JP2016170443A - 液晶表示装置、データ線駆動回路、および液晶表示装置の駆動方法 - Google Patents
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Abstract
Description
複数のデータ線と、前記複数の走査線と、前記複数のデータ線と前記複数の走査線とに対応してマトリクス状に配置された複数の画素電極と、前記複数の画素電極に対応して設けられた共通電極とを含む前記液晶表示部と、
前記複数のデータ線を介して前記複数の画素電極にデータ信号を与え、前記書き込み期間毎に前記データ信号の極性を反転させるデータ線駆動回路と、
前記複数の走査線を駆動する走査線駆動回路とを備え、
前記データ線駆動回路は、
前記書き込み期間において、複数の正極性の階調電圧のいずれかまたは複数の負極性の階調電圧のいずれかを前記データ信号の電圧とし、
前記休止期間において、前記データ信号の電圧を、前記複数の正極性の階調電圧の中の最大階調を示す階調電圧と前記複数の負極性の階調電圧の中の最大階調を示す階調電圧との平均値とすることを特徴とする、液晶表示装置。
前記データ線駆動回路および前記走査線駆動回路を制御し、前記書き込み期間からなる第2駆動フレーム期間を周期とする第2駆動モードと前記第1駆動モードとを切り替える表示制御回路をさらに備えることを特徴とする。
前記共通電極に共通電位を与える共通電位供給回路をさらに備え、
前記共通電位供給回路は、前記第1駆動モードと前記第2駆動モードとで前記共通電位を互いに同じ値にすることを特徴とする。
前記データ線駆動回路は、前記休止期間におけるデータ信号の電圧を示す休止期間用電圧信号を受け取るための第1端子と、前記書き込み期間と前記休止期間との切り替えを示す切り替え信号を受け取るための第2端子とを含むことを特徴とする。
前記第1端子および前記第2端子にそれぞれ前記休止期間用電圧信号および前記切り替え信号を与え、前記データ線駆動回路および前記走査線駆動回路を制御する表示制御回路をさらに備えることを特徴とする。
前記液晶表示部は、各画素電極と当該画素電極に対応するデータ線とを互いに接続し且つチャネル層が酸化物半導体により形成された薄膜トランジスタをさらに含むことを特徴とする。
前記休止期間におけるデータ信号の電圧を示す休止期間用電圧信号を受け取るための第1端子と、
前記書き込み期間と前記休止期間との切り替えを示す切り替え信号を受け取るための第2端子と、
前記切り替え信号に基づき、前記書き込み期間において、複数の正極性の階調電圧のいずれかまたは複数の負極性の階調電圧のいずれかを前記データ信号の電圧とし、前記休止期間において、前記休止期間用電圧信号が示す電圧を前記データ信号の電圧とする電圧切り替え回路とを備え、
前記休止期間用電圧信号が示す電圧は、前記複数の正極性の階調電圧の中の最大階調を示す階調電圧と前記複数の負極性の階調電圧の中の最大階調を示す階調電圧との平均値であることを特徴とする。
前記複数のデータ線を介して前記複数の画素電極にデータ信号を与え、前記書き込み期間毎に前記データ信号の極性を反転させるデータ線駆動ステップを備え、
前記データ線駆動ステップは、
前記書き込み期間において、複数の正極性の階調電圧のいずれかまたは複数の負極性の階調電圧のいずれかを前記データ信号の電圧とするステップと、
前記休止期間において、前記データ信号の電圧を、前記複数の正極性の階調電圧の中の最大階調を示す階調電圧と前記複数の負極性の階調電圧の中の最大階調を示す階調電圧との平均値とするステップとを含むことを特徴とする。
<1.1 全体構成および動作概要>
図1は、本発明の第1の実施形態に係るアクティブマトリクス型の液晶表示装置10の構成を示すブロック図である。図1に示すように、液晶表示装置10は、液晶表示部100、表示制御回路200、ソースドライバ(データ線駆動回路)300、ゲートドライバ(走査線駆動回路)400、共通電位供給回路500、および基準電圧生成回路600を備えている。ソースドライバ300、ゲートドライバ400、共通電位供給回路500、および基準電圧生成回路600のそれぞれには、図示しない電源回路から電源が供給されている。本実施形態に係る液晶表示装置10は、低周波駆動で動作可能な液晶表示装置である。以下では、低周波駆動(1フレーム期間が書き込み期間および休止期間からなる駆動)が行われるモードのことを「低周波駆動モード」といい、通常駆動(1フレーム期間が書き込み期間からなる駆動)が行われるモードのことを「通常駆動モード」という。低周波駆動モードおよび通常駆動モードはそれぞれ第1駆動モードおよび第2駆動モードに相当する。また、低周波駆動モードにおける各フレーム期間および通常駆動モードにおける各フレーム期間はそれぞれ第1駆動フレーム期間および第2駆動フレーム期間に相当する。本実施形態に係る液晶表示装置10は、例えば低周波駆動モードと通常駆動モードとを切り替え可能となっているが、少なくとも低周波駆動モードで動作可能となっていれば良い。また、本実施形態および後述の各実施形態に係る液晶表示装置では、液晶の劣化防止のために極性反転駆動が行われる。
本実施形態に係る液晶表示装置10の動作について説明する前に、低周波駆動を行う従来の液晶表示装置(以下「従来例」という場合がある。)の動作について検討する。なお、休止期間でのソースドライバ300の動作を除き、従来例の基本的な構成および動作は、本実施形態におけるものと同様であるとする。
V_hmax > V_hmin > V_lmin > V_lmax …(1)
ΔVgd = (Cgd / ΣC)(Vgh - Vgl) …(2)
ここで、ΣCは画素電極112に寄与する全容量の総計を表し、VghはゲートラインGLiのハイレベル(選択時のレベル)、VglはゲートラインGLiのローレベル(非選択時のレベル)を表す。
ΔVg_s = (Csa / ΣC)ΔVsa + (Csb / ΣC)ΔVsb …(3)
ここで、ΔVsaはj列目のソースラインSLjの電位変動を表し、ΔVsbはj+1列目のソースラインSLj+1の電位変動を表す。なお、上記フリッカパターンを表示させる際には、ΔVsa,ΔVsbは互いに正負逆になる。
VGhwa = Vs - ΔVgd + ΔVg_s …(4)
ここで、Vsはi行j列目の画素形成部110に書き込まれるデータ電圧を表し、上記フリッカパターンの例ではVs=V_hmaxである。また、式(4)におけるΔVg_sは実際には平均値である。
ΔV_hs = [(Csa / ΣC)(V_hmax + V_lmin) / 2
+ (Csb / ΣC)(V_hmax + V_lmin) / 2] / 2 …(5)
ここで、「(V_hmax+V_lmin)/2」は正極性書き込み期間HWP終了時のj列目のソースラインSLjの電圧およびj+1列目のソースラインSLj+1の電圧を近似的に表したものであり、実際には表示すべき画像によって値が変化する点に留意されたい。
VGhs = VGhwa - ΔV_hs …(6)
図4(C)に示すように、正極性書き込み期間HWPから休止期間SPへの切り替わり時の電位変動ΔV_hsにより、画素電位と共通電位Vcomとの電位差(画素容量に保持される電圧)が小さくなる。このため、正極性書き込み期間HWP後の休止期間SPでは、正極性書き込み期間HWPの終了時よりも表示輝度が低下する。なお、TFT111として酸化物TFTを用いた場合にはオフリーク電流が極めて小さいので、本実施形態の説明については、正極性休止期間では画素電位VGhsの値は変化しないものとする。
ΔV_ls = [(Csa / ΣC)(V_lmax + V_hmin) / 2
+ (Csb / ΣC)(V_lmax + V_hmin) / 2] / 2 …(7)
ここで、「(V_lmax+V_hmin)/2」は負極性書き込み期間LWP終了時のj列目のソースラインSLjの電圧およびj+1列目のソースラインSLj+1の電圧を近似的に表したものであり、実際には表示すべき画像によって値が変化する点に留意されたい。
VGls = VGlwa - ΔV_ls …(8)
図4(C)に示すように、負極性書き込み期間LWPから休止期間SPへの切り替わり時の画素電位の変動ΔV_lsにより、画素電位と共通電位Vcomとの電位差が大きくなる。このため、負極性書き込み期間LWP後の休止期間SPでは、負極性書き込み期間LWPの終了時よりも表示輝度が上昇する。なお、TFT111として酸化物TFTを用いた場合にはオフリーク電流が極めて小さいので、本実施形態の説明については、負極性休止期間では画素電位VGlsの値は変化しないものとする。
図6は、本実施形態に係る液晶表示装置10により得られる表示輝度について説明するための図である。より詳細には、図6(A)はソースラインSLjの電圧(データ電圧)を示す波形図であり、図6(B)はソースラインSLjに対応するi行j列目の画素形成部110における画素電位を示す波形図であり、図6(C)はi行j列目の画素形成部110における表示輝度を示す波形図である。図6(A)〜図6(C)では、図4(A)〜図4(C)と同様に、図3(A)〜図3(C)に示すフリッカパターンを表示させるものとしている。図6(C)に示す表示輝度は、図6(B)に示す画素電位と共通電位Vcomとの電位差に応じて変化する。なお、図6(B)に示す共通電位Vcomの値は単なる例示であり、当該値に限定されるものではない。なお、上記従来の液晶表示装置の動作と共通する部分(特に各書き込み期間での動作)については、適宜説明を省略する。上述のように、各フレーム期間の長さは200msであり、書き込み期間の長さは16.7ms、休止期間の長さは183.3msである。すなわち、リフレッシュレートは5Hzである。なお、休止期間SPが各書き込み期間以上の長さであれば良く、各期間の長さおよびリフレッシュレートはここで示す例に限定されるものではない。
V_m = (V_hmax + V_lmax + V_hmin + V_lmin) / 4 …(9)
V_m = (V_hmax + V_lmax) / 2 …(10)
V_m = (V_hmin + V_lmin) / 2 …(11)
ΔV_hs = [(Csa / ΣC)[(V_hmax + V_lmin) / 2 - V_m]
+ (Csb / ΣC)[(V_hmax + V_lmin) / 2 - V_m]] / 2 …(12)
これにより、本実施形態における正極性休止期間の画素電位VGhsは、従来例に比べて正極性書き込み後の平均画素電位VGhwaに近い値になる。
ΔV_ls = [(Csa / ΣC)[(V_lmax + V_hmin) / 2 - V_m]
+ (Csb / ΣC)[(V_lmax + V_hmin) / 2 - V_m] ] / 2 …(13)
これにより、本実施形態における負極性休止期間の画素電位VGlsは、従来例に比べて負極性書き込み後の平均画素電位VGlwaに近い値になる。なお、上記第1〜第4休止期間用電圧のいずれかを用いた場合、ΔV_hsとΔV_lsとは典型的には互いに異符号になる。ただし、最大階調正極性電圧V_hmax、最大階調負極性電圧V_lmax、最小階調正極性電圧V_hmin、および最小階調負極性電圧V_lminの設定などによってはΔV_hsとΔV_lsとが互いに同符号となる場合もある点に留意されたい。
本実施形態によれば、低周波駆動モードの休止期間SPにおいて、休止期間用電圧V_mが各ソースラインに供給される。このため、主として第2,第3寄生容量Csa,Csbの存在により、各書き込み期間から休止期間SPへの切り替わり時に生じる画素電位の変動は次のようになる。休止期間SPにおけるソースラインの電圧が休止期間用電圧V_mになることにより、正極性書き込み期間HWPから休止期間SPへの切り替わり時のj列目のソースラインSLjおよびj+1列目のソースラインSLj+1のそれぞれの電位変動が従来例に比べて小さくなる。このため、正極性書き込み期間HWPから休止期間SPへの切り替わり時の画素電位の変動ΔV_hsが従来例に比べて小さくなる。これにより、休止期間SPにおける表示輝度と次フレーム期間の負極性書き込み期間LWPにおける表示輝度との差が従来よりも小さくなる。したがって、正極性書き込み期間HWPを含むフレーム期間から負極性書き込み期間LWPを含むフレーム期間への切り替わり時に生じるフリッカが従来例に比べて抑制される。また、休止期間SPにおけるソースラインの電圧が休止期間用電圧V_mになることにより、負極性書き込み期間LWPから休止期間SPへの切り替わり時のj列目のソースラインSLjおよびj+1列目のソースラインSLj+1のそれぞれが従来例に比べて小さくなる。このため、負極性書き込み期間LWPから休止期間SPへの切り替わり時の画素電位の変動ΔV_lsが従来例に比べて小さくなる。これにより、休止期間SPにおける表示輝度と次フレーム期間の正極性書き込み期間HWPにおける表示輝度との差が従来よりも小さくなる。したがって、負極性書き込み期間LWPを含むフレーム期間から正極性書き込み期間HWPを含むフレーム期間への切り替わり時に生じるフリッカも従来例に比べて抑制される。以上のようにして、表示品位の低下を従来例に比べて抑制できる。
<2.1 動作概要>
本発明の第2の実施形態に係る液晶表示装置10は、低周波駆動モードと通常駆動モードとを切り替え可能に構成されている。なお、本実施形態に係る液晶表示装置10の基本的な構成は上記第1の実施形態におけるものと同様であり、本実施形態の構成要素のうち上記第1の実施形態と同一の要素については、同一の参照符号を付して適宜説明を省略する。低周波駆動モードと通常駆動モードとの切り替えは、表示制御回路200が制御する。低周波駆動モードにおいて、表示制御回路200は、上述の書き込み期間での動作と休止期間での動作とを1フレーム期間を周期として繰り返す。一方、通常駆動モードにおいて、表示制御回路200は、上述の書き込み期間での動作を1フレーム期間を周期として繰り返す。なお、通常駆動モードでは、表示制御回路200は切り替え信号SWを出力しなくても良い。
ところで、従来例で低周波駆動を行う場合、上述のように、書き込み期間から休止期間SPへの切り替わり時に比較的大きな電位変動(ΔV_hs,ΔV_ls)が存在するために、休止期間SPでの画素電位は書き込み期間におけるものと大きく異なる値になる。一方、通常駆動を行う場合には、上述のような書き込み期間から休止期間SPへの切り替わり時の電位変動は存在しない。このため、従来例が低周波駆動モードと通常駆動モードとを切り替え可能となっている場合、低周波駆動モードに適した共通電位および通常駆動モードに適した共通電位は互いに異なる値になる。仮に、低周波駆動モードと通常駆動モードとで同じ値の共通電位を用いるとすると、表示品位の低下を招くことになる。なお、共通電位の切り替えは、例えば表示制御回路200により制御される。
Vcomn = [(V_hmax - ΔVgd) + (V_lmax - ΔVgd)] / 2
= (V_hmax + V_lmax) / 2 - ΔVgd …(14)
ΔVmod = (Vcomn - Vcomlw)(WP / F) + (Vcomn - Vcomls)(SP / F) …(15)
ここで、Vcomlw,Vcomlsはそれぞれ書き込み期間および休止期間SPにおける低周波共通電位を表し、WPは書き込み期間の長さを表し、Fは1フレーム期間の長さを表す。なお、通常駆動モードにおける書き込み期間と低周波駆動モードにおける書き込み期間とでは、駆動周波数のみが互いに異なり、フィールドスルー電圧ΔVgdは互いに同じ値になる。このため、式(15)は次式(16)に書き換えられる。
ΔVmod = (Vcomn - Vcomls)(SP / F) …(16)
Vcomn - Vcomls = (ΔV_hs + ΔV_ls) / 2 …(17)
ここで、ΔV_hsは上記式(5)で与えられ、ΔV_lsは上記式(7)で与えられるので、式(17)は次式(18)に書き換えられる。
Vcomn - Vcomls = [(Csa / 2ΣC)(V_hmax + V_lmax + V_hmin + V_lmin)
+ (Csb / 2ΣC)(V_hmax + V_lmax + V_hmin + V_lmin)] / 2
= (V_hmax + V_lmax + V_hmin + V_lmin)(Csa + Csb) / 4ΣC
…(18)
ΔVmod = (V_hmax + V_lmax + V_hmin + V_lmin)(Csa + Csb)(SP / F) / 4ΣC …(19)
式(19)に示す通りΔVmodは0でないので、従来例では、通常共通電位Vcomnと低周波共通電位Vcomlとを互いに別の値に設定する必要がある。この場合、単一の共通電位を用いる場合に比べて回路構成が複雑になる。
図9は、本実施形態に係る液晶表示装置10の通常駆動モードでの動作について説明するための図である。より詳細には、図9(A)はソースラインSLjの電圧(データ電圧)を示す波形図であり、図9(B)はソースラインSLjに対応するi行j列目の画素形成部110における画素電位を示す波形図である。図9(A)および図9(B)に示すように、本実施形態におけるソースラインSLjの電圧を示す波形およびソースラインSLjに対応するi行j列目の画素形成部110における画素電位を示す波形のそれぞれは従来例におけるものと同様である。しかしながら、図9(B)に示すように、本実施形態では低周波駆動モードおよび通常駆動モードの双方で互いに同じ値の共通電位Vcomが用いられる。なお、本実施形態における低周波駆動モードでの動作は上記第1の実施形態におけるものと同様である。
Vcomn - Vcomls
= [(Csa / 2ΣC)[(V_hmax + V_lmax + V_hmin + V_lmin) - 4V_m]
+ (Csb / 2ΣC)[(V_hmax + V_lmax + V_hmin + V_lmin) - 4V_m] / 2
= (V_hmax + V_lmax + V_hmin + V_lmin - 4V_m)(Csa + Csb) / 4ΣC
…(20)
本実施形態によれば、低周波駆動モードと通常駆動モードとを切り替え可能な液晶表示装置10において、低周波駆動モードと通常駆動モードとで共通電位が同じ値になるので、駆動モードの切り替えに応じて共通電位を切り替える必要がない。このため、表示品位の低下を簡易な構成で抑制できる。
<3.1 ソースドライバの構成>
図10は、本発明の第3の実施形態におけるソースドライバ300の構成について説明するためのブロック図である。本実施形態に係る液晶表示装置10は、表示制御回路200からソースドライバ300に、休止期間用電圧V_mを示す休止期間用電圧信号VMを供給するように構成されている。なお、他の構成については、上記第1の実施形態におけるものと同様であるので説明を省略する。本実施形態は、上記第1の実施形態および第2の実施形態のいずれとも組み合わせて用いることができる。
本実施形態によれば、第6,第7端子IT6,IT7および電圧切り替え回路360を備えるソースドライバ300を用いて、上記第1の実施形態または第2の実施形態と同様の効果を奏することができる。
上記各実施形態では、ノーマリブラック方式を採用するものとして説明したが、ノーマリホワイト方式を採用しても良い。この場合、上記説明において、最大階調正極性電圧V_hmaxと最小階調正極性電圧V_hminとを入れ替え、且つ最大階調負極性電圧V_lmaxと最小階調負極性電圧V_lminとを入れ替えることより、同様の議論が成り立つ。また、上記各実施形態ではフリッカパターンを表示させる例を挙げて説明したが、その他の表示を行う場合であっても上述の効果が得られる。その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で上記各実施形態を種々変形して実施することができる。
100…液晶表示部
110…画素形成部
111…TFT(薄膜トランジスタ)
112…画素電極
113…共通電極
200…表示制御回路
300…ソースドライバ(データ線駆動回路)
360…電圧切り替え回路
400…ゲートドライバ(走査線駆動回路)
500…共通電位供給回路
600…基準電圧生成回路
SLj(j=1〜n)…ソースライン(データ線)
GLi(i=1〜m)…ゲートライン(走査線)
Clc…液晶容量
Cst…補助容量
Cgd…第1寄生容量
Csa…第2寄生容量
Csb…第3寄生容量
IT1〜IT8…第1〜第8入力端子
OT1〜OTn…第1〜第n出力端子
POL…極性信号
SW…切り替え信号
V_hmax…最大階調正極性電圧
V_hmin…最小階調正極性電圧
V_lmax…最大階調負極性電圧
V_lmin…最小階調負極性電圧
V_m…休止期間用電圧
VM…休止期間用電圧信号
F…フレーム期間
HWP…正極性書き込み期間
LWP…負極性書き込み期間
SP…休止期間
Claims (8)
- 複数の走査線が順次選択される書き込み期間と、前記書き込み期間以上の長さであり且つ前記複数の走査線のいずれもが非選択状態となる休止期間とが、前記書き込み期間と前記休止期間とからなる第1駆動フレーム期間を周期として交互に現れる第1駆動モードで液晶表示部を駆動可能な液晶表示装置であって、
複数のデータ線と、前記複数の走査線と、前記複数のデータ線と前記複数の走査線とに対応してマトリクス状に配置された複数の画素電極と、前記複数の画素電極に対応して設けられた共通電極とを含む前記液晶表示部と、
前記複数のデータ線を介して前記複数の画素電極にデータ信号を与え、前記書き込み期間毎に前記データ信号の極性を反転させるデータ線駆動回路と、
前記複数の走査線を駆動する走査線駆動回路とを備え、
前記データ線駆動回路は、
前記書き込み期間において、複数の正極性の階調電圧のいずれかまたは複数の負極性の階調電圧のいずれかを前記データ信号の電圧とし、
前記休止期間において、前記データ信号の電圧を、前記複数の正極性の階調電圧の中の最大階調を示す階調電圧と前記複数の負極性の階調電圧の中の最大階調を示す階調電圧との平均値とすることを特徴とする、液晶表示装置。 - 前記データ線駆動回路および前記走査線駆動回路を制御し、前記書き込み期間からなる第2駆動フレーム期間を周期とする第2駆動モードと前記第1駆動モードとを切り替える表示制御回路をさらに備えることを特徴とする、請求項1に記載の液晶表示装置。
- 前記共通電極に共通電位を与える共通電位供給回路をさらに備え、
前記共通電位供給回路は、前記第1駆動モードと前記第2駆動モードとで前記共通電位を互いに同じ値にすることを特徴とする、請求項2に記載の液晶表示装置。 - 前記データ線駆動回路は、前記休止期間におけるデータ信号の電圧を示す休止期間用電圧信号を受け取るための第1端子と、前記書き込み期間と前記休止期間との切り替えを示す切り替え信号を受け取るための第2端子とを含むことを特徴とする、請求項1に記載の液晶表示装置。
- 前記第1端子および前記第2端子にそれぞれ前記休止期間用電圧信号および前記切り替え信号を与え、前記データ線駆動回路および前記走査線駆動回路を制御する表示制御回路をさらに備えることを特徴とする、請求項4に記載の液晶表示装置。
- 前記液晶表示部は、各画素電極と当該画素電極に対応するデータ線とを互いに接続し且つチャネル層が酸化物半導体により形成された薄膜トランジスタをさらに含むことを特徴とする、請求項1から5までのいずれか1項に記載の液晶表示装置。
- 複数のデータ線と、前記複数の走査線と、前記複数のデータ線と前記複数の走査線とに対応してマトリクス状に配置された複数の画素電極と、前記複数の画素電極に対応して設けられた共通電極とを含む液晶表示部を備え、前記複数の走査線が順次選択される書き込み期間と、前記書き込み期間以上の長さであり且つ前記複数の走査線のいずれもが非選択状態となる休止期間とが、前記書き込み期間と前記休止期間とからなる第1駆動フレーム期間を周期として交互に現れる第1駆動モードで液晶表示部を駆動可能な液晶表示装置で使用され、前記複数のデータ線を介して前記複数の画素電極にデータ信号を与え、前記書き込み期間毎に前記データ信号の極性を反転させるデータ線駆動回路であって、
前記休止期間におけるデータ信号の電圧を示す休止期間用電圧信号を受け取るための第1端子と、
前記書き込み期間と前記休止期間との切り替えを示す切り替え信号を受け取るための第2端子と、
前記切り替え信号に基づき、前記書き込み期間において、複数の正極性の階調電圧のいずれかまたは複数の負極性の階調電圧のいずれかを前記データ信号の電圧とし、前記休止期間において、前記休止期間用電圧信号が示す電圧を前記データ信号の電圧とする電圧切り替え回路とを備え、
前記休止期間用電圧信号が示す電圧は、前記複数の正極性の階調電圧の中の最大階調を示す階調電圧と前記複数の負極性の階調電圧の中の最大階調を示す階調電圧との平均値であることを特徴とする、データ線駆動回路。 - 複数のデータ線と、複数の走査線と、前記複数のデータ線と前記複数の走査線とに対応してマトリクス状に配置された複数の画素電極と、前記複数の画素電極に対応して設けられた共通電極とを含む液晶表示部を備え、前記複数の走査線が順次選択される書き込み期間と、前記書き込み期間以上の長さであり且つ前記複数の走査線のいずれもが非選択状態となる休止期間とが、前記書き込み期間と前記休止期間とからなる第1駆動フレーム期間を周期として交互に現れる第1駆動モードで液晶表示部を駆動可能な液晶表示装置の駆動方法であって、
前記複数のデータ線を介して前記複数の画素電極にデータ信号を与え、前記書き込み期間毎に前記データ信号の極性を反転させるデータ線駆動ステップを備え、
前記データ線駆動ステップは、
前記書き込み期間において、複数の正極性の階調電圧のいずれかまたは複数の負極性の階調電圧のいずれかを前記データ信号の電圧とするステップと、
前記休止期間において、前記データ信号の電圧を、前記複数の正極性の階調電圧の中の最大階調を示す階調電圧と前記複数の負極性の階調電圧の中の最大階調を示す階調電圧との平均値とするステップとを含むことを特徴とする、駆動方法。
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