチ回路1430から順次出力される。また、
各NAND回路1464は、連続する2つのラッチ回路
1430の間に各々設けられ、それらからサンプリング
信号Q1〜Qnが出力される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、データ線駆
動回路1400は、上述したようにPチャンネル型およ
びNチャンネル型のTFTによって構成される。TFT
のオン電流やVth(トランジスタのスレッショルド電
圧)特性は、同一基板上に存在するものであっても、そ
の基板位置によりバラツキが生じる。例えば、TFTの
Vthの値は、製造プロセスにおけるイオンドーピーン
グによって調整されるが、ドーピング量を広い面積にわ
たって理想的に均一とすることは極めて難しい。このた
め、離れた位置に形成されるTFTでは、Vthが相違
してしまう。
【0007】このようにデータ線駆動回路1400を構
成する各TFTの特性がバラツクと、各NAND回路1
464や各ラッチ回路1430の伝搬遅延時間やあるい
は信号の立ち上がり時間がバラツクことになる。
【0008】ここでは、Pチャネル型TFTのVth値
にバラツキが生じた場合を想定し、これに起因する問題
点を具体的に説明する。一般に、TFTによりラッチ回
路1430やNAND回路1464を構成する場合、P
チャネル型TFTを高電位側電源に接続して用いる。こ
のため、Pチャネル型TFTのVth値がバラツクと、
ラッチ回路1430やNAND回路1464の出力信号
の立ち上がりエッジの発生タイミングにバラツキが生じ
ることになる。
【0009】図14に示すタイミングチャートは、ラッ
チ回路1430やNAND回路1464の出力信号の波
形をバラツキまで含めて示したものである。同図におい
て、黒く塗りつぶした領域が立ち上がりエッジに起因す
るバラツキ範囲である。
【0010】仮に、1段目のラッチ回路1430の伝搬
遅延時間が最小であれば、該ラッチ回路1430の出力
信号P1はタイミングt1においてLレベルからHレベ
ルに立ち上がる。一方、その伝搬遅延時間が最大であれ
ば、出力信号P1はタイミングt2においてLレベルか
らHレベルに立ち上がる。結果、この信号P1のアクテ
ィブ(Hレベル)期間の開始時はタイミングt1からt
2までの範囲のバラツキを生じることになる。図におい
ては、このバラツキの期間をtbと示している。ここで
は、Pチャネル型TFTのVth値のバラツキのみを考
慮しているため、出力信号P1のアクティブ(Hレベ
ル)期間の終了時はタイミングt5でありバラツキは存
在していない。
【0011】2段目のラッチ回路1430も同様にし
て、該ラッチ回路の出力信号P2のアクティブ(Hレベ
ル)期間の開始タイミングt3からt4の範囲、つまり
tbの期間のバラツキが生じており、アクティブ(Hレ
ベル)期間の終了タイミングt6となる。以下、3段目
以降のラッチ回路1430についても同様である。
【0012】次に、1段目と2段目のラッチ回路143
0の間に設置されるNAND回路1464の出力信号Q
1について考える。該NAND回路1464に供給され
る信号P1およびP2には、上述したように、アクティ
ブ(Hレベル)期間の開始時にバラツキが存在してい
る。このうち、信号P2のアクティブ(Hレベル)期間
の開始時におけるバラツキが、該NAND回路1464
の出力信号Q1のアクティブ(Lレベル)期間の開始時
のバラツキ(タイミングt3からt4、期間tb)を生
じさせている。また、該NAND回路1464を構成す
るPチャネル型TFTのVth値のバラツキにより信号
Q1の立ち上がり時(アクティブ期間の終了時)にも、
タイミングt5からt6の範囲(tb期間)にバラツキ
が生じることになる。なお、図中においては、信号P3
のアクティブ(Hレベル)期間の開始時もタイミングt
5からt6の範囲(tb期間)のバラツキを生じている
が、上記信号Q1のバラツキには無関係である。
【0013】同様にして2段目と3段目のラッチ回路1
430の間に設置されるNAND回路1464の出力信
号Q2についても、アクティブ期間は開始時・終了時と
もにtb期間のバラツキが存在している。
【0014】ここで、信号Q1のアクティブ(Lレベ
ル)期間の終了時および信号Q2のアクティブ(Lレベ
ル)期間の開始時に着目する。双方の期間ともタイミン
グt5とt6の範囲(tb期間)にあるため、例えば、
信号Q1のアクティブ(Lレベル)期間の終了時がタイ
ミングt6であり、信号Q2のアクティブ(Lレベル)
期間の開始時がタイミングt5である場合も起こりう
る。この場合、タイミングt5からt6の間(tb期
間)、双方の信号のアクティブ(Lレベル)期間はオー
バーラップしてしまう。さらに、Q3以降の信号につい
ても同様のオーバーラップが発生する可能性がある。
【0015】このような信号Q1〜Qnをサンプリング
信号として使用した場合、サンプリング期間のオーバー
ラップが生じる。これは、あるデータ線に本来サンプリ
ングされるべき画像信号が別のデータ線にも供給される
ことを意味する。この場合、複数のデータ線に同一画像
信号が取り込まれ、結果、表示解像度や階調度が劣化し
表示品位を低下するといった問題が起こる。
【0016】特に、最近では、ドットクロックの高周波
数化に対処すべく、1系統の画像信号を複数のm系統に
シリアル−パラレル変換(相展開)するとともに、これ
らm系統の画像信号をサンプリング信号に従って同時に
サンプリングして、m本のデータ線に供給する技術が開
発されている。このような技術を適用した液晶装置にお
いて、サンプリング信号がオーバーラップして出力され
ると、m本単位で表示品位の低下が発生するので、視覚
的に検知され易いといった問題が起こる。
【0017】この表示品位の低下対策として、サンプリ
ング信号に対して制限信号(イネーブル信号)を外部入
力し、これによりサンプリング信号のアクティブ期間を
制限することも考えられる。データ線への画像信号の供
給期間はサンプリング信号のアクティブ期間によって決
まるが、データ線には寄生容量が付随しているため、サ
ンプリング信号のアクティブ期間はできる限り長くする
必要がある。すなわち、外部から制限信号を供給してア
クティブ期間を制限する場合には、オバーラップ期間を
解消できる程度に制限信号のパルス幅を狭く(数nse
c程度)する必要がある。このためには、制限信号を高
いスルーレートで駆動する必要があり、制限信号を駆動
する駆動回路の消費電流が増加するといった問題があ
る。一方、駆動回路の消費電流を抑制するには、制限信
号のパルス幅を広くせざるを得ないため、サンプリング
信号が必要以上に制限(イネーブル)されてしまうとい
った問題がある。
【0018】本発明は、上述した事情に鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは、データ線駆動回
路から出力されるサンプリング信号や、走査線駆動回路
から出力される信号のオーバーラップ期間の発生を外部
信号を使用すること無く防止して、表示品位を向上させ
る電気光学装置の駆動回路、および、電気光学装置、並
びに、この電気光学装置を表示部に用いた電子機器を提
供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係る電気光学装置の駆動回路にあっては、
複数の走査線と、複数のデータ線と、前記各走査線と前
記各データ線との交差に対応して設けられたスイッチン
グ素子と画素電極とを有する電気光学装置に用いられる
ことを前提とし、クロック信号に応じて入力信号を順次
シフトして出力する複数の単位回路と、連続する2つの
単位回路に対応して各々設けられ、前記各走査線または
前記各データ線を選択する信号を生成する複数の単位駆
動回路とを有し、前記単位駆動回路は、対応する2つの
単位回路のうち後段の出力信号を遅延させる遅延回路
と、該単位駆動回路に入力される該2つの単位回路の出
力信号により決定されるアクティブ期間を、前記遅延回
路の出力信号に基づいて制限する制限回路を具備するこ
とを特徴とするものである。
【0020】この発明によれば、前記2つの単位回路の
出力信号により決定されるアクティブ期間が互いにオー
バーラップする場合であっても、前記アクティブ期間は
前記制限回路により制限されるため、前記制限回路から
出力される信号においてはオーバーラップする期間が生
じない。従ってこの信号を、例えばサンプリング信号と
して使用すれば、同一画像信号が異なるデータ線にサン
プリングされないため、表示品位の劣化を生じることも
ない。
【0021】ここで、前記単位駆動回路は、前記遅延回
路の出力信号に基づいて、前記アクティブ期間の開始タ
イミングを制限する回路であることが望ましい。この場
合には、例えば、前記2つの単位回路の出力信号により
決定されるアクティブ期間が他のものとオーバーラップ
する場合であっても、前期制限回路により、このアクテ
ィブ期間の開始部分は制限されるため、制限後の信号は
互いにオーバーラップすることがなく、このために表示
品位の劣化を引き起こすようなことにもならない。
【0022】くわえて、前記遅延回路をインバータで構
成し、前記制限回路は、連続する2つの単位回路の出力
信号を入力するNAND回路と、このNAND回路の出
力信号のアクティブ信号を、前記インバータの出力信号
によって制限するNOR回路とを備えることが望まし
い。これによれば、遅延回路における遅延時間の調整が
容易かつ確実に行うことができ、NOR回路から出力さ
れる信号のオーバーラップも未然に防ぐことができる。
【0023】また、本発明に係る電気光学装置のデータ
線駆動回路にあっては、複数の走査線と、複数のデータ
線と、前記各走査線と前記各データ線とに接続されたス
イッチング素子と、前記スイッチング素子に接続された
画素電極とを有する電気光学装置に用いられることを前
提とし、クロック信号に応じて入力信号を順次シフトし
て出力する複数の単位回路と、連続する2つの単位回路
に対応して各々設けられ、前記各データ線を選択するサ
ンプリング信号を生成する複数の単位駆動回路と、前記
サンプリング信号に基づいて画像信号をサンプリングし
て前記データ線に供給する複数のスイッチとを有し、前
記単位駆動回路は、対応する2つの単位回路のうち後段
の出力信号を遅延させる遅延回路と、該単位駆動回路に
入力される該2つの単位回路の出力信号により決定され
るアクティブ期間を、前記遅延回路の出力信号に基づい
て制限する制限回路とを具備することを特徴とするもの
であってもよい。
【0024】これによれば、上記制限回路から出力され
る信号は互いにオーバーラップする期間が生じないた
め、この信号をサンプリング信号として使用すれば、同
一画像信号が異なるデータ線に供給されてしまうことも
なく、表示品位の劣化を生じることもない。
【0025】また、この発明において、前記各データ線
に対応する複数のスイッチは、m(mは2以上の自然
数)本の前記データ線に対応してブロック化されてお
り、前記サンプリング信号をブロック化されたスイッチ
毎に供給するものであることが望ましい。
【0026】これによれば、画像信号をサンプリングす
るスイッチ等の性能を高めることなく、ドットクロック
の高周波数化に対処することができる。
【0027】また、本発明に係る電気光学装置の走査線
線駆動回路にあっては、複数の走査線と、複数のデータ
線と、前記各走査線と前記各データ線との交差に対応し
て設けられたスイッチング素子と画素電極とを有する電
気光学装置に用いられることを前提とし、クロック信号
に応じて入力信号を順次シフトして出力する複数の単位
回路と、連続する2つの単位回路に対応して各々設けら
れ、前記各走査線を選択する信号を生成する複数の単位
駆動回路を有し、前記単位駆動回路は、対応する2つの
単位回路のうち後段の出力信号を遅延させる遅延回路
と、該単位駆動回路に入力される該2つの単位回路の出
力信号により決定されるアクティブ期間を、前記遅延回
路の出力信号に基づいて制限する制限回路とを具備する
ことを特徴とするものであってもよい。
【0028】これによれば、上記制限回路から出力され
る信号は互いにオーバーラップする期間が生じないた
め、この信号を走査線信号として使用すれば、同一画像
信号が異なる走査線に供給されてしまうこともなく、表
示品位の劣化を生じることもない。
【0029】また、本発明に係る電気光学装置にあって
は、上記電気光学装置の駆動回路と画像表示領域とを備
えるものであり、前記画像表示領域は、相対向する一対
の基板から構成され、一方の基板には、マトリクス状に
配置された画素電極と、前記画素電極および前記データ
線の間に介挿されるとともに、前記走査線に供給される
走査信号にしたがって開閉するトランジスタとを備える
のが望ましい。このトランジスタによりオン画素とオフ
画素が電気的に分離可能となり、画質のコントラストが
良好な高精細表示が可能となる。
【0030】また、上記課題を解決するために、本発明
に係る電気機器にあっては、上記電気光学装置を表示部
に用いることを特徴としているので、高品位な表示を行
うことが可能となる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照しながら説明する。以下、本実施形態に係る
電気光学装置として、電気光学材料である液晶を用いた
液晶装置を一例として説明をする。
【0032】<液晶装置の全体構成>図1は、この液晶
装置の電気的な構成を示すブロック図を示したものであ
る。液晶装置は、液晶パネル100、タイミングジェネ
レータ200および画像信号処理回路300から構成さ
れる。タイミングジェネレータ200は、この液晶装置
の各部で使用される制御信号(必要に応じて後述す
る。)を出力する装置である。
【0033】画像信号処理回路300内のS/P変換回
路302は、1系統の画像信号Videoを、6系統の
画像信号にシリアル−パラレル変換する回路である。入
力画像信号Videoを6系統にシリアル−パラレル変
換する理由は、サンプリング回路150において、サン
プリング用のスイッチ151を構成するTFTのソース
領域への画像信号の印加時間を長くし、サンプリング時
間および充放電時間を十分に確保するためである。
【0034】増幅・反転回路304は、シリアル−パラ
レル変換された画像信号のうち、反転が必要となるもの
を反転させ、この後、適宜、増幅して画像信号VID1
〜VID6として液晶パネル100に対し並列的に供給
する回路である。なお、反転が必要か否かは、データ信
号の印加方式が走査線112単位の極性反転である
か、データ線114単位の極性反転であるか、画素
単位の極性反転、画面単位の極性反転であるかに応じ
て定められ、その反転周期は、1水平走査期間、1垂直
走査期間またはドットクロック周期に設定される。
【0035】<液晶パネルの構成>次に、液晶パネル1
00の電気的な構成を説明する。液晶パネル100は、
素子基板と対向基板とが互いに電極形成面を対向して貼
付された構成となっている。素子基板には、図1におい
てX方向に沿って平行に複数の走査線112が形成さ
れ、Y方向に沿って平行に複数本のデータ線114が形
成されている。そして、この走査線112とデータ線1
14の各交点には、各画素を制御するためのスイッチと
なるTFT116のゲート電極が走査線112に接続さ
れており、TFT116のソース電極がデータ線114
に接続されるとともに、TFT116のドレイン電極が
画素電極118に接続されている。各画素は、画素電極
118と、対向基板に形成された共通電極と、これら両
電極間に挟持された液晶とによって構成され、走査線1
12とデータ線114との各交点に対応してマトリクス
状に配列されている。
【0036】駆動回路120は、走査線駆動回路13
0、データ線駆動回路140およびサンプリング回路1
50から構成され、透過性および絶縁性を有するガラス
等からなる素子基板の対向面にあって、表示領域の周辺
部に形成されている。
【0037】<データ線駆動回路の構成>次に、本実施
形態に係るデータ線駆動回路140について説明する。
データ線駆動回路140は、水平走査期間の最初に供給
される転送開始パルスDXを、クロック信号CLXおよ
びその反転クロック信号CLXINVに従い順次シフトす
ることによって、サンプリング信号S1〜Snを所定の
順番に出力するものである。
【0038】図2は、データ線駆動回路140の構成を
示すブロック図である。この図に示すようにデータ線駆
動回路140は、(n+1)段に縦続接続されたラッチ
回路1430とn個の論理回路ユニットU1〜Unとか
ら大略構成されている。なお、クロック信号CLX、そ
の反転クロック信号CLXINV、転送開始パルスDX
は、いずれも図1におけるタイミングジェネレータ20
0によって、画像信号VID1〜VID6と同期して供
給される。
【0039】(n+1)段に接続されたラッチ回路14
30は、シフトレジスタとして機能する。1個のラッチ
回路1430は、供給されるクロック信号CLXおよび
その反転クロック信号CLXINVのレベル遷移(立ち下
がり、立ち上がり)時において、その直前の入力信号レ
ベルを出力するとともに、その出力信号を後段に位置す
るラッチ回路1430の入力信号として供給する。
【0040】図3は、ラッチ回路1430の具体的構成
の一例を示したものである。ラッチ回路1430は、ク
ロックドインバータ1432、1436およびインバー
タ1434により構成され、これらはさらにPチャネル
型TFTおよびNチャネル型TFTから構成されてい
る。以下、奇数段(i段目)のラッチ回路1430と偶
数段(i+1段目)のラッチ回路1430についてのそ
れぞれの構成を述べる。
【0041】奇数段のクロックドインバータ1432
は、クロック信号CLXの立ち上がり(反転クロック信
号CLXINVの立ち下がり)における入力信号を反転す
るとともに、この状態を次のクロック信号CLXの立ち
上がりまで保持する。同段のクロックドインバータ14
36は、反転クロック信号CLXINVの立ち上がり(ク
ロック信号CLXの立ち下がり)における入力信号を反
転するとともに、この状態を次のクロック信号CLXIN
Vの立ち上がりまで保持する。偶数段のクロックドイン
バータ1432、1436は、入力されるクロック信号
CLXおよび反転クロック信号CLXINVの関係が奇数
段のものと入れ替わったものに対応する。すなわち、偶
数段のクロックドインバータ1432、1436の取り
込みおよび保持については、それぞれ奇数段のものと入
れ替わったものに相当する。
【0042】このような構成において、クロックドイン
バータ1432の出力は、インバータ1434により反
転された後、該ラッチ回路1430から出力されるとと
もに、クロックドインバータ1436の入力に帰還され
る。この結果、奇数段のクロックドインバータ1432
は、クロック信号CLXの立ち上がりで入力信号を取り
込む一方、これに続く偶数段のクロックドインバータ1
432は、反転クロック信号CLXINVの立ち上がりで
入力信号を取り込むことになる。よって、偶数段のイン
バータ1434から出力される信号P(i+1)は、そ
の前段のインバータ1434から出力される信号Piよ
りも、クロック信号CLX(反転クロック信号CLXIN
V)の半周期だけ遅延したものに相当する。つまり、第
1段〜第n段のラッチ回路1430からそれぞれ出力さ
れる信号P1〜Pnは、1番最初に入力される転送開始
パルスDXを、クロック信号CLXの反周期ずつ順次シ
フトしたものとなる。なお、iは、第1段〜第(n+
1)段のラッチ回路1430を一般化して説明するため
のものである。また、ラッチ回路1430は単位回路の
一例であり、このほかに、フリップフロップや、容量回
路などを用いても良いし、これらを適宜組み合わせて用
いてもよい。
【0043】次に、n個の論理回路ユニットU1〜Un
について説明する。図2に示すように各論理回路ユニッ
トU1〜Unは、連続する2つのラッチ回路1430対
応して各々設けられており、前段のラッチ回路1430
の出力信号と後段のラッチ回路の出力信号とに基づい
て、サンプリング信号S1〜Snを生成する。
【0044】各論理回路ユニットU1〜Unは、いずれ
もNAND回路1464、インバータ1476およびN
OR回路1474から構成されている。論理回路ユニッ
トUiのNAND回路1464は、i段目のラッチ回路
1430の出力信号PiとI+1段目のラッチ回路14
30の出力信号Pi+1との論理積を反転したものを信
号Qiとして出力する。換言すれば、信号Qiのアクテ
ィブ期間は、NAND回路1474によって、信号Pi
と信号Pi+1とに基づいて決定されている。ここで、
ラッチ回路1430等を構成するTFTの特性にバラツ
キがあるとすれば、信号Q1〜Qnのアクティブ期間は
相互にオーバーラップすることがある。
【0045】このオーバーラップの発生を無くすため、
論理回路ユニットUiは、さらにインバータ1476お
よびNOR回路1474を備えている。まず、インバー
タ1476は、論理回路ユニットUiに対応するi段目
とi+1段目のラッチ回路1430のうち、後段のラッ
チ回路の出力信号Pi+1を所定時間だけ遅延したもの
を信号Riとして出力する遅延回路として機能する。こ
こで、オーバーラップ期間をtbとすれば、インバータ
1476の遅延時間tdは、tbよりも若干長くなるよ
うに設定してある。
【0046】次に、NOR回路1474は、信号Qiと
インバータ1476の論理和の反転をサンプリング信号
Siとして出力する。ここで、NAND回路1464の
伝搬遅延時間を無視すれば、信号Qiのアクティブ期間
の開始タイミングは信号Pi+1のアクティブ期間の開
始タイミングと一致し、信号Qiのアクティブ期間の終
了タイミングは信号Piのアクティブ期間の終了タイミ
ングと一致する。一方、信号Riは、信号Pi+1を遅
延時間tdだけ遅延させて反転して得られたものであ
る。したがって、NOR回路1474の伝搬遅延時間を
無視すれば、サンプリング信号Siのアクティブ期間の
開始タイミングは、信号Riのアクティブ期間の開始タ
イミングと一致する一方、サンプリング信号Siのアク
ティブ期間の終了タイミングは、信号Qiのアクティブ
期間の終了タイミングと一致する。すなわち、NOR回
路1474は、信号Riに基づいて、信号Qiのアクテ
ィブ期間を制限する機能を有する。
【0047】したがって、各論理回路ユニットU1〜U
nから出力されるサンプリング信号S1〜Snの各アク
ティブ期間は、信号Q1〜Qnの各アクティブ期間に対
して短くなるように制限される。ここで、信号Qiのア
クティブ期間とサンプリング信号Siのアクティブ期間
の時間差は、インバータ1476の遅延時間tdによっ
て与えられる。また、上述したように遅延時間tdはオ
ーバーラップ期間tbより若干長くなるように設定され
ているから、サンプリング信号S1〜Snのオーバーラ
ップを無くすことができる。
【0048】<サンプリング回路>次に、図1における
サンプリング回路150について説明する。サンプリン
グ回路150は、6本のデータ線114を1群(ブロッ
ク)とし、これらの群に属するデータ線114に対し、
サンプリング信号S1〜Snにしたがって、画像信号V
ID1〜VID6をそれぞれサンプリングして供給する
ものである。詳細には、サンプリング回路150は、各
データ線114毎に設けられるスイッチ151からな
り、各スイッチ151は、データ線114の一端と、画
像信号VID1〜VID6のいずれかが供給される信号
線との間に介挿されるとともに、そのゲートにサンプリ
ング信号が供給される構成となっている。スイッチ15
1の具体的構成については、例えば、図4(a)に示さ
れるNチャネル型TFTによる構成、同図(b)に示さ
れるPチャネル型TFTによる構成、あるいは、同図
(c)に示される相補型TFTにより構成してもよい。
【0049】<走査線駆動回路>次に、走査線駆動回路
130について説明する。走査線駆動回路130は、デ
ータ線駆動回路140と比較し、出力信号の引き出し方
向および入力される信号が異なっている。すなわち、走
査線駆動回路130は、データ線駆動回路140を90
度左回転して配置したものに相当し、図1に示されるよ
うに、転送開始パルスDXの替わりに、パルスDYを入
力し、クロック信号CLXおよびその反転クロック信号
CLXINVの替わりに、水平走査期間毎に、クロック信
号CLYおよびその反転クロック信号CLYINVを入力
する構成になっている。
【0050】従って、本実施形態に係る走査線駆動回路
130についても、上述したデータ線駆動回路140と
同様、(n+1)段に縦続接続されたラッチ回路143
0およびn個の論理ユニットU1〜Unにより構成す
る。この回路構成により、各ラッチ回路1430から出
力される信号のアクティブ期間には互いにオーバーラッ
プを生じる可能性があるが、各論理ユニットU1〜Un
から出力されるn個の信号S1〜Snのアクティブ期間
は互いにオーバーラップを生じさせないようにすること
が可能である。よって、この信号を走査線信号として使
用すれば、同一画像信号が異なる走査線に供給されてし
まうことはない。
【0051】<本実施形態の動作>次に、上述した構成
に係る液晶装置における動作について説明する。
【0052】走査線駆動回路130に供給された転送開
始パルスDYは、クロック信号CLYおよびその反転ク
ロック信号CLYINVにより順次シフトされ、各走査線
112に出力される。そして、複数のデータ線114が
1本ずつ線順次にY方向に選択される。
【0053】以下、データ線駆動回路140内の信号の
流れについて、図5および図6に示すタイミングチャー
トを参照し説明する。図5は、データ線駆動回路140
の概略動作を示すタイミングチャートである。
【0054】この図に示されるように、1系統の画像信
号Videoは、画像信号処理300により、画像信号
VID1〜VID6に分配され、時間軸に対して6倍に
伸長される。さらに、あるデータ線が選択される期間の
最初、すなわち水平走査期間の最初において、データ線
駆動回路140には、転送開始パルスDXが供給され
る。
【0055】初段のラッチ回路1430に供給された転
送開始パルスDXは、クロック信号CLXおよび反転ク
ロック信号CLXINVに応じて、各々のラッチ回路14
30から信号P1〜Pnとして順次出力される。そし
て、連続する2つのラッチ回路1430にそれぞれ対応
して設けられる各NAND回路1464から信号Q1〜
Qnが順次出力される。また、各ラッチ回路1430の
出力端子に対して設けられたインバータ1476によ
り、信号P1〜Pnを時間tdだけ遅延させた信号R1
〜Rnが順次出力される。また、この信号R1〜Rn
と、信号Q1〜Qnに基づいて、NOR回路1474
は、サンプリング信号S1〜Snを順次生成する。
【0056】図6は、上述した信号P1〜P4、信号Q
1〜Q3、信号R1〜R3および信号S1〜S3の各波
形を示すタイミングチャートである。ここでは、ラッチ
回路1430、NAND回路1464およびインバータ
1476を構成するPチャネル型TFTのVthにバラ
ツキがあり、他の構成部分のバラツキは無視するものと
する。また、同図において、黒く塗りつぶした領域は、
立ち上がりエッジまたは立ち下がりエッジの発生タイミ
ングがバラツク範囲を示している。
【0057】図に示すように、第1段目から第3段目の
ラッチ回路1430から出力される各信号P1〜P4の
立ち上がりエッジのタイミングは、それらを構成するP
チャネル型TFTのVthにバラツキに応じて、黒く塗
りつぶした領域内で発生する。一方、NAND回路14
64のPチャネル型TFTにもVthのバラツキがあ
る。このため、NAND回路1464の各出力信号Q1
〜Q3は、図に示すようにアクティブ期間(Lレベル)
がオーバーラップすることがある。例えば、信号Q1の
アクティブ期間がタイミングt38で終了し、信号Q2
のアクティブ期間がタイミングt37から開始するもの
とすれば、信号Q1と信号Q2とは、タイミングt37
からt38までの期間オーバラップする。
【0058】信号R1〜R3は、信号P2〜P4をイン
バータ1476により時間tdだけ遅延反転させた信号
である。上述したようにインバータ1476の遅延時間
tdは、オーバーラップ期間tbよりも長くなるように
設定されている。このため、信号R2,R3のアクティ
ブ期間(Lレベル)の開始タイミングは、信号Q1,Q
2のアクティブ期間(Hレベル)の終了タイミングより
も必ず後になる。例えば、信号P3がタイミングt37
においてLレベルからHレベルに変化するものとすれ
ば、信号R2は、タイミングt37から時間tdが経過
してタイミングt39に至った時に、HレベルからLレ
ベルに変化する。一方、NAND回路1464を構成す
るPチャンネル型TFTのVth値のバラツキによっ
て、信号Q1の立ち上がりエッジが最も遅れて発生する
ものとすれば、信号Q1のアクティブ期間はタイミング
t38で終了する。すなわち、信号R2のアクティブ期
間(Lレベル)の開始タイミングは、信号Q1のアクテ
ィブ期間(Hレベル)の終了タイミングよりも必ず後に
なる。
【0059】次に、信号S1〜S3は、信号Q1〜Q3
と信号R1〜R3に基づいて、NOR回路1474によ
って生成される。NOR回路1474の出力信号は、各
入力信号を反転してしたものの論理積として与えられ
る。したがって、信号S1〜S3のアクティブ期間(H
レベル)は、信号Q1〜Q3のアクティブ期間(Lレベ
ル)と信号R1〜R3のアクティブ期間(Lレベル)と
が重複する期間となる。信号R1〜R3は、信号P2〜
信号P4を時間tdだけ遅延して得られたものであるか
ら、信号S1〜S3のアクティブ期間は、信号Q1〜Q
3のアクティブ期間を信号R1〜R3のアクティブ期間
によって制限したものとなる。具体的には、信号Q1〜
Q3のアクティブ期間の開始タイミングが、信号R1〜
R3によって制限される。
【0060】例えば、信号S2に着目すると、制限され
る前の信号Q2においては、アクティブ期間の開始タイ
ミングはタイミングt37からt38までの範囲内にあ
る。これを、アクティブ期間の開始タイミングがタイミ
ングt39からt40までの範囲内にある信号R2によ
って制限するから、信号S2のアクティブ期間の開始タ
イミングは最も早いとしてもタイミングt39となる。
これに対して、信号S1の終了タイミングは、最も遅い
としてもタイミングt38である。すなわち、信号S2
の開始タイミングは信号S1の終了タイミングよりも必
ず後になる。よって、信号S1と信号S2のアクティブ
期間がオーバーラップすることは起こり得ない。このよ
うに、インバータ1476の遅延時間tdを信号のバラ
ツキ期間tbよりも若干長いものに設定しておくことに
より、信号S1と信号S2の関係と同様、他の信号S1
〜Sn間においても互いのアクティブ期間にオーバーラ
ップすることは起こり得ない。
【0061】なお、この遅延時間tdは、遅延回路14
74の構成を、3連のインバータや、ディレイラインに
置き換えたり、あるいはインバータのゲートサイズを変
更することにより調整可能である。この調整は数nse
c単位で行うことができるため、必要以上に信号S1〜
Sn間におけるアクティブ(Hレベル)期間が狭められ
ることにもならない。
【0062】以上の信号S1〜Snが、本実施形態に係
るデータ駆動回路140におけるサンプリング信号とし
て使用される。例えば、サンプリング信号S1がHレベ
ルとなると、この群に属する6本のデータ線114に、
それぞれ画像信号VID1〜VID6がサンプリングさ
れて、これらの画像信号VID1〜VID6が現時点で
選択された走査線と交差する6個の要素に、当該TFT
116によってそれぞれ書き込まれることとなる。この
後、サンプリング信号S2がHレベルとなると、今度
は、次の6本のデータ線114にそれぞれ画像信号VI
D1〜VID6がサンプリングされ、これらの画像信号
VID1〜VID6がその時点で選択された走査線11
2と交差する6個の要素に、当該TFT116によって
それぞれ書き込まれる。上述したように、サンプリング
信号S1とサンプリング信号S2のアクティブ(Hレベ
ル)期間がオーバーラップすることはないので、表示品
位を低下させる問題も生じない。
【0063】以下同様にして、サンプリング信号S3、
S4、・・・、Snが順次Hレベルとなると、各サンプ
リング信号に属する6本のデータ線114にそれぞれ画
像信号VID1〜VID6がサンプリングされ、これら
の画像信号がその時点で選択された走査線112と交差
する6個の画素にそれぞれ書き込まれることとなる。そ
して、この後、次の走査線112が選択され、再び、サ
ンプリング信号S1〜Snが順次出力されて、同様な書
き込みが繰り返し実行されることとなる。
【0064】なお、このような駆動方式では、データ線
114を1本毎に駆動する方式と比較すると、各スイッ
チ151による画像信号のサンプリング時間が6倍とな
るので、各画素における充放電時間が十分に確保され
る。このため、高コントラスト化が図られることにな
る。さらに、データ線駆動回路140におけるラッチ回
路1430の段数、および、クロック信号CLXおよび
その反転クロックCLXINVの周波数が、それぞれ1/
6に低減され、段数の低減化および低消費電力化も図ら
れる。
【0065】<液晶パネルの構成例>次に、上述した各
実施形態に係るデータ線駆動回路140を有する液晶パ
ネル100の全体構成について図7および図8を参照し
て説明する。ここで、図7は、液晶パネル100の構成
を示す斜視図であり、図8は、図7におけるA−A’線
の断面図である。
【0066】液晶パネル100は、画素電極118等が
形成されたガラスや、半導体、石英などの素子基板10
1と、共通電極108等が形成されたガラスなどの透明
な対向基板102とが、スペーサ103の混入されたシ
ール材104によって一定の間隔を保って、互いに電極
形成面が対向するように貼り合わせされるとともに、こ
の間隔に電気光学材料としての液晶105が封入された
構造をとっている。シール材104は、対向基板102
の基板周辺に沿って形成されるが、液晶105を封入す
るために一部が開口している。このため、液晶105の
封入後に、その開口部分が封止材106によって封止さ
れている。
【0067】ここで、素子基板101の対向面であっ
て、シール材104の外面一辺においては、上述したデ
ータ線駆動回路140およびサンプリング回路150が
形成されて、Y方向に延在するデータ線114を駆動す
る構成となっている。さらに、この一辺には複数の外部
回路接続端子107が形成されて、タイミングジェネレ
ータ200および画像信号処理回路300からの各種信
号を入力する構成となっている。
【0068】対向基板102の共通電極108は、素子
基板101との貼合部分における4隅のうち、少なくと
も1箇所において設けられた導通材によって、素子基板
101との電気的導通が図られている。ほかに、対向基
板102には、液晶パネル100の用途に応じて、例え
ば、第1に、ストライブ状や、モバイク状、トライアン
グル状等に配列したカラーフィルタが設けられ、第2
に、例えば、クロムやニッケルなどの金属材料や、カー
ボンやチタンなどをフォトレジストに分散した樹脂ブラ
ックなどの遮光膜が設けられ、第3に、液晶パネル10
0に光を照射するバックライトが設けられる。なお、色
光変調の用途の場合には、カラーフィルタは形成されず
に遮光膜が対向基板102に設けられる。
【0069】また、素子基板101および対向基板10
2の対向面には、それぞれ所定の方向にラビング処理さ
れた配向膜(図示省略)などが設けられる一方、その各
背面側には配向方向に応じた偏光板(図示省略)がそれ
ぞれ設けられる。ただし、液晶105として、高分子中
に微少粒として分散させた高分子分散型液晶を用いれ
ば、前述の配向膜や偏向板などが不要となる結果、光利
用効率が高まるので、高輝度化や低消費電力化などの点
において有利である。
【0070】なお、駆動回路120等の周辺回路の一部
または全部を、素子基板101に形成する替わりに、例
えば、TAB(Tape Automated Bonding)技術を用いて
フィルムに実装された駆動用ICチップを、素子基板1
01の所定位置に設けられる異方性導通フィルムを介し
て電気的および機械的に接続する構成としてもよい。ま
た、駆動用ICチップ自体を、COG(Chip On Gras
s)技術を用いて、素子基板101の所定位置に異方性
導通フィルムを介して電気的および機械的に接続する構
成としてもよい。
【0071】<変換数と1群を構成するデータ線数との
関係>上述の説明において、サンプリング回路150
は、1群とする6本のデータ線114に対して、6系統
に変換された画像信号VID1〜VID6を同時にサン
プリングして供給し、画像信号VID1〜VID6の印
加をデータ線群毎に順次行うように構成しているが、こ
の変換数および同時に印加するデータ線数(すなわち、
1群を構成するデータ線数)は、「6」に限られるもの
ではない。例えば、サンプリング回路150におけるス
イッチ151の応答速度が十分に高いのであれば、画像
信号をパラレルに変換することなく1本の信号線にシリ
アル伝送して、各データ線114毎に順次サンプリング
するように構成しても良い。また、変換数および同時に
印加するデータ線の数を「3」や、「12」、「24」
等として、3本や、12本、24本等のデータ線に対し
て、3系統変換や、12系統変換、24系統変換等して
並列供給させた画像信号を同時に供給する構成としても
よい。なお、変換数および同時に印加するデータ線数と
しては、カラーの画像信号が3つの原色に係る信号から
なることとの関係から、3の倍数であることが制御や回
路などを簡易化する上で望ましい。
【0072】<素子基板の構成など>また、上述した実
施形態においては、液晶パネル100の素子基板101
をガラス等の透明な絶縁性基板により構成して、当該基
板上にシリコン薄膜を形成するとともに、当該薄膜上に
ソース、ドレイン、型が形成されたTFTによって、画
素のスイッチング素子(TFT116)や駆動回路12
0の素子を構成するものとして説明したが、本発明はこ
れに限られるものではない。
【0073】例えば、素子基板101を半導体基板によ
り構成して、当該半導体基板の表面にソース、ドレイ
ン、型が形成された絶縁ゲート型電界効果トランジスタ
によって、画素のスイッチング素子や駆動回路120の
素子を構成しても良い。このように素子基板101を半
導体基板により構成する場合には、透過型の電気光学装
置として用いることができないため、画素電極118を
アルミニウムなどで形成して、反射型として用いられる
こととなる。また、単に、素子基板101を透過基板と
して、画素電極118を反射型としても良い。
【0074】さらに、上述した実施の形態にあっては、
画素のスイッチング素子を、TFTで代表される3端子
素子として説明したが、ダイオード等の2端子素子で構
成しても良い。ただし、画素のスイッチング素子として
2端子素子を用いる場合には、走査線112を一方の基
板に形成し、データ線114を他方の基板に形成すると
ともに、2端子素子を、走査線112またはデータ線1
14のいずれか一方と、画素電極との間に形成する必要
がある。この場合、画素は、2端子素子が接続される画
素電極と、対向基板に形成される信号線(データ線11
4または走査線112の一方)と、これらの間に挟持さ
れる液晶とから構成されることとなる。
【0075】さらに、電気光学材料としては、液晶のほ
かに、エレクトロルミネッセンス素子などを用いて、そ
の電気光学効果により表示を行う表示装置にも適用可能
である。すなわち、本発明は、上述した液晶装置と類似
の構成を有するすべての電気光学装置に適用可能であ
る。
【0076】<画素の構成>また、上述した実施形態に
おいては、複数の走査線112と複数のデータ線114
の各交点に対応する画素において、1個のTFT116
とこれに接続される画素電極118とを設けたが、本発
明は、これに限定されるものではなく、1画素に複数の
TFTをスイッチング素子として設け、各画素にメモリ
機能を持たせるようにしてもよい。要は、走査線とデー
タ線の交差に対応してスイッチング素子と画素電極を設
けたものであれば足り、1画素当たりのスイッチング素
子の個数は問わない。
【0077】<電子機器>次に、上述した液晶装置を各
種の電子機器に適用される場合について説明する。この
場合、電子機器は、図9に示されるように、主に、表示
情報出力源1000、表示情報処理回路1002、電源
回路1004、液晶パネル100、駆動回路120、お
よび、タイミングジェネレータ200により構成され
る。尚、駆動回路120は液晶パネル100に内蔵され
ている。このうち、表示情報出力源1000は、ROM
(Read Only Memory)や、RAM(Random Access Memo
ry)などのメモリ、各種ディスクなどのストレージユニ
ット、画像信号を同調出力する同調回路等を備え、タイ
ミングジェネレータ200により生成される各種のクロ
ック信号に基づいて、所定フォーマットの画像信号など
の表示情報を表示情報処理回路1002に供給するもの
である。次に、表示情報処理回路1002は、上述した
S/P変換回路302や、増幅・反転回路304のほ
か、ローテーション回路、ガンマ補正回路、クランプ回
路等の周知の各種回路を備え、入力した表示情報の処理
を実行して、その画像信号をクロック信号CLXととも
に、駆動回路120に供給するものである。なお、図1
3において、クロック信号CLXは、表示情報処理回路
1002を介して供給されているが、図1に示されるよ
うに、タイミングジェネレータ200から駆動回路12
0に直接供給されて、画像処理回路300の上位構成で
ある表示情報処理回路1002が、タイミングジェネレ
ータ200によるクロック信号に同期して動作する構成
としてもよい。
【0078】次に、上述した液晶パネル100を具体的
な電子回路に用いた例のいくつかについて説明する。
【0079】<その1:プロジェクタ>はじめに、この
液晶パネルをライトバルブとして用いたプロジェクタに
ついて説明する。図10は、このプロジェクタの構成を
示す平面図である。この図に示されるように、プロジェ
クタ1100内部には、ハロゲンランプ等の白色光源か
らなるランプユニット1102が設けられている。この
ランプユニット1102から射出された投射光は、内部
に配置された3枚のミラー1106および2枚のダイク
ロイックミラー1108によってRGBの3原色に分離
されて、各原色に対応するライトバルブとしての液晶パ
ネル100R、100B、および100Gにそれぞれ導
かれる。ここで、B色の光は、他のR色やG色と比較す
ると、光路が長いので、その損失を防ぐために、入射レ
ンズ1122、リレーレンズ1123および出射レンズ
1124からなるリレーレンズ系1121を介して導か
れる。
【0080】液晶パネル100R、100Bおよび10
0Gの構成は、上述した液晶パネル100と同等であ
り、画像信号処理回路(図示省略)から供給されるR、
G、Bの原色信号でそれぞれ駆動されるものである。そ
して、これらの液晶パネルによって変調された光は、ダ
イクロイックプリズム1112に3方向から入射され
る。このダイクロイックプリズム1112において、R
色およびB色の光は90度に屈折する一方、G色の光は
直進する。したがって、各色の画像が合成される結果、
投射レンズ1114を介して、スクリーン1120にカ
ラー画像が投射されることとなる。
【0081】ここで、各液晶パネル100R、100B
および100Gによる表示像について着目すると、液晶
パネル100Gによる表示像は、各液晶パネル100
R、100Bによる表示像に対して左右反転しているこ
とが必要となる。このため、水平走査方向は、液晶パネ
ル100Gと、液晶パネル100R、100Bとでは互
いに逆方向の関係となる。なお、液晶パネル100R、
100Bおよび100Gには、ダイクロイックミラー1
108によって、R、G、Bの各原色に対応する光が投
射されるので、カラーフィルタを設ける必要はない。
【0082】<その2:モバイル型コンピュータ>次
に、この液晶パネルを、モバイル型のパーソナルコンピ
ュータに適用した例について説明する。図11は、この
パーソナルコンピュータの構成を示す斜視図である。図
において、コンピュータ1200は、キーボード120
2を備えた本体部1204と、液晶表示ユニット120
6とから構成されている。この液晶表示ユニット120
6は、先に述べた液晶パネル100の背面にバックライ
トを付加することにより構成されている。
【0083】<その3:携帯電話>さらに、この液晶パ
ネルを、携帯電話に適用した例について説明する。図1
2は、この携帯電話の構成を示す斜視図である。図にお
いて、携帯電話1300は、複数の操作ボタン1302
のほか、受話口1304、送話口1306とともに、液
晶パネル100を備えるものである。その液晶パネル1
00にも、必要に応じてその背面にバックライトが設け
られる。
【0084】なお、電子機器としては、図10〜図12
を参照して説明した他にも、液晶テレビや、ビューファ
インダ型、モニタ直視型のビデオテープレコーダ、カー
ナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、ワー
ドプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、PO
S端末、タッチパネルを備えた機器等等が挙げられる。
そして、それらの各種電子機器に対して、各実施形態の
液晶パネル、さらには電気光学装置が適用可能である。
【0085】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、デ
ータ線駆動回路から出力されるサンプリング信号や走査
線駆動回路から出力される信号のオーバーラップ期間の
発生が未然に防止されるため、表示品位の低下を抑える
ことが可能となる。このために外部信号を供給する必要
もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る駆動回路を適用した
液晶装置の全体構成を示すブロック図である。
【図2】 同液晶装置におけるデータ線駆動回路の構成
を示すブロック図である。
【図3】 同データ線駆動回路のラッチ回路の構成例を
示す回路図である。
【図4】 (a)〜(c)は、それぞれ同液晶装置にお
けるサンプリング回路のスイッチ構成を示す回路図であ
る。
【図5】 同データ線駆動回路の動作を説明するための
タイミングチャートである。
【図6】 同データ線駆動回路の動作を説明するための
タイミングチャートである。
【図7】 同液晶パネルの構造を示す斜視図である。
【図8】 同液晶パネルの構造を説明するための一部断
面図である。
【図9】 同液晶装置が適用される電子機器の概略構成
を示すブロック図である。
【図10】 同液晶装置を適用した電子機器の一例たる
プロジェクタの構成を示す斜視図である。
【図11】 同液晶装置を適用した電子機器の一例たる
パーソナルコンピュータの構成を示す斜視図である。
【図12】 同液晶装置を適用した電子機器の一例たる
携帯電話の構成を示す斜視図である。
【図13】 従来技術におけるデータ線駆動回路の構成
を示すブロック図である。
【図14】 同データ線駆動回路の動作を説明するため
のタイミングチャートである。
【符号の説明】
100……液晶パネル 101……素子基板 102……対向基板 116……TFT 120……駆動回路 130……走査線駆動回路 140……データ線駆動回路 150……サンプリング回路 151……スイッチ 1430……ラッチ回路 1464……NAND回路 1474……NOR回路 1476……NOT回路 1486……アナログスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H093 NA16 NC16 NC21 NC26 NC34 NC49 ND33 ND60 NG01 NG02 5C006 AA22 AF50 AF71 BB16 BC03 BC12 BF03 BF04 BF07 BF11 BF24 BF25 BF26 BF27 BF31 EC11 FA20 FA21 5C080 AA10 BB05 DD03 DD28 FF11 JJ02 JJ04 JJ06 KK07

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の走査線と、複数のデータ線と、前
    記各走査線と前記各データ線との交差に対応して設けら
    れたスイッチング素子と画素電極とを有する電気光学装
    置の駆動回路であって、 クロック信号に応じて入力信号を順次シフトして出力す
    る複数の単位回路と、 連続する2つの単位回路に対応して各々設けられ、前記
    各走査線または前記各データ線を選択する信号を生成す
    る複数の単位駆動回路とを有し、 前記単位駆動回路は、対応する2つの単位回路のうち後
    段の出力信号を遅延させる遅延回路と、該単位駆動回路
    に入力される該2つの単位回路の出力信号により決定さ
    れるアクティブ期間を、前記遅延回路の出力信号に基づ
    いて制限する制限回路とを具備することを特徴とする電
    気光学装置の駆動回路。
  2. 【請求項2】 前記制限回路は、前記遅延回路の出力信
    号に基づいて、前記アクティブ期間の開始タイミングを
    制限することを特徴とする請求項1に記載の電気光学装
    置の駆動回路。
  3. 【請求項3】 前記遅延回路をインバータで構成し、前
    記制限回路は、連続する2つの単位回路の出力信号を入
    力するNAND回路と、このNAND回路の出力信号の
    アクティブ期間を、前記インバータの出力信号によって
    制限するNOR回路とを備えることを特徴とする請求項
    2に記載の電気光学装置の駆動回路。
  4. 【請求項4】 複数の走査線と、複数のデータ線と、前
    記各走査線と前記各データ線とに接続されたスイッチン
    グ素子と、前記スイッチング素子に接続された画素電極
    とを有する電気光学装置のデータ線駆動回路であって、 クロック信号に応じて入力信号を順次シフトして出力す
    る複数の単位回路と、連続する2つの単位回路に対応し
    て各々設けられ、前記各データ線を選択するサンプリン
    グ信号を生成する複数の単位駆動回路と、 前記サンプリング信号に基づいて画像信号をサンプリン
    グして前記データ線に供給する複数のスイッチとを有
    し、 前記単位駆動回路は、対応する2つの単位回路のうち後
    段の出力信号を遅延させる遅延回路と、該単位駆動回路
    に入力される該2つの単位回路の出力信号により決定さ
    れるアクティブ期間を、前記遅延回路の出力信号に基づ
    いて制限する制限回路とを具備することを特徴とする電
    気光学装置のデータ線駆動回路。
  5. 【請求項5】 前記各データ線に対応する複数のスイッ
    チは、m(mは2以上の自然数)本の前記データ線に対
    応してブロック化されており、前記サンプリング信号を
    ブロック化されたスイッチ毎に供給することを特徴とす
    る請求項4に記載の電気光学装置のデータ線駆動回路。
  6. 【請求項6】 複数の走査線と、複数のデータ線と、前
    記各走査線と前記各データ線との交差対応して設けられ
    たスイッチング素子と画素電極とを有する電気光学装置
    の走査線駆動回路であって、 クロック信号に応じて入力信号を順次シフトして出力す
    る複数の単位回路と、 連続する2つの単位回路に対応して各々設けられ、前記
    各走査線を選択する信号を生成する複数の単位駆動回路
    とを有し、 前記単位駆動回路は、対応する2つの単位回路のうち後
    段の出力信号を遅延させる遅延回路と、該単位駆動回路
    に入力される該2つの単位回路の出力信号により決定さ
    れるアクティブ期間を、前記遅延回路の出力信号に基づ
    いて制限する制限回路とを具備することを特徴とする電
    気光学装置の走査線駆動回路。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の電気光学装置の駆動回
    路と画像表示領域とを備える電気光学装置であって、 前記画像表示領域は、相対向する一対の基板から構成さ
    れ、一方の基板には、マトリクス状に配置された画素電
    極と、前記画素電極および前記データ線の間に介挿され
    るとともに、前記走査線に供給される走査信号にしたが
    って開閉するトランジスタとを備えることを特徴とする
    電気光学装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の電気光学装置を表示部
    に用いることを特徴とする電子機器。
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